ガンアクションRPG ガンドッグ ――2003年。地球規模で異常気象が発生。 ――2006年。異常気象は収束に向かうも世界は重度の食糧危機に陥る。 ――2010年。異常気象発生からの7年間はナイトメア・ストームと呼ばれる悪夢のような歴史を刻む。食料危機により生まれた貧富の差、凶悪事件の増加、暴動、クーデター、すなわち世界全体の治安の悪化。 ――2016年。現在。世界には今だナイトメア・ストームの爪痕が残り、犯罪は増加し世界情勢は不安定を極めていた。 2005年3月27日セッション録音
シナリオ『The Final Mission』リプレイMISSION9:
――The Last Mission/Stray dog―― ◆17:10〜17:30
ロープウェイに乗って生活棟へ渡って行ったミカド。直後にロープウェイは故障しそれ以上の行き来ができなくなった。研究棟には今、モハメドとリーレの2人だけが残っていた……――
モハメド:さて、ミカドを信じて先を急ごう。リーレ:………………。 モハメド:なに、あいつなら無事にチームBと合流するさ。 リーレ:……そうですね。わかりました。 モハメド:(時計を確認し)通信までの残り時間は19分か、地下3階に行く前に医務室と薬剤室を調べよう。 リーレ:了解。
そして、敵を警戒しつつ医務室へ向かう2人だったが、途中で物置から気配を感じ――
リーレ:20。クリティカル。GM:クリティカルか……なら生きている人間の気配だと解って良いぞ。ゾンビでは無いね。 リーレ:どうします? この扉の向こうですが……。 モハメド:………………。 リーレ:助けていると時間を消費してしまいますが……私は助けたいです。 モハメド:……ああ、助けよう――ガチャっと扉を開ける。 GM:「ひぃっ!? た、助けてくれ!!」――白衣の研究員、痩身な中年男性です。 モハメド:落ち着け、自分達は味方だ。ゾンビを倒しながらここまでやってきた。 GM:「そ、そうなのか?」――<交渉術>で落ち着かせて下さい。 モハメド:(コロコロ)……成功――この島が危険だと情報が入って急ぎやって来たんだ。 GM:「よ、良かった……」――では男はヨロヨロとモハメドの方へ―― モハメド:止まれ! GM:ビクッ!? と男は止まりますが……なに? モハメド:お前はV−ウィルスに感染しているか?――銃をポイントしながら。 GM:「いや、俺は大丈夫だ、神に誓っても良い」 モハメド:よし良いだろう。ではお前を助ける代わりに一つ協力してくれ、自分達の仲間で感染してしまった奴がいる。ワクチンを知らないか? GM:「俺はウィルスの研究班だったから……」 モハメド:知らない……か。 GM:「でも、ワクチンなら、それを研究していた奴を知っている」 モハメド:本当か!? GM:「ああ、本当だ。ウィルスとワクチンは並行して作られていたんだ。ただ、この時間だとあいつ等の班も、殆どが生活棟の方で休んでいるはずだし……」――話によると、ブラックボロサスの襲撃は夜中に行われたらしく、そのせいでゾンビ騒動は夜に起こったようです。おかげで生活棟には沢山のゾンビがいそうです。 モハメド:そうなのか(笑) リーレ:ミカド……巣へ突っ込んで(笑) GM:「それで、助けてくれるのか?」 モハメド:ああ、それは約束する。だがこうなった原因も取り除く。 GM:「中央実験施設に行くつもりか!?」 モハメド:ああ、そのつもりだ。 GM:「でも……それはきっと無理だ」 リーレ:なぜ? GM:「あそこには簡単に入れ無いように2重のパスが必要なんだ」 モハメド:そのパスはどこにある? GM:「たぶん……将門所長が持っているはずだ」 モハメド:その所長はどこにいる。 GM:「この時間だと中央実験施設に……」 モハメド:………………。 リーレ:駄目じゃん。 モハメド:駄目じゃんとか言うな!(笑) 諦めてどうする!! おい、研究員! 予備とか無いのか!? GM:「あ、ああ、それなら……」――口ごもります。 モハメド:なんだ? 何か知っているなら言え! 今は刻一刻を争うんだ!! GM:では<交渉術>もしくは<尋問・拷問>で達成値10以上ね。 リーレ:(コロコロ)……失敗。29しか無いし。 モハメド:<交渉術>だな2LVある(コロコロ)……成功だが達成値は7だ。 GM:それでも男は話します――「そう言えば誰かが予備を持ってるとか聞いた事がある。所長の信頼が厚い人とかなんとか……」 リーレ:埒があかない。 モハメド:いや、地下3階の所長室に向かおう。何か手掛かりがあるかもしれない――とは言え、まずはこの研究員を地上に送りだそう。放置するのも後味が悪いし、連れて行っても足手まといだ。 GM:では地上に向かおうと階段の所まで来た所で<感知>して下さい。 モハメド:(コロコロ)……む、失敗した。 リーレ:……私も。 GM:付いてきていた男の人が何故か立ち止まっています。 モハメド:振り返って――おい、どうした。 GM:ビクッ、ビクッ、と痙攣するとバタリと倒れて動かなくなります。 リーレ:銃を構えます。 モハメド:もしかしてこの男……すでに噛まれていたのか? GM:もう一度<感知>して良いです。 モハメド:(コロコロ)……今度は成功だ。 GM:ズボンで隠れていましたが足首に噛まれたような痕があります。 モハメド:遅かったか!? 逃げるぞ!――階段を降ります。 リーレ:銃を構えながらギリギリまでポイントしてから、サッと後を追います。 GM:では階段を降り出した所で、2人は再び<感知>して下さい。 リーレ:(コロコロ)……駄目です。 モハメド:……自分は41で成功。 GM:階段を降り切った先、地下3階にも大きなホールがあるのですがそこにもチャッチャッチャッ……と床を歩き回る爪の音と、ハッハッハッという息使いが聞こえます。 モハメド:待て! ……犬がいる。 リーレ:後ろからゾンビは? GM:まだやって来ません。しかし―― リーレ:どっちを? モハメド:犬を殺ろう。さっきまで生きていた研究員を撃つのは気が引ける。 GM:はい。ここで時間です。モハメドは<強靭>判定をどうぞ。失敗するとこの場でゾンビ化です。 リーレ:前は犬、後ろはゾンビ、そして何もしなくても目の前にゾンビが(笑) モハメド:まだ決まったわけじゃないだろうが!(笑) <強靭>(コロコロ)……しかし35! 成功した! リーレ:怖っ。 モハメド:あと30分か……。リーレ、犬を瞬殺する! リーレ:頭狙って撃ちます!
自分の死期が近いことを知ったモハメドは、まさに鬼気迫る勢いで射撃。
GM:くそ、あと1ターンあれば弾丸が尽きてこっちがチャンスだったのに。リーレも冷静に犬の頭を吹き飛ばし、結果……ゾンビ犬4匹はPCに近づく前に全滅したのだった。 リーレ:弾込めします。 モハメド:同じく(笑) そして<感知>(コロコロ)……失敗。 リーレ:私も(コロコロ)……20でクリティカル! まず3階の間取りを見える範囲で教えて欲しい。 GM:はい、左と右に廊下が、そして正面にも廊下が続いています。この正面の廊下を進むと中央実験場へと行けます。 モハメド:今はパスとやらを見つけてないから、行っても無駄だけどな。 リーレ:左の廊下と右の廊下は? GM:左の廊下を進んですぐの部屋、ここは『主任研究室』です。その横には男子トイレと女子トイレがあり、主任研究室の対面には、普通の研究室。その横には特殊対応生物研究室があります。これは2階でパソコンいじって得た情報です。 モハメド:ああ、覚えている。 GM:この特殊生物研究室から、ピチャピチャと水の音がします。 リーレ:どんな水音? シャワーが出しっぱなしとか? GM:う〜ん、小さなプールで子供がチャプチャプしているような……時々ザブッと水に重いものが入るような音もします。 リーレ:??? モハメド:自分の予想だと、それは水棲動物の何かだと思う。どんな動物なのか想像も付かないが(笑) リーレ:………………。 リーレ:主任研究室から音は? GM:しませんでした。 モハメド:何か解るかもしれない、その部屋に入る。 GM:部屋の中は資料が散乱していたり、パソコンがぶっ壊れていたりする惨状です。 モハメド:主任と言うからには、所長の信頼は厚いと思ったのだが……。 リーレ:一応調べる? モハメド:調べようが無い、行こう。確か右の廊下を進めば最奥に所長室があったはず。 GM:その通り。 モハメド:警戒を忘れるな――右へ行きます。 GM:ではさっきクリティカルだったし気配だけ教えよう。最奥の所長室に行くには、滅菌室とウィルス保管室・実験用研究室のドアの前を通らないと行けないのですが、実験用研究室のドアが開いており部屋の中からはゾンビの引きずるような足音がします。 モハメド:ソッとドアを閉める。大きな音を出さなければ気が付かれないだろう。 GM:………………その手があったか!? いいでしょう、じゃあそのまま進んで所長室へやって来ました。 モハメド:ドアの前で<感知>します(コロコロ)……成功。 GM:別に気配は無い。 モハメド:リーレ、もしもの時はお前だけが頼りだ。 リーレ:チャキッと構えます。 モハメド:ではドアを開いて中へ。人は!? GM:人はいません。ベッドが2つ置いてあったり、バスとトイレが別に付いていたり、研究棟なのに豪華な作りです。 モハメド:愛人とか連れ込んだりしていたのか? とりあえず部屋を調べよう。 ――所長研究室で手に入れた情報―― ◆中央実験場に入るには、赤いカードキーと青いカードキーが必要である。 ◆2つのカードキーは基本的に所長である将門我門が持っているが、それぞれ予備が存在する。 ◆将門我門には愛人がおり(西生活棟に愛人はいる)。その愛人が青いカードキーの予備を持っている。 ◆V−ウィルスの出荷は早ければ18:30には行われる。 リーレ:リミットはあと1時間ちょっと……。 モハメド:ああ……そうだGM、質問。さっき3階へ降りてきた階段の正面にある廊下、あれを進むと中央実験場へ続いているんだよな? GM:ちょっと違います。私の説明が悪かったみたいだ、申し訳ない。あの正面の廊下をそのまま進んで行くと、西生活棟に通じています。渡り廊下とか連絡通路だと思ってくれるとわかりやすい。 リーレ:じゃあ中央実験場へは? GM:その連絡通路のちょうど中間地点に、電子ロック式の頑丈な扉があります。その扉の先が中央実験場です。2つのカードキーはその扉を開く為に必要なようです。 モハメド:なるほど、西生活棟に行くだけならその扉の前をスルーして行けるのか。 GM:そういう事です。と、そろそろ通信時間ですね――
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モハメド:では……――「こちらチームアルファ、研究棟地下3階です。どうぞ」サラ:『こちらチームブラボー。現在地下2階。ミカドと合流しました。どうぞ』 モハメド:「こちら重要な情報があります。どうぞ」 サラ:『了解。重要な情報とは何でしょう? どうぞ』 モハメド:「目的地である中央実験棟に入るには2枚のカードキーが必要です。それはおそらくは色がついているものと思われます。1枚は赤いカードキー、1枚は青いカードキーです。青のカードはそちらの西生活棟にいる研究所所長の愛人が持っているとの事です」 サラ:『了解です。すでに青いカードキーは確保済みです。愛人? か良くわかりませんが、とりあえず青いカードキーは確保しました(笑)』 モハメド:なぜ笑っているのだろう? リーレ:さぁ。 モハメド:「了解。こちらはまだ発見できていません。また、ミカドが使用したロープウェイですが、こちらからは操作不能になりました。もう一台あったのですが、それもこちらからは操作不能になっています。どうぞ」 サラ:『解りました。こちらから動かせるか試してみます。また、こちらでも赤いカードキーの捜索を始めてみます。どうぞ』 モハメド:「了解です。宜しくお願いします。また、所長研究室で新たな情報を入手しました。ウィルスの運搬は1830のようです。それまでに中央実験場を制圧する必要があると思われます」 サラ:『わかりました……あ、そうだった!報告です! 強化ゾンビ……じゃなくって、Fシリーズを倒しました!』 リーレ:凄い。 モハメド:「それは本当ですか!?」 サラ:『本当です。銃で撃たれて帯電した水溜りに倒れて、最後は上からシーツ掛けて燃やしたし!』 モハメド:どうするとそんな事になるのか解らないな(笑) リーレ:(頷く)。 モハメド:「わかりました。それは良い情報です、助かります……が、こちらはあまり良い状況じゃありません」 サラ:『何かあったのですか?』 モハメド:「自分の残り制限時間が20分を切っています。このままではリーレに襲い掛かってしまう可能性があります。どうぞ」 サラ:『そんな!? 助からないのモハメドさん!』 モハメド:「ウィルスについての詳細がわからないためワクチンを作る事ができません。どうぞ」 サラ:『あーワクチンの情報。『パナルジン』と『アスピリン』と言う薬。これが血液凝固剤の逆で血液を溶かす薬なのですが、どうもこれがワクチンに関係しているらしいです。こっちでまだ見つけていないんですが、そちらに無いでしょうか? どうぞ』 リーレ:!? モハメド:それだ!! その情報が欲しかった!! リーレ:希望が見えてきた。 