TOP ⇒ リプレイ ⇒ ニルヴァーナ 〜NIRVANA〜 戻る ニルヴァーナ 〜NIRVANA〜世界は栄えそして滅んだ。 大地は荒廃し自然は牙を向いた……しかし、人間は生残った。 そして、滅びさった遺失文明の遺産<レガシー>を利用する事で人々は今も生きている。 今、バーラトと呼ばれるこの世界は、止めることの出来ない破滅の道をゆっくりと歩んでいる。 はるかな過去、とある宗教家が言った―― 『人の生きるこの世は苦しみしか無い。苦の存在しない永遠の安らぎの境地こそニルヴァーナなり』 滅ぶしか道の無い終末の世界……すでにこの世ではなくなったこの時代を人々はこう呼んだ―― ニルヴァーナ……と。 2004年5月4日セッション開始
シナリオ『ツクヨミの姫巫女』リプレイ月の姫巫女 ◆Prologue―――――― ガナパティ正統王国にあるトリタ藩国。人々はレガシー"ツクヨミ"の見守るファクトリーの中で平和に暮していた。 そんな平和の一角、大通りを1組の恋人が腕を組んで歩いていた。 男はどこにでも居そうな凡庸な男で、女は城務めの者が着る服を着ていた。 2人は談笑し合い、互いの時間を共有する事を楽しんでいるようだった。 そして、数時間が経ちそれぞれが帰路につく。 城へ戻ろうとする女を男が去り際に呼び止め、プレゼントの箱を渡した。 女は嬉しそうに箱を開けると、それは十字袈のネックレスだった。 女はそれを首から下げ、そのまま仕事場でもある城へと帰って行った。 男は女が見えなくなるまで見送っていたが、やがて1人になると表情が一変した。 どんな感情も映さない無機質なものへと……。そして男が誰にともなく呟いた―― 「……新しき世界の誕生のために」 ◆PrePlay―――――― GM:では、これよりニルヴァーナを始めたいと思います。ニルヴァーナはアフターホロコースト……世界文明崩壊後の近未来モノ……そんな感じの世界観です。伍長:大崩壊と呼ばれるその災害によって、世界は滅んだ……しかし、人間は生きていた。 GM:そうです。人々はレガシーと呼ばれる遺失文明の遺産を使って、なんとか滅び行くこの世界を生きています。 SIN:その特別なレガシーを扱えるのがPCですね。 GM:もちろん、NPCでもレガシーを扱える人はいるけどね。 西蓮:まぁだいたい、"あの"世界観かなぁ…と知っているので大丈夫です。 ボブ:伏せる事ありませんよ。――「ヒャッホー! 水だ水だーーー!!!」(一同爆笑) 西蓮:せっかくそのネタを言わないでおいたのに! 初っ端から俺の計画ぶっ潰すなよ! ネタはわからない人にとってはキビシーんだぞ! ボブ:だって、どう説明したって北斗●拳じゃん。ゲーマーズフィールドのリプレイでも誰かが叫んでたし(笑) 西蓮:だからってマネするなよ! ボブ:チッチッチッ!(と人差し指を振る) 西蓮:なんだよ? ボブ:ゲーマーズフィールドのは「ヒャッハー!」で、俺のは「ヒャッホー!」だからマネじゃない(一同爆笑) どう見ても一緒である。
GM:ま、まぁとにかく…そんな文明崩壊後の世界で今日は遊んでもらいます。一同:了〜解〜。 GM:まずは今回予告です。では――
かつて衛星と呼ばれた宙空にたゆとう銀色の星は、今は人々から月と呼ばれていた。
ここ、トリタ藩国の上空にも一つの月がある。 別名――ツクヨミ――。 トリタ藩国を守る自衛型波動砲台……レガシーである。 ツクヨミはたった一人の少女によって御されていた。 トリタ藩国国王の一人娘であるカグヤによって……。 月と姫の魅力に誘われ、国に崩壊の影が忍び寄る。 「カグヤ姫は月へ連れて行く」 ニルヴァーナリプレイ「月の姫巫女」 黄昏の大地に戦いの灯がともる。 西蓮:カグヤ姫! 月! 竹取物語! GM:まぁ今回のシナリオのネタです(笑) SIN:ではPC4人は、全員カグヤ姫への求婚者ですか?(笑) ボブ:じゃあオレは帝役で!(笑) 伍長:じゃあお婆さん役で(一同爆笑) GM:求婚者に全員がなっても構わないが……帝は無理だな。お婆さんはPC2辺りならなんとかなるかもしれないが(笑) 西蓮:とりあえずハンドアウトを教えて下さい。 ボブ:帝は無理か……「麻呂は水を所望するぞよ? ヒャッホー!」と言いたかったのだが(一同大爆笑) ●PC1 コネクション:ツクヨミの姫巫女カグヤ関係:慕情 キミは全力で荒野を逃げていた。追ってくるのはバーラト最強の生物"龍"。助けは無く夜空にたゆとう月だけが、冷たくキミを見下ろしている。……死ぬ、そう覚悟を決めた時だった。彼方より光が瞬き龍を貫き爆発させる。次に目覚めた時キミの横には少女がいた。月の女神もかくやという美しい少女……命の恩人だった。 SIN:やっぱ求婚者はPC1ですか(笑) GM:お約束です(笑) 西蓮:ところで龍ってどのくらい強いの? ※解説1 「龍」
西蓮:そんな龍に見つかって生残ったのか……。こういった解説において、今回プレイするニルヴァーナの説明を補助的に入れて行こうと思う。龍とはバーラト最強の生物であり、人に害なす魔獣達の中でも最強の生物の事を総称して龍と呼んでいるのである。いわば1体の龍がそのまま一つの種族である。龍に見つかったら命は無いだろう。 伍長:その龍を貫いた光りっていうのが、今回のキーとなるレガシーですねきっと。 GM:いや、まぁそうなんだが……本当に重要なのはカグヤ姫だからね。忘れないでね(笑) 西蓮:PC1はラブ決定ですね。 ●PC2 コネクション:姫専任治癒師メイドのリン関係:自身 キミはトリタ藩国の姫を護衛する1人だ。トリタ国の家系は代々呪われており、最たる子孫はその呪いによって体が弱い。その為トリタ国には専任の治癒師がおり、その治癒師であるリンは姫の護衛も兼ねている少女だった。彼女は姫を過保護にしており、リンの暴走を止めるのはいつもキミの役目だった。 ボブ:ぼ、暴走?(ニヤリ) GM:君の考えているような暴走ではない。 ボブ:………………。はっはっはっ何も考えてませんって(笑) SIN:このリンって子も姫様の護衛なの? GM:そうだね。リンは護衛でもあり姫の医者でもあるって立場。PC2は本当に護衛。 西蓮:男でも女でもラブに走ろうと思えば走れるキャラですね。 伍長:なぜラブ? ●PC3 コネクション:暴走盗賊ヒャド関係:友人 キミは昔、水を求めて荒野を流離う野党の一人だった。その頃キミには親友と呼べる仲間がいた。名前はヒャド…白狼の獣人だ。しかしある時、キミとヒャドは道をたがえる事となる。キミはレガシー・アクシーダーとなったのだ。キミは野党を辞めた。しかし、ひょんな事からヒャドの噂を聞いた。会いに行くのも悪くない。 ボブ:ヒャッホー!!!(一同爆笑) 伍長:ヒャッホ、ヒャッホー!!(笑) SIN:水だ! 水だ! 水をよこせぇいー!(笑) GM:まぁ、こうなる事は予想済みだ。所詮ヒャッハーと叫んでいたのは過去の話、今は普通にレガシー・アクシーダーです。 伍長:残念です。 ボブ:関係ねーなー(笑) ひゃっほっヒャッホーー!(笑) SIN:1人暴走しっぱなしです(笑) GM:無視して進めます。 西蓮:ところでアクシーダーって? ※解説2 「レガシー・アクシーダー」
レガシーを扱える者は希少であり、そのような者を総じてジーニアスと呼ぶ。その中でも特に、自分しか扱う事のできないレガシーを扱う者を、レガシー・アクシーダーと呼び特別視される。PCは全てレガシー・アクシーダーである。 ●PC4 コネクション:スカー男爵関係:好敵手 地に倒れ伏しキミは彼を見上げた。その男に"何か"を感じ、キミは彼にケンカを売った。その結果がこれだった。彼はスカー男爵と名乗り、キミにトリタ藩国に行くように言った。そこで起る事件に首を突っ込み、それでも生残れたら、今よりもう少しはマシに打ち合えるようになるから……と。 西蓮:ケンカを売ったらいきなり負けてる(笑) 伍長:ってか、スカー男爵ですか……いきなり有名NPCですね。 西蓮:有名? GM:スカー男爵は、このニルヴァーナにおいて5指に入る有名敵幹部だ。 SIN:なぜそんなキャラにケンカを……。 ボブ:知らなかったんでしょう? こいつもきっとヒャッホーだったんだよ(笑)(バカだったと言いたいらしい) GM:ま、それはPC4をやる人次第って事で。 伍長:トワイロウ所属はいないのですね? 西蓮:トワイロウ? GM:有名味方組織だと思ってくれ(笑) PC5が実はトワイロウだったりする。今回はPLが4人だからこの4つのハンドアウトで行きます。さぁそれぞれ好きなのを選んでくれ! ボブ:ヒャッホー!(とPC3を取る) GM:まぁそうだろうな。 ボブ:もうね、レガシーなんてどうでもいいよ(笑) ヒャッホーだけでお腹一杯だから(笑) このニルヴァーナはレガシーが一番のキモである。どうでもいいとは大変な言い草である。
SIN:PC1かPC2かな。西蓮:両方ラブキャラだな。 SIN:なぜ両方!? 伍長:じゃあ4にします。私はレガシーを使わなかったのです、そのせいでスカー男爵に負けたのだ! GM:次会う時は本気? 伍長:そうです。ただ、次の機会を得るためにも……ってキャラにします。 GM:了解。 西蓮:残ったのはPC1とPC2か……両方ラブなら王道で行くか! 俺はPC1でカグヤ姫ラブだ!(笑) ボブ:「ほう、このテーブルは素晴らしい! いとおしい店だな!」 西蓮:それは家具屋だ!(一同爆笑) 伍長:アレです。レガシーがテーブル(笑) 西蓮:嫌だよ! なんでそんなかっこ悪い!(笑) テーブルに乗りながらドラゴンから逃走するのかよ、嫌過ぎるって!(笑) そしてSINが余ったPC2をやる事となり、コンストラクションによりキャラクターを細かく作っていく4人衆……。
SIN:では私はヒロイン目指して人間の女の子やります。13歳の女の子です。GM:なぜに13? SIN:ニルヴァーナのデザイナーに捧げます(笑) 西蓮:ちなみに俺も人間にしたぞ。 ボブ:人が2人!? じゃあオレは異種族にしよう……よし、魔族って響きがカッコいいから魔族で! 西蓮:魔族でヒャッホー? ボブ:む……あ、そうだ! オレは人間とのハーフなんだ。そして虐められてヒャッホーウェイに染まった(笑) ヒャッホーウェイ?……よりにもよって嫌な所に染まったものである。
伍長:PC4はオープニングで負けるって事は、神闘士を入れるのが見栄えがいいかな。西蓮:主人公は勇士を入れるべきだろうな。剣はやめよう普通だ……。 SIN:物理が2人だから私は魔法を取りますか。 ボブ:すでに前線2人、後衛1人……残るは支援系か。電霊使か……電霊使でヒャッホー?(一同爆笑) SIN:じゃあこっちが電霊使やろうか? ボブ:いや、いい! ヒャッホーは無敵だ!(笑) オレは電霊使をやる! 西蓮:無駄に漢だなぁ(笑) ボブ:そう言えばバイクってレガシー? GM:レガシーのバイクもありますが、普段ヒャッホー達(?)が使っているバイクは基本的にレプリカです。 ※解説3 「レプリカ」
伍長:じゃあボブのキャラは本物のレガシーバイク乗り?いくつかのレガシーに関しては現在の技術で量産されるモノがある。バイクに工具、銃や弾丸……etc。これらはジーニアスでない一般人でも使用する事が可能であり。バーラトでの生活に役立っている。ちなみにバイク等の乗り物のレガシーを鉄騎と呼ぶ。 ボブ:いや、それはやらない。 伍長:違うんだ。 ボブ:と言うか、バイクにすら乗れない(笑) 操縦技能持ってない! 西蓮:それじゃあヒャッホーできないじゃん(笑) ボブ:いや、リーダーのサイドカーにいつも乗ってたから! 的確な指示をサイドからリーダーに!(笑) どうも参謀ヒャッホーがやりたいらしい。
SIN:それよりレガシーが迷う……何でもできる分、何にしようか迷う……。伍長:レガシー刺青にしようかと思ってます。 西蓮:おお、それはカッコイイな! 伍長:戦うときに浮き上がる、白粉彫りって奴です。 SIN:13歳の女の子が似合うレガシー……どうしようかな。 とまぁ、いろいろあって――
GM:はい。全部決まったね?西蓮:レガシーの形状がまだだー! トンファーをやりたいんだけど、通常状態では変形させときたい。 ボブ:じゃあ通常は普通のトンファーで、遺産召喚するとトンファーが光る!――「何!? それがレガシーだったとは!?」 伍長:「って、結局それかよ!」みたいな(一同爆笑) 西蓮:勝手に落ちをつけるな(笑) まぁいい、2つあるし両手首にリストバンドとかにするかな? SIN:両手首? 手錠とかも良く無い? 一同:『ああ〜〜』(感嘆の声) 伍長:超カッコいい……よし! レガシー変更! 刺青止めて手錠にする! 西蓮:俺の話だったのに(笑) 伍長:と、いう訳でGM! また最初から手錠の似合うキャラを作り直します!(笑) GM:おいーー!? ………………………………………………………………………………………………
GM:さて、そろそろライフパス行きますか。生まれである「境遇」と、レガシーとの出会いである「継承」、そしてどんな知り合いがいるか「邂逅」の3つをロール&チョイスで決めます。西蓮:まずはPC1の俺から(コロコロ)……04? GM:「高貴な血筋」…王家や貴族といった家系らしいぞ。 ボブ:なんで王様が龍に追われてるんですか! 西蓮:そう言えばそうだ(笑) GM:ちなみに守らないといけないギアスは「誇りを捨てることなかれ」です。 伍長:もう龍から逃げてますよ? ボブ:誇りいきなり捨てたー!(笑) 西蓮:えっ!? もうギフト使えないの!?(笑) ※解説4 「ギアスとギフト」
