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ガンアクションRPG ガンドッグ
――2003年。地球規模で異常気象が発生。
――2006年。異常気象は収束に向かうも世界は重度の食糧危機に陥る。
――2010年。異常気象発生からの7年間はナイトメア・ストームと呼ばれる悪夢のような歴史を刻む。食料危機により生まれた貧富の差、凶悪事件の増加、暴動、クーデター、すなわち世界全体の治安の悪化。
――2016年。現在。世界には今だナイトメア・ストームの爪痕が残り、犯罪は増加し世界情勢は不安定を極めていた。
2004年8月8日セッション開始


MISSION2:

――Acceleration Railway――


◆Gundog Character2

その日、部屋に集っていたPLは4人……ハイドとミカド、そして新キャラの2名である。
GM:さて、ガンドッグの2回目を行うぞ!
ハイド:どうやら今日リーレはいないようだな。
ミカド:新しい人がいるもんね?
GM:そうです。代わりに2人ほど新PCが追加されます。では自己紹介お願いします。
アニータ:では私から――アニータ=シルベイラ。
ハイド:女性か……メキシコ? いやブラジル系か。
アニータ:ブラジル出身の24歳、女性。
ミカド:いなかったポジションだね。
ハイド:外見は?
アニータ:【外見】は6。黒い瞳、黒い髪、黒い肌。
ハイド:普通のキャラだ(笑)
ミカド:お色気お姉さん系?
アニータ:身長2m20cmで【筋力】と【体格】が10。コードネーム「マウンテン」
トーマス:(←新キャラ)ブハッ!!
その時、PLの飲んでいたコーヒー炸裂!!!
GM:何吹いているんだ! 私の部屋を汚すな!(笑)
ミカド:メディーーーーック!!!(一同大爆笑)
トーマス:いや、すまん。情熱的な色っぽいキャラを想像してたから(笑)
ハイド:山のような女だな。
GM:あぁ〜〜キャラシーが汚れて……
ミカド:ティッシュメディーーーック!!!(一同爆笑)
ハイド:ああ! うるさいミカド(笑)
――いろいろ落ち着いてから……
GM:はい、自己紹介に戻って下さい。
アニータ:メインはデモリッションで、サブがメディック。
ハイド:メディックかよ(笑)
トーマス:ブハッ!
GM:だから吹くなお前!
ミカド:メディーーーーック!!!(一同大爆笑)
トーマス:す、すまん……だが、そのビジュアルでメディックはないだろ。
――なんとか落ち着いてから……
アニータ:昔は医者だったのですが、戦争に巻き込まれてゲリラに刈り出されました。そこでなぜか爆発班に回されまして……。
ハイド:それでデモリッション。
アニータ:一人称は「アニータ」で。
ハイド:いや、ふざけんなマウンテン(笑)
トーマス:冗談も程ほどにしてくれ(笑)
アニータ:じゃあ一人称「あたい」にしときまス(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:では次です。さっきからコーヒー吹きこぼしてた人どうぞ。
トーマス:トゲのある言い方だな(笑) 名前はトーマス=プログレッシブ。男27歳のコマンダー/アサルトだ。
ミカド:隊長だ(笑)
ハイド:新しい隊長だな。
アニータ:出身は?
トーマス:グレートブリテン及び北部アイルランド連合国だ。
なぜそんな詳しく……――まぁイギリスの事である。
トーマス:高校卒業後そのまま軍に所属、着々と出世する中ちょっとありまして……。
GM:コーヒー吹いたんだろ?
トーマス:そうそう上官に向かってブハッっと――って違うわい(笑)
ミカド:ノリの良い人だ(笑)
トーマス:ちょっと恋人とあったんだ。その後コックをやっていたのですが、好みのコを見つけまして……そのコがガンドッグだったので志願しました。
ハイド:好色で酒乱とか?
GM:コーヒー中毒?
トーマス:両方違うって(笑)
アニータ:惚れたガンドッグって名前に"ア"がついたり?
ミカド:メディーーーック!!(一同爆笑)
アニータ:失礼ナ(笑)
トーマス:"ア"はつかないから安心してくれ(笑)

◆W.I.S.E.Agent

ミカド=ホウオウイン  スカウト/スカウト
出身:日本  性別/年齢:男/13  身長/体重:155/56  外見:黒髪黒目のやんちゃ系
【筋力】6 【器用】1 【敏捷】10 【知力】8 【感覚】10 【魅力】1 【体格】5 【外見】7

  正式には鳳凰院帝という生粋の日本人である。かつては華族に連なる一流財閥の家系であったが、テロリストに一族郎党が抹殺され自身はアメリカへと逃亡。今も日本に帰れば命を狙われる状態であり、現在はアメリカで今までとは正反対な底辺の生活をして生きていた。現実というものを知った13歳の少年である。最近ガンドッグとなったばかりで、まだまだ初心者ガンドッグである。



ハイド=エントリュア  アサルト/スカウト
出身:ドイツ  性別/年齢:男/54  身長/体重:180/72  外見:金(白)髪に灰緑の瞳
【筋力】8 【器用】5 【敏捷】7 【知力】4 【感覚】7 【魅力】5 【体格】8 【外見】8

  出身は特殊部隊イギリス空挺団(SAS)であるが、任務活動中に仲間とはぐれてしまい生きていく為に一時的にゲリラに身を落とす。ゲリラでの活動が1段落してからは日本へ渡り、華族に連なる鳳凰院家が一人息子ミカドのボディガード兼家庭教師をして生活するも、過去の亡霊はハイドを決して忘れていなかった。54歳のロマンスグレーなおじ様である。ミカドをガンドッグに引き入れた人。



アニータ=シルベイラ  デモリッション/メディック
出身:ブラジル  性別/年齢:女/24  身長/体重:220/110  外見:黒髪黒目黒い肌
【筋力】10 【器用】8 【敏捷】5 【知力】7 【感覚】5 【魅力】5 【体格】10 【外見】6

  ブラジルの医者の家系に生まれ北部の村で医者を行っていたが、戦争に巻き込まれてしまいゲリラ軍に強制的に参加させられる。なぜか爆発班に回され爆発物の知識を得る。その後、カルロスの目にとまってガンドッグにスカウトされる。「まさかメディックだったなんて……てっきりデモリッション専門かと」とはカルロス談。
コードネームは「マウンテン」。



トーマス=プログレッシブ  コマンダー/アサルト
出身:イギリス  性別/年齢:男/27  身長/体重:185/80  外見:金髪碧眼のイギリス系
【筋力】8 【器用】5 【敏捷】7 【知力】8 【感覚】7 【魅力】5 【体格】9 【外見】7

  高校卒業後にすぐ軍属に入る。現場での指揮力とその戦闘力から着々と出世していくが、複雑な色恋沙汰で自ら軍を辞める。その後、アメリカに渡ってコックをして生活をしていたが、好みのコを見つけてそのコと同じガンドッグに志願……この事が後々困ったことに(笑)。
  PCの経歴などからすると今回のシナリオにはピッタリだったりする。

◆Opening

「おいトーマス、なんだかカルロスって男から電話だぞ?」
GM:ではトーマスから始めます。あなたがニューヨークのとある食堂でコックをしている時です。店のオーナーからカルロスって男から電話が入っていると言われます。
トーマス:カルロスだって? わかった、ちょっとここを頼む――炒めていた中華なべを他のコックに渡して電話に出ます。
GM:「やぁトーマス、いきなりで悪いんだがキミの力を貸して欲しい」
トーマス:仕事か……いいだろう。集合は?
GM:「今から一時間後だ。ウチのニューヨーク支部、いつもの会議室で待っている」
トーマス:問題ない。

GM:
では時間を飛ばして会議室にトーマスはやってきました。
トーマス:じゃあやって来た。
GM:その部屋にはすでに数名のメンバーが集っています。
トーマス:ほう。
GM:1人目は20歳ぐらいの女性で、見た目からして超美人だ。黙ってライフルを手入れしている。中華系だね。
トーマス:興味無いな。
ミカド:好みじゃないらしい(笑)
GM:2人目は16歳ぐらいのインド系少女、可愛いです。
トーマス:そうか……了解(←素っ気無い)
ハイド:また好みで無いらしい(笑)
GM:で、3人目だが……2mの山のようなのがいる。
アニータ:あたいカ(笑)
トーマス:………………敵か?(一同爆笑)
GM:「トーマス良く来てくれた。この3人が今回のチームメンバーだ。スナイパーのリーレ、パイロットのサラ、
そして――
アニータ:アニータ=シルベイラ。爆発物と怪我をした時、任せて欲しイ。
トーマス:でかいな……。
GM:トーマスの身長は?
トーマス:1m85cm。
アニータ:2m20cm。
トーマス:おかしいよ(笑)――まぁ、俺の名はトーマス=プログレッシブだ。宜しく頼む。
GM:リーレは会釈だけ。サラは「宜しくね隊長さん♪」
トーマス:隊長?
GM:カルロスが言います――「ああ、今回の隊長はトーマスに頼みたいんだ。よろしく頼むよ」
トーマス:わかった、できる限りやってみよう。
カルロスの言う任務とはある富豪の護衛任務だった。
GM:「その富豪の名はサムソン=ポポ」
一同:『ポポ!?』(一同大爆笑)
GM:ソコ! 笑うところじゃないぞ! 全世界のポポさんに謝れ!(笑)
トーマス:で、その黒い肌でターバンを巻いたアラブ系のポポ氏がどうしたんだ?(一同爆笑)
ミカド:そこまで言ってないじゃん(笑)
GM:「さすがトーマス! ポポさんを知っていたか!」
ミカド:合ってるんだ!(一同笑)

――カルロスの話した依頼内容――
   ◆サムソン=ポポはアラブの石油王の2世であり大富豪である。
   ◆ポポ氏は現在、アメリカ北部へ向かう豪華列車に乗っている。
   ◆ポポ氏の乗っている豪華列車をテロリストが襲うとの情報がある。真偽の程は五分五分。
   ◆ポポ氏は莫大な保険金を掛けておりワイズマンは心配している。何かあってからでは遅い。
   ◆テロリストは戦争強硬派である。ポポ氏は平和主義者の大支援者。
   ◆現在のアメリカの指針は戦争強硬主義なので、実質的にポポ氏を助けないだろう。

