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アリアンロッドRPG
――母なる大地エリンディル。
4つの時代と3つの滅びを越え、この世界は平和な時代を迎えていた。
しかし妖魔達は滅びていなかった。魔族や邪神を蘇らせるべく彼等は再び活動を開始する。
――そんな世界で、自らの危険をかえりみない者達がいた。
世界の謎を、精霊の謎を、そして神々の手がかりを求めて冒険する者達――そう冒険者が!!!


みっしょん03:

ヴァンパイア・ハンター


◆PrePlay01◆レベルアップを申告して下さい

GM:ではアリアンロッドキャンペーン第三話を始めます!
マーナル:始めましょう!
フェイ:なんでそんなに元気なんだよ?
マーナル:はっはっはっ、毒液の禁断症状で前回の最後は散々虐められましたからね。でも街に戻ってその症状も回復、それで元気なのです!
オルフィ:ってか、それってあんたが裏切るからいけないんじゃないのよ!
一同:『まったくだ』(笑)
マーナル:過去の事は忘れました。さぁ成長申告を皆さんどうぞ! ちなみに私は成長しません。
フェイ:俺も無いなぁ。2Lvのままだわ。
オルフィ:私も無理。
ザハッド:俺は総合2Lvになった。≪ダガーマスタリー≫と≪フェイント≫を取得した。もう少し前線で戦える方がきっとこのギルドなら役に立ちそうだしな。
ルイ:僕は≪ホーリーウェポン≫と≪ディスコード≫を覚えました。
GM:わかりました。これで全員2Lv、多少はやっかいな敵でも大丈夫ですね。
フェイ:マーナルよりやっかいな敵はいないから大丈夫さ(笑)
オルフィ:うん、その通り(笑)
マーナル:保護者なのに……私、保護者なのに……。
ザハッド:いや保護者は普通、子供を裏切ったりはしないだろう(一同爆笑)

◆PrePlay02◆キャラクター紹介

フェイ=スレニオン
メインクラス :ウォーリア
サポートクラス:サムライ
年齢:17  性別:男  種族:ヒューリンとヴァーナ(猫族)のハーフ
レベル:2  フェイト:5  HP:37  MP:29

種族スキル:≪ハーフブラッド(アクロバット)≫
ウォーリアスキル:
≪ボルテクスアタック≫1/≪インヴィジブルアタック≫1/≪バッシュ≫1/≪オートガード≫1
サムライスキル:
≪トルネードブラスト≫1/≪スピリット・オブ・サムライ≫1/≪カタナマスタリー≫1

備考:
  かつてモンスターばかりが棲む孤島で唯一の人間として育った。しかし今より15年前、<至高の皇帝>ギルドにより孤島から人間世界へ連れ出される。孤島から一緒に付いてきたポメロのソイを何より大事にする。
すごい冒険者になる事を夢見ているが、17歳には思えない程言動/行動がアレな少年。オルフィの幼馴染。



オルフィ=メイヨール
メインクラス :シーフ
サポートクラス:サモナー
年齢:15  性別:女  種族:ヒューリン
レベル:2  フェイト:7  HP:27  MP:39(+20)

種族スキル:≪プロヴィデンス≫
シーフスキル:
≪ファインドトラップ≫1/≪ヴィジランテ≫1/≪リムーヴトラップ≫1
サモナースキル:
≪ファミリア≫1/≪サモン・ファーブニル≫1/≪サモン・アラクネ≫1/≪ブラッド・パクト≫1

備考:
  <至高の皇帝>ギルドマスターであるハディス=メイヨール(通称"皇帝")の実の娘。なにやら秘密を知ってしまい皇帝右腕の錬金術師の策謀でフェイと共に街に置き去りにされる。フェイとは幼馴染である。
ヒロイン目指して頑張っているが、頑張っているのはもっぱらツッコミとの噂。フェイの事が気になっている?



マーナル=ファゾル
メインクラス :メイジ
サポートクラス:メイジ
年齢:27  性別:男  種族:ドゥアン(天翼族)
レベル:2  フェイト:5  HP:28  MP:41

種族スキル:≪ウィング≫
メイジスキル:
≪マジックフォージ≫2/≪マジックブラスト≫1/≪ファイアボルト≫2/≪コンセントレイション≫1/≪エアリアルウェポン≫1

備考:
  大金持ちを養父に持ったフェイとオルフィの兄的保護者……なのだが、家が没落してお金に困り出してから性格が破綻、金銭至上主義者と化す。美形な羽持ちで天使と見紛うばかりなのが勿体無い。
いつか金の為なら仲間を売りそうである……と思っていたら、先日本当に仲間を売っていた。



ルフィオ・ラ・ラファ・カーナ
メインクラス :アコライト
サポートクラス:バード
年齢:13  性別:男  種族:エルダナーン
レベル:2  フェイト:5  HP:29  MP:33

種族スキル:≪フォティテュード≫
アコライトスキル:
≪ヒール≫1/≪プロテクション≫1/≪ブレッシング≫1/≪ホーリーウェポン≫1
バードスキル:
≪ジョイフルジョイフル≫1/≪カノン≫1/≪ディスコード≫1

備考:
  通称ルイ。小さい頃父親を殺されその復讐の為に旅をしている少年。本人談だか可愛い系らしい。父を殺した相手については"双頭の蛇"という単語しか知らない。意外としっかりしている13歳。
最年少ながら一番現実が見えているパーティーのブレイン。復讐の事は冷静に忘れずにいるらしい。



ザハッド=フィアレス
メインクラス :ウォーリア
サポートクラス:シーフ
年齢:29  性別:男  種族:ヴァーナ(狼族)
レベル:2  フェイト:5  HP:34  MP:29

種族スキル:≪オーバーパス≫
ウォーリアスキル:
≪ボルテクスアタック≫1/≪インヴィジブルアタック≫1/≪ブランディッシュ≫1
シーフスキル:
≪ファインドトラップ≫1/≪アンビデクスタリティ≫1/≪ダガーマスタリー≫1/≪フェイント≫1

備考:
  双頭の蛇を模したマークを持つアサシンギルドに昔は所属していた……が正義に目覚めて勝手に脱会。今は追われる身なれど、人助けをしようと冒険者になる。マーナルとは仕事関係で顔見知りらしい。
寡黙で大人な冒険者。さりげなく場の空気を読んで行動する辺りも大人である。とにかく大人。

◆Opening01◆そろそろ普通に冒険者

ゴブリン退治から帰ってきて数日、マーナルとルイの飲んだ薬の副作用もすっかり抜けて、『碧い烈風』のメンバーもそろそろ次の依頼を受けたいところ……――
マーナル:さぁ、今日も今日とて依頼所に行きましょうか!
ルイ:おー!
ザハッド:………………。
フェイ:ねぇオルフィ、ギルドって解消できないのかなぁ?
オルフィ:神殿で聞いてみる?
マーナル:何のっけから仲間割れな会話をしているのですか2人とも!(笑)
フェイ:前回誰が裏切ったやらー?
オルフィ:もう忘れちゃったのかなぁ? 誰かさんが裏切ったことを〜〜――ペシペシ。
マーナル:痛い痛い……何を仰りますか! 私はちゃんと敵のボスを不意打ちしたじゃないですか!
オルフィ:まだ言うか、ゲシゲシッ!(笑)
マーナル:痛い! 痛いですって!(笑)
ルイ:ねぇ、もう依頼所行くよ〜?