GM:と、言うわけで誇りを捨てずに龍から逃げて下さい。レガシーにはギフトと呼ばれる奇跡的な力が眠っています。アクシーダーはその力を引き出せるが、ギアスと呼ばれる制約を破った途端、ギフトの使用は不可能となる。ギフトはそれぞれのギアスに対応しており、ギフトは1人3つまで持っている。 西蓮:無茶言うよ(笑) GM:次は継承表ね。 西蓮:82「導き手」……ギアスは「声を疑うことなかれ」。 GM:レガシーの声のまま進めって事ですね。 西蓮:それは嫌だ。ロール&チョイスだから、もう一回振る(コロコロ)……35「後悔」。 GM:レガシーを入手したと同時に、キミは後悔するような何かを失った。 SIN:家族とか? ボブ:いや、いっその事"国"にしましょうよ(笑) 西蓮:国!? じゃあいきなり俺の国は滅亡してるのか(笑) GM:父王から「この国はもう終わりだ……これを」 西蓮:「これは!?」――そして光りだす俺の両手!(笑) GM:「今託したのが我が国に伝わる伝説のレガシーだ」 西蓮:これで行きましょう! レガシーは両手の紋章! 遺産召喚とともにレーザートンファーが現れます! SIN:次は私ですね(コロコロ)……境遇は「なぞの出生」でギアスが「平穏を求めることなかれ」です。 ボブ:13歳の女の子が? SIN:どこに行っても定住する事なく旅をしています。私のレガシーは箒(ほうき)です。 GM:ほうき? SIN:簡単に言って私は魔女ッ子です! 箒に乗って空を飛び、魔法を使って奇跡を起こします。 西蓮:くは! マジで狙いやがったな(笑) 13歳の魔女ッ娘で出生に謎があって、常に箒に乗って旅をしているのか! SIN:狙ってみました。ちょっと大人びた13歳をやります(笑) 継承表は「生誕」です。生まれた時からこのレガシーの箒は私の傍にありました。 GM:むぅ、本気でなんかありそうな出生だ(笑) ボブ:オレの境遇は(コロコロ)……「逃亡者」 GM:何かから逃げているらしいぞ。ギアスは「囚われることなかれ」……何事もこだわっちゃいけないらしい。 ボブ:オレのキャラはですね。ヒャッホーグループがピンチの時、1人残って全員を逃がしたんです。で、たった1人で敵に囲まれた時に、オレはレガシーアクシーダーに目覚めたのです! GM:なるほど。 ボブ:そして目覚めたオレは「こだわることねーなー」と敵の囲みを脱出し、そのままグループにも帰らず自由にやってます。 SIN:結局、仲間思いなんだか、思いじゃないんだか(笑) ボブ:なんせこだわらないから(笑) GM:で継承は? ボブ:(コロコロ)……「解放者」、ギアスは「弱者を見捨てることなかれ」! GM:昔は世界と噛みあってなかったらしいぞ。 ボブ:ヒャッホーでしたから(笑) GM:しかし、キミはレガシーと出会って世界と噛みあった。 ボブ:グループ抜けたしな。まぁアレです、仲間を逃して1人で残った時、オレの中のレガシー……先祖より受け継いだ魔族の血が目覚めたんです! 西蓮:血? ボブ:オレのレガシーは"血"だから(笑) 伍長:地味な……。 ボブ:大丈夫! オレはヒャッホーさえあればやっていける! だからもう足を洗ったと言っているのだが……はぁ。
伍長:(コロコロ)……境遇は「盗賊」らしいです。ボブ:なんだと!? SIN:まぁレガシー手錠だし、ちょうどいいんじゃない?(笑) 伍長:そう言えばそうか。 GM:ギアスは「友を捨てることなかれ」 伍長:手錠をしたまま呟くのです――「私の仲間には指一本も触れさせない」 西蓮:ああ、そのキャラカッコいい! くそぅ俺がPC1の主人公なのに(笑) GM:では継承表を振ろう。 伍長:(コロコロ)……「暴走」、ギアスは「力を求めることなかれ」です。 GM:レガシーが力を求めて暴走するらしい。 SIN:おかしくないですか? 普通は暴走するから手錠をするんじゃ? 伍長:じゃあ私はレガシーを2つ持ちましょう。 一同:『は?』 伍長:1つは手錠のレガシーです。これは暴走する力を押えているレガシーです。 GM:で、2つ目は? 伍長:2つ目は私自身のこの肉体です。神闘士の「ボディタイプ」も取得しているので問題ありません。 GM:つまり、自分でも制御できない程の力を肉体に秘めている……と? 伍長:そうです。私は機械族なので大崩壊の原因の一つかもしれません。そんな暴走気味の私ですが、ある時捕まってレガシーの手錠をかけられ力を封印されたのです。 一同:『おお〜!!』 ■シャフト=ブレイク 年齢/性別:16歳/男 種族/クラス:人族/勇士/守護者 ギアス:誇りを捨てることなかれ/思いを忘れることなかれ レガシー:両手の甲の紋章から光と共に出現するレーザートンファー"クロスリーパー" 能力値: 技能: 【身体】15/5 <強靭身体>1 <白兵>3 【反射】12/4 <運動>2 【知性】6/2 【意志】9/3 <強靭精神>3 【世界】11/3 <事情通>1 【HP】52 【MP】25 【行動値】9 アビリティ: ≪遺産継承≫≪遺産召喚≫≪ツインウェポン≫≪不屈≫≪バッシュ≫≪ブレイドタイプ≫≪シールドタイプ≫≪クラッシュ≫≪魔剣≫≪剣の導き≫≪奮起≫≪鉄壁≫ ギフト: ≪リヴァイブスノウ≫≪バスタードブレイブ≫≪ソリッドフェンサー≫ 解説: ガナパティ正統王国にあったブレイク藩国の嫡男であったが、とある事件によりブレイク藩国は崩壊、父王から国に伝わるレガシーを継承され、崩壊するブレイク国を後にした。王家の誇りは失っておらず、いつか再興する事を夢見ている。 (プレイヤー:西蓮) ■ロザリア(通称ロザ) 年齢/性別:13歳/女 種族/クラス:人族/魔導師/技匠 ギアス:平穏を求めることなかれ/レガシーを失うことなかれ レガシー:空飛ぶ箒"エール=ケーニッヒ"(縮小してネックレスサイズにもなるらしい) 能力値: 技能: 【身体】8/2 【反射】11/3 <運動>1 <整備>1 【知性】15/5 <知覚>1 <魔導術>3 【意志】10/3 <強靭精神>3 【世界】10/3 <事情通>1 【HP】36 【MP】29 【行動値】11 アビリティ: ≪遺産継承≫≪遺産召喚≫≪才能:魔導術≫≪暗黒≫≪黒撃≫≪ファクトリー≫≪魔力増幅≫≪マジックタイプ≫≪魔力再生≫≪魔力沈下≫≪フライングユニット≫≪ガジェットタイプ≫ ギフト: ≪ヴォイドアッシュ≫≪セイレーンビート≫≪ブレイクオーヴァ≫ 解説: ロザは赤ん坊の時エール=ケーニッヒと共に捨てられていた。そんな彼女なので本当の親は知らない。自分の出生と本当の親を探して今も旅の途中である。シャフトとはお互い知り合いである。と言うのもブレイク藩国の城にロザは逗留した事があるからだ。13歳とは思えない天才的な魔術の才能を持っている。 (プレイヤー:SIN) ■リースリング=モーゼル=ザール=ルーヴァー 年齢/性別:21歳/男 種族/クラス:魔族/電霊使/電霊使 ギアス:囚われることなかれ/弱者を見捨てることなかれ レガシー:魔族として受け継いだ血"ルーヴァー家の血脈" 能力値: 技能: 【身体】6/2 【反射】9/3 <射撃>1 【知性】16/5 <管制>3 【意志】12/4 <強靭精神>3 【世界】9/3 <交渉>1 <事情通>2 【HP】32 【MP】30 【行動値】12 アビリティ: ≪遺産継承≫≪遺産召喚≫≪半人:幸運≫≪財産≫≪博識≫≪武器耐性≫≪シンクロナイズ(4Lv)≫≪リフレッシュ≫≪サーキュレーション≫ ギフト: ≪ギルティーフォース≫≪アドヴァンスコード≫≪アドヴァンスコード≫ 解説: 3年前、盗賊のヒャドと共に各地を荒らした盗賊団の副リーダー(リーダーはヒャド)である。が、仲間を想い1人囮となる決断をした時、レガシーアクシーダーへと目覚めそのまま盗賊団からも姿を消す。囚われずに自由に生きると言っているが……単にどっちつかずで優柔不断なだけである。 (プレイヤー:ボブ) ■ライール 年齢/性別:外見20歳/女性型 種族/クラス:機械族/神闘士/神闘士 ギアス:友を捨てることなかれ/力を求めることなかれ レガシー:大崩壊時代に作られた自身の体/両手の手錠"封印具テトリス・リング" 能力値: 技能: 【身体】15/5 <強靭身体>3 <白兵>3 【反射】15/5 <運動>3 【知性】7/2 【意志】3/1 <強靭精神>1 【世界】12/4 【HP】76 【MP】15 【行動値】11 アビリティ: ≪遺産継承≫≪遺産召喚≫≪バイオボディ≫≪ボディタイプ≫≪闘気≫≪苦痛耐性(3Lv)≫≪気功(4Lv)≫ ギフト: ≪エンジェルギア≫≪ソウルアベンジャー≫≪ソリッドフェンサー≫ 解説: 片目が真っ白な義眼である事以外、外見上は普通の人間と同じ機械族の女性。自分自身が大崩壊時代に作られた最強のレガシーであるが暴走の危険性を常に孕んでいる。ブレイク藩国を暴走のままに滅ぼした時、レガシーの手錠(鎖付き)を両手両足につけられた。「血河の私生児」の異名を持つ殺戮者。 (プレイヤー:伍長) ◆Opening Phase―――――― ●Opening01:出会い GM:では始めましょう。最初はシャフトが龍に追われているところからです。シャフト:全力で逃げます! ロザ:誇りは? シャフト:俺は負けられない! ブレイク家を復興するまでは死ぬわけにはいかない! この、俺の誇りにかけて! と全力疾走(笑) リース:それは誇りを捨ててないのか?(笑) GM:まぁそんなシャフトの意気込みは関係無く、バーラト最強の生物である龍は、無情にもキミの目の前に回り込みます。 シャフト:うおっ!? 逃げ場無し! 例え死のうともブレイク家の誇りは失わん! 無駄だと思いつつも両手の甲が光りだしてレガシーを呼び出そうとします。 ロザ:そんなシャフトを殴りに龍が尻尾を振り回してくる! ライール:荒野にある大きな岩まで跳ね飛ばされるシャフト! 一枚岩に真っ赤な華が咲く。 シャフト:そこ! 勝手に俺の死亡シーンっぽい演出を加えない!(笑) GM:ではGMに演出を戻させてもらいます(笑) シャフトがレガシーを召喚しようとした瞬間、龍の後ろで巨大な光りが膨れ上がり、まるで後光のように龍を照らします。 シャフト:う…なんだ!? GM:次の瞬間、光の束が龍を後ろから貫きます! そのまま倒れる龍。 シャフト:岩にぶちあたって朦朧とした意識のまま見ているぞ。 龍の尻尾で跳ね飛ばされた演出は続行らしい。
GM:そのままシャフトは意識を失います。シャフト:今のは……いったい……ガクッ! そして次に目覚めた時――ここは? GM:展開早いな(笑) シャフトが気が付くとどこかのお城の一室と言ったかなり豪華な部屋だ。 シャフト:城? GM:シャフトはベッドに横になっているのだが、そのベッドにもたれかかるように横に置いてあるイスに座ったまま寝ている少女がいる。年の頃はキミと同じくらいの黒髪長髪の美少女だ。 シャフト:起さないようにベッドから降りようかな。 GM:と、少女が目を覚まし――「あ、気が付いたのですね? あの……どこも痛く無いですか?」 シャフト:ごめん、起しちゃったな……キミが助けてくれたのかい? ありがとう、どこも痛く無いよ。 GM:「良かった……ツクヨミとリンクしている時に、龍に追われているあなたを見つけたの」 シャフト:ツクヨミ? GM:「この街にあるファクトリーです。ここはトリタ藩国と言って、ツクヨミはこの街を守っているファクトリーなんです。私はツクヨミのアクシーダーだから……」 シャフト:そうか……俺はシャフト、助けてくれてありがとう。キミは? GM:「私はカグヤと申します……シャフト様」――とカグヤはキミの名前を口に出すと頬を染める。 シャフト:いきなり惚れられとる!? じゃあ俺も一目惚れだ(笑) カグヤ、キミはもしかしてこの国の―― GM:と、その瞬間――「チェストー!!!」と言う掛け声と共に、シャフトは意識が暗転します。 シャフト:な! いったい何が!? GM:ではシャフトにシナリオギアスを渡します。【ギアス:カグヤを助けるべし】です。 ●Opening02:任務 GM:次はロザのシーンです。場所はトリタ藩国の王城、目の前にはトリタ藩王であるオキナ王がいます。謁見の間で――「解っているとは思うが、我がトリタ家には代々呪いがかけられておってな、その末子は15歳になった次点でアクシーダーに目覚めるとともに、その呪いも継承する」ロザ:カグヤ姫様のお体の事ですね? GM:「そうだ。もっとも、その為に我が家には専任の治癒師が付いているのだが……話というのはその治癒師であるリンの事だ……」 ロザ:リンは姫様の護衛兼治癒師ですよね? それが何か問題でも? GM:「うむ、リンの奴だが……カグヤを大切にしてくれるのはいいのだが、ちと過保護すぎて城内城下より意見が届いていてな……ロザよ、お主にその歯止め役になってもらいたい」 ロザ:わかりました。次の旅立ちが決まるまで従事いたしましょう。 . と、それから数ヶ月――
GM:現在です。ロザは姫様の部屋のドアを開けると「チェストー!」と言う声とともに何かが目の前を通り過ぎ、ベッドに起き上がっている男に延髄切りをかまし、さらに下から蹴り上げ男を天井にメリ込ませる。シャフト:俺かーーー!(笑) GM:もちろん、シャフトに連撃コンボを決めたのが治癒師のリンです。年の頃は20歳ぐらい。 リース:それは治癒師じゃねーー!(笑) ロザ:リン……また……あなたは……。 GM:「いいのよ! 姫様に近づく害虫が!!」 シャフト:害虫呼ばわりだし。 ロザ:でも、せかく姫様が拾ってきて介抱したのに。 GM:「大丈夫、私は治癒師だから手加減してるわ」 シャフト:天井にメリ込むほどの蹴りは手加減とは断じて言わん! ロザ:プランプラン天井からぶら下がってるけど? GM:「いつものよーに殺す1歩手前だからノープロブレム!」 ロザ:ああ…なんだかなぁ(笑) GM:ではギアスです。【ギアス:リンを止めるべし】 ●Opening03:過去 荒れ果てた大地が続くバーラトの地平線。煙を上げ騒音を撒き散らしながら爆走する集団がいた。
