TOPリプレイ ⇒ S=F AP⇒ 真竜伝説〜超☆外伝〜           戻る

SEVEN FORTRES AP

一つの話をしよう。
そこはとあるコンベンション会場だった。プレイも終わり最後の製品告知の時間。
壇上に立つのはS=Fの産みの親と、発行社の社長。そしてS=FAPの告知が始まり……
それなりに説明が終った後、発行社の社長が口を開いた――
『これはもうS=FAPじゃなくて――』
社長の手がホワイトボードに書かれた"AP"の文字を消し、新しい文字を書き加えた。
『――S=F"げぼく"だな!』
その時、私は思った――

……そうだったのかぁ。
2005年1月8日セッション録音



超☆外伝 もう一つの伝説!


◆PrePlay

 とあるコンベンションに参加した翌々月。私は5人のメンバーを招集していた。
ガルチラ:なんです急に呼び出して?
SIN:まぁ、相原さんの呼び出しはTRPG以外に無いけど(笑)
ででん:そうですねぇ。
VON:何でも良いですから早くやりましょうよ!
望夢:同じくです。
相原あきと:お察しの通り、今日はセブン=フォートレスAPのリプレイを録ります!
一同:『おお〜〜!』
ガルチラ:って、わざわざエンジェル・プリンセスで録るんですか!? 天使と下僕と姫しか居ないじゃないですか!
相原あきと:おお、さすが3ページに10回(ツッコミ数)の男ガルチラ! 素早いツッコミ(笑)
ガルチラ:変なあだ名つけないで下さいよ!(笑)
VON:おお〜! 3ページに10回!
ででん:3ページに10回おにぎりって言うなー!(笑)
ガルチラ:おい(笑)
相原あきと:さて、では仕切り直して――今日やるシステムはこれ! セブン=フォートレス"げぼく"だ!!!
ガルチラ:名前違いますって! さっきちゃんとAPって言ってたじゃないですか(笑)
相原あきと:何を言いますか? 私はこの前、コンベンションに行った時に発売元の社長がこのAPを――『これはS=F"げぼく"だな』と言っていたのを聞いたのです。だから私の言う言葉は正しい。
ででん:それは仕方無いですねぇ。
望夢:下僕かぁ……。
VON:テンション違うぞ! 下僕かーーー!!――だ!(笑)
ガルチラ:いや待てって!(笑) なんか根本的に間違っているだろう!?
相原あきと:ではSIN、あと宜しく。
SIN:(以下GM)解りました。GMやって欲しいと依頼を受けたのがつい一週間前ですが、ちゃんとハンドアウトも作ってきたので読み上げます。
ででん:下僕なのにあるんですね(笑)
相原あきと:きっとどうして下僕に生まれたのか……とかあるのですよ。
VON:どうして下僕になったのか、いろいろあったわけだ……趣味とかな。
ガルチラ:趣味かよ!(笑)
GM:え〜〜ではハンドアウト――
ででん:その前に今回予告ではないでしょうか?
望夢:今回予告聞きたい……。
GM:では先に今回予告――

 第三世界エルネイシア。

  女王が支配する世界では今、第一世界ラース=フェリアへの侵攻が着々と進んでいた……はずだった。
「セルヴィ様、闇狼姫ダーク★ウルフ様を始め、ラース侵攻の神姫様達が勇者と名乗る一団に敗れました!」
ラース=フェリアに現れた勇者……その者によってセルヴィの"第一の"謀略は脆くも崩れ去った。
エルネイシア宰相セルヴィは心の中で呟く――ならば、第二計画に移れば良いだけのこと……
セルヴィは振り向くと低音ながら良く通る声で言い放つ。
「ラース侵攻中の全神姫を呼び戻すのです。そしてこのエルネイシアに待機している神姫達にも召集を」
『ははっ!!』
セルヴィの声に下僕たちが一斉に散った。
ラースの力は利用できなかったとしても、邪悪の力はどこにでも転がっている。

「さぁ神姫達よ……その身に宿し神の力。今こそ私が頂こう……」

セブン=フォートレス"げぼく" 超☆外伝
『もう一つの伝説!』
それは真なる下僕のディスティニー

望夢:第三世界の宰相セルヴィがボスって感じ……なの?
相原あきと:セルヴィかぁ……これってもしかして、話がめちゃくちゃでかくない?
GM:大きいです。一言で言うと、今回PCの皆さんには世界を救ってもらいます。
ででん:おおー! これぞS=Fです(笑)
ガルチラ:下僕に救われる世界っていったい……(笑)
GM:では今度こそハンドアウトを読み上げます。



PC1
コネクション:闇天姫シャドウ★ウラヌス
キミはラースで勇者に敗北し、自分達の侵略が間違っている事を知った。そしてエルネイシアへ戻った時、突然現れた刺客に殺されそうになる。その時だった、彼女がキミの前に現れたのは。

ガルチラ:
Pの部分だなPの(笑)
GM:必要でしょう?



PC2
コネクション:PC1
例え火の中水の中、どこまでだって付いて行く。PC1を守る為ならば死んでも良い! いや進んで死のう! 傍にさえいられれば、我が人生に一片の悔いは無し!

ででん:
下僕ですね。
GM:PC1の御付の下僕です。



PC3
コネクション:宰相エルヴィデンス
今までは何も疑問に思うことも無くこの方に御仕えしてきた。だが、キミは知ってしまった……あの方の正体を……。

相原あきと:
シナリオの最終敵がセルヴィだし、敵側の情報を知る為にはやっぱ下僕じゃないと駄目だもんね。
VON:シリアス下僕だ!



PC4
コネクション:謎の石
キミは主人を求めて流離っていた。そんなある日不思議な石を拾った。すごい事に喋る石だった! 今ではキミの良き話し相手だ。しかし狙われているような気がするのは何故だろう?