GM:「報酬は1人につき2000$、実際にテロがあった場合は1人+3000$の追加報酬が約束されている……なにか質問はあるかい?」
トーマス:ポポ氏の護衛と言ったが……その豪華列車に俺達はどうやって乗ればいいんだ? すでに出発しているのだろう?
GM:「豪華列車ジーニア号さ。すでに出発はしているが途中で止まる駅があってね、サラ君の腕ならその駅まで先回りできるはずだから、そこで乗り込んでもらいたい」――ちなみに、リーレとサラは車に乗ったまま列車と並走して援護役に回ります。実際に列車に乗り込むのはトーマスとアニータです。
トーマス:なるほどな。
アニータ:護衛対象、あたい達の話は知っているカ?
GM:「いや、知らないはずだよ。こっちが勝手にする事だからね。何も無ければ知らせる必要も無いだろう」
アニータ:じゃあせめてジーニア号の社内地図が欲しイ。
GM:地図は渡しましょう。16車両の列車です。6・7両目が豪華客室で、ポポ氏が乗っていると思われるのは6両目の方です。
トーマス:普通客室の車両もあるのか?
GM:8両目が豪華食堂、9両目が普通の食堂、10両目〜16両目は普通客室の車両だね。
アニータ:武器の携帯ハ?
GM:「当たり前の事を言うようで悪いんだが……バレないように頼む(笑) もしもの時に備えて、大きいものやその他のものはサラ君の車に積み込んでおいて良い」
アニータ:了解しタ。
トーマス:サラと言ったか? キミの運転する車は何だ?
GM:サラは笑顔で――「HMMWVだよ♪」
トーマス:ハンヴィーか(笑)
GM:「私はハンマーって呼んでるの、積載量は十分だから心配しないでね」
トーマス:いいだろう。では準備が出来次第すぐに出発だ。

◆A Pair Ticket

「豪華列車ジーニア号で行く北アメリカの旅……か」
GM:さて時間は遡り数日前です。ハイドの所へ一通の手紙が届きます。中には一つの手紙とペアチケットが同封されています。手紙の内容は――『日頃より感謝を込めて。byカルロス』
ハイド:……あやしい。
GM:ちなみに「あやしい」と思うなら今の話は無かった事にして、ハイドとミカドは自腹で旅行中というシーンから始めます。旅行の理由はミカドの初任務達成祝いって事で。
ハイド:うむ。カルロスの奴も気が利くじゃないか(一同笑)
トーマス:信じたよこの人(笑)
ハイド:さて、初任務の祝いにミカドでも誘ってやるか……ペアチケットだしな(笑)
ミカド:じゃあ誘われました――わーい!
アニータ:早ッ(笑)
ミカド:で、どこ行くのハイド先生?
ハイド:『豪華列車ジーニア号で行く旅』――だ。
………………………………………………………………………………………………
GM:と、言うわけでミカドとハイドはジーニア号の15両目に乗っています。
ハイド:一般車両か。
ミカド:日本にいた頃はもっと前の車両だったのになぁ。
GM:と、感慨にふけっているミカド君。おばさん達が――「あら可愛い! ボク、どこから来たの?」
ミカド:うるさいなぁ、子供扱いするなよオバサン!――と遠慮無しに言う(笑)
ハイド:さすが【魅力】1(笑)
GM:でもオバサン達の口撃は止まりません。
ミカド:あ〜〜! どっか行けよオバサン!!
ハイド:ふっ……とか笑いならが見ていよう(笑)
GM:と、そんなミカドに――「キミは大人だ。わかる」――と黒い肌のターバン巻いた人がやって来てミカドに同意します。それと共にオバサン達が散ります。
ミカド:おお、ありがとうターバンのおっさん!……ハイド先生も見てないで助けてよ!
ハイド:それぐらい自分でなんとかしろ、でないと先が思いやられる。まだお前は駆け出しなんだしな。
ミカド:ちぇーーっとムクれよう。
GM:ではそのターバンの人が――「あなた、少年の先生? 今回は息抜き?」
ハイド:ええ…まぁ、家庭教師のような事をしていますので……えっと、あなたは?
GM:「失礼、私の名前はサムソン=ポポ。私も息抜きです」――と、ハイドは<知識>判定して見て下さい。成功すればポポの事を知っていて構いません。
ハイド:(コロコロ)……成功はしている――あの平和主義派の?……そうでしたか、あなたが……。初めましてミスター(一同爆笑)
トーマス:ミスターとか言うなよ(笑)
GM:まったくだ(笑)
トーマス:いや、NPCにそんな名前付けたお前が言うな(笑)
GM:ポポ氏はたわいの無い話をしてから、自分の席がある6両目へと戻っていきます。
ハイド:平和……か。
ミカド:そういえば武器は? トンファーとか僕等持ってきているの?
GM:子供のおもちゃとして、貨物室に方にミカドの荷物と一緒に置いてあります。銃はさすがに隠匿判定して下さい。
ミカド:隠匿判定?
GM:<市街行動>でこっちのボディチェック役と対決です。このとき、隠す銃の大きさによって達成値にマイナスが入ります。
ハイド:2丁拳銃だが、ホルスター付きで(コロコロ)……90でクリティカル。
GM:こっちは簡単なボディチェックで(コロコロ)……49で成功、達成値13だから見つからない。
ハイド:まぁ2丁あれば十分だろう。
ミカド:ハイド先生、ちょっとトイレ行って来ます(笑)
ハイド:突然だな。
GM:と、どっか行くならそこで<感知>−20%で。
ハイド:(コロコロ)……成功だが達成値は2だ(笑)
ミカド:僕は達成値15で成功!
GM:前の方の車両でかすかに銃声が聞こえた気がする。
ハイド:ミカドがトイレから帰ってきたら確認してみるか。

◆Emergency the GENIU

――GOOOOOO……PHAAAAAAAA!!!!――
GM:さて、トーマスとアニータですが山の中の無人駅に到着しました。リーレとサラは駅付近に車を止めて待機しています。
トーマス:じゃあ駅に立って待つか。
GM:と、凄いスピードでジーニア号がやってきます。
アニータ:機関車?
GM:そうですね機関車です。
ミカド:機関車トーマスが来るの?(笑)
トーマス:コラッ!(笑)
GM:凄い勢いで来ます。
トーマス:白線の内側に下がっているか。
GM:凄いスピードです。
アニータ:早い。
GM:そして……凄いスピードのまま通り過ぎて行きました。
トーマス:無視か? 俺達は客だぞ一応?(笑)
アニータ:何かあったカ?
トーマス:サラ! 列車がおかしい! 山をショートカットして先回りできるか?――サラのハンヴィーに乗り込みます。
GM:「任せて!」――とサラは急発進。
アニータ:飛び乗る。
GM:「ちょっと揺れるけど我慢してね!」
………………………………………………………………………………………………

 山間の橋の上、下には線路が見える。遠くの方にはジーニア号が見えてくる。
トーマス:これはもしや……飛び降りろと?(笑)
GM:「この辺りじゃ、ここが1番のポイントだよ」
アニータ:車で並走して横から飛び移るのハ?
GM:「30分ぐらい先なら、線路の周りも平地になるからそれも可能だけど……そこまで行く? 30分のロスは危険じゃない?」
トーマス:サラの言うとおりだ。ここから飛び降りよう。
アニータ:隊長の決定には従う。
GM:ではTRS(ターゲットレンジシステム)です。

TRS『ターゲット:列車に飛び乗る』――リミットは5(6R目に入った時点でサラに強制的に落とされる)
レンジ1:<局地行動> 修正無し   周りの風や足場を確認する。
レンジ2:<感知>    修正無し   電車の一番安全な所に降りられるように狙う。
レンジ3:<精神>    修正無し   電車がくるまでに落ち着く。
レンジ4:<精神>    −10%    覚悟を決める。
レンジ5:<運動>    −10%    ジャンプ!

GM:
<戦術>の早いトーマスから行動です。
トーマス:まずは足場確認<局地行動>(コロコロ)……成功。2回目(コロコロ)……成功でレンジ2へ、次は<感知>で(コロコロ)……失敗。
アニータ:<局地行動>は45しかない(コロコロ)……51で失敗(笑)
ミカド:きっと体格に合う足場が見つからないんだ(笑)
トーマス:では俺は行くぞ(コロコロ)……成功、(コロコロ)……駄目だ失敗。
アニータ:足場(コロコロ)……10! クリティカル! 良く考えたら足場なんてあたいには意味の無イ!(笑)
GM:次は<感知>です。
アニータ:(コロコロ)……00ってファンブル?
ハイド:ガラガラガラと足場が崩れる(笑)
アニータ:ウオオォォォ(一同爆笑)
トーマス:アニータを掴んで引っ張り上げる!――しっかりしろ! 足場は慎重に選べ(笑)
アニータ:スマナイ(笑)
GM:アニータはファンブルしたので戻ります。もう一度足場探しからどうぞ。
トーマス:先に行くぞ(コロコロ)……成功。なんとかレンジ3だ。<精神>(コロコロ)……98で失敗(笑)
GM:サラが叫びます――「そろそろまずいよ! 電車見えてきた!」
アニータ:解ってル(コロコロ)……89!? 失敗(笑)
トーマス:まずいな(コロコロ)……覚悟が決まらない。失敗(笑)
アニータ:こうなったら橋崩して列車止めた方がいいんじゃ?(コロコロ)……成功。2回目(コロコロ)……失敗(笑)
トーマス:このリミットが終ったらどうなるんだ?
GM:サラが後ろでエンジンを吹かし出します。
アニータ:後ろから強制的に落とされるのカ?
トーマス:それはもしやかなり危険なのではないか?
GM:痛そうです。
トーマス:なんとか(コロコロ)……クリティカル! あとはジャンプするだけ(コロコロ)……よし、(コロコロ)……よしクリア――アニータ! 早く来い!
アニータ:(コロコロ)……失敗(笑)
トーマス:お〜〜い(笑)
アニータ:……駄目……無理、足場無い(一同爆笑)
GM:ではその瞬間、アニータの後ろでハンヴィーのエンジン音が高鳴り――「さっさと行け! このマウンテン♪」
アニータ:ああ、さりげにヒドイ、サラちゃん(笑)
GM:アニータは車に押し出されて落下します。距離は3mなので<運動>で3以上の達成値なら1D6のダメージ、失敗もしくは達成値が3未満なら3D6のダメージね。
アニータ:(コロコロ)……成功、達成値は11。(コロコロ)……2点ダメージ。
トーマス:無茶すんなぁ。
GM:後ろに去り行く橋の上で、車の運転席からサラが手を振っています。
アニータ:まさか本当に落とされるとは思わなかっタ……。
トーマス:ま、結果オーライだ。現状の位置は?
GM:列車の最後尾……16両目です。
ハイド:ちなみに俺達の居る車両は15両目だ。
GM:それとトーマスに通信が入ります。サラからです。
トーマス:なんだ?
GM:『これから私達もハンマーで出来る限り並走するね。リーレがチャンスあったらスナイピングするって言ってる』――ルール的な話をすると、敵が列車の屋根に3ラウンド以上出ていた場合、リーレがスナイピングして確実に仕留めます。
トーマス:その状態はすでに敵に見つかっていると言っているな――了解した。だが、なるべくそうなる前に掌握したい。
GM:『了解。隊長達も頑張って』
トーマス:さて、行くぞアニータ。
アニータ:了解でス。