モハメド:ああ!――「了解。こちら研究棟地下2階にて医務室等薬剤の施設を確認。捜索してみます。時間ですのでこれで通信を終わります」 ◆17:35〜18:00 モハメド:さて、制限時間は無いが……できる限りをやろう。なんとかなるかもしれん!リーレ:そうですね。地下2階へ戻りましょう。 GM:と、そこで<感知>して下さい。 モハメド:(コロコロ)……失敗した。 リーレ:(コロコロ)……駄目、98だった。 GM:では不意打ちでどっちかを攻撃するか。 モハメド:何かいるのか? GM:(コロコロ)……モハメドだ。 モハメド:ん? GM:モハメドの真上、天井がドガーンとぶっ壊れて上からFシリーズが出現します。 モハメド:なにーーーーーっ!? リーレ:なんで、さっきサラの通信で。 GM:Fシリーズの頭部は銃で撃たれて歪んでおり、全身の服はボロボロで皮膚が黒く焼け爛れ、ところどころうっすらと煙を上げています。 モハメド:燃やされても生きていたって言うのか!? リーレ:2人とも気が付かなかったし……不意打ち? GM:そうですね。モハメドに一発行きます。非貫通で(コロコロ)……11点。 モハメド:死ぬかもしれん……10点以上だから追加ダメージを下さい。4以上だと死亡(笑) GM:(コロコロ)……15だから追加で1Dか(コロコロ)……4。 モハメド:死んだーーーー!? リーレ:違う。ちょうど0だから気絶。[致死判定]はマイナスに入ってから。 モハメド:そうか、ある意味助かった。ドガッと一撃の下に吹っ飛ばされて、壁を壊して瓦礫に埋もれます――う、う、……。 リーレ:銃を構える。 GM:Fシリーズはそんなリーレと目が合います。すでに瞳は濁り、何を考えているのか解らない怪物の目です。 リーレ:[戦術](コロコロ)……失敗、だけど基本で59だからこっちが先です。 GM:構いません。 リーレ:慎重移動で3m後退してセミで2射、頭を狙います(コロコロ)……(コロコロ)……1発目だけ成功で、17! GM:それは非貫通だ。 リーレ:(コロコロ)……16点ダメージ! さらに(コロコロ)……追加ダメージは無し。 GM:「GAAAAAAッ!!!」――雄たけびを上げリーレに突進して来ます!! リーレ:くっ……。 GM:では攻撃しよう。リーレに(コロコロ)……成功だが、達成値は4だ(笑) リーレ:格闘で避ける(コロコロ)……04! でも<格闘>は2LVあるから達成値6! 回避した。 モハメド:あっぶねぇ(笑) GM:リーレの足元が打ち砕かれます。ダカンッ!! リーレ:また3m下がって2射頭部(コロコロ)……(コロコロ)……また1発目だけ成功で、18! GM:それは非貫通だ。 リーレ:(コロコロ)……24点ダメージ! GM:おお、ヤバイ、あと1点しかない(笑) モハメド:追加ダメージで決めろ! リーレ:ペナルティ表(コロコロ)……3! 追加で1D6!(コロコロ)……4点!! モハメド:おっしゃ!!! GM:Fシリーズは断末魔の雄叫びを上げながら、ゆっくりとリーレの方へ倒れこんできます。 リーレ:じゃあFシリーズは私の1歩だけ前に倒れます。私は背中が壁にあたってギリギリだった事に今更ながら恐怖を……。 GM:(←上野GMの方へ携帯でFシリーズが完全に沈黙した事を連絡している) リーレ:そうだ……モハメド隊長――掘り起こさないと。 モハメド:なら[気絶]しているはずの自分は意識がしっかりしていて、リーレの手を払います。 GM:良いでしょう。タイムリミット的にその効果はありです。 モハメド:そして通信機を渡します。 リーレ:モハメド隊長。 モハメド:あとは任せる……自分はどうやら、ここまでだ。 リーレ:諦めては駄目。私がワクチンを取ってきます。 モハメド:(時計を見て)……あと10分しかない、できるのか? リーレ:頷く。 モハメド:………………。わかった、自分もあと少しだけ頑張ってみよう。 リーレ:2階へ走って行く! GM:では本当なら[気絶]のモハメドをその場所に置き去りにし、リーレは地下2階の薬品室を目指すのね? リーレ:はい。 GM:TRSが使いたい(笑) モハメド:待って待って! ソレ使ってるとリアルに時間無くなるから(笑) GM:だよね……今回は<運動>の判定にしましょう。3回成功したら医務室にやって来た事にしよう。医務室は階段の側だから近いし。 リーレ:(コロコロ)……失敗、(コロコロ)……失敗、(コロコロ)……――(コロコロ)……やっと3回成功した(笑) GM:では医務室に到着しました。 リーレ:隣の薬品室へ! ――と、ここで教室のドアが開きミカド(のPL)が姿を現す。 ミカド:ミカド=ホウオウイン、ただいま帰還しました!! モハメド:おお、ミカド!! ミカド:モハメド隊長、生きてますか?(笑) リーレ:死んでる。 ミカド:なにーーー!! 遅かったか。 モハメド:嘘言うなリーレ! ミカドも信じるな! ゾンビ化まで8分残ってるだろうが!(一同爆笑) ミカド:そういやまだ時間じゃないか、でもちょっと信じちゃったよ(笑) モハメド:って、GM! そんな事よりリーレの方を!! GM:確かに(笑) ではリーレは薬品室へ来たわけですが、そこでイレギュラー発生! <感知>を振って下さい。 リーレ:イレギュラー? モハメド:ここでゾンビ出現か!? リーレ:(コロコロ)……22で成功。 GM:医務室の外、廊下の奥から物音がしました。近づいてきます。 リーレ:医務室のドア裏で、銃を構える。 GM:一方ミカド君、キミは生活棟からロープウェイを使って戻ってきました。ロープウェイのある部屋から出ると、そこは廊下が見えます。廊下の突き当たりがロープウェイ乗り場の部屋だったようだ。 ミカド:じゃあ行く道は1つ、そのまま廊下を走る。ここがどこだかは解らないの? GM:<感知>振って下さい。 ミカド:(コロコロ)……88で成功。 GM:廊下を進んだ先、左の部屋のドアの後ろに気配がある。誰かが息を殺して隠れているようだ。どちらかと言うと殺気が伝わってくる。 ミカド:トンファーを構えて一気に飛び込む! そのまま隠れていた対象を殴る! GM:じゃあリーレは―― リーレ:撃つ。パァンッ……――あ、ミカド(笑) ミカド:あ、あぶねぇ〜。目の横を銃弾が走りました(笑) 僕の方が<感知>の達成値が高かったから、先に気が付いて攻撃を止めたって事で。 リーレ:私は達成値低かったから撃った。 GM:まぁそこは演出で良いです(笑) ミカド:リーレ!? 無事だったんだな! リーレ:うん、ミカドも……。 ミカド:モハメド隊長は!? リーレ:地下3階で倒れてる、急いでワクチンを持って行かないと本当にゾンビになる。 ミカド:じゃあ急がないと! って、そうだ! ワクチンが必要だから地下2階の医務室に行こう! リーレ:ここが医務室――と部屋の中へ。 モハメド:おい、お前等……唐突に会うのは確かに楽しい。それは自分も納得する所だ……しかし、しかしだ! そのやり取りで自分の命の炎は刻一刻と失われている事を忘れないでくれ(笑) GM:あと4分です。 リーレ:ごめんなさい。わかってやってた(笑) ミカド:僕も(笑) モハメド:お、お前等……。 リーレ:とりあえず薬剤室でワクチンを―― GM:ワクチンって何かな? どれを持っていくのかちゃんと言ってね。 リーレ:………………。 モハメド:リーレ? リーレ:……確かパナルジン。 ミカド:いや、アスピリンじゃなかったっけ? リーレ:そうだったかも。 ミカド:まぁいいや、両方持っていこう。たぶん両方間違いじゃないよ、向こうでその2つの名前聞いたし! モハメド:……ふと思ったが、ワクチンが2つって普通に考えると妖しく無いか? プレイヤー的主観で言うと、片方ダミーで毒薬とかの可能性が……。 リーレ:……ミカド、向こうで何か言ってなかった? ミカド:知らん。 リーレ:………………。両方持ってモハメド隊長の所へ。 GM:では<感知>でその2つを探して下さい。成功すればいいです。 リーレ:(コロコロ)……あ、87で失敗した。ミカド任せる。 ミカド:任せろ! うりゃ(コロコロ)……00、ファンブル(一同爆笑) モハメド:馬鹿野郎![ペップトーク]使用! 振り直せ! ミカド:どこかでモハメド隊長が呼んでいる(笑)(コロコロ)……よし、21で成功!――これだ! リーレ:急いで戻る。 GM:では戻って2人はモハメドの横たわっている場所にやって着ました。残り2分! ミカド:モハメド隊長!! モハメド:ミカド……か?――と朦朧と言おう――来るな、自分は……もう、駄目だ……。 ミカド:何を言ってんだよ! 諦めるな! まだあんたは助かる!!――ワクチンを飲ませよう。 リーレ:うん。 GM:で、最後に聞くけど、どっちのワクチンを飲ませるの? モハメド:………………。 ミカド/リーレ:『アスピリン/パナルジン』(←同時に言った) モハメド:………………。 リーレ:………………。 GM:1分30秒。 ミカド:両方飲ませます。 モハメド:お前なぁ!!(笑) ミカド:オラオラオラオラッ!!!(笑) モハメド:ゴフッゴフッ、ゴハァッ(笑) リーレ:たぶん注射。 ミカド:………………。 モハメド:………………。 ミカド:オラオラオラオラッ!!!(笑) モハメド:もう十分だろうが!(笑) GM:まぁモハメドは体が重くだるかったのが、少しずつ元に戻っていくのを感じます。まぁこの辺の変化はゲームって事で割り切って下さい。リアルじゃないので。 モハメド:問題無いです。とりあえず助かったか……あっぶねぇ、マジで怖かった(笑) 本気でもう終わりだと思っていたからな。上半身を起こして自分の手とかを見て――じ、自分は……??? ミカド:間一髪だね。 モハメド:ああ、まさか助かるとは思っていなかったよ。だが……――GM、実は耐久力が0なので気絶です(笑) GM:まぁ温情だ。ゾンビ化一歩手前だったのもあるし、耐久力1点での復活を認めましょう。 一同:『おお〜〜!!』 モハメド:良かった。 GM:内緒だが、ゾンビ化すると耐久力が+30点されるしな、理屈的には問題無いだろう。 モハメド:………………。 リーレ:とりあえず、良かった……Fシリーズが現れた時はどうしようかと。 モハメド:まったくだな(笑) ミカド:Fシリーズ? それなら向こうで倒したよ? GM:いやミカド、モハメド隊長のすぐ近くの暗がりに顔が半壊して、全身が焼け爛れたFシリーズが倒れています。 ミカド:え!? なんでこっちに? モハメド:向こうで焼き殺したって話をしていたが、こいつはそれぐらいじゃ死ななかったんだろう。 ミカド:そうだったんだ。 リーレ:もう完全に死んでいますか? GM:死んでいます。もう動きません、耐久力が完全に0になったので……。 リーレ:……ふぅ。 ミカド:そうだ! ゾンビと言えば向こうで隊長にあったよ! モハメド:隊長? ミカド:モハメド隊長は知らないと思うけど、ファゾルフ隊長に会った。 リーレ:本当に? ミカド:うん、凄いことにゾンビなのにちゃんと意識持ってたよ(笑) リーレ:隊長か……懐かしいな(笑) モハメド:その為にも、早くカードを見つけて向こうと合流しないとな。 ミカド:もちろん! GM:ではそろそろ会話も終ったでしょう。全員<感知>を振ってみて下さい。 3人:『(コロコロ)……成功』 GM:全員か……では3人とも視線を感じます。
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ミカド:警戒します。リーレ:銃を構える。 モハメド:同じく……それで、視線はどこから? GM:さっきFシリーズが出現した時、天井を壊したでしょう? もちろんその場所は地下2階の床が壊れているわけだが……視線はその開いた穴からだ。 ミカド:上だ!!! GM:見れば穴の淵に、ギラリと光る小さな瞳が沢山います。 ミカド:まさか!? モハメド:気をつけろ! ネズミだ!!――そうか、この天井の上って地下2階のネズミの気配がした物置か。 GM:そうです。通路が開いたので……ゾワゾワ〜〜とネズミが降りてきて戦闘になります。 リーレ:これ、苦手。 ミカド:僕も……当たりにくそうだし。 モハメド:せっかく回復したのに、またゾンビ化は勘弁だ。(コロコロ)……とりあえず<戦術>は成功だ。 GM:どうぞ。 モハメド:どうぞって言われても、どうやって戦えば……何匹? GM:いっぱい。 モハメド:いっぱいって(笑) GM:敵データ作ったのは上野だからなぁ〜……正式名称は『ゾンビレミング』と言うらしい(笑) ミカド:群体かぁ。あ、でもそれならコレ使えるかも(とキャラクターシートの装備を差す)。 モハメド:閃光手榴弾か、確かに効果がありそうだな。 ミカド:じゃあピンを抜いてモハメド隊長に。 モハメド:じゃあ転がすか(コロコロ)……97でも成功だ。 リーレ:目を閉じる。 GM:『チューチューチュー!?』――とゾンビネズミが蜘蛛の子を散らして逃げ出します。運悪く逃亡方向にPCがいた場合は、そのPCを攻撃してダメージです。 ミカド:命中は? GM:01のみ成功としましょう。(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……はい駄目。気が付けばネズミは消えています。 モハメド:一難去ったか。
