TOP ⇒ リプレイ ⇒ フォーチュン・クエストRPG 戻る フォーチュン・クエストRPG(キャラ・アニ)現在でないとき 此処でない場所。 このTRPGは、ひとつの小説の世界を舞台にしている。 その原作となったライトノベルでは、冒険者達が、 それぞれに活き、さまざまな冒険譚を生み出している。 あるパーティは、不幸なドワーフを助けるため、邪悪な魔術師に寝返った。 あるパーティは、邪教の財宝とは知らずに怪しい洞窟に乗り込んだ。 あるパーティは、汚名を返上しようと、さらなる悪名を轟かせた。 私はこれから、そのひとつのパーティの話をしたいと思っている。 彼らの目的は……まだ、無い。 2005年6月26日リプレイ録音
シナリオ『冒険者養成ダンジョン』リプレイ『若葉マークな洞窟探検』 はじめに GM:今日はフォーチュン・クエストRPG(キャラ・アニ)をやります。一同:『わ〜〜♪』
※解説1 「フォーチュン・クエストRPG」
GM:普通ならここでキャラ作に入るのですが、このフォーチュンクエスト(以下FQ)は、プレイするキャラクターがパステル達と決まっているので、先にプレイヤーの自己紹介をします。こういった解説において、今回プレイするフォーチュン・クエストRPG(キャラ・アニ)の説明を補助的に入れていきたいと思う。このRPGは小説フォーチュンクエスト(著・深沢美潮)の世界で、フォーチュンクエストのキャラクターになって冒険をしようというものである。世界感としては普通のファンタジー世界、冒険者は英雄では無く等身大で描かれているので親しみ易いのが特徴である。つまり、このTRPGシステムはフォーチュンクエストを遊ぶ為のものだ。 PLその1:『T都』――20代の女性。めんどくさがり屋でやる事大味な人。ダイス運が極端に悪い。 PLその2:『沙理音』――メガネをかけた18歳男性。口癖は「データ」。冷静だが知的欲求に忠実。 PLその3:『ポロ』――性格子供な人。行動指針は「思いつき」「好奇心」「その場の勢い」。T都の弟。 PLその4:『ありす』――15歳の女の子。T都の事を「お姉様」と呼ぶ痛い人。完全な天然である。 PLその5:『9P』――ドワーフ体型な可哀想なオジサン。いつも全員から不幸を押し付けられる。 9P:しっかし……ボックスのTRPGとは久しぶりじゃのう(笑) ポロ:ぼく本になったのしかやった事ないから初めてだよ! ありす:同じく〜〜♪ GM:とりあえず、全員フォーチュンクエストの小説なりなんなりは知っているのよね? 沙理音:無論でしょう。でなければ呼ばれませんよ。 GM:その通りです。唯一9Pさんは知らなかったみたいですが……。 9P:この一週間で小説は読んだ! GM:との事なので問題無いです(笑) T都:OK、じゃあキャラクターね? パステル達の中から自分達がやるキャラクターを選ぶんだっけ? GM:そうです。 ポロ:なら、ぼくトラップが良い! 沙理音:僕はやはりリーダーのクレイでしょうね。 T都:え〜、たまには私も前線の戦士が良い、クレイちょーだいよー。(←普段は魔法使いな後列キャラ) ありす:T都お姉様、前線ならノルもいますよ? GM:あ、今回はプレイヤーが5人なのでノルは最後に決めます。ノルは無口な方なので、誰かが1人2役をやって下さい。 T都:ほら、そうなると前線はクレイだけじゃない。 沙理音:しかし……。 9P:なんていうか……やはり、体型的にもずんぐりむっくりなキットンにわしはなるのじゃろうか……。 ありす:ありすはルーミィがいいです♪ GM:って、主人公なパステルは誰もやりたがらないのですね(笑) 沙理音:キットンやるぐらいならパステルをやります。ギャハハとか笑うのは無理です(笑) ポロ:ぼくは9Pのルーミィが見てみたいなぁ(笑) T都:ああ、それは良いわね! 確かに見てみたいわ(笑) 9P:おぬし等! わしで遊ぶな!! GM:――と、喧嘩になっても困るのでこれをどうぞ(――とアンケート用紙を配るGM)。 T都:何これ? クレイ=○○? GM:そこに書いてるFQの登場人物の横に、自分達の名前を入れて下さい。全員の意見を集計して多数決で決定します。 ポロ:じゃあ『ルーミィ=9P』っと(カキカキ)。 9P:声に出して書くな!!(笑) T都:9Pのトラップも見てみたいわね(笑) ありす:普通に考えると、ダイス目の悪いお姉様がクレイの方が良いと思います! T都:そういう意味でクレイやらされるなら、パステルの方がいいかなぁ。 沙理音:しかし6人だけの投票ですか……データ的に少ないですね。 GM:あ、大丈夫です。FQを知っている10人の虚読関係者(主にプレイヤー協力者)からアンケートをすでに取っておいたので。今集める分と合計して16票が集ります。 沙理音:それなら……まぁいいか。 ありす:はい! ありす書きました! GM:では書き終わった人から渡して下さい……集計してきますから―― ――結果発表――
ありす:ありすがパステルです! 頑張ります! GM:ありすがパステルなのは無難な選択ですね。次点でT都だったのが意外でした。 T都:なんだかんだで話を進めるのが私だからじゃないかな? それより私がトラップって何!? 口が悪いとかそんなイメージがあるって事!? 9P:さもありなん。 ポロ:さり気なく……も無いけど、けっこう酷い事言うし(笑) T都:………………。 ありす:でも大丈夫です! トラップと言えば運の良い人の代名詞です! お姉様の1ゾロ癖も治りますよ♪ T都:そっか! そう考えると結構イイかも! よーし、今日はトラップ頑張ろう(笑) ポロ:で、ぼくはルーミィかぁ、なんか普通〜(笑) GM:ここで注目するのはT都と沙理音には1票も入ってないって所ですね。 9P:純粋じゃないからのう、おぬし等2人は。 T都:失礼な事を言うわね。だいたいあんたがクレイなんてズルイじゃない! アンケート希望者にメールでも回して仕込んだんじゃないの? 9P:なんじゃと!? GM:いえ、これはクレイが『不幸なオモチャ役』だからだと思います。桁違いに票が集ってますし。 T都:なるほど。 ポロ:ところでさぁ……さっきから黙ってるプレイヤーが1人いるよ?(笑) 沙理音:………………。 T都:ま、諦めなさい。あなたデータ好きじゃない? キットンもパーティーの知恵袋なデータ派だから、票が集ったのよ(笑) 9P:そうじゃな、キットンは常識人じゃからな。 ポロ:でも、知識や好奇心が優先して暴走するよね。沙理音も同じだけど(笑) ありす:知的な変人でもなんとかなりますよ♪ 沙理音:ふっふっふっふっ……―― 一同:『???』 沙理音:来ましたよっ! 来ましたよっ! 私の時代が!!! ポロ:沙理音が壊れたー!(一同笑) 沙理音:ぎゃっはっはっはっはっはっ!! こうなったら、もう楽しむしかありませんよ皆さん! ぐふ、ぐふふふふふふ!!(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:さて、落ち着きました?沙理音:な、なんとか……。 GM:ではキャラクターが決まった所でお面をかぶりましょう! T都:お面? GM:パステル達のイラストのついたお面が付属してあるのです。是非これをつけてTRPGをしましょうという指針です。 T都:じゃあ付けてやりましょうか――(と付ける)。 ポロ:あう、耳が痛い……。 ありす:ありすはヘアバンドみたいにしたよ? ポロ:ぼく男だし……。 9P:うぬ、なかなか……これは……。 T都:ほら、早くお面かぶりなさいよ? 沙理音:T都、なぜあなたはそんなにフィットしているのです? T都:ほら、私って耳大きいから(笑) 沙理音:僕はメガネあるし……キツイですねぇ。
………………………………………………………………………………………………
GM:ではまず、皆さんの手もとには白紙のキャラシーが渡されていると思います。今回は1LVでプレイするので、1LVのキャラクターデータを書き写して下さい。ポロ:簡単だー。 GM:データ的に解らない事は順次説明していきます。まず[カルマ]とは―― ※解説2 「キャラクターの能力値」
T都:カルマが死亡判定に関係するのね……どうすれば増えるの?キャラクターシートには基本能力値と戦闘能力値、そしてカルマが書いてあります。基本能力値は【体力】【器用】【敏捷】【知力】【感覚】【魔力】。戦闘能力値は命中・回避・魔法命中・魔法回避・基本攻撃力・基本防御力があります。カルマはその冒険者がどの程度"良い行いをして来たか"を表す値で、主に交渉に関係してきます。また、カルマの値は死亡した時にも関わってきます。カルマが高いほど復活しやすいので、人生悪い事ばかりしていてはいけません。 GM:良い事すると増えて、悪い事すると減ります。 ポロ:このセッションだけで、ルーミィがマイナス10ポイントぐらい溜まりそうだよ(笑) ありす:GMさん! このフォーチュンポイントって何ですかー? ※解説3 「フォーチュンポイント」