◆The Confusion in the……

「死にたくなかったら大人しくしろ! この列車は我々ジェファーが占拠した!!!」
ミカド:トイレから帰ってきます。手をプラプラさせながら。
ハイド:ミカド……ハンカチぐらい持て。
ミカド:それよりハイド先生、さっき銃声しませんでした?
ハイド:やはりお前にも聞こえたか。俺にも聞こえた……ここより前の――
GM:といった所で、前の14両目から大量のお客さんが流れてきます。みんな押し合い圧し合いしながら――『おい、早く行け』『ちょっと押さないでよ!』『後ろだ! 後ろに行け!!』
ミカド:人波に飲まれる?
GM:で、だいたいこの車両に寿司詰め状態になった所で、14両目との扉に迷彩服の銃を持った男が2人現れ――「黙れものども! その場で座れ!!」――パンパンッ! と銃声が響いて2人ほどが見せしめに殺されます。
ミカド:殺された!?
ハイド:じっと冷静に。
GM:「こうなりたくなかったら、全員静かにその場で座れ!!!」――もちろん、一般客達は「ヒイィ」と黙って座り込みます。
ミカド:ハイド先生!
ハイド:静かにしろミカド……今は目立つな。
ミカド:………………。
GM:2人の迷彩服は――「この列車は我々ジェファーが占拠した。逆らった場合」――と、ここでさらに1人、関係ない人が見せしめに殺されます――「こうなる! 覚えておけ」
ハイド:列車強盗……か。
GM:この辺りで、ハイドとミカドは<感知>−50%で判定してくれ。
ハイド:(コロコロ)……無理だ。
ミカド:……僕は成功した!
GM:ではミカドは後ろの車両から、気になる物音を聞いた。何か天上に落ちるような……岩かな?
ミカド:ハイド先生?
ハイド:どうした? 静かにしておけ。
ミカド:いや……今、なんか後ろの車両で音が……。
ハイド:何かあったのか……よし、今この車両は寿司詰め状態だ。GM、この人垣を利用して後ろの車両へ回れないか?
GM:<市街行動>で判定して下さい。テロリスト達は<感知>で対抗します。
ハイド:行くぞミカド、このままでは何が起こっているかすらわからん。
ミカド:わかりました(コロコロ)……15成功。
GM:(コロコロ)……こっちは5成功だな。
ハイド:……99で失敗した。あ、いや、ここはミカドを確実に後ろの車両へ行かす為に、わざと囮になったんだ――ガタタッ(笑)
GM:「そこのお前、動くな!」――ミカドは今のうちに後ろの車両へ行けました。
ミカド:じゃあ行った。
ハイド:テロリストに向き直って――いや、トイレに行かせてもらえないだろうか?
GM:「そこでするか、我慢するか、それとも今すぐ死ぬか……お前に選ばせてやる」
ハイド:……我慢させて頂こう――再び座り直す。
………………………………………………………………………………………………

 一方、屋根の上に着地したトーマスとアニータだったが、列車最後尾についている後部デッキに降り、そこから車内の様子を確認する……のだが――
トーマス:覗いて見よう。
GM:一般客が、何が起こっているのか解らないままオロオロしています。前の車両からは悲鳴が聞こえるし、途中駅には止まらないし、車内放送で異常があったのか知らせる事も無いからね。
トーマス:ここにはテロリストは居ない……か。
GM:いません。ただ一般客は沢山いるので<市街行動>で隠れて下さい。こっちの一般人は(コロコロ)……<感知>16で7成功。
トーマス:達成値が7以上ならいいんだな(コロコロ)……21で成功だが、達成値が4だ(笑)――すまんアニータ、今…客と目があった(笑)
アニータ:いや、こっちこそスマン隊長。
トーマス:お前も7に届かなかったのか(笑)
アニータ:いや、体が隠れない……(←普通に失敗)
トーマス:何やってるんだお前は!(一同爆笑)
アニータ:どうやっても窓からはみだすのダ(笑)
GM:えっと……トーマスもアニータも服装って……。
トーマス:迷彩服だろうな。
アニータ:銃も構えながら車内を確認していたゾ。
GM:では一般客はキミ等を見て悲鳴を上げて逃げ出します。正確には前の車両へと逃げて行きます。そして16両目に入ってきたミカドに――「おい少年! 前へ行くんだ! 銃を持った迷彩服が後ろのデッキにいるぞ!」
ミカド:その波に逆らって後ろへ後ろへと行きます――(銃を持った迷彩服?……まさか挟撃する気か?)
GM:ミカドは<感知>して下さい。
ミカド:(コロコロ)……楽勝で達成値14!
GM:では最後尾のベランダのようになっているデッキ部分に、2人組の迷彩服が隠れているのが解る(笑)
ミカド:アレで隠れているつもりか?……隠れながら近づく。<市街行動>かな?(コロコロ)……達成値8。
GM:トーマスとアニータは<感知>です。
トーマス:(コロコロ)……達成値10だ!――車両にいる一般客は全て逃げたと言うのに……アニータ、誰かが近づいてくるぞ。
アニータ:そうなのカ?(←失敗した)
ハイド:GM、俺のいる車両に人が雪崩れ込んでくるんだろ? そのドサクサに紛れて16両目に入ってきた事にしていいか?
GM:それはアリですね。判定無しでいいや。ミカド、ハイドがやって来ました。
ミカド:ハイド先生、イスの影に隠れて!
ハイド:すぐに隠れよう。
ミカド:あそこを見て……ハミ出ている人がいるでしょ?
アニータ:(自分を指差す)
トーマス:(頷く)
ハイド:確かに……迷彩服だな、テロリストなのか?――銃を構えよう。この車両に他に人間は?
GM:車両内にはハイドとミカド、最後部のデッキにはトーマスとアニータがいるだけです。
ハイド:銃をハミ出ているアニータにターゲットしつつ――デッキにいる輩に告ぐ、良く聞け。すでにそのでかい体はいつでも撃てる状態だ。お前等の目的は何だ? ただの列車強盗か?
アニータ:???――という視線を隊長に。
ハイド:俺はこの列車に偶然乗り合わせた者だが……これでも元SAS(イギリス空挺団)の軍人だ。ヘタな事はしない方がいいぞ。俺は本気だ。
トーマス:SASと聞いて俺はピンとくるわけだ。これでもエリート、その部隊にもいた。
GM:そうなんだ。
トーマス:そうなのだ。窓から手だけ出してSAS独自のハンドシグナルで――『我々は味方だ』と。
ハイド:ハンドシグナルは解って良い? ってかハンドシグナルってあるの?(←実はSAS詳しく知らない)
トーマス:そんなリアルな情報は知らん、なんとなくだ(笑)
GM:じゃあアルって事でやりましょう。ハイドは解って良いですよ。経歴もちゃんと取ってるし。
ハイド:一瞬疑問に思いながら――ならばお前達は何者だ?
トーマス:『ガ・ン・ド・ッ・グ』
ハイド:なるほどな――わかった。入ってきてくれ……俺とここにいる少年もともにガンドッグだ。争う理由は無い――銃をホルスターにしまいます。
トーマス:じゃあ車内に入ります。身長185の27歳、ピシっと迷彩服を着こなした男だ。
ミカド:隊長のお手本のような人だ(笑)
アニータ:その後ろから身長220が(笑)
ミカド:ハイド先生! 遠近法が間違っているよ!?
ハイド:失礼だぞミカド、たぶんレディだ。
アニータ:あんたも"たぶん"って失礼ナ。
トーマス:ガンドッグと言っていたがその格好……仕事とは関係無くこの列車に乗っていたのか?
ハイド:ああ、プライベートだ。
ミカド:初任務成功祝いにハイド先生がおごってくれたんだ(笑)
トーマス:その瞬間、俺は"ある事"に気が付くんだ。
GM:ほう、その"ある事"とは?
トーマス:いや、言わないけど(笑)
GM:言わないのかよ!
トーマス:それより……この列車で何が起こっている? 俺達はとある要人警護の為に乗り込んで来たんだが……。
ハイド:簡単に言うぞ、列車強盗だ。
ミカド:すでに何人か殺されているよ。
アニータ:すでに何人か?……本当カ?
ハイド:本当だ。見せしめに殺られた。
トーマス:その殺されたメンバーに、黒い肌でつぶらぬ瞳のターバンを巻いたアラブ系の男は居なかったか?
アニータ:説明が増えてる(笑)
ハイド:いや、わからん……なんせ俺の知っているのは一般車両の人々だけだ。ミスターポポは豪華客室の方だろうしな――と、なぜかポポだと一発でわかる俺(笑)
アニータ:ポポを知っているのか?
ミカド:強盗が起こる前に、一緒に話をしていたんだ。
トーマス:そうか……実は俺達の任務はその――と全部話したって事で。
ハイド:そうか……カルロスの依頼か、なら協力すれば後で報酬がもらえるかもしれんし、力を貸すのもいいんだが……なにぶんプライベートだったせいで武器の持ち合わせが無い。
トーマス:『SIG SAUER P226』なら貸せるぞ?
ハイド:それ(P226)なら2丁持っている。
アニータ:少年ハ?
ミカド:棒でもあれば戦えるよ?
トーマス:いや、ミカド君が戦う必要は無い。危険だ!
ミカド:へっ?
トーマス:とミカド君の肩に手を置いて――キミはジッとしていれば良いんだ。俺の背中でな――と目がキラキラ、手にも力が入る!
一同:『………………』
トーマス:触り触り……――
――思い出されるキャラ作時のセリフ――