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リーレ:次は赤いカードキー。ミカド:ああそうだ。一応同じ形していると思うから預かって来たんだ……――と青いカードキーを見せます。 モハメド:それが? ミカド:中央実験場の扉を開くパスの1つみたい。所長の愛人?が持ってたらしいよ。 モハメド:やはりそっちは愛人が持っていたか……。 リーレ:もう1つは所長の信頼が厚い人……そういえば、所長じゃなくって主任ってのがいたと思う。 モハメド:しかし、あの部屋はパソコンも壊れて物も散乱して、主任らしき死体だって無かったぞ? リーレ:死体が無かった……つまり、主任は部屋にいなかった。でも、最初からいなかったのなら部屋が荒らされるのは怪しい。 モハメド:自分達より先に入ったブラックボロサスが荒らした……とも考えられるか……。 リーレ:私の推理。あの助けなかった人が主任かも。 モハメド:それだ!!! ミカド:ねぇ、何の話? モハメド:ああ、地下2階で助けを求める研究員がいたんだが、パスの話などをそいつから聞いたんだ。 リーレ:パスの話をした時、何か口ごもったの。<交渉術>に失敗したのに情報を得られたから嘘付かれたんじゃないかと気になってた。 ミカド:確定じゃん(笑) モハメド:しかし、途中でゾンビ化したから見捨てたんだ。 ミカド:殺したの? モハメド:いや、殺すのも後味が悪かったからな、こっちが逃げ出したんだ。 リーレ:とりあえず地下2階のその主任がいた辺りへ。
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GM:では地下2階、主任ゾンビを置き去りにした場所に来ましたが、その場にはいません。移動したっぽいです。モハメド:<感知>を頼む。 リーレ:(コロコロ)……達成値9! ミカド:(コロコロ)……おれは12! GM:ホールを挟んで反対側の廊下、その『人体実験用○○』とプレートの書かれた部屋から複数の気配がします。しかもその部屋、ドアが少し開いていますね。 モハメド:そこか。 リーレ:でも複数いる……。 ミカド:今度は普通の手榴弾を投げ込む? モハメド:駄目だ、もしカードキーを持っているならそれまで破損しかねん。 ミカド:そうか。 モハメド:選択肢は殆ど無いんだ。弾丸の補充はしてあるな? リーレ:頷く。 ミカド:トンファー構える。 モハメド:行くぞ!(コロコロ)……<戦術>は成功! ドアを開ける! GM:部屋の中は複数の棚やベッドがおいてあり、見える範囲には1人だけです。 モハメド:さっきの主任か? ミカド:僕は部屋に入ります。 GM:では見えるでしょう。部屋の中、入り口に1体、部屋の中には5体のゾンビがいます。 ミカド:ぐはぁ、思ったより多い!(笑) GM:ゾンビ達はキミ達に気が付いて一斉に襲ってきます。 モハメド:集中だ! ミカド:リーレ、援護頼む。 リーレ:了解。 ――と、ここでチームブラボーより無線が入る。 サラ:『こちらチームブラボー、応答願えます! どうぞ』 モハメド:もうそんな時間か!? タイミングの悪い!! GM:無線はリーレが持っていたっけ? リーレ:うん。 ミカド:僕が喋ろうか? モハメド:ミカド、今は集中しろ! ミカド:確かに!?(笑) サラ:『こちらチームブラボー! 応答願います! ねぇミカド!? 無線取って!!』 モハメド:4分以内にこの戦闘を終らせれば無線に出られる。 ミカド:おお! って4分以内はキツイ!? リーレ:うん……でも―― モハメド:やるしかないだろう!(笑) ミカド:わかったよ!(笑) サラ:『ねえ!! 誰か応えてよ! ちょっと聞こえてんの!?』 ミカド:サラが焦ってる(笑) リーレ:こっちもそれどころじゃないけど(笑) GM:本当に出ないの? モハメド:それどころじゃないからな。向こうもわかってくれるだろう。 サラ:『ちょっとぉ、何が起きているの。 誰かとってよぉー(泣きそうな声で)』 ミカド:わかってる……のかなぁ(笑) モハメド:……ちょっと不安になってきたな。 リーレ:でも無視で(笑) サラ:『ねぇ、何とか言ってよ……モハメドさん、ゾンビ化しなかったんでしょう?……リーレ、生きてるなら返事してよ……ミカド……また会おうって言ったじゃない……なんで……なんで返事してくれないの……』 リーレ:遠慮無く撃ちます。入り口にいるゾンビに2射(コロコロ)……19と18で成功。ダメージは26点! GM:ちょっとよろめく。 モハメド:同じ目標に3射(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……成功。ダメージは……良い目だ! 24点!! GM:入り口のゾンビは落ちました。 サラ:『通信可能時間まで待ってるから、誰でも良いから返事して下さい。ギリギリまで待ってますから……お願い……』 ミカド:奥のゾンビに―― ――ミカド達が入った部屋、そこは人体実験用に生きたまま人間を隔離する為の部屋だった。すでに被験者は全員ゾンビ化しており、ミカド達の戦いは長引き……そして―― リーレ:今、モハメド隊長が倒したゾンビ、私達が見た"主任"みたい。 GM:まぁ解ってよいです。 モハメド:よしミカド! ここは主任の死体を漁るんだ。カードをゲットしたらこの部屋から脱出する。これ以上乱戦していたら死ぬ! ミカド:了解!――GM、今回は攻撃しないで主任の死体を漁る! GM:<感知>でどうぞ。 ミカド:(コロコロ)……14で成功! ――ここで無線使用可能リミットの5分が経過する……―― サラ:『通信時間が切れるので終わります。でも、私はみんなが生きてるって信じてる! 例えこの無線を誰も聞いてなかったとしても……だから、だからみんな……絶対に生きて――(ブチっと切れる)』 ミカド:間に合わなかったか……。 モハメド:時間を考えずに戦闘に入ってしまったからな、さすがに自分達の責任だ。 リーレ:突入前にせっかく時計を合わせたのに。 ミカド:忘れてたら意味無いよな(笑) GM:ま、それはさておき、ミカドは主任の死体から赤いカードキーをゲットします。 ミカド:よしっ! GM:それと同時にこちらの番だ、4体のゾンビが(コロコロ)……ミカドに2匹、リーレに2匹だ。 ミカド:来いッ!! GM:では1体目と2体目がミカドに(コロコロ)……達成値7と達成値9で成功。 ミカド:避ける!(コロコロ)……クリティカル! もう一体も(コロコロ)……回避した! GM:では3体目がリーレに(コロコロ)……達成値10で噛む。4体目が(コロコロ)……91で失敗。 リーレ:3体目の方(コロコロ)……11、避けた。 モハメド:よし、次の自分達の行動でこの部屋から脱出だ! 部屋から3人が出た瞬間、ドアの隙間から手榴弾を投げ入れる!! ミカド:ドカーンッ(笑) GM:ま、これ以上チマチマ戦闘していてもあれだしな、この部屋はクリアで良いでしょう。
その後、チームアルファは研究棟の医務室にもう一度戻り、『アスピリン』と『パナルジン』がもう1つずつある事を発見、アルジュンの為にと確保します。
モハメド:よし! あとは中央の廊下を通って生活棟へ行くだけだ。リーレ:やっと合流できる。 ミカド:急ごう、サラ達が心配だ。 GM:ではキミ達は地下3階の渡り廊下を走って行きます。ちょうど中間まで来た所で、ゴツイ感じのドアが見えてきます。ドアの両脇にカードを通すスリットがあります。 ミカド:これが中央実験場への扉か。 モハメド:パスは2つとも手に入れている……が、ここは向こうとの合流を優先しよう。何が待ち構えているか解らんしな――通り過ぎます。 GM:いいの? 片方のチームが先に行くかもと思ったのに(笑) モハメド:いきません。予想だが……人数が少ないときっと死ぬ。 GM:了解です。では皆さん、キャラクターシートを持って向こうの部屋へ移動しましょう(笑) ミカド:おお、マジで合流なんですね(笑) リーレ:生きてるといいな(笑) モハメド:自分はファゾルフという隊長に会うのが、さり気なく楽しみだ(笑) ◆Join a Party
「行くぞ、泣くのはこのミッションから帰れたらって約束しただろ」
GM:チームアルファ、廊下を走って来ました。ミカド:サラーーー!!! リーレ:………………。 モハメド:警戒はしておきます。 GM(B):中央実験場に続く廊下から来たんですね、じゃあサラとファゾルフと合流ですね。 ファゾルフ隊長:ちっ、こっちの方が先にそっちに行けると思ったのに(笑) サラ:じゃあ私はミカドの声も耳に入らず、呆然としています。 GM(B):ああ、やってきたチームアルファの人達に状況説明をします。キミ達が走ってきて生活棟の出口が見えてきた所で、進んでいる方向から大爆発が起こります。 チームA一同:『なにーーー!?』(一同笑) GM:そのまま走っていくとサラとファゾルフがいる。そんな感じです。 ミカド:とりあえず――サラ、大丈夫か? サラ:そんな……――とか呟いている。 リーレ:隊長、久しぶりです。 ファゾルフ隊長:リーレかい、またあんたに会えるとは思わなかったよ。ハイドの事は残念だったね。 リーレ:それは……はい。 モハメド:自分はモハメド=バーツといいます。ガンドッグの隊長になったばかりの新米ですが、ファゾルフ隊長の話は自分の耳にも届いております、会えて光栄です。 ファゾルフ隊長:マーナ=ファゾルフだ。堅苦しい挨拶は抜きにしよう。今は状況が状況だからね。 モハメド:はっ! 了解しました。ところで先ほどの爆発は何か起こったのでしょうか? ファゾルフ隊長:ちょっとサラの方を見てから――こっちには大量にゾンビどもがいてね、いつ追いつかれてもおかしくない状況だったんだ、それであのバカが1人で道を塞いだってわけだ。 モハメド:1人で……って、まさか!? ミカド:アルジュンさんが……。 サラ:頷く。 ファゾルフ隊長:すでにゾンビ化のリミットも近づいていてね、ワクチンも無い状態じゃ助からないって本人が解っていたんだろうさ。せめて最後ぐらい、自分のままで死にたかったのかもね。 モハメド:あいつ……。 リーレ:………………。持ってきたワクチンをギュッ……と。 サラ:ゆっくり爆発のあった方向へ歩き出す……。 ファゾルフ隊長:サラ、あんたは何しにココに来たんだい。 サラ:私は……――止まります。 ファゾルフ隊長:アルジュンは、何のために命を賭けたと思っている。 サラ:それは……わかってるけど。それでも、私は自分の目で見ないと、兄さんが死んだなんて……そんなの……。 ファゾルフ隊長:今はその時間さえ惜しい。違うかい? 私達は先へ進む。モハメド、リーレ、ミカド、中央実験場へ行くよ、付いてきな。 モハメド:はっ! リーレ:無言で付いていく。 ミカド:サラの手を―― サラ:ミカド? ミカド:行くぞ、泣くのはこのミッションから帰れたらって約束しただろ。 サラ:………………。うん、そうだね、そうだった。ごめん……行こうミカド。 ミカド:ああ!――走り出します。 サラ:私も走ります。ただ、走りながら少しだけ兄さんの事を思います。 ◆Occupation Change GM:ではここからは私(相原あきと)が仕切って、クライマックスへと移ります。一同:『お〜〜!!』 GM:と、その前に……アルジュンでも死亡した元ハイドのPLさんよ。 元ハイド:はい? GM:そのままただ見ているだけも良いが、予備軍にまだ1人使えるキャラクターが残っているけど、それ使って参加するかい? 元ハイド:予備って……ああ、アレか!? よし、参加する!(笑) ミカド:なんで笑ってるんだろう?(笑) 元ハイド:今日の3体目! やるっきゃないな! GM:ではPC全員は<感知>してくれ! ミカド:(コロコロ)……98で失敗! リーレ:……同じく97で失敗(笑) サラ:わからない〜。 ファゾルフ隊長:私は成功。 モハメド:同じく。 GM:中央実験場のドア前まで来た所で、そうだな……研究棟の方から、何か重たい足音を響かせてやって来る人影を見る。 ???(元ハイドのPL):ズンッ……ズンッ……ズンッ……ズンッ……(笑) モハメド:この足音……まかさ!? ファゾルフ隊長:あのFシリーズ……まだ生きていたようだね。 リーレ:!? ファゾルフ隊長:気をつけな! 敵が来るよ!! サラ:銃を構えます! ???:薄暗い廊下の影から、まず突き出るは巨大な銃の砲身!! モハメド:銃を使うゾンビだと!? Fシリーズの新型か! 止まれ!――と思わず叫ぼう。 ???:じゃあ止まる。 ファゾルフ隊長:言葉が解るのか? 銃を捨てて手を上げろ! ???:手を上げる。それと共にズシーンと巨大な銃が床に落ちて響く(笑) ミカド:どんな銃持ってんだよ!?(笑) GM:その影に立つのはまさに巨漢! しかしミカドとリーレとサラは気が付く、その巨漢を見た事があると!!! ???:その影の身長は約2mもあり、一言で形容するなら……そう"山"だ!!(と、受け取ったキャラクターシートを表にする) サラ:えええええ!?(笑) ミカド:あ、あ、あ、あ、あ(笑) リーレ:……びっくり(笑) ミカド:マウンテン!? サラ:アニータさん!!!