T都:GMのも振り直せるんだ(笑)フォーチュンポイント(以下FP)は、どのキャラもゲーム開始時に1点持っています。FPの使用方法は「直前に誰かが振ったダイスの振り直し」です。これは自分の判定を振り直しても構いませんし、他人(そしてGMにも!)使えます。FPは1ゾロを出す事に、1点ずつ増えていきますが、次の冒険への持ち越しは不可能です。 GM:可能なのです。 ポロ:T都姉はダイス運悪いから、いっぱい稼ぎそうだね(笑) T都:嬉かないけど、まかせときなさい! GM:さて、基本能力値ですが、皆さんは今1LVなので、能力が優秀かどうかは5段階評価で比較しちゃって良いです。だいたいそんな感じです。 沙理音:なるほど……。 ポロ:あ、トラップって頭悪いね? T都:なんだとー!? 9P:お、本当じゃ、クレイは3あるぞ? ありす:「なんだ、トラップって頭悪いんだね」(笑) T都:「なんだとてめぇ! 地図の見かたもわからないくせに!」(笑) GM:あ、アイテムもちゃんと写して下さい。 沙理音:なんですか、アイテムの『きのこ3個』って!(一同爆笑) GM:ああ、それはキノコ1LVの中から3つを選んで下さい。けっこう強いです。 ありす:キノコにLVがあるの!? T都:……でも、1LVキノコは2種類しか無いじゃない(一同笑) 沙理音:「何を言っているのですか! トラップ見てください! きのこが! きのこがこんなに!! どれを選べばいいか迷ってしまいますよ!」(一同爆笑) T都:「どれもキノコじゃねーか、さっさと選べよ」 沙理音:「う、う〜〜ん、これは悩みますよ〜〜」――……馬鹿じゃないか?(一同爆笑) 9P:素に戻るな(笑) GM:まったくです。 ポロ:飛ばしてるなぁ沙理音(笑) 9P:それを言うなら『壊れてるなぁ』じゃ(笑) 沙理音:しかし……さりげにキノコ強いな。
………………………………………………………………………………………………
GM:あ、いい忘れました、今回はシロちゃんはアイテム扱いになります。
※解説4 「シロちゃんについて」
GM:誰が持ちますか?ホワイトドラゴンの子供シロちゃんは、もちろんパステル達と一緒に冒険しています。しかし、データとして扱う場合は、シロちゃんをアイテム扱いとします。誰がシロちゃんを持っているかを決め、そのキャラクターが気絶したりした場合、シロちゃんも動かなくなります。 シロちゃんはシロちゃんポイント(以下SP)を20点持っており、この点数内でさまざまなお願いを聞いてくれます。 ポロ:「ルーミィがもつおぅ!」 ありす:「じゃあルーミィ、シロちゃんを宜しくね」 GM:ではポロはルーミィとシロちゃんと1人2役です。ちなみにノルはどうします? 沙理音:僕がやりましょう。キットン自体は後列ですし、戦闘でダイスを振るのが少ない気もしますしね。 GM:ルーミィが気絶すると、シロちゃんも使えなくなるので気をつけて下さい。
………………………………………………………………………………………………
T都:ん? 所持金は?GM:1LVでキャラクター作成をしたので0です。 T都:「パステル、生活費はあるか?」 ありす:「ゼロもゼロ、すかんぴんだよ……」(笑) 9P:「そろそろ冒険しないと辛いところだなぁ」
………………………………………………………………………………………………
GM:次です。みなさんの手元にカードが置いてありますね? それはフォーチュンカードというモノでして、言うなれば必殺技……切り札ですね。9P:必殺技じゃと? ※解説5 「フォーチュンカード」
GM:と言うわけで、今の皆さんは1LVですので3枚まで持って下さい。ちなみに、カードを使用する場合はちゃんとロールプレイ付きで頑張って下さい(笑)パステル達は、LVに応じた枚数のフォーチュンカードを持っています。1LVだと3枚です。フォーチュンカードは使い切りの必殺技です。たとえばパステルの『迷子』なら、必ず道に迷いパステルの健康状態が1段階悪くなる代わりに、FPを1点無条件にもらえます。 ポロ:ぼく的には『おなかぺっこぺこだおう!』があればいいや(笑) 一同:(あれこれと選んで……) GM:では、それぞれどのカードを選んだのか言って下さい。 ありす:『パステルの手料理』『パステルの声援』『迷子』 9P:『かばう』『お手入れの成果』『全力攻撃』 T都:『じっちゃんの教え』『盗賊の意地』『トラップの説得』 沙理音:『ゼンばあさんの声』『こんなこともあろうかと』『薬草探し』 ポロ:『せいいっぱいの魔法』『おなかぺっこぺこだおう!』『ルーミィの応援』 GM:了解です。……それとノルのフォーチュンカードもちゃんと宣言しておいて下さい。 沙理音:では……『巨人族の意地』『渾身の一撃』『かばう』で。 GM:わかりました。では最後に、皆さんの元にダイスが配ってありますよね? そのダイスがキャラクターの今の状況を解りやすくするダイスです。間違っても勝手に振っちゃだめです。ダメージを受けた場合、矢印の通りに1面ずつ転がしていけば良いです。最初は『元気』から始まります。 ※解説6 「健康状態」
キャラクター達は通常、「元気」な状態です。これがダメージを食らうと「軽傷」に、さらにダメージを食らうと「負傷」、その次は「重傷」になり、それでもくらうと「気絶」して何もできなくなります。この「気絶」している状態でダメージを受けると、そのキャラクターは「死亡」してしまいます。 フォーチュンクエストRPGには、付属でキャラクターごとのダイスが入っており、そのダイスは「元気」→「軽傷」→「負傷」→「重傷」→「気絶」それと「病気」と入っており、見た目で状態がわかるようになっています。
………………………………………………………………………………………………
PASTEL'S MEMO キャラクター キャラクター名:クレイ・S・アンダーソン職業:戦士 LV:1 カルマ:0 体力:4 器用:4 敏捷:3 知力:3 感覚:2 魔力:2 武器:ロングソード 防具:竹アーマー 備考: パーティのリーダー。責任感が強くて根本的に人が良い。戦うよりお手入れが好きで、ロングソードをよく磨いている。防具は自家製竹アーマー。パーティではいつも貧乏クジを引いてしまう役回り。 (プレイヤー:9P) キャラクター名:トラップ 職業:盗賊 LV:1 カルマ:−1 体力:3 器用:4 敏捷:4 知力:2 感覚:3 魔力:2 武器:パチンコ 防具:ふつうの服 備考: クレイと幼馴染みの由緒ある盗賊家系の息子。お人よしパーティの中では唯一の現実主義者で、金銭交渉などは得意なもの。問題は周りが迷惑するほどの口の悪さ。ギャンブル好きなのも悪い癖。 (プレイヤー:T都) キャラクター名:キットン 職業:農夫 LV:1 カルマ:0 体力:3 器用:2 敏捷:2 知力:5 感覚:2 魔力:4 武器:くわ 防具:ふつうの服 備考: キットン族という種族の王族の血統なのだが、過去の記憶を失っているので詳細は不明。知的好奇心が旺盛で、興味があるものを見つけると、周りを見ずにツッコム事もしばしば。パーティの知恵袋。 (プレイヤー:沙理音) キャラクター名:ノル 職業:運搬業 LV:1 カルマ:2 体力:4 器用:4 敏捷:2 知力:3 感覚:3 魔力:2 武器:ハンドアックス 防具:ふつうの服 備考: 巨人族で身長は2m以上。無口で優しい性格であり、鳥や動物とも数種類なら話す事が可能。趣味はあやとりだったりする。パーティの荷物を一身に運んでくれる縁の下の力持ち。 (プレイヤー:沙理音) キャラクター名:ルーミィ 職業:魔法使い LV:1 カルマ:1 体力:1 器用:2 敏捷:2 知力:2 感覚:3 魔力:5 武器:無し 防具:ふつうの服 備考: エルフ族の子供。シルバーブロンドとサファイアブルーの瞳。すぐにパステルの真似をする。力はまったく無いが魔法が使える魔法使い。したったらずな喋り方が可愛い。 (プレイヤー:ポロ) キャラクター名:パステル・G・キングス 職業:詩人兼マッパー LV:1 カルマ:0 体力:3 器用:3 敏捷:3 知力:4 感覚:2 魔力:2 武器:クロスボウ 防具:ふつうの服 備考: 両親を亡くして冒険者になった16歳の女の子。明るく立ち直りの早いムードメーカーだが、おっちょこちょいで泣き虫でもある。方向音痴なパーティの財務管理担当。 (プレイヤー:ありす) 1、ある冒険者の団欒 GM:あなた達はいつもように、シルバーリーフのみすず旅館に宿を取り、今日も今日とて夕飯を近くの飯屋に食べに来ています。トラップ:猪鹿亭だっけか? GM:そうです。お金がかかります。 パステル:え〜!? だって私達、今1Gも持ってないんだよ? ルーミィ:ぱーるぅ、ルーミィおなかぺっこぺこだおぅ! クレイ:これは早い所冒険をこなさないとな。 トラップ:ってか、なんでいきなり0Gなんだよ! いったい何に使ったんだオレ達は!(笑) キットン:何を言っているのです。トラップが「倍にしてやるぜ!」なんて調子に乗ったからじゃないですか。 トラップ:あ、あの時はツキまくってたから大丈夫だと思ったんだよ!(笑) キットン:まったく、こんな事になるならキノコでも大量に買っておけばよかったですよ クレイ:そこでキノコかっ!(一同笑)――っていかんいかん、今のわしはクレイじゃった――まぁ今更この前の事を言い争ってもしょうだないだろう、2人とも。 トラップ:けっ(笑) GM:今、皆さんは最後のお金を使って猪鹿亭で夕食を取り終わったところです。空になったお皿を前に、話し合ってた感じです。 ルーミィ:ぱーるぅ、ルーミィおなかぺっこぺこだおう? パステル:ズルッ!(笑)――ルーミィ、今、夕ご飯食べたでしょう? トラップ:そうだぜルーミィ、オレ達は冒険者なんだ時には我慢も必要だぜ? ルーミィ:うう……うう〜〜……――泣きそうになる。 クレイ:オレの皿に残ってた料理をルーミィにあげよう――ほら、これをルーミィにあげるよ。 ルーミィ:わぁ〜い♪ くれぇい、だいすきだぉう♪ パステル:ふぅ……――実際、所持金ゼロはキツイなぁ。リタが相手だからツケは効くんだろうけど……。 GM:「おいおい、ずいぶんとしけた顔してんじゃねーか?」――とお酒を片手にシナリオ屋のオーシが、皆と同じテーブルにつきます。 トラップ:悪ぃなオーシ、今のオレ等にゃシナリオ買う金だってねーんだ。 GM:「はっはっはっ、そんなのお前等の顔見れば解るって、だからこそ良い物持って来てやったんだけどなぁ?」――とオーシはピラピラと1枚の紙切れをチラつかせます。 パステル:もしかして……それってシナリオ!? GM:「正解♪ シナリオの代金はいらねーよ。受けてくれるならタダだ」 トラップ:バンッ! と立ち上がって――やめとけやめとけ! タダより高いもんはねーってな、オーシの事だ、何かあるに決まってる。 