トーマス:ちょっと恋人とあったんだ。その後コックをやっていたのですが、好みのコを見つけまして……そのコがガンドッグだったので志願しました。
ハイド:"好みのコ"ってミカドのことかーーーー!!!(一同爆笑)
アニータ:変態だー変態がいるーーー!!(一同笑)
ミカド:この人、目が怖いよ〜〜〜!!!(笑)
GM:ミカドは<精神力>で判定だ。
ミカド:(コロコロ)……ギャーー! 失敗したー!?(笑)
ハイド:どうしたミカド!?
ミカド:うう……なんかこの人……気持ち悪い。
トーマス:何! 気持ち悪い!? それは大変だ!!!(一同大爆笑)
ミカド:いや! 今治りました! 気分爽快です(笑)
トーマス:そうか……熱い看護をしてあげようと思ったんだが……残念だ。
ミカド:ハイド先生ーーー! 武器が、武器が欲しいです!(笑)
アニータ:ブレイカーツールに入っているドア破壊用ハンマーを貸そうカ?
ミカド:それを是非!(笑)
アニータ:はい。ズッシリ。
ミカド:重ッ! しかもデカッ!(笑)
アニータ:あたいが持つと小さく見えるから……ミカドからヒョイとハンマーを掴んで、グイッっとハンマー部分をブチ取って普通の棍棒にします――これデ。
ミカド:あ、ありがとう……――PC的には呆然だけど、PL的にはこれで戦える!
ハイド:しかしこの列車強盗、もしミスターポポ暗殺のカモフラージュなら急がないといけないな……しかも、俺達が動いている事は極力敵側には知られたくない……まずったな、このP226はサプレッサー装備じゃない。
トーマス:ならこれを使え――とサプレッサー付きP226を渡そう。
ハイド:いいのか?
トーマス:気にするな……俺はコレ(ミニミ)を使う。
※ミニミ――『FN M249 SAW MINIMI』の略。重火器である。
ハイド:意味無いだろうそれじゃ! 返すわ!!(一同爆笑)
トーマス:遠慮する事無いんだがな(笑)
アニータ:ところで、協力してくれるのなら、自己紹介ヲ。
ハイド:ああ、そうだった……俺の名はハイド。銃撃戦闘と格闘戦ならそれなりに行ける。SASも事実だ。
ミカド:僕はミカド。武器戦闘と運動系なら任せて!
トーマス:この状況にうってつけな2人だな。心強い……俺の名はトーマス。今回の隊長だ。いざという時は指揮下に入ってもらう。頼むぞ。
ハイド:了解した。
ミカド:ラジャー!
アニータ:あたいはアニータ。爆発物について詳しい。あと医療ダ。
ハイド&ミカド:『医療!?』
アニータ:ハモルなハモルな(笑)
トーマス:……真実だ。ちなみにコードネームはマウンテン(笑)
GM:と、ここで通信が入ります。サラからです。

◆Operation Start

「なんだ今の音は!?……爆発音?……いったい何が起こっているんだ!」
GM:『こちらサラ、ジーニア号がどんどん加速してるわよ? この先3時間は駅が無い線路が続くし……隊長の方はどう?』
トーマス:ハイドとミカドの特徴を言って、カルロスに身元の確認を急ぎ取るように言おう。
GM:『了解!』
ミカド:って、リーレは反応してくれないの!?(笑)
ハイド:リーレは無口だしな。
GM:じゃあその頃のリーレ――
トーマス:『ハイドとミカド……特徴は……』
リーレ:「あ……」
サラ:「ん? どうしたのリーレ?」
リーレ:「………………なんでもない」
ミカド:駄目じゃんリーレ(笑)
ハイド:無口だからな。
GM:無口だしね。
トーマス:さて、それでは作戦に入ろう。
ハイド:その前に1つ確認したい。カルロスから受けている任務はなんだ? 人質達を全員助ける事か?
トーマス:いや、確保するべき存在はミスターポポだけだ。一般人の人命もこの列車の被害も非保険対象だ。
ミカド:え? みんなを助けるんじゃないの?
ハイド:甘い考えだなミカド、俺達はプロのガンドッグだ。任務のためには優先順位をつけて動かなければならない……覚えておけ。
ミカド:でも!
アニータ:ああ、わかっている。助けられる限りは助けよう。ハイドさんの言う優先順位は、いざと言うときのもの。人の命は尊いものダ。
ミカド:マウンテンが医者に見える(笑)
アニータ:医者だから正真正銘(笑)
GM:話を戻しましょう。
トーマス:了解――さて、ミスターポポの安否も気になるが、どちらにせよ強盗犯達を無力化していく必要があるだろう。ハイドとミカド君は列車の屋根を伝って14両目まで偵察に行けるか?
ミカド:任せて!
ハイド:行くぞミカド。アニータ……通信機を一つ貸してくれ。
アニータ:貸します。

――ハイドとミカドの偵察結果――
   ◆14両目と15両目に一般人は寿司詰め状態。
   ◆14両目と15両目に犯人は2人ずつ乗っていそう。
   ◆13両目は一般人も犯人も誰も乗っていない。