GM:では依頼所です――「ギルドスキルは役に立ちましたか?」――とフィリアが聞いてきます。
フェイ:さりげなく強かったぞ(笑)
GM:「それは良かったです。ギルドを結成している方だけの得点ですから、これからも冒険頑張って下さいね!」
フェイ:おう、任せとけ!
オルフィ:ところで……ギルドを解散するにはどうすればいいの?(一同笑)
GM:「えっと……ギルドの解散ですか?」
フェイ:正確には1人を脱会さえたいんだ(笑)
マーナル:フィリアさん、お気になさらずに…子供のたわごとですから。それより依頼の方ですが、とりあえず依頼料の高いものはありますか?
GM:「ありますよ。ザーマス=ポストさんからのネコ探し依頼が報酬1500Gまで上がっていますね」
ザハッド:無駄だな(笑)
マーナル:ここまで来ると真実を言った方が良いのか……とか思いますね。
ザハッド:じゃあ言うか?
マーナル:いえ、我々が違約金払うことになるからやめましょう。
ルイ:他には?
GM:「他の依頼は……『逃げた何かを捕まえて欲しい』と言うのがありますね。神殿がらみの依頼です」――依頼料は500Gです。
マーナル:他には?
GM:「700Gのがありますね」
マーナル:おお!?
GM:「『吸血鬼退治』です」
ザハッド:やろう。正義の依頼だ(笑)
ルイ:ぼくたちってヴァンパイアハンターだっけ?
マーナル:依頼料的にこれしかありません。
フェイ:まぁ、ちょっと敵のレベルが強い気もするけど……どうするソイ?
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪』――と好意的だ。
オルフィ:ま、敵が吸血鬼じゃマーナルも裏切らないだろうし、いいんじゃない?
マーナル:判断基準がなぜそこ……
ザハッド:気にするな。どちらかと言うと、子供達は敵にかまれて吸血鬼になる可能性があるから気をつけろ。
オルフィ&フェイ:『そうか!!!』
ルイ:思いっきりかぶったね(笑)
フェイ:オルフィ、これはもしかして素晴らしい依頼じゃないかな?
オルフィ:考えている事は同じね(笑) この依頼を受けましょう!
フェイ&オルフィ:『フフフフフフ……』
マーナル:え〜〜と……なぜ、2人は殺気満々で私を見るのでしょう?(笑)
フェイ:マーナルが吸血鬼に噛まれても心配しないでいいから。
オルフィ:うん、マーナルの事は責任を持って私達が処理するわ。どっちかっていうと、なにも考えずに吸血鬼にかまれなさい(笑)
マーナル:なんというか……合理的に殺人を犯そうとするチャイルズがここに(笑)

◆Opening02◆吸血鬼を求めて

吸血鬼の被害を受けている村へ向かう一行。それぞれ新しい鎧や、ポーションなどのアイテムを買い込みつつ――
ザハッド:さぁ新しい鎧も買ったし準備は終了だ。
ルイ:ぼくもポーション買っておいた。
マーナル:私は役に立つものを買いましょう……よし、野営道具を買いました!
オルフィ:え? マーナルって冒険者セット持ってたよね? 野営道具って冒険者セットに入ってるじゃん(笑)
マーナル:なんですと!? ああ、本当に……ダブリました(一同爆笑)
フェイ:それでもあんた保護者か(笑)
オルフィ:頭悪すぎだよ! さりげにPLが素で間違えているのがたち悪い(笑)
マーナル:野営道具の中身を見たら本当に驚きました――あ、あれ? 野営道具が2つもある(笑)
そんなこんなで……
GM:では出発です。10日ほどかかるのですが……普通に行くと考えて、ギルド全体で100Gかかるかな? 誰か払ってね。
マーナル:私は50Gしかありません。ザハッドは?
ザハッド:15Gだ(笑)
フェイ:俺は235Gあるよ?
ルイ:ぼく225G(笑)
オルフィ:250G(笑)
マーナル:なんで子供達の方が金持ちなのです!
フェイ:使い道無いし。ポーションもエーテルも買ってないからなぁ。
ルイ:無駄使いしないし。
オルフィ:買い物してもマーナルに払わせてるし。
それはどうかと思う(笑)
マーナル:そんなの許しません! 保護者の私が全部預かります!
フェイ:そう言って帰ってきた試しは無い!
オルフィ:そうよ、今までマーナルに預けてたウン年分のお年玉を返してよ?
マーナル:ああ、あれはちゃんと貯金してありますから安心して下さい(一同爆笑)
ザハッド:(テープレコーダーに近づいて)「良い子のみんなはちゃんとお年玉を自分で保管するんだぞ?」
マーナル:誰に言っているんです?(笑)
オルフィ:マーナルだけじゃ払え無さそうだし、今回は頭割りで1人20G払いましょう。
一同:『りょうかーい』
ザハッド:………………。
GM:どうしましたザハッド?
ザハッド:シーブズツールを売って良いか?(一同爆笑)
マーナル:ザハッドの分は私が払います。
ザハッド:すまないマーナル。
マーナル:いえ、というよりシーフなのですから商売道具を売る癖直して下さい(笑)

◆Middle01◆寂れた村

依頼を出した村に着くと空はどんよりと曇り、風は生暖かく頬を撫でて行く。家々の扉と窓はぴったりと閉められ、被害の深刻さをヒシヒシと一行に伝えるのだった。
GM:――と、そんな村です。ソイもフェイの頭の上でビビっています。
フェイ:うぉ…心配するなソイ、俺がついてるぞ!
オルフィ:ああ! ここはヒロインどころ!!(笑) フェイに近づきつつ――ねぇフェイ、なんかこの村怖いね?
フェイ:ソイを高い高いしてる――たかい♪ たか〜い♪(一同笑)
オルフィ:パッコーン! ……キラーン☆
フェイ:ああ、ソイが星に!?(笑)
ルイ:あの……お約束してないで依頼主の所へ行きましょうよ?
ザハッド:では行ったという事で。
GM:了解です。
………………………………………………………………………………………………
GM:では依頼主である村長さんの家に付きました。村長は1人暮らしでとりあえず居間に案内して、お茶ぐらい出してくれます――「すでに村者達が何人も犠牲になっているのじゃ……」
フェイ:おお、村長はお爺さん(笑)
オルフィ:髭が生えているわね(笑)
マーナル:かなり貯め込んでるはずです(一同爆笑)
ザハッド:マーナル、今の発言はギリギリだ。
マーナル:ああ、申し訳ありません。危ないところでした(笑)
どーみてもアウトである。
ルイ:どんな人が襲われるの?
GM:「(オルフィを指差し)――無論、若くて……女の子じゃ」
オルフィ:ちょっと! そこは普通、『若くて綺麗な女の子』って繋がるところでしょうが! 今、わざと抜いたわね!!(笑)
フェイ:はっはっはっ正しいじゃないか(笑)
オルフィ:ビシンッ! と回し蹴りをフェイの頭に。
フェイ:壁に吹っ飛びました……。
ルイ:じゃあオルフィさんより、可愛いぼくみたいな男の子とかは?
オルフィ:ホッペを引っ張るわよ――よりって何よ、よりって。
ルイ:え゛〜っど(笑)
オルフィ:あんた今、確実に確信犯だったでしょう? ええ? 何とか言いなさいよ?――ぎゅむ〜(笑)
ルイ:びょーばんべず(冗談です)(笑)
GM:「ちなみに男の被害は無いぞ。子供も含めてな」
ザハッド:場所は?
GM:「森の中しかわかっておらんのじゃ」
ザハッド:一応、具体的な人数を教えて欲しい。
GM:「若い娘が4人と、探しに行った狩人が2人じゃ」――ちなみに、狩人の強さはゲーム的に言うと2人とも2レベルだったらしい。
フェイ:やっぱり敵は強めかなぁ。
GM:「この村で滞在する時は、わしの家を使ってくれ。今じゃ一人身で部屋は沢山余っているからのう」
オルフィ:ありがとう御座います。
GM:「では宜しく頼みますじゃ」……と村長さんは部屋から出て行きます。

◆Middle02◆囮作戦

とりあえず今後の作戦会議と、村長宅の居間へ居座って話し出す一行だが……
フェイ:さ、どうやってヴァンパイアをやっつけようか?
ザハッド:その前に、どこにいるか探す方が先決だろう。
フェイ:え? 森にいるんじゃないの?
ザハッド:いや、森のどこにいるか……が解らん。
ルイ:GM、村長さんは村の付近に怪しい洋館があったとか廃屋があったとか、そういう話はしてなかった?
GM:そういう話は無いね。ただ、村の北の森の奥では「いつ行っても濃い霧が出ていて危険な場所がある」って注意だけはしてくれます。
一同:『そこだ!』
オルフィ:でも、霧が濃いんじゃやっぱり見つけられないんじゃない?
マーナル:ここはアレです、囮作戦です! 向こうに見つけてもらえばいいのです。
フェイ:おお、マーナル頭良い(笑)
GM:………………。
その時GMは思った……『囮? そんな事する必要ないんだけどなぁ……』
ザハッド:その案が妥当だろうな。
ルイ:それで行きましょう!
フェイ:じゃあ囮はオルフィで(笑)
オルフィ:絶対にヤダ(即答)
フェイ:言うと思った。
マーナル:しかたありません……依頼のためです。私が女装して囮になります。
一同:『おお!!』
マーナル:ま、何も言わなくても、そういう流れになるのは目に見えてますし……よよよ(泣)
オルフィ:うん、その通り(一同爆笑)
GM:ではマーナルは【器用】で振って下さい。12以上なら綺麗な女性に女装できます。
マーナル:(コロコロ)……11。
GM:ほどほどに女?って感じです。
オルフィ:修正(コロコロ)……11(笑) 直らないわね。元が悪いから(笑)
マーナル:何を失礼な! これでもライフパス「眉目秀麗」の美男ですよ?
フェイ:今度、俺がやるぜ(コロコロ)……8(笑)
GM:ズビッっと下がりました。
ザハッド:女装など変装の技を応用すれば良いんだ(コロコロ)……13。見たか(笑)
GM:じゃあちゃんと女に見えます。
ルイ:マーナルさんを皆してオモチャにしてたよね(笑)
マーナル:ふふふ……――
オルフィ:どうしたのマーナル?
マーナル:私…キレイ?(一同大爆笑)
フェイ:マーナルが……マーナルがまた壊れた(笑)
マーナル:またとか言わないで下さい! せっかく気分出しているのですから!
ルイ:マーナルさん似合いすぎ(笑)
マーナル:当たり前です。私は美しいのですから(笑)
オルフィ:そう言えばさっき、ルイも自分の事"可愛い"とか言ってたわよね? それも私より可愛いって(笑)
ルイ:え゛……。
フェイ:よし、俺が描いてやろう(コロコロ)……8(一同笑)
ルイ:そ、それは別名イジメと言うのじゃ……。な、何するんですフェイさん!?
マーナル:私にまかせなさぁ〜い♪(コロコロ)……6(爆笑)
オルフィ:私も私も(笑)
ルイ:いいよ! じゃあ自分でやる!(コロコロ)……15(一同爆笑)
オルフィ:実はやる気満々じゃない(笑)
ルイ:そういうつもりじゃ……ありませんわ♪(一同大爆笑)
フェイ:ノリノリだーー(笑)
ザハッド:マーナルより似合っているしな。
マーナル:とはいえ……まだまだ子供、大人の色香には叶わないわね。キーーー!!(一同笑)
オルフィ:悔しがってるじゃない(笑)

