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アリアンロッドRPG
――母なる大地エリンディル。
4つの時代と3つの滅びを越え、この世界は平和な時代を迎えていた。
しかし妖魔達は滅びていなかった。魔族や邪神を蘇らせるべく彼等は再び活動を開始する。
――そんな世界で、自らの危険をかえりみない者達がいた。
世界の謎を、精霊の謎を、そして神々の手がかりを求めて冒険する者達――そう冒険者が!!!


みっしょん06:

グルメ・キングス


◆PrePlay01◆新たなる使者!!

GM:ではアリアンロッドキャンペーン第6話を始めたいと思います!
オルフィ:はい! またPLが増えてます!
GM:よく気が付きました(笑) 今日からまた増えます。
フェイ:今度はどんな困ったちゃんが……。
GM:いや、だから困った人しかいないから増やしたんだって!
りぎょ:(←新PL)どうも宜しくお願いしまーす!
ノア:まったくみんな困ったものね。
真面目路線から一発で変態へ流れた者が何を言う。
オルフィ:わ、私は困ったキャラじゃないわよ! 自信あるし!
フェイ:オルフィいないと誰もツッコまないもんなぁ(笑)
GM:それだけ周りが困った事しかしないって話だ。
フェイ:おう。確かに(笑)
GM:さて、それはそれとして……りぎょにはキャラクターを作ってもらいます。その間に他のPLはキャラクターの成長とかを行って下さい。経験値の持込は許可しますが、2LVとか一気に上がるのはシナリオの敵LVが変っちゃうので却下します。
フェイ:了解。
GM:では、それぞれ――
マーナル:あああ!!!(←絶叫)
GM:どうした!? ジュースでもこぼしたか!?
マーナル:私の……私のキャラクターシートに、どこを見てもお金の残金が書いて無い!!
それは絶叫するほどの事なのか?
マーナル:おかしい! シャドーとの取引とかで散々稼いだはずなのに!?(←キャラシーの裏を見たりしている)
フェイ:別にいいじゃんか、お金なんてさ。
オルフィ:そうよ、困るものでもないし。
マーナル:そりゃあなた達は私に"たかってる"から良いでしょうけど!(笑)
ノア:自分で消しちゃったんじゃないのかい?
マーナル:そんなわけありますか! この私がやるわけがありません!
フェイ:まぁいいや…えっとLV上がるには(←興味失った)。
オルフィ:私も多少は攻撃力を伸ばそうなぁ(←どうでも良くなった)。
GM:えっと……別に適当に持っているって事にしてもいいですよ? 装備とかは買えないけど。
マーナル:いえ、そんな事なら踊る小鹿亭のツケを全部払った事にします。それでお金がなくなったのです。きっとそうです。
GM:(ま……どうでもいいけど)

◆PrePlay02◆怪しい言葉使い

GM:では成長申告して下さい。
フェイ:経験値を注ぎ込んで5LVになった! スキルで≪トゥーハンドアタック≫を3LV、それに≪ストライクバック≫を取得。
オルフィ:両方ダメージ上昇系よね?
フェイ:ノアがいるし、俺は攻撃力に特化するぜ! それと一気にフェイトを2点上昇させた!
GM:次はオルフィ。
オルフィ:私は≪シャドウストーク≫と≪ハイサモナー≫を覚えた。
マーナル:しゃどうすとーく?
オルフィ:簡単に言ってストーカー。
フェイ:おいッ!!(笑)
オルフィ:だって必要じゃない! メーアとかノアとかメーアとかさぁ!!!
フェイ:何言ってんだ! 俺はソイ一筋だ!!!
オルフィ:それが一番ムカツクのよ!――思いっきりソイを引っ張ってやる! ギュム〜〜〜!
フェイ:やめろー! ソイに何をするーーー!!
GM:ちなみに≪ハイサモナー≫は上級ルールブックのスキルですね。
今回から上級ルールブックを投入しております。
オルフィ:ってわけで、ちょっと強くなりました!
GM:はい、ではマーナル。
マーナル:聞いて下さい! お金発見しました!!(一同爆笑)
オルフィ:ちゃんとあったんだ(笑)
マーナル:いや〜、レコードシートの方に書いていたみたいです。前回の経験値を確認していたら書いてありました。やっぱりちゃんとキャラクターシートの方へ写しておかないと駄目ですね(笑)
GM:じゃあ、その分を小鹿亭のツケに回すと。
マーナル:は? 誰がそんなもったいない! するわけないじゃないですか!  いばって言う事ではない。 マーナル:いえ、別に払わないというわけじゃないですよ? ただ、もうちょっとお金が溜まってからって事で(笑)
GM:まぁ別にキミ等にそこまで催促はしないから安心なさい(笑) それより成長申告してくれ! キミのお金はどうでもいい!
マーナル:そうでした……えっと、ついに≪ファイアボルト≫が5LVになりました! それと私も上級ルールから≪フレイムロード≫を取りました、これで火の魔術師の称号付きです。
フェイ:どうみても"金の亡者"マーナルとかだよな(笑)
オルフィ:じゃなきゃ"金銭至上主義"マーナルとかね(笑)
マーナル:失礼な! 前回頑張って保護者面したじゃないですか! 人気も急上昇ですよ!
フェイ&オルフィ:『そうかなぁ』
GM:では次。
ノア:フェイが攻撃特化という事で、あたいは≪オートガード≫を2LVにして防御を固める事にした。あと、一撃のでかさも保ちたいので≪バッシュ≫を3LVに伸ばした。まぁこんな所かな。
GM:了解です。それでは新キャラクターは完成してますね?
りぎょ:OKです。
GM:では自己紹介をお願いします。
りぎょ:(以下パルン)名前はパルン=オーストリッチ、怪しい関西弁しゃべるでー(笑)
マーナル:確かに怪しい(笑)
オルフィ:性別は?
パルン:23歳の女や!
オルフィ:識別信号レッド……敵発見、迎撃に入ります。
パルン:待った待った待った! ウチは対オルフィ用に投入されたんやないでー? だからオルフィちゃんと争う気はさらさら無いんや。誤解せんといてや?
オルフィ:そうなの?
GM:一応、読者さん方の意見・要望をキャラ設定に盛り込んでもらいました。少なくともフェイを狙う女キャラってわけでは無いから(笑)
オルフィ:むむむ、そう言って私を油断させて実は……とか……。
パルン:まぁ誤解はすぐに解けると思うさかい、気にせんといて。クラスはアコライト/ガンスリンガー。
マーナル:おお、これでプロテクションが入りますね!
オルフィ:女のアコライト! 菊池武に媚売ってるのね!!(一同爆笑)
パルン:いや、媚び売ってるわけやないし(笑) それにウチはアコライトっても≪プロテクション≫は持ってないで? ガンスリンガーが主軸さかい。
マーナル:ああ、また意味の無い後衛が1人……。
フェイ:結局、回復力は低いのか……。
パルン:ライフパスを決めたら、なぜか「異種族の親に育てられ」て「天啓を受けて旅立った」となったので、「魔族に育てられ」て「邪神から天啓を受けて旅立った」事にした。
マーナル:敵じゃないですか!(笑)
オルフィ:ってか、その言葉使いは魔族から習ったの?
パルン:もちろんや! こんな言葉を使う魔族がいるって事自体信じられへんが……いたんやからしかたない(笑)
エセ関西弁を喋る魔族……どんなだよ(笑)
GM:じゃあ邪神の囁きは【精神】難易度12って事で。
パルン:本当に判定つけるの!?
GM:その方が面白いでしょう?(笑)
パルン:りょ、了解や。
フェイ:アコライトだから【精神】は高いだろうし、大丈夫さ。
パルン:いや〜これがウチ、【精神】の判定基本値は4さかいキッツイなぁ(笑)
フェイ:低ッ! アコライトとガンスリンガーで+1ずつ付くはずだろうが!
パルン:ま、これも生まれや! 諦めや。ちなみに猫族でシッポが2本ある……これも生まれのせいやな(笑)
オルフィ:猫又……って妖怪じゃない!
パルン:小さい事や(笑)
GM:邪神に天啓を受けて旅立ったのはわかるけど……それ以外の時は何を目的に旅しているの?
パルン:そうやなぁ……やっぱ食べ物やな! 世界中のうまいモンを食べるのがウチの目的や! そうそう、ガンスリンガーの魔銃の名前も今決めた! 魔銃クイーダ!
オルフィ:クイーダ?
パルン:必殺の一撃時には――「クイーダ!……オーレ!!!」って掛け声をつける(一同爆笑)
ノア:連射の時は?(笑)
パルン:もちろん――「オーレッ! オーレッ! オーレッ!」(一同大爆笑)
オルフィ:ば、馬鹿なキャラだ(笑)
マーナル:どこも真面目じゃないですよGM?
GM:う〜ん、確かに……なぜ?
パルン:オーレ!!(一同爆笑)
GM:ま、まぁ……とりあえずだ……今回は特別に今回予告があります!
一同:『おお〜〜!』

 食王……それはエリンディルにその人ありと呼ばれる、最強の料理人にして最高の食通。
  食王の作る料理は医食同源のままに、全てを癒す魔法の料理として有名であった。

 冒険者の街ラインにやってくる食王にあわせ、街では最強料理人を決める大会が始まる。
  優勝者にはなんと! 食王の料理が振舞われると言う!!
  開始される大会、2〜3人のチームでエントリーする料理人、冒険者、そして魔族……。
 
究極の料理を作り出すのは誰だ!?

 アリアンロッド「グルメ・キングス」
  冒険の舞台がキミを待つ!
オルフィ:本当に予告だ!!
マーナル:しかも料理ですか?
パルン:もう、ウチの為にあるようなシナリオやないか! まさかGM、誘導した?
GM:して無いわい! だいたいクイーダオーレって言い出したのはパルンじゃないか(笑)
パルン:ああ、確かに!?
ノア:いいんじゃないか。 前回、美少年のルイ君はいなくなってしまったからねぇ……ここは料理の一つでもやってフェイを落とさないと(笑)
オルフィ:またフェイに戻ってきたの!?
ノア:もちろん! かわいい坊やをどうして諦められるの?
オルフィ:こ、今回は激戦になりそうね!(笑)
ノア:負けないわよ?(笑)
フェイ:えっと……俺としては普通に予告の"魔族"って部分の方が気になるんだけどなぁ。
マーナル:その食王の料理を売ったら、どのくらいの値段なのですかね?
パルン:あ〜……なんや濃いメンバーやなぁ(笑)
GM:パルンは頑張って下さい。それでは第6話を始めましょう!

◆PrePlay03◆キャラクター紹介

フェイ=スレニオン
メインクラス :ウォーリア
サポートクラス:サムライ
年齢:17  性別:男  種族:ヒューリンとヴァーナ(猫族)のハーフ
身長:160cm  髪:深緑  瞳:碧  肌:肌色
レベル:5  フェイト:8  HP:55  MP:35

種族スキル:≪ハーフブラッド(アクロバット)≫
ウォーリアスキル:
≪ボルテクスアタック≫1/≪インヴィジブルアタック≫1/≪バッシュ≫1/≪オートガード≫1/
≪カヴァーリング≫1
サムライスキル:
≪トルネードブラスト≫1/≪スピリット・オブ・サムライ≫2/≪カタナマスタリー≫1/
≪トゥーハンドアタック≫3/≪ストライクバック≫1

備考:
  かつてモンスターばかりが棲む孤島で唯一の人間として育った。しかし今より15年前、<至高の皇帝>ギルドにより孤島から人間世界へ連れ出される。孤島から一緒に付いてきたポメロのソイを何より大事にする。
  すごい冒険者になる事を夢見ている……のか? とりあえず最近はハーレム状態なポメロ馬鹿である。



オルフィ=メイヨール
メインクラス :シーフ
サポートクラス:サモナー
年齢:15  性別:女  種族:ヒューリン
身長:156cm  髪:黒  瞳:灰緑  肌:白
レベル:5  フェイト:8  HP:36  MP:53(+50)

種族スキル:≪プロヴィデンス≫
シーフスキル:
≪ファインドトラップ≫1/≪ヴィジランテ≫1/≪リムーヴトラップ≫1/≪バタフライダンス≫1/
≪シャドウストーク≫1
サモナースキル:
≪ファミリア≫1/≪サモン・ファーブニル≫1/≪サモン・アラクネ≫2/≪ブラッド・パクト≫1/
≪サモン・シームルグ≫1/≪マジック・サークル≫1/≪ハイサモナー≫1

備考:
  <至高の皇帝>ギルドマスターであるハディス=メイヨール(通称"皇帝")の実の娘。なにやら秘密を知ってしまい皇帝右腕の錬金術師の策謀でフェイと共に街に置き去りにされる。フェイとは幼馴染である。
  物語のヒロインなのだが、頑張っているのはツッコミである。幼馴染みのツンデレ系と言った所か。



マーナル=ファゾル
メインクラス :メイジ
サポートクラス:メイジ
年齢:27  性別:男  種族:ドゥアン(天翼族)
身長:176cm  髪:青  瞳:金  肌:白
レベル:5  フェイト:5  HP:34  MP:59

種族スキル:≪ウィング≫
メイジスキル:
≪マジックフォージ≫2/≪マジックブラスト≫1/≪ファイアボルト≫5/≪コンセントレイション≫1/
≪エアリアルウェポン≫1/≪マジックロック≫1/≪アースブレッド≫1/≪フレイムロード≫1

備考:
  大金持ちを養父に持ったフェイとオルフィの兄的保護者……なのだが、家が没落してお金に困り出してから性格が破綻、金銭至上主義者と化す。美形な羽持ちで天使と見紛うばかりなのが勿体無い。
  金の為なら仲間を売るようなお人。迷いなく依頼より現ナマを選ぶ。最近頑張って保護者中。



グレース=ノア
メインクラス :ウォーリア
サポートクラス:ウォーリア
年齢:27  性別:女  種族:ヒューリン
身長:175cm  髪:赤  瞳:金  肌:褐色
レベル:5  フェイト:6  HP:60  MP:32

種族スキル:≪コンバットマスタリー≫
ウォーリアスキル:
≪ボルテクスアタック≫2/≪トゥーハンドソードマスタリー≫1/≪オートガード≫2/≪バッシュ≫3/
≪インヴィジブルアタック≫1/≪アイアングラッド≫1/≪カヴァーリング≫1/≪スマッシュ≫1

備考:
  かつて傭兵団にいた大人な女性冒険者。弟を愛し父親を殺し1人家を出て傭兵に……かなり危険な過去を持つ。姉御肌で頼りになるが実は幽霊が苦手らしい。冷静沈着な大人キャラと思いきや……実はショタコン。
  美少年ルイにハァハァ言っていたが、ルイは故郷に帰ってしまったので再びフェイがターゲットになる。



パルン=オーストリッチ
メインクラス :アコライト
サポートクラス:ガンスリンガー
年齢:23  性別:女  種族:ヴァーナ(猫族)
身長:161cm  髪:ピンク  瞳:金(時に紫)  肌:肌色
レベル:5  フェイト:7  HP:46  MP:40

種族スキル:≪アクロバット≫
ライフパス/異種族の親(魔族に育てられた):≪プロヴィデンス≫
アコライトスキル:
≪ヒール≫1/≪ブリンク≫1/≪ブレッシング≫1/≪ヘイスト≫2
ガンスリンガースキル:
≪キャリバー(魔銃クイーダ・オーレ)≫1/≪エクシードショット≫1/≪キャリバーマスタリー≫1/
≪スナイピング≫1/≪ファニング≫1/≪フェイドアウェイ≫1

備考:
  魔族に育てられ邪神に啓示を受けて冒険者になった……とは本人談。実際には怪しい方言を使う美食ハンター。だいたいその方言を喋る魔族がいるのか?という部分から疑問である。2本のシッポを持つ猫又らしい。
  ギルド待望のアコライトだが、プロテクションは持っていない。新キャラにつきその実力は未知数。

◆Opening01◆女の子料理対決!