ハイド:
『こちらハイド……』――と説明したって事で。
トーマス:了解した。こちらも合流する――と合流しました。
GM:では4人とも今は13両目に近い14両目の屋根の上ね。
アニータ:連結部を爆破するカ?
ハイド:いや、一般人と強盗犯が一緒のまま切り離されたら、奴等が何をするかわかったものじゃない。
アニータ:そうカ。
ミカド:じゃあ僕と先生が、切り離される方に残るってのは?
ハイド:まぁ確かに、一般人の安全はそれなりに確保できる……14両や15両の方にミスターポポがいる可能性もあるしな(笑)
トーマス:それもそうだな。一応……この先の車両も見てきてくれないか?
ミカド:僕が見てくるよ――
――1人偵察に行くミカド……判定も無事成功し――
ミカド:12両目も誰も居なかったよ?
ハイド:隊長……どうする? 協力すると言って置いてなんだが……この方法が一番迅速な事は確かだ。
アニータ:どうすル?
トーマス:いや、ハイドの言う通りだ。その作戦で行こう。誰も居ない12両目と13両目の連結部を壊して、13両目以降を切り離す。
ハイド:13両目の車内で待機していよう。
ミカド:同じく。
アニータ:じゃあ連結部を爆破する……爆薬は3つほどで<爆発物>(コロコロ)……成功。
………………………………………………………………………………………………
GM:ではハイドとミカドの方から先にやります。前の方ではボフンッと爆発音がして、軽い衝撃と共に13両目以降が切り離されました。
ハイド:人質を取られる前に、一気に行くぞ。
ミカド:はい、ハイド先生!
GM:と、13両目にいると(コロコロ)……4! 4人ほど入ってきます――って、全員は馬鹿だな(笑)
アニータ:ダイスだし(笑)
トーマス:オープンだし(笑)
GM:じゃあ4人全員で見に来た!
ミカド:全員やってきたよ(笑)
ハイド:不意打ちしていいか?
GM:まぁ1ラウンドだけ自由に動いていいでしょう。
ミカド:ハイド先生の方が<戦術>高いから先どうぞ?
ハイド:遠慮無く行くぞ右手セミで2目標、左手もセミで2目標。[オフハンド・トレーニング]は常時だから逆手の修正は無し。2丁拳銃で撃つ。
ミカド:ハイド先生で終りそう?
ハイド:油断はするな。1人目に右手で2発、2人目に1発、3人目に左手で2発、4人目に1発の割り振り。全部に−30%の修正だな。
GM:そうだね。
ハイド:行くぞ(コロコロ)……1人目に貫通の11点ダメージ。2人目にクリティカルの貫通18点ダメージ、3人目に貫通10点、4人目はファンブルした(笑)
GM:2人目は即死だ。1人目と3人目はダメージペナルティ表送りだな、2回ほど2D9を振ってくれ。
ハイド:(コロコロ)……9と7だな。
GM:……2回程、2D6をして下さい。
ハイド:(コロコロ)……9と10だ。
GM:ぐっぁ、追加ダメージで1人目と3人目も事切れた。最後に射撃ファンブル表を振ってくれ。
ハイド:(コロコロ)……11だ。
GM:『作動不良、修理するまで射撃不可』
ハイド:ジャムったか(笑)
GM:3人が目の前で死亡して、残った4人目が――「な、なんなんだ!?」――とパニくッた所でミカドだ。
ミカド:踏み込んで棍棒で水月を一撃!!(コロコロ)……成功! 貫通だよね?
GM:装甲値無いからな。
ミカド:ダメージが(コロコロ)……12点!
GM:ペナルティ表をどうぞ。
ミカド:(コロコロ)……期待値だ、10!
GM:追加1d6ダメージをどうぞ。
ミカド:(コロコロ)……よし、6!
GM:丁度18点か……落ちました――「ぐふッ」(コロコロ)……致死判定の結果、全員死んで無いようです。
ハイド:起きたらいろいろ聞いていいか?
GM:メディックが居ないから−50%で<医療>を行うか、6時間放置しないと耐久力が戻って気絶状態から回復しないぞ?
ミカド:回復しないね。
ハイド:諦めて縛り上げよう。それと通信機でカルロスに通信。
GM:ではカルロスが出ます――『ハイ?』
ハイド:こちら休暇中のハイドだが――
GM:『ハイド!? なぜキミがそこに? その通信機はアニータのだったと思ったのだが……』
ハイド:いや、これこれこういう訳がありまして……――
GM:『なるほど、わかりました。突発的だけど事が起こってしまっているなら人手は多いほうが良い。ハイド、ミカド君、キミ達にも同じ任務を頼めますか? もちろん報酬もお約束します』
ハイド:了解した……ところでカルロス、こうなる事がわかっていてチケットを送りつけてきたのか?
GM:『は? チケット?』
ハイド:ジーニア号のチケットについて話そう。
GM:『いや……初耳だよ。それにもし僕だとしたら、リーレ君の分も渡すと思うよ』
ハイド:そう言えばそうだな……。
ミカド:そうだ。今のうちに14両目とか15両目にミスターポポがいないか探したって事でいい?
GM:いいでしょう。もちろんポポ氏はいらっしゃいません。
ミカド:ハイド先生、ミスターポポは居なかったよ。
ハイド:カルロス、現在我々は一般人の人命を優先して、連結部を破壊し13両目以降を切り離したんだが……この一般客の中に護衛対象たるミスターポポはいないようだ。
GM:『では6両目などの豪華客室のある車両に乗っているのでしょう……すぐにそちらに向かって下さい。切り離した車両についてはこちらで手を打って置きます』
ハイド:ああ、わかった。前の車両に向かう。
ミカド:ねぇハイド先生、前の車両に向かうって言っても……どうやって?(笑)
ハイド:うむ……それが問題だ(笑)
GM:と、カルロスが――『ハイド、もうすぐそちらに白いハンヴィーが到着すると思います。今回の任務でトーマス達とチームを組んでいるパイロット達です。それに乗り込んで下さい。多少なら装備もあるでしょう。その他の事は車に乗っているメンバーから聞いて下さい』――と通信が切れる。
ハイド:ミカド、白いハンヴィーは近づいてきているか?
ミカド:じゃあ見つけた――あれの事かな?
GM:では白いハンヴィーがやって来ました。スピードがゆっくり目になって、列車の車両付近で止まります。
ハイド:列車の屋根からジャンプして降りるか。
ミカド:僕も降りて車に近づいてみる――って、リーレ!?(笑)
ハイド:何? なんだリーレ、トーマス達とチームを組んでいたのか。それなら通信機で連絡を取った時に言ってくれればいいものを(笑)
GM:リーレはボソっと――「……なんか……タイミングが……悪くて……」(笑)
ハイド:うむ、リーレだ(笑)
GM:運転席から17歳ぐらいのインド系の少女が顔を出して――「あなたがハイドさんですね。カルロスさんから話は聞いています。早く乗って下さい、すぐにジーニア号に追いつきます!」
ハイド:乗り込みながら――キミは?
GM:「サラ=スヴァティーです。今回のパイロットです宜しく!」
ハイド:こんな少女が……と思いながらも――ああ、宜しく頼む。
GM:では白いハンヴィーは急発進するのですが、運転しながらパイロットのサラはミカドを見て――「へぇ…あなたが最近ガンドッグになったって言う子ね?」
ミカド:ム。なんだこの女はと思います。17歳ぐらいって言ったから、僕より身長あるのかな?
GM:ああ、えっと……身長はどっこいだな。見た目はミカドと変わらんらしい。
ミカド:なんだよお前、僕よりチビのくせに!
GM:「あんたミカドって言うのよね? 13歳って聞いたんだけど?」
ミカド:そうだ! それがどーした(笑)
GM:「私は17よ? 4歳も違うんだから敬語を使いなさい!」
ミカド:なんだと! お前みたいなチビにどうして敬語使わなきゃいけないんだ!
GM:「あんた…身長何cmよ?」
ミカド:155cmだ!(笑)
GM:「ふっ、私は15"6"cmよ!」(一同爆笑)
ミカド:うおおおおおお!! 負けたー!!!(笑)
ハイド:おいミカド……それとサラと言ったか? 遊んで無いでジーニア号には追いつきそうか?
GM:「大丈夫、ここからショートカットするから」――とハンドルを急に切ると、道無き山の斜面を駆け降り出します。ガッコンガッコン。
ミカド:お前、運転乱暴だぞ!?
GM:「追いつくにはこれしか無いんだから文句言わ無い!」
ハイド:とりあえず、これは、これでいい……と、ところで、装備は無いか?
GM:では無言でリーレが幾つか渡しましょう。武器は元々持っていたものが車に積んであった事にして良いです。ただ、ボディーアーマーはトーマス・アニータ・リーレ・サラの予備しかない。サイズが同じなら使っていいよ。
ハイド:俺の身長は180だしな……トーマスが185だったか?
GM:そうです。
ハイド:ではトーマス隊長の予備ボディーアーマーを借りよう。
ミカド:ムカツクからサラの勝手に着よう。誰のか確かめずに自分にあったサイズのを着る。
GM:「………………」