◆Middle03◆囮作戦実行

囮作戦という事で、マーナルとルイが女装して他のメンバーと共に北の森付近へとやってくる一行。ちなみに、この辺からGMのシナリオが崩壊し始めていたのは内緒である……。
GM:では森の中です。全員【感知】で15以上振って下さい。
一同:『(コロコロ)……』
オルフィ:私だけ成功。
GM:オルフィだけはわかる、誰かに監視されているような感じがする。
オルフィ:まぁマーナルとルイがこんなじゃねぇ(笑)
ルイ:今は可愛い女の子だから変じゃないよ?
マーナル:私も美しい女性ですよ?(笑)
オルフィ:………………ザハッドさんにだけ言おう――警戒した方がいいかな?
ザハッド:いや、せっかく囮になっているんだ。ヘタにウロたえられて敵にバレるよりいいだろう。
オルフィ:じゃあこのままでいいか。
GM:と、その辺で霧が発生して視界が悪くなります。一寸先は霧って感じで何も見えなくなってきます。【幸運】判定で低かった人2名に、悪いことが起こります。
フェイ:(コロコロ)……11!
オルフィ:……14!
マーナル:私は6です。
ルイ:9だよ。
ザハッド:俺は8だ。
GM:なるほど……では、そこらで霧も晴れてきます。するとそこにはマーナルとルイがいない。
フェイ:ソイはいる?
GM:ちゃんとキミの頭の上にいます――『ソイッ♪ ソイッ♪』
フェイ:ふぅ……あ、オルフィ?
オルフィ:ん?
フェイ:マーナルとルイが迷子になったみたいだぞ?
ザハッド:そういえばいないな。
オルフィ:ルイ〜!
GM:反応はありません。
オルフィ:マーナル〜! 1G落ちてるよ〜〜?
マーナル:なんですとー!?(一同爆笑)
GM:いや、聞こえないから(笑) 森はし〜んとしてます。
オルフィ:本当だ……しょうがないなぁ。探そうか?

◆Middle04◆囚われの美女?

霧が晴れてくると、マーナルとルイはいつの間にか2人きりになっていた。
マーナル:みなさんがいませんわねぇ?
GM:そしていつの間にか、目の前には貴族の館のような立派な屋敷が建っています。
ルイ:あら? こんな所に素敵な洋館がありますわ?(笑)
マーナル:私達にぴったりですわね(笑)
ルイ:本当♪ あの窓辺に座って紅茶でも頂きたい気分ですわ?
マーナル:このお屋敷から、私達の冒険がはじまるのね……うふふふ(一同爆笑)
なぜか異様に盛り上がる2人。
フェイ:ブハァッ!!!(爆笑)
オルフィ:フェイ! ジュース噴出さない! キャラシーが汚れるでしょう(笑)
フェイ:だ、だって……いいのGM!? こんなシナリオなの!?
GM:もちろんですとも(断定)。
無論、そんなわけは無い。
この吸血鬼のシナリオは、ガチガチのダンジョンアタックであった。
  が、今更ダンジョンアタックにはできない……なんで女装なんて言い出すんだキミ達は……(笑)
ルイ:このお屋敷にはきっと素敵な出会いが待っているのですわ♪
マーナル:ええ、その通りに違いありませんわ。ああ…今から待ち遠しい!
ルイ:この胸の――
ザハッド:とりあえず早く館に入れよ(笑)
ルイ:確かに……さぁ入りましょう!
マーナル:ええ、そうですわね♪
GM:と、館の門の前には番犬のように犬がいます。しかしキミ等2人を見ると大人しくなります。
ルイ:まぁかわいらしい♪
マーナル:よしよし、いい子ねぇ♪
GM:ちなみに真っ赤な目をした黒い犬で、四肢と首にトゲ付きの首輪足輪をしており、その体は子牛ほどもあります。
フェイ:バーゲストじゃないか!(笑)
オルフィ:全然可愛くないって! 思いっきりエネミーじゃないの(笑)
ルイ:大人しいんですよね?
GM:大人しいね。頭を垂らして寝転がります。
ルイ:可愛〜い♪
マーナル:喉をなでで――ゴロゴロ〜♪
GM:炎吐いてみたり(笑)
ルイ:あ〜マーナルが燃えちゃったぁ? 駄目だぞぉイタズラしちゃぁ(笑)
マーナル:そうだぞぅ?……って、私をなぜ?(一同爆笑)
と、さらに犬?を可愛がる二人だが……
オルフィ:あんた達! いい加減館に入りなさいよ! ぜんぜん話が進まないじゃない!!(一同爆笑)
ツッコミの重要性を再確認する一行。
GM:では館に入ると、そこは左右に2階へ続く階段があり、真っ赤な絨毯が敷き詰められています。エントランスホールです。
ルイ:貴族の屋敷ですか?
GM:そんな感じですね。キミ達が全員入ると後ろで扉が自動的に閉まります。
ルイ:あら? ドアが閉まってしまいましたわ?
マーナル:まぁ、これでは帰れません。どうしましょう?(笑)
GM:と、低く渋い声が響きます――「心配ありませんよレディ達」
フェイ:吸血鬼だー(笑)
ザハッド:バレたら殺されるぞ(笑)
オルフィ:たぶん犬のエサにされるわよね(笑)
GM:ちなみに、キミ等の変装を【感知】で見破れるかやろう(コロコロ)……ファンブル。
フェイ:節穴だーーー!!(一同爆笑)
GM:片方の階段から30代の貴族風男性が降りて来ます。
ザハッド:なるべくバレないよう、黙っている事をアドヴァイスする。
マーナル&ルイ:『了解』
GM:ちなみにその貴族、ロマンスグレー入っている素敵なおじさんだ。
ルイ:まぁ! なんて素敵なお方!!(笑)
ザハッド:もうアドヴァイス無視かよ!(一同爆笑)
マーナル:私達、霧で迷ってしまいましたの、よければ一晩泊めていただけないかしら?
ザハッド:迷っているのは人生にだがな(笑)
的確である。
ルイ:ダンディーなおじ様ですもの……きっと泊まらせて下さいますわ?
マーナル:そうね、そうよね? 私とっても嬉しいわ(笑)
オルフィ:もう黙れ2人とも(一同爆笑)
――と、結局なんだかんだと言いながらも、森で霧が出てきて迷ってしまい。友人達とはぐれたと説明する2人。
GM:では貴族風の男はゆっくり頷いて――「レディ達の話は理解した。霧が晴れて友人方を探しに行けるようになるまで、この屋敷で休憩すると良い」
ルイ:まぁ♪
マーナル:さすがは……えっと――
GM:「私の名はカルロ=ボーロ男爵。男爵と呼んでくれるかな」
マーナル:はい、男爵様(笑)
GM:「では…」――パチン! と男爵は指を鳴らすと執事が現れてルイとマーナルの荷物を持ってくれます。
ルイ:ぼくは杖だけだしいいや――「大丈夫です。ありがとう」
GM:マーナルは?
マーナル:私も大丈夫です、ありがとう。
GM:って――待てぃ! お前はバトルアックス持ってただろうが!(一同爆笑)
オルフィ:きっと村に置いてきたのよ。
マーナル:いや、ちゃんと持ってきてますけど?
オルフィ:持ってるのか!!(笑)
フェイ:じゃあせめて隠せよ(笑)
GM:3+武器の重量を難易度に【器用】で判定して下さい。
マーナル:(コロコロ)……――
GM:「おや、レディにして少々重たい荷物のようだ。その"バトルアックス"は何かな?」
フェイ:ばれてるしーー!!(一同爆笑)
マーナル:これは亡き主人の遺品なのです。
フェイ:持ち歩くなー!(笑)
オルフィ:家に置いておきなさいよ!(笑)
いやはやまったくその通り。
GM:マーナルとルイは【感知】で振って下さい。難易度12ね。
マーナル:失敗。
ルイ:成功です。
GM:ではルイだけわかる。マーナルが男爵に疑われ始めています。もっとも、男爵はその素振りをすぐに隠すけどね。
ルイ:………………。