望夢:
主人を求めて流離う?……下僕?
ガルチラ:………………。



PC5
コネクション:"狩るもの"タナトス
キミは自らの主たる聖土姫の転生体である姫を守る事ができなかった。主はキミの目の前でショッピング中に命を奪われた。そしてキミは今、仇たる人物を追っている。



GM:と、いう5種類です。
ガルチラ:ちょっと待てぇぇぇーーーい!! 下僕しか無いじゃないか!!!(一同爆笑)
ででん:A−Kは〜?
相原あきと:A−k? だってコレ……S=F"げぼく"だよ? どこにA−kがあるのさ?
ガルチラ&ででん&望夢:『本気で下僕だけで行くつもりか!?』(笑)
ガルチラ:GM! A−Kは!? 第五世界エルフレアは!?
GM:いや、相原さんがこれでやれって指定メールが来たので。
ガルチラ:あんたのせいかーーー!!!
相原あきと:いや、だって真龍伝説でエンジェル達はいっぱい出てるから、別に良いかって思って……
S=F"げぼく"だし。
ガルチラ:APだろ! AP!(笑) Aはどうした!? エンジェルはどこ行った!?
ででん:A〜K〜〜!
相原あきと:えーーい! 煩いぞお前等! 社長が"げぼく"って言ってたんだからグダグダ言うな! 文句あるなら今から秋葉原行って殴り込みかけて来い!!
一同:『無茶苦茶だーーーー!!!!』(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………………………
GM:ではハンドアウトを選んで下さい。早い者勝ちで良いです(と、机にハンドアウトの紙片を置く)
――スパーン!!!
相原あきと:PC1ゲット。
ガルチラ:あんたなー!(笑)
――スパーーン!!!
VON:PC5ゲット。
ガルチラ:お前は躊躇無しか!?(一同爆笑)

GM:
あとはPC2とPC3とPC4ですね。
ガルチラ:もう決定なの!?
望夢:ではPC2をやります。マスコットキャラの感じが良いです。
ででん:なんか皆やる気ですねぇ(笑)
ガルチラ:な、ならせめて俺はシリアス下僕たるPC3にするぞ。
ででん:じゃあ余ったPC4にします。
GM:OK!
そうしてギャーギャーとキャラクターを作り出す。今回は世界の危機を救ってもらうという事で、全員LV5で作成である。
望夢:何をしようかなぁ〜。
ででん:VONは?
VON:ん? もう決まっている! これだ!(とフルカラーのサンプルキャラのイラストを指差す)
ででん:マッドマン!(笑)
VON:コレしかない! ただ、俺の顔はキュっと中心にまとまっているのだ。そして何より"濃ゆい"顔なのだ!
望夢:濃い?……可愛くない……
VON:手抜き作業と言われるマッドマンの中で、唯一の劇画調!(笑)
相原あきと:嫌なマッドマンだなぁ……ガルチラは?
ガルチラ:これです! 黒髭!
ででん:危機一髪!(笑)
GM:メタルゴーレムは全て埴輪の顔してるけど、そんな中、タルゴーレムと言われるタルを持ったゴーレムだけは顔が黒髭に換装されると言う(笑)
ガルチラ:装備はナイフのみ! いや、いっそ筋力のマックスまで持てるだけ持とう。これはやるだけの価値がある!
素晴らしい価値観ですガルチラ君(笑)
VON:GM! このマッドマンの『隊長の印』であるマッドホーンが欲しい。
GM:駄目です。希少ランクが高いので転生者とかレリックユーザーにならないと取れません。
VON:じゃあソレになる。
GM:駄目です。今の能力値じゃ転職できません。
VON:くっそ〜〜! 絶対に手に入れてやる!
相原あきと:望夢は決まった?
望夢:マスコットキャラがやりたいのです、ミニトータスにします。手乗り亀♪
相原あきと:私の肩に乗っていると(笑)
望夢:普通の亀じゃおもしろくないので、ついでに『象のカラダ』を取ってゾウガメになる。
ガルチラ:その時点で亀じゃなくて象だろう(笑)
相原あきと:ででんは決まったの?
ででん:キャラの名前は『鍋ジョージ』! 流離いのコック!
ガルチラ:なんだよそのキャラは!(笑)
ででん:頭には鍋を乗せて二足歩行をするトカゲ(笑)
GM:鍋マンダー?
ででん:イエス♪

◆PC1:聖雨姫セント☆レイン   PL:相原あきと

相原あきと:唯一のプリンセスにして真面目な女性16歳。
VON:なぜ"真面目"を強調?
ででん:周りが真面目じゃないからかと(笑)
GM:名前は?
相原あきと:聖なる雨を司りし姫! その名もセント☆レイン! 特出しているのは知力かな? 属性は水/水で、クラスはセント☆プリンセス/ディヴァイン(他:プリンセス1LV)。
GM:ただし上級クラスのセント☆プリンセスは、シナリオ中に目覚めるイベントが発動しない限り取得している≪特殊能力≫も使えないって事でお願いします。
相原あきと:了解。殆どの水属性星界魔法を覚えてるから、これだけで十分だしね。
ででん:回復系?。
相原あきと:水属性を選んでる時点で攻撃は無理だから(笑) ただ、必殺技は"トータス・レイン"と言って空から無数のトータス達を降らせます。
ガルチラ:そんな特殊能力ありましたっけ?
相原あきと:データ的には≪下僕ビーム≫なんだけどね(笑)
ガルチラ:なるほど。
相原あきと:ところでGMに質問。
GM:はい?
相原あきと:≪ウォーターロード≫と言うプールや川の水を割って道を出現させる魔法があるんだけど、これって今回のシナリオで使えるかな?
GM:そうですねぇ、使えないと思いますよ。
相原あきと:なるほどぉ……じゃあいらないか。
ガルチラ:って! 何それとなく魔法の有利不利聞きだしてるんですか!(笑)
相原あきと:いやぁ、この魔法だけでも減らせれば、知力以外に能力値を割り振れるのになぁ……ってさ(笑)
GM:セ、セコイ事を……。
相原あきと:宰相セラヴィ様の命令で、第一世界ラース=フェリアを侵攻してたのだけど、ラースの勇者と戦い自分達の間違いに気が付いてエルネイシアに戻ってきました。そんな設定。
GM:基本に忠実なプリンセスです(笑)



聖雨姫セント☆レイン
年齢:16  性別:女  属性:水/水  性格:真面目
クラス:セント☆プリンセス4LV/ディヴァイン0LV(他:プリンセス1LV)
ライフパス:天下無双の下僕里/魔法の武具
能力値:
【筋力】5  【器用度】7  【敏捷力】9  【精神力】13
【知力】25 【信仰心】9  【知覚力】5  【幸運度】12