◆Go on Operation

「なんだ今の音は……わからねぇ、とりあえず撃つぞ!!!」
GM:一方……現在、12両目の屋根の上にトーマスとアニータはいるよね? (コロコロ)……と、12両目の最後尾のドアをテロリストの1人が開けて――「なんだこりゃ!? 13両目がねーぞ!? おい、リーダーに連絡だ……」――と通信してから、前の車両に戻っていく。
トーマス:さて、どうするか。
アニータ:切り離した車両にミスターポポが居たか確認。
ハイド:『こちらハイド、人質は全員無傷で確保した。また、この中にターゲットはいない。前の車両のどこかにいるのだろう……こちらもすぐに合流できるよう努力する』――と通信を終える。
アニータ:と言う事ダ。
トーマス:まずはこの列車を止めるか……途中で敵を発見、もしくは人質を発見した場合はその場で臨機に対応……とりあえずの目的は機関室とする。
アニータ:了解しタ。
GM:屋根の上を伝って行くなら、ここから先は人がごった返している訳でも無いので、<市街行動>で気が付かれずに行けたか判定してもらいます。
アニータ:(コロコロ)……42で成功、達成値6!
トーマス:(コロコロ)……80で失敗。
GM:では2人は12両目を進んでいるのですが……下から撃たれます。タタタタタタタ!!!
アニータ:ばれタ!?
トーマス:走れアニータ! どうせ見えてないんだ、乱射なら当たるはずがない!!
GM:(計算して……)うむ、本気でほとんど当たらない(笑)
トーマス:付いて来い!
アニータ:了解!
GM:えっとテロリストは2人1組で行動しているので1人目が(コロコロ)……失敗。2人目が(コロコロ)……ん? 01?
ハイド:絶対成功だ!(笑)
トーマス&アニータ:『なに〜〜!?』
GM:こっちの達成値は3。そっちの装甲値は抜けないから非貫通でダメージを(コロコロ)……12点だね。防護点で引いていいよ。
トーマス:9点来た。ボディーアーマーLv3Aを着てきてよかった。
アニータ:12点来た(笑) あたいはlv2だし。
GM:トーマスは良いけど、アニータは10点以上入ったから非貫通で射撃ダメージペナルティ表をどうぞ。自分で振ってくれ。
アニータ:(コロコロ)……1と0?
GM:『追加ダメージ2D、出血1D、医療で治すまで成功判定に−30%、さらに朦朧判定』
アニータ:メディーーーーーック!!!(一同爆笑)
トーマス:落ち着け! お前だ!!!(一同大爆笑)
アニータ:そ、そうだっタ!?(笑)
トーマス:すまんアニータ、走れば当たらないと思ったのだが……そうだったな、お前は的がでかかったんだ(笑)
アニータ:失礼ナ。とりあえず朦朧を<強靭>(コロコロ)……成功。朦朧は抜けた。
GM:では(コロコロ)……撃ってきた奴等は、完全にキミ等の事に気が付いたようだね。ここからは戦闘に入ります。こっちはリーダーが居ないので<戦術>判定は放棄します、そっちから行動どうぞ。
トーマス:走って11両目と12両目の間に降りる。
GM:そこまでは移動できるでしょう。しかし降りた所で――「居たぞ!」と発見されました。
トーマス:仕方ない……今のうちに止血ぐらいしておけ!
アニータ:了解しタ。[ファーストエイド]を使って医療行動を2種類まとめて使用! まずは止血(コロコロ)……成功! さらに成功判定のマイナスを打ち消す(コロコロ)……10でクリティカル! −30%全て打ち消した!(笑)
ハイド:凄いなメディック(笑)
アニータ:ズモモモモ…と立ち上がる!
GM:では敵の方です。1人はトーマスが降りてきたのに(コロコロ)……乱射で失敗。
トーマス:乱射か。
GM:いきなり現れたしね。次からは普通に撃ちます。そしてもう1人が屋根に上って終了。
アニータ:じゃあ上ってきた犯人が影になる。見上げるとあたいが立っている(笑)
ミカド:怖ッ(笑)
ハイド:さすがマウンテンだ(笑)
GM:次はトーマスだ。
トーマス:なんかアニータが速攻で回復したようなので屋根に戻ります。
GM:ではアニータ。
アニータ:屋根に上ってきた奴にスコーピオン(サブマシンガン)でフル3射(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……――
GM:いや、その1発目のダメージで死んでる。
アニータ:でも2射も3射も遠慮なく撃ち続けまス。フシュルルルル〜〜(笑)
ミカド:怖ッ(笑)
GM:では車内にいる男が屋根に向かって乱射(コロコロ)……奇跡は二度起こらぬか。失敗。
トーマス:アニータ、10両目まで走るぞ!
アニータ:どうしテ?
トーマス:手榴弾は持っているな?(笑)
アニータ:無論です。了解しタ(笑)
GM:では走るなら<運動>で判定してくれ。こっちのテロリストと対決でどっちが先に10両目にたどり着けるかだ(コロコロ)……12で成功、達成値は3。
トーマス:(コロコロ)……成功の達成値10!
アニータ:……おお、達成値12で成功!
GM:では2人が先に10両目最後尾の屋根にたどり着きました。残っていたもう1人は11車両目の中を走ってきています。
トーマス:投げ込め。
アニータ:テロリストが連結部に姿を現すぐらいのタイミングで<爆発物>(コロコロ)……92で成功、達成値は14!
トーマス:連結部も壊れないか?
GM:(コロコロ)……犯人は死亡、さらに10両目と11両目の連結部も破壊されます。
ハイド:さらに列車が短く(笑)
GM:じゃあ責任持ってアニータは1D9を振ってくれ。0を出した場合ジーニア号は衝撃で脱線して大惨事だから。
アニータ:乱暴に手榴弾使ったのがまずかったか(コロコロ)……3。でも問題なかっタ。
GM:………………。11両目が遠ざかって行きます。さらにちょうど白いハンヴィーが、山肌を並走しながら降りてくるのが見える。
トーマス:来たか。
………………………………………………………………………………………………
GM:「ギリギリまで寄せるからタイミング計って飛び乗ってね!」
ミカド:言われるまでも無い! 僕が一人前のところをそこで見てろ!
GM:2人とも<運動>−30%で判定して下さい。
ミカド:(コロコロ)……楽勝! 見たかサラ!
ハイド:(コロコロ)……59以下で成功のところを59で成功した。かなりギリギリだ。
GM:「ハイドさん、大丈夫ですか?」
ハイド:問題ない。
ミカド:おい、僕のことは見てないのか(笑)
トーマス:大丈夫、ミカド君のことはしっかり見ていたよ(一同爆笑)
ミカド:コレがいたんだったー(笑)
GM:ではサラとリーレはハンヴィーに乗ったまま離れていきます。車が走りやすい道で並走します。
アニータ:ところでトーマス隊長もあたいも、ちょっと怪我してたりすル。
ハイド:何かあったのか?……車両も心なしか短くなっているし(笑)
トーマス:これこれこーいう――と説明しよう。たぶん無線で我々の存在は気が付かれているだろうな。
アニータ:ちょっと警戒を頼む、今のうちにトーマス隊長とあたいの耐久力を回復させます<医療>(コロコロ)……――
ハイド:では俺が周囲を警戒しておこう。ミカド、お前は今のうちに前の車両の偵察に行って来てくれ。
トーマス:駄目だ! ミカド君は危険なことをしなくて良い――
アニータ:ガシッ! 動くな隊長、今包帯中ダ(笑)
トーマス:グフッ(笑)
ミカド:じゃあサササササ〜と見てきます。
GM:ミカドは<市街行動>をお願いします。
ミカド:(コロコロ)……89で成功。達成値はスキルレベル足して18ね(笑)
GM:(コロコロ)……それはまず気が付かれない。9両目で何か車内に気配を感じます。1人だね。
ミカド:テロリストかな? 気が付かれていないなら放って置いて8両目に行く。
GM:では8両目に入った所で、今度は中からかなりの人の気配がする。
ミカド:犯人?
GM:それは窓から覗いてみないと解らないね。覗くならもう一度<市街行動>ね。
ミカド:(コロコロ)……達成値12で成功。
GM:(コロコロ)……むぅ、気づいてすらいないか。8両目に乗っているのは犯人が1人と運転手や食堂のコックなどのジーニア号乗務員だね。全員集められている。
トーマス:ミスターポポは?
GM:ポポとか一般客は居ないね。
ミカド:じゃあ7両目に進む。
GM:誰も居ない。
ミカド:6両目は?
GM:かなりの気配を感じる。
ミカド:<市街行動>(コロコロ)……達成値10でのぞいて見る。
GM:豪華な服装を着た人々に混じってミスターポポがいます。テロリストは2人。
ミカド:トーマス隊長に通信!
………………………………………………………………………………………………
GM:と、一方その頃、10両目の屋根の上にいる3人。<市街行動>をどうぞ。(コロコロ)……こっちの<感知>は達成値6です。
トーマス:(コロコロ)……達成値10で成功。
ハイド:……12で成功だ。
アニータ:(コロコロ)……失敗(笑)
トーマス&ハイド:『銃を構える』(笑)
GM:ではテロリストの1人が9両目と10両目の間から顔を出して――
ハイド:無論撃つ!
トーマス:遠慮無くな(笑)
GM:それはこっちと<戦術>で対抗判定してからです。(コロコロ)……こっちは達成値3成功。
トーマス:(コロコロ)……8成功だ。撃つぞ。
GM:頭だけ出した状態なので、こちらを遮蔽に入っていると判断します。命中に−20%の修正ね。
トーマス:距離修正と遮蔽が厳しいな、走行移動で走る。
ハイド:俺は撃つぞ。セミで1目標に3射(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……2発命中!
GM:こっちは装甲値も防護点もゼロだ。
ハイド:じゃあダメージは合計21点。
GM:哀れ1人は頭を出した瞬間撃たれ、走っている列車から落ちて後方へと流れていく。ドサッゴロゴロゴロ……。
トーマス:無線機回収したかったんだがな。
ハイド:それもそうか……すまない、先走った。
トーマス:いや、我々の安全も重要だ。次の機会に得られれば構わんよ。
GM:と、ここいらでミカドから通信が入る。
トーマス:どうした?
ミカド:『6両目でミスターポポを確認しました!』
トーマス:無事か?
ミカド:『はい、今の所危害は加えられていないようです』
トーマス:とりあえずミカド君は、そこで待機しているように……すぐに行く。
GM:と、そこでミカドは気が付くんだが、ポポ達を見張っていたテロリスト2人組が、2人揃って無線機に耳を当ててうなずいている。
ミカド:なんだろう……リーダーからの命令とかかな?
GM:やがて後ろの車両からテロリスト1人が7両目と6両目の連結部にやって来て――と、言った所で全員
<状況把握>を振って下さい。
トーマス:(コロコロ)……成功。
アニータ:同じく成功。
ミカド:僕も成功!
ハイド:……よし、成功したが……何が起こった?
GM:ミカドは解る。なにやら7両目以降の車両が離れて行っているね。トーマス達も解る。7両目以降が引き離されていくのを。
アニータ:連結部を壊された!?
トーマス:走れ! 全力でだ!
ハイド:言われるまでも無い!!
ミカド:僕は関係無いけど……ターゲットレンジシステム?
GM:その通りです。ではレンジ3からスタートの変則TRSです。

TRS『ターゲット:切り離された列車から乗り移れ』――リミットは5(リミット6で乗り移り不可能)
  ※レンジ1と2は無し、3からスタート。
レンジ3:<運動>/<市街行動>   修正無し   10両目・9両目を越える。
レンジ4:<運動>/<市街行動>   −10%   8両目・7両目をダッシュ。
レンジ5:<運動>/<市街行動>   −20%   6両目へジャンプ!

トーマス:運動か? また運動とかなのか!?(笑)
アニータ:嫌な予感しかしなイ(笑)
――そして……
ハイド:余裕だったな。
ミカド:さすがハイド先生です。
トーマス:(コロコロ)……よし、リミット5でギリギリ飛び移ったぞ。
ハイド:さて問題は……。
アニータ:(コロコロ)……はい、失敗。いまだに9両目(笑)
GM:皆は見る。アニータはドスドスドスと全力疾走中なんだが、その走りがスローモーションのようにだんだん小さくなっていくのを(笑)
一同:『アニーーターーーーー!!!』(一同大爆笑)
トーマス:(冷静な声で)――サラ、回収を頼む(一同爆笑)
GM:通信機越しに――『まぁたぁ?』
ハイド:できればヘリに乗り換えて欲しい(笑)
GM:『うん、実は乗り換えてた所なんだけど……アニータさんだよね? わかった、回収します』

アニータ:
じゃあ独り切り離された車両で――だから、あたいはメディックなんだってサ……(笑)

◆Popo A Rescue

「なんで俺は普通にドアを開けたんだろう……謎だ……」
トーマス:とりあえずアニータの事はサラに任せよう。
ハイド:それで、これからの作戦は?
トーマス:ミカドはさらに前の車両を偵察に行ってきてくれ。ハイドと俺は周囲を警戒しながら待機だ。
ハイド:了解。
ミカド:じゃあ前行って来ます。
GM:ミカドは<感知>を振って下さい。
ミカド:(コロコロ)……成功。
GM:ではミカドが前へ進んで行くと、5両目と6両目の間から屋根へ上ってくる2人のテロリストを発見します。距離は45m〜50mだね。
ミカド:僕は走ります。
GM:では1人はそのまま上ってくるけど、もう一人は上って来ません。
ミカド:隊長! ハイド先生! 敵です!!
GM:ここから戦闘に入ります。リーダー無しなのでそっちからどうぞ。
ハイド:リーダーがまだ居ない……機関室とかにいるのか?
トーマス:最初は俺だな、ついにこの銃を使う時が来たか――と、ミニミ(機関銃)を構える。
ハイド:本当に撃つのか(笑)
トーマス:でなければ持ってこない。フルで2射(コロコロ)……26で成功と(コロコロ)……12で成功!
GM:貫通します。装備無いですし。
トーマス:まず(コロコロ)……17点で、ペナルティ表が(コロコロ)……6番だから――
GM:いや、追加ダメージで死亡します。ミニミ撃たれちゃそうなるよ!(笑)
ハイド:すごいな……と素直に関心していよう。
ミカド:僕は敵が上ってきた連結部まで走って終わり。
GM:では最後に敵……上ってこなかった方が、屋根の上にサブマシンガンだけ出して乱射(コロコロ)……失敗(笑)