◆Middle05◆結局……

一方その頃――フェイ・オルフィ・ザハッドのシーン。
ザハッド:どうしたものかな。
フェイ:霧は?
GM:もう晴れたね。
オルフィ:2人ともいないしなぁ。
ザハッド:あれだな……女性(?)2人が攫われたのかもしれん。
フェイ:ああ! 女の人が先に狙われて、連れて行かれたって事か!
オルフィ:GM、ソイを掴んで思いっきりフェイの頭にぶつける! バコーン!!
GM:『ソイーーッ!?』――と飛んで行ってぶつかります。
フェイ:痛って! 何するんだやぶからぼうに!!
オルフィ:なんで私が無視されて、あの2人が連れて行かれるのよ!
フェイ:いいじゃないか! オルフィだって囮は嫌って言ってたジャンかよ!
オルフィ:それはそうだけど、なんか悔しいのよ!!!(一同爆笑)
オルフィも女の子である。
ザハッド:とはいえ、このままじゃ埒があかないだろう。
フェイ:じゃあ全員、攫われる格好するしかないんじゃない? 全員女装(笑)
ザハッド:それは……かなり嫌だんだが。
フェイ:俺とオルフィは女装するの問題無いけど?
オルフィ:ベシッ、なんで私を女装組にいれる?
フェイ:おおう!?(笑)
オルフィ:でもザハッドさん、この際仕方ないと思いますよ?
フェイ:そうそう、ソイもそう思うよなぁ?
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪』
フェイ:ほらね(笑) (コロコロ)……13で女装成功。
ザハッド:……しょうがないか……(コロコロ)……駄目だ。10しか出ていない。これじゃあバレるな(笑)
フェイ:直し直し(コロコロ)……ああ、10だった。
オルフィ:じゃあ私が(コロコロ)……ごめん、11が限界(笑)
ザハッド:び、微妙だな……。大丈夫か俺?
フェイ:兎に角、北へと進んでみよう。
………………………………………………………………………………………………
GM:さて皆さん、霧が出てきて視界を遮り出します。
ザハッド:来たか。
フェイ:そのまま進もう。
GM:ではいつの間にか霧を抜けて、目の前には立派な洋館が現れます。門の所には番犬がいます。
ザハッド:なぁ、戻っていいだろうか? 男の姿に。
フェイ:犬もいるし入ってからにしません?
ザハッド:………………。
オルフィ:(コロコロ)……10! 足跡ってある?
GM:ありますね。
マーナル:ヒールの跡ですけどね(一同爆笑)

◆Middle06◆紅茶を飲んで

カルロ男爵の執事に案内され、2階の客室へと連れてこられるマーナルとルイ。
GM:「どうぞ、おくつろぎ下さい」――と執事の老人は扉を占めて帰っていく。
マーナル:ありがとう――と見送ってから、窓のカーテンを少し開いて窓の外を見る。
GM:うっすらと霧が洋館を囲んでいます。
マーナル:まだ……霧が出ているわ。
ルイ:早く晴れると良いのに……。
オルフィ:何を2人は雰囲気たっぷりに(笑)
ザハッド:お前達……当初の目的を忘れているだろ(一同爆笑)
マーナル:あ、そういえば(笑)
ルイ:ロールプレイが面白くてつい(笑)
GM:と、ドアをトントン――さっきの執事のようだね。
マーナル:どうぞ?
GM:「失礼致します……お客人方、ゆっくりとお寛ぎ下さい。紅茶をお入れ致しました」
フェイ:毒だ! きっと毒だ(笑)
オルフィ:ああ、良く見たらこの2人! 前回に麻薬中毒になった2人じゃない!(一同爆笑)
ザハッド:いくらなんでも学習しているだろう(笑)
GM:紅茶からはかなり良い匂いがしており【精神】判定の難易度12ね。
マーナル:さすがに懲りました。フェイト使って(コロコロ)……成功!――これは飲まない方がよくってよ?(笑)
ルイ:(コロコロ)……失敗した――「うまい!!」ごくごく(一同爆笑)
オルフィ:早ッ!!(笑)
フェイ:もう飲んでるー!!
マーナル:私の忠告を無視ですかあなた!(笑)
オルフィ:学習して無いねぇ(笑)
ルイ:ぼくは紅茶を片手に、窓の外を眺めながら言うんです――早く……晴れたらいいのに……

◆Middle07◆そして館へと

フェイ達3人は意を決して館の中へと入って行った。そして全員が入りきったところで後ろで館の扉が自動的に閉まる。
ザハッド:やはり扉は閉じたか……。
GM:「おや、レディ達も迷ったのかな?」――と、階段を男爵が下りてきます。
ザハッド:バレそうなんでヒヤヒヤだ。顔を直視できん(笑)
GM:(コロコロ)……3人は【感知】15ね。
オルフィ:(コロコロ)……私だけ15!
GM:なんとなくフェイとザハッドを疑っているっぽい。
オルフィ:……どうしようかな…――あの実はこの2人、熱があるみたいなんです。
GM:「それは大変だ。すぐに別室を用意させよう」――パチンと指を鳴らす。いつの間にか、近くに執事さんがいます。
フェイ:ありがとうございます。
ザハッド:無言で。
オルフィ:じゃあ私も――
GM:「では、レディは客間へ案内しよう」――とオルフィに。
オルフィ:え!?
フェイ:まずい、ザハッドさん! って小声で(笑)
ザハッド:む。
フェイ:オルフィを1人にしたら何しでかすか、わかんないぞ!!(一同爆笑)
オルフィ:なんで私が心配じゃないのよ! バカー!! と飛び蹴りを両足でコメカミに!(笑)
ザハッド:何突っ込んでいるんだ! ばれるぞ!
一瞬の間のあと……――
オルフィ:私は女ダー!
ザハッド:いや、違う。いや違うく無いが(笑) 俺らの女装がバレるって意味だ!(笑)
オルフィ:あ……つい。
フェイ:動かなくなる……ごろごろピタ。
オルフィ:男爵は?
GM:「はっはっはっ元気なレディだ」(一同爆笑)
フェイ:気づいてないのかよ!(笑)