特殊能力:
≪下僕≫≪守護聖獣:水≫≪下僕ビーム≫≪聖姫奥義:水≫≪聖獣召喚≫≪超★応援≫≪聖獣加護≫≪星界魔法の素質≫≪神聖加護≫
取得魔法:
≪ヒーリング・ウォーター≫≪ヒーリング・スプラッシュ≫≪レイン・コール≫≪キュア・ウォーター≫≪ウォーター・メディスン≫≪ウォーター・ウォール≫≪トランキリティ≫≪ウォーター・ロード≫≪ヘッシュ≫≪リラックス≫
装備:
鉄ショルダーアーマー(片方)、マント(ローブ相当)、ミスリルチェイン([魔法の武具]/≪守護聖獣:水≫)

◆PC2:ポー   PL:望夢

GM:では、そんなプリンセスのお供であるPC2です。
望夢:名前はポーと言うミニトータス。でも≪象のカラダ≫を持ってるので、ミニゾウガメです(笑)
ででん:いったいどんな外見なの?
望夢:ゾウが甲羅を背負っているだけ(笑)
GM:で、大きさが肩に乗るサイズと。
望夢:亀で象なので行動は遅いです。行動値は3しかないし。
ガルチラ:は? そんなに遅かったっけ?
望夢:トータス/ウォーリアにして、姫様の≪カヴァーリング≫要員になったの。それでフルプレートアーマー相当の甲羅を着てたりします。武器は甲羅にしまってあるハルバード。
ででん:防御重戦士系?
望夢:そう。姫様の下僕として仲間のトータス達と一緒にラースに行ったけど、そこで勇者に敗北、仲間は全滅。
GM:ぜ、全滅?
望夢:ライフパスで[死神]を振ったので、他のトータスは死にました。きっと姫様の必殺技≪トータス・レイン≫で落下→地面直撃→全員死亡。だと思う。
相原あきと:そんな技だったんだ(笑)
VON:じゃあ亀ゾウも死んでるはずだろう?
望夢:亀ゾウ違う! ポーだよ(笑)
相原あきと:ポーはゾウだから(笑)

一同:
『ああ〜〜』



ポー
年齢:トータス  性別:トータス  属性:水/火  性格:天然
クラス:ウォーリア0LV/トータス5LV
ライフパス:幸福な家庭/死神
能力値:
【筋力】14 【器用度】12 【敏捷力】10 【精神力】10
【知力】10 【信仰心】8  【知覚力】11 【幸運度】6

特殊能力:
≪甲羅≫≪ミニ≫≪スピン・フライト≫≪象のカラダ≫≪明鏡止水≫≪カヴァーリング≫
装備:
ハルバード、ハーフプレート

◆PC3:麦藁の赤髭   PL:ガルチラ

GM:じゃあその2名で始めましょうか。
ガルチラ:おいGM! なんで俺達を無視する!
ででん:そうだそうだ!
VON:心外な!
GM:だってキミ達、どう見てもイロモノっぽいし……――
ガルチラ:では俺様から――
相原あきと:勝手に自己紹介始めるしな(笑)
ガルチラ:俺様の名はひと呼んで"麦藁の赤髭"!(一同爆笑)
相原あきと:すでに名前で無いでしょうが!(笑)
ガルチラ:失礼な! これは俺様が≪タルボディ≫を得てタルゴーレムになった時に、換装された顔の髭が赤かった為にセラヴィ様より付けられた由緒ある名だ。
由緒と言うには一代限りな名前である。
ガルチラ:クラスはメタルゴーレム/エクスプローラー。ナイフを≪真空波≫で投げる為だけにエクスプローラーになった(笑)
GM:≪真空波≫は飛び道具用の特殊能力ですしね。
ガルチラ:そう……あれは数日前の事だった。その日、秋空を眺めていた俺様はふと思った……――個性が無い――と。
メタルゴーレム――そのビジュアルは簡単に言って埴輪(ハニワ)である。皆一様にそれなので確かに個性は無いかもしれない。
ガルチラ:そしてセルヴィ宰相に俺様は申し入れをした。個性が欲しい!――と。すると快く顔を換装してもらい赤髭となったのだ。ちなみに言っておくが、俺様の顔、左目のところには獣の引っ掻き傷が3本縦に入っている!
GM:……えっと……一応、聞こう。なんでですか?
VON:タルに入る時に雑に扱われたから。
ガルチラ:そう…タルに入る時に雑に扱われたため――って、おい! 獣って言っただろうが(笑)
GM:雑に扱われた……っと。
ガルチラ:決定かGM!?(笑) じゃあもうそれで良い! ついでに右腕もその時にポッキン! と折れて捨てられた(笑)
望夢:なんで麦藁なの?
ガルチラ:良くぞ聞いてくれた。この麦藁は師匠に貰った大切なモノなのだ。
GM:師匠って何?
ガルチラ:とっても大切な人であり、その人が居なかったら今の俺様はいない。名前も姿も思い出せなくて、今回のセッションには登場しない人物だ!
それは大切とは言わない。
麦藁の赤髭:一人称は俺様、この樽を装備しているおかげでかなりのスピードが出せる。樽に開いた無数の穴には、刺さる限りのナイフが刺さっている! そのナイフを飛ばして攻撃するのが唯一の攻撃手段だ!
ででん:それ以外には無いんだ。
麦藁の赤髭:無いぞ。ナイフを大量に仕入れる為に、幸運の宝石すら買わなかったからな(笑)



麦藁の赤髭
年齢:メタルゴーレム  性別:男  属性:金/火  性格:海賊
クラス:エクスプローラー1LV/メタルゴーレム4LV
ライフパス:下僕の里/師匠
能力値:
【筋力】15 【器用度】15 【敏捷力】9  【精神力】9
【知力】7  【信仰心】7  【知覚力】11 【幸運度】9

特殊能力:
≪探索の素質≫≪超俊足≫≪真空波≫≪バラフライダンス≫≪メタルボディ≫≪タルボディ≫≪目から怪光線≫≪鋼の歓喜≫≪ドールダンス≫
装備:
ナイフ(スターダガー)×30本(装備は15本で、残り15本は荷物として樽内に格納)、下僕の首輪

◆PC4:鍋ジョージ   PL:ででん

ででん:名前は鍋ジョージ! 二足歩行の火トカゲ。
GM:聖雨姫レインと同じくクラスチェンジしてるんですよね?
ででん:そうです。マジックナイト/サラマンダー(他:メイジ1LV)です。職業はコック。性格もコックです。
VON:性格コックか……やるなぁ。
ガルチラ:違うだろう。性格がコックでどうする? 意味がわからんぞ(笑)
ででん:常に頭にあるナベで料理をしたいと思っているのです。ライフパスも[腹ペコ]を振ったし(笑)
相原あきと:ポーは気をつけないとね(笑)
望夢:え? ぼく食べられるの?(笑)
VON:うん、ウマい!(一同爆笑)
鍋ジョージ:いや、まだ調理してないから。
望夢:"まだ"って……。
ででん:攻撃方法は親父譲りの蹴りナベ技! 俺のキックは魔法ダメージだ!
ガルチラ:キック?
ででん:手は鍋料理するのに必要だから大事なんです。だからキック(笑)
GM:普通に料理人の考え方な……。
ででん:一つだけ先に宣言しておきます!
GM:はい。どうぞ。
ででん:ちゃんと長靴履いてます!