そう、予備軍最後のキャラクターはGM(B)こと上野の持ちキャラ、アニータ=シルベイラであった。
ファゾルフ隊長:なんだい、あんたらアイツを知っているのかい?リーレ:仲間。 ミカド:何度か一緒に任務をした……メディックだ(笑) ファゾルフ隊長:ミカド、嘘は良くない。 ミカド:いや、本当だって隊長(笑) アニータ:で、GMに聞きたいんだが、どうしてあたいはココに来たんだ? いや、イントネーションが違うな……どうしてココに来たんダ?(笑) GM(B):はい、アニータはガンドッグを首になってフリーの傭兵だかをやっていましたが、たまたまガンドッグ達が同時に同じ任務を受けるという情報を入手、詳しく探ればカルロス達のチームが1番にこの島に向かうと知ったのです。 アニータ:それでこの島へ駆けつけたわけダ。 GM(B):そうです。 アニータ:自家用ボートでやって来タ。 サラ:で、でも、ここまで来るまでに沢山ゾンビとかいたような。 アニータ:ああ、コレ(銃を持ち上げるジェスチャー)で薙ぎ払っタ。 ミカド:銃って何を持って来たの? すごい重そうな演出だっ……って! アンチマテリアルライフルかい!(一同笑) リーレ:似合いすぎ。 ミカド:どっちがバケモノか解らないよね(笑) サラ:う、確かに(笑) アニータ:みんな酷い(笑) モハメド:皆、こう考えられないか? こいつは研究棟の方から来た。そして研究棟にはファゾルフ隊長も入っていた培養槽もあった……そこから現れた一体という可能性も。 ファゾルフ隊長:ありうる話だね。 ミカド:いや、無いから! それ言っちゃったらアニータさんは二話の時点からゾンビだから(笑) サラ:さりげに酷いよミカド? アニータ:いや……もう、良い。どうせアタイはマウンテンさ。 リーレ:アニータさんをポンポンと慰めよう。 アニータ:うう(笑)
そしてここに、最後の犬達が集った。
◆Comrades ミカド=ホウオウイン スカウト/スカウト出身:日本 性別/年齢:男/13 身長/体重:155/56 外見:黒髪黒目のやんちゃ系 【筋力】6 【器用】1 【敏捷】10 【知力】8 【感覚】10 【魅力】1 【体格】5 【外見】7 正式には鳳凰院帝という生粋の日本人である。かつては華族に連なる一流財閥の家系であったが、叔父である将門我門の一派に一族郎党が抹殺され自身はアメリカへと逃亡。現在はアメリカでストリートチャイルド達と生活している。現実というものを知った13歳の少年。ガンドッグをクビになるも、宿命がミカドを呼び寄せついに因縁の将門我門との対決が近い。今は亡き恩師ハイドに成長した姿を見せられるのか。 サラ=スヴァティー パイロット/アサルト 出身:インド 性別/年齢:女/17 身長/体重:156/46 外見:黒い三つ編小麦色の肌 【筋力】5 【器用】10 【敏捷】5 【知力】8 【感覚】5 【魅力】7 【体格】4 【外見】7 インド出身の少女。テロリストとして育ったため歳の割には殺伐とした世界に慣れている。紛争終了後にマルチパイロットとしてガンドッグにスカウトされる。自分の身長の事を気にしているが、ミカドよりかは高いのが自慢。テロリスト時代に兄と慕ったアルジュンを失ったが、泣いている暇も無く走り続ける。泣くのはこのミッションから帰れたら……そう、ミカドと約束したから。 リーレ=ナシン スナイパー/スナイパー 出身:北米 性別/年齢:女/17 身長/体重:167/57 外見:黒髪黒目の黄色系 【筋力】6 【器用】9 【敏捷】5 【知力】6 【感覚】10 【魅力】1 【体格】5 【外見】10 プロの掃除屋(スイーパー)に育てられた北米育ちの中華系。絶世の美少女であり年齢は17歳。街を歩けば引っ切り無しに声をかけられそうなものだが、本人が無意識に放つ研ぎ澄まされた殺気と、常に警戒を解かない事から生まれる近づき難い雰囲気によって、常に1歩離れて他人が流れを作る。常に寡黙で必要な事でしか口を開かない無口なスナイパーである。人は別離と再会を繰り返す。隊長に会えた事を内心喜んでいる。 アニータ=シルベイラ デモリッション/メディック 出身:ブラジル 性別/年齢:女/24 身長/体重:220/110 外見:黒髪黒目黒い肌 【筋力】10 【器用】8 【敏捷】5 【知力】7 【感覚】5 【魅力】5 【体格】10 【外見】6 ブラジルの医者の家系に生まれ北部の村で医者を行っていたが、戦争に巻き込まれてしまいゲリラ軍に強制的に参加させられる。なぜか爆発班に回され爆発物の知識を得る。その後、カルロスの目にとまってガンドッグにスカウトされる。コードネームは「マウンテン」。頭に血が昇ると見境がなくなるのか、前のミッションで人質達を犯人と一緒に爆破。ガンドッグをクビになるが、ミカド達の危機を知り駆けつけた。 モハメド=バーツ コマンダー/デモリッション 出身:イスラエル 性別/年齢:男/24 身長/体重:180/62 外見:褐色の肌にスキンヘッド 【筋力】6 【器用】8 【敏捷】5 【知力】9 【感覚】5 【魅力】7 【体格】6 【外見】6 かつてはハンターをやっていたが、途中から交渉人としての実力を発揮するようになって、交渉人(ネゴシエーター)の仕事を専門にするようになったイスラエル系の青年。つい最近、カルロスから「キミ指揮官の才能がある」とスカウトされ、ガンドッグの訓練所を得てプロのガンドッグとなる。隊長として自分はまだまだと思っており、噂だけ聞いていたファゾルフ隊長から、いろいろ学べればと思っている。 マーナ=ファゾルフ コマンダー/デモリッション 出身:ロシア 性別/年齢:女/32 身長/体重:170/60 外見:金髪碧眼のロシア系 【筋力】6 【器用】6 【敏捷】5 【知力】10 【感覚】6 【魅力】7 【体格】6 【外見】3 軍から特殊部隊へ編入され、その後とある紛争地帯でミッションに失敗、気がつけば軍から存在を抹消され帰る場所を失った。その後、細々とハッカーをしながら情報屋をしていた所をガンドッグにスカウトされた。ロシア系の女性32歳であり、顔には戦時中に負った火傷の跡がある。キャンペーン第1話で死亡したが、ゾンビ研究の被験体に使われていたらしく、意思持つゾンビとして復活。 ※ゾンビ修正、耐久力+30、<格闘>4LV自動取得。耐久力が0以下になると自動的に完全死。 ◆The Last door
「さぁ目覚めよFシリーズ完全体! そして犬どもをぶち殺すのだ!!」
GM:では6名は地下3階、中央実験場へと続く最後の電子扉前へとやって来ました。扉の両側にはカードを通す2つのスリットがあります。ファゾルフ隊長:ミカド、サラ、頼むよ。 ミカド:じゃあ僕は赤いカードキーを持って右のスロットに。 サラ:私は青いカードキーかな。 ファゾルフ隊長:他の3人は扉が開いた時に不意を撃たれないよう気を張りな。 モハメド:はっ。 リーレ:(頷く) アニータ:了解しタ。 GM:ではカードキーをどうぞ。 サラ:じゃあトーマス隊長とアルジュン兄さんの事を思い出しながら……――絶対。後は私達がなんとかするから……――カードをスリットに通します。 ミカド:なら僕は……――先生、見ていて下さい――ハイド先生を思い出しながらスリットに通す! GM:ピッ、ピッと音が鳴って、スリットの部分の明かりが赤から緑に変わって正面のドアが重く開きます。えっと(時計を見て)……うむ、18:35を越えてないね、こっちのクライマックスだな(笑) モハメド:なんだ? 時間によって何か変わっていたのか? GM:ふっふっふっ、さてそこは広い研究室なのですが、周囲に培養槽のカプセルが6基置いてあります。 リーレ:Fシリーズ? GM:いや、普通の人間サイズです。そのカプセルに入っている人間は気持ち悪いぐらい真っ白な肌をしており、体中に体毛という体毛が無い。目を閉じて眠っているようだが、6機のカプセルに入っているのはどれもこれも同じ素体だね。 ミカド:う〜〜ん、何かを彷彿とさせる描写だけど……言わないでおこう(笑) GM:そんなミカド君、キミはカプセルより部屋の中央に立っている人間を凝視してしまう。 ミカド:それは……叫ぼう!――将門我門!!! GM:そう、その男こそ将門我門、この島の総責任者であり鳳凰院家を転覆した黒幕だ――「ふん! もう来おったか犬どもが!」 ミカド:お前だけは……絶対に許さない!! サラ:この計画は私達が阻止してみせる!! GM:「はッ! 確かにココまで来た事は褒めてやろう……だが、お前等の悪あがきもここでお終いだ! 世界は次世代の戦争へ突入する! このVウィルスを使った人体兵器によって……見よ、この完成したフォルムを!」――将門我門が言うと共に、6機のカプセルに電源が入って中のFシリーズ完全体の姿が照らされます。 モハメド:やはり……完全体だったか。 ファゾルフ隊長:ちっ、胸糞悪いね! GM:将門我門は続けます――「さぁ目覚めよFシリーズ完全体! そして犬どもをぶち殺すのだ!!」――それと共に、プシュッ! という音がしたと思うと、カプセルが足元から黒い液体で満たされていきます。 アニータ:嫌な予感がすル。 リーレ:……うん。 GM:ゴポゴポ……と音が響く中、将門我門は後ろのエレベーターに乗って逃げ出します。 ミカド:なにっ! 逃すか!! GM:ここで選択があります。 ミカド:選択? GM:1つ、カプセルを液体が満たす前に破壊する事。2つ、このまま将門我門を追撃する事。 ファゾルフ隊長:どうする? 2つに1つさ。 モハメド:いくらエレベーターを使った所で、この島から簡単には逃げられないはず。まずはカプセルを破壊した方がいいかと。 ミカド:いや、駄目だ。あのエレベーターだけど、きっと僕がロープウェイから見たヘリポートに繋がっているはず、あそこにはヘリが置いてあったから逃げられる。 モハメド:そうなのか!?――というか、モハメド的にもPL的にも聞いてないぞ(笑) ミカド:あ、そうだっけ?(笑) サラ:ねぇGM、チームを分けるのは駄目? GM:構いませんよ。ただ言っておきますが、カプセルは6つあります。そして……(ゴソゴソ)……TRS(ターゲットレンジシステム)も6つ用意してあります。 一同:『6っつーー!?』 リーレ:使用するスキルは? GM:カプセル破壊は射撃系なら何でも良いです。ハンドガンでもライフルでもSMGでも重火器でも可能です。 ミカド:うわ、僕役にたたねぇ(笑) モハメド:いや、お前の役目はあっちだろう。 ファゾルフ隊長:そうだね……ミカド、お前に任せる。 リーレ:ここは私達が。 アニータ:任せておケ。 ミカド:……!? なんだよ、そのカッコイイ感じは!!(笑) サラ:ミカド……――とミカドを見つめて。 ミカド:じゃあサラの方を。 サラ:後ですぐ追いつくから、あなたは先に行って。ここは……私達がなんとかする! アニータ:その言葉に合わせるように一斉に頷く4人(一同爆笑) GM:カッコイイなぁ(笑) ミカド:みんな……。わかった!!――僕は将門我門を追ってエレベーターを追撃します!! ◆perfect Fighter Series
「ファゾルフ隊長、我が儘なのは解ってるんですけど……その……」
GM:ではカプセルが並んだ中央実験場に残った5人を先に処理します。サラ:うん、カプセルを壊して早くミカドを追いかける! リーレ:カプセルまでの距離は? GM:一応25mとしますが、それより多少なら離れても良いですし、もっと近づいて射撃しても良いです。 ファゾルフ隊長:近距離と中距離だな。 Fシリーズ完全体の蘇生阻止TRS 『ターゲット:Fシリーズの入ったカプセルの破壊』 ――リミットは7のカウント方式(8R目に入った時点でカプセルが開く) レンジ1:【射撃】系 −20%(※1) カプセルの1点に小さなヒビが入る。 レンジ2:【射撃】系 −20%(※1) カプセルのヒビから縦に亀裂が入る。 レンジ3:【射撃】系 −20%(※1) カプセルの亀裂がビシビシと音を立てて広がる。 レンジ4:【射撃】系 −20%(※1) ガラス全体にヒビが入り中身が見にくくなる。 レンジ5:【射撃】系 −20%(※1) カプセルの1つを破壊した!