◆Middle07◆そして館へと

そして、オルフィは2階の客室へと連れて行かれ、フェイとザハッドは1階の部屋へ執事に案内される。
GM:フェイとザハッドはメイドや執事の共同部屋に案内されます。ベッドとかタンスとか沢山置いてあります。
フェイ:ソイはこっちでいいんだよね?
GM:フェイの頭の上にいます。
フェイ:OK!
GM:で、キミ等が入ると扉が勝手に閉まります――「それでは、おやすみなさいませ」
ザハッド:執事は?
GM:執事は部屋に入ってきません。
ザハッド:なんか……バレた気がするんだがな(笑)
GM:入った2人は危険感知してみて? 12ね。
フェイ:失敗
ザハッド:俺も失敗
GM:じゃあ2人は気が付きません。
2人:『?』
フェイ:そうだ! 今のうちに女装を直そう。ザハッドさんの直す! 俺のは13だったけど、ザハッドさんのは11だったし!
ザハッド:いや、無理だから良いって(笑)
フェイ:(コロコロ)……やった! 12で成功! ちょっと綺麗になった(笑)
ザハッド:こんな所でお色直ししてもなぁ(笑)
GM:と、そんな事をしている2人ですが、2人の傍で『じ〜っ』と見つめているワイトがいます。両手に抜き身の剣を持ったまま――『ぼ〜〜っ』と(一同爆笑)
フェイ:気が付けよ俺達!(笑)――いつから見てたんだ!!
GM:「…………今のうちに女装を直そう……って所からだな」
ザハッド:喋っただとう!?
フェイ:しかも…最初から見られてたー(一同爆笑)
GM:と、いうわけで最初の一発は遠慮なく攻撃させてもらいます。命中(コロコロ)……クリティカルでザハッドへ!
ザハッド:(コロコロ)……ぐっ、女装を直しているのを見られたせいか……あたった(笑)
GM:ダメージは18点!
ザハッド:11点来たか
GM:さらに連続攻撃(コロコロ)……命中17でザハッド!
ザハッド:あたる。
GM:(コロコロ)……今回は低い、14点。
ザハッド:まぁ生きてる。こんな姿で死ぬわけにはいかない!(笑)
GM:ちなみにワイトは幽霊貴族って感じの二刀流です。
ザハッド:だからバレてるって言ったんだ!――バサァっと服を脱いで女装解除だ!
フェイ:俺も脱ぐ! マーナルと一緒にされたくない!!
マーナル:失礼な!(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:戦闘です。ワイトのイニシアは13! こっちの方が早いからザハッドへ攻撃(コロコロ)……命中11と(コロコロ)……命中15。
ザハッド:(コロコロ)……両方回避だ!
GM:かわされた!?
ザハッド:男の姿になったからにはこっちのものだ!!
GM:逆にワイトが動揺した(笑)
ザハッド:≪インヴィジブルアタック≫≪フェイント≫(コロコロ)……高い方で命中14。
GM:(コロコロ)……回避した。
フェイ:なら俺が(コロコロ)……14!
GM:(コロコロ)……13で回避! 失敗か(笑)――「両方男!? 後で男爵様に怒られる!」
フェイ:ダメージ(コロコロ)……18点!
ザハッド:怒られるって……こいつが選別していたのか?
GM:その通り。
ザハッド:見る目ないな。
フェイ:オルフィに言っちゃおうか(笑)
GM:次の行動でワイトは窓を割って脱出します! 防ぐなら【敏捷】で勝負!
フェイ:(コロコロ)……ファンブル(笑)
ザハッド:(コロコロ)……12か。
GM:(コロコロ)……こっちは15で脱出成功です。
フェイ:逃げられた……。
ザハッド:まぁいい。どうせバレていたんだ今更気にする事もない。
フェイ:それもそっか。
ザハッド:さ、ここからが本番だ。さっさと回復して皆と合流するぞ。
フェイ:はい!

◆Middle08◆3人娘(?)

そして一方、客室では……――
GM:そうだ。紅茶を飲んだルイは【精神】判定15をしておいて下さい。
ルイ:(コロコロ)……10。
GM:じゃあすぐに変化はおきません。
ルイ:すぐに!?(笑)
GM:マーナルは【感知】12で。
マーナル:(コロコロ)……10。
GM:……ルイの口に牙が見え隠れしているなんて、マーナルはまったく気が付きません。
ルイ:紅茶美味しいなぁ。
マーナル:別に変化ないですし……私の勘違いだったのでしょうか(笑)
………………………………………………………………………………………………

 客室に案内すると男爵についていったオルフィだったが、その部屋は男爵の部屋だった。そしてオルフィが部屋へ入ると後ろでドアが閉まる。オルフィに先に行かせ、男爵もすぐ後ろから部屋へと入ってきているのだが……
GM:はい、危険感知どうぞ。失敗すると不意打ちで命中(コロコロ)……18ね。
オルフィ:(コロコロ)……失敗。気が付かない(コロコロ)……やっぱ当たった。何が当たるの?
GM:首筋に魔法ダメージです。
オルフィ:(コロコロ)……サモンアラウネ!
GM:それでも11点は通るね。
オルフィ:なにー!? いったいなにー!?
GM:血を吸われました――「今日は幾人か女性が館を訪れたが、キミが一番のご馳走だ」――と同時に【精神】15!
オルフィ:フェイト使って(コロコロ)……13!(笑)
GM:「何もなかったかのように振舞ってくれたまえ」
オルフィ:はい、わかりました。
フェイ:魅了されてるーーー(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………

 そして、再び案内された場所はマーナルとルイのいる客間だった。
オルフィ:あ、こんな所にいたんだ――さっきの部屋であった事以外はそのままなんだよね?
GM:そうです。そして男爵が――「どうやら、レディ達が別れた仲間のようだな。ゆっくりしていくといい」
マーナル:それはありがとうございます。
ルイ:どうもご親切に。
GM:「では」――と男爵はいなくなります。それとオルフィはルイの牙に気が付くか【感知】で12をどうぞ。
オルフィ:(コロコロ)……11(笑)
GM:気が付かない……。
ルイ:オルフィさん! 無事だったのですね!
オルフィ:ええ……なんとかね。
ザハッド:実はオルフィもルイも無事では無いけどな(一同爆笑)
ルイ:オルフィさん、この紅茶美味しいですよ? どうです一杯(笑)
オルフィ:妖しい……マーナルも飲んだの?
マーナル:いえ。
フェイ:もう、3人のうち3人が敵の手に(笑)
ザハッド:マーナルは自分に酔ってるしな(笑)
マーナル:ほーほっほっほっほっ(一同爆笑)
マーナル……最初は嫌々だったのになぁ(笑)
オルフィ:あのさ、フェイとかザハッドさんとかも一緒に来たのだけど……あの2人はバレたみたいなの。
マーナル:不細工だからね。
ルイ:言い過ぎですよぅ♪
オルフィ:とりあえず助けに行かないと危ないと思うから……
マーナル:わかっていますよオルフィ。急いで部屋を出て合流しましょう。
ルイ:この部屋は内側から鍵か掛かっていませんでした。
マーナル:つまり?
ルイ:誰かが私たちを閉じ込めた?
マーナル:まぁ!?
オルフィ:突っ込む気にもならんて鍵開け(コロコロ)……成功、ガチャ。出よう。
ルイ:ああ、お待ちになって!
マーナル:慌ててはいけませんよ?
ルイ:どうしたのでしょう? オルフィさんが怒っていらっしゃるわ?(笑)
マーナル:しかたないですわ。私達、オルフィより美しいんですもの(一同爆笑)
オルフィ:………………。