GM:さぁお待ちかねリースの番です。シーンはキミの過去、暴走族野党をやってた頃から回想します。小高い丘をレプリカのバイクに乗ったモヒカンどもが一斉にジャンプする。 リース:ではバイクで集団暴走しつつ、ジャンプした瞬間とかに……ヒャッホー! 水だ! 水だーー!!(笑) ロザ:生き生きとしてる(笑) GM:と、調子良く行ったのもここまで、今のキミ達はとある国の正規軍に取り囲まれています。 リース:リーダーのヒャドさんもここにいるんですよね? GM:もちろん。その他大勢の部下達も一緒だ。 リース:ヒャドさん! ここはオレに任せて下さい。ヒャドさんはこいつらを連れてオレの空ける穴から脱出して下さい! GM:「馬鹿やろう! そんな事できるか! 逃げるときゃお前も一緒だ!」 リース:ヒャドさんは熱い28歳です(笑) GM:28? リース:ヒャドさんの回想時の年齢です。オレが決めました(笑) ヒャドさん! オレの事は気にしないでいい! それよりその他大勢のこいつらは、ヒャドさんじゃないと後ろを付いて行かない馬鹿ばっかだ! だから、先に行ってくれ! GM:「リース……わかった。だが、約束しろ必ずあとから追いつけよ!」 リース:もちろん、約束しますよ! GM:そうしてキミはヒャドと別れた。あれから3年が過ぎた。 リース:約束とか言いつつ、アクシーダーに目覚めたオレはそんなモノに縛られず自由に生きてます(笑) シャフト:ヒャドとの友情はどうした? リース:今でも親友です。もっとも、あれ以来会って無いけど(笑) シャフト:酷い親友もいたものだ(笑) GM:そんなリースですが、とある街の酒場でこんな噂を聞きます――『暴走盗賊ヒャドの一味が、今度はトリタ藩国のファクトリーを狙っているらしい』――と。 リース:トリタ国のファクトリーについて、オレは知ってますか? GM:知っていていいですよ。トリタ藩国の上空に浮かぶ月(衛星)であり、外敵を自動撃墜する空中波動砲台型レガシーだ。レガシー名はツクヨミと言う。 リース:じゃあ俺はすでにトリタ藩国の街へとやって来ています。そして空を仰ぎツクヨミを見上げながら……ヒャドさん、いったい何を考えてんだか……。 GM:リースのシナリオギアスは【ギアス:ツクヨミを守るべし】です。 リース:ツクヨミを奪ったら、この国に暮す弱き人々はどうなるやら……早まらないで下さいよ、ヒャドさん……。 シャフト:最後だけカッコつけやがった(笑) リース:いつまでもヒャッホーじゃありませんよ(笑) ●Opening04:敗北 GM:最後はライールです。ライール:私は今地下牢に居ます。 GM:は? ライール:イカサマはしていない……いや、していたとしてもそれだけでこの待遇か? ガシャンと鉄格子を叩こう……それとも、私の首にかかった賞金が狙いか? リース:勝手にシーン作ってるし(笑) ライール:ヒャッホーには言われたくない。 リース:はっはっはっ(笑) GM:ではそのまま続けましょう。ここはとあるカジノの地下です。キミを捕まえたと思って息がっている男は、キミの言う"賞金"という言葉にニヤリをいやらしい笑みを浮べます。「へっへっへっ」 ライール:ふん……くだらない。 GM:と、地下牢への階段をカッカッカッと誰かが降りてくる音がする。しかもライールにはわかる―― ライール:なんだ? 急に寒くなったように―― GM:そう、それは圧倒的な力を持つ誰かだ。キミを捕まえた男が――「こ、これはスカー男爵! いったいこのような場所に何用にて……」 ライール:スカー? GM:スカー男爵と呼ばれた男は、そこにいた男に言ってキミを地下牢から解放します。「し、しかし……」「出せと言っているのだが? それとも、何度も言わねば理解できぬか?」「は、はい! わかりました」 ライール:では牢からは出ましょう。しかし、このスカー男爵という男は気に食わない……ガッと肩を掴んで――私に恩を売ったつもりか? お生憎様、私はケンカしか買わない主義だ。 GM:「ほう…気が合うな。良いだろう、お主にソレを売ってやろう」 ライール:そして街の裏路地のシーンに変わります。そして地面に這いつくばる私! シャフト:もう負けてる!(笑) ロザ:カッコよかったのに(笑) ライール:くっ……そんな馬鹿な……。 GM:「口程にもなかったな。それとも、ワシに負けたのはその両手両足のレガシーのせいかな?」 ライール:ふん、ちょっと油断しただけだ……手錠は……関係無い――と苦しげに言います。言い訳はしません、かっこ悪いし。 GM:「どうやら、ワシの見込み違いだったようだ。他を当たらせて貰おう」――そう言ってスカー男爵は去っていこうとします。 ライール:ま、待て! 私はまだ…闘える! フラフラと立ち上がってだらりと両手を垂らしたまま、爛々と目だけは光らせてスカーを睨みます。 GM:「ふん、闘志だけは一人前か……いいだろう。ここから東に行った所に、トリタ藩国という小国があるのは知っておるか?」 ライール:「………………それが?」 GM:「その国で起こる事件に巻き込まれ、それでも生残れたら……もう一度お主にケンカを売ってやろう」 ライール:「それが再戦の条件という訳か……その言葉忘れるな」――私はスカー男爵に背を向けて東に向かって歩き出します。 GM:ライールへのシナリオギアスは【ギアス:強くあれ】です。 ◆Middle Phase―――――― ●Middle01:極秘任務 ガナパティ正統王国トリタ藩国。その上空にはレガシーツクヨミと呼ばれる月が浮かんでいた。
GM:さて、ここからミドルフェイズです。シーンに登場しているのはシャフトとロザです。シャフト:ところでツクヨミって地上から見えるの? GM:見えます。銀色の月って感じでだいたい地上から1000m位に浮かんでいます。 シャフト:そこから外敵に向けて波動砲が放たれるわけか…そして、それを制御できるアクシーダーがカグヤ姫……まさに月の姫様だな(笑) ロザ:ところで私とシャフトは何やっているの? GM:今はトリタ藩王であるオキナ王の前に居ます。謁見の間には王とキミ達2人以外は人払いがされています。 シャフト:いきなりそんなシーンに!? じゃあさっきの天井にメリこんだ俺はどうなったんだ?(笑) ロザ:私が連れて来た事にしましょう。シャフトはその途中で気が付いた……という感じで。 シャフト:じゃあ廊下を引きずられながら気が付いて、さらに引きずっているのが前にブレイク国の城にいたロザだと知って2度びっくり(笑) ロザ:今はこの国に居候させてもらっているって説明します。そのまま王様の所に連れて行きます。たぶんそんな用事で姫様の部屋に行ったのでしょうし。 GM:ではそういう事で。まあシャフトは今の所、姫様が拾ってきた謎の人物だしね(笑) シャフト:はぁ…昔は王子だったのだが……これが没落というものか……。 GM:で、目の前に居るオキナ王が言う――「して、お主の名は何と言う?」 シャフト:はい、ガナパティ正統王国が藩国として栄えしブレイク国が嫡子、シャフト=ブレイクと申します。 リース:没落してる気さらさら無いじゃないですか!(笑) シャフト:当たり前だ! ブレイク家の後継者である事が俺の誇りだ! GM:王様は――「なんと! あのブレイク家の……どうりでどこかで見た顔だと……」 シャフト:いえ、今は国も滅び一介のアクシーダーです。 リース:どっちなんですか! 良くわかりませんよ!(笑) シャフト:自分的には王家の者として誇りは捨ててない。が国が滅びたのは現実だから、表面上は謙遜してるんだ。 ロザ:謙遜だったんだ(笑) GM:「しかし、ブレイク国が滅んだのに生きておるとは……それでお父上は?」 シャフト:最後に、自分に逃げろと、ブレイク家を頼むと言い残し……帰らぬ人へ。 GM:「そうか……だが、確かにその通りだ。お主1人でも生きておれば、いずれ復興もできるやもしれん」 シャフト:はい。ブレイク家の復興こそ、自分に残された唯一の希望であり誇りです。 ロザ:ところで王様、シャフトはともかくなんで私までお呼びに? GM:「そうであった。実は2人をアクシーダーだと見込んで頼みがあるのだ」 ロザ:頼み…ですか? GM:「うむ。このトリタ国の城下町に、姫の命を狙っている獣人が入り込んだとの情報があってな。その獣人を捕らえて欲しい」 ロザ:そういう話ならリンにも話した方が良いのではないでしょうか? シャフト:リン? ロザ:あなたにコンボ決めた女の人よ。 シャフト:ああ、あの圧倒的なオーラを纏った人か(笑) 確かにあの人が協力してくれれば力強い! そう言えば、なんでそのリンさんはここにいないのですか? GM:「本人にこの話をしたくなかったから呼んでないのだ。他の者からリンの耳に入るやもと、お主たち2人以外はこの間へ居れておらんしな」 シャフト:は? それはどういう……? GM:オキナ王は顔を背けます。 シャフト:まさか……姫を狙っているのが? ロザ:ああ! わかった! 確かにリンには話さない方がいいです! 懸命な判断ですオキナ王(笑) この極秘任務、私とシャフトでやって参ります! GM:「おお、やってくれるか! シャフト殿には元来関係無い話だが……頼めるだろうか?」 シャフト:はい。助けていただいたご恩もあります。カグヤ姫を狙う不届き者、かならず捕らえてみせます。 GM:「うむ、では頼んだぞ2人とも」 シャフト:では謁見の間を出た所でロザに聞きます。なんでリンさんを外すんだ? ロザ:あのリンって人は姫様の事となると周りが目に入らなくなるの……あなたも食らったでしょ? 現状では「姫を狙っている獣人が居る」しか情報が無いのよ? シャフト:なるほど。街中の獣人が「チェストーー!」送りになる……か(笑) ロザ:そういうこと(笑) シャフト:仕方が無い。2人でなんとか見つけるか、カグヤ姫のためにも……街の獣人のためにもな(笑) ●Middle02:犯罪者 GM:次はリースとライールのいるトリタ藩国の城下町です。シーンプレイヤーはリースです。リース:オレは酒場とかでヒャドさんについて情報収集とかしていたいです。 GM:では<情報収集>で振ってみて下さい。難易度は16ね。 ※解説5 「ニルヴァーナの判定方法」
リース:(コロコロ)……合計15か。ぎりぎり失敗しました。ニルヴァーナの基本判定ルールは、指定された技能のレベルとその技能に対応した能力値の判定修正を足したものに、2D10を加えたものが難易度以上なら成功である。その時、2D10の出目がクリティカル値以上であった場合は自動成功となり、逆にファンブル値以下の場合は自動失敗となる。ちなみに技能を持ってない判定(0レベルの技能での判定)の場合は、その達成値に−3の修正が入る。 ライール:では酒場のマスターが――「最近不思議と野党達が街から減っているんだ……まるで台風を避けるネズミのようにな。理由? さぁ…知らないな」 リース:そうか…う〜ん、参ったな。ヒャドの情報が全くない(笑) ライール:と、そこで酔っ払いがリースに絡んでくるんです――「俺は見た! 本当に見たんだ! アレはぜってーそうだ! ああ、間違いない!」 リース:いきなり絡まれた!(笑) なぁおっさん、いったい何を見たんだよ? ライール:酔っ払いは続けます――「ああ、ちょっと前まで名を馳せていた"血河の私生児ライール"さ!」 リース:って、お前のキャラじゃねーか!!(一同爆笑) ライール:(酔っ払い)「ライールの噂を聞いてか、ここ等のチンピラどもは皆いなくなりやがった」 GM:そう繋がるのか(笑) リース:ライール…か……その名前はよく覚えている。ライールが近くに来るって言うんで、何度村を襲う作戦を変えた事か……。 シャフト:村かい(笑) リース:(過去を振り返るように)――ヒャドさん、ここは危ない。あのライールがこっちに向かっているらしいんだ。早く逃げよう! シャフト:逃げるんじゃん! 作戦変えるって撤退かよ(笑) ロザ:弱いなぁ(笑) リース:まぁ酔っ払いのおっさん、ライールを見たなんてきっと目の錯覚だよ。気にすんな…ほら、この一杯はオレのおごりだ。飲んでくれ。 ライール:と、そこでやっと私が登場します――誰の話をしている。私も混ざらせて貰おうか。 GM:本人登場か! リース:やりたい放題だな(笑) 勝手に自分の噂広げて勝手に恐怖させて勝手に登場しやがった(一同爆笑) ライール:ヒャッホーには言われたくないな。 GM:酔っ払いのおじさんは逃げ出します――「で、で、で、出たーーーー!!」 リース:じゃあオレも逃げよう(笑) ライール:足を引っ掛けてリースは逃がしません。人の事をバケモノのように言うのは……あまり関心しないな。 リース:ジタバタジタバタ(←ライールに踏まれているらしい) ライール:お前も、そう思わないか? リース:へっへっへっ…本当に失礼な奴ですね。ささっライールさんも一杯(一同爆笑) シャフト:卑屈だー!(笑) ロザ:ヒャッホー根性丸出し(笑) ライール:ありがとう。ところで、近々この街で何か起りそうだな。 リース:ヒャドの事かなぁ…と思いながらも――いや〜知りまえんね〜〜。何です? この街で何か起るんですか? とすっとぼけよう、ヒャドは親友だしな(笑) ライール:そう来るか……お前の名前は? リース:リースって言うチンケな男でさぁ(笑) ライール:じゃあリース――と、ここで持っているグラスを握り潰して粉みじんにします。サラサラサラ……。 リース:あうっ!? ライール:私は潰すのが好きでね。 シャフト:怖ぇー…ってか、完全に三下と黒幕の会話だよ(一同爆笑) GM:どうするリース、親友のヒャドの事話ちゃう? ライール:サラサラサラ……。 リース:いや〜〜、実はヒャドって野党がこの街のツクヨミを狙っているみたいなんですよ(一同爆笑) シャフト:ためらい無く親友を売ったな(笑) ロザ:さすがはヒャッホー(笑) リース:違う! オレのギアスである「囚われることなかれ」に従ってるんだ! つまり、友情に囚われることなかれ!(一同爆笑) ライール:で、お前はそのヒャドとどういう関係なんだ。 リース:いえいえ、関係だなんて…ちょっと噂に聞いただけでさぁ(笑) ライール:本当か? リース:ええ、ええ! 本当に知りませんって! あの"国潰しライール"の前で嘘なんてつきやせんって! ライール:国潰し…か。懐かしい呼び名だ……と両手の手錠の鎖をジャラリ。 リース:ライールさん、その手錠は? ライール:どっかの馬鹿が国一つと引き代えにな……もっとも、私は感謝している。これのおかげでアノ力を暴走させずに済んでいるからな。 リース:は、はぁ……。 ライール:それより、お前は便利そうだな。 リース:こ、光栄です(笑) ライール:お前には用心棒が必要だ。違うか? リース:え〜〜と……あんまり必要ないかなぁ〜なんて(笑) ライール:肩に手をかけましょう。手錠もあいまって重たくズシリ。 リース:あぅっ……や、やっぱ用心棒は必要かなぁ(笑) ライール:私が用心棒に雇われてやる。感謝するんだな。 リース:あ゙〜〜……ヒャッホーーーッ!!!(一同爆笑) シャフト:いきなりなんだよ!(笑) リース:悲しみの自棄ヒャッホーです。なぜならオレの目には光る涙が(笑) ●Middle03:禁句 リースがライールの支配下に置かれている頃、シャフトとロザも街へ降り情報収集をしていた。