※1 この修正は"部位狙い"を行う必要がある為である。爆発物で範囲攻撃の場合その修正は無効とする。
サラ:このマイナス20ってのは?GM:カプセルを壊す場合に、ある1点を集中して撃つ方が破壊が速やかに行われるので、部位狙い(腕)のレベルで集弾させる必要があると思ってくれ。逆に言うと幾ら銃の貫通力などが高くても、散らして撃っては意味が無い。なので今回のTRSにおいて銃の貫通力とダメージは無視します。 アニータ:せっかくのアンチマテリアルなのニ(笑) モハメド:GM、手榴弾で壊す事はできないか? GM:可能です。その場合は−20%の修正が消えます。ただし1回の判定で1つの爆薬を消費して下さい。 モハメド:よしっ! 少しは稼げる! ファゾルフ隊長:数人で同じカプセルを壊すのは有りかい? GM:問題ありません。複数人で協力して1つのカプセルを破壊する場合、レンジが変わった時点で全てのコマを、そのレンジのスタート地点に置きます。 ファゾルフ隊長:なるほどね。 リーレ:途中から手助けする場合も、すでに進んでいるレンジのスタート部分から協力可能? GM:そうなります。リミットは7なので、8ターン目に入ったら完全体が復活します。 サラ:どうしよう? 1人が1つを担当して早く終った人がミカドの分を撃った方がいいかな? モハメド:いや、2人ずつ組んで1つを撃った方が……う〜ん、トータル的には変わらないか。 アニータ:最初は全員0%からスタートする事を考えると、常に1列ずつクリアして行けば早い。 ファゾルフ隊長:その計算をする場合、1人が確実に1レンジはクリアする必要がある。それぞれ得意な射撃の成功%はいくつだい? リーレ:<ライフル>で121。 サラ:<ハンドガン>の98です。 アニータ:<重火器>の92ダ。 モハメド:さりげに高いな(笑) 自分は<ハンドガン>で88だ。 ファゾルフ隊長:まいったね、私は<SMG>の78が最大だ(笑) リーレ:確率だけで言うなら……大丈夫だと思う。 GM:どうします? 全員で1つを撃って行くって作戦にしますか? モハメド:正直……自分はダイス目が悪いから自信無いぞ。 ファゾルフ隊長:まぁ私もそうだねぇ、出来る限りはやるから後でリーレ辺りに援護してもらいたい。 リーレ:了解しました。 サラ:じゃあ隊長の決定に従って、1人が1つずつ壊すって事で。 GM:わかりました。では始めましょう! まず最初のリミット! ファゾルフ隊長:先にクラスアーツ[フォーメーション]を使用、全員の射撃修正に+10%。 アニータ:オオ!?(笑) モハメド:あんた凄いよ(笑) ファゾルフ隊長:冷静に狙いをつけな、この一発一発が勝敗を分けるよ! サラ:了解!! リーレ:隊長の号令……懐かしい。 GM:では誰から撃つ? リーレ:じゃあ私から……1番のカプセルを――
そして、銃猟犬達が一斉に射撃を開始する。着々と集弾していくリーレ、確実に撃っていくサラ、アベレージで進むアニータ、ファゾルフやモハメドにおいてはカプセルに近寄って爆発物を設置する始末だ。
GM:1リミットを終ってどこまで行ったか発表して下さい。1番カプセル:担当リーレ :レンジ4のスタート地点 2番カプセル:担当サラ :レンジ3の1マス目 3番カプセル:担当アニータ :レンジ2の2マス目 4番カプセル:担当モハメド :レンジ2の3マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ:レンジ1の2マス目 6番カプセル:担当無し :レンジ1のスタート地点 ファゾルフ隊長:モハメド、あんた意外と進んでるな。 モハメド:はっ! デモリッションのクラスアーツ[デバステーション]を使って手榴弾をクリティカルしたので(笑) ファゾルフ隊長:ちっ、私はコマンダー優先で取ったからねぇ……リーレ、期待しているよ。 リーレ:はい。 GM:では2リミット目に行きましょう! そして、2リミット目の結果―― 1番カプセル:破壊完了 2番カプセル:担当サラ :レンジ5の2マス目 3番カプセル:担当アニータ :レンジ3の1マス目 4番カプセル:担当モハメド :レンジ2の3マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ:レンジ1の2マス目 6番カプセル:担当無し :レンジ1のスタート地点 サラ:く〜!! [シュアショット]使ったのに、届かなかった……。 ファゾルフ隊長:もうリーレは破壊し終わっているしね(笑) リーレ:スナイパーなので任せて下さい。次はミカドの分を撃ち始めます。 アニータ:GM(B)に聞きたい、どうしてアニータは[カーテンファイア(重火器に+20%)]を持ってないんだ! GM(B):メディックだし。 アニータ:………………。じゃあなんでアンチマテリアライフルなんて持ってんだよ! GM(B):体大きいから。 アニータ:………………。 GM:では3リミット目〜 3リミット目の結果―― 1番カプセル:破壊完了 2番カプセル:破壊完了 3番カプセル:担当アニータ :レンジ4の2マス目 4番カプセル:担当モハメド :レンジ2の3マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ:レンジ1の2マス目 6番カプセル:担当リーレ :レンジ4の3マス目 サラ:よし! ちょうど2番カプセル破壊した! ファゾルフ隊長:よくやった!! リーレ:もう少しでミカドの分も破壊できる。 モハメド:なんというか……自分とファゾルフ隊長って足手まといと化してませんか? さっきから二人して動いてませんよ?(笑) ファゾルフ隊長:言うな!(笑) ってか私はゾンビになったからね、射撃より<格闘>で殴った方が早いんじゃないかって気がしてきたよ。<格闘>ならゾンビ修正入れて88あるし。 モハメド:た、確かに。 GM:では4リミット目に―― サラ:あ、待って下さい! GM:??? サラ:ファゾルフ隊長、我が儘なのは解ってるんですけど……その……。 ファゾルフ隊長:ああ、いいよ。この調子ならあんたがいなくったって何とかなるさ。 GM:なにをどうするの? モハメド:自分にも解りません。 サラ:じゃあ隊長に頭下げてエレベーターの方へ走って行きます! TRSから離脱! ミカドを追って行きます!! アニータ:え、いいのか!?(笑) ファゾルフ隊長:こっちには凄腕のスナイパーがいるんだ、サラが抜けた分ぐらいリーレがフォローできる。 リーレ:……はい、大丈夫です。サラ、ミカドを宜しく。 サラ:手だけ振ってエレベーターの奥へ消えて行きます――消えて行きたいですGM(笑) GM:わかりました。ではこの地下実験場からサラは退場します。残りのカプセルは4つ、4人で何とかして下さい。では4リミット目です!! 1番カプセル:破壊完了 2番カプセル:破壊完了 3番カプセル:担当アニータ :レンジ4の3マス目 4番カプセル:担当モハメド :レンジ1の3マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ:レンジ2の1マス目 6番カプセル:破壊完了 ファゾルフ隊長:よし、レンジ2に入った(笑) リーレ:私は6番カプセルを壊しました。 アニータ:い、一歩しか動けなかった……。 モハメド:1歩でも動いたならいいじゃないか、自分なんてファンブルでレンジ1だ。 一同:『なにーーーー!!!』 ファゾルフ隊長:この馬鹿者が!!!(笑) モハメド:申し訳ありません、自分の不注意とダイス運の悪さです(笑) リーレ:じゃあ次のリミットからは私もモハメド隊長のカプセルを―― アニータ:いや、どうせならあたいのを一緒に狙って欲しい、次のリミットで壊せればあたいもフリーになれる。 リーレ:了解、そうします。 GM:では5リミット目。 1番カプセル:破壊完了 2番カプセル:破壊完了 3番カプセル:破壊完了 4番カプセル:担当モハメド :レンジ2の1マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ:レンジ2の3マス目 6番カプセル:破壊完了 アニータ:あたいもフリー! リーレ:作戦通り。 ファゾルフ隊長:よし、リーレは私の援護、アニータはモハメドの援護に入れ! アニータ:了解しタ。 リーレ:了解。 GM:さぁ次が6リミット目です。 1番カプセル:破壊完了 2番カプセル:破壊完了 3番カプセル:破壊完了 4番カプセル:担当モハメド・アニータ:レンジ3の1マス目 5番カプセル:担当ファゾルフ・リーレ:レンジ5の2マス目 6番カプセル:破壊完了 アニータ:……破壊したリミットは次のカプセルの援護は不可能だったよね? GM:そうですね、狙いを移動させないといけないので。 アニータ:次が最後のリミットだし………………無理じゃない?(笑) リーレ:確かに、私とファゾルフ隊長は5番カプセルを破壊して最後の行動が終了。 モハメド:待て、自分の所が成功すれば良いだけじゃないか。アニータとどっちかが成功すれば良いんだから大丈夫だ。 GM:じゃあ最後、7リミットを開始します! リーレ:(コロコロ)……20クリティカル。5番破壊。 ファゾルフ隊長:リーレ、ますます腕を上げたんだね(笑) リーレ:ちょっと嬉しがる(笑) GM:ファゾルフは何もしなかったな最後。 ファゾルフ隊長:[フォーメーション]やったじゃないか(笑) アニータ:アレは……助かりました。 GM:では4番カプセルの方へ行きましょう。先にどっちやる? モハメド:じゃあ自分が―― アニータ:(コロコロ)……―― モハメド:もう振ってるし!(笑) アニータ:成功、レンジ3の3マス目。最後の責任は取りたくなイ。 モハメド:そういう事言うなよ(笑) アニータ:(コロコロ)……成功、レンジ4のスタート地点、(コロコロ)……成功レンジ4の2マス地点、(コロコロ)……失敗。 モハメド:プレッシャーだ……(コロコロ)……34で成功、最後! レンジ5のスタート地点! ファゾルフ隊長:さっさとクリアしちゃいな! モハメド:了解であります(コロコロ)……失敗であります(一同爆笑) 一同:『おいーーーーーーー!!!』(一同爆笑) アニータ:お前ハ……。 ファゾルフ隊長:もう一度青銅の門へ帰りなっ!!! リーレ:………………。 GM:では、その瞬間! カプセルを黒い液体が満たしたと思うとシュゴーとガラス部分が地下へ沈み、カプセルが開きます。黒い液体がザバァと流れだし、同時に中にいたFシリーズ完全体が――ガキョッ…ガキョッ…足音と立てて1歩2歩と進みだす。 リーレ:銃を構える。 アニータ:アンチマテリアルライフルを。 GM:しかし!!! ファゾルフ隊長:しかし? GM:バタッ!!!――完全体は数歩歩いた時点で倒れます。 一同:『………………』 GM:その後、ピクリとも動きません。 一同:『なんだってーーー!!』(一同爆笑) モハメド:まさか……将門我門が逃げるための時間稼ぎ……だったのか? ファゾルフ隊長:……ずいぶん仰々しいブラフ張ってくれたじゃないか。 GM:と――"チンッ"――音がして、将門我門が乗って行ったエレベーターが戻ってきます。 ファゾルフ隊長:急ぐよ! コケオドシにずいぶん時間を取られた。奴を追う!!――エレベーターへ!! ◆Chase
「少なくとも! 僕の目の前で死んでいった人達は! 絶対にそんなふうには思ったりしない!!!」