GM:「おいおいトラップ、俺って男を信じろよ(笑) 困ってる知り合いに愛の手を差し伸べてやるんだ、素直に受けたほうがいいぜ? もちろん1つ貸しにはしとくけどな」 パステル:トラップ……――と困った顔で上目に見る。ついでにお財布の中身もトラップに見えるように(笑) トラップ:う゛……。 クレイ:背に腹は変えられないしな……オーシ、そのシナリオ、オレ達に譲ってくれないか? GM:「さすがクレイ、話が解る!」――と、テーブルにシナリオを広げましょう。 キットン:読んでみますよ、なんて書いてありますか? GM:ここにはこう書いてあります―― 『シナリオ名:冒険者養成ダンジョン』 一同:『冒険者養成ダンジョン〜!?』 GM:「なんでもなぁ、金に困った初心者冒険者や失敗続きで報酬の入らない冒険者に、あらためて冒険者とは何かというのを教える場所らしいって噂なんだ」 トラップ:金に困った初心者冒険者……か。 パステル:失敗続きで報酬の入らない冒険者……。 キットン:まさに私達にうってつけでは無いですか! ぎゃっはっはっはっはっ!(一同爆笑) トラップ:自分で言うな!!(笑) クレイ:ちょっと涙が……。 ルーミィ:くれぇい、なんかかなしいことあったかぁ? クレイ:いや、大丈夫だルーミィ、ちょっと目にゴミが入っただけだから(笑) トラップ:でもそのネーミングだろ? いったい誰が何の為にそんなボランティアなダンジョン造ったんだよ? GM:「いや、それが解らないんだ……ただ、噂じゃとっても簡単なダンジョンで、それでいてちゃんと財宝もあるって話だ」 トラップ:あるのか……財宝。 パステル:え、でも、誰かが先に入ったなら、もう財宝とかは無くなっているじゃないの? GM:「それが不思議な事に、毎回行くと復活してるって噂だ」 一同:『怪しい……』 トラップ:おいオーシ、なんかオレ等に隠してんじゃねーか? いくら何でも嘘臭いぞ? GM:ではトラップは【知力】で判定してみて下さい。目標値は10で。 ※解説7 「行為判定」
トラップ:おりゃ!(コロコロ)……7! 【知力】が2だから合計9か、っく〜わかんねー。行為判定は判定する内容に合わせた【基本能力値】(または【カルマ】)+2D6で判定されます。GMが定めた目標値以上ならば成功です。 GM:ではトラップはそっぽを向いて口笛吹いてるオーシの事が「怪しいなぁ」とは思いますが、だからと言って悪意ある嘘を付いているようにも感じません。 トラップ:………………。 クレイ:しかし、一応オレ達も少しは冒険をしているわけだろ? いいのかな、初心者用なダンジョンに入ってしまって。 キットン:大丈夫ですよクレイ、パステルなんてマッパーなのに未だにちゃんとした地図も描けないんですから(笑) トラップ:そりゃ言えてる(笑) パステル:ちょっとキットン! トラップ! 私だって地図ぐらいちゃんと描けるもん! トラップ:描けたって道に迷ってんじゃ意味無いだろうが。 パステル:うう〜。 クレイ:ま、それを言うなら、オレもこの竹アーマー着てる限りは初心者のようなものか……。 パステル:そんな事―― キットン:と言ったところで『カラン』と竹が鳴ったり(笑) パステル:(笑) クレイ:パステル!(笑) フォローするのか笑うのかどっちかにしてくれ! パステル:ご、ごめんごめん(笑) ルーミィ:ルーミィはうつらうつら舟を漕いでるぉ……むつかしいはなしだおぅ……。 パステル:ああ、話がまとまらないせいか、ルーミィが寝ちゃう(笑) クレイ:場所は地図に載ってるんだよな? ここから何日くらいかな? GM:シルバーリーフから1週間ぐらいですね。 キットン:出発は明日の朝ですかね。今日は準備をして早く寝ましょう。 クレイ:そうだな。 パステル:じゃあお弁当を作って……って、お弁当のお金すらないのか私達って……。 ルーミィ:(シロ)『パステルおねーしゃん、ボクがお弁当を捕まえてくるデシか?』――と瞳キラキラ。 パステル:ああ! シロちゃん可愛い!(笑) トラップ:ん? シロの弁当ってだいたいが虫じゃなかったっけ? パステル:ピキーン!(固) そうだった……――えっと、シロちゃん、そのお弁当はまた今度にしようね。 ルーミィ:(シロ)『そうデシか? わかったデシ!』 GM:まぁお弁当ぐらいは猪鹿亭のリタが作ってくれたって事にしましょう。 パステル:あうぅ、ありがとうリタ! 持つべきものは友達だね! 2、初心者冒険ダンジョン
その後、トラップがダンジョンについて情報収集するが何も聞く事ができずに終了。そのまま出発する事になる。
GM:明らかに洞窟らしい洞窟です。そして徒歩で1週間……一行は何事も無く『養成ダンジョン』へと到着する。 キットン:ほら見て下さい! 入り口に『どうくつ』って看板がありますよ! トラップ:んなもんあるわけねーだろ!(笑) GM:そうですね。看板には『冒険者に大切な事』と書いてあります。 トラップ:看板はあるのかよ!(一同爆笑) クレイ:なんか……本当に養成所って感じだなぁ。 GM:ではありす(パステルのPL)、これをどうぞ―― パステル:? 方眼用紙? GM:あなた、マッパーですよね? パステル:えっ! 本当に地図描くの!? GM:当たり前でしょう! いつもいつもGMのオートマッピング機能が働くと思ったら大間違いです。今回のダンジョンはちゃんとプレイヤーがマッピングをして下さい。 パステル:うう……なんだろう、パステルでもないのに緊張してきた(笑) キットン:普段はGMが書くか、適当にだいたいで書いちゃいますからねぇ。 クレイ:そんなに緊張しなくていいよパステル。単独行動さえしなければいいんだし。 パステル:クレイ……。 トラップ:そうそう、どうせ間違えるんだから緊張したって意味ないんだしな(笑) パステル:トラップ! それはどういう意味よ!! トラップ:そのまんまの意味だよ〜ん――と、パステルのグーを避けながら、さっさと洞窟に入っちまうぞ? ルーミィ:ルーミィもいくお〜! あ、どうくつのなががくらいおう? GM:はい、暗いです。 キットン:ポタカン(ポータブルカンテラ)は誰が持っているのです?――と自分で言いつつ、ノルが持っているので1つはノルが点けましょう。 パステル:私も1個持ってるから点けておくね。 クレイ:よし、じゃあ奥へ進むか。
………………………………………………………………………………………………
GM:まずは1本道が20mほど続いています。そして行き止まりに1つの扉がありますね。トラップ:[罠発見]をするぞ。 GM:では【感覚】で判定して下さい。 トラップ:俺は<盗賊技能>が1LVまでは使えるんだよな? それなら【感覚】+4で判定できるから(コロコロ)……15だ! ※解説8 「盗賊技能」
GM:罠は無いですね。鍵も掛かっていません。主にトラップが使える特別な技能であり、習得LVが自分のキャラクターLV以下のものを使用する事が可能です。1LVなら<罠発見(感覚+4)><罠解除(器用+4)><鍵開け(器用+4)>が使えます。 トラップ:じゃあ扉を開けて部屋の中を見るか。 GM:その部屋はけっこう広い部屋です。 キットン:パステル、部屋ですよ? ちゃんとマッピングしてますか? パステル:う〜ん、実は迷ってる。 クレイ:迷う? パステル:真面目にマッピングした方がいいのか、適当にした方がいいのか。 一同:『真面目にやれ!!』(笑) パステル:そんな……一斉に言わなくても(笑) トラップ:それで? 部屋の大きさは? 中に何がいる? 先に続く扉とかあんのか? GM:部屋はだいたい30m×30mです。モンスターはいません。部屋の奥には扉が1つだけあります。 トラップ:どうやら、道は一つみたいだな。 GM:それとですね。入り口から10mまでは普通の床なのですが、その先10mの床が白黒の市松模様です。その後、再び普通の床に色は戻ります。 パステル:え、え? つまり部屋の真ん中を白黒チェックの帯みたいな床が横切ってる感じ? GM:そんな感じです。 キットン:そのチェス板のような床を越えないと、出口のある向こう側まで行けないわけですね。 GM:そうです。ちなみにその白黒の模様1つが30cm四方です。 トラップ:けっこう小せーな。 ルーミィ:とりゃっぷー、すすんじゃだめかー? トラップ:ああ、ちょっと待ってルーミィ、こんな初歩的な―― キットン:ずばり! 白と黒を交互に踏めば良いのです! 見ていて下さい、まずは私がお手本に――と、踏み出す(笑) トラップ:おいっ!――と、キットンの首根っこ掴む!――勝手に行くなよ(笑) キットン:そうですか? 間違ってないと思いますが? トラップ:ま、まぁオレもその程度だろうとは思っているが(笑) クレイ:じゃあオレが行ってみるよ。パステル達はちょっと下がってて――と、まずは黒い床に一歩。 GM:ガコッ! とその床がちょっとだけ沈んで、足だけが落とし穴に嵌まります。ちょうど脛を打つ感じです。 クレイ:それは普通に痛い(笑)――トラップ! いきなり間違ってるじゃないか!(笑) GM:【敏捷】で目標値10の判定をして下さい。失敗するとダメージです。 クレイ:(コロコロ)……駄目だ――イタタタ……くっ――足を引っこ抜いて戻ろう。[負傷]が一段階落ちて健康状態が「軽傷」になった。 パステル:ちょっとクレイ、大丈夫? クレイ:ああ、大した事無いよ。 トラップ:そういや[罠発見]をやってなかったな。(コロコロ)……14だ。 クレイ:………………。 GM:どうもこのタイル。色は関係無くランダムに落とし穴になっているようです。 トラップ:ランダムかよ(笑) キットンの予想は外れたな。 キットン:トラップだって賛成していたじゃないですか。 クレイ:でも、ランダムじゃあどうやって向こうまで行けばいいんだ? GM:まず【感覚】で目標値10に成功すれば大丈夫な床が解ります。