◆Middle10◆合流……そして探索

ワイトを撃退して皆と合流しようとするザハッドとフェイ、2人は使用人部屋から出ようとするが――
GM:扉を開けようとした所で『ソイソイソイソイソイッ!』――とソイが警戒声を発します。エントランスホールにエネミーの犬が……さっきまで、門の所にいた犬がいます。
フェイ:危険だ! ソイが危険信号を発している!(笑)
ザハッド:他に出られる場所は? 窓とか無いか?
GM:あります。1階ですし。
ザハッド:じゃあそこから出る。外に出たら雨どいとか伝って2階へ上る。そのまま正面から屋敷に入っても犬がいるしな。
フェイ:俺もそうする。
GM:では2人とも【器用】13を振って下さい。成功すれば2階へ登れます。
フェイ:フェイト1点(コロコロ)……14!
ザハッド:(コロコロ)……15成功だ。
GM:では2人は2階のベランダにつきました。窓から部屋が見えますが、どうも主人の部屋のようですね。
ザハッド:主人の……男爵の部屋に入るぞ。
フェイ:罠調べないの?
ザハッド:自分の部屋に罠を仕掛ける馬鹿はいないだろう。下手に調べて警報でも鳴らす方が厄介だ。さっさと通り抜けて廊下に出よう。
フェイ:了解!(コロコロ)……と言いつつキョロキョロ、なんか無いか【感知】してみた(笑) 12!
GM:では部屋から出るときフェイだけは気が付きます。部屋のテーブルの上に鍵が1つ置いてあるのを。
フェイ:しっかり頂いておこう、それからザハッドさんを追って部屋から出る。
ザハッド:どうしたフェイ?
フェイ:別になんでもない。
GM:主人の部屋から外に出るとオルフィ達3人とちょど合流するって事で、それぐらいのタイミングでしょう。
フェイ:じゃあ気配を感じて剣を構えるんだけど――なんだ、オルフィ達か。
ルイ:生きてたんですね! 良かったぁ♪
マーナル:お2人とも無事だったようですわね♪
ザハッド:………………。
フェイ:………………。
オルフィ:あ〜、やっぱ2人とも女装解いたんだ(笑)
ザハッド:バレたからな(笑)
フェイ:オルフィ聞いてくれよ、ワイトに恥ずかしい場面を見られた(笑)。
オルフィ:そのくらいどうって事ないわよ、こっちはずっと恥ずかしいんだから。
フェイ:ああ、確かにね(笑)
GM:では、出会った所でフェイとザハッドは、ルイの牙に気づくか【感知】12で!
フェイ:(コロコロ)……9!
ザハッド:(コロコロ)……10。
GM:き、気づきませんね。
オルフィ:あ、そうだ。ザハッドさんコレ見つけたの――と、さっき書庫で見つけたナイフを――
リプレイでは書かれていないが、オルフィ達は客室を出た後、隣にあった書庫の部屋を調べてそのナイフを手に入れていたのだった。
ザハッド:なんだ?
GM:ジェミニナイフです。2対1組のナイフ。まぁお宝だと思って下さい。
ザハッド:おお! ダガーマスタリーを持つオレの為にあるようなナイフだ! 受け取ろう。
GM:ジェミニナイフ。
ザハッド:ジェミニナイフっと(メモメモ)。
GM:1本なら+4、2本とも装備するなら、それぞれの攻撃力が+6に上がる優れもの!
ザハッド:おお!
GM:ただし、メインクラスがシーフでないと使えない。
ザハッド:使えねー(一同爆笑)
フェイ:ザハッドさんのメインはウォーリアだしね……オルフィ持ってれば?
オルフィ:私は召還術師だから……まぁ、フェイが言うなら持っていよう。
フェイ:そうだ、主人の部屋でコレを見つけた……なんかの鍵。
オルフィ:残っている部屋は?
GM:2階にはあと1部屋、1階は下りて行かないとわからないかな。
オルフィ:とりあえず、その2階の残っている部屋って鍵かかってない?
GM:かかっています。
オルフィ:使う。
GM:ギャギャギャ……鍵穴に合わないね。
ザハッド:とりあえず……二階はもういいな、下に行こう。
フェイ:待った! 犬がホールにいるはず。
オルフィ:じゃあ私が行ってみる。女の子は襲わなかったと思うし。
マーナル:そうね、じゃあ私も。
ザハッド:いや、お前はここにいろ。
………………………………………………………………………………………………
GM:ではオルフィだけが1階に行くんだね? そうすると犬は大人しいね。
オルフィ:よしよし……大人しいなら怖くない(笑)
フェイ:目隠しだオルフィ(笑)
オルフィ:じゃあ目隠しした。
ザハッド:今だ! 1階のどこかの部屋に飛び込むぞ、もちろん今まで入ったことの無い部屋だ。
GM:そうだな……こっちは男の匂いを感じ取って目隠しを振り解こうとします、一人が抜けるごとに対抗判定しましょう。こっちは【敏捷】で判定するのでオルフィは【器用】で対抗して下さい。(コロコロ)……14!
オルフィ:(コロコロ)……15! ほらほら動かない(笑)
ザハッド:では俺は別の部屋へ駆け込んだ。
ルイ:次はぼくが行きます。
GM:(コロコロ)……犬は16!
オルフィ:フェイト使って(コロコロ)……17!
ザハッド:よし、早く入れルイ!
ルイ:駆け込みます。
フェイ:じゃあ次は――
マーナル:私が行きます。レディファーストですわ!
フェイ:いや、お前女じゃねーじゃん(一同爆笑)
GM:犬が(コロコロ)……12(笑) やる気を感じないなぁ。
オルフィ:(コロコロ)……別にマーナルは女装しているし、目隠し必要ないわよね? 10だったから目隠し取れた(笑)
マーナル:じゃあ――オホホホホホッ…と言いながら通り過ぎよう(笑)
フェイ:うわぁ妖しぃ(笑)
GM:見破りは【感知】だったな(コロコロ)……14だ。マーナルの女装レベルっていくつだった?
ザハッド:俺がメイクした覚えがある、13だったぞ。
マーナル:オホホホホホホホッ……ホ?(一同爆笑)
GM:犬は攻撃して来ます。戦闘に入ります(笑)
マーナル:バレターーー! 男爵にもばれなかったのにーー(笑)
オルフィ:最初からエンゲージしているのって私とマーナルだけなの!?
GM:すぐに駆けつけるならフェイも5m以内にいてエンゲージしていることにしてもいいです。ザハッドとルイは30m離れているって事で。
ルイ:ザハッドさん、マーナルさんがばれちゃったみたいだよ?
ザハッド:やれやれだ……加勢に行くぞ。

◆Middle11◆番犬との戦闘

目の前にいるのは口の端から炎をのぞかせた魔犬バーゲスト。爛々と燃える赤い目は、とりあえずマーナルを凝視していた。
マーナル:はっ! 私が狙われている!?
フェイ:そりゃあなぁ。
マーナル:美しいって…罪ね♪(一同爆笑)
オルフィ:犬ちゃん犬ちゃん、遠慮しないで燃やしちゃっていいからね♪
GM:「ワン!!!」(一同爆笑)
ザハッド:一番早い行動値で俺の11だが、犬は幾つだ?
GM:13なのでこっちが先手です、遠慮なくマーナルに噛み付きます(コロコロ)……14命中。
マーナル:(コロコロ)……無理です。あ〜〜れ〜〜(笑)
GM:(コロコロ)……5ゾロで20点物理ダメージ。
マーナル:あ、本気でやばいかも。冗談言っている場合じゃない(笑)
ザハッド:チッ! とにかく全力で移動してエンゲージ! 俺は終了!
オルフィ:次は私! ≪サモン・ファーブニル≫(コロコロ)……命中14。
GM:期待値以上で避けれる(コロコロ)……駄目だ11。
オルフィ:ダメージにフェイト2点使ってが(コロコロ)……21点の魔法!
GM:強いなぁ――「キャンキャン……」と悲鳴を上げるが立ち上がります。怒りを瞳に灯しながら口の中に炎を溜め出します。
マーナル:私は、エンゲージから離脱して終了です。この犬ってたぶん火属性ですから、私の≪ファイアボルト≫は効きません。ここは任せます。
フェイ:マーナルが役に立たなくなった(笑)
ザハッド:いつもの事だ!
フェイ:力強く言われた! まったくをもってその通りだと思った!(笑)
マーナル:力強く納得しない!(笑)
フェイ:役に立たないならまだしも、敵に回って足引っ張ってるじゃないか!(笑) と言いつつ≪インヴィジブルアタック≫にフェイト1点使って攻撃(コロコロ)……クリティカル!
GM:それは(コロコロ)……無理。
フェイ:(コロコロ)……24点!
GM:犬は倒れない!
ルイ:近づいてマーナルさんに≪ヒール≫(コロコロ)……15点回復!
マーナル:嬉しいわ♪ 全快よ(笑)
オルフィ:余計な事を!!! ギランと睨む(一同爆笑)
ルイ:仲間を回復したのに、なんかオルフィさんが怖い(笑)
GM:では次のターン! エンゲージに入っているのはフェイ、オルフィ、ザハッドの3人だね? 犬の口から火球が放たれます≪ファイアボルト≫(コロコロ)……命中12。
フェイ:(コロコロ)……14で回避!
オルフィ:(コロコロ)……12だから回避よね?
ザハッド:……5を振っても回避だ。
GM:全員の中心で炎が爆発! 赤いエントランスホールに敷かれた赤い絨毯が一瞬で灰燼と化します!
ザハッド:その炎の中を突っ込む! 命中が(コロコロ)……14!
GM:(コロコロ)……当たった13だ。
ザハッド:フェイト1点(コロコロ)……14点ダメージ。
オルフィ:もう一度≪ファーブニル≫(コロコロ)……命中15のダメージ12点!
GM:それで犬は落ちました。動かなくなります。そして絨毯も燃えたので全員【感知】10をどうぞ。
一同:『成功』
GM:では絨毯の下に隠された地下へ続く扉を発見します。
フェイ:ああ、この鍵の出番か……ガチャ!
GM:開きました。
フェイ:そろそろクライマックスっぽいな。
ルイ:ポーション飲んでいいですか?
オルフィ:そうね、私もMPを回復させときたいし。
ザハッド:準備は遣り残すな。
マーナル:戦闘で乱れた髪を直します――あら、こんな所に枝毛が(笑)
オルフィ:フェイに向かって――ねぇ……マーナルっていつまでアレやってるつもりかな?
フェイ:ザハッドさんに向かって――ねぇ?
ザハッド:いや……俺に聞くな(笑)