GM:では少し時間を巻き戻してミカドの方をやります。ミカド:将門我門! うおおおお!!!――と追う。 GM:はい、将門我門はエレベーターでどんどん上に行ってしまっています。ミカドはエレベーターの壁に付いている階段を使って全力で追って下さい。 ミカド:って、エレベーターに徒歩で追いつけと?(笑) GM:ああ、エレベーターって行っても業務用の超重量に耐えられる斜めに移動する奴なので、移動スピードはゆっくりです。上手くいけば追いつけるはずです(と、TRSを広げる)。 ミカド:上手くいけば……つまりTRSで成功しろって事だな。 GM:ご名答。 将門我門追跡TRS 『ターゲット:将門我門を追いかけ捕まえる』 ――リミットは5のカウントアップ方式 レンジ1:<運動> 0% エレベーターの梯子を使って昇る。 レンジ2:<運動> 0% エレベーターの梯子を使って昇る。 レンジ3:<運動> −10% 上り坂が少し急になってくる。 レンジ4:<運動> −40% エレベーターが下りてきて押し潰されそうになる。 レンジ5:<運動> −20% 上り坂がほぼ垂直となる。 ミカド:なんかレンジ4って危険な説明がついてるんだけど。 GM:ああ、レンジ4のマス目でリミットが尽きると、死亡します。 ミカド:死亡!? それって……完全死? GM:完全死です。 ミカド:容赦ねー(笑) サラ:あのGM、私は? GM:このTRSには出れません、その後の場面に登場するって事で。 サラ:了解です。 ミカド:ま、<運動>なら余裕だ! GM:よし、ではリミット1です。 ミカド:(コロコロ)……成功、(コロコロ)……クリティカル、(コロコロ)……成功、(コロコロ)……成功、レンジ4入ったからさらに−40%か。合計−100%(笑) サラ:判定できるの? ミカド:16%残ってる(笑) (コロコロ)……29で失敗。 GM:将門我門が「死ね」とばかりにエレベーターを地下へと送ります。 ミカド:この狭い通路はさっさと上る!(コロコロ)……成功、レンジ5(笑) (コロコロ)……09成功、(コロコロ)……52で成功、(コロコロ)……86で失敗。 GM:リミット3。 ミカド:(コロコロ)……50クリティカル!(笑) GM:う〜ん、やっぱ余裕だったか。 ミカド:我門ーーーーーっ!!! GM:ミカドがそこを上りきると、そこはヘリポートだ。余裕ぶった将門我門が驚いています。 ミカド:一気に距離を詰めて殴りかかる!! GM:「ぐあッ!!」――ザザーッ! 殴られて倒れます。 ミカド:トンファー構えてゆっくり近づく。 GM:じゃあ倒れたまま後ずさり――「み、帝!? ま、待てっ!!」 ミカド:みんな……みんな死んだ。どうしてだよ、どうしてなんだよ我門おじさん!!! GM:おじさんだったのか(笑)――「違う、違うんだ帝! お前だって研究は見ただろう。アレを成功させる為に、鳳凰院の資金力が必要だったんだ!」 ミカド:研究……。 GM:「ああ、そうだ! あの研究を完成させる為、どうしても研究資金が必要だったのだ。人が人間以上の存在を創り上げる……言わば神の領域へ登りつめる研究だ」 ミカド:そんな事は知らない。 GM:「知らないなら知れば良い。時間はまだ十分にある。お前にもいずれこの研究の犠牲になった者達が、いかに栄誉な事だったかを理解するはずだ」 ミカド:トンファーで殴る。 GM:「グハッ!!」――奥歯とかが転がるかな。 ミカド:どれだけの人が犠牲になったか解らないし、その人達が何を思っていたかなんて知らない……でも、少なくとも! 僕の目の前で死んでいった人達は! 絶対にそんなふうには思ったりしない!!!――殴る! 殴り倒す!! 父さんの分、母さんの分、お家騒動に巻き込まれて死んだ人達の分、そしてトーマス隊長やアルジュンさん、ハイド先生の分まで!!!
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GM:では少し経ってカメラはサラを映りましょう。サラ:あ、はい。 GM:キミがエレベーターを走って上ってくると、ヘリポートの真ん中でミカドが将門我門をボコボコにしています(笑) ミカド:みんな! みんなお前が!!!――ボコッバキッドカッ(笑) サラ:ミカド!!! ミカド:………………。殴るのをやめよう――お前は…死んでも許さない。 GM:生かすの? ミカド:生かす。殺しても殺し足りないし。 サラ:……そうだね。私も殺したいけど……ミカドがそう言うなら我慢かな。 GM:「おのれ……この私に……情けをかけるだと……」 ミカド:ジッと睨みつけよう。 GM:「おのて……おのれ、おのれ、おのれ!! 犬どもに情けをかけられるぐらいなら!!!」――カチリ。奥歯で何かを噛み砕く音が聞こえ、その瞬間、将門我門の体がビクンッと跳ねて動かなくなります。 サラ:えっ? ミカド:なっ……ふ、ふざけんなよ! 自害したのかよ!? GM:呼吸はありません。脈拍も止まっています。 サラ:………………。 ミカド:そんなの……ありかよ……。 ◆The Last Battle
『ぜったいにゆるさんぞ虫ケラが! 貴様等はこの私がじわじわとなぶり殺しにするのだ!』
GM:ではエレベーターが到着の音を立て、ヘリポートへとリーレ・ファゾルフ・アニータ・モハメドが到着します。ヘリポートの中心ではミカドとサラが立ち尽くしており、その前には口から血を流し息絶えている将門我門が倒れています。モハメド:どうやら……終ったようだな。 ミカド:……ああ、今終ったよ……。 モハメド:そうか。 サラ:隊長……私達―― GM:と、そこで全員<感知>を振ってみて下さい。成功すれば良い。 サラ:(コロコロ)……失敗しました。 ミカド:(コロコロ)……普通に43で成功。 モハメド:……失敗。 ファゾルフ隊長:同じく。 アニータ:あたいは成功しタ。 リーレ:私も成功。 GM:成功した人は気が付きます。4人が出てきたエレベーター出入口。その地下から何かが上がってくるを音を。"何か"が壁を蹴りながらどんどん上ってくる気配を!! ミカド:みんな気をつけろ!! 何か来るぞ!!! GM:その瞬間!! エレベーター出入口が上空へ吹っ飛ぶ!!――ドカーーーンッ!! モハメド:なっ!? GM:破壊された出入口の破片がパラパラと飛び散り、土煙が巻き起こる。 アニータ:破片から身をかばう。 GM:そして煙の中、大きめの瓦礫に片足を乗っけた状態で、真っ白な人間が怒りの形相でキミ達を睨んでいる。 ファゾルフ隊長:くっ……まさか。 GM(B):怒りの形相でキミ達を睨み――『貴様等……』 一同:『しゃべった!?』(笑) GM(B):『許さんぞ……このゴミどもめ』 モハメド:Fシリーズ……完全体。 リーレ:さっきの……一体。 GM:ミカドとサラ、キミ達も完全体の方を見ているよね? サラ:そりゃあ見ますよ。 ミカド:目が離せませんって(笑) GM:では後ろでザッザッザッと走る音がする。 ミカド:将門我門!?――振り向く! GM:将門我門が走って軍用ヘリなアパッチに乗り込んでいます。 ミカド:なんで!? GM:将門我門はミカドに散々殴られて出血しているのですが、点々とヘリへと続く血は赤でなく真っ黒です。 ミカド:えっ!? GM:将門はヘリを飛ばしながら叫びます――「馬鹿め! V−ウィルスは一度生命活動を停止させ、その後ゾンビとして再び復活するのだ!」――バラバラバラバラ、ヘリが飛びます(笑) ミカド:そこまでして……人間捨ててまで……あいつは!! GM(B):と、そっちに気が行くと完全体はさらに殺気を放ちます。ゴゴゴゴゴゴゴゴ……『許さん……許さんぞーーー!!!!』(一同爆笑) アニータ:しゃべりまくりだ(笑) GM:将門我門のヘリが遠距離に浮いています、ヘリポート中央にキミ達6人、そこから10m離れたエレベーター出入口にFシリーズ完全体が1体。 ミカド:GM、ヘリってもう一台あったよね? GM:はい、普通のヘリですがあります。 ミカド:サラ! サラ:わかってる! ファゾルフ隊長:完全体に銃を構えよう――あのバケモノ、私達で食い止めるよ。 アニータ:了解しタ――って、マウンテンなあたいと、ゾンビ化しているファゾルフ隊長、どっちもバケモノだと思う(笑) ファゾルフ隊長:確かに(笑) リーレ:人外な戦い。 モハメド:それでも……これが最後だ。今まで散って逝った仲間の為にも、自分達は負けるわけにはいかない。 GM:よし! ではガンドッグキャンペーン最終戦闘だ!!!
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GM:まずは<戦術>! こっちは完全体が振るぞ!GM(B):(コロコロ)……達成値16。 モハメド:ファゾルフ隊長!! ファゾルフ隊長:任せときな(コロコロ)……37でLV3だから達成値13! くっ、足りないか!? GM(B):では完全体が先に動きます。一歩も動かずに腕を持ち上げ(コロコロ)……ファゾルフ隊長に何かが飛んでいく! リーレ:隊長! 避けて!! GM(B):そう、スナイパーのリーレだけは見えていた。完全体が指で弾き打ち出した弾を(コロコロ)……10。クリティカル。 ファゾルフ隊長:なにーーー!?(笑) GM(B):貫通力26(コロコロ)……22点ダメージ。 ファゾルフ隊長:ゾンビだから追加ペナルティはないが……片腕が吹っ飛ぶかな(笑) 腕を貫通してそのまま弾の周辺を円形に消し飛ばして、その弾が後ろの床に着弾する!! GM:それは小さな小石だ。指の圧力で弾き飛ばした小さな小石。 モハメド:ファゾルフ隊長!!! ファゾルフ隊長:一瞬何されたか気が付かないけど、左腕がなくなっている事に気が付いて根元を押さえる――くっ、こりゃあマジで……やばいかもね。 リーレ:隊長……。 ファゾルフ隊長:大丈夫だよ。この程度じゃくたばらないさ。 リーレ:………………。 GM:次は将門我門です。 ミカド:ヘリからどうやって攻撃するの? GM:将門我門のアパッチは、1度攻撃するとUターンして来て再び攻撃するまで時間を要します。簡単に言うと3ターンに1度だけガトリング銃で全員を一掃します。 ミカド:めちゃくちゃ危険じゃないか!!(笑) GM:と言うわけで第一掃射! 1人ずつ判定する、オープンダイスで行く、死ね!!!(笑) まずはミカド!(コロコロ)……84、失敗か。 ミカド:怖ぇ〜(笑) GM:(コロコロ)……リーレ命中! リーレ:えっ!? GM:(コロコロ)……モハメド失敗。 モハメド:失敗したのか。 GM:(コロコロ)……サラ命中。 サラ:うぁ。 GM:(コロコロ)……ファゾルフ命中。(コロコロ)……アニータにも命中。 ファゾルフ隊長:さすがに残り耐久力が危険領域だね。 GM:ではダメージ! リーレに(コロコロ)……25点。 リーレ:マイナス5で倒れます――ごめんなさい……私は役に……ここまでです……。 モハメド:いや、お前はさっき十分役にたった。後始末は自分がする。 リーレ:[致死判定](コロコロ)……3、5で合計8。生きてはいるけど気絶しました。 リーレ=ナシン………………戦線離脱 GM:次はサラに(コロコロ)……20点。 サラ:3点で残ってる! GM:じゃあ追加ペナルティ(コロコロ)……10なので追加で1Dのダメージ。 リーレ:微妙なライン(笑) GM:死ぬが良いサラ! 最終回だから遠慮はしない(笑)(コロコロ)……"1"!? サラ:よかった〜〜(笑) GM:ありえん! ならばせめてアニータ、お前は死ね!!(コロコロ)……25点。追加ペナは(コロコロ)……15だから次の判定に−20%ね。 アニータ:25点なら……20点通って残り耐久力40点ダ。 GM:まだ40もあるのかよ!(笑) バケモノめ! ならば最後だ、せめて隊長だけでも! ファゾルフに(コロコロ)……よしっ! 27点! ファゾルフ隊長:駄目だ、ちょうど27しか残っていなかったから[死亡]。 リーレ:[致死判定]は? ファゾルフ隊長:ふん、私は一度死んでいるんだよ。耐久力が尽きた時が活動限界ってわけさ。ゾンビ化のルールでね。 リーレ:隊長……。 ファゾルフ隊長:GM、せめて最後ぐらいカッコつけさせてくれるかい? GM:データに影響はさせれませんが、好きにどうぞ(笑) ファゾルフ隊長:じゃあモハメドを突き飛ばした演出で(笑) GM:好きにどうぞ、モハメドはどうせダメージ無いし。 モハメド:ファゾルフ隊長!? ファゾルフ隊長:チームの隊長はアンタだよ……あとは……頼んだ――と、ともにガトリングの銃弾が持っていたC4に着弾して私ごと爆発する!!(一同爆笑) モハメド:隊長ーーーーー!!!(笑) ミカド:1話と同じじゃないか!!(笑) サラ:ファゾルフ隊長……。 マーナ=ファゾルフ………………死亡 モハメド:自分達のターンだ……みんな行くぞ! 足を止めるな!!! ミカド:くっ……了解!!! サラ:ヘリに走る!! 這ってでも行く! 足を引きずりながら!! ミカド:ならそのサラを横から支える!――行くぞサラ、お前が頼りなんだ!! サラ:うん!! GM:まぁ移動するだけだしヘリに着いた事でいいです。<操縦>に成功したらこのターンでエンジンかかってもいいです。