ロザ:そうだシャフト、一つだけ言っておくわ。姫様の半径2mには入らないほうがいいわよ。シャフト:ああ、わかってる。チェストって声が聞こえて来るからだろ。気をつけておくさ。 GM:情報収集中だったよね? 場所は酒場に来たって事でいいかな? ちなみにGMはシャフト達とライール達を合流させたかった……しかし。
ライール:その酒場では主人が、粉々になって床に飛び散ったグラスの欠片を掃除中です。GM:いないのかよ!(笑) リース:ライールさんに脅されて、再び情報収集中です。もっとも、ヒャドさんをライールさんに見つけられるわけにはいかないので、どうでもいい所を回ってますが(笑) ライール:とりあえずこの場にはいません。 GM:(なんてこったい) シャフト:その主人に話し掛けよう――ちょっといいかな。この街でカグヤ姫を狙っている奴を知らないか? GM:「姫様を狙っている? それならたくさんいるぞ」 シャフト:たくさん!? そんなにいるのか……。 GM:「ほら、今店を出て行った白い獣人もそうさ」 リース:ヒャドって白狼の獣人でしたっけ? GM:そうです。 シャフト:店から出て行った獣人を追います。 GM:と、キミが店を出ようとすると、その鼻先をかすめてさっきの白い獣人がふっとんで行く。 シャフト:は? ロザ:この国の自動防衛機能のツクヨミ? GM:と、同時に「チェストーー!」と言う声が……。 シャフト:あいつかー(一同爆笑) ロザ:狙うってそういう意味ね(笑) GM:「白昼堂々、姫様の事が好きだなどと抜かしおって! 後悔するが良い!!」――と言ってリンは去って行く。 ロザ:相変わらずな……。そして神出鬼没ね(笑) シャフト:じゃあ白い獣人に近づこう……大丈夫か? GM:じゃあ白熊さんが(シャフト:白熊かよ!(笑))――「誰を好きになってもいいじゃねーか」 シャフト:まぁ、その意見には同意するけどな(笑) ロザ:シャフト危な――まで叫んで止める。無駄だし。 シャフト:危険を伝える事が無駄なのか!? GM:黒い影がシャフトと白熊さんにかかると同時、2人は地面にメリ込みます――「チェストーー!」 シャフト:ズカァッ! うう……リン……か? GM:仁王立ちです――「不埒な輩が多くて困るわね」 ロザ:ちょっとリン! 駄目じゃないあなたまで姫様の側を離れちゃ! GM:「そうだロザ! 姫様を見なかった?」 ロザ:え? 見てないけど……それってどう言う事??? ●Middle04:合流 GM:一方、リースとライールですが……。ライール:話を聞いて回るだけじゃ埒があかないな。 リース:はぁ。 ライール:つまり、別の方法で探さないといけない。 リース:そうですね。で、どうやって探すんです? ライール:それは、お前が考えろ。 一同:………………(あまりの言い草に絶句) リース:はっはっはっはっ! そ、そうですよね? やっぱオレが調べないと!(一同爆笑) シャフト:良いコンビだなぁ(笑) ロザ:悪役だけどね(笑) ライール:そのまま足音を立てずに、鎖の擦れる音だけ立ててリースについて行きます。 リース:なんか死神に取り付かれている感じです。 ロザ:その辺で登場しましょう。道を歩きながらリンから聞いた話をシャフトにしています。 シャフト:痛ててて……結局、リンは慌てていなくなっちゃったけど、何だったんだよ? ロザ:姫様の悪い癖よ。私達に何も言わないでまた城を抜け出したの! もう、探し物が2つになっちゃったわ! シャフト:いや、もしかしたらカグヤ姫を狙っている獣人にすでに……。 ロザ:ちょっと! 不吉な事言わないでよ! シャフト:あ、ああ……悪かった。 リース:そこで話に加わりましょう。スイマセ〜ン、姫ってここのツクヨミのアクシーダーの事ですよね? その獣人の話、詳しく教えてもらえませんか? シャフト:ん? なんだあんたは? どうして獣人について知りたがるんだ? リース:あ、いえいえ、この街で事件が起るならそれは止めないといけませんからね。それにオレも白い狼の獣人を探しているんで。なんせオレ、正義のレガシーアクシーダーなんですよ(笑) シャフト:なんだ、良い人じゃん(笑) 後ろの姉ーさんもそう? ライール:私はこの街で起こる事件に首をつっこみたいだけだ。 リース:それじゃあ、タダの野次馬ですよ!!(一同爆笑) ライール:嘘は嫌いだ。 リース:………………ま、まぁ、ともかくとして、オレの名前はリースリング=モーゼル=ザール=ルーヴァーと申します。 シャフト:長い名前だね。 ライール:リースと訳せばいい。 リース:なんでライールさんが宣言!?(笑) シャフト:わかった。宜しくリース、俺はシャフト。 リース:もう呼び捨てだよ(笑)――ええ、宜しく。 シャフト:それであなたは? と後ろのお姉さんに視線を。 ライール:私はライールだ。 シャフト:わかった。宜しく。 ロザ:GM! ライールの噂(悪名)を知っていてもいいですか? GM:<事情通>で難易度は5ね。 リース:楽勝じゃないですか! ライール:私も有名になったものだ。 ロザ:(コロコロ)……余裕で成功。箒(レガシーのエール=ケーニッヒ)でシャフトを叩きます。バシッ! シャフト:った! 何だよロザ!? ロザ:血河の私生児ライールを知らないの!? 歩いた道の跡は血の河となり、本人もその赤河から生まれたと言われている凶悪犯罪者よ!! シャフト:え!? リース:ライールさんは有名ですからねぇ。別名"国潰し"だし(笑) ロザ:む、だいたい4人でのポジションは把握した! 箒をハンマーに変化させてリースにドコーン!――知ってて言うなー!!(笑) ※解説6 「レガシーの自由性」
リース:はっ! オレは余裕です。なんせ魔族アビリティ≪武器耐性≫を持っているので、レガシー以外の武器攻撃はオレに通じません!――そんなものじゃ――って箒はレガシーか!? ブベシッ!と近くに出てた屋台まで吹っ飛びました! ドンガラガッシャン!(一同爆笑)ロザがいきなり「箒をハンマーに変えて――」などと言っているが、これはロザが「自分のレガシーは変幻自在であり、自分の好きな形に変化させられる」とキャラ作時に宣言しており、その演出である。レガシーは自由である。実際、巨大戦艦から幽霊などをレガシーにしても良いし、≪遺産召喚≫でレガシーを呼び出す前は異次元にあろうが、アクセサリーに変化していようが構わない。つまり実際のデータを持たない演出なら、レガシーは好きに演出できるという事だ。 シャフト:忙しい男だな。 ライール:私は少女の問いに答えよう。そうだ、私は"国潰し"の異名を持つライールだ。この国が記念すべき10個目の国になら無い事を祈る。 ロザ:洒落にならないわね。……けど、力を封印したって噂は本当だったようね? 手錠を見ましょう。 ライール:ジャラリと鎖を揺らして――ふん。 リース:まぁまぁケンカしないで(笑) シャフト:もう復活したのか(笑) リース:所詮演出ですから! シャフト:ところでリース、キミの探している獣人って? リース:え〜〜っと…ああ、兄さん探してるんだ(笑) ロザ:へぇ…それで名前は?――正直私はリースもライールも疑っています。だいたいリースって見た目魔族なのに獣人が兄ってバカじゃないの?(一同爆笑) リース:名前なんて今はどうでもいいじゃないか、なんせ国の一大事だし! ロザ:国の一大事? どうしてあなたが国の一大事だとわかるの? リース:え? そんな事オレ言ったっけ?(笑) あ、オレちょっと用事思い出しちゃって、シャフトすまない、ライールさんとここで待っててくれないか? シャフト:リース? リース:と言って不審者のようにそのままバックレます。退場を宣言! ヒャッホー!(笑) シャフト:ヒャッホーってなんだ! 怪しすぎだぞリース!(笑) ロザ:あ、ちょっと待ちなさい! って追っかけます! ライール:それはロザを止めよう――大丈夫、今は泳がせた方がいい。その代わり後で……。 リース:うわぁ〜もう仲間PCと合流できねぇ〜。でもライールさんを巻けたからいいや(笑) シャフト:それが狙いか。 ●Middle05:暴走盗賊 GM:ではシーンはリースをやりましょう。リース:と、いう訳で裏通りの寂れた酒場で、オレはヒャドさんとそのチームの連中に偶然にも出会って大盛り上がり中です!(笑) シャフト:早っ! ロザ:いいの? そんな適当な出会いで? リース:構わない! 省略最高―! シーン制って素晴らしい!(笑) そして身を呈して仲間を助けた伝説の男として――「あんたがあの!?」「生きていたんですねリースさん!」――そしてヒャドさんも「リース! まさかこんな所で生きてるお前と会うとはな! まったく世界はちっちぇーぜ!」(笑) ライール:やりたい放題だな。 リース:ライールさんには言われたくありません(笑) ライール:………………。 リース:ところで、ヒャドさんは今回どんな仕事で? GM:「まぁ積もる話もあるんだが……そうだな、ぶっちゃけて言うとこの国のレガシーであるツクヨミを奪おうと思ってる!」 リース:でも、すでにその事を察して国が動き出しているっぽいですよ。 GM:「ああ、だから今回はストレートに行かずに、絡め手で攻めようかと思っている」 リース:絡め手? GM:「ツクヨミのアクシーダーであるカグヤ姫を誘拐する!」 リース:絡め手じゃねーーー!(笑) GM:「協力してくれるなリース! お前がいてくれりゃこの仕事は成功したようなもんだ! いや、もう成功したな! 飲め、祝いの酒だ!」 シャフト:あ、頭悪ぃ(笑) ロザ:さすがヒャッホーのお頭(笑) リース:でもヒャドさん、姫を誘拐って言っても中々難しいですよ? GM:「そうなのかリース?」 リース:ええ、でも大丈夫です。オレに良い考えがあります。まぁ任せて下さいよ! GM:「おう、そうだな! いつものように頼むぜ! 昔っからお前に任せときゃ何も心配いらねーからな!」 ●Middle06:笑顔 ロザ:やっぱ怪しいよあのリースって男。ライール:だとしても関係無い。当事者か当事者でないかは後になればわかる。落とし前はその時つければいい。 シャフト:ともかく、今はリンが言っていたようにカグヤ姫を探そう。ライールも協力してくれるか? ライール:かまわない。それは私の目的とも合致する。 GM:ちなみにシーンプレイヤーはライールです。 ライール:では私は裏路地を探そう。 ロザ:いったんシーンから外れていましょう。手分けして探している感じで。 シャフト:わかった。俺もシーンには出ないでいる。 GM:ではライールがそうやって探しているなら、<知覚>の難易度10で判定してみて? ライール:<知覚>の技能無しで(コロコロ)……15。マイナス3で12だから成功した。 GM:路地裏の通りの一つ、キミの視界の端に子供達と話している16歳ぐらいの女の子が入る。 ライール:なぜか気になって見てみよう。子供は浮浪児? GM:浮浪児です。女の子の方は上流階級なのか良い服とか着てます。と、ライールの方へボールがテンテンテンっと転がってきます。それを追って子供の一人が「ボール、ボール」 ライール:拾って渡してあげるか。 GM:子供は「拾ってもらった〜」と女の子の方へ走っていき、女の子もライールに「ありがとう御座います」と笑顔で言います。 ライール:路地裏にはミスマッチだな……何をしているんだ? と少女に話し掛けよう。 GM:「子供達と遊んでいるんです。あなたは?」 ライール:私は……と言った所で子供に纏わりつかれます――「遊ぼー白い目のお姉ちゃん!」――と、私は困りながらもぶっきらぼうに子供と遊んであげるのです。 リース:はっ! ライールさんが「実は優しいところもあるのよ」的なシーンの演出を!(笑) ライール:私の狙いは違う! 一通り子供と遊んだら、ちょっと疲れた感じで壁にもたれるように座るのです。すると、女の子も私の隣に座って――「優しいんですね」(一同爆笑) ロザ:キャラが! キャラが!(笑) リース:ライールさん酷いですよ! これじゃあオレばっか悪人です!(笑) シャフト:しかも三下(一同爆笑) ライール:子供と遊ぶのは疲れるものだな。 GM:「でも、見てください子供達の笑顔を……こんな世界にあって、あの子達はあんなに素直に笑顔を作れるんです……素晴らしいと思いませんか?」 ライール:こんな世界にあって…か。そうかもしれないな。――と少しだけ子供達同士の遊びを見つめてから……だが、お前はまだ笑えていないようだな。 GM:「えっ?」 ライール:笑顔でなくても人は生きていける……だが、その生き方は辛いぞ。 GM:「私は……仕方が無いんです。生まれた時からやらなければならない事がありましたから……だから、自分の笑顔が無理ならせめてこの国にいる皆が笑顔でいられればいいな…って」 ライール:姫としての…いやツクヨミのアクシーダーである責務か。 