その後、目星をつけたタイルに足を置けたか【敏捷】で目標値10の判定をしてもらいます。 トラップ:ちなみに【感覚】で失敗した場合はどうなるんだ? GM:【感覚】で失敗したまま進む場合、1D6で偶数なら罠なタイルだった事になります。その後、こちらが[罠発動値]を振りますので、キャラクターの[回避]と比べてダメージを実際にくらうか判定します。 クレイ:なるほど。 トラップ:つまりダメージをくらうのは最終的に足を突っ込んだ奴か、何も考えずに進んで罠に引っかかる奴だけなんだろ? ならルーミィはクレイにおんぶしてもらえよ。 ルーミィ:くれぇい〜♪ クレイ:はいはい――屈んでルーミィを背負おう。 ルーミィ:せおわれたおぅ(笑) トラップ:じゃあシロはオレが持つか? ルーミィ:(シロ)『はいデシ! パタパタパタパタ』 トラップ:うわ、意味ねー(笑) とりあえず向こう側が安全かどうか、オレが先に行ってみるわ(コロコロ)……【感覚】で9。 GM:失敗ですね。よく解りません。 キットン:どうしたんですトラップ? トラップ:ええい、ままよ!(コロコロ)……偶数(笑) GM:罠がある床ですね。[罠発動値]は(コロコロ)……8です。トラップの足元で床が沈没! トラップ:くそ、ここは盗賊の意地だ! フォーチュンカード『じっちゃんの教え』を使う! 効果は罠回避に+4! これでオレの[回避]は合計9だから問題無い! GM:抜けられますね。 トラップ:あぶねぇあぶねぇ、楽勝と思ったときが、いちばん危険だってな! クレイ:お前、こんな序盤に使うのかよ(笑) トラップ:うるせー! 盗賊のオレがお前みたいに引っかかれるか!(笑) GM:では向こう岸まで渡れました。 トラップ:部屋の出口付近で[罠発見](コロコロ)……14! GM:何も無いですね。 トラップ:よし――おい、みんな。大丈夫だから早く来いよ。 クレイ:じゃあ行くぞルーミィ! ルーミィ:いくおぅ! クレイ:【感覚】(コロコロ)……11! 【敏捷】(コロコロ)……10! GM:目標値以上なら成功なので、クレイはルーミィをおんぶしたまま無事渡れました。 クレイ:ふぅ…。 パステル:あとは私とキットンか……自力で行くしか無いよね。 GM:パステルやキットンをおぶって行く場合は、ルーミィと違って重いのでペナルティを付けます。 パステル:そんなに重くないもん! トラップ:ってか、わざわざ戻んねーって。 パステル:………………。 キットン:ああ!! 良い事を思いつきましたよ! タイルの大きさは30cm四方! ならば、ほふく前進して行けば良いのです!――と腹ばいでえっちらおっちら(笑) GM:た、確かにそれなら多少床が沈没しても痛くないですね。 トラップ:いいのかそんな回避方法で!(笑) GM:……いいでしょう。キットンは無事に抜けました。 トラップ:………………。 キットン:ほら、こうすれば問題ありません!――「わかった」――とノルもほふく前進でやって来ます。 GM:やって来ました。 クレイ:ノルまで床をぼこぼこ落としながらやって来たなら、どの床が大丈夫なのか目星がつくんじゃないか? GM:……確かに、じゃあパステルは【敏捷】の判定だけでいいです。 パステル:うう……大丈夫かな。 キットン:しかし、それならさっきのノルに乗ってくればよかったですねぇ。 トラップ:何言ってんだキットン、パステルなんかが乗ったら重くてノルごと床が抜けちまうだろうが(笑) キットン:トラップ、それは女性に対して失礼と言うものですよ、ぎゃっはっはっはっ(一同笑) パステル:だから私はそんなに重くないって!! ルーミィ:そうだおう、ぱぁーるはおもくないおぅ! トラップ:そうだなルーミィ、パステルはそんなに重くないよなぁ(笑) パステル:ば、ばかにして〜!――(コロコロ)……14で成功! 渡りきった!――ふぅーふぅー…。 トラップ:おう、大丈夫だったか?(笑) パステル:ポカッ! と殴ります。 トラップ:ってー、なんだよ! ちょっとした冗談だろう? パステル:ふん、行こうルーミィ。 ルーミィ:ちょっととりゃっぷの方を見てから、ぱーると一緒に行く。 GM:では部屋の出口付近に『感覚と敏捷の間』と書いてあるのに気が付きます。 キットン:違いますね。ここは『知力の間』でした(笑) クレイ:もしかして……この先のこういった感じで試されるのか? トラップ:なんたって『冒険者育成ダンジョン』って話もんな。 3、次に試されるは……
扉を開けて先に進むと、そこは再び同じような大きさの部屋だった。
パステル:本当に何も無いの?部屋の中には何も無く、奥には1つ扉があった。 GM:無いです。ただ、奥の扉なのですが、よく見ると積み木のようなものが組み合わされて作られています。 トラップ:一応、部屋を[罠発見](コロコロ)……13だ。 GM:何もありません。 トラップ:じゃあ扉のところまで行くか。 クレイ:積み木で出来た扉か……今回は【知力】かな。 キットン:う〜〜ん。 ルーミィ:ジ〜〜ッと見た後――シャコッ! と動かす。 GM:あ〜動かしちゃいましたね(笑) パステル:あああ! ルーミィ!? ルーミィ:ぱぁーるぅ、つみきだおう♪(笑) パステル:駄目じゃない勝手に触っちゃ、トラップが調べるまでちょっと待とうね? ルーミィ:そうなんかー? トラップ:じゃあ、さっさとこの寄木扉を調べるか(コロコロ)……11。 GM:罠とは微妙に違いますが、この寄木を正しく並び変えないと扉は開かない構造のようですね。 パステル:ええ、どうしよう!? ルーミィがもう触っちゃったみたいなんだけど……。 GM:と、言うわけで、こちらの目標値を少し上げさせてもらいます。 ルーミィ:ぱぁーるぅ、ルーミィよけーなことしたかぁー? パステル:う゛〜〜。 トラップ:心配すんなって! こんなのチョチョイと解いてやるって! GM:正しい並びを推理するのは【知力】で目標値11、複雑な寄木を推理通りいじるのに【器用】で目標値11が必要です。 トラップ:【器用】は4だが、【知力】は2なんだよなぁ。 クレイ:誰かが指示を出して、トラップが作業するってのは? GM:かまいません。 キットン:では私が指示を出しましょう。 トラップ:よっしゃ、じゃあオレが【器用】だな! GM:ちなみに一度失敗する度に、目標値が1ずつ増えていくので気をつけて下さい。では最初は【知力】です。 キットン:(コロコロ)……12で成功です。 GM:次は【器用】です。 トラップ:(コロコロ)……3だから足して7(笑) GM:失敗ですね。 キットン:あああ!! トラップ、そこは違いますよ!! トラップ:そうか? まずはルーミィの動かしたのを直さねーと――ヒョイヒョイヒョイ(笑) GM:ガチャガチャになりました。【知力】【器用】の目標値がそれぞれ12になります。 トラップ:あれ? おっかしいなぁ(笑) キットン:ちょっとトラップ! ちゃんと私の指示に従って下さい!(コロコロ)……13で成功! パステル:トラップ、一応【器用】は3あるし私が―― クレイ:と、肩に手を置いてパステルを止める――大丈夫、トラップを信じよう。 パステル:クレイ……。 クレイ:トラップは信じたい……が、問題はダイスを振るのがT都(トラップの中身)って事なんだよなぁ(笑) パステル:う〜〜ん、確かに。PL本人のダイス運が悪いから(笑) トラップ:えーい! 外野は黙ってろい!(コロコロ)……4! 合計で8! 失敗(一同爆笑) ルーミィ:いまこそフォーチュン・ポイントだおー♪ トラップ:そうだ! フォーチュン・ポイントだ! オレは1点使って振り直し(コロコロ)……11+4で15! 成功だ! GM:ではカタカタと組みあがりと『知力と器用の間』って浮き上がり、その扉は自壊して先に進めるようになります。 トラップ:へへん! どうだ! パステル:さすがトラップ! キットン:一瞬、失敗したようにも見えましたが……気のせいですかね(笑) ルーミィ:とりゃー、あせでてうおー?(一同爆笑) 4、体力の……間?
次の部屋も同じぐらいの大きさだった。奥にある扉以外は何も無し。ただ、その扉の前には石柱が倒れており、扉が開けられなくなっていた。
GM:扉が2mだとしたら、その倒れた石柱下50cmを隠している感じですね。キットン:引き戸ですか? GM:引き戸ですね。こちら側に蝶番が見えますし。 クレイ:押し戸だったら意味無いしな(笑) トラップ:[罠発見](コロコロ)……15! GM:罠は無いです。 トラップ:これは【体力】の間かな。 キットン:(ノル)『わかった、やってみる』――とノルが。 ルーミィ:ぱぁーるぅ、ちょーつがいってなんあー? パステル:え? 蝶番って言うのは―― トラップ:おお! 蝶番か!――GM、蝶番がこっち側に出てるって事は、盗賊の七つ道具を使って壊せないか? GM:壊せます。[鍵開け]扱いの目標値15です。しかし判定は1度のみです。 トラップ:(コロコロ)……合計で18! ガキョッ!――よし、先に進もうぜ!(笑) キットン:いいのですかね……これで(笑) GM:扉は外れて奥に向かって倒れました。 クレイ:なんか……ルーミィが誘導していたような(笑) GM:では先に進む為、倒れた柱を乗り越えたときに【魔力】で全員判定して下さい。目標値は12です。 パステル:(コロコロ)……8だ。 クレイ:……6(笑) トラップ:オレは10。 キットン:私は11です。ちなみに(コロコロ)……ノルは9でした。 ルーミィ:ちょうど12だおー♪ GM:ではルーミィだけ解ります。この柱には魔法がかかっていて、力で無理に動かそうとするのは無理のようですね。 ルーミィ:あれれ〜〜? GM:動かすには【魔力】で誘導する必要があったのですが……。 パステル:ルーミィ行くよ〜、早くおいで〜?――と奥から。 ルーミィ:いまいくお〜〜!――と深く考えずに進む(笑) GM:………………。 5、1番必要なモノ!