クリティカルなら飛び立っちゃっていいよ? 移動は走行だっただろうから−60%入るけど(笑) サラ:やる!(コロコロ)……47! ミカド:クリティカルはしなかったか。 サラ:ううん、違う! 達成値が11+スキルLVの4で15! ここで[スタント]の使用を宣言! 達成値に+7で合計22! 20以上でクリティカル!!! 一同:『おお〜〜!!!』 サラ:行くよミカド!!! ミカド:おう!!! GM:では凄い勢いでプロペラが唸りを上げて回り始めます(笑) アニータ:あたいはアンチマテリアルを完全体に撃つ(コロコロ)……貫通が36。 GM(B):貫通しますって(笑) アニータ:(コロコロ)……22+30で、52点。 GM(B):『ッ!?』――完全体は指弾を飛ばした恰好のまま、その一撃を腹のど真ん中にくらいますが揺らぎません。その程度……いや、程度って程でもないが死にはしない。 アニータ:あたい達は……死ななイ。 モハメド:ミカド達を逃した方がいいから……そうだ、GMに質問。完全体って空飛ばないよな? GM:どこの世界に空飛ぶゾンビがいますか(一同爆笑) モハメド:そうか、完全体なだけでゾンビはゾンビか(笑)……なら、閃光手榴弾を使う! ミカド達が飛びたつまで完全体を無力化できれば良い。 ミカド:でもモハメド隊長達は!? モハメド:かまわん! 完全体の遠距離攻撃はきっと指弾だけだ。ならヘリから銃撃した方が確実に倒せる! いくぞ(コロコロ)……成功!――バシュッ!!! GM(B):青ダイスが10の位で(コロコロ)……無理――『目が……目が!?』(一同爆笑) モハメド:なんでもアリかよ(笑)――ミカド、サラ! ヘリに乗って上空からこいつを撃て! その方が1番効率が良い!! サラ:わかりました!! GM(B):『おのれ下等生物どもがーーー!!!』
………………………………………………………………………………………………
GM:では2ターン目! まずは<戦術>!GM(B):(コロコロ)……む、失敗。 モハメド:ファゾルフ隊長の遺志は継ぐ!(コロコロ)……39で成功!! GM:ではPC達からどうぞ。 サラ:どうしよう、こっちもヘリを攻撃した方がいいかな? ミカド:そうだな……いや、上を取るんだ! サラ:上? ミカド:アパッチの上空へ回りこんでくれ、できるか? サラ:任せなさい! 私を誰だと思ってるのよ!!――と、額から血が流れたり朦朧としながら(笑) GM:じゃあ上を取れるか将門我門と<操縦>で対決だ。 ミカド:GM、サラの意識が朦朧としているなら、僕がサラの目になって指示出す事で<操縦>にボーナス与えられないか? [アキュートセンス]使いたい! GM:クラスアーツか……許可しよう。サラの<操縦>に[アキュートセンス]で+20していいぞ。 サラ:信じるわよミカド。 GM:(コロコロ)……達成値12。 サラ:(コロコロ)……こっちは75! 達成値16!! GM:ではサラの操るヘリがアパッチの上空へ来ます! ミカド:今だサラ! 機体を傾けろ!!――僕はヘリのドアから身を乗り出し、アパッチに向かって所持品で持っていたロープを投げる! アパッチのローターに絡ませる!! GM:その判定は……<運動>か? アニータ:<投擲>じゃないカ? GM:じゃあそれで。達成値15以上ならローターに絡まった事にしよう。クリティカルなら墜落だ(笑) ミカド:(コロコロ)……77! それに[フィニッシュブロー]使って達成値21、クリティカル!!! 一同:『オオーーーーー!!!』 GM:いいだろう、良いアイディアだ(笑) ミカドの投げたロープがアパッチのローターに絡まり、煙を上げバランスを崩して墜落して行きます――「なんだ!? なにがどうなっている!!」 ミカド:地獄へ落ちろ!!! GM:アパッチはそのまま島の端っこへと墜落し爆発します。 ミカド:やったぜ!! GM:「おのれーーーーー!!!」――ドカーーーーンッ!!!!
………………………………………………………………………………………………
GM:では一方ヘリポートの戦いです。モハメド達から行動だ。アニータ:さっさとやるヨ。アンチマテリアルライフル(コロコロ)……52で命中。ダメージは50点――これで終わりダ。 モハメド:確かに……合計100点越えだしな。 GM(B):完全体はその一撃で左腕を肩ごと持っていかれタタラを踏みます。 アニータ:………………。 GM(B):が! ぷるぷると震えたあと目を血走らせて叫びます!――『今のは痛かった、痛かったぞーーー!!!!!』 モハメド:まだ生きてるのか!!――しかし、自分も閃光手榴弾で−40%……。最後の手段はあるが。 アニータ:最後の手段だト? モハメド:ああ………………。 アニータ:どうしタ? モハメド:リーレは戦闘不能で倒れ、ファゾルフ隊長は死んだ。ミカドとサラが戻ってくるまでは少し時間がかかる……。 アニータ:……だから? モハメド:この場は、隊長である自分が行くべきだろう……。音と気配と記憶を頼りにFシリーズ完全体へ近づく! GM(B):来るが良い!! モハメド:完全体と言っていたが……人間である限り首と胴が分かれれば動けなくなるはず――自分はだいたいの見当をつけて、周囲に[爆薬]を撒く!! GM:まぁそれはできて良いでしょう。起爆は? モハメド:自分が作成済みで持ってたモノだけど……しっかりスイッチで爆発できるように改造してあった事にしていいか? GM:構わないよ。でも周囲に撒いたって事は爆発させるとモハメドも巻き込まれるよ? モハメド:解ってる、だから言おう――完全体、今、お前と自分の周囲に爆弾を撒いた。ヘタに動けば爆発する。 GM(B):『なんだと……貴様、死ぬ気か!?』 モハメド:さぁ……どうだろうな?――ミカド達が戻ってくるまで時間を稼ぐ。 ミカド:僕達が戻ってくるのは? GM:あと2ターン後です。次のターンでサラが<操縦>にクリティカルすれば1ターンにしてあげよう。 サラ:頑張ります! GM(B):『その程度の爆弾で、この私が死ぬとでも思っているのか!』 モハメド:閃光で周囲も見えないくせに強がるなよ(←カッコよく)。
ここでモハメド(のPL)のスイッチが入る。
GM(B):『!?』モハメド:お前は自分が培養槽を破壊できずに復活させてしまった存在だ。だったら責任を取るのが1つのチームを任された隊長としての責務だ。 GM(B):『や、やめろ……やめるんだ……』(一同笑) モハメド:言い残す事はあるか? 自分は……いや、俺は全て無い。 GM(B):『ゆるさんぞ、そんな事はぜったいにゆるさんぞ虫ケラが!!!!! 貴様等はこの私がじわじわとなぶり殺しにするのだ!!!!!』(一同爆笑) GM:順番は完全体だが? GM(B):無論、モハメドの声がする方へ突っ込む!! モハメド:さよならだ完全体。お前は生まれてくるべきじゃなかった……。 GM(B):『やめろーーーーーーー!!!』 モハメド:スイッチを押します。自爆!!!!! 一同:『なにーーーーーーー!!!!!!』(一同大爆笑) モハメド:もう、そういう流れだった! 自爆しかありえない!!(笑) GM:流れで死ぬなよ(笑) モハメド:いや、ここまで来たらやらねばならん! 隊長は死亡するというジンクスは正しかったのだ!! カチリとボタンが押され、カッ!!! 白光が自分と完全体を線画に変え音が止まる。一拍後にカメラが引いて大爆発を映し出す!!! ドッガーーーーーーンッ!!!!!(一同爆笑) モハメド=バーツ………………死亡
その後すぐ、『V−ウィルス』関連で動いていた他のガンドッグ達によって、4人の戦士は介抱される。
バミューダ諸島のその島はワイズマン達によって封鎖され、世間に公表される事なく処理された。 もっとも、その後その島やウィルスがどうなったかについては…… ただの銃猟犬達が知ることは無かった。 飼いならされた犬達は、それぞれ約束以上の報酬を受け取り、今まで通りの世界へと再び戻って行く。 ガンアクションRPG ガンドッグ
『MISSION9:The Last Mission/Stray dog』了
GUNDOG TRPG MISSION1: ミカド:隊長が船と一緒に吹っ飛んだ〜〜(笑) ファゾルフ:な、なぜだ!?(コロコロ)……(←納得いかずにダイスを何回も転がしている) GM:えっと〜〜(←救済処置が無いかルールを読み漁るGM) ハイド:なんか生き返りは無いのですか? ファゾルフ:キラキラキラと期待の眼差しですよ(笑) GM:……(パタン)……うむ。メディックの[リヴァイブ]以外に生き返りは無い(一同爆笑) ファゾルフ:メディーーーーーック!!!(一同爆笑) ●ミカドPLより感想―― 最初っから最後まで主人公! って言っても第1話じゃ3番目の自己紹介だったのになぁ…たぶん、ハイド先生のせいって気もする(笑) 先生のおかげでただのクソガキが、どんどん成長していった。死んでいった大人たちから沢山の事を教えてもらって、そうやって最後はミカドができた。周りに感謝です。ガンドッグのシステムのオモシロさが実感できて良かった。ガンドッグ最高!! MISSION2: トーマス:いや、ミカド君が戦う必要は無い。危険だ! ミカド:へっ? トーマス:とミカド君の肩に手を置いて――キミはジッとしていれば良いんだ。俺の背中でな――と目がキラキラ、手にも力が入る! 一同:『………………』 トーマス:触り触り……―― ――思い出されるキャラ作時のセリフ―― トーマス:ちょっと恋人とあったんだ。その後コックをやっていたのですが、好みのコを見つけまして……そのコがガンドッグだったので志願しました。 ハイド:"好みのコ"ってミカドのことかーーーー!!!(一同爆笑) ●トーマスPLより感想―― もっとミカドに絡みたかった……それだけが心残りだ。なんであの時、ステルスエントリーにしなかったのかが悔やまれる。もっと……こう……なんというか………………やりたかった(笑) MISSION3: アニータ:(コロコロ)……<爆発物>成功! 任務はテロリストの壊滅と人質の解放! 施設の破壊阻止は受けていない! よくもやってくれたナ!!! 達成値で15ダ(コロコロ)……ダメージは12点……鎮圧完了。ところでハイド、何かあったのカ? ハイド:"人質がいるかもしれない"倉庫に、"手榴弾をありったけ"投げ込んだわけだ。キミは。 アニータ:あ……――急いで扉を壊して中へ! GM:中に居た人は全員死亡しています。数にして30余名ぐらいはいたでしょうか。 アニータ:ど、ど、どうしよう!? ●アニータPLより感想―― Fシリーズとアニータ……実はデータがちょっとかぶってます(笑) GMとして最終話はでかいシナリオを行いましたが……っく!! もう1回やりたい! 今日ほどそう思った事は無い!! ちなみにFシリーズのデータは全能力値が10でした! MISSION4: ミカド:なんでみんな攻撃しないんだ! 僕はやるぞ!――とサラのハンマーにさりげに積載されているアレを持つ――ハイド先生、今こそ先生の出番です――ジャキンッ! ロケットランチャ〜〜♪(一同爆笑) モハメド:待てミカド! それでもし外したら明らかに一般人を―― ミカド:でりゃ!!(コロコロ)……34!!! 失敗(一同爆笑) GM:ちょっとミカドは1D10して見て下さい。 ミカド:(コロコロ)……3! GM:ミカドの撃ったランチャーの弾は、軽装甲車を外してその後ろの一般車両を3台巻き込みました。 ミカド:うぉっ!? モハメド:『うぉっ!?』では無いだろうが! お前は自分が何をしたのか解ってるのか!! ●モハメドPLより感想―― なんだかんだでジンクス貫いた! 自分自身いろいろな所で死ぬと思っていたし。地下で完全体がたくさん復活した場合は、皆を先に行かせて自爆するつもりでした(笑) ガンドッグは凄い考えるのですけど、そこが面白い、考えるのが好きなのでそういうシミュレーションは好きです。楽しいーー!! MISSION5: サラ:うん、トーマス隊長は助けてみせる! ヘリを急降下させる! トーマス:建物の外に出てヘリに向かって――『やめろサラ! 任務の成功を第一に考えろ! このままお前達まで死んだら、いったい誰が事の詳細を報告する!!』 サラ:そんなの全員に決まってる! 諦めるもんか! 