GM:「私が姫であると、知っていたんですね」 ライール:お前の事を必死に探している者達から聞いた。 GM:「………………」 ライール:他人の笑顔の為に、自分の笑顔は我慢する……か。 GM:「我慢……そうですね。私は我慢しているのかもしれません。笑顔を見せたい人にも……でも、それをすれば私は私の役目が疎かになってしまう。だから、私は自分の笑顔は憧れだけでいいんです」 ライール:「そうか……だが、笑顔を見せたい者がいるのなら――」 シャフト:と、そこで登場しよう――ライール、こんな所で何を……あ! ――とカグヤ姫に気が付こう。 GM:「あ……シャフト様……!?」となぜか赤くなるカグヤ。 ライール:なるほど。 GM:「ねぇ、お兄ーさんだーれ? カグヤ姉ちゃんのお友達?」と子供が。 シャフト:え、あ、ああ、そうだよ。 ライール:この子達は皆孤児だそうだ。親も身寄りもない……だが、時々カグヤが来てくれるそうだ。 GM:「カグヤ姉ちゃん大好きだよ! だって優しいし遊んでくれるもん!」 シャフト:「ああ、そうだね。俺もそう思うよ」 GM:喜ぶ子供達、そしてなぜかうつむいて赤くなる姫。 リース:(子供)「カグヤお姉ちゃん顔まっかだよー?」(笑) GM:「え!? こ、これは別に…」(笑) シャフト:と、カグヤ姫の慌てように俺も焦る! リース:(子供)「お兄ーちゃんも赤いよ? 2人ともお熱?」 シャフト:ば、ち、違うぞ! とか言いながら――カグヤ姫、そろそろ戻りましょう。と手を(笑) GM:じゃあ姫様がさらに赤くなってシャフトの手を取ろうとして所で、急に手を引っ込めて――ゴホッゴフッ!と咳き込み、その口元に当てた手の隙間から血が零れる。 シャフト:!? カグヤ姫を支えます! ライール:これは……。 ロザ:そこで私の出番ね――それがツクヨミのアクシーダーである証。この国の王族が受け継ぐ呪いよ。 シャフト:ロザ! なんとかならないのか!? ロザ:仕方の無い事なの……。 GM:「シャフト様……心配しないで下さい。いつものことです……私は大丈夫ですから……」 シャフト:だけど、いつまでもそれじゃあキミの体が! GM:「でも、私が無理をしなくては……ツクヨミがあるから、この国は守られているんです。ツクヨミがあるから安心して皆笑顔を作れるんです……」 シャフト:カグヤ姫。 GM:「それに……シャフト様とも……」と気丈にも笑顔を向けます。 シャフト:感謝しているよ。あの時、カグヤ姫がツクヨミで助けてくれなかったら、俺は今ごろ龍の腹の中だった……ありがとう。 GM:カグヤはシャフトにもたれ掛ったまま微笑みます。そのまま耐え切れなくなったのか気絶します。 ライール:今は城へ戻らないか? シャフト:あ、ああ。 ロザ:シャフト、そのまま姫様を運んで! お城に行けばリンがいるから何とかなるわ! シャフト:わかった。 ●Middle07:恋人 リースは情報収集の為に街を散策していた。なんだかんだでヒャドの言う作戦の参謀を務めるらしい。
シャフト:完全に裏切りものめ!ロザ:ま、ヒャッホーなんて最初から数に入れてないわ。 ライール:的が増えるのはいい事だ。 リース:ライールさん、"敵"が"的"になってます(笑) GM:ではリースは街の大通りを歩いていると、城仕えの服を来た女性が一人、強力な威圧感を放っているのを見つける。 リース:くっ! なんだこのライールさん並のプレッシャーは!?(笑) GM:見れば女性は誰かと待ち合わせしているらしい。相手の男性はまだ来てないようだね。 リース:男が遅刻で怒ってるのか。関係無いな、通りに出てる屋台で話を聞こう。 GM:と、キミの横を凄い勢いで男が吹っ飛んでいき、そのまま屋台に突っ込む! リース:はぁ!? 飛んできた…いや、さっきの女を見るぞ! GM:正拳を放った型で止まってる。体全体から気が立ち昇っているようだ。アクシーダーだと解ってもいいぞ。 リース:アクシーダー! 今の吹っ飛んだ男は大丈夫か? GM:慣れているのか痛みの感じないのか、男はフラフラ立ちあがると、その女性の所まで行ってポケットからプレゼントのような包みを渡している。すると女性の機嫌が直る。 リース:男スゲーな(笑) 何が凄いってあんな彼女で良く付き合っていられる(笑) GM:と、ここで難易度20の<知覚>判定をして下さい。 リース:20!? 高いですよ! (コロコロ)……19+5で、マイナス3だから21で成功した! GM:ではその男のイヤリングがキミはやけに気になりました。 リース:??? なんだったんだ? ●Middle08:暗殺 カグヤ姫が突然吐血したその日、なぜかなかなか捕まらなかったリンを捕まえ、やっとカグヤ姫の体調も安定する。その日はライールも城へ泊まる事となり、姫を狙っている犯罪者の捜索は次の日へ持ち越される。そして翌日の朝、事件は起った。
GM:では次の日の朝です。まだ太陽が昇ったぐらいの時間です。まだ皆寝てますか?シャフト:そうだな、まだ寝ててもいいかな? ロザ:朝の散歩してる。誰もいない朝の空気は新鮮な感じがして好きなの。 ライール:私はリンと組み手中だ。――こいつ…できる!?(笑) GM:「あなたも…なかなかやるわね」 ライール:初めてみた時から、気にはなっていたんだ……だが、これが防げるかな。と鎖がジャラリとゆれて瞬間姿が消える! GM:「ならば、こっちも本気を出そう……チェストーーーーー!!!」 リース:なんだか楽しそうだなぁ(笑) ロザ:リンとやりあうライールが凄いのか、ライールと互角のリンが凄いのか……微妙な所ね(笑) GM:ではロザのシーンにしましょう。キミが朝の散歩を終えて城に戻ってくると、ちょうど王様の部屋のある廊下を通った時に違和感を……いや、違和感と言うより殺気を感じる。 ロザ:殺気!? 王様の部屋なら見張りが2人ぐらい付いてるよね?――2人とも部屋でなにか異常は? GM:「はっ、別にありません」 ロザ:気になる事があるの、すぐに王様の部屋を明けて! GM:「わかりました。オキナ王…」トントンとノックをして―― ロザ:それじゃあ遅すぎる! バァンとさっさとドアを開けます! GM:すると窓から身をひるがえして逃げて行く白狼の獣人を見ます。ここは3階だというのに、その獣人はチラリとロザを見て、すぐにいなくなる。 ロザ:今のは……いや、それよりオキナ王は? GM:殺されています。 一同:………………は? GM:爪のような武器で引き裂かれて死亡しています。傍目から見ても確実に命を失っているとわかります。 ロザ:オキナ王! すぐに医者を! なんだったらリンだって良い! 早く呼んできて! GM:「は、はい! わかりました!」 ロザ:衛兵にそんな事言って置きながら私は諦めています。もう…助からない。 その後、医者やリンがやってくるか、診断結果は変わらなかった。すでにオキナ王の命は尽きており…二度と目を覚ます事は無いであろう…と。
シャフト:登場します。いったい何があったんだ?ロザ:白狼の獣人が部屋から逃げて行くのを見たの……城の兵士達が探し回っているけど、もうお城にはいないと思う。この高さからジャンプで逃げるなんて…とても普通の人間にできる事じゃないし……。 ライール:リンが出てるなら私も出よう。――レガシーアクシーダー……と言うより、姫を狙っていた獣人の仕業だと考えるべきだな。 ロザ:でもどうして? 姫ではなく国王が……。 GM:と、言った所でカグヤ姫がこの部屋に到着します――「そんな…お父様?」 ロザ:姫様はまだ部屋に入ってはなりません。 ライール:視界を遮るようにずれよう。 GM:「どうして……なぜお父様が……」――と、そこまで言ってカグヤ姫は部屋を飛び出して行きます。リンが「姫様!」と立ち上がります。 ライール:待て。 GM:「だが姫様が!」 ロザ:リン、たぶんあなたじゃ駄目だと思う……ここは任せてみましょう。 シャフト:期待されている(笑) じゃあすでにカグヤ姫の後を追って部屋に俺の姿はありません。 GM:ではリンもがっくりしながら――「ああ、わかった……確かに姫様に私がかける言葉は無い……か」 そこは城の中央に配置された特別な部屋だった。普段、扉は厳重なセキュリティで守られ、また部屋に入る事のできる資格を持つ者も、この国ではたった一人のアクシーダーだけだった。
GM:カグヤ姫を追っていくと、シャフトは城の真ん中に位置するツクヨミの遠隔操作室に行き着きます。今はその部屋の扉が空きっぱなしになってる。シャフト:入ろう。この部屋はカグヤ姫しか入れないの? GM:そう。歴代のアクシーダーのみが入る事を許可されている神聖な場所だ。 シャフト:入ろう。きっと1人でここにいる。 GM:部屋の中はかなりの広さがある。部屋の壁際には見た事も無い機器類が並んでいるけど、それ以外は"竹林"だ。 シャフト:竹林? GM:部屋の中だと言うのに、サラサラサラ…と風が吹いて竹の葉を揺らしている。 シャフト:ここはいったい……とか呟きながら歩いていこう。 GM:そうすると部屋の中心、竹林の中心にキミに背を向けるようにしてカグヤが立ってます。 シャフト:カグヤ姫……ここにいたのですね。 GM:「シャフト様……ですか。申し訳ありません、姫ともあろうものが取り乱してしまい……」 シャフト:無理も無い事です。と近づいていきます。 GM:「もし、心配して来てくださったのなら大丈夫です。今の時代です、このような日がくるかもしれないと、覚悟だけは先にしていましたから」――とキミの方を振り返って笑顔を見せます。 シャフト:カグヤ姫……とそのまま抱き締めましょう――今は泣いてもいいんだ…無理しないで良い。 GM:「シャフト様……」 シャフト:家族を…父上を亡くしたんだ。例え覚悟していたって悲しくないわけがない。ここには俺しかいないんだ、今は……姫である必要はないんだ。 ロザ:なんかもうラブ路線一直線だね。 ライール:恥ずかしい。 シャフト:そういう事言わない! こっちも恥ずかしいんだから(笑) GM:そんなシャフトの言葉に、カグヤはそのままシャフトを抱き締めるように泣き出します。 シャフト:何も言わず抱き締め続けます。カグヤ姫が泣き止むまで、落ち着くまでずっと。 ●Middle09:計画 GM:一方その頃……リースですが。リース:作戦考えつきました。 GM:ほう。 リース:まず街の路地裏にいる浮浪児を1人誘拐します。 一同:何!? リース:どうやら姫はお忍びでこのような子供と遊んでいたという話を聞きました。浮浪児を1人誘拐するぐらい簡単ですよね? GM:まぁ別に誰かに守られているわけじゃないしな。 リース:では誘拐完了! ヒャドさん、これでまずは姫を誘き出しましょう。人質交換となりゃ向こうもこっちの言う事聞くしかありませんよ。 GM:「なるほどそいつぁ良い案だ! しかもすでに誘拐済みか! さすがリースは仕事が早ぇ!」 シャフト:完全に三下悪役だなリース(笑) リース:ヒャッホーでナイスな作戦でしょう!(笑) ライール:確実に失敗する作戦だな。 リース:では、次に誰かお城までこの封筒を届けてくれ。これで完璧!(笑) GM:「へい! ではあっしが!」と下っ端の1人が手紙を持って城へと走っていきます。 リース:これで姫は人質交換に応じる他選択肢が無いって寸法です。 GM:「よーしよしよし! これでツクヨミも俺のモノだ!」 リース:ところでヒャドさん、姫って言うアクシーダーを手に入れても、どうやってツクヨミを制御するんです? GM:「ふっふん、実はガルーダ(飛行機のレプリカ)を用意してあるんだよ。だからアクシーダーさえ手に入りゃ、そのままツクヨミまでひとっ飛びよ!」 ………………………………………………………………………………………………
GM:では一方、城にいるロザとライールですが、兵士の1人に呼ばれて一枚の封筒を受け取ります。ロザ:ここにいるのは誰と誰? GM:ロザとライール、それにリンですね。3人で廊下を歩いている途中の事です。 ロザ:じゃあ読んでしまう。何て書いてありますか? リース:『浮浪児トッポは預かった、返して欲しくばカグヤ姫1人で街外の南までやってこい。リースより』 ロザ:名前書いてるし(笑) リース:いえ、これはオレの名前出した方が信憑性があると思って入れたんです。 ライール:ま、確かにこれでは放って置くわけにはいかないな。 GM:リンが横から――「今の姫様に、これを見せるのは反対するわ」 ロザ:私も同意見。身代わりを立てたほうが良さそうね。 シャフト:俺もいい加減登場しましょう。 ライール:カグヤはどうだった? シャフト:今は落ち着いているよ。 ロザ:シャフトの方を見ながら……やっぱ身代わりは必要ね(笑) ライール:ああ。 シャフト:登場のタイミングを間違った気がする(笑) ●Middle10:交換 GM:では街外です。そこには数十台のバイクがたむろってます。リースのシーンです。で、バイクの1人が――「来たみたいですぜ!」リース:お前等は1歩下がっていろ、ここはオレとヒャドさんがやる。 GM:「ヒャッホー!」と手下達は下がります。 シャフト:悲しいかな…ロザ達にされた女装のままで登場します(泣) ロザ:ちなみに難易度13のメイクだからね(笑) GM:ロザとライールは? ロザ:今は隠れている。登場したくなったら出るよ。 ライール:同じく。 GM:ではリースはシャフトの女装が見破られるか<知覚>で判定してみて。難易度はさっきロザが言ったように13ね。 シャフト:バレるのは恥ずかしいなぁ…でもバレ無いのもなんか嫌だ(笑) GM:ちなみにヒャドは(コロコロ)……「リース! 噂通り良い女じゃねーか!」(笑) ロザ:バカがいる(笑) リース:くっ…ヒャドさんがバカにされてる! ここはオレが進言して(コロコロ)……「本当、良い女ですねヒャドさん! ヒャッホー!!」(一同爆笑) シャフト:お前も失敗か! ロザ:バカが…バカがもう1人いた(笑) お約束な2人である(笑)