ここは冒険者の街ライン、冒険者通りにある踊る小鹿亭では今日も今日とて『碧い烈風』の面々がマーナルのツケでご飯を食べていた。
GM:さて、突然ですがキミ達がいつもいる踊る小鹿亭……ここは3人の家族が経営しています。
オルフィ:アリアの家族でしょ?
GM:そう正確には看板娘のアリア、宿屋の主人でアリアの父親であるバルト、料理が美味いと評判のアリアの母親メルリィの3人だ。そして今、メーアがメルリィに厨房で料理を習っています。オルフィはどうしますか?
オルフィ:もちろん習ってるわよ! 負けられない!!
GM:では【器用】でどちらの料理が上手くいったか勝負してみますか。毎度の事ながらメーアのデータはサンプルキャラの「護りの聖者」を使うので。
オルフィ:OK、やってやろうじゃない!……フェイト4点使う!!(一同爆笑)
フェイ:そこまでするか!?(笑)
オルフィ:まぁさすがに冗談だけど(笑)(コロコロ)……期待値で13。見た目は悪いけど普通に美味しいと思う。
GM:メーアの料理は見た目普通で(コロコロ)……13(笑)
オルフィ:互角!?
ノア:ではあたいは試食の判定人という事で、食堂で待っていよう(笑)
GM:と、オルフィとメーアの料理が出てきます。
ノア:両方13だしねぇ、1口ずつ食べて――まぁ、悪くは無い。
オルフィ:よし!
フェイ:その評価で満足なんだ(笑)
オルフィ:昔は料理なんてしなかったから、ちょっとずつ上達しているのよ(笑)
GM:メーアも――「嬉しいです♪」と喜んでいます。
ノア:そこで箸を置くと一言――でも、あたい程じゃないね。
オルフィ:へぇ〜? じゃあノア、私とメーアのお手本の為に何か作ってみてよ?
ノア:ふっふっふっ…あたいの腕前に驚くんじゃないよ……厨房、ちょっと借りるよ。
GM:メルリィが――「どうぞ」と快く貸してくれます。
ノア:ではぐつぐつと煮立つ大鍋の前で、食材を空中に放り投げるとクレイモア一閃! ぶった切って鍋に投下!(笑)
オルフィ:そんな料理の仕方があるか!!(笑)
ノア:(コロコロ)……15!――さぁ、ご賞味あれ。
オルフィ:一口食べて……なっ!?(笑)
GM:メーアも――「お、美味しいです!?」
オルフィ:くっ……ノアも中々やるわね。料理の腕はノア、私、メーアの順ね。
GM:「え? でもメーアの料理もオルフィさんのとたいして違わな――
オルフィ:何か?
GM:「……え、なんでもないです」――メーアは恐怖と言う感情を知りました(笑)

――そんな日常の片隅で……

GM:と、こんな噂が聞こえてきます――「おい、知っているか? このラインに食王が来ているんだってよ!」「マジで!? あまりの美味さに食べれば万人がリアクションを取ってしまうってあの食王か!」(一同爆笑)
オルフィ:どこの王よ! リアクションは嘘でしょうが!(笑)
GM:噂は続きます――「食王の料理は医食同源を地で行く料理……万病を癒す特効薬とも言うじゃねーか?」「そうそう、まず一般人じゃ味わえ無い……ところがどっこい――」
ノア:どっこい(笑)
GM:「食王を審査員に、神殿主催で料理大会が開かれるんだってよ。その勝者への賞品が食王の料理なんだ」
オルフィ:なんか凄いんだか、凄くないんだか(笑)
ノア:食王は有名?
GM:冒険者の中じゃ、病気や毒の特効薬として食王料理の知名度が高い。
ノア:マーナルが聞いたらきっと売るわね。
GM:そういえばマーナルとフェイはどこにいるんだ?
フェイ:俺はソイと買い物中〜…小鹿亭にいるといろいろ大変な目に遭うので。
マーナル:私は依頼所です。
GM:ではシーンを変えましょう。

◆Opening02◆おお、心の友よ!

食材の買い物を頼まれたフェイだったが、すでに買い終わっているのだが……ラインの大通りをブラブラと寄り道していた……ぶっちゃけ、早く帰りたくないのだ(笑)
GM:フェイのシーンです。
フェイ:買い物終って大通りブラブラ〜。早く帰っても三つ巴に巻き込まれるだけだしな(笑)
GM:ではそんなフェイですが……人ごみに紛れて、ソイがいつの間にか行方不明です。
フェイ:ソイーーー!!――もちろん探す!
GM:と……ドカッ――「おい? 今、オレの肩にぶつかったな?」
フェイ:ああん?――こっちは不良っぽく言う! ソイがいないから精神が不安定なんだ。
GM:その男はツンツン頭でキミと同じぐらいの年齢ですね――「謝れ」
フェイ:無視してスタスタ。
GM:「一発は一発だ」――と後ろから(コロコロ)……命中11。
フェイ:(コロコロ)……避けた。ついでにこっちから足をかける(コロコロ)……命中14。
GM:(コロコロ)……く、低い!? ドベシャッと転ばされる。
フェイ:ああ、気をつけな。その辺って石が多いから……ソイ〜ソイやーい?
GM:「貴様…許さん!」――本気で殴ってきます(コロコロ)……18命中!
フェイ:(コロコロ)……15! 駄目だ、ダメージ?
GM:演出なのでダメージはいいです。
フェイ:ドッシャーッ! と吹っ飛ばされよう。
GM:「おい、気をつけた方がいいぞ? その辺は石が多いみたいだからなあ」(笑)
マーナル:(一般人)『なんだなんだ? 喧嘩か喧嘩? やれやれ!』
オルフィ:(野次馬)『両方10代みてぇーじゃねーか? 青春か? 青春?』
フェイ:パンパンと埃を払って――ったく、本当に石の多い道だよなぁ? ちゃんと整備してもらわねーと。
GM:「まったく同意見だ」
フェイ:このMッパゲの眉無しが!!!(コロコロ)……――

――4ラウンド後

フェイ:ちっ…なんか能力値が互角な気がする!? ダイス目勝負だし!
GM:よく解ったな。フェイと能力値は一緒だ(笑)
フェイ:勝負付かないじゃないか!(笑)
GM:――と言うわけで、5回目の殴り合いクロスカウンター時に、2人の拳に間にプルンとした感触が……。
フェイ:プルン?……まさかソイ!? ソイーーー!!!
GM:「おおおおお!?」――目の前のツンツン頭も驚きます。そして潰れながらも普通に元に戻ったソイが――
『ソイソイソイソイソイ』って叫びます。
フェイ:ソイは何と?
オルフィ:そっか、フェイはソイの言葉がわかるんだっけ?(笑)
フェイ:正確にはエネミーの大半の言葉は理解可能だ(笑)
GM:『その路地裏で女の人がチンピラに絡まれてる!』――とソイは言います。
オルフィ:めちゃくちゃ詳しいし(一同爆笑)
フェイ:何だって!?
GM:それと同時にツンツン頭が叫びます――「何!? 女の人が路地裏でチンピラに絡まれているだって!?」
フェイ:路地裏に走る!
GM:ツンツン頭もフェイと一緒に走って行きます。
フェイ:そいつより早く路地裏に到着する! 負けるか!
GM:が、ツンツン頭の方が早く路地裏につきます。なぜなら2人が居たのは大通りです。野次馬が結構囲んでいたのでその人垣を超える必要があります。フェイがそれに手間取っている間に、そのツンツン頭はすり抜けて行く。
フェイ:ニンジャ!?
GM:いや、見れば解るがツンツン頭の耳は狼です。≪オーバーパス≫。
フェイ:あ、それズリィっ!(笑)
GM:そしてフェイがソイと共に路地裏に到着すると、すでにそこには誰もいません。先に着いていたツンツン頭がソイに向かって――「おい、誰もいないぞ?」
フェイ:ソイ?
GM:『ソイソイ…(いや、いたんだけど…)』って(笑)
フェイ:ほら、ソイが嘘付くはず無い。わかったかベジータ?
GM:「誰がベジータだ!」(一同爆笑)
フェイ:なんか俺のライバルっぽくてツンツン頭って言うから……つい(笑)
GM:「オレの名前はアルフだ。そんな戦闘民族では無い!!」(笑)
フェイ:そうか、それはすまなかった……俺の名前はフェイ、こっちのポメロは親友のソイだ。
GM:「ソイか……ああ、こいつが嘘を言っているとは思えない……とはいえ、現実に路地裏には誰もいないし……ま、いいか。関係無いしな」
オルフィ:軽い奴。
フェイ:俺はアルフに言おう――お前、ソイを無条件で信じてくれるのか?
GM:「あたりまえだろう?」――さも当然と言った顔です。
フェイ:お前良い奴だな!(笑)
GM:「いや、それはこっちのセリフだ……ちょっと待っていてくれ」――言うと大通りに行き、ジュースを2人分買って戻ってきます――「これをお前にやろう。さっきは肩がぶつかったぐらいで因縁つけて悪かった」
フェイ:ジュースを受け取ろう、俺はパイナップル味が好きなんだが、このジュースの味は?(笑)
GM:「パイナップルジュースだ。オレが好きな味でな。お、おごりなんだから文句は言うなよ?」(笑)
フェイ:ジュースを受け取って――パイナップル味は俺も大好きだ!!
GM:「そうか!」――アルフはどことなく嬉しそうです(笑)
フェイ:俺も嬉しいぞ――しかし、ソイの言葉がわかる人間が俺以外にいるなんて驚いたよ。
GM:「それが普通だろ? 言葉が解らない奴等の方がおかしいんだ」
フェイ:やっぱそう思うか! だよなぁ?(笑)
GM:「ああ、ポメロと話せるだけで変人扱いしたり、まるで憐れな者を見るような瞳をしたり、解って無いのはお前等だっての」
フェイ:まったくだ!(笑)
GM:と、アルフのお腹が"ぐぅ〜"となります。
フェイ:お前、腹減ってるのか?
GM:「…………ま、な」
フェイ:よし、タダで食わしてくれる知り合いの飯屋兼宿屋があるんだ。俺の友達だって言えば一発さ! 来るか?
GM:「フェイ……お前、良い奴だな」(笑)
フェイ:決まりだ! 踊る小鹿亭へゴー!(笑)

◆Opening03◆パルン

数日の間が空けば依頼所へ行く。冒険者になってからそれがマーナルの仕事になっていた。
GM:では依頼所です。フィリアが――「マーナルさん、お久しぶりです」
マーナル:やぁフィリア。何か私達のLVにあった仕事ありませんかね?
GM:「ないですよ」
マーナル:即答(笑)
GM:「う〜ん、実はあるにはあるんですけど……これです。神殿からで『ライン究極料理人決定戦の大会警備』依頼です」
マーナル:依頼料は?
GM:「1人につき50Gです」
マーナル:却下で。
GM:「まぁ元々LV1ぐらいの初心者冒険者がやるような依頼ですし……それにすでに先約が入ってますから……<風の旅団>って知っていますよね? この警備依頼はそこが仕切ることになっているんです」
マーナル:<風の旅団>ですか。
GM:「ごめんなさい。初心者育成に丁度言いからってルーミスさんに差し押さえられてるんです」
マーナル:あそこの旅団は大きいですしねぇ……ほかに何か無いのでしょうか? お金の儲かる奴。
GM:「ス、ストレートですね……」(笑)
パルン:あんた金が欲しいんか?――と登場。
マーナル:欲しいです……って、あなたは?
GM:振り向けば猫族。軽活そうな20歳女性だね。
パルン:ウチの名前はパルン。パルン=オーストリッチや。金が欲しいんなら良い儲け話があるでぇ?――尻尾が2本フラフラ揺れてる♪
マーナル:ほうほう、是非お聞かせ下さい(笑)
パルン:外が騒がしいさかい気づいているかもしれへんけど、この街でライン究極料理決定戦が行われるんや。
マーナル:ああ、依頼にあった奴ですね?
パルン:そうや! その大会の優勝商品が食王様の料理なんやけど……この料理、売れば1万Gに手が届くって噂やで?
マーナル:1万G!!
パルン:で、や。実はこの大会、参加者がぎょーさんおるっつー事で、2人〜3人のチームでしか参加登録ができへんルールになっとるんよ。ウチも大会に出場したいんやけど、この街に着いたばかりやて知り合いおらへんのや。
マーナル:……良いでしょう。なぜかあなたとは目的が一致しそうです。一緒に参加致しましょう。私の名前はマーナルです。参加申し込みはどこで?
GM:それは依頼所のフィリスが答えます――「料理大会の主催は神殿ですから、隣の神殿に行けば参加申し込みできますよ」

◆Opening04◆ポメ友?

3時の躍る小鹿亭。勢いよく扉が開き――
フェイ:ただいまー! バーンッ!と扉を開けて入って来る!
オルフィ:それに気がつかないぐらい中華鍋を振るってる! ノアに勝つべく修行中!!
ノア:じゃあそんなオルフィを見ているかね(笑)
オルフィ:その余裕がムカツク! 絶対に勝ってやる!!
フェイ:……な、なにやってんだオルフィは?
GM:と、メーアが――「お帰りなさいご主人様」
フェイ:おう!……って、オルフィは何かあったのか?
GM:「料理の修業中です♪」
フェイ:そ、そうか……ま、いいや。おーいアリア? こいつに何か適当なものを作ってくれない?
GM:では他のお客の注文を聞き終えたアリアが――「お帰りフェイ、買い物は済んだ?」
フェイ:じゃあ買い物して来た品を渡しておこう。
GM:その材料はメーアが調理場へ持っていきます。アリアはフェイの隣にいるアルフを見て――「別にいつもの出すのはいいけど……誰? 見ない顔だけど」
フェイ:俺の親友! 名前はえっと……――
GM:「オレの名はアルフ。フェイとはさっき親友になったんだ」
フェイ:そう、アルフだアルフ(笑)
GM:アリアは――「フェイの友達ならいいっか。お代はいつも通りマーナルにツケとくね♪」
フェイ:ああ、それでいいや。
マーナル:良くないです!――って本当は言いたい(←ここに居ない人)
ノア:と、そのやりとりを聞いていて……ドンッ!! とテーブルに料理を置く!
フェイ:何? この具がいびつにぶつ切りなゴロゴロした料理は?(笑)
ノア:料理大会の人気でお客が多くてね、メルリィさんも手が足りないってんで、あたいが作ってきたよ。さ、遠慮無くお食べ?
GM:ノアは【器用】判定して下さい。
ノア:(コロコロ)……はっ! ふぁんぶった(笑)
フェイ:食べるとゴリガリと音が。
GM:匂いからしてまず生だね。
フェイ:ノア……生のままなんだけど。
GM:同じく食べたアルフが――「まず」(一同爆笑)
ノア:あたいの料理がまずいだって? だいたいあんたは誰なんだい、フェイに近づくんじゃないよ。
GM:「オレはフェイの親友だ。貴様こそ何者だ!」
ノア:あたいかい? あたいは――
GM:「フェイの姉さんか?」
フェイ:違うぞ。
ノア:そう、もっと親しい間柄よ?
フェイ:全然違うからな。
ノア:あら、恥ずかしがっちゃって……可愛い?(笑)
フェイ:誤解を招く事を言うなーー!! どうしてそうなるんだよ! 何でもないだろうが!!
GM:そんな2人にアルフはソイと――「いつもこんな感じなのか?」「ソイソイ」「……なるほど」(笑)
オルフィ:そこに料理運んでくる! 見た目はちょっと変だけど、フェイト使って(コロコロ)……15!!――さ、自信作よ♪
フェイ:ああ、今日はなぜかオルフィがお約束な幼馴染みに見える!
オルフィ:バカンッ! お盆で顔面を潰す! ずっと幼馴染みでしょうが!!(笑)
フェイ:さ、さいでした……――ソロリとオルフィの料理を口に運んで……美味い!!
GM:アルフもそれを食べて――「美味い。凄いな!?」
フェイ:オルフィってこんなに料理美味かったんだな!?
オルフィ:ま、まぁ……良く味わって食べてよね――と、恥ずかしい気もするけど嬉しい(笑)
ノア:さっきと立場が逆転してしまった……。落ち込んでいよう。
オルフィ:ところで、えっと……アルフだっけ?
GM:「ああ、なんだ?」
オルフィ:あなた、さっきソイと喋ってたみたいだけど……言葉がわかるの?
GM:「ん? 普通だろう?」
フェイ:そうさ、解らないオルフィが変なんだ(笑)
オルフィ:ビシッ! あんたには言われたくない! まぁソイと話せるのは実例がいるから別にそこまで驚きはしないけど……どうしてラインに?
GM:「もちろん冒険さ! これでも結構強い冒険者なんだぜ?」
オルフィ:1人で冒険していたの?
GM:「いや、あるギルドにいたんだが、自分からそのギルドを辞めて来たんだ」
フェイ:なんかあったのか?
GM:「ああ! 聞いてくれフェイ! そいつらったらポメロを襲うんだぜ!?」(笑)
フェイ:最低の冒険者だ!!!(一同爆笑)
ポメロを襲う冒険者……普通である。
GM:「だろう!!!」――と異様な盛り上がり、そしてアリアがオルフィに――「ねぇオルフィ……なんか、フェイが2人いない?」(笑)
オルフィ:う〜ん…邪魔なら追い出すわよ? 営業妨害?(笑)
GM:とかなんとかやっていると、横のテーブルで喧嘩が始まります――「手前ぇみたいな三下料理人が勝てるわけねーだろうが!」「うるせぇ、貴様こそヘボのくせに意気込むな!!」