絶対に全員生き残るんだから!!(コロコロ)……―― ――そして―― サラ:……ごめん、失敗した(笑) トーマス:ぐはぁーーー!!!(一同爆笑) ●サラPLより感想―― こういう細かいゲームは難しいと思ったけど……このガンドッグはすっごい楽しかった(笑) 尊敬する人、好きだった人、仲間や隊長、どんどん死んじゃって思い出すだけで涙ぐみます。 でも、面白いPL達だったので楽しかったです。いつの間にかヒロインになっててごめんなさい。 MISSION6: GM:このラウンド中に脱出できないと爆発します。 ハイド:今がレンジ4の3マス目だからな……ま、3回連続で成功すれば楽勝だろう(コロコロ)……00、ファンブル(一同爆笑) ミカド:何やってんすかー!!(笑) モハメド:それは[ペップ・トーク]! 振り直して下さい!!――『ハイドさん早く! 敵に構ってる暇は無いです!!』 ハイド:よし、すぐに(コロコロ)……93で失敗(一同大爆笑) モハメド:おいーーーーー!!! ●ハイドPLより感想―― なにやら一部では大人気だったらしい。自分で言うのもなんだが、ハイドはちゃんとしたガンドッグの隊長として登場し、そしてかけがえの無い大人として死んでいった。1人の少年を成長させたのは、漢としてカッコイイ。気に入っています。悔いは無い。 MISSION7: モハメド:「こちらチームアルファ、隊長のモハメド、どうぞ」 サラ:『こちらチームブラボー、えっと、今、ちょっと立て込んでて――どうぞ!』 ミカド:何が起こってるんだ!? モハメド:「どういう事だ!?――どうぞ」 サラ:『何か怪しいのが……敵なのか味方なのか……というか、プレイヤーが操ってるんだけど、どうすれば!?』 ミカド:PLが!? リーレ:意味が解らない。 GM:というか、無線でPL台詞を言うなよサラ(笑) ●リーレPLより感想―― 第1話から出演回数だけは結構多いです、最後も生き残ったし……。スナイパーを重ねていたのでプレイ中は強過ぎると思う事が多々あったキャラでした。GM泣かせですね。シビアなシステムだったけどこれはこれで楽しいと思いました。ありがとうございます。 MISSION8: ファゾルフ隊長:まずいね、最悪のパターンが重なって来たようだよ。 アルジュン:挟み撃ちか……くそっ! その時、セッションを行っていた教室の扉が、勢い良く開け放たれた!!! ミカド:サラッ!!! 助けに来たぞ!!!!! サラ:え? アルジュン:なっ!? 一同:『ん何ぃいいいーーーー!?』 ●アルジュンPLより感想―― ちゃんとしたコンセプトの元に、妹を上手く助けて散っていった。プロだが情に流されやすい、歳がもっと若かったら主人公だったのではないか? と思う(笑) たった1話限りの特別キャラになってしまったのが惜しいな。もっとシスコンを押し出してギャグも有りだったか!? MISSION9: ミカド:じゃあ僕は赤いカードキーを持って右のスロットに。 サラ:私は青いカードキーかな。 ファゾルフ隊長:他の3人は扉が開いた時に不意を撃たれないよう気を張りな。 モハメド:はっ。 リーレ:(頷く) アニータ:了解しタ。 GM:ではカードキーをどうぞ。 サラ:じゃあトーマス隊長とアルジュン兄さんの事を思い出しながら……――絶対。後は私達がなんとかするから……――カードをスリットに通します。 ミカド:なら僕は……――先生、見ていて下さい――ハイド先生を思い出しながらスリットに通す! ●ファゾルフ隊長PLより感想―― 第1話と最終話! 帰ってきた隊長! ゾンビ楽しいッスよ(笑) ファゾルフのオモシロさがあったからガンドッグはキャンペーンになった……とは相原さん談。ファゾルフはまさにミカド達を生き残らせる為に、復活してきたって感じでした。熱いぜ隊長!! 最後に一言! せーのっ……メディーーーーーーック!!! ◆あとがき◆ リプレイライターの相原です。このリプレイではGMした回もあれば、後でテープ渡されて書いた回もあるリプレイでした。思えばガンドッグの発売初日、PLを集めて即日セッションをやろうと思ったら発売延期で集ってもらったPLと別システムの単発セッションをやった事も……今では懐かしいです(笑)さて、そんなこんなで始まったガンドッグセッションも『あの一言』によってキャンペーン化です。素晴らしい一言でした。そしてキャンペーン化によって人間的に成長していくミカドと、いつの間にかガンドッグにラブコメを入れ始めるサラ、システムはカツカツなのにどうしてこんなに面白いのか(笑) こんなガンドッグキャンペーンですが、第1話掲載当初に面白い事がありました。ファゾルフのPLとミカドのPLが、あるコンベンションに行きガンドッグの卓に参加した時の話―― PLさん:「キャラはサンプルって話でしたが、選択肢の中にメディックがいませんが大丈夫ですか?」 GMさん:「ええ、大丈夫です……でも、どうしてそんな事聞くんです?」 PLさん:「いえ、ネットで見たリプレイで、メディックいなくて死んでる隊長がいたんで」 ファゾルフ&ミカドのPL2人:『(ぶはっ!!!)』 無論、自分達がその当人という事は決してバラさず、その日のコンベンションを無事楽しんできたとの事です(笑) 心当たりがある方、その時のPLはキャンペーンでPLやってた2人です。 さて、これからも銃猟犬として生き続けるPC、銃猟犬から野良犬になって生きるPC、血と硝煙の世界から足を洗ったPC、彼等彼女等はこれからもそれぞれの道を歩むでしょう。機会があればいつかまた……。 ご意見・ご感想お待ちしております。 ジュースを零したら「メディーークッ!」と叫ぶのは虚読スタッフのみ――リプレイ執筆:相原あきと ◆Some Other Day Vウィルスの事件から1ヶ月が経ちました。ミカドやリーレ、アニータさんとは報酬を貰ってからは一度も会っていません。 事後処理に忙しくてカルロスさんがコーディネイターの本職に戻れないというのもありますが、それぞれが別の道を進み始めたからだと、私……サラ=スヴァティーは思います。 みんなが何を始めたか、ですか? リーレはすぐに銃猟犬として復帰するとカルロスさんから聞きました。なんでも銃猟犬として仲間達と任務をするのが、自分の居場所であると言っていたそうです。 アニータさんは銃を捨て、とある病院に看護士として勤務し始めたと言う話です。 ちょっと想像できないけど(笑) そういう私も銃猟犬を辞めました。今回のことが堪えたってのもあるけど、これ以上アルジュン兄さんに心配かけるわけにもいかないと思って……。あの報酬でメカニックのショップを開こうかと考えているんです。いつか兄さんには馬鹿にされたけど、私に出来ることは限られているし……。 え、ミカドですか? ミカドはあれ以来行方知れずです。どこをほっつき歩いているやら……連絡の1つもありません。ちょっと許せないですよね、こっちはこんなに心配してあげてるのに! ――Turrrr…… 「はいっ! もしもし!? ミカドなの!?」 携帯がなって思わず叫んでしました。でも相手は違う人でした……そして―― 「それは本当なの!? わ、わかった! ありがとうリーレ!!!」 GM:ではエンディングへと行こうか! 一同:『お〜〜〜!!』 元ハイド:GMここで提案なんだが、殆どが死んだりなんだりだしエンディングはミカドとサラだけのシーンでいいんじゃないか? サラ:えっ!? リーレ:構わない……私は再び銃猟犬の生活に戻るだけだし。 GM:アニータは? アニータ(GM(B)):あたいは……病院で働くかナ。 GM:いや、エンディングはいいの?って話だよ。 アニータ:ああ、別にいい、ギャグにしかならないし(笑) GM:了解。じゃあミカドとサラのエンディングシーンを演出して終ろうか。 サラ:じゃあ私は―― ミカド:登場させたい! GM:させたい? ミカド:僕のエンディングにサラを登場させたい(笑) サラ:私がっそっちに!?(笑) ミカド:場面は空港。そこにサラがやって来る。 GM:じゃあ空港って事で。ジャンボジェットがゴウゴウと唸りを上げて引っ切り無しに飛び立っています。 ミカド:僕は貰った報酬でストリートチルドレンの仲間達を施設に入れてあげたあと、それでもお金が余ったので、僕はそのお金で世界を回ることにした。それで空港にいます。 サラ:私は搭乗口のゲートに息を切らせながらやって来て――ミカド(笑) って笑っちゃ駄目……――ミカドッ!?(真面目に) ミカド:振り向こう――横には全面ガラス張りで、飛び立つ飛行機が見えます。そんな背景。 サラ:やって来ます。急いで来たのでメカニックのツナギのままです。 ミカド:なんだよその恰好、相変わらず色気ねーなー(笑) サラ:何よ! あんたが何も言わずに出発するって言うから急いで来たんじゃない! リーレが教えてくれなかったら見送りにだって来れなかったんだから!! ミカド:なんだよリーレの奴……サラには黙ってろって言ったのに……。 リーレ:言いました。 サラ:だいたいあなたは急過ぎるのよ! 行くなら行くで声掛けなさいよ!! ミカド:……悪い。別にお前になら言わないでもわかってくれるかな……って思ってさ。 サラ:あのね〜、人間には口が付いてて言葉が喋れるの! 声に出して伝えないと伝わらないことの方が多いんだから! それに……――と、私はここで窓の外の空を見て――聞きたくても、何も教えてくれない人だっているんだから……。 ミカド:僕も視線を追って空を見よう。そして少し思い出す――今回の事はいろいろあったから……隊長の事、先生の事、仲間だったみんなのこと……。 サラ:そうだね……私さ、未だに解らない事があるんだ。 ミカド:??? サラ:アルジュン兄さんも、モハメド隊長もトーマス隊長も、みんなどうして生きる事を優先させないで、死ぬことを選んだんだろうな……って。 ミカド:サラ……。 サラ:わかるよ? 任務が大事だったって事も、仲間を助けたかったって事も、それでも……やっぱり何か納得できなくって……。 ミカド:はぁ……。 サラ:ミカド? ミカド:ガラス窓に背を向けて――それだよ。僕も同じさ……。だから僕は行くことにしたんだ。僕に必要なのは考える事だと思うから……いろんな考えかたを知る事が今の僕にとっては必要な事だと、先生にもそれを教わったし。 サラ:そっか……。 ミカド:先生はね。僕の家で家庭教師をするまで世界中を点々としていたらしいんだ。あとを追うってわけじゃないけど……僕は、世界を見て周りたい。何年後に帰ってくるかわからない、だけど、帰ってきた時には僕も一人前になってると思う。だから……その時は……。 サラ:そうね……その時は……。 ミカド:………………。 サラ:私より背が高くなってるんだよ?(笑) ミカド:なっ(笑) サラ:ふふふ(笑) ミカド:オノレ、ならば……――なんだよサラ、知らなかったのか? 僕はもうお前より背、高くなったんだぜ? サラ:え! 嘘!? ――ミカドに近寄って背を合わせてみる! ミカド:じゃあそこで顔が近づいて……キスを……いや、ミカドじゃ無理か、止まるな(笑) サラ:………………。じゃあ思わず恥ずかしくなって離れる。 ミカド:そ、そうだサラ。1つ謝っておかなきゃと思ってたんだ。 サラ:なによ? ミカド:ほら、あのミッションから帰ってきたら、いくら泣いても良いって言ってたのに、あの後バタバタしたまま皆解散しちゃったから……。 サラ:そんなの……いいよ、別に。 ミカド:いや、でも。 サラ:勘違いしないでよ! 約束は保留にしておくってだけだから……だから、何年経ってもいいからさ、良い男になって帰って来てね。私の知ってる立派なあの人達みたいな大人になって。 ミカド:任せろ! 帰ってくる頃には世界最強さ! サラ:うん……元気で。 ミカド:ああ……歩いていこう。 サラ:私も……見送りはしないで、その場で去っていこうかな。 ミカド:去るんだ……なら呼びとめよう――サラ?――と、すぐ後ろから。 サラ:えっ?――振り返るけど? ミカド:不意打ちでキス! これならできる!(笑) サラ:な、ちょ、ミカド!? ミカド:ははっ、じゃ、またな!!!――爽やかに去って行きます。 サラ:一瞬ぼぉっとしてから――なによ! 年下のくせに!!!……――と叫んでからミカドがいなくなって――うん……またね。 GUNDOG TRPG |