GM:「よく来たな姫さんよ。このガキを返して欲しければ、大人しくするんだな……おいお前達、まずは姫さんを縄でぐるぐる巻きにしろ!」シャフト:喋るとバレるかもしれないので、なすがままでいます。 GM:「よし、ではこの姫さんを連れて行くぞ!」――とシャフトは適当なバイクのサイドカーに投げ込まれます。 リース:「お前達、人質に使ったガキはその辺に捨てておけ! 行くぞ! ヒャッホー!」(笑) GM:手下達も「ヒャッホ! ヒャッホー!!」とバイクを吹かし出します(笑) ロザ:ここで登場します、演出になるけど空から魔法で攻撃します。バイクの集団のど真ん中に落とす。 GM:「な、なんだ!? 空からなにか降って来たぞ!!」 ロザ:箒に立って――姫様を誘拐しようだなんて…ちょっと見過ごせないわね。 GM:ヒャドが言いましょう――「箒に乗って空に……レガシーアクシーダーか! お前等は下がっていろ! ここは俺とリースでやる!」 リース:そうですねヒャドさん。 ロザ:悪いけど、この国の王様を暗殺しておいてタダで済むとは思っていないでしょうね? GM:「はぁ? 王を殺すだぁ? 何を言っているんだガキ!」 リース:そうだそうだ! それともヒャドさんが殺したっている証拠でもあるのか! ロザ:国王の部屋から逃げ出す白狼の獣人…あなたを私は見た。十分でしょ。 GM:「はっ! 白狼の獣人だなんて、俺以外にもいるだろうが! それだけで決めつけんじゃねー!」 リース:そうだ! その程度でオレ達を悪人扱いするんじゃねー! 誘拐犯はどこからどうみても悪人である。
GM:「だいたいなぁ! 俺達が国王暗殺なんて大それた事すると思ってるのか!」ロザ:ツクヨミを奪おうとするのも十分大それてると思うけど? リース:物は奪っても人の命は奪わねぇ! それがオレ達の仁義だ! 勝手に決め付けるな! GM:そうなんだ(笑) リース:ヒャドさん、今はオレに口裏を合わせて下さい(笑) シャフト:嘘なのかよ!(一同爆笑) ロザ:やっぱ信じられない。 ライール:でも、確かにこいつらには国王を殺すなんて度胸はなさそうだ。と言いながら登場します。 リース:ゲッ! ライールさん! GM:「え? まさか血河の私生児か!?」「そんなバカな! あいつはブレイク国って国で死んだって!」「国潰しがこの国を潰しに来てたなんて!?」――しかし、そんな手下達にヒャドが――「うろたえんじゃねー! こっちには伝説の男リースが付いているんだ! 弱気になんじゃねー!」 リース:実は自分で攻撃するアビリティは一個も持ってなかったりする(笑) GM:「おいライールに空の女、お前ら一つ忘れちゃいないか? こっちにはカグヤ姫っていう人質がいるんだぜ!」 ロザ:無視して地上に降ります。 ライール:スタスタ近づきます。 GM:「お、おい! こいつがどうなっても構わないのか!!」 ロザ&ライール:(一瞬2人は視線を合わせて)『…構わない』(わざわざハモらせて)(笑) リース:ヒャドさん、あいつらイカれてますぜ!(笑) GM:「あ、ああ、まったくだ! ちっ! 仕方ねぇ、姫さんを連れてこのままズラかるぞ!」 シャフト:ズラかるのかよ!(笑) リース:むろんっ! ヒャッホーを舐めるなよ! 格上を相手に闘うのは最後の手段なんだよ! シャフト:そうはいかない。カグヤ姫を狙っていたお前等を、俺は許さない!――すると全身が青く光り、ひと際両手の甲が輝く! ≪遺産召喚≫! 光と共に化粧と上に羽織っていたカグヤ姫の服が飛び、そこにはクロスリーパー(レーザートンファー)を持った俺が立っている! リース:な!? GM:「リース! どうする!? 姫が男だったなんて!」(笑) シャフト:違う! 俺が女装していたんだ! リース:シャフト……お前には何かあると思っていたよ(笑) シャフト:これは仕方なかったからだ!(笑) それにしても、ロザの言うとおりあんたは敵だったんだなリース。 リース:はじめから仲間だと言った覚えは無いな。……仕方無いです。やるしかありませんよヒャドさん。 GM:「ああ、そうだな。よし、部下ども! お前等は先に逃げてろ!」――ヒャッホーと叫びながら逃げて行く部下達。 ロザ:ま、ザコは追わないでいいわね。 GM:「リース、今回は俺が残る。お前も逃げろ」 リース:ヒャドさん、向こうはアクシーダー3人。それに1人はあの血河が私生児ライールです。オレも残りますよ! GM:「けっ! 泣かせるじゃねーか! じゃあ行くぞ!」 リース:ちょっとだけ待って下さい。一つ……一つだけ先に。お前等は本当に国王殺しの犯人を探さなくていいのか? 姫を1人残してきていいのか? シャフト:カグヤ姫にはリンがついている! ロザ:それに、国王殺しの犯人ならここにいる……どうして国王を殺す必要があったの? リース:だからそれはヒャドさんはやってないって何度も―― GM:『あんな老いぼれ、この世界には必要無い』(←やけに落ち着いた口調で) リース:ヒャド…さん? ●Middle11:支配 GM:『必要の無い、無駄なものだから殺した……それだけだ』ロザ:え? 誰? GM:口調は違えど、その言葉はあきらかにヒャドの口からだ。 リース:ヒャドさん? シャフト:ヒャドに変化ある? GM:うむ。氷爪のレガシーを持つ白狼の獣人の胸に、十字架のアクセサリーがズブズブと浮き上がってくる! ライール:十字のアクセサリー……。 GM:『リース、お前は私に従っていればいい』 リース:ゔ……。 シャフト:こいつ……雰囲気が変わったな――トンファーを構えなおしましょう。 GM:『全てはハレルヤプログラムのまま……全ては新たな世界のために……』 ライール:ハレルヤプログラム……そうか、そういう事だったか。動揺で鎖が揺れて音が鳴ります。 シャフト:はれるや? ロザ:なるほど……ね(笑) シャフト:あ、ロザまで知ったかプレイに! リース:大丈夫だシャフト! オレも知らない! オレ達、同類だな!(笑) シャフト:うわぁ〜〜嫌だな。即コンビ解消してー(笑) リース:お前…ヒャドさんじゃないな!! GM:『いかにも、我はハレルヤプログラムを実行するターミナルに過ぎない。我が名はルビムント! 新たな世界に、お前達のような無駄な生命は必要ない!』――ここから戦闘に入ります。 シャフト:ところで誘拐されていた街の子供は? GM:その子なら街の方へ健気に逃げていったよ。 シャフト:なら遠慮はいらない! GM:でもイニシアチブはこっちの方が早いので速攻で攻撃……ギフト≪デストロイサーキット≫!(コロコロ)……全員に12点の魔法<氷>ダメージ! ヒャドが氷の爪を振るうと吹雪が吹き荒れる! さらに自分の行動! マイナーで≪全体魔法≫! メジャーで≪銀雪の蝶≫! リース:それは≪ギルティフォース≫でGMのダイス目をファンブルへ!――ヒャドさん止めてくれ! とオレの叫びが一時的にヒャドのさんの意識を戻す! GM:「ク……オレは……止めろ! これは俺の体だ! コレは……ココ……」――そして口調が変り……『ふん、無駄な存在は一秒でもこの世界に存在してはならない』 リース:よくもヒャドさんを! そして俺は行動を遅らせます(笑) ロザ:遠慮しない≪黒撃≫・…黒い魔法球がグバっと生まれて飛んでいく(コロコロ)……24! GM:(コロコロ)……ギフト≪トランスデュエル≫! クリティカルで回避だ!――「ふん、無駄なことを」 ロザ:あれを避けるなんて…完全に乗っ取られたようね。 リース:ヒャドさん……。 ライール:(コロコロ)……私は14で殴りかかる。低いな。 GM:(コロコロ)……はい、回避しました。 シャフト:次は俺だ! ≪ツインウェポン≫2回命中判定で高い方(コロコロ)……命中は18!と21! GM:高い方だから21だね?(コロコロ)……それは命中します。 リース:そこで≪シンクロナイズ≫! 援護射撃でヒャドさんの足を釘つけに! シャフトのダメージに+4D! シャフト:じゃあ(コロコロ)……ダメージ39点! GM:「ほう……やはりお前達のような者は削除しておく必要がありそうだな」――ターンの頭でヒャドの行動、さっきと同じ≪全体魔法≫と≪銀雪の蝶≫で(コロコロ)……命中29! 一同:『それは当たる』 GM:さらにそのダメージに≪ドラゴニックフレア≫! 吹雪がさらに勢いを増す! ロザ:それはさせない! ≪ヴォイドアッシュ≫で打ち消す! GM:じゃあ通常ダメージのみ(コロコロ)……31点の<氷>ダメージ! シャフト:生きてる…けど。次食らったらまずい! リース:残りHPがやばすぎる! これがヒャドさんなのか!? 行動遅らせます。 ライール:この程度、まだまだだな。 ロザ:もう一度≪黒撃≫(コロコロ)……25! GM:……26で避けた! ――『この肉体の限界まで引き出した力……お前達など敵ではない』 ライール:気を貯めている感じで私は行動を遅らせる。 シャフト:≪バッシュ≫使って(コロコロ)……13! 低い! GM:避けた。 シャフト:別に構わない! 今のはライールの攻撃を当てるためのフェイントだ!(笑) GM:じゃあシャフトのトンファーに目が行っている間に、死角からライールの拳が唸る! ライール:行くぞ…マイナーで≪気功≫メジャーで≪闘気≫!(コロコロ)……命中は18! GM:(コロコロ)……くっ、当たった。 リース:さらに≪シンクロナイズ≫で+4D! ライール:はぁあああああ! 57点ダメージ<殴>!! シャフト:でかっ! リース:さすがライールさん(笑) GM:『なるほど、ウィルバーの送り込んだ駒か……やってくれる』――10点以上オーヴァーキルです――『だが、お前にはここで消えてもらおう』≪ソウルアべンジャー≫で同じダメージをライールへ! ライール:ふん! と一言≪ソリッドフェンサー≫でダメージを0にする。 GM:『くっ……』バタンと倒れます。 リース:ヒャドさん! GM:『ふっ……我らがプログラムはこの程度では狂わない。ワイヤはまだ残っている』と最後に言ってヒャドは死亡します。そして胸の十字袈も消滅する。 リース:そんな……。 ロザ:………………。 ライール:今まで随分と悪さをしてきたのだろう? そういう者の末路は変わらん。私はそう言った者を何人も見てきた。 リース:ヒャドさん。 シャフト:リースの側に近づいてヒャドの横に膝を付き手を置きます。その手が光り≪リヴァイブスノウ≫を使います。 ロザ&ライール:『はっ?』 シャフト:これでヒャドは生き返る。 リース:お前…? ロザ:そのギフトはこのパーティで唯一の復活系なのよ!? シナリオ的にはラストまで取っておかないと! ライール:たぶん、カグヤに……。 シャフト:例えそうだろうと、目の前のヒャドを俺のPCは救うはずだ。 GM:じゃあヒャドはドクンドクンと息を吹き返します。まだ瀕死だけどね。 リース:急いで手下達に連絡してヒャドさんを介抱するように言います! GM:では手下達が帰って来て驚きつつ、ヒャドを連れて行く。 リース:オレもついていきたいけど、ここはここに残ります。 ロザ:でもヒャド……いや、ルビムントの言っていたワイヤ……いったい誰が? ライール:ああ、まだこの国にはいるというわけだ。 シャフト:ところでワイヤってなんだ? それにハレルヤとかルビムントとか…いったい何の話をしているんだ? ※解説7 「ハレルヤプログラム」
シャフト:つまり、ハレルヤプログラムってのは敵なんだな。ハレルヤプログラムとは簡単に言うと「悪の秘密結社」である。その目的は秘密でありその行動は基本的に陰謀・策謀である。その組織構造は大きく3つに分かれ、何も知らずに協力しているターミナル(端末)と、実際に工作するワイヤ(結線)、そしてワイヤを束ねる中枢である。中枢は現在4人確認され、ウィルバー・F(スカー男爵)とルビムントはその中の2人である。その存在自体が秘密とされるハレルヤプログラムだが、ワイヤが時々言う台詞に「新しき世界の誕生の為に」という言葉がある。 ロザ:簡単に言うとね(笑) ライール:そしてヒャドの言葉から、ヒャド以外にもワイヤがいるという事だ。 シャフト:操られている奴が他にもいるのか。 ライール:ルビムントは十字架のレガシーをワイヤに仕込み、そのワイヤ自身を自分が乗っ取る事で行動を起すと聞いた。 ロザ:でも、そのワイヤが誰であるかを特定する術はないわ。 リース:城に仕えている女だ――と、ヒャドさんを手下に渡し終わったオレが、シャフト達の方へ戻ってきながら言います――ヒャドさんの胸にあった十字袈、それと同じアクセサリーをしてる男を見た。その男は城仕えの女と一緒に……と街で見た事を説明する。 ロザ:リンだよね? GM:そう推測して構いません。 シャフト:じゃあカグヤ姫が危ない!? ロザ:いてもたってもいられません! 姫様も心配だけどリンも友人です! 箒に乗って一目散に城へ飛んでいきます! ライール:追うぞシャフト。 リース:シャフト、オレも協力するぜ! ヒャドさんを助けてくれたお礼だ! シャフト:リース…ありがとう。 リース:よせや、照れるだろうが(笑) ライール:行くぞ、ロザだけ先行させるわけにはいかない。 シャフト:ああ、急ごう!! ●Middle12:突入 GM:ではロザのシーンです。すで城へ到着しました。ロザ:箒をアクセサリーに戻して急いで駆け出します! GM:すると城の廊下、ホール、部屋といろいろなところで兵士やメイドが気絶してる。 ロザ:気絶!? 壁とかに損傷は? 敵は!? GM:城は静まり返っています。殺気なんかの敵の気配は感じないね。壁とかには所々破壊された跡も見れる。 ロザ:その辺の人を起しましょう……ちょっと、何があったの? GM:「う…うう……いきなり…後頭部に衝撃が走って、目の前が急に暗くなって……」 ロザ:その時、何か聞こえなかった? GM:「確か…チェストとかなんとか……でも、まさかリンさんが姫様と関係無くそんな事をやるなんて……」 ロザ:その問いには答えません――それで、その声…リンの声はどっちへ行ったかわかる? GM:「城の中心に向って行ったような……あくまで声だけだけど……」 ロザ:中心……あそこにあるのはツクヨミの遠隔操作室! 急いでそっち行きます! そこは部屋一面が竹林となっている不思議な空間だった。しかし、今の竹林には心地良く笹の葉をゆらす風は無く、ただ無機質に壁際で動いている機械類の音が微かに聞こえるのみだった。