鍋ジョージ
年齢:サラマンダー  性別:男  属性:火/水  性格:コック
クラス:マジックナイト0LV/サラマンダー4LV(他:メイジ1LV)
ライフパス:あやしい下僕/腹ペコ
能力値:
【筋力】12 【器用度】9  【敏捷力】15 【精神力】8
【知力】12 【信仰心】12 【知覚力】7  【幸運度】6

特殊能力:
≪紋章魔法の素質≫≪魔剣≫≪魔法の才能≫≪暴走≫≪サラマンブレス≫≪ナベヘッド≫≪マジックインパクト≫≪立ち上がる勇気≫
取得魔法:
≪ディスアペア≫≪ダイバー≫≪アクレイル≫≪バースト・ジャンプ≫≪ファイア・ボール≫
装備:
鍋(サークレット相当)、鍋ショルダーアーマー(鉄ショルダーアーマー)、鍋ングメイル(リングメイル)、長靴(フランベルジュ相当)、幸福の宝石

◆PC5:ゴメス   PL:VON

VON:名前はゴメス! 一人称は「我」! マッドマンの中でも他を圧倒する存在感でマッドマン隊長にまで上り詰めた男だ!
相原あきと:隊長のマッドホーン諦めてなかったんだ(笑)
GM:他を圧倒する存在感って……。
VON:我の顔は他のノッペリとしたヌーボーのようなマッドマン達とは違う! この中心に寄り集まったような顔のパーツ! そして絵にすればまず劇画調な表情! 一言で言って我の顔は"濃ゆい"のだ!
望夢:こ、濃いなぁ(笑)
VON:ちなみに、横一文字の傷が鼻に入っていたりする。もっとも、これは主(あるじ)であるプリンセスが襲われた時に敵から受けた傷だ。
ガルチラ:泥なんだからすぐ治るだろうが(笑)
VON:我はこの傷に復讐を誓ったのだ! そしてその時にマッドホーン(隊長の証)も折られたんだ。我はいつか隊長へ戻る為に、角の折れたサークレットを今もつけている。
GM:本気で角を貰う気ですね……。
VON:基本的に食い物には煩いぞ! 食べれそうなモノがあったらとりあえず口に入れるからな!
それは煩くないだろう……
望夢:その殺された主ってどんな人なの?
GM:マッドマンだし……聖土姫セント☆ソイルの転生体だね。
相原あきと:ソイルって"S(サド)"だっけ?
ガルチラ:Sですね。
VON:我はM(マゾ)なり!(一同爆笑)
GM:「その濃ゆい顔……表情……隊長にする」
VON:有難き幸せ!
ででん:バ、バカだ(笑)
VON:クラスはマッドマン/ウォーリアで売りは攻撃力だな。≪二刀流≫を取ったのでマッドパンチが2回飛ぶぜ! あと、ファンネル≪遠隔泥玉≫とTフィールド≪泥粒子結界≫とシャインスパーク≪マッドスパーク≫もある。
GM:そういえば、ライフパスで[下僕家宝]だったけど、魔法のアイテムって何にしましたか?
VON:我は[目が光る]も持っており、顔が怖いと子供達にも他の姫様方にもかなりの不平を買っていたので、それを隠す為にマッドマンマスクを得た。
マッドマンマスク――マッドマンをモチーフにしたと言われているマスク。なんと言うか……盾みたいな楕円形で、槍と腰蓑で襲い掛かってくる原住民が顔につけていそうな仮面である。
一同:『そっちの方が怖ぇーよ!!!』(一同爆笑)



ゴメス
年齢:マッドマン  性別:マッドマン  属性:土/火  性格:もののふ
クラス:ウォーリア0LV/マッドマン5LV
ライフパス:下僕家宝/目が光る
能力値:
【筋力】16 【器用度】15 【敏捷力】7  【精神力】10
【知力】7  【信仰心】7  【知覚力】9  【幸運度】5

特殊能力:
≪マッドパンチ≫≪泥の拳≫≪明鏡止水≫≪二刀流≫≪マッドスパーク≫≪遠隔泥玉≫≪泥粒子結界≫≪穏行面(マッドマンマスクの効果)≫
装備:
革ショルダーアーマー(両方)、ソフトレザー、サークレット(角が折れている)、幸運の宝石

◆Opening01◆第三世界エルネイシア

第三世界エルネイシア。そこは圧倒的なカリスマを持つ女王が統べる世界。そこに住む住人たちは例外なく下僕気質であり、誰かに仕える事を喜びとする……そんな世界。
GM:では最初はレインとポーのシーンから行きます。状況はエルネイシアへ帰ってきた所です。
聖雨姫レイン:この度の侵攻は間違っている……その事をセルヴィ宰相に直訴しないと……。
GM:ちなみにいるのは2人だけです。
聖雨姫レイン:私に付き従っている下僕達は?
GM:ラース=フェリアではラース人が下僕化して付きまとっていたので、この世界へ帰る時に置いてきたと思って下さい。
聖雨姫レイン:なるほど……じゃあ――「さて、王都サーディーンを目指して行きましょうか、ポー?」――と肩に乗るミニゾウガメに話そう。
ポー:「ポー♪ ポー♪」
一同:『………………』
聖雨姫レイン:「えっと……ポー?」
ポー:「ポー? ポッポポー♪」
麦藁の赤髭:……もしかして喋らない?(笑)
聖雨姫レイン:えええええ!?(一同爆笑)
ポー:マスコットだから(笑)
GM:それで良いんですか? TRPGですよ?
ポー:それもそうか……どうしよう?
聖雨姫レイン:じゃあリプレイでは"ポー"って鳴き声に変えておくから、何を言っているかはPL口調で話してくれれば良い。そしたら「ポー(PL口調)」って直すから(笑)
ポー:「ポー!ポー!(ではそれでお願いします)」
聖雨姫レイン:では話しながら歩いて行きましょう。
GM:と、そんな雑談をしている2人の後ろに、突如気配が……。
聖雨姫レイン:「誰?」――振り返る。
GM:「目覚めし可能性はすべて摘み取る……死ね」――全身黒づくめの人物が大鎌を持って攻撃してきます。
聖雨姫レイン:急ぎ武器を構えて――って、私は武器持ってなかったんだー!(笑)
GM:あなたは斬られました。
ポー:「ポーー!(姫様ーー!)」
聖雨姫レイン:やっぱり武器は必要かもね……――と思いながら倒れる。
GM:そんなレインにトドメを差そうと黒づくめは歩み寄っていく。
ポー:立ち塞がる!
GM:では黒づくめは遠慮なく、邪魔なゾウガメを倒そうと――したその瞬間――「ちっ」――と何かを感じ取ってバックステップ。それと共にその場に起こる爆発!
聖雨姫レイン:「く……なにが!?」――うっすらと目を開けて見てみる。
GM:レインを守るように現れる1人の姫、黒づくめを視線で牽制するとレインに手を触れてまとめて転移します。
聖雨姫レイン:じゃあ……「あなた様は……」とか(笑)
レインとポー、そして謎の姫が居なくなった後、その場で黒づくめが呟いた――「ちっ、逃したか……」