◆Opening05◆大会参加のルール

ラインにあるアーケンラーヴを祀る神殿。毎日参拝者が多い事でも有名だが、今日に限ってはいつもの数倍以上の賑わいを見せていた。
GM:――と言うわけで、大会の出場処理で今日はとっても混んでいます。
パルン:はいはい、ウチらも受付するでー?
GM:「ああ、料理大会の参加受付ですね? 人数は2〜3名のチーム戦です。一度登録した場合、3名に増やすのは問題無いですが、人数を減らす・チームの解散は不可能ですのでお気をつけ下さい」
パルン:かまへんかまへん。
マーナル:私とパルンで登録お願いします。
GM:「解りました」――と登録完了です。
パルン:ところで、ウチはこの街に来たばかりさかいイイけど、マーナルはんは仲間とかおらへんの?
マーナル:いませんから(即答)。
パルン:そ、即答やな(笑)
マーナル:友達いませんから……丁度良いじゃないですか。
パルン:友達おらへんのかぁ〜寂しいやっちゃなぁ(笑)
マーナル:余計なお世話です!!(笑)
GM:「では大会のルール説明を――
――ライン究極料理人決定戦の大会ルール――
◆開始日の朝、料理の課題が発表される。(これにより事前準備や不正は不可能となる)
◆材料集めは3日間。
◆4日目の朝から調理、正午に審査が行われる。
◆食王様が審査員になり審査、その眼力により箸をつけずに審査が終了する事がある。
◆優勝賞金はライン1の料理人の称号、及び食王様が作った料理。
マーナル:なるほど、とりあえず明日の朝まではフリーのようですね。
パルン:なぁマーナルはん、ウチはこの街始めてさかい良い宿屋とか教えてくれへんか? まだチェックインしてないんや。
マーナル:ああ、宿屋なら……(少し考えて)……ええ、付いてきて下さい。
GM:踊る小鹿亭ですね?
マーナル:何を言っているのですか、行くわけないじゃないですか! この話を知ったら皆が参加するに決まっています! ライバルは少ない方が良いです!(一同笑)
オルフィ:あんたって人は〜!
フェイ:そんな予感はしたんだよなぁ(笑)
マーナル:と言うわけで、冒険者通りにある小鹿亭より3軒隣の別の宿屋に入ります。
GM:パルン的には3軒向こうの宿屋から、かなり美味しい匂いがしてきてたのになぁ……と(笑)
パルン:ああ……あっちが良かったなのになぁ(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:一方小鹿亭です――「うん、うまかった。ありがとう! えっと……オルフィ!」
オルフィ:ま、喜んでもらえて嬉しいかな(笑)
フェイ:見た目は悪かったけどなぁ〜(笑)
オルフィ:肘打ちで黙らせておく(フェイ:ぐはぁ)――で、アルフはどこに泊まっているの? 冒険者なんでしょ?
GM:「ああ、ここからすぐそこの宿屋に泊まってる」
フェイ:近いのか?
GM:「近いぞ。そうだ、俺の部屋に来るかフェイ?」
ノア:なぁにぃい!!(一同爆笑)
オルフィ:そこで変な反応するな!!!(笑)
フェイ:よし! 行くぞソイ!――バタンッ! と出て行く。
オルフィ:アリア、ちょっと仕事の方お願いね〜?――と≪シャドウストーク≫(笑)
ノア:あたいも尾行するわよ。
GM:ではアリアが――「さ、メーア。静かになった事だし料理の続きしよっか?」「……あ、はい♪」――と小鹿亭は平和になります。
………………………………………………………………………………………………
GM:では3軒隣の宿屋にアルフは入って行きます――「ここだぜフェイ」
フェイ:ここか!
GM:と、宿屋の主人を話している2人組にフェイは見覚えがある。女性は知らないけど羽付きはマーナルだ。
フェイ:あれ? なんでマーナルがここにいるんだ?
GM:「ん? 誰か知り合いがいたのか?」
フェイ:ああ、あのパッと見が美形な羽生やした奴いるじゃん。一応、あれってギルド仲間なんだ。お〜い、マーナル? その女の人って誰?
マーナル:無視します。
パルン:マーナルはん、なんか呼ばれとるで?
マーナル:はっはっはっ、空耳でしょう(笑)
フェイ:無視するなよ〜?(笑)――と近づいて行く。
マーナル:さぁパルン、さっさとチェックインを済ませるのです。今すぐに! さぁ早く!(笑)
パルン:無視するなって言ってるで?
GM:アルフが――「本当に知り合いか?」
フェイ:ギルド仲間なんだけどなぁ。ついでに保護者だし(笑)
パルン:ギルド仲間言うとるで?
マーナル:はっはっはっ、聞こえませんねぇ〜(笑)
パルン:ウチが聞いてるっちゅうねん!(笑)――マーナルはん無視してそっちの少年に話を聞く――あんさんらは、マーナルはんのお知り合いでっか?
フェイ:まぁ知人です。
パルン:でもマーナルはんは友達いないって――
フェイ:ああ、こいつは友達いないから(一同爆笑)
マーナル:ツッコミたい……でもツッコめば仲間だと認めてしまうし……。
フェイ:キミは?
パルン:ウチはパルン、パルン=オーストリッチや! 世界中の珍しいもの美味いものを食べる為に旅しとる冒険者や。マーナルはんとはさっき意気投合してな、良い宿屋があるっちゅうからやって来たんやで?
フェイ:良い宿屋……ああ、それなら3軒向こうの踊る小鹿亭さ。そこならタダで泊めてくれるぜ(笑)
パルン:ほんまかい!(笑)
マーナル:パルン! 騙されてはいけません! そんな美味い話があるわけないでしょう!
フェイ:え? マーナルだってタダで泊まってるじゃん?
マーナル:あれは私のツケだからタダなんです! 私が払っているんですよ!?
パルン:なんや、やっぱり知り合いなんやないか?(笑)
マーナル:ああ!! 我慢できずにツイ!?(一同爆笑)
フェイ:じゃあパルンの手を取って――すまんアルフ、ちょっとこの人を小鹿亭に案内してくる。
GM:「ああ、オレはここで待ってるぜ」
オルフィ:そこで登場! 飛び蹴りかましつつパルンからフェイを引き離す!――コラー!!
フェイ:吹っ飛んでから――コラー!ってなんだよ!? 意味わかんねー!(笑)
オルフィ:年上の女性を強制的にナンパしてるんじゃない!!!
フェイ:ち、違う!
パルン:そうやでぇ? 踊る小鹿亭って店に案内してもらうつもりやったんや。
オルフィ:ピクッ……――う〜ん、残念だけど今、踊る小鹿亭は満員で誰も余剰に泊まれないから。
フェイ:嘘付きだ(笑)
パルン:そうなんか?
マーナル:そうですパルン、だから私はこの宿屋を紹介したわけです(笑)
GM:と、ここでパルンは邪神の囁きチェックをして下さい。邪神はフェイと行動を共にするよう囁きます。
オルフィ:それってGMの囁きじゃないの!
パルン:(コロコロ)……あ、惜しい失敗した。目の色が一瞬紫に変って――ウチは、やっぱ踊る小鹿亭に行くで! ウチの勘が告げてるんや(笑)
オルフィ:それは駄目! 私は小鹿亭を手伝ってるから解るんだけど、今は本当に満席だから。
パルン:う〜ん……マーナルはんもその店に泊まってるんよね?
マーナル:え、まぁそうですけど。
パルン:コソコソとマーナルはんに近寄って――マーナルはん、ウチはどうしても踊る小鹿亭に泊まりたいんや……マーナルはん、なんとかしてーな? でないとウチ、大会の参加を放棄するで?
マーナル:放棄?
GM:片方が来ないと参加チームが1人になる……それだと失格だから。
マーナル:しまったー!! さぁ踊る小鹿亭に行きましょうか(笑)
パルン:そやな〜♪
オルフィ:ああ、さっきまで味方っぽかったのに!?(笑)
マーナル:オルフィ……大人には大人の事情があるんです(笑)
GM:ではそんなこんなでシーンを切ります。
ノア:最後にあたいを!――お、おのれ……ビシビシとその宿屋の窓を割りつつ――登場するタイミングを逃した(一同爆笑)

◆Opening06◆そして全員大会参加!!

時は流れてその日の夜。夕飯食べているフェイ、オルフィ、マーナル、ノア、パルン、メーアの6人だったが――その時、事件は起こった……。
パルン:もっしゃもっしゃ――なかなかの美味やないか♪
ノア:あたいはフォークの先が曲がったりしてます――なぜか女が増えている……。
オルフィ:微妙かな。
GM:「あの〜なんかピリピリしてませんか?」
マーナル:メーア、気にしちゃいけません(笑)
GM:「そ、そうですね」――と苦笑い。
パルン:こんなに美味しい店なら、さっさとマーナルはんも教えてーな。
フェイ:俺は普通に食べてよう――ソイ、うまいかぁ?
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪』
パルン:お、こんな所にも――サクッ! とソイをフォークで(一同爆笑)
GM:『ソイ〜〜!?』
フェイ:ソイ〜〜!!! なにするんだパルン! ソイは食べ物じゃない!!
パルン:そうなん? 結構美味しいもんやで?
フェイ:違う違う! ソイに手を出すな!!
ノア:今……パルンは常にポメロを食しているような発言だった気が……。
オルフィ:パルン……って言ってたけど……、ポメロって食べれるの?
パルン:もちろんや! この世の大概のものは食べれるで〜、ポメロは甘味が効いてて良い味や(笑)――と、GMから言われた役割はこんな所でしょう(笑)
マーナル:GMから言われた役割……ですか?
パルン:キャラ作時に言ってたやろ? 対○○の為に呼ばれたって……対ソイの為に呼ばれたんや(笑)
フェイ:敵! 敵発見! GM! あんたなんてキャラを投入するんだ!
GM:いやぁ〜フェイがソイにばかり夢中で、女の子達が報われないのは可哀相って意見が多数寄せられてさ(笑)
パルン:ちゅう訳で、ソイを刺したまま口へと――
フェイ:≪カバーリング≫! 絶対にソイは食わせん!!
パルン:フェイはんのイケズ〜♪(笑)
フェイ:いけずじゃない!(笑)
オルフィ:ふっふっふっ……私はパルンの手を取るわ――パルン、あなたとは仲良くやれそうだわ♪
ノア:あたいも手を出そう――その事に関しては同盟という事だな。
オルフィ:ほらメーアも――ってメーアも手を出させる。
パルン:なんや知らんが……女4人の友情の誓いっちゃー奴か?(笑)
マーナル:(ナレーション風)ここに、ソイ包囲網の誓いが行われたのでした……。
GM:ソイがガクガクしてる(笑)
フェイ:大丈夫だソイ、お前だけは俺が絶対に守ってみせるからな!
GM:と、そんな所にアリアがやってきて――「そういえばオルフィ達は料理大会に出場しないの?」
オルフィ:料理大会?
GM:「そうだよ。ラインに来ている食王が――とアリアが説明します。マーナルはまったく説明する気が無いですし(笑)
マーナル:ライバルは少ない方が良いですから。

――説明終了。

GM:――と言うわけ、でもラインの料理人の人達は、優勝して直接食王様からアドヴァイス貰おうって人も多いみたい」
オルフィ:へぇ〜、その参加登録ってどこでやってるのかなぁ?
GM:「神殿で受け付けてるって」
オルフィ:あ、いっけない! 私ったら明日の料理の勉強の材料で必要なものがあったんだ!? ちょっと買い物行ってくるね!――さりげなく小鹿亭を出て行きます(笑)
ノア:さってっと……ちょっと夜風に当たってくるかな――とあたいも小鹿亭を出る(笑)
GM:「あの、ご主人様……メーアも出かけてきますね。大事な約束を思い出しました」――トテテッとメーアもいなくなります。
フェイ:………………。
パルン:ムシャムシャ……なんや突然静かになってもうたな(笑)
マーナル:ま、いいじゃないですか。落ち着いてご飯が食べれるってモノです。
パルン:ところで……フェイはんは参加せーへんのか?
フェイ:ん? 何に?
パルン:その料理大会や。ウチとマーナルはんはチーム組んで参加済みやで?
フェイ:ブーー! そうなのマーナル!?
マーナル:ああ、なんで言ってしまうのですかパルン。黙っていようと思ったのに。
フェイ:黙ってるなよ! なんでそういう事秘密にするんだよ!
マーナル:優勝者の取り分が減るじゃないですか。
パルン:あ、あんさん……。
GM:ちなみに優勝チームには1人1品ずつ料理を食王様が作ってくれるので、チーム人数によって褒美が減ったりはしないぞ。
マーナル:そうだったのですか……フェイ、あなた暇ですよね?
フェイ:え、突然なんだよ?
マーナル:今から神殿に行って私達のチームに参加して下さい。人手は多いほうが有利です(笑)
パルン:速攻で手の平返しやな(笑)
フェイ:それがマーナルだから……ああ、わかった。でもオルフィ達はいいのか?
マーナル:ああ、気にしないでいいですよ。あっちはあっちで好きにやるでしょうから。
………………………………………………………………………………………………
GM:では神殿の前です。オルフィ、ノア、メーアの3人がばったり出会うシーンですね。
オルフィ:あれ、ノア?
ノア:おやオルフィどうしたんだい? 買い物はこっちじゃないだろう?
GM:「オルフィさん! ノアさん! どうして2人とも!?」(笑)
ノア:おやメーアまで……神殿に何か用事でもあるのかい?
GM:「え、えっと……」
オルフィ:それはこっちの台詞よ! ノアこそこんな所に何しに来たのよ?
ノア:あたいはちょっと夜風に当たりに来ただけさ。偶然、神殿の前に来たってだけだね(笑)
オルフィ:ううう……なんとなく三竦み状態(笑)
GM:「さぁそろそろ片しちゃっていいだろう。もう夜だし大会出場者もこれ以上いないだろうしな」――と神殿の担当神官が受付を片付けつつ――
ノア:そこに飛び込む!――大会参加、1名エントリーお願いします。
GM:「無理です。出場者が多すぎると困るので2名〜3名でのチームでないと参加登録はしないルールなんです」
ノア:ち、チーム?
オルフィ:メーア、2人でチーム組もうか?(笑)
GM:「はい♪ 頑張りましょうオルフィさん♪」
オルフィ:じゃあ参加登録に記入。2人分。
ノア:チラッ……チラッ……とそっちを(笑)
GM:「オルフィさん、ノアさんは入れてあげないんですか? なんか可哀相ですよ?」
オルフィ:でも……ノアの腕前はもう越えちゃったから、足手まといはいらないし(一同爆笑)
マーナル:調子乗ってます!(笑)
フェイ:確かに一度勝ってるけど(笑)
ノア:目から1雫キラン……と落ちてから、クレイモアがガシャンと地面に。
オルフィ:???
ノア:オルフィ……料理が……料理がしたいです!!!(一同大爆笑)
パルン:負けてるでー!(笑)
マーナル:ノアが泣きました(笑)
オルフィ:ノア、一緒に参加しよう。ノアの力が必要だよ♪
ノア:オルフィ……キラン♪
GM:「か、感動です♪」
フェイ:そうかぁ?