トーマス:
次のラウンドだな。7両目があった方から下に降りて、ドア開けて6両目に入るか。
ハイド:俺は屋根の上をミカドのいる方に向かって走行移動だ。終了。
ミカド:僕は下に降りて、マシンガンだけ出して乱射してた臆病者を攻撃! 今回は即席の棒だ(笑)
GM:ジャンプして降りぬけざまに攻撃か……−30%のペナルティをあげよう。
ミカド:その程度(コロコロ)……OK! 達成値は6!
GM:コッチはカウンターを狙うか(コロコロ)……成功! だけど達成値3(笑) 普通にダメージを下さい。
ミカド:(コロコロ)……ダメージ10点! さらに[ノックダウン]使用!
GM:じゃあ気絶した。連結部に座るように倒れます。
ミカド:よし!
GM:次はこっちだな。トーマスって何やったっけ?
トーマス:ん? 降りて中に入ったぞ。
GM:と、言うわけで撃たれます。
トーマス:!?
ハイド:そりゃそーだ(笑)
GM:キミが降りてくる事は、こっちは普通に気が付いていたのだよ。
トーマス:そういえば普通にドア開けてたな。なんで俺は警戒してなかったんだ!?
GM:ではサブマシンガンで3射します(コロコロ)……30でクリティカル! 2射目が(コロコロ)……07で、3射目が(コロコロ)……46で成功。クリティカルがあったから貫通扱いです。
トーマス:うむ。
ハイド:またなのか!? 隊長とはそういう運命なのか!?(笑)
ミカド:確かに……またアレだ(笑)
GM:ダメージは26点ね。射撃ダメージペナルティ表も振ってね。
トーマス:(コロコロ)……表は2番だ。
ミカド:低ッ!(笑)
ハイド:低いのは危険だぞ〜(笑)
GM:『追加ダメージ3D、出血2D、医療で治すまで成功判定に−30%、さらに朦朧判定』
トーマス:(コロコロ)……追加で13点、出血で4点来た(笑)
ハイド:死んだ?
トーマス:いやまだ死んではいない(コロコロ)……朦朧はしたままだ。
GM:しかも止血しないと、そのまま死にます(笑)
トーマス:ここはアレか?
ミカド:アレですね(笑)
トーマス:(すぅっと息を吸って)……メディーーーーーーーーック!!!(一同大爆笑)
ミカド:素晴らしい大声です(笑)
ハイド:いやはや、今日はちゃんとメディックが居てよかった(笑)
ミカド:本当ですよ(笑)
アニータ:いやいない。だって切り離されたし……。
一同:『………………』
ハイド:そうだったー!!!
ミカド:ど、どう、どうしよう!?
アニータ:今、なんらかの手段で回収されている所。
トーマス:俺の魂も回収され気味だ(笑)

GM:
とは言え戦闘は続きます。トーマスが朦朧としていて動けないのでハイドからです。
ハイド:警戒しながら屋根から下ります。
GM:<市街行動>でどうぞ。
ハイド:(コロコロ)……成功、達成値は12だ。
GM:<感知>で(コロコロ)……23成功で達成値5――「うむ、殺した」――と満足していて気が付かない。
ミカド:僕は気絶させた奴を縛っておく。
GM:では車両の中にいる満足した敵ですが……周囲を警戒するかな? <感知>で(コロコロ)……成功、達成値14! ハイドを発見して人質を遮蔽にする。
ハイド:チッ!
GM:あ、トーマスはちゃんと出血のダメージ受けておいて下さいね。
トーマス:(コロコロ)……うう、血が…血が流れる……(←まだ生きているらしい)

GM:
次のラウンドです。まずはトーマスが朦朧判定どうぞ。
トーマス:(コロコロ)……失敗――やばい……目も見えなくなってきやがったか……(笑)
ミカド:トーマス隊長が今にも死にそうだ(笑)
ハイド:GM、人質を遮蔽にしている奴を撃てるか?
GM:遮蔽の20%分で外した場合は、人質に当たった事にするけど? 自信があるなら撃っていいよ。人質は――「や、やめろ! わ、私を助けるんだ!」
アニータ:豪華車両だけにお金持ちっぽい。
ハイド:これも仕事だ…あきらめろ――セミで2射(コロコロ)……75と45で両方成功。ダメージは(コロコロ)……20点だ。
GM:撃った瞬間人質が――「ヒィッ!?」――と気を失いますが、テロリストも倒れます。
ハイド:ま、こんな所だろう。
GM:これで6両目にいたテロリストは全滅だね。トーマスは生きてる?
トーマス:(コロコロ)……いや、出血多量でマイナス入った。今マイナス8点だ(笑)
GM:致死判定は次のラウンドなので、急いで止血だけでもしておくかい?
ミカド:ハイド先生、止血ってどうやるの?
ハイド:<医療>だ……もっとも、専門技能だから−50%の修正が入る。俺はその時点で−11だ(笑)
ミカド:へぇ〜僕も−17スタートだ(笑)
トーマス:駄目だ。とことん医療には向いてない2人だ(笑)
ハイド:違う! GM、今6両目は解放したんだろ? そしてここは金持ちが人質になっていた場所だ!
GM:???
ハイド:皆さん! この中に医者はいらっしゃいませんか!!!(一同爆笑)
GM:他人頼りかよ!(笑)
ハイド:それの何が悪い! だいたい6両目にいたのは金持ちどもだろう? なら確率は悪く無いはずだ!
GM:じゃあ1D9して2以下なら居た事にしよう。
ハイド:(コロコロ)……1! あ、あなたが!?
GM:「ポポ、実は医者でもある」
ハイド:ポポかよ(一同爆笑)
アニータ:一人称変っているし……(笑)
ミカド:とにかくトーマス隊長の止血を!!
GM:では止血はしますが……さすがに致死判定はして下さい。
トーマス:いいだろう(コロコロ)……駄目、死亡。
GM:ポポは丁寧に止血しますが――「あ!?」(笑)
ハイド:どうしました?
GM:「……駄目だった……この人、もう、死んでいる……」
ミカド:ガーーーンッ! となろう。変態だったけど尊敬できる隊長だった(笑)
ハイド:……クソッ。
アニータ:あのGM、ご都合主義っぽい気もするのですが、合流しても良いでしょうか?
GM:まぁ良いでしょう。サラがヘリコプターを飛ばしてアニータを列車の屋根の上に落とします。
アニータ:では6両目に乗り込んで来て――「こ、これハ?」
ミカド:あ……アニータ。
アニータ:どきなさイ――と押しのけて人工呼吸。
トーマス:避ける(一同爆笑)
GM:避けれないって、死んでるんだから(笑)
アニータ:では[リヴァイブ]を使ウ。トーマス隊長はもう一度致死判定。これで失敗したらもう手立て無シ。
トーマス:うおおおお(コロコロ)……出た! 成功! 息を吹き返す!
ハイド:と目の前にはアニータの顔(一同爆笑)
トーマス:ブハァッ!――って、ギャグじゃないんだから(笑) プロのガンドッグならこれくらいで驚かん!
ミカド:でも相手はマウンテンだよ?
トーマス:ブハァッ!!!(一同爆笑)
アニータ:失礼ナ。

◆Destoyer

「久しぶりだなぁハイド……豪華列車の旅は愉しかったか? もうすぐ終点だ、最後までゆっくり楽しみな」
トーマス:さて、心配かけたな(←アニータの<医療>で耐久力が+2まで復活した)。
ハイド:もう大丈夫か?
トーマス:無理は出来ないがミスターポポ達を護衛するぐらいはできる。
ミカド:それで、これからどうするの? ミスターポポは確保したんだし任務終了?
ハイド:いや、まだこれを起したリーダーというのにも会っていないし……そうだ、さっき倒した奴等の通信機を使うか。
GM:使えますよ。
ハイド:トーマス隊長に渡そう。
トーマス:では――あーあー…列車強盗に告ぐ、こちらはガンドッグだ。すでに人質は全て解放した。あとはお前達が残っているだけだ。大人しく降伏するなら良し、しない場合は実力行使にでさせてもらおう。
GM:『……ガンドッグか……だが、お前じゃねぇ……』
トーマス:誰だ? 列車強盗のリーダーか?
GM:『戦争強硬派のテロリスト集団ジェファー……今回の黒幕だ。もっとも、もうソイツも死んだけどなぁ』
トーマス:どういう事だ? お前はリーダーじゃないのか?
GM:『リーダーは殺した。俺は雇われ傭兵さ。おいお前じゃない……ハイドを出しなぁ』
ハイド:俺を知っているのか?
トーマス:ハイドに代わろう。
ハイド:では――ハイドだ…お前はいったい何者だ。どうしてテロリストのリーダーを殺した?
GM:『やぁハイド! 久しぶりだなぁ……なんで殺したって? 俺の立案したナイスなアイディアに乗ってこなかったからだよ』
ハイド:GM、声でわかりますか?
GM:ちょっと違うが……<知識>で成功すれば良い。
ハイド:(コロコロ)……成功はした。
GM:イフリートと呼ばれた傭兵だ。ゲリラをやっていた頃の仲間だね。趣味は破壊。
ハイド:破壊か……――その声は、イフリートか?
GM:『ご名答だ! 覚えていてもらって嬉しいよ。まさかお前がガンドッグになっているとは思わなかったぜ?』
ハイド:お互い様だ、お前とこんな所で会うとは思わなかったよ。
GM:『そうか? 俺は来てくれると思ってたぜ? 豪華列車の旅は愉しかっただろう?』
ハイド:……そうか、あのチケットはお前の仕業か。
GM:『あの地獄を作った側の人間のくせに、ガンドッグなんて正義の味方面してんじゃねーよ』
ハイド:ガンドッグも正義の味方ってわけじゃない……。
GM:『はっ! まぁいい。もうすぐこの旅も終着駅だ。最後までゆっくり楽しむんだな!』――ブチンッ! と通信が切れます。以降は使えなくなります。
ミカド:ハイド先生……知り合い?
ハイド:過去は関係無い。気にするな。
トーマス:ああ、ハイドの言うとおり他人の過去に興味は無い……が、テロリストの一味だとすれば話は別だ。何か奴がしそうな事に予想はつくか?
ハイド:……奴は破壊が好きだった……それぐらいだな……。
アニータ:破壊? デストロイ?
ミカド:ねぇ、さっさと先頭車両とか見に行った方がよくない?
トーマス:破壊……破壊か……ヘリのサラに通信!――サラ! 上空からこの列車を確認できるな?
GM:『もちろん!』
トーマス:終着駅まではどのくらいだ?
GM:『終着駅までは、まだまだ先……あ!』
ハイド:"あ"?
トーマス:どうした!
GM:『この列車……通常のルートと違うレール走ってる! さっきアニータさんを降ろした辺りから変更されたみたい!』
ハイド:嫌な予感がするな――サラ、レールの先を見てきてくれ!
GM:『了解!』
アニータ:これはもしヤ……。
GM:では全員<感知>して下さい。
トーマス:(コロコロ)……成功。
ハイド:(コロコロ)……俺も成功だ。
ミカド:……あれ? 珍しく失敗した。
アニータ:ふむ。失敗。
GM:現在、列車はカーブしながら走行中なのだが、先頭車両の方から誰かがジャンプして脱出したのがわかる。
ハイド:なんというか……直感的に言っていいか――あれはイフリート!
GM:正解(笑)
トーマス:1人だけ脱出という事は……。
GM:『トーマス隊長聞こえる!? このままじゃジーニア号が谷に落ちちゃうよ! 谷に張り出した橋が途中で切れているの!』
ミカド:なに? どういう事!? お約束?(笑)
トーマス:お約束だ(笑)
ハイド:どうすれば列車が止まるだろうか……今からブレーキをかけても間に合いそうにないか?
GM:上空から運転のスペシャリストであるサラが言います。連結部を壊しても今からブレーキかけても、そのスピードじゃ間に合いません。
アニータ:前の車両を爆破してその爆風で止めるのハ?
トーマス:爆弾を使うのは危険だろう。
ハイド:わざと脱線させてスピードを強引に減らすのは駄目か?
GM:<状況把握>で振ってみて下さい。達成値は10以上ね。
トーマス:(コロコロ)……成功、達成値は11だ。
GM:ではトーマス隊長は解ります。橋に入る前に脱線させれば何とかなりそうですね。方法はレールの破壊ですね。
トーマス:じゃあその方法を言う。
ハイド:それしか無いな……。そしてGMの用意してあったTRSのようだ(笑)
アニータ:トーマス隊長は動けるカ?
トーマス:もちろんだ。この非常事態に休んでいられるか。
ミカド:具体的にはどうすんの?
GM:列車の先頭車両から、ある一点のレールを全員で狙って射撃してもらいます。破壊できれば無事脱線できます。
ミカド:わかった。
トーマス:さぁ、最後の作戦だ。狙い済ましていくぞ!