◆Opening02◆宰相セルヴィ

王都サーディーン。超女王イクスィムが支配していた太陽に祝福されし都。現在のエルネイシア女王セフィスもサーディーンにいるため、その街は世界の首都として機能している。
GM:次は麦藁の赤髭です。場所は首都サーディーンにある女王が暮らすお城です。
麦藁の赤髭:すでに顔は換装された後なのかな?
GM:そうですね。すでに髭です。
麦藁の赤髭:では城のトイレで鏡を見て――「う〜〜む、俺様も……ずいぶんと男前が上がったものだ」
鍋ジョージ:気に入っている(笑)
麦藁の赤髭:「しかし……いきなり顔に傷が入っているとは……それに、どうして腕が片方なくなっているのだろう……」(笑)
聖雨姫レイン:知らされてないんだ。
麦藁の赤髭:「さて、そろそろセルヴィ様にこの顔の事をご報告に上がらねば」――とシュコー!と樽の穴から空気を噴出してホバリングしながら執務室へ向かうか。
※タルゴーレムは、そのタルに開いた無数の穴から、空気を噴出する事で飛行が可能なのである。
GM:と、赤髭が執務室の前まで来ると、部屋の中から意味深な声が聞こえてきます。
麦藁の赤髭:じゃあノックをしようと樽から身を乗り出したところで、ピタッと止まろう。
鍋ジョージ:キモッ(笑)
GM:声はセルヴィのものです――

「いつまで隠れているつもりだ」

麦藁の赤髭:なんと! 別にこれから重要な事を話しそうだから盗み聞きしようとしたわけでは(笑)

「さすがは古代神エルヴィデンス様……我が主と同格で御座います」

GM:――と、セルヴィの声に別の声が反応します。
麦藁の赤髭:む、俺様ではない? 宰相の他に部屋に誰かいるのか?――そのまま盗み聞きします(笑)
GM:赤髭的には、気配はセルヴィ1人だったのだけど、急に声と共にもう1人現れたって感じだ。扉から中を覗く?
麦藁の赤髭:……いや、そこまではしない。扉に耳をつけて話を聞くだけ。
GM:が、続く会話は正直、赤髭には理解できないものでした。なんせその前に聞いた言葉が衝撃的だったので……。
麦藁の赤髭:じゃあ驚いている――セルヴィ宰相が古代神? 古代神エルヴィデンスだと……!?――俺様はライフパスで[下僕の里](超女王イクスィムとアンゼロットを信仰している里)の出身だったので、かつてエルネイシアを破滅へと追いやった九姫争乱の黒幕である、古女王エルヴィデンスの名前を知っているのだ。
GM:そうやって驚愕していると、突如扉が開きキミは部屋へと転がり込みます。
麦藁の赤髭:「ぬをッ!」――ゴロゴロゴロ(笑)
GM:セルヴィ宰相が冷徹なまなざしで――「貴様は?」
麦藁の赤髭:樽から顔を出して――「麦藁の…赤髭にございます」
GM:「そこで何をしていた」
麦藁の赤髭:「い、いえ……なにやら話し声が聞こえ、失礼と思い扉より離れておりました」――盗み聞きしたなんてバレたらきっと殺される(笑)
GM:宰相セルヴィはジッとキミを見つめる。聖星姫と呼ばれるセルヴィの圧倒的なカリスマがキミの下僕心をくすぐる!
一同:『下僕心!!』(一同爆笑)
聖雨姫レイン:欲しくない心だわ(笑)
麦藁の赤髭:「なにやらセルヴィ様は古代神でエルヴィデンス……って、はっ!!!」(笑)
GM:ジッと見つめます。
麦藁の赤髭:「も、もちろんそんなわけは無いと、思っておりますれば……」――しどろもどろ(笑)
GM:その瞬間、セルヴィが今まで隠していたものを解き放つように、禍々しきプレッシャーを纏い出す。
麦藁の赤髭:な、なんだこのプレッシャーは!?
GM:「例え下僕の戯言だと言っても、計画の邪魔になる可能性は全て潰しておく必要がある……」
麦藁の赤髭:「セ、セルヴィ様?」
GM:「麦藁……お前は他の下僕を越える超☆パワーを秘めていた、だから個性を出したいという意見も聞いてやり顔の換装も許可した……しかし残念だ。何も知らなければ長く生きられたものを……」――ゆっくりとセルヴィは手を赤髭に向ける。
麦藁の赤髭:セルヴィ様は本気だ! と思うと直立不動だった俺様が、ポテンと樽ごと横に倒れる。
GM:「?」
麦藁の赤髭:「緊急離脱!!!」――スポンッ!! と樽を捨てて中身だけ脱出!!!(一同爆笑)
壁を壊して中身が逃げていく。
聖雨姫レイン:アイディンティティの樽はどうするのよ!(笑)
麦藁の赤髭:いいのです。きっと予備の樽はいくつかあるのです(笑)
ポー:中身はどうなっているの? 足とか。
麦藁の赤髭:それはモザイクだ! 見せれるのは樽から出てるバストアップ部分だけだ!(笑)  ガラガラと壁が崩れる執務室、宰相セルヴィは1人呟く――「タナトス、あれも始末しておけ……」