◆Opening07◆フェイ毒死!?

その夜。踊る小鹿亭。男部屋にフェイとマーナル、女部屋にメーア、オルフィ、ノア。さらに別個に取った部屋にパルンがいた。そして皆が寝静まった深夜……――
GM:さてフェイ、精神ジャッジをしてくれ。
フェイ:(コロコロ)……9です。
GM:苦しい。息苦しい。そして体中が痛い。
フェイ:痛い痛い痛い痛い――ゴロゴロゴロゴロ!!
GM:『ソイソイソイソイソイッ!!!』(笑)
マーナル:ダーー! うるさいですよフェイ! もう子供じゃないんですから静かに寝なさい!!
フェイ:ち、違う! 体中が痛く……ぐはぁ……――バタリ。
マーナル:はぁ……やっと静かになりましたか。
オルフィ:フェイの叫びって聞こえていいのよね?
GM:ウルサイ程に(笑)
パルン:こんな夜更けになんなんや……とフラフラと男部屋に。
GM:と、マーナルの『やっと静かになりましたか』――と言う声と共にフェイの悲鳴が終る。
パルン:扉をチョロっとだけ開けて見る。
フェイ:床に倒れてピクピクしてる(一同爆笑)
パルン:バーン!――と扉を開けて――見たでマーナルはん! あんさん殺人犯やったんか!!
マーナル:違います! なんで私がフェイを殺さないといけないのですか!!
GM:「あの〜どうかしました〜?」――とメーアも起きてきます。
パルン:成仏しーやー!――ニードロップをマーナルはんに(笑)
マーナル:痛ッ! だから違うって言ってるじゃないですか!
オルフィ:その光景を開けきらない目で見て……――ま、いつもの事か……ふあぁ〜あ……ZZZ……
GM:「オルフィさんしっかりして下さい! ご主人様が大変です! 泡吹いて倒れてます!!」
オルフィ:フェイが……? だからどうしたって……あ、フェイ!!(笑)
フェイ:ブクブクブク……(笑)
オルフィ:マーナルあんた何をしたー!!――と地獄落し!!!
マーナル:ギャー!!(笑)――って誤解です。私が普通に寝てたらいきなりフェイが苦しみ出したんですって! ソイに聞けばわかります!
GM:『ソイソイッ!!』
オルフィ:なるほどなるほど……ってわかるかー! ソイの話が聞けるわけないでしょうが!(笑)
もっともな意見です。
GM:とりあえずフェイがどうしてこうなったのか知力で難易度15です。
一同:(コロコロ)……『失敗』
フェイ:あう(笑)
マーナル:こうなったらやはりソイから聞き出すしかありませんね。
パルン:でもポメロの言葉なんて誰がわかるんや?
オルフィ:フェイの友達の変った子! あの子を呼んでくる! メーア、ちゃんとフェイと見といてね――と3軒隣の宿屋へ走っていく!

――そして――

GM:(コロコロ)……「うむ、これは遅効性の毒だな。夕飯……いや、3時ぐらいに食べた料理に混じっていたんじゃないか?」
ノア:3時って言うとあたいらの手料理をフェイが食べてた頃だね?――とオルフィを見る。さりげに部屋にやって来てます。
GM:「メーアのはご主人様に食べてもらっていないですし……」――とオルフィを見る。
マーナル:ほう――とオルフィを(笑)
オルフィ:私!? 違うわよ! どうしてそんな事をしなきゃいけないのよ! いくらフェイが殺しても殺したり無いぐらい鈍感でも、そんな事私は絶対にしない!!
マーナル:ま、そんな事はわかってます。からかっただけですよ(笑)
オルフィ:ちょっと涙目でマーナルを殴る。
パルン:ウチ、毒消し持ってるけどとりあえず使ってみよ?
GM:では毒消しを消費しておいて下さい。フェイも意識を取り戻します。
フェイ:う、うう……。
オルフィ:フェイ!
GM:しかしアルフは続けます――「駄目だな、体内での潜伏期間が長い分効果が出にくい毒みたいだが……正直、それだけ身体に馴染んだ毒だ。普通の毒消し程度じゃ一時的に治すだけだ」
フェイ:俺は……おお、アルフ……。
GM:「フェイ、良く聞け。お前の身体は特殊な毒に侵されている。このままじゃ3日と持たない」
フェイ:何〜〜!?(笑)
オルフィ:3日?
ノア:ずいぶんと差し迫ってるじゃないか。
パルン:ま、GMの陰謀臭いけど、タイミングよく全てを治す食王様が来ているんや、その医食同源っちゅー料理を食べさせれば、治るんとちゃう?
GM:「その通りです! パルンさん頭良いです!」――これはメーアです。
ノア:これはいよいよ負けられなくなったね。
オルフィ:よかった……と安堵してる。
マーナル:ところでアルフ、その毒はどうやってフェイに? 本当に料理が感染源なのですか?
GM:「ああ、直接ナイフに塗って相手を傷つけて体内に入れるか、もしくは料理などに混入して体内に入れるか……その2つでしかこの手の毒は感染しない」
マーナル:フェイに傷は?
GM:ありません。
マーナル:どうやら……本当に料理に一服盛ったようですね。
オルフィ:私じゃないよ!?
マーナル:オルフィを疑って言ってるわけじゃありませんって(笑)
ノア:そういえば……その時ってアルフも一緒に食べてなかったか?
GM:「………………しまったー!? ギャー! 痛い痛い痛い痛い」――ゴロゴロゴロゴロ!!(一同爆笑)
フェイ:(←他人事なので大笑い)
マーナル:今度は私が毒消しをあげましょう――ほら、毒消しです。1万Gで。
GM:「おお、すまねぇ……って高いだろうが!!!」(笑)
パルン:そうやでマーナルはん、こういう時はお互い様なもんや――とウチの毒消しを渡すで。
マーナル:チッ。
GM:「(ゴクンゴクン……)――ふぅ……あぶなかった」
フェイ:アルフ……お前もあと3日の命か(笑)
GM:「まぁな……だが、大丈夫だ! 俺はこの街で知り合った奴等と料理大会にエントリーしている。俺はそれなりに料理の腕には自信あるし、優勝できるって信じてるからな」
フェイ:そうか、実は俺もノリでエントリーしている!
GM:「ノリか! 命がけになったな」(笑)
フェイ:ああ……ところでアルフ、裏取引しないか?
GM:「なんだ?」
フェイ:どっちが勝ってもお互い食べよう。
GM:「………………」
フェイ&GM:『ガッシ!!』(一同爆笑)  

◆Middle01◆ライン究極料理人決定戦開催!

ラインの中央広場には今、百数十人の料理自慢の猛者が集っていた。子供からお年寄り、プロから冒険者までその参加者は様々だ。無論、フェイ達も中央広場に集合していた。
GM:朝方の中央広場、大会に出場する選手達が集っています……と、そこで全員【感知】をどうぞ。難易度は10です。
フェイ:(コロコロ)……失敗。
フェイ以外全員:『成功』
GM:では成功した人は1D6を振って下さい。
オルフィ:2!
パルン:3!
ノア:5!
マーナル:5!
GM:ノアは微妙かもしれませんが、マーナルは確実に解る人が参加者の中にいます。太った料理人を両脇にはべらせた人……ザーマスおばさんチームと、同じようにやせ細った料理人を2人はべらせたザーボンチームだ(笑)
マーナル:あ、あれは……。
GM:「この大会で勝って食王の料理を食べるザーマス」「どっちが勝っても恨みっこ無しザーボン」(笑)
マーナル:金で雇った料理人で参加っぽいですね。
GM:パルンはアルフを見ます。その後ろには何となく人数あわせに仲間になってもらった冒険者が2名一緒にいます。
パルン:どうやらアルフは、自分の腕に相当自信があるようやな。
GM:そしてオルフィ、キミは何となく気配を感じてそっちを見るのですが……仮面の巨漢を2人連れた怪しいフードの人を見ます。フードから出た髪の毛と、体のラインから女性ってわかる。
オルフィ:あ、怪しい……。
GM:そして皆が集っていると――「やっぱり皆出たんだね♪」――とアリアがやってきます。その後ろにはバルトさんとメルリィさんがいます。
オルフィ:あ、アリア! そのメンバーはずるいよ!!(笑)
マーナル:踊る小鹿亭の営業はどうしてるんです?
GM:バルトさんが――「今日一日、臨時休業だ」「オルフィちゃんもメーアちゃんも料理の腕は上がってきているわ、私が保証してあげる」「じゃあお互い頑張ろうね♪」――と行ってチーム踊る小鹿亭は去って行きます。
フェイ:強敵出現だなぁ。

――パッパーパパパパララーー♪ ドラララダラララアラララララ――
――ラッパとドラムロールの後、神官長ランディアが仕切りだす。そして大会ルールを説明――

GM:「――と、ルール説明は解ってもらえたと思います。それではこの料理大会のゲストを紹介致しましょう――食王様です!」――『ワーーー!!!!』と大歓声と共に、すでに審査員席に初老で鎧甲冑を着けたお爺さんが現れる。なぜかスモークが炊かれたりして(笑)
パルン:食王様〜〜!(笑)
GM:食王は立ち上がって一言――「料理は……心だ!!!」
一同:『はは〜〜』(一同爆笑)
GM:なぜハモってひれ伏す?(笑) そして神官長が――「さて、これより題目を発表致します」
ノア:ゴクリ……と喉が鳴る(笑)
GM:「今回の題目は……――……これです!」――『カレー』という垂れ幕が後ろにデカデカと出ます。
一同:『カレー!?』(一同爆笑)
GM:だからハモる必要性は無いだろう?(笑)
パルン:ってか、この世界にカレーがあるんか?
GM:まぁ、あるって事で(笑)――「それではライン究極料理人決定戦……開始致します!!!」
――ライン究極料理人決定戦の大会ルール――
◆開始日の朝、料理の課題が発表される。(これにより事前準備や不正は不可能となる)
◆材料集めは3日間。
◆4日目の朝から調理、正午に審査が行われる。
◆食王様が審査員になり審査、その眼力により箸をつけずに審査が終了する事がある。
◆優勝賞金はライン1の料理人の称号、及び食王様が作った料理。


(1)材料集めは3日間、行動可能なのは1日のうち「午前」「午後」「夜」「深夜」の4ターン。4ターン連続  で行動すると1ターン使って睡眠を取るまで全ての行為判定にダイス−1のペナルティ。1ターン消費  で睡眠を取ればペナルティは解除。
(2)1ターン中には1つの場所に行ける。その場所で何をするかは自由。
(3)1回行動するごとに、チームの代表が【幸運】で判定、難易度10に成功しないとイベント発生。
(4)ストーリー的なイベントにより、行動が1回消費される事もある。
(5)エネミーを狩る場合は、1行動使ってランダムエンカウンター。難易度10の【幸運】判定に失敗する  とエネミーに襲われる。ただし、何に襲われるかはうろつく場所と時間帯による。
(6)他チームの妨害は禁止、ただしそれを監視しているのは<風の旅団>の初心者冒険者なので  ……
(7)4日目、料理を作る際のルール。食材にはそれぞれ修正値があり、その合計で基本値が決まる。
   次にチーム全員が【器用】で判定。10以上で+1、12以上で+2、14で3、16で4、18で5…
   以降2ずつ上昇。の修正が入る。フェイトの使用は可能。一番達成値の高かったチームが優勝。
オルフィ:その達成値が高いほど、美味しい料理が作れたって事になるのね?
GM:そういう事です。料理の判定は今日のしょっぱなでやったのでだいたいわかってもらっているでしょう(笑)
マーナル:で、その食材ってのはどこにあるのですか?
GM:食材はラインの街のいろいろな場所にあります。ただし、同じ食材を多数入れても良い味は出ません。詳しくはアリアンロッドシナリオ集その1『ファーストクエスト』のライン設定をどうぞ(笑)
※ラインにある場所は以下の通りである。
1:都市の門  2:ライン王城  3:旧王城   4:ライン神殿  5:依頼所
6:中央広場  7:冒険者通り  8:踊る小鹿亭  9:アデス武具店
10:地図屋アンタレス  11:タニスとヴィアン  12:<風の旅団>ギルド  13:エール通り
14:月夜亭  15:職人通り  16:レイルズ商店  17:商人通り  18:ライン郊外
ノア:モンスターを狩る場合はどこに?
GM:街の外に出ればエンカウント可能です。さて、それぞれのチームで作戦考えて一日目の行動を教えて下さい。
オルフィ:全員分かれて行動する事は可能なの?
GM:可能ですよ、でもそれぞれ幾ら持って行動するかは宣言しておいて下さいね。
マーナル:金!? 食材集めにお金が必要なのですか!?
GM:もちろんです。
マーナル:じゃあお金持ちのザーマス&ザーボンが有利じゃないですか!!
GM:そうだね、そのおばさん達は――「さぁ王城に行って王室御用達の高級食材を買うザーマス」「これで優勝は頂きザーボン」――と走って行きます。
マーナル:くっ、やっぱ世の中金が全てです!(笑)
ノア:金の無い料理人はどうしている?
GM:「よし、タダで作るぜ!!」――とラインより外に走っていく――「最悪、カレー粉さえあれば大丈夫のはずだ!」
フェイ:賭けだなぁ(笑)
GM:で、結局どうしますか?
パルン:ウチはいったん王宮の様子を見てくるかな。
マーナル:私は中央広場へ行ってきましょう。
フェイ:じゃあ俺は依頼所に行くか。
オルフィ:ノア、私達はどうしよっか?
ノア:ふふ……外へ出て狩りよ!
GM:「あの〜メーアはどうしましょう?」
オルフィ:メーアを狩りに付き合わせるにはアレだし……メーアは王宮を見てきて。
GM:「わかりました」――ちなみにメーアはお金を1Gも持ってないので、本当に見てくるだけになるけど?
オルフィ:じゃあ70Gぐらい渡そう――何か良さそうなものあったら買っておいて。
GM:「じゃあ行ってきます♪」