その先は20m×20mの部屋だった。正面(北)と右(東)と左(西)に扉があり、部屋の真ん中に石碑がある。
トラップ:なんだぁ? 石碑っつーからには何か書いてあんのか?――近づいて調べるぞ。GM:罠はありません。石碑には『冒険者にとって一番必要なものは何か、石に触れながら答えよ』――と書いてあります。 クレイ:一番必要なもの……か。 キットン:キノコですよキノコ(一同爆笑) トラップ:っなわけねーだろ!(笑) キットン:じゃあトラップは何だと思うのですか? トラップ:う〜〜ん、そうだなぁ……。 ルーミィ:ルーミィはごはんがだいじらおー♪ パステル:そうだねルーミィ(笑)……でも、一番必要なものか……勇気かな? キットン:……データとか。 トラップ:……ダイス運とか。 ルーミィ:保身とか先制攻撃とか命とか……(一同爆笑) クレイ:みんな、もうちょっと真面目に考えよう――と言うか、PLの素を出すな!(笑) キットン:そうですねぇ……とりあえずトラップ、他の扉は罠とかありませんでしたか? トラップ:右(コロコロ)……正面(コロコロ)……左(コロコロ)……14、14、15で調べた。 GM:右(東)と左(西)の両方に罠はありませんし鍵もかかっていません。正面(北)の扉は中央の石碑と連動しているっぽいです。 トラップ:ま、今の所大丈夫だな。 パステル:え? 扉が3つもあるの?(←素) 一同:『おいっ!!!』(一同爆笑) GM:そう言ったじゃないですか! パステル:ご、ごめんなさい! ちょっと聞いて無くって……。 キットン:PLまでパステルになりきる必要は無いのですよ? トラップ:ま、パステルに必要なのはマッピング能力だとして……これをなんとかしないとな。 パステル:さらりと酷い……――じゃあ、トラップは何だと思うのよ? トラップ:……信頼……とか(←声が小さい) パステル:へぇ〜。 トラップ:な、なんだよ! パステル:べっつに〜(笑) トラップ:だーー! もういい! クレイ、お前リーダーなんだからお前が決めろよ! それで誰も文句ねーだろう!? パステル:まぁクレイなら。 キットン:それが一番ですかね。 ルーミィ:くれぇいがきめうおー♪ クレイ:……わかった。 トラップ:じゃあ中心から離れるか。 クレイ:さっき信頼がどうとか言ってなかったか!?(一同爆笑) トラップ:はいはい、シロもルーミィも離れていようなぁ(笑) パステル:頑張れークレイー!――と離れて(笑) キットン:信じていますよー!――と離れて(笑) クレイ:……なんだかなぁ……――石碑に触れながら――一番必要なものは『仲間』だ。 GM:と、しばらくして正面の扉がガチャって開きます。 一同:『おお〜〜!!』 クレイ:どうやら開いたみたいだぞ? トラップ:……つまらん。 クレイ:それは無いだろう!?(一同爆笑) トラップ:とりあえず正面の扉を開けてみるが……その先は? GM:廊下が続いています。 トラップ:[罠発見](コロコロ)……6ゾロ!! ※解説9 「6ゾロ」
トラップ:振り足して(コロコロ)……25!出目が6ゾロの場合、ダイスをもう一度2D6して振り足せます。これは6ゾロが出続ける限り永遠と振り足し続けられます。 GM:別に罠はありません。 トラップ:なんか廊下の先が最後っぽいかな。 クレイ:行かないのか? トラップ:……このままだと何も手に入れずに終わりそうだと思ってさ。 キットン:なら適当に左か右の部屋を探索すればいいんじゃないですか? トラップ:そうだな。お宝があるかもしれねーし、一端戻って石碑の部屋の左(西)の扉を開けよう。 クレイ:まぁいいか。 トラップ:では――ガチャ。 GM:部屋には何もありませんね。 トラップ:なんか怪しいな……部屋に入って調べてみるか。 クレイ:オレは入り口から見てるぞ。 パステル:私も〜。 キットン:何も無いなら私は入りましょう。 ルーミィ:るーみぃもはいるぉ〜♪ GM:では入ってしまったトラップ・キットン・ルーミィは【感覚】で判定して下さい。目標値は10です。 キットン:(コロコロ)……9! トラップ:……シーフなのに8(笑) ルーミィ:12だおう! トラップ:やっぱPLのダイス運って重要だって!(笑) GM:ルーミィは解ります。ふと天井を見上げれば今にも落ちてきそうな蛇が3匹います。 ルーミィ:へびさんだおー!――って言いながらバックステップ! トラップ:そんなのルーミィじゃねー!!(一同爆笑) ルーミィ:へびさんだおー! ぱぁーるぅー――って言いながら、パステルのところに走ってくー(笑) トラップ:それならルーミィだ(笑) GM:では戦闘に入ります。 6、ザ・戦闘!! GM:敵のヘビは3匹とも前列にいます。トラップ:こっちはオレとキットンが前列、クレイ、ノル、パステル、ルーミィが後列か。 GM:そうですね。ではリーダー同士でイニシアチブを決定しましょう。 ※解説10 「戦闘の手順」
クレイ:リーダーだとオレか(コロコロ)……10。まず、キャラクターが前列と後列のどちらにいるのかを決めます。その後、先手(イニシアチブ)の決定に入ります。イニシアチブは敵とキャラクターグループのリーダーが2D6の素目勝負をします。同時は振り直しで、出目の大きい方が先に行動が可能です。これは毎ラウンドごとに行います。 GM:(コロコロ)……5。ヘビの特殊能力でイニシアチブに+4がついても9なので、ヘビの負けですね。 キットン:誰から行動すればいいのです? GM:誰からでも自由です。行えるのは「攻撃」「魔法」「アイテム」「移動」「逃亡」「何もしない」で1人につき1つ行えます。 トラップ:じゃあオレは移動で終了かな。後列に入る。 キットン:私も同じく後列に移動で終了ですね。代わりにノルが前列に出ます。 クレイ:オレも前列に移動で終了だ。 パステル:私はクロスボウでヘビを撃つ(コロコロ)……7だから10命中! GM:回避します。 ルーミィ:ポケットからメモを取り出して――ドゥルミィル、ファイルゥン、エセンパサン、ガイラァ、デス・マス・ファイヤァー! 一同:『おお〜〜!!』 GM:さりげに準備万端ですね(笑) ルーミィ:漫画のフォーチュンクエストを持参したから(笑)(コロコロ)……魔法命中は14。 GM:それは命中します。魔法は当たった時点で1ダメージが入るのでヘビAは「軽傷」になります。 ルーミィ:魔法ダメージが(コロコロ)……11! GM:魔法だと[防御力]じゃなくって[基本防御力]だから……入りますね。もう1点ダメージが入りました。一気に「負傷」です。 パステル:ルーミィ凄い! ※解説11 「魔法の扱い」
GM:そしてヘビの行動ですね(コロコロ)……クレイに2回、ノルに1回です。まずクレイにヘビAとBが(コロコロ)……9と7です。魔法は武器攻撃と違い、命中するだけで敵の健康状態が1段階減ります。さらにダメージを与えられるかどうかは、敵の[基本防御力]と比較します。魔法のダメージの方が敵の[基本防御力]以上の場合、敵の健康状態が1段階下がります。 クレイ:回避ってダイスを振らないんだよな? そうすると9は当たる。7の方は当たらない。 トラップ:は? お前って回避10だろ? なんで9で当たるんだよ? クレイ:すでに状態が「元気」じゃなくって「軽傷」だから、それに比例して回避も命中も下がってるからな……。 キットン:そういえば、最初の部屋の脛傷を回復し忘れていましたね(笑) クレイ:いや、これぐらいならなんとかなる。 GM:ではダメージ(コロコロ)……10です。 クレイ:それは竹アーマーで弾いた!――どうだ! GM:ではノルの方にも(コロコロ)……命中が10のダメージ(コロコロ)……11。 キットン:(ノル)……命中はするけど、ダメージは弾いた。 ――2ラウンド目 GM:(コロコロ)……こっちは5です。 クレイ:(コロコロ)……10だから、オレ達が先手だな。 キットン:ではまずは私が調べましょう! モンスターポケットミニ図鑑を取り出して(コロコロ)……12だから成功! ヘビの正体が解ります!
※モンスターポケットミニ図鑑は【知力】目標値12の判定が必要です。成功すれば敵のデータが発覚します。
GM:じゃあポイズン・スネイクのデータが全てわかります。キットン:これ、これです! ポイズン・スネイクです! クレイ:弱点とかあるのか? キットン:(モンスターデータを読んでいる)……無いですね。ただ、毒を持っているので気をつけて下さい。 GM:もっとも、鎧を抜けないと毒も意味ないですけどねー。 キットン:(ノル)そしてノルアタック! ヘビAに(コロコロ)……命中12のダメージ15。 GM:武器での攻撃でダメージが1点でも入った場合、連続でダメージが入るので再びダメージの決定をして下さい。 キットン:(ノル)連続攻撃な感じですね(コロコロ)……6ゾロです。 ※解説12 「物理ダメージの扱い」
キットン:(ノル)(コロコロ)……21点。武器攻撃で命中した場合、次にダメージを算出します。そのダメージが敵の[防御力]以上だった場合、敵は健康状態を1段階下げます。さらに、物理攻撃の場合は敵にダメージが通った場合、もう一度物理ダメージを振ります。このダメージが敵の[防御力]以上だった場合、敵は健康状態を1段階下げます。さらに物理攻撃が敵に――(繰り返し)――。とにかく、武器での攻撃は敵に回避される、またはダメージがまったく通らない事にならない限り、連続でダメージを入れることができます。 GM:ヘビAは「負傷」→「重症」→で気絶しました。さらに攻撃するなら「死亡」します。 キットン:(ノル)ノルだし、これ以上はしないでしょう。 トラップ:気絶させれば経験値入るしな。 クレイ:次はオレが(コロコロ)……ヘビBに9命中。 GM:回避しました。 トラップ:パチンコでヘビBに(コロコロ)……13命中でダメージが(コロコロ)……3だから合計7。 GM:カキンッ。 ルーミィ:とりゃっぷー、こうやうんやおー……ヨゴナビア、ルード、コーマ、リックラック、クリントーン! コールドー!(コロコロ)……10! GM:魔法回避は8だから当たります。 ルーミィ:(コロコロ)……ダメージは11。 GM:一気にヘビBは「負傷」です。 パステル:よ〜し私も!――ボウガンでヘビBに(コロコロ)……命中12! ダメージは12! GM:同値の場合はダメージが入るのでヘビBは「重症」です。 パステル:遠距離武器のボウガンだけど、そのまま連続でダメージ振っていいの? GM:かまいません。 パステル:(コロコロ)……ダメージは10。 GM:それは落ちません……が、トラップよりは良い仕事してます(笑) トラップ:悪かったなノーダメージで(笑) GM:ではこちらの攻撃です。ノルに「重症」なヘビBが(コロコロ)……14。 キットン:(ノル)高くないですか? 当たります。 GM:「重症」だとなぜか「負傷」の時より命中が上がるのです(笑)(コロコロ)……ダメージは12です。 キットン:(ノル)それは通る。 GM:(コロコロ)……連続で5。 キットン:(ノル)それは防ぐ。 GM:でもダメージは入ったので毒の抵抗をして下さい。【体力】で目標値10です、失敗すると状態を「病気」にして下さい。 ※解説13 「病気」