◆Opening03◆謎の石ガン爺

エルネイシアの空の下。長靴をはいた鍋マンダーは1人、今日も今日とて1人旅。
主人だった聖火姫セント☆フレイム様(正確にはその転生体)が、謎の人物に殺されてからと言うもの。
鍋マンダーに残っていたのは、頭にある神具"鍋"と料理を作る事だけだった。
GM:では今日も今日とて鍋ジョージは、1人旅中です。主が死んでからは料理を続けて旅をする毎日。
鍋ジョージ:シャイン♪ シャイン♪
聖雨姫レイン:何の音よ?
鍋ジョージ:包丁を研ぐ音に決まってるじゃないですか(笑)
今のは両手で2本の包丁を擦り合わせている擬音である。
鍋ジョージ:「ああ、そろそろ誰かの為に料理がしたい……新しい主人が欲しい……」(笑)
GM:と、あなたが下僕心に旅愁漂わせていると、突如天空から石が降ってきます。
鍋ジョージ:ガッコーーン!――「あイタ!?」
麦藁の赤髭:直撃したのかよ(笑)
GM:じゃあ脳天に直撃しました。
鍋ジョージ:「この鍋が無かったら即死だった……さすがは鍋、エルネイシアの神具と呼ばれる事はある」(一同爆笑)
GM:鍋に墜落したのは拳程度の石――水晶のようなモノですね。
鍋ジョージ:「なんだこれは?」
GM:「なんだでは無い!」――と石がしゃべります。
鍋ジョージ:「しゃべった!?」
GM:「下僕モンスターよ、お前には力がある。時間が無いので心して聞け――」
鍋ジョージ:「やはり石は石鍋に加工して……」
GM:「いや、お前、とりあえず話を聞け。今、世界に危機が訪れようとしているのだ」
鍋ジョージ:「普通に石焼き芋の焼石に使うのもアリか……」
GM:「………………」
鍋ジョージ:「どうした石?」
GM:「……世界中で神姫たちが古女王に力を吸収され、さらに聖姫に再び覚醒する事のないよう、聖姫達の転生体が暗殺されているという事実を……言っても意味が無いようだな……」
鍋ジョージ:「待て! 今の話は本当なのか? それじゃあ聖火姫セント☆フレイム様が殺されたのも……」
GM:「やっと話を聞く気になったか……そうだ、古女王エルヴィデンスの仕業だ。奴は第一世界ラース=フェリアを占領し、その世界のプラーナを奪い復活を試みた。しかし、ラースの勇者達に邪魔をされ計画は頓挫。そして神姫の力を全て吸収するという最後の手段に出たのだ」
鍋ジョージ:「お前はいったい何なんだ?」
GM:「我は神の欠片……この世界の平和を願う意思だ」
鍋ジョージ:石か……
GM:意思だから。
聖雨姫レイン:何を言っているやら……。
GM:「お前もこの世界の平和を願うなら、目覚めし姫と共に古女王を討つのだ」
鍋ジョージ:「まぁ…平和はともかく、誰かに仕えたいとは思っていたところだ……で、お前のことはなんて呼べばいいんだ?」
GM:「好きにせよ」
鍋ジョージ:「じゃあ石だし、平和を願っているし、ガン爺と呼ぼう」
麦藁の赤髭:ま、また微妙な(笑)
GM:「とりあえず、目覚めし神姫エターナル☆プリンセスを探すのだ」
鍋ジョージ:鍋にカランとガン爺を入れて――「ああ、わかった。探してみよう」

◆Opening04◆聖土姫セント☆ソイル

現在より、ちょっとだけ昔……王都サーディーン。ショッピング街――で始まるシーンなのだが……――
GM:ではゴメスです。長らくお待たせしました。
ゴメス:問題ない。もののふだからな。
GM:かなり昔、このエルネイシアでは戦争があった。
ゴメス:「わあああぁぁぁぁ!」(←合戦時の掛け声らしい)
GM:キミはかなりの古株であり、聖土姫セント☆ソイルに使えていた――
鍋ジョージ:(合戦時の敵役)『あ、あの角は隊長マッドマンのゴメス! やべぇ!?』(笑)
聖雨姫レイン:(敵役の姫)『まずいわ! 切りカブ部隊は枯れント達を盾に後退!』(笑)
ゴメス:「逃すか! 行け、泥玉達! ≪遠隔泥玉!!!≫」――キュパキュパキュパ!!!
GM:そうやって活躍するも、主たるソイルのキミへの扱いは散々なものだった……
ゴメス:「もっと……もっとおしばき下さい!」(一同爆笑)
聖雨姫レイン:(聖土姫ソイル)『さっきの戦いで……引いたわね』
ゴメス:「も、もうしわけありません!」
聖雨姫レイン:(聖土姫ソイル)『5cm……引いてたわね』
ゴメス:「そ、その通りで御座います! もうしわけありません!!」
聖雨姫レイン:(聖土姫ソイル)『お仕置きよ……』
ゴメス:「ソ、ソイル様〜」
GM:しかし……そんなソイルの元をキミが去る事はなかった。
ゴメス:「ああ……ソイル様、もっとおしばき下さい」(一同大爆笑)
麦藁の赤髭:お仕置きされたいが為か!?(笑)
GM:聖土姫セント☆ソイルは鞭さばきは天下一品らしい。
ゴメス:「ソイル様……素晴らしいです」(笑)