ロザ:竹林が死んでいるよう……。壁際で機械を少し操作してみる。GM:動かないよ。機能を停止してるね。 ロザ:壊された? それとも…姫様がここに居ないから停止しているだけ? シャフト:そろそろ登場してもいいですか? GM:別にいいでしょう。ロザは城で聞いたり調べたりしてたから、タイムラグは埋まってていいだろうしね。 リース:じゃあ3人揃って登場しましょうか。 シャフト:ロザ! カグヤ姫は! それにこの状況はいったい……。 ライール:やはり、リンなのか? ロザ:たぶん…。リンの声を聞いてる兵士もいるし、これだけの人間を一撃で気絶させられるのはリンぐらいしかこの国にはいない。 リース:それで、そのリンって奴と姫さんはどこに行ったんだ? ロザ:これも推測でしかないけど……と竹林を見回して――ここから、ツクヨミ内部へ転送したんだと思う。 ライール:転送装置も兼ねているのか? GM:まぁロザは姫の護衛でしたし、知っていてもいいでしょう。この中央操作室からは緊急時にマニュアルでツクヨミを動かすために、ツクヨミ内部へ転移するテレポート装置がついています。もっとも、それを起動できるのはこの部屋に入れる王族だけだけどね。 ロザ:問題は、この部屋自体がすでに動いていない事。 シャフト:再び動かす事はできないのか? ロザは技匠(←クラスである)なんだからなんとかならないのか? GM:強引に再起動させるのなら<整備>で難易度30。もしくはケレブレムからツクヨミにハッキングかけて強制的にこの遠隔操作室を再起動させる事も可能、この場合も<管制>で難易度30ね。 ※解説8 「ケレブレム」
リース:30は無理だろう(笑)ケレブレムとは世界中に広がった目に見えないレガシーである。電霊使というクラスはこのケレブレムにアクセスして情報の受取が可能である。このケレブレムであるが、実際には人間にも影響があり、天才的なレガシーアクシーダー(電霊使)が存在した場合、人間達はその者の意のままに動く事になるだろう。もっとも、現在の電霊使達はケレブレムを電話程度にしか使えていない者が殆どである。 ロザ:さすがにクリティカルでもしないと無理! 鉄騎手(鉄騎と呼ばれる乗り物型レガシーに搭乗するアクシーダー)がいれば、そのギアスの≪ディメンジョンウィング≫で転移できたんだけどなぁ。 ライール:仕方が無いな。強制的にこの部屋を動かす。と私は腕をまくってそこから端末コードを引き出す。 ロザ:あなた…機械族だったの? ライール:言ってなかったな。もっとも、言う必要も無いがな。コードを制御室の壁の適当な場所に刺してから――一時的にこの部屋を起動する。その瞬間に転移装置だけでも使用可能にしてくれ。私は≪エンジェルギア≫を使って―― リース:ちょっと待って下さい! GM! 確かヒャドさんが飛行機持ってるって言ってましたよね? GM:ガルーダの事かな? リース:それです! 姫を誘拐してツクヨミに向かうために、それを用意してあったはずです! それを使えば貴重なギフトを使う必要はありません! ロザ:それも一理あるかも……。 ライール:コードを腕に戻してツカツカとリースに近寄り、手錠の鎖で締め上げます。 リース:な、なんでライールさん!? 気がつくの遅かったッスか?(笑) ライール:解放しよう。 リース:ゲホッゴホツとむせます。急いでヒャドさんに電話です。ケレブレム使って手下の1人と連絡、急いで城までガルーダを持ってきてくれるように交渉します。 GM:それは交渉しないでも持ってきてくれる。ヒャドの命の恩人やリースの頼みだしね。しばらくして一騎の飛行機(ガルーダ)が城の屋上に到着する。元気になったヒャドが降りて来て――「さぁ、思う存分使ってくれ!」 シャフト:ああ、遠慮無く使わせてもらう! GM:「すまねえなリース、本当なら俺も一緒に行きてーんだが……」 リース:無理はしなくていいですよ。この先はオレ達4人だけで十分です。ヒャドさんはここでオレ等の帰りを待っていて下さい。 GM:「ああ、わかった」――ではヒャドや手下達が見送る中、キミ達はガルーダに乗ってツクヨミに向かって上昇して行きます! ロザ:ツクヨミに打ち落とされない? GM:飛行機が小さいからか波動砲は起動しません。 ロザ:よかった(笑) GM:ただ、ツクヨミが近づいてくると、その表面から小さな砲塔が迫だしてきて、キミ達を迎撃します。こっちは3回攻撃しますので、3回ともかわせればツクヨミの懐に入り込めます。回避判定はガルーダを操縦している人が<操縦>で判定して下さい。 リース:操縦!? シャフト:リース、信じてるからな。 リース:ああ、任せておけって! 行くゼ! しっかりつかまっておきな! ヒャッホーー!!!(笑) ◆Climax Phase―――――― ●Climax01:マスターシーン そこはツクヨミ内部において最重要とされる動力炉前である。
その空間は地面が見えぬ程奈落が広がっており、天井が見えぬ程吹き抜けになっていた。その巨大な空間の中心に一本の柱があった。それがツクヨミを動かしている中心部…動力炉である。 この空間へ出る通路と、その柱を繋げる橋のような通路が剥き出しである以外、殆ど何も無い空間である。 今その柱にはカグヤ姫が縫い付けられていた。ぐったりとして動かない少女にはナイフが突き立てられ、そこから流れ出した赤い液体が、毛線状に柱へと吸収されていく。 その光景をナイフを刺した張本人が橋の上で何の感情も浮べぬ表情で見つめていた。 やがてツクヨミ自身が僅かに振動を始める。 「これで制御の利かなくなったツクヨミは暴走する……全ては、新たな世界の誕生の為に……」 ●Climax02:対決 ツクヨミの弾幕を抜けてリースの操縦のもと外壁に突っ込むガルーダ、内部へ穴が開くとそこからシャフト達はツクヨミの中へ入っていった。
リース:それで、どこに向かえばいいんだ?ロザ:さすがにわからないわ、しらみつぶしに行くしかないんじゃない。 シャフト:じゃあ俺が先頭を行く! ライール:わかるのかシャフト? シャフト:わからない。でも感じるんだ……俺のレガシーがなんとなく伝えてくれる。俺も同じ気持ちだ…もう二度と、後悔したくない!! リース:ああ、レガシーのギアスか(笑) ロザ:カッコいいじゃない。 ライール:付いて行こう。なぜかその方向で間違っている気がしない。 GM:ではそのまま正解のルートを通った事にしましょう(笑) そこは柱のような巨大な動力部のある部屋だった。その柱にカグヤ姫が縛られており、そこまで行くには一本の橋をわたる必要がある。 ロザ:橋? 橋以外は? GM:下は見えない奈落だし、天井もとてつもなく高い感じで見えない。そしてカグヤ姫だけどナイフを刺されて血を流して気絶してる。もしかしたら死んでるかもね。 シャフト:カグヤ姫!! GM:『遅かったな』と橋の上で仁王立ちにリンがいる。その胸には十字架のアクセサリーがある。 ロザ:やっぱりルビムントなのね。 シャフト:カグヤ姫を返してもらう! GM:『それは出来ない相談だ。新たな世界に必要の無い生命達よ、遠慮はしない…ここで大人しく消滅せよ』――スターンッ! とリンが軽快なファイティングポーズを取る! ライール:やるしかないぞ。 ロザ:………………。 GM:『このツクヨミのオート砲撃など副次的な機能に過ぎない。この兵器の本当の力をアクシーダーの命と共に解放してやろう』 シャフト:カグヤ姫は返してもらう、お前の好きにはさせない! ●Battle!! Round1 シャフト:リンに向かって走り出します! イニシアは一番最後だけどね(笑)GM:一番早いのはリンだね。でもリンは何もしないで行動を終了します。攻撃手段が至近しかない(笑) リース:次に早いのはオレか……援護するぜシャフト! と言って行動を遅らせます。 ロザ:じゃあ私ね。箒に乗って飛行移動、奈落の上を浮遊しながら魔法攻撃(コロコロ)……19! リン、目を覚ましなさい! GM:(コロコロ)……20で回避。リンの足が一瞬消えると"パンッ!"と音が響いてロザの魔法が消滅する。 ロザ:私の魔法を蹴圧だけで打ち消された!?(笑) GM:『この肉体の持つレガシーは伝えられし技そのモノ……魔法を打ち消すなど造作も無い』 ロザ:くっ……。ただの回避なのに演出と口調で圧倒的に負けた気がする(笑) ライール:さすがは私が強敵<とも>と認めた格闘家だ……スカー男爵の前哨戦には持ってこいだな。リンの近接にエンゲージして私は終了。リンが攻撃しないなら私もこのターンは攻撃しない。 リース:カッコつけてる場合ですかライールさん! ライール:うるさい。黙れ。 リース:あう(笑) シャフト:俺は勝負よりカグヤ姫の方が大事だ! 脇をすり抜けて柱まで行けますか? GM:狭い道でリンは仁王立ちになっているので封鎖状態だと考え、脇を抜けるのにも判定が必要になります。 シャフト:なら先にリンを倒す! マイナーで移動、メジャーで≪ツインウェポン≫! 2回命中振って高い方(コロコロ)……22で命中! リース:援護射撃で≪シンクロナイズ≫! ダメージダイスに+4D! GM:(コロコロ)……うっ、回避失敗。 シャフト:(コロコロ)……ダメージは34点! 邪魔だ! どけーーー!!! ●Battle!! Round2 GM:リンはシャフトのトンファーによって流れた血を拭うと――『ほう、だが!』≪ストームキャプチャー≫で先制攻撃のクリティカル! 目標はシャフト!シャフト:無理です。当たります。 GM:さらに≪バスタードブレイブ≫でダメージに10D6追加!(コロコロ)……ダメージ101点!! シャフト:パイルバンカーを交差するようにしてリンの拳を受け止めます! ≪ソリッドフェンサー≫でダメージ0! 悪いなルビムント…その技ならリンから目覚めの一発で受けているんだ……同じ技は2度と効かない! GM:『ならば…』と今度は自分の通常分の行動でシャフトへ! マイナーで≪気功≫メジャーで≪経絡秘孔≫!(コロコロ)……命中は24! シャフト:クロスリーパーを≪シールドタイプ≫へ変更! まぁ演出的にはトンファーをグルッと回すだけだけど(コロコロ)……よし! 回避26!――だからその攻撃へのコンボは一度受けたって言っただろう!(笑) ロザ:天井メリ込んでたしね(笑) リース:オレは行動を遅らせます。 ロザ:私はさっきと同じ技を(コロコロ)……魔法命中25! GM:……う、無理だ。 リース:≪シンクロナイズ≫で援護! ロザ:(コロコロ)……ダメージ44点のバッドステータス重圧! GM:≪BS無効≫があるので重圧はくらいません。魔法は直撃しますがそのまま何事もなかったように立っています。 ロザ:やっぱり……強い。 ライール:それは望む所だ……行くぞ! ≪気功≫で(コロコロ)……21! ダメージは22! GM:回避は失敗。だけど軽いな。 ライール:続けシャフト! シャフト:ああ! (コロコロ)……クリティカル!!! 一同:おおーー!! GM:うむ、避けられない。 シャフト:クリティカルでダメージが+1D! (コロコロ)……18点か、やっぱ軽いな(笑) GM:『その程度で…所詮は無駄な足掻きか……』 ●Battle!! Round3 GM:『そろそろ誰か死ぬか』――マイナーで≪全体攻撃≫メジャーで≪鉄拳≫をシャフトとライールに(コロコロ)……低いな。≪トランスデュエル≫でクリティカル!ライール:どけ! とシャフトを突き飛ばす!≪エンジェルギア≫をシャフトに! GM:『甘い』――≪ヴォイドアッシュ≫で打ち消す! ライール:くっ…早いっ!? GM:では遠慮無く2人にダメージ(コロコロ)……39点! ライール:駄目だ……私は死んだ。 ロザ:それなら≪セイレーンビート≫! 演出的には私の秘儀魔法で2人に行ったダメージを私に移し変える感じ! でもさすがに79点のダメージをくらって――シャフト…姫様とリンをお願いね……と墜落していきます。 シャフト:ロザ!! ライール:覚悟を決めろ。犠牲も無く倒せる相手じゃない。 シャフト:そんな事はわかってる!! GM:『犠牲にはならん。全てが無駄なのだからな』 ライール:ルビムント……無駄かどうかは自分の体で知るがいい(コロコロ)……≪気功≫≪闘気≫で20命中! GM:(コロコロ)……あたった。だがリンはライールの拳を同じく拳で打ち返そうと―― リース:≪シンクロナズ≫でブースト! リンの拳を銃弾で打ち払う! ライール:隙の出来た胸元に(コロコロ)……49ダメージ! 今のはロザの分だ。 GM:『くッ……』 シャフト:(コロコロ)……俺も23で命中! GM:(コロコロ)……それは避ける『少々2人の連携に動きを乱してしまったが……支障無い』 ●Battle!! Round4 GM:『本当の力とは……こういうモノだ――チェストーー!!!』≪範囲攻撃≫≪鉄拳≫で2人に命中25!ロザ:チェストー!って……本当に本気になったのかしら?(笑) リース:オレのヒャッホーッ! みたいなものか(笑) ロザ:全然違う。 シャフト:(コロコロ)……駄目だ、回避23! ライール:私も21で失敗。 GM:では2人に39点ダメージです。 シャフト:≪不屈≫でダメージ軽減してるからなんとか生きてる。 ライール:私は駄目だ。これで死亡だ。 ※実はライールは、このツクヨミにガルーダで突入する際、船外へロザと一緒に飛び出し、攻撃してくる砲台を叩き潰して回ったのだ。その時のダメージが加算してあったので、シャフトより早く死亡した。ちなみに、砲台を壊すときになぜシャフトも出なかったかと言えば――