◆Climax01◆男爵の正体

地下への階段を下りて行くと見えてきたのは牢屋だった。そこには4人ほど女性が入れられており、すでに女性達は気力も無いのか、入ってきた一行に気が付く様子も無い。
GM:牢屋のある部屋には奥へ続く廊下があります。その向こうは灯りもついていないので漆黒の闇だ。
フェイ:とりあえず牢屋に駆け寄ろう――大丈夫か?
GM:ではフェイの声でやっと気がついたのか女性達が驚いたように、牢屋の奥へ離れます。
オルフィ:大丈夫、私達は冒険者よ? あなた達を助けに来たの。
ルイ:誰か怪我している人はいませんか?――女装を解いて――ぼく、これでも神官なんです。
GM:では女性達はキミ等の方へ近寄ってきて……さて、全員【感知】12をどうぞ。
フェイ:(コロコロ)……失敗。
ザハッド:……11か。おしいな。
マーナル:わかるわけがありません!
ルイ:ぼくも駄目でした。
オルフィ:私だけ成功。
GM:女性達は全員牙が生えています。
オルフィ:フェイ、牢屋から離れて!! それでルイの襟を掴んで離れます!――この人達、すでに牙が……血を吸われたんだ……とルイの横でいう私(一同爆笑)
フェイ:お前が言うなオルフィ!――と本当ならツッコミたい(笑)
GM:では状況が飲み込めたところで真打ち登場ですかね――「おやおや、私の花嫁達に何の用かな?」
フェイ:男爵か!
GM:奥の廊下からワイン片手に出てきます――「どうやら……村の依頼で彼女達を助けに来た冒険者と言うところか」
ザハッド:無言で演出攻撃! 予備のナイフを男爵の心臓目掛けて投げる!(笑)
GM:じゃあワインを投げつけて迎撃――「やれやれ、かなり価値が高いワインだったんだが……無粋な事をする」
ザハッド:く……余裕だな。
ルイ:カルロ男爵! この人達を元に戻して下さい!
フェイ:お前もなぁ(ボソっと)(笑)
GM:「彼女達は私の血呪に縛られている、その呪いは私が死なない限り解ける事はない」
オルフィ:じゃあ簡単ね、あなたを倒すだけ。
GM:「ふっふっふっ……どこからその自信が生まれてくるのか、皆目検討もつかないが……先に言って置こう、止めた方が良い」
マーナル:何を言うかと思ったら――
GM:(口調激しく)「黙れゲスが!!!」(一同爆笑)
マーナル:なんですか! いきなり!!(笑)
GM:「女に成りすます変態野郎と話す口は持っておらん!!!」(一同爆笑)
フェイ:男爵のキャラが変わったーー(笑)
オルフィ:激昂してる(笑)
GM:「元はと言えば我が家臣が間違えたのが悪い!」――と、男爵が怒ると同時に横に現れるワイト。しかも謝りながらだ(笑)
フェイ:そういえばワイトの目が節穴だったんだ(笑)
ザハッド:あのワイトは苦労していそうだ(笑)
GM:「ところでキミ達は冒険者だったね……どうだろう、1人1万Gだそう。この場は見なかった事にして去ってくれないかな? もちろんその後、我々は住処を移そう」
マーナル:1万ですって!!!
フェイ:言うと思ったよマーナルは!(笑)
オルフィ:目がGに輝いているのが解るわ。
マーナル:本当に……本当に1万G払えるのでしょうね?
GM:「ああ、本当だとも……もっとも、私しか解らない場所に隠してあるがね」
マーナル:皆さん!
オルフィ:ビシッ! 落ち着く!(笑)
ザハッド:そうだよマーナル、本当に1万Gもくれると思うか?
フェイ:さらにそんなんじゃ、また「ゲスがっ」――て言われるぞ?(笑)
マーナル:なですって! あってなんぼの世界でしょうが!
ザハッド:1万あるなら、殺してもらえば良い。後で家捜しすればいいだろう。
マーナル:でも、どこに隠しているのかその隠し場所を聞かないといけないじゃないですか!
オルフィ:その時は私達も手伝うって、みんなで家捜しすればいいでしょう?
マーナル:そんな事を言ってネコババする気でしょう! お前等を信用できるか!!!!
一同:お前が言うなーーー!!!(一同爆笑)
凄い勢いでハモリました(笑)
ルイ:なんて信用という言葉が似合わないキャラだろう(笑)
フェイ:もういいよ! どっちにしろ倒さないと村に被害が出るし。
ザハッド:正義か! セーギだな! 良し殺ろう。
オルフィ:私も!
ルイ:倒しましょう。
フェイ:3人がついてくれればきっと何とかなる!
マーナル:いいのですか? 前回、私がいなかったらピンチになったというのに?
オルフィ:いや、あんたがいたから死にそうになったのよ!!
――そして――
GM:「さて、漫才はもう終ったかな?」(一同大爆笑)
オルフィ:違うって!(笑)

◆Climax02◆VSヴァンパイア

――パチンッ……男爵が指を鳴らした。その瞬間、男爵の前に出現する執事やメイド達。その姿が一瞬にして肉の無い白い骨だけの存在――スケルトンへと変わった。
GM:敵は男爵、ワイト、スケルトン(モブ)×2です。行動値は男爵が9、ワイトが13、スケルトンが3です。
ザハッド:ワイトからだ。
GM:ではワイトは速攻エンゲージ!
フェイ:誰に来る!?
GM:「ゲス野郎が―――!!」(一同爆笑)
マーナル:ピンポイントで私ですか!? せめてランダムにして下さいよ!!(笑)
GM:しょうがない(コロコロ)……ザハッドらしい。命中17のダメージ12点。
ザハッド:あたった。
ルイ:≪プロテクション≫(コロコロ)……8点防ぎます。
GM:ワイトは2回攻撃なので2回目(コロコロ)……命中17のダメージ14点!
ザハッド:7点来たな。
GM:次はザハッド
ザハッド:ワイトに構っている暇は無い。オーバーパスで男爵に接敵! 攻撃(コロコロ)……13命中
GM:(コロコロ)……回避。
オルフィ:モブ2体にファーブニル(コロコロ)……9命中の10点!
ルイ:ディスコード発動(コロコロ)……3だから微妙、カノン使って振り直し(コロコロ)……4(笑)
GM:スケルトンは残り1点で全員踏み留まりました。そして男爵が――「我が僕よ、我に従え、仲間を殺せ」――とオルフィとルイは【精神】15ね。
ちなみにヴァンパイアにこんな下僕化特殊能力は無い。今回のシナリオにおける特殊能力と思って下さい。
オルフィ:(コロコロ)……12で無理。
ルイ:(コロコロ)……16で抵抗成功
GM:ルイは耐えました。オルフィは適当に味方を攻撃して下さい。口元から牙が一瞬で生えます。
オルフィ:なんだろう……命令に……従わなきゃ……。ウツロウツロ(笑)
マーナル:そんなオルフィに気がつかず――≪マジックブラスト≫≪ファイアーボルト≫でスケルトンに(コロコロ)……命中18!
GM:(コロコロ)……壊滅しました。
フェイ:俺もウツロなオルフィに気がつかず≪インヴィジブルアタック≫≪バッシュ≫をワイトに(コロコロ)……16!
GM:(コロコロ)……13で当たった。
フェイ:(コロコロ)……ダメージ17!
GM:ワイトが多少切り裂かれます。
ルイ:オルフィさんが気になるけど……≪カノン≫使ったから行動終了です。

――2ラウンド目

GM:ワイトが(コロコロ)……「ゲスが!!!」とマーナルに攻撃(コロコロ)……命中18のダメージ12点。
ルイ:プロテクション(コロコロ)……8点防ぐ!
GM:2撃目(コロコロ)……13命中の9点ダメージ。
マーナル:2点だけ来ましたね。
ザハッド:ところでGMに質問だ、オルフィって元に戻るのか?
GM:男爵を倒せば戻るかもしれません。村の女性達の呪いと同じだと思われます。
ザハッド:わかった。フェイト使ってさらに≪フェイント≫(コロコロ)……クリティカル!
GM:(コロコロ)……無理。
ザハッド:ダメージは……低い、21点。
GM:痛いな。だが次はオルフィの順番だ、不意打ちで仲間を攻撃するが良い(笑)
オルフィ:う〜〜ん、でもこのタイミングだとフェイとか巻き込まざるを得ないんだよね……GM、私はフェイに攻撃したくない。マーナルなら遠慮しないけど、フェイは嫌。
マーナル:ほ、保護者なのに……。
オルフィ:フェイ達に攻撃するなら、自分の葛藤でナイフを抜いて自分を刺すって方が良いんだけど……駄目かな?
GM:許可しましょう。ダメージが入るならこっちはあまり変わらないし。
オルフィ:じゃあ右手でジェミニナイフを抜いてフェイ達を切りつける! これは演出でブンブン大振りなの(笑)
フェイ:何するんだオルフィ!
ザハッド:まさか!? と牙に初めて気がつく俺!(コロコロ)……【感知】13で成功!
オルフィ:自由の聞かない右手でフェイ達を攻撃しながら――いや、駄目……フェイ……私、嫌なのに!
フェイ:オルフィ? おい、オルフィ!!
オルフィ:必死にこらえる私! そして左手でジェミニナイフを抜くと、勝手の効かない右手を刺します(コロコロ)……ダメージは14点(笑)
GM:オルフィは【精神】難易度12で判定をどうぞ。成功すれば意識が戻ります。
オルフィ:フェイ……良かった……――と血を流しながら安堵する私!
ザハッド:男爵の牙にやられていたのか!
フェイ:ソイは大丈夫か!?(一同爆笑)
そこで心配するのは幼馴染のオルフィであろう? 主人公よ(笑)
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪』――ソイは元気です。
フェイ:うむ!
オルフィ:(コロコロ)……10で失敗――フェイ、絶対に殺す(一同大爆笑)
マーナル:フェイがソイの事ばっかりだから!(笑)
フェイ:おお、なんか知らんがオルフィが怒っている?(一同爆笑)
オルフィ:誰のせーだ誰のー!!!
ルイ:オルフィさんを見ながらガタガタブルブル震えてます(笑)
GM:「いいぞレディ、そのまま仲間を殺すのだ……」――そして男爵の攻撃はマーナルに(コロコロ)……命中14のダメージ(コロコロ)……19点魔法!
マーナル:避けれませんって(コロコロ)……ほら。
ルイ:≪プロテクション≫(コロコロ)……5点減らします!
マーナル:大丈夫です。
フェイ:俺は男爵に接敵! 終了!
マーナル:ファイアボルトをワイトに(コロコロ)……命中15
GM:(コロコロ)……クリティカル回避――「ゲスが!!!」(笑)