◆Middle02◆1日目・午前

――王宮

GM:まずパルンはイベントが起こるか【幸運】で判定して下さい。
パルン:(コロコロ)……うん、大丈夫や。
GM:では普通に進みます。あなたが王城へと向かって行くと、なぜかメーアも一緒に付いてきます。
パルン:ん? メーアちゃんも王宮に行くのかいな?
GM:「はい! オルフィさんに頼まれました♪」
パルン:ほな一緒に行こか?
GM:「はい!……ところでパルンさん、いくら持ってますか?」
パルン:そうやなぁ、あんまり持ってないんやけどな(笑)
GM:と、王城からホクホク顔で2人のおばさんが帰っていったり……。
パルン:すんまへーん? 食材分けてくれへんか?
GM:ではコック帽が異様に長いシェフが出てきて――「キミたちも大会の参加者だな。お金は払ってもらうが、胸を張って食王様にお出しできる高級食材は揃っている」
パルン:とりあえずカレー粉はいくらでっか?
GM:「1000Gだ」
パルン:高いちゅーねん!!(一同爆笑)
GM:メーアも手に握り締めた70Gを見て困り出す(笑)
パルン:ハイMPポーションが3つも買えるやないか! 人参とか安そうなのは幾らや?
GM:「人参か……50Gだな。安いぞ」
パルン:ああ、さすがに桁が下がった……って人参で50Gも高すぎやっちゅうねん!!(一同爆笑)
GM:「そうなのですか?」
パルン:普通の肉でさえ10Gな事を考えると、この高級食材がいかに高いかわかるで?(笑)
GM:「どうした? 買わないなら私は厨房へ戻るが?」
パルン:福神漬けや隠し味のリンゴとかはないんか? あ、あと肉はどうや?
GM:GM的に言うが、福神漬けとらっきょうはシナリオ的にもどこにも無い(笑)――「リンゴは市場で売っている普通のを使っている。これは市場で買ってくると良い。肉は200Gだ」
パルン:なんつぅ高さやねん! まだ3日もあることやし今日のところは出直してくるわ。
GM:ではシェフは王宮の厨房へと戻っていきます。王宮からの帰り道にメーアが――「カレーの食材って高いんですねえ」
パルン:今回のが特別なんや、庶民と貴族の格差を見せ付けられた感じや。

――依頼所

GM:フェイはまず【幸運】判定。
フェイ:(コロコロ)……成功。
※以降、幸運判定はリプレイでカットしている部分が大半になります。カットされている場合、まず成功してイベントは起こらなかったと思って下さい。
GM:「あ、フェイさん、おはよう御座います。でも、今日はお願いできる依頼はありませんよ?」
フェイ:ああ、今日は依頼を見にきたんじゃないんだ。料理大会でカレーを作らなきゃいけなくてさ。カレーの材料でよさ気なのもって知らないか?
GM:「う〜ん、人の顔を覚えるのは得意ですけど……ああ、でもレイルズ商店のレイルズさんは、いろいろな所を旅していますから、何か知っているかも」
フェイ:レイルズさんか……わかった、ありがとう!

――中央広場

GM:普通に屋台とか店とか出ています。
マーナル:女性のやってるお店に行きます。
GM:……ああ、なるほど(笑)――「ああ、マーナルさんいらっしゃい♪」――と20歳ぐらいの看板娘とか(笑)
マーナル:こんにちは。ところでカレーって作りますか?
GM:「ええ、時々作りますよ?」――と美形なマーナルにちょっとウットリしながら(笑)
マーナル:じゃあカレーの隠し味って何か使ってますか?
GM:「うちのカレーですか?……そうですね、うちはカレーにコーヒーを隠し味で入れますよ♪」
マーナル:そうなんですか、そのコーヒーってどこで買っている奴です?
GM:「いつも商人通りで売っているわ。ところで何か買っててよマーナルさん♪」
マーナル:そうですね……では人参を下さい。
GM:「5Gです」――高いかも知れませんが、大会の審査用などで大量に作る必要があるためだと思って下さい。
マーナル:了解です。では人参を買いました。
GM:【人参】の修正値は+1です。
マーナル:普通ですね。ちなみにカレー粉は?
GM:「100Gです♪」――修正値はやっぱり+1です。
マーナル:ではカレー粉も買いました。

――ライン郊外

ノア:さぁ狩るわよ!
オルフィ:いきなり賭けだよね(笑)
GM:ではエネミーを見つけれるか、代表は【幸運】判定して下さい。
オルフィ:戦闘だしノアが振って。
ノア:(コロコロ)……む、成功してしまった。
GM:ではエネミーは出ません。無為に午前中を2人は過ごしました。
オルフィ:………………。

◆Middle03◆1日目・午後

――商人通り

パルン:商人通りや!
GM:するとメーアも一緒についていきます。
※メーアの行動はオルフィのPLが決定しています。
パルン:なんやまた一緒かいな? 仲良くなりそうやな(笑)
GM:「友達ですねパルンさん♪」
マーナル:と、商人通りには私も来ていますからね、一時合流ですか――おや、パルン。
パルン:ああ、マーナルはん。王宮は駄目駄目やで、カレー粉だけで1000G、人参だって50Gや。
GM:「マーナルさん聞いて下さい。オルフィさんから渡された70Gじゃ何も買えないんです」(笑)
マーナル:70? メーア……普通のカレー粉でも100Gはしますよ?
GM:「ええ!?」(笑)
マーナル:まったく……買い物をフェイにいつも任せているから、金銭感覚が無くなるんです。
オルフィ:クシュン(笑)
ノア:……風邪か?
マーナル:まあ、私はちょっと隠し味を買ってきます。ここにはいろいろありそうですし、パルンもお願いしますね?
パルン:一緒にまわらんのかい(笑)
マーナル:私は私の目的があるのです。ではメーア、今度はオルフィから100Gは貰っておいた方が良いですよ――とコーヒーショップへ行きます。
GM:では先にマーナルを処理しよう――「……いらっしゃい。香しいのが入ってるよ。最高の豆だ」
マーナル:それをお願いします。
GM:「10Gだ」――修正値+2です。
マーナル:おお、さりげに凄い(笑)――ではそれを買って行きましょう。
………………………………………………………………………………………………
パルン:さて、ウチはここで情報収集でもするかな……カレーカレー……? もしかしてカレーうどんでも良いんかいな?
GM:「それは気が付きませんでした!」
パルン:とはいえ、うどんがあるかも判らんし……香辛料屋さんがあれば、そこに入るけど?
GM:香辛料の店はあります――「イラッシャイ」
パルン:まいど〜? カレーに良い香辛料ってなんかあらへんか?
GM:「カレー? なら、【ローリエ】【ガラムマサラ】【シナモン】あたりがちょうどイイネ、お買い得ヨ? 全て100Gヨ?」――その値段を聞いてメーアはガーンとする(笑)
パルン:こんな所で諦めてたまるかい! 値切るで!
GM:【知力】で判定、成功すれば3割引きにしてあげよう。
パルン:(コロコロ)……11!!
GM:(コロコロ)……13。「無理ネ」
パルン:くぅ〜! でもここで買わないわけにもいかないさかい。【ローリエ】を買った。
オルフィ:メーアも値切る! 成功すれば70Gで買えるし!(コロコロ)……14!
GM:(コロコロ)……10――「お嬢ちゃんカワイイから3割引きヨ」(笑)
オルフィ:メーアは【シナモン】を買った事にしよう。
パルン:メーアちゃん得したなぁ?
GM:「はい! 優しいオジサンでした♪」――【ローリエ】も【シナモン】も修正値は+2です。

――レイルズ商店

GM:「いらっしゃい」――レイルズさんが威勢良く声を上げます。
フェイ:おっちゃん、カレーに何を入れればいいか知ってるか?
GM:「カレーか……ああ、そこの棚にいくつか香辛料が置いてあるだろう? なんかカレーに入れれば美味くなるって話だぞ?」
フェイ:棚? どの香辛料が良いんだ? それとやっぱ値段って高いのか?
GM:【クローブ】200G、【クミン】400G、【ショナモン】50G、【アンカンナ】100Gです。
フェイ:200Gの奴を値切る!(コロコロ)……15!
GM:(コロコロ)……ちっ――「しょうがない、140で売ってやろう」――【クローブ】の修正値は+3です。

――ライン郊外

GM:さぁエンカウンター【幸運】判定。
ノア:(コロコロ)……成功。
GM:エネミー出ません。
オルフィ:………………。
ノア:大丈夫オルフィ! 次は夜よ! 夜になればエネミーも活性化するからエンカウント率も上がるはず(笑)
GM:まぁ、その通りです(笑)
オルフィ:ならお昼のうちに寝貯めしておけばよかったね。
ノア:………………。

◆Middle04◆1日目・夜

――タニスとヴィアンナの学校

フェイ:学校の図書館で調べものをする(コロコロ)……って、幸運に失敗した(笑)
GM:ではどのイベントが発生するか1D6をしてくれ。
フェイ:(コロコロ)……1!
GM:学校に向かって歩いていると、フェイは"ガンッ"と鎧甲冑の人とぶつかります。向こうはビクともしません。
フェイ:ったたた……――誰?
GM:中央広場で見た……食王様だ。
フェイ:食王様!? 大変失礼致しました。
GM:「少年、キミは大会に参加しているのかな?」
フェイ:え、あ、はい!
GM:「では1D6を振ってみたまえ」(笑)
フェイ:(コロコロ)……3!――カレーに何か良いものってあるのですか?
GM:「では2D6を振ってみたまえ」(笑)
フェイ:(コロコロ)……6!
GM:「カレーには最低でもこれは必要だ」――フェイは【カレー粉】を手に入れました。
フェイ:おお! 食王様のカレー粉!!
GM:修正値は+1だ――「さて、料理は心だ。フェイトの使いすぎには注意するんだぞ。本番で使えなくなっては元も子もないからな」――と去って行きます。
フェイ:なんてGMっぽい台詞を吐く人なんだ(笑)……って、見惚れてる場合じゃない! 学校の図書館でカレーについて調べるぞ。
GM:では図書館に来ました。深夜は開いてませんが夜ならまだ開いてます。では図書館で調べるなら【知性】で判定して下さい。ここで判定値が高いと凄い知識が得られれます。
フェイ:食王様には釘を刺されたけど……どうせ【幸運】点までしか使えないんだから、やっちゃえ! フェイト2点使って(コロコロ)……よし! 3つクリティカル!!
GM:では『幻のカレー本』を手に入れました。幻のメニューが載ってます。
フェイ:幻のメニュー?
GM:『……――つまり、結論を言えばこうだ。結局のところどんな料理にも【麻薬】を入れれば最高の味になるという事だ』――【麻薬】を料理に使う時のレシピをゲットです。
フェイ:麻薬ーー!? そんな危ないものを使えるのか!?(笑)
GM:本の最後にはこう書いてあります――『……ただし、使用した料理人が【器用】難易度20以上で成功しない限り、普通に犯罪者になる可能性がある……気をつけよう』
フェイ:20! 使えない……ってか、麻薬って何処で売ってるんだ???

――エール通り

GM:夜にメーアがエール通りにやってきますが……まぁ別に何も無いので飛ばします(笑)

一日目――ライン郊外

ノア:ああ! ファンブルでイベント発生した!?(コロコロ)……6!
GM:6は……エネミー出現(笑)
オルフィ:ああ、ここに来てやっと戦闘だ(笑)
GM:エネミーのエンカウント表があるので2D6して下さい。
ノア:(コロコロ)……5!
GM:では2人は危険感知して下さい。難易度は13です。
オルフィ:(コロコロ)……15!
ノア:……あたいは14!
GM:バレバレか(コロコロ)……木の上から6匹のバイパーが降ってきます。こっちの行動値は9! 降ってくるのでいきなりエンゲージします。
オルフィ:私が10だから先だね。≪ブラッド・パクト≫≪マジック・サークル≫≪ハイサモナー≫の≪サモン・ファーブニル≫(コロコロ)……全体に22命中のダメージ17点!
GM:全て生きてますが、ボロボロです。シャー!と鎌首をもたげて(コロコロ)……――

……しかし、所詮は3LVのエネミー……瞬殺でした。

ノア:ドロップ品で【バイパーの蛇の肉】×2個ゲット!
オルフィ:さらに今のはイベントだったから、普通にエネミーエンカウンターもあるんだよね?
GM:もちろんです。【幸運】判定して下さい。
ノア:(コロコロ)……5! 失敗!
GM:エネミーが出現します。何が出るか2D6をどうぞ。
ノア:(コロコロ)……5!
GM:(コロコロ)……バイパーが2匹出てきました。
オルフィ:またか!?(笑)
ノア:もういらない……帰れ(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:一方その頃、オルフィ達と同じようにライン郊外へとやって来ているマーナルとパルンです。
マーナル:(コロコロ)……イベントは無い。(コロコロ)……エンカウントは判定失敗、出現しますね。
GM:では2D6をどうぞ。
マーナル:(コロコロ)……8です。
GM:繁みをガサガサ揺らしてポメロが(コロコロ)……4匹出てきました(一同大喝采)
フェイ:なんでそんなに喜ぶんだ!!!(笑)
マーナル:パルン、本当に美味しいんでしょうね?
パルン:ウチを信じや〜――と言う事で≪ファニング≫使って範囲攻撃(コロコロ)……命中16のダメージ19!――クイーダ…オーレ! オーレ! オーレ!!(笑)
GM:スパーンッ! とはじけます。全滅(笑)
マーナル:さぁドロップ品です(コロコロ)……――
パルン:あんさんが振るんかい(笑)
マーナル:どっちでも良いじゃないですか(笑) えっと――
マーナル達は【グミ】×2と【ポメロ人形】×1をゲット。
パルン:ところでエネミーのドロップ品の修正値は幾つなんや?
GM:エネミーのドロップ品は使ってみるまで修正値は?のままです。本番まで謎です(笑)

◆Middle05◆1日目・深夜

その日の夜は皆、踊る小鹿亭へと帰りちゃんと睡眠を取る事にする。もっともノアだけは意地があるのか、郊外で野宿となったが……――
GM:外からオルフィが帰ってくると、小鹿亭の1階でフェイが怒られています。
フェイ:俺が?
GM:怒っているのはアルフです――「おいフェイ! こんな夜中に女の子1人をあんな危ない場所に行かせちゃだめだろうが!」――とアルフと一緒にいるのはメーアです。どうもエール通りで保護したらしい。
フェイ:すまないアルフ。迷惑かけたな。
GM:「ああ、じゃあまたな!」――とアルフは帰っていきます。
オルフィ:ただいま〜♪
フェイ:おい、オルフィ! メーアになんて場所行かせてるんだよ? アルフが助けてくれたから良いけど。
オルフィ:メーア、遅くなっちゃったけど夕ご飯にしよっか?
GM:「はい、ご主人様も一緒に食べます?」
フェイ:ああ……って誤魔化すな(笑)
マーナル:じゃあそれぐらいで帰ってきて……ああ、フェイ。情報収集の方はどうでした? 私達の部屋で話合いましょう。
パルン:良いもの獲れたで〜(笑)
フェイ:じゃあオルフィ達との夕飯もそこそこに部屋に戻ろう――ソイ、なんか嫌な予感がするぞ(笑)
GM:『ソイッソイッ』