キットン:(ノル)(コロコロ)……それは平気。フォーチュンクエストTRPGでは、毒や簡単な呪いにかかった場合など、まとめて「病気」と扱います。「病気」になったキャラクターはその原因を取り除くまで、能力値が全て半分になります。 GM:では残ってたCがクレイに(コロコロ)……12命中の10ダメージ。 クレイ:竹アーマーでカキン! ――3ラウンド目 クレイ:(コロコロ)……3だ。 GM:……こっちは7なのでヘビの先制ですね。まずBがクレイに(コロコロ)……命中8。 クレイ:それは回避した。 GM:ノルに(コロコロ)……12命中のダメージ10。 キットン:(ノル)通らない。 クレイ:よし、こっちだな、まずは弱っているヘビBを―― キットン:いや、クレイ待って下さい。ヘビBはあと1ダメージで気絶ですから、ここはルーミィに頑張ってもらいましょう。 トラップ:ああ、確かにその方が効率良いな。 ルーミィ:がんばうおー♪ ファイアー!(コロコロ)……命中15! ダメージは8。 GM:気絶しました。しかも8点だとこちらの[基本防御力]を貫かないので、気絶止まりで死亡しません。 ルーミィ:ヘビさんしんでないおー♪ パステル:ルーミィ偉い!(笑) クレイ:俺も頑張らないとな……ヘビCにフォーチュンカード『お手入れの成果』を使って(コロコロ)……命中17! トラップ:ひゅ〜ぅ♪――と口笛(笑) クレイ:そう言えば、きのう、磨いたばかりだっけ……――ダメージ14! GM:ヘビCは「軽傷」。 クレイ:連続で(コロコロ)……13! GM:「負傷」 クレイ:(コロコロ)……15! GM:「重症」 クレイ:(コロコロ)……12! GM:落ちました。 一同:『おおーーー!!』 パステル:さっすがクレイ! ルーミィ:すごいぉ〜! クレイ:いや……照れるな――と鼻の頭と指でかいたり(笑) 7、お約束? でもキケンキケン! GM:戦闘終了ですね。するとルーミィにはわかります。さっき天井を見た時、何か文字が書いてありました。ルーミィ:みてみうぉ〜? GM:『戦闘の間』と書いてあります。 ルーミィ:くれぇい、くれぇい? クレイ:ん?――と見上げて――確かに戦闘も大事か。 キットン:いや〜〜見事に無駄でしたね(笑) トラップ:そんな事わかんないだろ?――部屋の中を調べてみる。 GM:何もありません。 トラップ:………………。 キットン:ほら、無駄骨だったじゃないですか(笑) トラップ:そんな事あるか! きっと何かが――と意地になって探してみるかな(笑) キットン:無駄だと思いますけどねー(笑) クレイ:おいおい、トラップ? キットンも焚き付けるなよ……。 パステル:はぁ……ルーミィ、ここには何も無いみたいだし、先に正面の通路に行ってみようか? ルーミィ:へびさんだおぅシオちゃん!――で、シロちゃんが蛇を噛み噛み――『微妙な味デシ!』(笑) パステル:………………。ねぇトラップ? 正面の道は安全なんだよね? 先に行っちゃうよ〜? トラップ:意地で探しているから! パステル:……じゃあ行きます。 GM:了解。 ルーミィ:じゃあ少しして気が付く――くれぇいー、ぱぁーるはぁ? クレイ:ん? あれ、パステルはどうしたんだ? キットン:(ノル)『パステルなら、先に正面の道を見てくるって行っちゃったぞ』――とノルが言う。 トラップ:はぁ!? 1人で行ったのかよ!! キットン:では私達も行きましょう、ダンジョンでの単独行動は危険ですからね。 クレイ:ああ、そうだな――と正面の通路に皆で入って行く。 トラップ:おい、パステル―― パステル:――と、私はどこにもいません。 トラップ:は? 正面の通路が実は奥で三叉に分かれていた……とかか? GM:いえ、一本道です。奥の方に扉が見えますし。 ルーミィ:ぱぁーるぅー? どこいったんあ〜〜?
………………………………………………………………………………………………
パステル:と、一方その頃。私はフォーチュン・カード『迷子』を使います!(笑)GM:狙いましたね? パステル:ふふふーパステルですから(笑) と言うわけで左(西)の部屋を出てまっすぐ"正面"の扉(つまり左(東)の扉)へ入りました。 GM:その部屋は横幅10m、奥行き20mぐらいの部屋です。奥に行くにつれて下り坂のスロープになっています。そして一番奥に1つの宝箱―― パステル:あ、あれぇ? GM:――と、紅と白が半々のキノコモンスター2匹と、角の先がほんのりオレンジ色のカブト虫なモンスター1匹がいます。 パステル:宝箱があるけどモンスターもいる……ねぇ、どうするみんな?――と振り返って。 GM:誰もいない。 パステル:ええ〜〜!? 私だけなの? なんで〜〜!? GM:シュルシュル、チキチキ……とモンスターはパステルを発見して迫ってきます。 パステル:きゃーーー!! クレイー! トラップー! みんなーーー!!!(笑)
………………………………………………………………………………………………
クレイ:今、パステルの悲鳴が聞こえなかったか!?ルーミィ:うしおからきこえたお〜? キットン:まさか右(東)の部屋に入ったんじゃ!? トラップ:っの馬鹿! どうやったらこんな単純なダンジョンで道に迷えんだよ!!――と走り出す! クレイ:急ぐぞみんな! 8、ここが正念場!!! GM:ではパステル【感覚】と【敏捷】で、それぞれ目標値10の判定をして下さい。パステル:(コロコロ)……【感覚】は失敗。(コロコロ)……【敏捷】は11で成功! GM:スロープが急に傾いて行くのと、壁が動いて宝箱までの道が1人分の幅に狭まって行く事には気がつきませんでしたが、それでもギリギリ扉の近くで持ち堪えました。 パステル:扉に張り付く!――なんで!? いつの間にか部屋が変わっている気がする! バランス崩したら落ちちゃうよ〜〜! GM:そこで合流ですね。 クレイ:パステル!!! トラップ:――と、扉を蹴り開けるぜ! GM:パステルはもう一度【敏捷】目標値10で判定して下さい。 パステル:え、なんで? GM:パステルって扉の前にいましたよね? で、トラップが勢い良く扉を押し開けた……と。 トラップ:おお!(ポムッ♪) パステル:(コロコロ)……9! 失敗! モンスターの前に落ちる――ばかぁーー!!(一同爆笑) GM:ではパステルだけ1人分の幅の通路に落ちました。残りのメンバーは坂道の上、扉の付近にいます。 キットン:おお、宝箱にモンスター! どうやらこちらの部屋が正解だったようですね。 ルーミィ:ぱぁーるぅー、だいじょーうかー? パステル:あんま大丈夫じゃないかもー(笑) トラップ:ったく、1人で先に行くからこうなんだよ! 自業自得だ! パステル:ひ〜〜ん! そんなこと言ったって〜〜(泣) キットン:(ノル)『クレイ、敵』 クレイ:ああ……パステル、泣いている暇は無いぞ。引っ張りあげるからこっちに来るんだ。 GM:では戦闘に入ります。この部屋は壁が通路を狭めたので、前列には1人しか入れません。イニシアに負けたら、パステルがタコ殴りですね(笑) ――1ラウンド目 パステル:クレイお願い!! クレイ:よし、まかせておけ(コロコロ)……9! GM:(コロコロ)……こっちは11なので、私の勝ちですね。 パステル:それは駄目〜! さっき『迷子』使って手に入れたフォーチュン・ポイントを消費して、GMのダイス目を振り直させる! GM:(コロコロ)……2(笑) 負けました。 パステル:はぁ……良かった……。 キットン:では、まずはモンスターポケットミニ図鑑で、紅白のキノコを調べましょう(コロコロ)……4なので合計で9! 失敗しました。 GM:では図鑑をパラパラめくっても、なかなか見つかりません。 キットン:そこはフォーチュンカード『ゼンばあさんの声』を使います! GM:どこからともなく声が――"キットンよ、雑念を生かすのじゃ!"(笑) キットン:知力+5で合計14! ミニ図鑑をバタンと閉じて――そ、そうでしたー!! あの紅白のキノコは、前に見た事があります!!――と判定に成功です。 GM:このモンスターです(とデータを見せる)。 キットン:あれは紅白キノコです! 近づいて攻撃すると胞子による反撃に会います! 胞子を吸ったら【体力】の目標値10の判定をして、失敗すると体が紅白に塗り分かれます! クレイ:………………。 キットン:弱点は火ですから、ルーミィの出番ですよ! ※解説14 「モンスターの弱点」