GM:そんな戦争も終わり聖土姫ソイルは人間に転生してしまった。エルネイシアに平和が訪れたのだ。しかし、キミは執念でソイルの転生体を見つけ出した。
ゴメス:「ソイル様、この隊長角にかけて我は一生あなたの下僕です」(笑)
GM:ソイルはそんなキミに冷たく一瞥すると――「顔が濃い、寄るな」――鞭を振るってくる。
ゴメス:「おう!? あう!? うお!?……有難き幸せ」(一同爆笑)
GM:そして人間になったソイルに仕えることになり数○年……今日は王都サーディーンでお買い物です。
やっとシナリオに繋がったらしい……。
ゴメス:「ソイル様、クレープを買ってきました……少し、泥が付いてしまいましたが」(一同爆笑)
GM:――鞭で。
ゴメス:「あっ! うう! おお!?」(←嬉しそうに)
ポー:(←笑いすぎて悶絶中)
聖雨姫レイン:ポーしっかりしなさい! まだまだ今日のセッションは始まったばかりよ(笑)
GM:そうやって買い物をして数時間が過ぎただろうか……そろそろお昼という頃合、ソイルに向かって近づいてくる一人のローブ。
ゴメス:「ソイル様!」――何かを感じて急いでソイル様の壁になるため走る!
GM:しかし時すでに遅く……ソイルとローブがすれ違うと共に、ばったりとソイルは倒れます。ジワ〜〜っと道に広がるソイルの血。
ゴメス:スローっぽく――「ソイル様〜〜」
GM:ローブは呟く――「これで残るはあと2人……」
ゴメス:「き〜さ〜ま〜〜!」――殴りかかる!
GM:ではそれを絶対回避で避けて、カウンターに絶対命中の大鎌を振るって攻撃されます。
ゴメス:劇画調の顔がドアップになったかと思うと、濃い鼻が横一文字に斬られ、空のカットに折られた角が舞う!(笑)
GM:そして折られた角がクルクル回って敵の手におさまり……
ゴメス:「ぐはぁッ!」
GM:追撃とばかりにキミはトドメを刺される――その瞬間、ローブがめくりあがり大鎌を持った女性の顔をキミは見る。
ゴメス:「ソイル様……ソイルさ……ま…………」――敵の顔を覚えて意識が消えます。
GM:
しかし、ゴメスは生きていた。覚えているのはソイルを殺したローブの女。
ゴメス:「我は……生きているのか……そうだ、あの女……よくもソイル様を!!!」――我は秘蔵のマッドマンマスクを装備して旅に出ます。仇討ちの旅です
――「必ずや仇はこの我が取って見せます!」

◆Middle01◆闇天姫シャドウ★ウラヌス

ポーの声で聖雨姫レインは意識を取り戻す。そこはどこかの部屋だった。
聖雨姫レイン:意識を取り戻して――「あなたは……」
GM:「私の名は闇天姫シャドウ★ウラヌス、前時代より戦いを続けているもの」
聖雨姫レイン:「ウラヌス様……?」
GM:「私は今まで、真実に目覚めんとしているものを1人でも助けんが為に戦ってきました」
聖雨姫レイン:「それは……セルヴィ様のラース侵攻が間違っていると気が付く、私達のような者を助けていると?」
GM:「そうです。しかし……事態は急変しました」
聖雨姫レイン:「急変?」
ポー:「ポー?」
GM:「宰相セルヴィは最初、ラースを侵攻しその世界に存在するプラーナを掌握しようとしました。しかし、その計画は失敗した……そこまではいいですね?」
聖雨姫レイン:「はい、ラース=フェリアで闇狼姫が向こうの勇者達に倒されてより、セルヴィ様から全軍撤退の報が入り、全ての侵攻軍はエルネイシアへと帰還したはずです」――私は仲良くなったラースのラ・アルメイア地方の復興に一役買っていたので帰還が遅くなったという事で。
GM:了解――「問題はその後です。セルヴィは帰還した神姫エターナル☆プリンセス達から、その"姫"としての力を抜き取ったのです」
聖雨姫レイン:「姫としての力を!?」
ポー:「ポー?(意味わからないのですが……)」
GM:「現状の聖雨姫レインを含む神姫エターナル☆プリンセス達は、星王神エルンシャの力を分け与えられ姫としての力を得たのです。つまりセルヴィは、ラースのプラーナで補うはずだった力を、その星王神の力を吸収する事で補完する計画に変更したのです。今、この世界に残っている姫は指折り数える程しかいない……」
聖雨姫レイン:「なんで……セルヴィ様がそんな事を!」
GM:「宰相セルヴィは……古女王エルヴィデンスなのです」
ガガーーーン!!
聖雨姫レイン:という衝撃が走ったという事で(笑)
麦藁の赤髭:適当な(笑)
GM:「先の九姫争乱で力を失ったエルヴィデンスですが、今、星王神エルンシャの力を吸収して再び力を取り戻そうとしているのです……古女王の復活、それは絶対に阻止せねばなりません」
聖雨姫レイン:「では……ではどうしたらいいのでしょうか?」
GM:「古女王エルヴィデンスを倒します。その為には力がいる……」
聖雨姫レイン:「はい」
GM:「かつての聖姫である者達は、今だその力を秘めています。その者達の協力を得ます。しかし……まだ生き残っている転生体は聖水姫セント☆アクアと聖木姫セント☆ウッドのみ……」
聖雨姫レイン:「他の方々は? ソイル様やゴールド様は?」
GM:「あなたを襲った黒い影……タナトスと呼ばれるセルヴィの手下です。あの者によって殺されました……さらに言うなら、あなた以外の目覚めし神姫達も……皆」
鍋ジョージ:って事は生き残っている神姫は聖雨姫レイン様だけか?
聖雨姫レイン:第一話最終回な話だ(笑)
GM:「私はセルヴィの牽制をしなければなりません。アクアとウッドにはあなたが会って協力を取り付けるのです」
聖雨姫レイン:「わかりました」
ポー:「ポー!」
聖雨姫レイン:ところでGM、レインは今日がたまたま16歳の誕生日なのです。なので勇者として旅立つにあたって……何か"銅のつるぎ"と"100GP"程度のマジックアイテムがもらえたりしないでしょうか?(笑)
GM:じゃあしょうがないから上げよう――「聖雨姫レイン……これを持っていきなさい」
聖雨姫レイン:「これは?」
GM:蛇腹に折った厚紙、端っこの方が持ちやすいようにビニールテープでグルグル巻かれて止められている。これで誰かを叩くとバシンッ! スパーンッ! と良い音がする。
聖雨姫レイン:「……これは?」
GM:「きっと必要になります……あなたの健闘を祈ります」――レインとポーはウラヌスによって強制的に転移させられます。
ポー:「ポー?(姫様、何貰ったの?)」
聖雨姫レイン:「………………」