――皆が寝静まった深夜……踊る小鹿亭――

GM:全員【感知】で難易度13どうぞ。
ノア:(コロコロ)……成功。
オルフィ:(コロコロ)……成功。
ノア&オルフィ以外:『失敗』
GM:ノアは野宿中なので関係無いです。一方オルフィは気が付きます。部屋の中でガサゴソ何かしている泥棒に。
オルフィ:<シャドウストーク>……背後から――何をしているの?
GM:「ラ、ライバルを蹴落とそうと……た、頼む、命だけは助けてくれ」――大会出場者のようです。
オルフィ:弱い人っぽい……――わかった、命は助けてあげるから盗んだものを出しなさい。
GM:ではオルフィ達が手に入れていた食材を出します。
オルフィ:メーアは寝たままかな? この男を捕まえてそのまま<風の旅団>に引き渡します。
GM:了解です。

――そして夜が明ける……

GM:さて、朝ですが……マーナル組はカレーの材料が全てなくなってます。
マーナル:なんですと〜!?
パルン:コーヒーも人参もローリエも!?
GM:全て。レシピは残ってるけどね。
フェイ:レシピあっても材料無いし……。

◆Middle06◆2日目・午前

2日目の午前、フェイは再びレイルズ商店へ行き【クローブ】をゲット。マーナルとパルンは商店通りにて【コーヒー】と【ローリエ】をゲットし、泥棒に盗まれた分を補填する事に……そしてオルフィ達だが――
――エール通り

GM:いかがわしい店は昼間なので閉まっています。
オルフィ:(コロコロ)……あ、珍しい。イベントが起こった(コロコロ)……2。
GM:エール通りを歩いていると、オルフィは"ガンッ"と鎧甲冑の人とぶつかります。向こうはビクともしません。
オルフィ:ったたた……――誰よ?
GM:昨日、中央広場で見た食王様だ。
オルフィ:食王様!……暇なんですか!?(笑)
GM:「少女よ、キミは大会に参加しているのかな?」
オルフィ:え、ええ、はい。
GM:オルフィは今、どんな食材を持っていますか?
オルフィ:【シナモン】と【バイパーのへびの肉】
GM:偶数ならヘビで(コロコロ)……奇数。食王が言います――「クンクンクン……ふむ、キミはシナモンを持っているね?」
オルフィ:は、はい。
GM:そのシナモンはすでに使えん!!!」――オルフィの持ってる【シナモン】の修正値が0になりました。
オルフィ:駄目になったー! 食王イベント辛いって(笑)
マーナル:ああ! 1がくれて、2が否定なのですね(笑)
GM:食王はどっか行ってしまいます。ではエール通りです――「オルフィさん、これからどうするの?」
オルフィ:お酒を売っている通りだからね……やっぱ隠し味にワインでしょう?
GM:ではワインを売っている酒屋に来ました。
オルフィ:すいませーん、ワインくれますか?
GM:「ワインかい? 赤と白とどっちを買う? 両方50Gだ」
オルフィ:赤と白か……カレーに合うのはどっちだろう?
GM:「さぁ?」――メーアも首を傾げます。
オルフィ:……ま、いっか。赤を下さい。
GM:「はいよ」――【赤ワイン】の修正値は謎です、本番でわかります。
オルフィ:ありがとう。そうだ、他にカレーに合いそうな材料って知らないかな?
GM:「ここは酒屋だからなぁ……まぁ、確かにアレなものも売っているが、一般人にはな」――と笑ってます。
オルフィ:一般人には? おじさん、この店って一般人には売れないようなものを売っているの?
GM:「ん? まぁな、内緒だぞお嬢ちゃん」(笑)
オルフィ:お嬢ちゃん……と言う言葉にピクっとなるけど。GM、シーフのコネクションとかって巧く伝わらないかな?
GM:ふむ、シーフ用の符丁とかあるのかもしれないし【知力】で難易度13で成功すれば良い。
オルフィ:(コロコロ)……成功!――おじさん、私って実はコレなんだけど……それを売ってくれないかな?
GM:「おっと、まさかお仲間だとは思わなかったぞ。じゃあちょっとまってな……」――と店の奥に引っ込んで行くと、なにやら小さな袋を持って――「500Gだ。十分だろう?」
オルフィ:ありがとう。今は借金で良いかな?――と笑顔で。
GM:「まぁお仲間だしな、ツケといてやる。だが絶対に払えよ。利息は1月で1割だ」
オルフィ:オッケー♪――あとでマーナルに払ってもらおう(笑)
マーナル:敵チームなのに!?
GM:「じゃあ、また来いよ」――オルフィは【麻薬】を手に入れました。
オルフィ:やっぱ麻薬か!
GM:メーアが横で――「それって何ですか?」
オルフィ:う〜ん、秘密の粉かな?(笑)
GM:【麻薬】の修正値も謎です。

――ライン郊外

ノア:1人野外で朝を迎えた……久しぶりだ。
GM:ではイベントの【幸運】判定を。
ノア:(コロコロ)……失敗、発生した(コロコロ)……2番。
オルフィ:食王様だ(笑)
GM:ガサリ――気が付くとズゥ〜ンと食王様が立ってる。ノアの持っている食材は?
ノア:ヘビの肉(オルフィと半分ずつに分けていた)。
GM:「キミは……へびの肉を持っているね」
ノア:は、はい(笑)
GM:「それは毒蛇だ! 使えん!!」(一同爆笑)
ノア:わかってます。
GM:「わかっているなら良い」――修正値が0になります。その後、食王様はザッザッザッと街へ帰っていきます。
オルフィ:さっき街に居たのになんで?(笑)
フェイ:時間軸を飛び越えてるよな(笑)
ノア:ふっふっふっ……食材は料理に使うだけが利用法では無いのですよ。

――その後、ノアのエンカウント判定は成功、不幸にもモンスターに襲撃される事はなかった。

◆Middle07◆2日目・午後

2日目の午後、夜にエンカウント率が上がる事を期待し、今のうちに寝溜めをする作戦に入るオルフィ・ノア・メーア(つまり3人は午後お昼寝である)。そしてマーナル達だったが……――
――商人通り

フェイ:商人通りに来た!
GM:イベントは発生しなかったようですね。さて、どうしますか?
フェイ:適当な店に行って――ねぇおっちゃん、カレーに良いの無いかな?
GM:「餡子が良いぞ餡子が、ウチのを買ってくれないか?」
フェイ:じゃあ買う。
GM:「まいど♪」――カレーへの修正値は−20です。
フェイ:騙されたーー!(笑)

――王宮

マーナル:シェフに話そう――すいません。
GM:「ん? ああ、大会参加者か」
マーナル:お米と野菜はありますか?
GM:「【高級なご飯】は100Gだ。【高級な芋】【高級な人参】【高級なタマネギ】は全て50G、それに野菜を炒めるのに適した【高級な油】も50Gで譲ろう」――全て修正値は+2です。
オルフィ:高いよねぇ。
ノア:あたい等じゃ買えないね(笑)
マーナル:……全て買うのでまけて下さい。(コロコロ)……13です。
GM:(コロコロ)……11か。「いいだろう。しめて300Gのところを210Gだ」
マーナル:では買いました。
フェイ:マーナルとは思えない買い物っぷりだ(笑)
マーナル:違いますよフェイ、優勝すれば1万Gなのです。300や500なんて安いものです。
パルン:商売人や(笑)
ノア:全て高級揃えとは嫌味な!
オルフィ:そんなのまた泥棒に盗まれちゃえ!!……ん? そうか! 泥棒に入って盗めば良いんだ!!(一同大爆笑)
マーナル:何、"私良い事思いついちゃった!"的なニュアンス醸し出しているんですか! 駄目に決まってるでしょうが!!(笑)

――中央広場

パルン:お、イベント発生や!(コロコロ)……6!
GM:街中でエネミーですね。2D6をどうぞ。
パルン:(コロコロ)……7や。ポメロちゃう?(笑)
GM:(コロコロ)……路地裏からポメロが4体現れました(笑) さらにポメロの後ろから<風の旅団>の初心者冒険者達がポメロを追って出てきます。
パルン:ウチの方にやってくるんやね? ≪ファニング≫(コロコロ)……オーレ! 10命中。
GM:(コロコロ)……11! ポメロは散って人ごみに紛れて行きます。それを初心者冒険者が追って行く。1人だけ残って――「高位の冒険者の方、ご協力感謝します」
パルン:すまへんな、ウチも失敗してもーて(笑)
GM:「いえ、私達など捕まえる事もできずに……ああ、そう言えばこれはルーミス団長が言っていたのですが、どうもこの料理大会、魔族が参加しているって噂があるんです」
パルン:ドキっとした(一同爆笑)
フェイ:そうか……邪神の啓示受けて来てるんだ(笑)
GM:「怪しい奴を見たら無理に戦わずに、<風の旅団>の方へご報告お願いします」――そう言って去って行きます。
パルン:少し考えて……――ふむ、今聞いた事は忘れる事にしよか(一同爆笑)
マーナル:それで良いんですかパルン!?(笑)
オルフィ:人知れずラインに危機が(笑)

――その後、パルンはカレーには材料も重要だが、料理をする道具にもこだわると良いと情報を得る。

◆Middle08◆2日目・夜

――ライン郊外

GM:先にマーナル組から行きます。
マーナル:フェイもパルンも全員一緒に外にやって来ました。
GM:エンカウントをどうぞ。
マーナル:(コロコロ)……失敗、出現します。(コロコロ)……6番のエネミーです。
GM:ふむ(コロコロ)……キミ達3人が外に来てウロチョロしていると、ガサガサガサッと繁みが揺れて、そこから4体程――『ポ、ポメ?!』(一同爆笑)
フェイ:なにーーーー!?(笑)
マーナル:さぁ狩りましょうか!(笑)
パルン:ウチの行動値は10や。
フェイ:負けたー!
パルン:クイーダ〜…オーレ! オーレ! オーレ!――≪ファニング≫一斉掃射(笑)
フェイ:避けるんだポメロ達!
パルン:(コロコロ)……11命中。
フェイ:<カヴァーリング>!(一同爆笑)
パルン:(コロコロ)……22点。
フェイ:痛ってー!! なにすんじゃボケ!!!
パルン:………………あんさん、なにやってんの?(笑)
フェイ:うっせー! ポメロに手を出すな!!
マーナル:ああパルン、言ってませんでしたね。
パルン:???
マーナル:フェイはマゾヒストなのです(一同爆笑)
フェイ:違う違う違う! 俺までノアみたいな変態の仲間にするなよ!(笑)
パルン:せやったんかぁ(笑)
マーナル:と、言うわけで全力でポメロを狙いましょう。<ファイア・ボルト><マジックブラスト>でポメロ達とフェイをまとめて(笑)
フェイ:お前、本気で俺を殺すつもりか!!
マーナル:それと追加でソイも範囲に入れます。
フェイ:貴様!!!!!
オルフィ:ナイスよマーナル!(笑)
ノア:素晴らしい判断だ!(笑)
フェイ:マーナル! お前は俺の保護者じゃなかったのか! ソイとだってこの街に来てからずっと一緒だったじゃないか! 保護下にいる俺を裏切るのか!!!
マーナル:ふっ……私は読者に嫌われたくありませんから(一同爆笑)
フェイ:マーナルーーー!?
マーナル:いつもの恨みです!!(コロコロ)……16命中! ダメージ29点!!
フェイ:フェイト使って(コロコロ)……自分は回避! さらに<カヴァーリング>でソイを!
GM:では周りにいたポメロ4匹は消滅します(笑)
フェイ以外:『ちっ』(一同爆笑)
フェイ:おーう、おうおう!――とその場でソイと一緒に泣いていよう。