TRS『ターゲット:列車を脱線させる』――リミットは5(6R目に入った時点で列車は谷底へ落ちる)
レンジ1:<運動>   修正無し   機関室へ行く。
レンジ2:【格闘系】    修正無し   機関室のブレーキをかける。(誰か1人がクリアすればOK)
レンジ3:<運動>   修正無し   先頭車両へ行く。
レンジ4:【射撃系】    −30%    線路を撃つ。
レンジ5:【射撃系】    −30%    列車を脱輪させる。

GM:
ではトーマスからです。
トーマス:怪我がやばいが……走る!(コロコロ)……いきなり失敗――くっ、さっきの傷口が(笑)
ハイド:だから無理をするなと言ったんだ。
アニータ:(コロコロ)……<運動>失敗――トーマス隊長…大丈夫カ?
トーマス:俺に構うな! 先に行け(笑)
ハイド:わかった(コロコロ)……達成値12、(コロコロ)……達成値8でレンジ1クリア、機関室到着!
GM:ブレーキが壊されています。強引にブレーキが掛かるように何とかしましょう。
ハイド:【格闘系】(コロコロ)……30!――小細工を! バキッ! とブレーキかかった(笑)
ミカド:もうレンジ3!?
ハイド:このまま先頭まで走るぞ(コロコロ)……お、さすがに失敗か。
GM:以降、レンジ2は無視して良いです。
ミカド:走る走る走る!(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……一気に射撃まで来た!
ハイド:撃てミカド!
ミカド:はい!(コロコロ)……失敗(笑) やっぱ僕は射撃向いてないって。
トーマス:それでよくガンドッグになれたな(笑)
ミカド:一芸に秀でているので!

――残りリミット4

GM:ではトーマス隊長です。
トーマス:まずは<運動>(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……クリティカル! そして射撃は<重火器>(コロコロ)……63か――く、失敗した。
アニータ:凄い進んでいる。あたいも行かないと<運動>(コロコロ)……(コロコロ)……――機関部に辿り着いて終了。
ハイド:(コロコロ)……2つ進んで(コロコロ)……失敗か。
ミカド:(コロコロ)……射撃は無理。失敗。

――残りリミット3

トーマス:<重火器>(コロコロ)……97じゃ失敗だ(笑)――ミニミはこういう精密射撃には向いてないぞ!
アニータ:ドスドス走る(コロコロ)……(コロコロ)……もう少しで先頭車両。
ハイド:次は俺だ。<ハンドガン>で演出的には2丁で乱れうち(コロコロ)……達成値14でクリア! 最後のレンジ5に入った! 一歩目(コロコロ)……成功だ。
GM:残り3マス!
トーマス:ここでクラスアーツだ!
ハイド:いや、俺は命中率が上がるクラスアーツは無いから無理だ(コロコロ)……さすがに失敗。
トーマス:何をやっているんだ!
ハイド:仕方が無い。2回行動や最初に行動とかしか取っていないからな。
トーマス:ならばハイドに言おう――落ち着けハイド! もう一度だ!――クラスアーツ[ペップ・トーク]でハイドは今の判定を振り直し!
ハイド:(コロコロ)……駄目だ。変わらず失敗した――無理だ、これでも限界でやっている!
トーマス:チッ!
ミカド:(コロコロ)……はい、失敗。もうあらぬ方向撃ってる。

――残りリミット2

トーマス:クラスアーツ[フォーメーション]使用――集中しろ!!!――全員の命中率+10%だ!
一同:『おおーー』
トーマス:そして撃つ(コロコロ)……(コロコロ)……よし、俺もレンジ5に入って(コロコロ)……駄目だ。
アニータ:(コロコロ)……先頭車両に到着! (コロコロ)……射撃失敗(笑)
ハイド:ここは俺も[ガンアクション]使って2回行動したい。いいかGM?
GM:いいですよ。ハイドは2回行動して下さい。
ハイド:(コロコロ)……98で失敗! もう1回(コロコロ)……やばい81で失敗だ――まずい、狙いが定まらない!
ミカド:(コロコロ)……失敗。パンパンパン。

――残りリミット1

GM:サラより通信――『やばいよ、これ以上行っちゃうと脱線しても間に合わなくなる!!』
トーマス:そんな事は解っている!!――(コロコロ)……21で成功、(コロコロ)……駄目だ止まった。
アニータ:クリティカルしろ…クリティカルしろ(コロコロ)……失敗(笑)
ハイド:では――
ミカド:その前に僕がやる!(コロコロ)……はい、失敗!――あとはハイド先生! 先生だけです!!(笑)
ハイド:遠くに転がったのが10の位だ!(コロコロ)……9と!
トーマス:9。
GM:99だね(笑)
ハイド:失敗!――駄目だったか。

◆Acceleration Railway

「俺達はプロのガンドッグだ。任務のためには優先順位をつけて動かなければならない……覚えておけ」
トーマス:全員致死判定か?
GM:いや、全員列車の屋根にいるよね? 付近に縄梯子が下りてきます。上を見ればヘリコプター、ドアを開けてリーレが見つめています。
ミカド:リーレ!
GM:『こうなったら脱出するしか無いでしょ!』――とサラから通信が入ります。
トーマス:しかし――
アニータ:トーマス隊長を掴んで上ル。隊長は耐久力2のけが人だから有無を言わせなイ。
トーマス:連れてかれた……――ハイド、任務達成だけは頼む! まだ間に合うはずだ。
ハイド:ああ、わかっている……ミカド、ミスターポポだけでも助けるぞ。
アニータ:でも、間に合うカ?
ハイド:俺が6両目の屋根でポポを安全に吊り上げるロープとかの準備をしておいて、その間にミカドにポポを連れてきてもらう。俺とミカドは縄梯子に直に捕まれば問題ないだろう。
GM:良いでしょう。
ミカド:え? じゃあ僕一人でミスターポポを連れてくるの?
ハイド:ソレぐらいできるだろう。
ミカド:わかりました。じゃあ行きます!
GM:ではミカドは6両目の車内。ポポの前に来ましたが、もちろんポポ以外にも豪華車両に乗っていた乗客は残っています。
ミカド:あ、そっか……通信で――どうしよう?
GM:ミスターポポも――「ポポ、皆を置いては逃げれない、自分だけ助かる……それ、エゴ」
トーマス:聖人君子のつもりか!
アニータ:ポポだし(笑)
ハイド:ミカド、俺達はガンドッグだ。甘い考えは捨てろ!
ミカド:……でも。
ハイド:俺達はプロのガンドッグだ。任務のためには優先順位をつけて動かなければならない……そう、言ったはずだ。
ミカド:………………。
ハイド:それが俺達のいる世界なんだ!
ミカド:ポポに[ノックダウン]使います。
GM:「うッ!」――とポポは気絶。
ミカド:抱えます。
GM:他の金持ち達が――「お、おい、キミ!」「助けて! お金ならいくらでも出すわ!」「まさかそいつだけ助ける気か!!」
ミカド:[フットワーク]で移動のペナルティを打ち消し。集ってくるお金持ち達をスルスルと避けて屋根に上がる。
ハイド:ミスターポポにロープつけて、俺も脱出。
ミカド:僕も梯子に捕まる。
そして――
 建設途中の橋から豪華列車ジーニア号が谷へと落ちていく。
  そのスピードのまま、向こう側の谷壁に追突し……暴走列車は爆発を起した。
GM:バラバラバラ――とヘリコプターから垂らされている梯子にハイドとミカドは捕まっています。
ミカド:谷に激突した列車を見つめながら……。
トーマス:通信で――『任務成功だな』
ハイド:ああ、ミスターポポは確保した。
アニータ:………………。
ミカド:吊られたまま言います――ハイド先生……僕らは間違って無いんだよね?
ハイド:ああ、そうだ……俺達は慈善家でもなければ、正義の味方でも無い。これがガンドッグの現実なんだ。
ミカド:そう……なんだよね……うん、わかってる……わかってるさ――最後にもう一度谷を振り返ります。
谷に燃える列車を背中に、ヘリコプターが夕日に向かって飛んでいく。任務成功の美酒は帰ってからだが……今、小さな銃猟犬の胸を占めるのは……少しだけ苦い現実の味だった。
ガンアクションRPG ガンドッグ
『MISSION2:Acceleration Railway』 了


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