シャフト:ライール!――ライール:「お前にはお前の役割がある」 との台詞があった為である。 ライール:タダで死ぬつもりは無い。≪ソウルアベンジャー≫を使用。カウンターを叩き込む! くらいな! GM:!? ライール:だが…私もここまでだな。死亡です倒れました。 リース:ライールさんまで!? GM:『あと…2人だな』 シャフト:ロザ…ライール……行くぞルビムント!(コロコロ)……命中27! リース:当たると予想して≪シンクロナイズ≫! ここでやらなきゃ次は無いぞシャフト!! GM:(コロコロ)……確かに回避不能だ。 シャフト:わかっているよリース! ≪バスタードブレイブ≫発動! 我が王家に伝わりし秘儀! 『シャフトブレイク!!!』(一同爆笑) GM:自分の名前かよ!(笑) シャフト:みんな笑うな!(笑) いいじゃないか!! ちなみにダメージ97点!!! GM:くそう、必殺技で殺された……ならば!≪ソウルアベンジャー≫をシャフトへ!――『貴様は危険な存在だ』 シャフト:それは無理です。俺も死んだ。 リース:オレしか立ってねー(笑) ロザ:落下したままエール=ケーニッヒから最後の力を引き出します。≪ブレイクオーヴァ≫で≪エメラルドシャイン≫をコピー! 範囲全体を復活だからシャフトのいる範囲を復活させます。 GM:では3人…シャフトもライールもリンもHP1で復活します。 ●Climax03:再会 ライール:私は…生きている?シャフト:そうだ! カグヤ姫! 走っていきます! GM:ではカグヤ姫ですが……残念ながら死亡しています。 シャフト:な!? そんなの……そんな…。 リース:≪アドヴァンスドコード≫でシャフトの≪リヴァイブスノウ≫を回復! シャフト、そこで諦めたら全て終わるぞ! シャフト:そうだ…俺はもう後悔したくない! あんな思いは……頼む生き返ってくれ! と≪リヴァイブスノウ≫をカグヤ姫に! GM:と、ここでライールは聞く。気絶しているはずのリンの口から――『アクシーダーを失えば、このレガシーは暴走する…先代も無く、後世もいない。姫さえ死ねばプログラムは狂わぬ……』≪ヴォイドアッシュ≫で≪リヴァイブスノウ≫を打ち消します――『新たな世界の誕生の為に……』そしてリンの胸にあった十字袈は消滅します。 ライール:やっとくたばったか。 リース:参ったな……実はもう一つロザ用に残していたんだけど……残しておいた≪アドヴァンスドコード≫でシャフトの≪リヴァイブスノウ≫をもう一度復活! シャフト、選ぶのはお前に任せる。 シャフト:カグヤ姫に≪リヴァイバルスノウ≫(即答) ロザ:お〜い、もう少し迷おうよ(笑) GM:では姫様はゆっくりと目を開けます。≪エメラルドシャイン≫と違って≪リヴァイバルスノウ≫は完全回復なので姫様には傷一つありません。 シャフト:じゃあHP1で傷だらけの俺が――カグヤ姫様、迎えに参りました……と微笑んでシーンを閉じましょう(笑) ◆Ending Phase―――――― ●Ending01:封印されし殺戮者 GM:ではエンディングです。最初はライールからやりましょう。ライール:私は再び"あの街"を訪れている。 GM:同じカジノに入るのですね? ライール:そうだ。そのカジノ内を歩いていると忘れられないコートの男がチップを山済みにしてルーレットをやっている。私のそのチップを全てぶちまけて――約束通り再戦願おうか? GM:スカー男爵はそちらを見上げると、口元をニヤリと綻ばせて――「いいだろう。表へ出ろ」 ライール:前と同じ表通りで対峙する。 GM:「どうやら無事に帰ってきたという事は、ルビムントのゲームには勝ったと言う事か」 ライール:ああ、その通りさ――ジャラリと鎖を揺らして構えを取ります。 GM:「多少はマシになっている事を期待しよう」 ライール:私は攻撃します! が、それは前と同じように簡単に避けられます。そしてカウンターで一発。私は再び地面に倒れます。 リース:また負けてるじゃん(笑) GM:「くだらん…所詮は茶番であったか。無為な時間を過ごしたものだな」 ライール:そこで私は立ち上がります――「待て」 GM:「無駄なことはするな、すでに私の興味は尽きている」 ライール:無駄だろうとなんだろうと、ちょっとやそっとじゃ諦めるわけにはいかない……。 GM:「ほう……前の時はすぐに見切りをつけたというのに……私の強さがわからぬわけではなかろう」 ライール:ああ、たぶん今のままの私じゃ勝てない……だが、諦めるわけにはいかない。人は諦めないからこそ、その手に掴めるものもある。 GM:「それが…勝利…か」 ライール:違うな……。 GM:「なに?」 ライール:ふん…なんだっていいさ。あんたにとっては勝利なんだろう。なら、まだ手にするのは早い。ここからは誰も止められない……本気で相手をしようか!!! ●Ending02:ヒャッホーウェイ GM:次はリースです。リース:オレはヒャドさんとの別れのシーンにします。 GM:じゃあトリタ国からかなり離れた所でバイクの集団は止まります。キミをサイドカーへ乗せていたヒャドが――「本当に行っちまうのか?」 リース:サイドカーを降りながら――ああ決めたんだ。 GM:「そうか……」 リース:ヒャドさん、久しぶりに会えて楽しかったです。 GM:「俺もだよリース」 リース:「ヒャドさんはこれからどうするんですか?」 GM:「俺か? 俺は変わらねぇさ。こいつらと一緒にいつまでも自由に生きる。リース、お前は今後どうするか決めてるのか?」 リース:「いえ、何も決めてないですよ。ただ、一つだけ俺も変わらないもんがあります」 GM:「へぇ?」 リース:何モノにも縛られず、自由に生きていきたい。ヒャドさん達と会ってから、そして別れてアクシーダーとして生きてきた数年間も、これは変わらない。 GM:「それがお前の道ってわけだ」 リース:はい! GM:「よぉし野郎ども! 伝説の男の新しい旅立ちだ! 盛大に送ってやろうぜ!」「おお!」「リースの兄貴ー!」「いつかまた会いましょうぜ!」「リースさんは噂通りの人だったッス!」 ライール:(のPL)『ヒャッホ、ヒャホー!!』 ロザ:(のPL)『ヒャハー! ヒャッハヒャッハー!!』 リース:って、結局その掛け声かよ(一同爆笑) GM:じゃあそんな叫びを上げながらヒャド達集団は砂煙を上げてバーラトの大地を遠ざかっていく。たぶん夕日がバックだ(笑) リース:では1人になってヒャドさん達とは別方向に歩き出します。そして心の底から言うんです――「ヒャッホー!!!!」(一同爆笑) 一同:『結局言うんじゃねーか!!!』(笑) ●Ending03:誇りを捨てて…… シャフト:ロザは死んでるから最後は俺ですよね……実は迷ってます。GM:何を? シャフト:正直、俺はこの国に残ってカグヤを助けたい。でも俺のギアスは【誇りを捨てることなかれ】――つまりブレイク家の復興を忘れるな…って事なので……。 ロザ:ギアスに縛られてどうするの? そんなにあなたはレガシーが大事? シャフト:あ、確かにそう言われてみればその通りか……俺は父さんに託されたレガシーより大切なものを見つけた……カグヤに言おう――俺はブレイク家復興の為に旅を続けるより、キミと一緒に生きていきたい。ずっとキミの事を支えたい。 GM:「シャフト様」 シャフト:ボソボソっとカグヤの耳元で囁きます。すると凄くカグヤが顔を赤くするんです(笑) リース:なんだ? 何を言ったんだ?(笑) GM:ではギアスを破ったのでシャフトは【誇りを捨てることなかれ】に対応したギフト…この場合、≪リヴァイブスノウ≫が使えなくなります。 シャフト:かまいません。 GM:と、それと同時にシャフトさえよければ、このあと貰う経験値を使って今回使ったシナリオギアスと、今まで持っていたパーソナルギアスを入れ替えても構いません。 シャフト:って事は、【誇りを捨てることなかれ】の代わりに、【カグヤ姫を助けるべし】をいれていいって事? GM:そういう事です。 シャフト:もちろんそうします! なんか俺の中で人生の転換期を向かえた感じです! 凄いなぁ(笑) 俺は心の中で新しい誓いを持ってカグヤを抱き寄せましょう! GM:「えっ?」 シャフト:カグヤ、これからが本当にいろいろ大変だと思う。だけど俺と一緒にこの国を、今よりもっと笑顔の多い国にしよう。 GM:覚えていたのか(笑)――「はい!」――その時のカグヤは本当に心から安心した、そして純粋な嬉しさに満ちた笑顔だった。 ●Ending00:箒に乗った少女 GM:最後! ねたバレです!シャフト:ねたバレ? GM:実は最後の戦闘なんだが、戦闘中に封鎖を抜けて姫様を助けた場合、その場で姫様がツクヨミの≪ブレイクオーヴァ≫を一度だけ使用可能だったのです。 ロザ:どんなギフトでもコピーできる奴ね。 シャフト:そ、そうだったのか……封鎖を抜ける行動が無駄だなぁって実行しなかったけど(笑) リース:じゃあ戦闘終了したらツクヨミのギアスは使えないの? GM:いや、もちろん使える。一度だけだけどね。 シャフト:じゃあ……。 ライール:決まってるわね。 リース:文句は言いませんよ。 GM:では最後のエンディングへ入りましょう。シーンプレイヤーはロザです! 一同:『おお〜〜』 ロザ:つまり私はツクヨミのギアスで最後の最後で生き返ったって事ですね。 GM:そういう事です。 ロザ:じゃあ私は夜の上空を箒に乗って飛んでいます。 GM:すでに外なの? ロザ:誰にも見つからないように出発しました。シャフトやリンには私は死んだと思われています。箒に乗って夜空を飛びながら――あの人たちのことは結構気に入ってたんだけどなぁ……と呟きます。 GM:それに答える声はありません。 ロザ:いえ、あります――「仕方が無かろう。お前は一所に留まれぬ運命だ……留まれば再び災厄を招く」――経験値でレガシーに≪知性≫を持たせるので、私のエール=ケーニッヒは喋ります。もっとも声を出すのは私と2人っきりの時だけなので、普段は滅多に喋りません。このプレイ中もダンマリだったわけです(笑) GM:「先の国には……少々長く居すぎたな」 ロザ:わかってるよ――で、私はふと後ろを振り返りますが、それでトリタ国が見えるわけもありません。それでもそっちを向いて私は呟くんです――幸せにね…シャフト、姫様……。 GM:「どうしたロザリア?」 ロザ:ううん、なんでもない! さぁエール=ケーニッヒ、今度はどこへ行こうか? ニルヴァーナ 〜NIRVANA〜 『月の姫巫女』 了 ◆AfterPlay―――――― GM:4人ともお疲れ様でした!一同:『お疲れ様でした〜!』 GM:ではアフター・プレイに入ります。まずは「セッションに最後まで参加した」のは全員なので全員チェックして構いません。次は「使用したギフトの数」です。これも全員使いきりましたね。チェックして構いません。次は「セッションで活躍した」です。自薦他薦ね? シャフト:ライールはカッコよかった! なんだかんだ言って今回のパーティー(?)のまとめ役だったし(笑) ライール:それを言うならシャフトだって活躍してた。ラブでだけど(笑) シャフト:もうハンドアウト見た時からそれしかなかったから(笑) ロザ:その前からラブが〜って言ってた気がするけどね。私はリースが活躍したと思う。ツクヨミに出発するのに、飛行機に気がついたのはギフトの温存にもなったし良かったと思う。 シャフト:ああ、それは確かに! GM:リースは? リース:皆には悪いが……オレはオレの活躍を褒めたい(笑) リンが恋人みたいな男と会っている時、アクセサリーに気がつけたのは、スムーズに合流できて話も進んだし自分に良くやったと言いたい(笑) ロザ:あ、それは確かに! ライール:納得だな。 GM:では次に行きましょう。「他のプレイヤー(PC)のサポートをした」です。 シャフト:助けられたって意味でもいいよね? 俺はロザとリースに生き返らせてもらった! リース:ちょっと間接的だけど、ヒャドさんをシャフトが生き返らせてくれた時は嬉しかったよ。ちょっと救われたからね(笑) GM:では次は「セッションの進行を助けた」…ですが、これはMVPでも良いと書いてあったので、今回は特別に『ベストレガシー賞』が誰かって事にします! 一同:『おお〜〜』 リース:って、駄目だ〜オレの血がレガシーって案は全然駄目だった!(笑) シャフト:確かに目立ってないよね(笑) ライール:レガシーは演出が自由な分、演出しやすいものにしないと目立てないから。 シャフト:俺も違うな……意外と武器のレガシーって普通過ぎる。 GM:では発表します。ベストレガシー賞は……ライールの手錠です!! ライール:経験値1点(笑) GM:箒も最後に「実は喋れた」とか設定ついて良い感じだったんだが、レガシー2つ持って片方が封印ってネタの手錠レガシーはインパクトが強すぎだ(笑) ライール:キャラクターを手錠にあわせて作り直したかいがある(笑) GM:最後は「場所の手配・提供・連絡等を行った」です。これは会議室を借りたボブ(リース)に1点です。 リース:ヒャッホー(笑) シャフト:お前はそればっかじゃねーか!(笑) リース:まぁまぁ(笑) なんだかんだで楽しかったな! 世界観も良いし、レガシーが薄くても適当に目立てたし(笑) シャフト:ヒャッホーのおかげじゃん。 リース:でも後半は真面目にやりましたよ? 前半は不真面目である。 ロザ:やはりこのシステム、レガシーの演出と発想がポイントですね。ここが面白い!シャフト:個人的にはギアスも気に入りました。最後は自分が成長した感じがしたし(笑) GM:では感想戦は続きますが、この辺で一端締めましょう。それでは皆さん、本当にお疲れ様でした! |