――一方、同じようにライン郊外で狩りを始めるオルフィとノアとメーアだったが、ポメロが5匹出てきただけであった(無論瞬殺である)。

◆Middle09◆2日目・深夜

――ライン郊外

ノア:エネミーエンカウント(コロコロ)……エネミー出現! オルフィ、メーア、気をつけなさいよ!
GM:では2D6をどうぞ。
ノア:(コロコロ)……6。
GM:ポメロです。
ノア:ここはポメロしかいないのか!!!(一同爆笑)
オルフィ:ノア、ここはフェイト使っちゃってもいいんじゃない?
GM:フェイトを使っての振り直しですか……有りですね(笑)
ノア:確かに、いい加減に時間も無いし良い食材が欲しい。フェイト使って振り直し。さらにフェイト1点追加で3D6振り!(コロコロ)……13!
GM:まぁ表は12までしか無いので12の敵を出しましょう。1体……ヌゥッと現れます。(コロコロ)……難易度16で全員危険感知をどうぞ。
ノア:(コロコロ)……14。
オルフィ:……駄目、15だった。
GM:では不意打ちで1回攻撃します(コロコロ)……対象はオルフィですね。本気はまだ出さずにあげましょう(コロコロ)……クリティカル(笑)
オルフィ:本気じゃん!(コロコロ)……回避失敗。
GM:ダメージ行くよ(コロコロ)……23点!
オルフィ:≪ブラッド・パクト≫≪マジック・サークル≫≪ハイサモナー≫の≪サモン・アラクネ≫(コロコロ)……15点防ぐ!――キャーー!?って吹っ飛ぶ。
ノア:オルフィ!!
GM:ではエネミー識別をして下さい。(コロコロ)……メーアは解りません。
ノア:(コロコロ)……12だよ。
オルフィ:(コロコロ)……私は14!
GM:不明です、オウガという事はわかってもいいです。
ノア:オウガか……武闘派だね。
オルフィ:私達のLVでオウガ……上級ルールのオウガグラップラー? まぁオルフィは解らないけど(笑)
GM:こっちの行動値は18なので、先に行きます。前衛後衛は?
ノア:あたいとオルフィが前衛、メーアは後衛かな。
オルフィ:それが良いと思う。
GM:じゃあ123でノア、456でオルフィに行きます(コロコロ)……ノアに――≪ヴァイタルフォース≫≪トリプルブロウ≫(コロコロ)……一発目25命中! 2発目19! 3発目22命中!
ノア:(コロコロ)……1発目無理!(コロコロ)……2発目無理、3発目にフェイト2点使って(コロコロ)……回避!!
GM:ダメージは(コロコロ)……29点と38点。
オルフィ:1発目に≪サモン・アラクネ≫(コロコロ)……8点防ぐ!
GM:メーアが2発目(コロコロ)……プロテクションで3点防ぐ!
ノア:ぐはっ……つ、強い(笑)
オルフィ:私の攻撃! ≪ブラッド・パクト≫≪マジック・サークル≫≪ハイサモナー≫の≪サモン・ファーブニル≫(コロコロ)……22命中のダメージ25点!
GM:(コロコロ)……喰らったけど余裕で立ってます。
オルフィ:さすがに強い。
ノア:≪バッシュ≫≪スマッシュ≫(コロコロ)……12命中!
GM:(コロコロ)……12で回避。
ノア:フェイト使って振り直し!≪バッシュ≫≪スマッシュ≫(コロコロ)……13命中!(笑)≪ボルテクスアタック≫発動(コロコロ)……ダメージ68点!
GM:半分ぐらい減ったか……フラリとするがオウガは倒れません。最後にメーアが(コロコロ)……≪ヒール≫で17点、ノアを回復します。
ノア:すまないねメーア。
GM:では次のラウンド―― フェイ:GM! まだ宿屋に帰ってないって事で、音を聞きつけてやって来たって事で登場していいか?
パルン:そういやウチ等も外に来てたんやったな。
GM:まぁアリでしょう。ただし、行動値順番に行動して下さいね。
フェイ:よし! じゃあ走って行ってオウガグラップラーを挟むように登場!――大丈夫かオルフィ!!
オルフィ:フェイ!?
GM:3人が登場するのをオルフィとノアは見ます。
マーナル:まったく、ずいぶん酷い有様ですね。どうしてそんな敵と戦っているんです?
ノア:ふっ……勝つためには良い食材を入手する必要があるんでね(笑)
パルン:まぁ、それが良い食材かどうかは知らへんけど……ここは協力するで?――魔銃を構えながら≪スナイピング≫。
GM:メーアも――「ありがとうございます♪」――そして行動値が一番早いのはオウガなので……。
マーナル:ノア! 危ない!!(笑)
ノア:あたいか!?(笑)
GM:ではノアに≪ヴァイタルアップ≫≪トリプルブロウ≫(コロコロ)……23と24と20命中!
ノア:(コロコロ)……全部かわせない!
GM:ダメージが(コロコロ)……33点、35点、31点!!!
オルフィ:1発目に≪サモン・アラクネ≫(コロコロ)……10点防ぐ!
GM:2発目にメーアが≪プロテクション≫(コロコロ)……6点軽減。
マーナル:パルン!
パルン:いや、ウチは≪プロテクション≫持ってないさかい(笑)
ノア:ぶっはぁッ!!――死にはしないけど、これはキッツイ。
オルフィ:攻撃あるのみ! ≪ブラッド・パクト≫≪マジック・サークル≫≪ハイサモナー≫の≪サモン・ファーブニル≫(コロコロ)……クリティカル3つ!
GM:それは回避できないって。
オルフィ:ダメージにはフェイト使って(コロコロ)……44点!
GM:(コロコロ)……痛い。
パルン:ここは決め所やな? 行くで!≪エクシードショット!≫(コロコロ)……命中18!
GM:(コロコロ)……それはあたる。
パルン:フェイト3点使って――クイーダ〜〜オーレ!!!(コロコロ)……45点や!
GM:15点引いて30点通るから……駄目だ、倒れた。
一同:『おお〜〜!!』
マーナル:私とフェイが出てきた意味なかったですね(笑)
フェイ:ってか、パルンがこんなに凄いとは! アコライト入っているとは思えない!
パルン:ウチはしゃがんで――ああ〜ウチのクイーダオーレがぁ〜……と壊れた魔銃を(笑)
マーナル:壊れるんですか!? どうするんですこれから!
パルン:いや〜なんか勢いでツイ(笑)
オルフィ:とりあえずそっちと合流して――ありがとう。助かったわ。
フェイ:ったく、何やってんだよ?
ノア:そういえばフェイ、そっちは何か良い食材が手に入ったかい?
フェイ:食材はマーナルが大人買いしてるから(笑)
マーナル:財布持ちは私ですから。
フェイ:あ、それとこんなの見つけた――と麻薬レシピ(笑)
ノア:麻薬レシピ?
フェイ:とりあえず、そんな所かな……とレシピは懐に戻そう。
オルフィ:ま、お互い頑張ろうねフェイ♪――と背中を叩く。
フェイ:ああ、負けないぜ?
マーナル:さわやかな幼馴染みの馴れ合いですね(笑)
オルフィ:と、油断したところで【器用】にフェイト注ぎ込んで(コロコロ)……18で麻薬レシピを掏る。
フェイ:オルフィ!!!(一同爆笑)
GM:フェイは【感知】で気が付くかだな。
フェイ:(コロコロ)……無理だよ(笑)
オルフィ:バンバンって叩いてから――じゃあ、私達はちょっと休んでから街に戻るわ。ありがとうね。
フェイ:おう!――と気が付かない俺。
マーナル:じゃあ帰りましょう。さすがに眠くなってきました。
パルン:せやなぁ。
ノア&オルフィ:『キュピーン♪』

◆Middle10◆3日目・午前

――踊る小鹿亭

マーナル:フェイ、寝る前に私達は交互に見張りを立てて寝ましょう。また盗まれる可能性もありますし。
フェイ:……だな。
パルン:ウチは1人部屋でゆっくり寝させてもらうさかい……ああ、何か伝える事あった気がするけど……まぁ……いいか……zzz(笑)
マーナル:はっはっはっ魔族もいないし平和ですねえ(笑)
フェイ:そうだなマーナル、今回予告に居たっていうのにねぇ(笑)
………………………………………………………………………………………………
ノア:ここはあたい等も寝ておこう。
オルフィ:そうだね。交互に寝て泥棒に材料取られないようにしないと。
GM:ではメーアも手伝って3交代で寝ました。

◆Middle11◆3日目・午後

――職人通り

GM:では職人通りにはマーナルとメーア以外の4人が向かうのですね?
マーナル:私は行っていない地図屋に言ってみます。
オルフィ:メーアは踊る小鹿亭でお留守番。
GM:では4人は踊る小鹿亭を出発して同じ道を歩いています。
フェイ:そうか、スタートが一緒だから自然と同じ道順になるのか(笑)
パルン:さぁて、あとはカレーに必要なのは何やろか?
フェイ:たいがい買っちゃったしな。とりあえず良い道具をそろえれば終わりかな。
オルフィ:ねぇねぇフェイ〜♪
フェイ:なんだよ気持ち悪い(笑)
オルフィ:こ、ここは我慢我慢――ねぇ、何か頂戴? ノアについて回ってたけど……このままじゃ勝てないと思う(笑)
フェイ:くれって言われてもなぁ。
ノア:あたいには聞こえてないから。
パルン:PL的には麻薬あるじゃんって思うけど(笑)
GM:とかそんな会話をしていると、ちょうど裏路地を通って大通りに出ようって所で、目の前に2人の鎧が立ち塞がります――4人はイベント発生で午後の行動が潰れます。
オルフィ:食王が2人?
GM:違います。オルフィは開会式で見たね。
オルフィ:……ああ! あの怪しいフード女の横にいた2人の鎧!
フェイ:おい、オルフィ……下がってろ。
パルン:しまった……クイーダをあそこで壊さなきゃよかった(笑)
オルフィ:じゃあパルンが下がってて、私とフェイが前にでる。
GM:と、隊列を組んだところで――パーンッ!!――と銃声が鳴り響き、それと共に2体の鎧が襲い掛かってきます。ブラッディーアーマーが2体です。
フェイ:強ッ!
オルフィ:でも……さっきのオウガグラップラーよりは強く無いはず!

――実際には数で押せるブラッディーアーマー2体の方が苦戦するはずなのだが……――

GM:ガランガランガラン……とタダの鎧に戻ります。中は空洞でした。
一同:『しょーりー♪』
GM:なぜだろう……あっさりとやられてしまった……。
フェイ:で、ただの戦闘イベントだったのか?
GM:あ、いえ、2体の鎧を倒すと、キミ達の後ろの曲がり角からローブの女性が出てきます。顔はわかりません。
ノア:次はあんたかい?
フェイ:卑怯だぞ! 出場選手なら料理で勝負しやがれ!
GM:「私は選手を2人失った……これでは大会規定により失格ね」
オルフィ:降参するなら命までは取らないわよ。
GM:「じゃあ……これを渡すわ」――と巻物を投げてきます。
フェイ:パシっと受け取ろう。
GM:「強くなったわね……がんばりなさい」――そう言うと、フワリと浮かんで空飛んでいなくなります。
ノア:空か……マーナルがいないから追跡は不可能ね。
パルン:クイーダが動いてくれればなぁ。
オルフィ:ねぇフェイ……あのフードの人って私達の知り合い? 強くなったわね……ってまるで知っているような……。
フェイ:う〜〜ん……まぁとりあえず貰った巻物を見てみるか。
GM:【至高のカレーレシピ】って書いてある。
一同:『至高のカレー!!!』(一同爆笑)
オルフィ:私達を試しに来たのかな?(笑)
フェイ:なんでもいいじゃないか、強そうなの貰ったぞ? でも……オルフィにやるよ。なんか材料も集ってないみたいだし。
オルフィ:え、でも……いいの?
フェイ:おう、もってけ!
オルフィ:あ、ありがとう……――
GM:ちなみに至高のカレーに必要な材料は【タマネギ】【油】【カレー粉】【にく】【トマト】【グリーンピース】【ニンニク】【ガラムマサラ】【ローリエ】【ご飯】が必要らしい。
オルフィ:じゃあレシピを確認して、バシッっとフェイに叩きつける!!――今からこんなに集められるかーーー!!!(一同爆笑)
ノア:確かにあたい達には無理な量だ(笑)
パルン:ウチ等なら半分以上は集まっているさかい、大丈夫やけど(笑)
フェイ:ってーなオルフィ! なんだよ人が親切にあげたってのに!
オルフィ:使えないの貰ったってしょうがないじゃない!!
フェイ:じゃあいい! 至高のカレーは俺達が完成させる! 絶対に負けないからな!
オルフィ:そっちが至高なら、こっちは究極のカレーを作ってあげるわよ! 後で泣いて謝ったって食王様の料理食べさせてあげないんだからね!!
フェイ:行くぞパルン!――と別の方向へ。
オルフィ:私もフェイとは別の方向へ――行くよノア!

――その後、地図屋にやって来たマーナルだったが、教えてくれた情報は、ライン郊外以外でエネミーを狩る場合、地下水道などにも魚系のエネミーがいると教わった程度だった。

マーナル:地下水道に魚系がいるのは知ってます(笑)

◆Middle12◆3日目・夜

――中央広場

フェイ:肉とか買いに行くぜ!
ノア:あたいも中央広場だね……オルフィがフェイと同じ場所にはいきたくないってゴネるから(笑)
GM:ではイベントをそれぞれ振って下さい。チームごとですから。
フェイ:(コロコロ)……発動!(コロコロ)……1! ガンッてぶつかってから――あ、食王様!!(笑)
GM:「ん、また会ったな少年よ。1D6を振ってみたまえ」
フェイ:(コロコロ)……2!
GM:「では2D6を振ってみたまえ」(笑)
フェイ:(コロコロ)……7!
GM:「カレーにはこれは必要だ」――フェイは【高級な肉】を手に入れました。
フェイ:よし! じゃあ食王様と別れてから――【トマト】【グリーンピース】【ニンニク】【カレー粉】を下さい!
GM:「トマトとグリーンピースとカレー粉はあるが……にんにくは調味料に入るから商人通りで買ってくんな」
フェイ:じゃあその3つだけでいいや!
GM:「はいよ!」
………………………………………………………………………………………………
ノア:中央広場のアタイだね(コロコロ)……イベント発生(コロコロ)……1!(笑)
GM:ウロチョロしているな食王様(笑)――「ん? キミはあの時、毒蛇を持っていた女性か……」
ノア:食王様、大会に勝てる食材を下さい!
GM:「では1D6を振ってみたまえ」
ノア:(コロコロ)……6!
GM:「では2D6を振ってみたまえ」
ノア:(コロコロ)……6!
GM:「カレーにはこれも必要だ」――ノアは【魚の肉】を手に入れました。
ノア:おお!?
GM:「アーチャーフィッシュの肉だ。ヘビの肉なんて使っているんじゃないぞ」――食王様は去って行きます。
ノア:じゃあ広場の露天に――ご飯とタマネギ、人参、芋、油を下さい。

――商人通り

パルン:まずはウチから(コロコロ)……イベントは発生せずに――【にんにく】【ガラムマサラ】をくれへんか?
GM:「ほいな」――もらえます。
パルン:よっしゃ♪
………………………………………………………………………………………………
GM:では最後にオルフィですが……どこに行きますか?
オルフィ:下手にイベント起きても困るから、踊る小鹿亭でメーアと待機してる。
マーナル:ああ、私も踊る小鹿亭にいます。食王様に会って――『この食材は駄目だ』って言われたら目も当てられませんし(笑)

◆Climax01◆調理開始!!!