ルーミィ:ルーミィ、がんばうぉ〜♪ (コロコロ)……命中11のファイアー!モンスターの弱点をついた場合、命中後のダメージに+1されます。 GM:当たります。キノコは「軽傷」。 ルーミィ:ダメージは(コロコロ)……11+弱点の1で合計12点! GM:[基本防御力]は11なので、キノコAは「負傷」に。 パステル:私が後列に入るにはどうすればいいの? GM:【敏捷】の目標値10に成功すれば可能です。ただし、その後に誰かが前列に立たないと、そちらは全員前列扱いとして処理します。 クレイ:その時はオレが下に降りるさ。パステルは早く上がってくるんだ! パステル:う、うん。助走つけて(コロコロ)……8!! GM:坂道の途中でコケてズルズルズル(笑) トラップ:何お約束してんだお前は!(一同爆笑) パステル:だ、だってぇ〜〜(泣) クレイ:パステルを引っ張りあげるには? GM:【体力】と【敏捷】の両方目標値10に成功ですかね。その後、反動でクレイが落ちないか、もう一度【敏捷】かな。 クレイ:オレは落ちていいから、もう少し目標値を下げられない? GM:じゃあ両方9にしましょう。 クレイ:よし!(コロコロ)……成功と(コロコロ)……成功!――ほら、パステル捕まって! パステル:うん――と登って来る。 クレイ:と――わ、わわ!?――と落ちるオレ(笑) トラップ:だーー! お前が落ちてりゃ仕方ねーじゃねーか!(笑) クレイ:パステルが下より良いだろう? それより援護を頼む! トラップ:ああ、任せとけ! オレを信頼しろ!! GM:ではクレイは前列に出て、パステルは後列に入って終了ですね。 トラップ:じゃあオレはキノコAに攻撃(コロコロ)……11命中の(コロコロ)……ダメージは8。 GM:命中しますがボヨンと弾きます。 トラップ:ちっ。 キットン:(ノル)ノルは前列じゃないと攻撃不可能なので動かず応援して終了です。 GM:では敵です。クレイにキノコ2匹が(コロコロ)……6と8で攻撃、カブト虫1匹が(コロコロ)……12で攻撃。 クレイ:キノコ2匹は両方避けた。カブト虫は当たった。 GM:(コロコロ)……カブト虫ダメージは14点。 クレイ:通ったな……「負傷」になった。 GM:カブト虫連続攻撃(コロコロ)……11! クレイ:それは止まる。カキンッ! ――2ラウンド目 GM:(コロコロ)……しまった、イニシアでピンゾロ……。 クレイ:オレは5だから、こっちが先に動くぞ? GM:どうぞ。 キットン:では次にカブト虫を調べますよ?(コロコロ)……ミニ図鑑14! 成功!! GM:読んで良いです。 キットン:なになに……なるほど。あのモンスターの名前は"コロネ"です。弱点は大きな音! 攻撃する度に何か大声を出し続ければ、命中した時に+1ダメージです。 GM:ちなみに、こいつの恐ろしい所はダメージを受けた時に発動する特殊能力なので。 クレイ:なに? 特殊能力!? キットン:え〜〜なになに〜〜……――……あ〜〜〜!!!(笑) クレイ:どうしたキットン!? キットン:これはキツイ! キツイですぞ!?(笑) クレイ:いや、何がキツイんだ! 言ってくれキットン!! ルーミィ:キノコAさんにファイヤァー! クレイ:ああ、オレの意見スルー!?(笑) ルーミィ:(コロコロ)……魔法命中14! (コロコロ)……ダメージが12! GM:キノコAは落ちました。 クレイ:ならオレはキノコBを斬る! (コロコロ)……命中5(笑) GM:回避しました。 トラップ:う〜〜ん、思ったんだけどさぁ……。 パステル:どうしたのトラップ? トラップ:クレイが戦っている間に、奥の宝箱を取りに行けないかな? クレイ:おーーい(笑) GM:クレイとキノコとカブト虫の頭を越える自信があるなら良いですよ? 【敏捷】で目標値15ですね(笑) トラップ:確率が低すぎるから駄目――いや、待てよ……ノル、カタパルトみたいにオレを投げてくれ(笑) キットン:(ノル)『両手組んで、そこに足をかけて、同時に放り投げる奴か?』 トラップ:そうそう。 キットン:(ノル)『わかった、トラップ……行くぞ』 GM:本気でやるのですね……ならノルの目標値は【体力】で12以上! キットン:(ノル)フォーチュンカード『巨人族の意地』を使って――『うおおおおおっ!!』(コロコロ)……14! GM:次はトラップが見事に着地成功するかです。トラップは【敏捷】で12以上振って下さい。 トラップ:(コロコロ)……6だから10! って失敗じゃん!?(笑) パステル:そのままだとモンスターのど真ん中(笑) トラップ:やばい!? GM、クレイの頭を踏みつけて向こうまで行くのは無理か!? クレイ:おいっ!!(笑) GM:トラップは【敏捷】、クレイは【感覚】で対決しましょう! クレイ:許可なのかよ!!(一同爆笑) GM:面白いので(笑) クレイ:おのれ〜〜(コロコロ)……出目が8だから10! トラップ:狙いはばっちり(コロコロ)……ああ!? ピンゾロ!!(笑) ※解説15 「1ゾロ」
キットン:大丈夫です! ここで今貰ったフォーチュン・ポイントを使うのです。出目が1ゾロの場合、どんな行動でも失敗に終わります。そしてその瞬間にFPを1点得られます。FPは得られた瞬間に即座に使う事も可能です。 ちなみに、ダメージ判定時に6ゾロで振り足した後、1ゾロを振ってしまった場合、ダメージは0になります。 トラップ:そうか! 速攻でフォーチュンポイントを使う! 自分のを振り直し(コロコロ)……6と6! 最高だ!(コロコロ)……合計23!!(一同爆笑) GM:では上手くクレイの頭を踏み台にして宝箱まで来ました。 トラップ:クレイ、悪ぃ! グミッ!!(笑) クレイ:目から星が出てるよ――なっ!? パステル:もうトラップったら〜〜と、クレイの横にいるコロネに向かって―― キットン:大声です!!! パステル:そうだった(笑) (コロコロ)……命中が9――貧乏なんて大っ嫌ーーーい!! GM:こっちの[回避]は10なので避けました。そしてこっちの攻撃です。まずはキノコBが(コロコロ)……クレイに6命中。 クレイ:回避。 GM:(コロコロ)……カブト虫は11命中。 クレイ:当たる。 GM:ダメージが……14点。 クレイ:抜けたから「重症」に入った。 GM:連続で(コロコロ)……14点ダメージ。 クレイ:それはまずい、気絶する……フォーチュンポイント使うから、今のダイス目を振り直してくれ。 GM:ダメージは10! クレイ:止まった……。 GM:しかしクレイ、ダメージを食らうと同時に嫌な感じの液体を付けられます。 クレイ:判定無しでか!? GM:フレーバーテキストの効果なので(笑) トラップ:じゃあしょうがないな。 キットン:ちなみにその液体がつくと、匂いに敏感なモンスターを引き寄せる効果があるみたいなので大変危険です(笑) クレイ:モンスターに! キットン:しかも半年〜1年は匂いが取れません(一同爆笑) クレイ:それを先に言ってくれーーー!!!(笑) ――3ラウンド目 GM:イニシア(コロコロ)……8! クレイ:(コロコロ)……11だ。 キットン:薬草使ってクレイの傷を治します。2個回復! クレイ:「軽傷」に戻った。そのままキノコに攻撃(コロコロ)……9命中。 GM:回避です。 パステル:私はコロネを撃つ!(コロコロ)……命中8!――クレイが臭くっても気にしないから大丈夫だからねー!!(大声) GM:回避。 ルーミィ:ルーミィもきにしないおー(コロコロ)……ファイアーで命中10。ダメージ(コロコロ)……7! GM:命中はしますが[基本防御力]を貫きはしなかったですね。コロネは「軽傷」になりました。 キットン:(ノル)ノルは待機です。 トラップ:そしてオレは宝箱を調べる![罠発見](コロコロ)……12! GM:罠は無いと思った。 トラップ:そして敵。 GM:まずコロネがクレイに(コロコロ)……10命中の11ダメージ。 クレイ:カキンッ! GM:キノコBもクレイに(コロコロ)……命中8! クレイ:それは回避した。 ――4ラウンド目 GM:イニシアは(コロコロ)……4! クレイ:こっちは5だ。 キットン:薬草をもう1個クレイに使う! クレイ:よし、これで全快だ! まずはキノコに(コロコロ)……8命中! GM:回避。 ルーミィ:ファイアー(コロコロ)……コロネに13! ダメージは14! GM:一気に「重症」に追い込まれた。 パステル:私もコロネに(コロコロ)……命中9――トラップも戦いなさいよー!!(大声) GM:当たります。 パステル:(コロコロ)……ダメージは11点! GM:カキンッ! パステル:通らない……。 トラップ:じゃあオレはパステルを無視して[鍵開け](コロコロ)……11。 GM:鍵は開いたけど、罠が発動します。宝箱に仕掛け針があって、開けると刺されて状態が「病気」になります。具体的には[毒]です。 トラップ:なんでだー!? さっき[罠発見]したのにー! GM:足りませんでした。目標値は13だったので。 キットン:1足りませんねぇ(笑) トラップ:「病気」だ……あうっ……パタリ(笑) GM:ではこっちがクレイを殴る(コロコロ)……キノコが8命中、コロネが(コロコロ)……9命中。 クレイ:それは両方回避。 ――5ラウンド目 GM:(コロコロ)……9! クレイ:(コロコロ)……11! そのままキノコに攻撃(コロコロ)……6! GM:回避しました。 パステル:コロネに(コロコロ)……命中9!――トラップの顔が真っ青――!!!(大声) GM:当たります。 パステル:(コロコロ)……ダメージが13点! GM:そこでコロネは落ちます。残りはキノコBのみ! ルーミィ:ファイアー(コロコロ)……12命中の(コロコロ)……10点ダメージ。 GM:キノコBは命中分だけ一段階で「軽傷」になりました。 トラップ:俺は宝箱の中を見るぞ。 GM:500G程度の金貨が入っています。 トラップ:金貨だけは袋に詰める……うう……気持ち悪い、病気みたいだ(笑) ――6ラウンド目 GM:(コロコロ)……6! クレイ:(コロコロ)……7! そのままキノコを(コロコロ)……10命中! のダメージ(コロコロ)……13! GM:ダメージ入ります「負傷」 クレイ:(コロコロ)……14! GM:「重傷」 クレイ:(コロコロ)……13! GM:コロネは気絶します。 一同:「やっと終った〜〜♪」 9、連続!? ラストバトル!!! その後、[病気]なトラップを[毒消し]で治し、トラップも見つけた宝をパステルに渡して当面の生活費確保! そして今後こそ、正面の扉へと足を進めるのだった……――
トラップ:では、入り口に戻ったら正面(北)の通路へ。GM:では廊下が続いて扉が見えてきます。 トラップ:[罠発見](コロコロ)……14! GM:罠はありません。鍵もかかっていませんね。 トラップ:じゃあ扉を開けて中に入る。 GM:中にはさっきと同じような部屋ですが、さっきの宝箱より意匠を凝らした宝箱を発見します。 クレイ:扉も無し? GM:無しです。ここで終わりかな? トラップ:とりあえず宝箱を[罠発見](コロコロ)……17! GM:ではトラップはわかります――この宝箱……生きてます。 トラップ:さっと手を引っ込める! GM:バクゥッ!!!――空振りか。 パステル:トラップ、早く下がって!