――3ラウンド目

GM:ワイトがマーナルに(コロコロ)……11命中と2回目はファンブルだ。
マーナル:両方避けた!
GM:「ゲスに避けられただと!?」(一同笑)
ザハッド:男爵に(コロコロ)……≪フェイント≫でクリティカル。さらにダメージに≪ボルデクスアタック≫使って(コロコロ)……ダメージ22点!
GM:(コロコロ)……当たるし食らった。次はオルフィ。
フェイ:オルフィ! しっかりしろ、正気に戻れ!!
ルイ:今更…(笑)
ザハッド:遅いぞフェイ(笑)
オルフィ:それでグラっと来てしまっては駄目かな?
GM:別に誰を攻撃するかは自由ですよ。
オルフィ:じゃあ……マーナルに(笑)
マーナル:嬉しそうですね!(一同爆笑)
フェイ:おお、オルフィが正気に戻った!!(笑)
明からに戻ってはいない。
オルフィ:ワイト含めてファーブニル!(コロコロ)……命中14! ワイト、マーナル、ルイは範囲内だと思うわ。
GM:ワイト(コロコロ)……13。
マーナル:無理、当たる。
ルイ:(コロコロ)……駄目。
オルフィ:残ったフェイト全部使って(コロコロ)……ダメージは21点の魔法!
マーナル:残り5点、ギリギリです(笑)
ルイ:ぼくは自分に≪プロテクション≫(コロコロ)……うん、大丈夫だった。
GM:次はフェイとマーナル!
フェイ:先にやる!――ルイにまで攻撃するなんて……貴様! オルフィに何をした!!
GM:「何も? 歓迎のキスをしただけですよ?」
フェイ:オルフィを……オルフィを元に戻せ! ≪インヴィジブルアタック≫≪バッシュ≫にフェイト1点の命中(コロコロ)……20!
GM:あたります――「な、早――」
フェイ:≪ボルテクスアタック≫使ってついでに残ったフェイトも(コロコロ)……ダメージ32点!
GM:22点通ってて残り4点で残ってる。
マーナル:ファイアボルト(コロコロ)……17命中!
GM:う、当たった
マーナル:ダメージ……フェイト使って(コロコロ)……30点!
GM:「こんなゲスに……この男爵が……」――最後の言葉を残して男爵は灰になります。

◆Ending01◆運命の出会い

フェイ:オルフィ!?
GM:元に戻っていいですよ。
オルフィ:フェイ……ごめんね、攻撃しちゃって。
フェイ:気にしないでいいさ。別に痛くなかったし(笑)
マーナル:痛かったのは私です。
フェイ:気にしないでいいさ(笑)
オルフィ:大丈夫、もともと気にして無いから(笑)
GM:そうそう、男爵の灰の中から1つの鍵が見つかります。ちなみに牢屋の鍵ではありません。
ザハッド:牢屋は俺が解錠しておこう。そして村の女性達を救出だ。これぞ正義の行い(笑)
ルイ:これでヴァンパイア騒動も一件落着ですね。
GM:そういえば、ルイの牙も誰にも気がつかれる事なく消えました(一同爆笑)
マーナル:では私は灰の中から鍵を拾っておきましょう、価値のありそうなものですか?
オルフィ:ゲシッ! 何売ろうとしてるのよあなたは!
マーナル:叩く事ないでしょう? ちょっと売ったら幾らになるかなぁって思っていただけです(笑)
フェイ:十分売る気じゃん(笑)
ザハッド:これは2階の開かなかった部屋の鍵かな? どうする村に誘拐されていた娘達を返しに行く前に、2階のその部屋を探索しておくか?
マーナル:是非そうしましょう! きっと宝物庫です(笑)
………………………………………………………………………………………………

 村の娘達をエントランスホールで待っているように言い、2階の部屋の鍵を開ける一行……そして運命は出会う。十数年前から決まった運命と……――
GM:ではその部屋の扉を開けると、そこはお姫様の部屋みたいな感じです。豪華だけど子供っぽい。
マーナル:宝物庫じゃないのですか……。
GM:そしてその部屋のベッドに1人の少女が腰掛けています――「人間さん……ですか?」
オルフィ:ここに来てNPC!?
GM:その少女は垂れ耳のウサギ少女(ヴァーナの兎族<アウリラ>)だ。その首には首輪をしている。
ザハッド:男爵に飼われていた? ……にしては豪華な部屋だな。
フェイ:ああ、なんかこの風景は我慢がならない! 昔、魔族に飼われてた時代を思い出す(笑) ≪インヴィジブルアタック≫で居合い一刀両断! 首輪を破壊する!!
オルフィ:フェイ……――と過去を思い出したフェイを心配そうに。
フェイ:よし、これでフェイトも使い切ったぞ(笑)
マーナル:目的はそれですか!(笑)
フェイトは使った分だけ最後に経験値になるのだ(笑)
オルフィ:あ、あんたねぇ……心配して損したわ。
GM:ウサ耳少女は――「ありがとう……そう、言うばいいのですよね?」
フェイ:え? あ、ああ気にしないでいいぞ。
マーナル:経験値のためですしね(笑)
GM:「え、えっと……」とモジモジしだします。
オルフィ:!?
ザハッド:これはまさか……
フェイ:ん?
オルフィ:まずい! ヒロイン候補だ!!(一同爆笑)
ルイ:オルフィのツッコミヒロインっぷりにGMが業を煮やしたんだ!(笑)
オルフィ:おのれGM! 私というものがありながら!!!
フェイ:じゃあ、少女を見つめて――
オルフィ:(セリフねじ込んで)――ねぇ、あなた名前は? ゴゴゴゴゴゴゴゴ(笑)
GM:『ソイソイソイソイソイ!!!』(一同爆笑)
フェイ:殺気が! 殺される!? すげープレッシャーを感じるぞ!?(笑)
GM:「もしかしてあなた……」――とフェイに抱きつく少女!
オルフィ:ほっほーう、私の質問は無視か?
フェイ:『ソイソイソイソイソイッ!!!』(一同爆笑)
GM:少女は続けます――「……ご主人さま?」
一同:『なに〜?』
フェイ:???
GM:「えっと……結婚する殿方の事を、"ご主人さま"って言うのですよね?」
フェイ:ああ、そういう意味か……って、ええ!?
GM:「そのお顔……お名前はフェイ様だと……伺っております……会えて嬉しいです」――力は強く無いけど、心を込めてギュ〜〜っと抱きしめます。
オルフィ:ビキバキブチ!
フェイ:と、ギスギスしたままラインの街へと俺達は帰って行ったのだった……終わり(笑)
ザハッド:逃げたな?(笑)
フェイ:逃げますとも(笑)
オルフィ:じゃあ決着は次のセッションね。
――波乱が予想されるまま物語は次回へと続く。
ルイ:ところでマーナルさん、早く女装を解いたら? それじゃあ変態だよ?――と、さっさと男の格好でぼくが言います。
マーナル:ああ、いつの間に着替えて! 最後だけ裏切りですか!!
ザハッド:だからお前が裏切りとか言うな(笑)


アリアンロッドRPGリプレイ
みっしょん03 『ヴァンパイア・ハンター』
FIN

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