四日目の朝、中央広場には沢山のキッチンと、沢山の料理人が再集合していた。
「それでは今より調理に入ってもらう! 期限は今日の昼! それでは……始め!!!」
ランディル神官長の掛け声とともに、料理人たちは一斉に作業を開始した。
GM:さて、ここで調理に入ります。では調理中に不幸なイベントが起こるかもしれないので、全員【幸運】判定難易度10で振って下さい。
フェイ:よし、道具とか材料を洗いながら(コロコロ)……うん、なにも無し。
マーナル:フェイが料理しているのを監督しつつ(コロコロ)……何もなし。
フェイ:いや、手伝えよ(笑)
パルン:ウチは普通に料理しとるでー(コロコロ)……余裕や、問題なし!
ノア:(コロコロ)……大丈夫。クレイモアで魚を――空中三枚切り!――と頭と胴と尻尾にぶつ切りにする。
オルフィ:それって三枚とは言わないから(笑)……あ、私も大丈夫だった。ちょっと危険な粉を調合する準備してる。
GM:(コロコロ)……メーアも成功ですね。失敗していれば因縁つけられて、隣の料理人が食材を駄目にしようとして来たのですが、大丈夫だったようです。
マーナル:ふむ。
GM:では料理に入りましょうか……先に何かやっておきたい事ある?
ノア:オルフィ……実はここに【ヘビの抜け殻】って言うドロップ品があるんだけど(笑)
オルフィ:GM、有名そうな料理人っている?
GM:いますとも! まずキミ等が知ってる踊る小鹿亭チーム。アルフのチームもいます。それにザーマスオバサンと、ザーボンおばさんのチームがあります。
マーナル:セレブコンビは危険ですねぇ。
GM:他には宮廷料理人チーム、流しの龍って言われている板前のチーム、カレー作りの名人風な格好をしたカレーは一番チーム。そしてライン主婦の会代表のお袋の手チームがある。
パルン:けっこういるんやなぁ(笑)
GM:他にも沢山いるけど、まぁ目立っているのはそのチーム達ですね。
オルフィ:誰にやるの?
ノア:ザーボンでしょう。高級食材は潰しておかないと(笑)
GM:では【器用】で鍋に投げ込んで下さい。
ノア:(コロコロ)……15で成功。
GM:(コロコロ)……駄目だ、気が付かない――「さぁ早くするザーボン!」「はい、奥様」――ノアは2D6をしてくれ。
ノア:(コロコロ)……6。
GM:ザーボンオバサンチームはマイナス6の修正が入りました(笑)
ノア:任務……完了(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:では料理に入ります。集めた食材ごとに修正があり、その合計で基準値が決まります。それぞれ使用する食材を発表して下さい。
フェイ:余計な食材は使わない方がいいよな?
パルン:至高のメニュー通りに行こか?
マーナル:では発表しましょう……【高級なタマネギ】【高級な油】【カレー粉】【高級なにく】【トマト】【グリーンピース】【ニンニク】【ガラムマサラ】【ローリエ】【高級なご飯】です。
パルン:普通に美味しそうやん(笑)
フェイ:カレーだ(笑)
オルフィ:い、いいなぁ……美味しそう。あっちはまともな食材だよ……こっちは言うのも恥ずかしいよ……。
ノア:自信を持ちなオルフィ! こっちは究極のカレーを作るんだろ!
オルフィ:そう究極!!……はぁ……自信なくなってきた。
GM:【高級なタマネギ】【高級な油】【高級なにく】【ガラムマサラ】【ローリエ】【高級なご飯】がそれぞれ+2点、【カレー粉】【トマト】【グリーンピース】【ニンニク】がそれぞれ1点なので、合計16ポイント。
マーナル:おお、これは凄い……のでしょうか?(笑)
フェイ:至高のカレーレシピの修正は?
GM:もちろんあります! 至高のカレーになったので+5付きます!
パルン:これで21点やな!
オルフィ:じゃあこっち発表するよ?
GM:どうぞ。
オルフィ:【カレー粉】【シナモン】【赤ワイン】【麻薬】【魚の肉】【ご飯】【たまねぎ】【人参】【芋】【油】だけ。
GM:【カレー粉】【ご飯】【たまねぎ】【人参】【芋】【油】がそれぞれ+1点、【シナモン】で2点、【赤ワイン】【魚の肉】がそれぞれ5点。これで合計18点。
ノア:意外と普通のシーフードカレーが出来てる?
………………………………………………………………………………………………
GM:ではそれぞれの【器用】で判定して下さい。その達成値で修正値が決まります。マイナスにはならないので、全員振ると良いぞ。
フェイ:フェイト2点使う!(コロコロ)……達成値は24!
GM:ではフェイの気持ちは8点入りました。
フェイ:命がけだからな!!(笑)
オルフィ:そういえば、そうだった(笑)
マーナル:では次は私が(コロコロ)……14。
GM:3点入ります。
パルン:フェイト全部やー!(コロコロ)……23やで!
GM:7点入りました。至高のカレーの出来具合は合計39点です!
マーナル:さすが至高の名を冠するカレー素晴らしい出来です(笑)
フェイ:お前、ほとんど何もやってないじゃねーか。
マーナル:的確な指示を出していたのです。
パルン:さて……オルフィちゃん達はどないなってんやろね?――と視線を(笑)
オルフィ:ああ〜……みんな次々出来上がってるよ。
GM:そうですね。オルフィ達は正直遅いです。次々と出来上がる料理のできばえは――お袋の手が16点、ザーマスおばさんが14点。宮廷料理人が18点、カレーは一番が22点、流しの龍が24点――
ノア:ザーボンは?
GM:8点です(笑)
ノア:よし!(笑)
GM:そして優勝候補の踊る小鹿亭ですが……なんと31点! そしてアルフは35点です!
一同:『おお〜〜!!』
パルン:じゃあウチ等1位かいな?
マーナル:このまま行けば1万Gですよ!!
フェイ:その前に俺の命だよ(笑)
オルフィ:じゃあいいんじゃん……別に私達が勝たなくったってフェイは助かるんだし……。
GM:「オルフィさん、何を弱気になっているんですか! 食王様から料理の見本を見せてもらって、美味しい料理を作るんじゃなかったんですか!」――とメーアが。
オルフィ:だけど……こんな普通のカレーじゃ(笑)
GM:「オルフィさんの馬鹿! 先に作ってます!」(コロコロ)……あう、9だから修正0だ(笑)
ノア:心が篭ってないわね。
GM:「うううう……」――と半べそですよ。
ノア:どいてなさい。オルフィがいなくたってあたいの料理の腕があれば(コロコロ)……13!
GM:プラス2の修正です。現在の合計は20点、順位的には6位ですね。
ノア:くっ……フェイトをオウガ戦で使いまくったのがまずかったか。
フェイ:よ〜し、ここは一位の優越感でソイと一緒に見に来よう――お〜い、オルフィ! そっちはどうだ? もうこっちは優勝も同然だぜ?(笑)
オルフィ:嫌な奴だ!(笑)
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪』――とソイも優勝気分。
オルフィ:うるさいわね。あっち行っててよ!
フェイ:ま、こっちには至高のカレーがあるから。あ、なんだっけ? オルフィは究極のカレーを作るんだっけ?……これがそうなのか? 普通のシーフードじゃん(笑)
GM:「ご主人様、酷いです! メーア達だって頑張って作ってるのに!」
ノア:いくら可愛いフェイでも、ちょっと言いすぎじゃないのかい?
オルフィ:メーア……ノア……いいのよ、結局……私にはこれが限界なんだ……。
マーナル:なんでしょうね、この料理漫画な展開(笑)
パルン:好きにやらしときー(笑)
フェイ:ソイにオルフィ達のカレーを味見させて――美味いかぁ〜ソイ?
GM:『ソイッ♪ ソイッ♪(けっこう美味しい♪)』――と言ってます(笑)
フェイ:不味くて食べられないってさー(一同大爆笑)
オルフィ:ピク……と反応。
GM:ソイは『ソイソイソイソイッ!』――大否定です。
フェイ:「だよなぁ? しょせんオルフィが料理なんて出来るわけないんだよな」(笑)
GM:「ご主人様……」――メーアは今、憎悪という感情を覚えました。
ノア:いくらなんでも――パキパキと指を鳴らして。
オルフィ:その2人の間から、ヌッと手が伸びてソイを掴む!
GM:『ソイソイソイソイッ!!!』
オルフィ:言ってくれるじゃない!――ズカンッ!と遠くに投げ捨てて――私が本気になったら優勝なんてすぐなんだから!!!
GM:「オルフィさん!」
ノア:オルフィ……あんた……。
オルフィ:さ、2人とも手伝って……究極のカレーを仕上げるわよ!
………………………………………………………………………………………………
フェイ:ではソイに謝りつつマーナル達の所へ戻ってくる。
マーナル:まったく、やり方が子供ですよフェイ。
フェイ:いいだろ別に――ってそっぽ向く。
パルン:なんやかんや仲ええんやなぁ(笑)
フェイ:ち、違う!
パルン:じゃあなんで元気付けるような事をしたんや?(笑)
フェイ:オルフィは……なんていうか……俺と同じ位置にって言うか……――ゴニョゴニョ(笑)
マーナル:ふう……素直に"元気なオルフィがオルフィらしい"って言えばいいんです。
………………………………………………………………………………………………
オルフィ:気合入った! 仕上げと行くわよ! ここで【器用】振った値が修正値になるんだよね?
GM:そうです。
オルフィ:無論、温存しておいた【麻薬】を投入! この【器用】判定で20以上に行けばいいんだよね?
GM:その通りです。
オルフィ:フェイト全開!! いっくわよー!(コロコロ)……32!!!
GM:32は+12点! それに【麻薬】も成功で麻薬レシピ完成の修正が+10点!
オルフィ:って事は……。
ノア:合計42点!!! あたい達の勝ちだ!!!!(一同爆笑)
GM:ピカー!!!――とオルフィ達のカレーから輝きが出る!――「こ、これが、究極のカレー!?」――メーアの呟き(笑)

◆Climax02◆実食!!!

各自の料理が終了し、食王様が各料理を見て周りその眼力で手つかず判定され、次々と落選して行く選手達……そんな中、食王自身が食べてみないと判断が付かないと言われたカレーが4品ピックアップされる。
すなわち――踊る小鹿亭カレー、アルフカレー、至高のカレー、究極のカレー――である。
GM:まず踊る小鹿亭カレーを食べて――「これは! 冒険者の店として数々の料理を作ってきただけはあるな……どこに行っても通じる味だ。これは美味い」
パルン:優勝候補やったからなぁ。
GM:そしてアルフカレー――「なんだこの未知の味は!?」「ポメロが普段食べている材料で作ってみました」「なに? ならばこれはポメロのエサだと言うのか!?」「その通りです食王様」
フェイ:ポ、ポメロ用カレー! いったいどんな……あ、駄目だソイ!(笑)
GM:では食王が食べているカレーに飛び込んでくるソイ!――『ソイーーーーー!!!!』――その瞬間、皆の目にはソイが巨大化したように見えた(一同笑)
フェイ:ソイ、しっかりしろ、ソイ(笑)
GM:食王様はその様子を見て一言――「確かに美味い……しかし私は人だ。残念だ」
オルフィ:そりゃそうよね(笑)
GM:そして食王は至高と究極の2つのカレーの前に来て――「さて、問題はこの2つか……強敵だな。まずはこちらから試食させて頂こう」
マーナル:至高のカレーでございます。
GM:「一度…至高のカレーという物を食べてみたかった……パクリ……こ、これは!」
フェイ:食王様!?(笑)
GM:「この体を流れる音楽はいったい! そして誘われるように溢れ出す踊り! 体が勝手に踊り出す! これぞカレーの元祖! キーマカレーなりーーーー!!!!」(一同爆笑)
フェイ:ドカーーンッ!!と背景に爆発が見えた(笑)
GM:「ふぅ……ふぅ……ふぅ……まさか、この地でコレほどのカレーが食べれるとは思わなかったぞ」
マーナル:いえ、仲間達がいたからこそです。
GM:「うむ。良いカレーであった」――そして食王は最後のカレーの前へ――
オルフィ:無言で差し出します。
GM:「ふむ、一見したところ、いたって普通のシーフードカレー……しかし、この漂ってくる香りはなんだ? 普通のシーフードカレーでは決して香る事のない、このクラクラする匂いは!?……どれ、一口頂こう」――パクリ。
ノア:会場内がシーンと静まり返る。会場内の視線が全て食王へと集り――
GM:その瞬間! 食王が仰け反り、その目からは光が発せられる! そして――ミチ、ミチミチミチミチ……バカンッ!! と鎧が弾け飛び、上半身裸で食王様が巨大化する!!
一同:『爆笑』
GM:「こ、これぞ未知の味!! しかも……なんだこの心地よい気持ちは! 最高にハイだ!! これこそまさしく美味いと言うに相応しい! そう……最高に……うーーーーまーーーーいーーーーぞーーーーー!!!!」(一同大爆笑)
パルン:背後に大波がザッパーンやな(笑)
GM:そして気が付くと四つんばいでゼハァゼハァ言っている食王――「この……このカレーの名は?」
オルフィ:究極のカレー――
ノア:――そして愛。
GM:「まさに究極の名に相応しいカレーであった、そして私が言った料理は心という言葉を実に良く再現されていた……文句無し! この勝負、究極の勝ち!!!」
一同:『わーーーーーーー!!!』(一同爆笑)
オルフィ:その究極のカレーを持ってフェイの所行くわよ!――さぁフェイ、これを食べてもまだ私に料理が無理だって言うの?
フェイ:じゃあ1口。
GM:おもわずリアクションとりたくなります(笑)
フェイ:リアクション!!(笑)――う、う、う、うまーーーーー!!!――ポメロ畑の究極に至福な時間へとトリップ(笑)
ノア:入れてる物が物だけに、確かにトリップだね(笑)
GM:それと共に、優勝者の料理は会場の人にも振舞われるので、観客だったラインの人達が皆して究極のカレーを食べ……ピカー!! 口から光を一斉に放ちます(笑)
マーナル:壮観な絵です。
GM:そして大会主催者のランディア神官長が――「オルフィ=メイヨール、グレース=ノア、そしてメーアの3名をライン1の料理人と認定しましょう。それでは、ライン究極料理人決定戦、これにて終了とさせて頂きます!」――凄い勢いで拍手が巻き起こる!

◆Ending01◆食王料理のリアクション

その後、オルフィ、ノア、メーアの3人は神殿に呼び出される。そこで待っていたのはランディル神官長と……食王様その人であった。
オルフィ:優勝賞品?
ノア:食王様の料理だね。
GM:「どんな料理なのでしょう♪」――とキミ等が待っていると、料理が乗った3枚の皿を持って食王がやってきます。テーブルの前にその料理を置き――「これぞ万人受けする料理……チャーハンだ」
オルフィ:チャーハン!?
GM:「さぁ、食べてみるが良い」
オルフィ:ハム。
ノア:パク。
GM:その瞬間、【精神】判定難易度14!
オルフィ:(コロコロ)……14で成功!
GM:(コロコロ)……メーアも15で成功。
ノア:(コロコロ)……失敗。
GM:失敗した人は、美味過ぎて最後まで一気に食べてしまいます。さらにリアクションがとりたくなります。
ノア:こ、これはこれは! ガシガシガシガシ! うま、うま、うま……――そしていつの間にか黄色い全身タイツに身を包んでいるあたい!――美味い、うまい、うまっちゃチャチャ…ホーウ、ホウホウ! ホウアッチャー! ハンッ!!!――最後は決めポーズで後ろにチャーハンが(笑)
GM:そんなノアを尻目に、途中でオルフィとメーアは気が付きます。
オルフィ:あ゛……あぶない所だった。最後まで食べたら駄目だったんだよね。
GM:「危ないところでした」――メーアも驚き顔だ。
ノア:ゥワァッチャー!!――完食。そして元に戻るあたい(笑)
GM:では食王が近づいてきて――「キミたちは素晴らしい料理人だ。医食同源という言葉のように、料理とは極めれば薬を毒に、毒を薬にだって変えることが可能だ。だがキミ達にはその技術・知識がある。そして何より、愛という強い想いがある」
オルフィ:はい。
GM:「案ずるな……キミ達だから私も言わぬのだ。材料に何を使ったか……神殿長には黙っておこう」
フェイ:バレてるじゃないか!(笑)
ノア:でも見逃してくれた…食王は良い奴だ(笑)

◆Ending02◆最後の晩餐

オルフィ、ノア、メーアが踊る小鹿亭に帰ってくると、常連客とアリアとその両親が盛大な拍手で迎えてくれた。もちろん、フェイやパルンもである。
フェイ:毒消し飲んでる――アルフ、大丈夫か?
GM:「ああ、ギリギリだな」
パルン:優勝までもうちょいやったのになぁ(笑)
マーナル:はっ……やってられないですよ。今回赤ですよ、赤? わかってます? こんな事なら高級食材なんて買わなきゃよかったですよ……。
フェイ:マーナルがヘコんでる(笑)

――そして帰ってくるオルフィ達。

フェイ:オルフィ! メーア! ノア!!
ノア:まずあたいがフェイの前を通り過ぎる(笑)
フェイ:ノア、料理は? 食王様の薬になる料理は!?(笑)
ノア:あ、美味しかったから全部食べちゃった(一同爆笑)
フェイ:ノーーアーーー!!!
GM:同じようにアルフも――「オレも、オレにも!」(笑)
オルフィ:しょうがないなぁフェイ、大会中の事を謝ってくれたら食べさせてあげてもいいわよ?――と笑顔で余裕綽綽で(笑)
フェイ:ん?――とメーアのチャーハンを食いながら(一同爆笑)
オルフィ:ブチッ!――あんたなんか……あんたなんか絶対に許さん!!――食王チャーハンをフェイの顔面に投げつける!!
GM:それを【器用】(コロコロ)……12でアルフがキャッチ!
パルン:じゃあソレをインターセプトや!(コロコロ)……13!!(一同爆笑)
GM:「何っ!?」
パルン:バクバク……ズシャーーゴクン♪――完食……めっちゃウマイでーーー♪♪♪
GM:「って、まて! お前が食べたらオレはどうなる!?」――とアルフが慌てます。
パルン:……おおきに♪
GM:「おおきに♪ じゃねー!……こうなったら食王様に直接言って――」――そう叫んでアルフは走って行きます。
パルン:幸せそうに皿を舐めてる♪
オルフィ:フェイを追ってる!――いでよ! ファーブニル!!
GM:それは宿屋のアリアとメーアが一生懸命止めます(笑)
ノア:マーナルは止めないのか?
マーナル:私は部屋の隅っこでヘコんでいるんで――赤字ですよ赤字……ああ……(笑)
フェイ:じゃあ最後は――別にどっちを食っていいじゃないかオルフィ!――と叫びながら逃げる。
オルフィ:そういう問題じゃ無い! このポメロ馬鹿がーーー!(笑)
アリアンロッドRPGリプレイ
みっしょん06 『グルメ・キングス』
FIN

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