………………………………………………………………………………………………
GM:イニシア(コロコロ)……10!クレイ:(コロコロ)……3だ。 GM:そっちはトラップのみ前列ですね。ではトラップに(コロコロ)……12! トラップ:オレは回避11だからなぁ――おっとっと、あぶねぇ、あぶねえ――フォーチュンカード『盗賊の意地』を使って回避成功! GM:ちっ、トラップぐらいなら1ターンキルするつもりだったのに。 トラップ:されてたまるか!(笑) キットン:次はこっちですね。ポケットミニ図鑑で(コロコロ)……15で成功! GM:どうぞ(データを渡す)。 キットン:ミミック!? きょ、強敵ですね。皆さん、死なないように頑張りましょう! クレイ:後ろ向きだなぁ(笑) ルーミィ:シオちゃん『まぶしいの』だお〜〜(コロコロ)……11でシロちゃんのまぶしいの! GM:それは……くらいました。 ルーミィ:ファイアー(コロコロ)……命中16のダメージ(コロコロ)……9点! GM:命中だけで「軽傷」になったけど、ダメージは弾きます。 パステル:撃つ!(コロコロ)……10命中のダメージ(コロコロ)……8点! GM:弾きました。 クレイ:前列に出る! キットン:(ノル)オレも。 トラップ:そして同時にオレは後列に下がるぞ。 ――2ラウンド目 GM:(コロコロ)……8! クレイ:(コロコロ)……11。 パステル:フォーチュンカード『パステルの声援』――みんなー! 頑張ってーー!!――このラウンドの間、命中後のダメージに+1の修正が全員に入ります。 クレイ:よし、オレがやってやる! キットン:(ノル)クレイはトドメでしょう、まずはノルで(コロコロ)……10命中。 GM:当たります。 キットン:(ノル)(コロコロ)……14ダメージ! GM:それはカキンッ! キットン:(ノル)ならフォーチュンカード『渾身の一撃』――『こいつは、オレに任せてくれ!』――って事で、ダメージは20!! GM:その一撃で上蓋が壊れてしまいました。状態は「負傷」。さらにダメージを下さい。 キットン:(ノル)(コロコロ)……16!! GM:「重傷」です。 トラップ:なんかノルらっしゅだ! キットン:(ノル)(コロコロ)……15! GM:ミミックは壊れました……。バッカーーンッ!!! キットン:(ノル)『みんな、平気か?』――とかノルは言ってる(笑) パステル:ノルすごーい♪ ルーミィ:しゅごーい♪ トラップ:いや〜ノルがいてくれて良かったぜ(笑) キットン:まったくですね、ぎゃっはっはっはっはっ(笑) クレイ:……あ〜〜いーさ、いーさ、オレは戦士なのに、どうせ戦闘で活躍していませんよー!(一同爆笑) パステル:まーまー(笑) トラップ:さってっと……モンスターとはいえ、宝箱なんだから何か入っているのかな〜? GM:宝箱の木屑から全部で500Gほど見つかります。 パステル:また生活費が増えたー♪ クレイ:しかし……ここで通路も終わりか。 キットン:かといって今までの道で脇道はありませんでしたしね……。 トラップ:こういう時は隠し通路って決まってるんだぜ?――トントン、トントン……と壁を叩きながら――[罠発見]で調べる!(コロコロ)……じゅ、11(【感覚】4+[盗賊技能]4+ダイス目が3)。 GM:何もわかりません。隠し扉があるような予感がしてましたが、とくに何も無いと思いました。 トラップ:………………。 ルーミィ:これはPL発言だけど……絶対に見落としているよ?(笑) クレイ:同じくPL発言じゃが……その出目は無いじゃろう?(笑) パステル:頑張って!(笑) ルーミィ:あれれ〜〜? とりゃっぷー、ここなにかへんあおー?――とフォーチュンポイントをトラップに使います(笑) トラップ:ん、ちょっと見てみるか――ともう一度[罠発見](コロコロ)……じゅ、12。 GM:とくに何も無いと思いました。 トラップ:………………。 ルーミィ:………………。 キットン:GM、ここでこれを使いますよ――おお〜! こ、これは!!! トラップ:どうしたんだキットン!? 隠し通路を見つけたのか!?(笑) キットン:フォーチュンカード『薬草探し』発動――見てください! こんな所に薬草が!!(一同爆笑) クレイ:どうして何も無いはずの部屋に!?(笑) パステル:でも、もしかしてこの部屋、もっと良く探せば、別の部屋に続く通路とかもあるんじゃ……。 トラップ:ナイスフォロー! ルーミィ:(シロ)『とりゃっぷシャン、もう一度挑戦してみるデシよ♪』――とシロちゃんポイント使って、トラップにフォーチュンポイントを使用! もう一度判定! トラップ:そうだな、もう一度調べてみるか?――[罠発見](コロコロ)……3、合計11。 クレイ:下がってるじゃないか!!!(一同笑) トラップ:………………。 ルーミィ:………………。 キットン:ちょっとトラップ! 見て下さい! おお〜〜これは!!――とフォーチュンカードの『こんなこともあろうかと』を使います! トラップ:おお、なんか便利そうだ! それで隠し通路とか見つけれるのか!? キットン:やーくーそーおー♪――をカバンの底から発見しました!! トラップ:また薬草かよ!! ぜんぜんこんなことがあっても打開策になってねーだろうが!!(一同爆笑) キットン:そう思うならもっとちゃんと探して下さい!!――と私の分のフォーチュンポイントを使いましょう。もう一度探して下さい! トラップ:う゛……[罠発見](コロコロ)……よしっ! 15だ!! GM:よしって言うほどじゃないですが……隠し扉を発見しました。 トラップ:ガチャ……お? GM:壁としか思えなかった所が、ガチャリと開きます。 トラップ:お、オレには解ってたぜ? ここが隠し扉だってよ?――ちょっと恥ずかしくなって一目散に先に入っていく。 クレイ:フォーチュンポイント……何点使ったやら……(笑) トラップ:い、言うな!?(笑) 10、ダンジョンの主
隠し扉の先に進むと、かなり煩雑とした部屋へと到着した。そこは本が沢山あり、不思議な器具が散乱し……つまるところ何かの実験室のようだった。部屋の中央には水晶球が置かれ、先ほどまでのダンジョン内が映されている。そして――
GM:キミ達を出迎えるように、ローブを着た中年の魔法使いがいます。クレイ:なんだお前は! GM:「ふっふっふっ、キミ達の活躍は見せてもらったよ。本当に……楽しかった」 トラップ:楽しかった? パステル:……どういう事? GM:「おかげで良いデータを取る事ができた。ありがとう」 クレイ:お前はいったい何なんだ? GM:「あ〜〜、私はキミ達のような新米冒険者がどのような行動を取るのか、研究しているものだよ」 キットン:勝手にデータを取られるとは、あまり気分の良い事ではありませんねぇ。 GM:「ちゃんと見返りもあっただろう? 宝箱に500、ミミックにも500入れておいた。ダンジョンの中で見つけた者は、キミ達冒険者の物だ」 パステル:お財布を服の上から触ってみたり(笑) トラップ:おいおい、オレ達の事を実験台にしたって事かよ? そういう事がしたいなら正式に依頼してくれればよかったじゃねーか? GM:「依頼はしたとも、シナリオ屋のオーシ君にね」 クレイ:オーシ……それでオレ達の所へ……。 GM:「クレイ君と言ったか……パーティーのリーダーのようだね」 クレイ:ええ、一応は。 GM:「冒険に必要なものは仲間……正しい答えだよ。ただ……キミからは変な匂いがする」(一同爆笑) クレイ:え、ええ〜〜。 GM:「パステル君と言ったか……キミはマッパーらしいね」 パステル:なんか展開が読める……。 GM:「キミ見たいなマッパー初めてみたよ。いや、愉快愉快」(笑) パステル:ううう……なんかムカツク。 GM:「キミは農夫のキットンとか言ったか……まさかホフク前進とは恐れ入った。ルーミィ君、さりげなく蝶番とヒントを出したのを、私は知っているよ。キミ達は素晴らしいね」 キットン:いやいやいや、それほどでもありませんよ、ぎゃっはっはっはっ(笑) ルーミィ:ぱぁーるぅ、ルーミィほめらえたおぅ♪ GM:「そしてトラップ君……」 トラップ:なんだよ? GM:「駄目シーフ」(一同爆笑) トラップ:オレだけ褒め言葉すら無しか! いきなりの暴言かよ! 許さねーこのオヤジ! ぶっ飛ばしてやる!! キットン:(ノル)『トラップ、落ち着いて』――とノルが後ろから暴れるトラップを羽交い絞め(笑) トラップ:ギャーギャー殴らせろー!!(笑) クレイ:……とりあえず、ちょっとした小遣い稼ぎって所か。 パステル:そうだね。何も無いよはずっとマシだし(笑) キットン:急がば回れという奴ですね。 GM:「その通りだ。初心者であるうちは、苦労は買ってでもした方が良い。そうやって経験を積む事で誰もが知る英雄のようになれるのだから」 トラップ:ぽっと出のNPCのくせに、上手い事まとめやがって(笑) ルーミィ:ねぇとりゃっぷー? トラップ:ん? ルーミィ:ここってまだ、だんじょんのなかなんかー? 一同:『………………!?』 トラップ:キラーンッ!――そうだなぁルーミィ、ここはまだダンジョンの中だよなぁ? おい、おっさん。さっきあんた言ったよな? ダンジョンの中で見つけたものは冒険者の物だって? GM:「ああ、言ったが……おい、待て、何をするつもりだ!?」 トラップ:おお、見ろよキットン! こんな所に珍しい本が落ちてるぜ?(一同爆笑) キットン:まったくです! この本は高いですよこの本は!!(笑) クレイ:おい、まさかお前等……? GM:「……わかった。私の負けだ。ここまで来れた褒美として1000G払うよ」(笑) トラップ:まぁ、それで良いか(笑) パステル:じゃあ帰ろうか? クレイ:そうだな。 キットン:なかなか貴重な体験でしたね。 ルーミィ:魔法使いのおじさんに向かって――ばいばーい、"また"くうおー♪ トラップ:まったくだ(笑) また来るぜおっさーん! GM:「もう来ないで良いぞー」(笑)
そんなこんなで……パステル達は『冒険者に一番大切なもの』を手に入れ、意気揚々とシルバーリーフへと帰ったのだった……。
フォーチュン・クエストRPG(キャラ・アニ)
『若葉マークな洞窟探検』 FIN GM:さぁフォーチュンクエスト! どうでしたか!? 一同:『楽しかったーー♪』 T都:やっぱ原作知っているからの楽しさってのはあるわね(笑) 沙理音:原作を知っている人がやるTRPGでしょうし。 ポロ:フォーチュンだった〜! ありす:パステルで迷子になれて感無量です♪ 9P:まさか……頭踏まれるとは……。 GM:どうやらかなり満足のご様子(笑) なにか不満点とかありませんでしたか? 一同:『お面は辛かった』 GM:おうっ! 沙理音:ゴムが耳に……。 ポロ:耳に優しくGMが改造してから装着するものだよ、お面は。 9P:長時間は辛くて、途中で外してしまったからのう。 GM:わかりました。次回やる機会があれば改善します。 T都:しっかし、すでにキャラクターが立っているっていのはやり易いわね。すぐにキャラクターになりきって遊べたしね(笑) 沙理音:その割りには最後は何回振った事やら? T都:それは中身のダイス目が追いつかなかっただけじゃない! 9P:逆にわしは、普段からダイス目良いから、あまり不幸っぽくなかったな。 GM:それを言うなら……中身がハシハシに出てきていたポロの方が言いたい事あるのでは? ポロ:うん……どうしても中身が盗賊属性だから……ルーミィな純粋キャラは演技が(笑) 沙理音:データ的な話をしますと、武器攻撃の連続攻撃が強いですね。続けば確かに一撃死しますし。ま、フォーチュンは戦闘よりも、キャラクターで会話する事の方が楽しいので、満足ですがね(笑) T都:ただのダンジョンアタックなのに、どれだけ喋ってたか(笑) GM:では皆さん、満足してくれたようなので、とりあえず今日のところはこれで終了とさせて頂きます。お疲れ様でした〜! |