◆Middle02◆赤髭海賊団

麦藁の赤髭は幾つもの船(つまるところ樽である)を乗り換え、王都サーディーンを抜け出し何とかセルヴィの手から逃げていた。
GM:赤髭は今、ルディア平原のかなり東、ちょっとした荒野まで逃げてきています。
麦藁の赤髭:プシュー! フシュー! とホバリングしながら――「ふぅ……ここまで来れば安心か……しかし、セルヴィ様が古女王だったとは……ここはかつての超女王様がたの為にも、俺様だけでもこの世界を守らねば」――と、下僕の首輪をはめようとして――「しまった!? 顔を換装したせいで首輪が入らない!!」(笑)
GM:まぁそんな感じでキミが進んでいると、向こうから頭に鍋を乗せた二足歩行なサラマンダーが見えてきます。登場して下さい。
鍋ジョージ:シャイン♪ シャイン♪ シャイン♪(←包丁で)
麦藁の赤髭:「む、あれは鍋マンダー。しかも包丁を持っているところを見ると……そういえば、俺様の海賊団にはコックがいなかったな」
聖雨姫レイン:コックどころか船長しかいないじゃない(笑)
麦藁の赤髭:「おい、そこのお前! お前はコックだな?」
鍋ジョージ:「ん、なんだ?」
麦藁の赤髭:「俺様こそ麦藁の赤髭! 赤髭海賊団の船長だ! 今、このエルネイシアの危機に立ち上がった1人……どうだ? お前もこの危機に一緒に立ち上がらぬか?」
鍋ジョージ:「世界の危機?」――と、ガン爺が言っていた事を思い出して――「お前もこの危機を知っているのか? なら一緒に――」
麦藁の赤髭:「だめだ!」
鍋ジョージ:駄目なのかよ(笑)
麦藁の赤髭:「俺様の海賊団に入るには、それ相応の実力がなければならない」
鍋ジョージ:じゃあその瞬間に赤髭の、髭を包丁でちょっとだけ剃り落とします――「こいつは貴重な材料だな」
GM:せっかく換装した顔の髭が(笑)
麦藁の赤髭:だが俺様は少々の事には動じないのだ。酒をぶっかけられたぐらいじゃ怒らないのと同じにな(笑)
鍋ジョージ:と、俺は頭の鍋にヒゲを入れて鍋料理を作成――「完成だ! みろ、これがチゲ鍋だ!」
麦藁の赤髭:「なるほど!!!」
聖雨姫レイン:「それはヒゲ鍋でしょーがッ!!!」――スパンッ! スパーンッ!! とハリセンでツッコミながら登場!(笑)
ポー:登場(笑)
麦藁の赤髭:「あぶッ!?」――と鍋に顔を突っ込む(笑)
鍋ジョージ:同じく(笑)
聖雨姫レイン:「何を遊んでいるのよあなた達は! 世界の危機って話はどうなったのよ! だいたいチゲじゃないでしょチゲじゃ」(笑)
麦藁の赤髭:「なにを!?――はっ、このカリスマ感……姫様、申し訳ありません」――自動的に従う下僕心(笑)
鍋ジョージ:「どうぞ良い味噌味が利いております。姫様」――下僕心のままに献上します(笑)
ゴメス:チゲじゃなかったのかよ(笑)
聖雨姫レイン:なんというか……確かにこの面子じゃ、私がハリセンね(笑)
ポー:「ポー♪(ガンバレー)」
麦藁の赤髭:「ところで、なぜこのようなところに姫様が?」
聖雨姫レイン:「ウラヌス様に言われてね。世界を救うために力になるだろう下僕モンスターの元へ転送されたのよ……」――という設定で(笑)
GM:了解です。実際、赤髭に鍋ジョージそしてゴメスにポーは、通常の下僕の数十万倍は強くなる可能性を秘めた"イレギュラーモンスター"ですから。
一同:『イレギュラーモンスター!?』(笑)
ポー:だからゾウなのにポーは小さいんだ。
鍋ジョージ:どうりで二足歩行できると。
麦藁の赤髭:この紅い髭こそイレギュラーの印。
ゴメス:我は普通だがな(笑)
一同:『濃ゆい顔が言うな』(一同爆笑)
聖雨姫レイン:さらに宰相セルヴィが神姫達の力を吸収している事、そしてセルヴィこそ古女王エルヴィデンスで、このままじゃ世界が崩壊するという事を――「――と、言うことなの。だから、あなた達の力を貸して欲しいの」
麦藁の赤髭:「無論で御座います姫様。この赤髭海賊団、是非ともお供いたします」
鍋ジョージ:勝手に俺までまとめて配下?(笑)
麦藁の赤髭:お前はもう海賊団のコックだからな(笑)
鍋ジョージ:まぁいいか――「姫様、この鍋ジョージ……姫様の下僕となる嬉しさを鍋で表現いたします」
聖雨姫レイン:チゲ鍋はもういいわよ?
鍋ジョージ:「安心して下さい……少々お待ちを――
そして――
麦藁の赤髭:じゃあその作っている間に、俺様が聞いてしまった話とかを姫様に説明しておこう。
鍋ジョージ:「完成しました」
聖雨姫レイン:「これは?」
鍋ジョージ:「かの国にはスッポン鍋という鍋料理がありまして……」
聖雨姫レイン:ス、スッポン?
鍋ジョージ:「もっとも、スッポンは大変貴重な材料なので、つい先ほどそこで見つけた不思議な亀でアレンジしてみました」――と、鍋の蓋を開けるとミニゾウガメが煮えています。
ポー:「ポーーー!?(煮込まれてるーーー!?)」(一同爆笑)
聖雨姫レイン:「ポー!? って、ちょっと何私のお付きを煮込んでいるのよ!」(笑)
麦藁の赤髭:「ウマそうだ」(笑)
鍋ジョージ:「会心の出来です姫様」
ゴメス:「その通り、ここは諦めて食べるべきですぞ姫様」――と、鍋を囲んでいる輪に入っていよう。
聖雨姫レイン:「でもポーは私の…………???」
一同:「………………」
ゴメス:「食べないのですか姫様?」
聖雨姫レイン:「って、あんたは誰!?」(笑)
ゴメス:「ご馳走様でした。我は完食で満足だ」
聖雨姫レイン:もう食ったのかい! しかも全部平らげて!!(一同爆笑)
ゴメス:「この甲羅がなんとも――ジュルリ」
聖雨姫レイン:「ポーーー!!」(一同爆笑)
ポー:泥の中から復活します……――「ポ、ポー…」
麦藁の赤髭:マッドマンに言おう――「お前は何者だ!」
ゴメス:「我が名はゴメス。偉大なる主君セント☆ソイル様の仇をとる為に旅を続けている、天下無双のもののふである」
鍋ジョージ:「何ができるんだ?」
ゴメス:「我は拳士、この鉄より硬い拳で敵をなぎ倒す!」――拳を振り上げドロロっ(笑)
聖雨姫レイン:もう溶けてるじゃない……。
麦藁の赤髭:はっ! これで船長にコックに拳士、それに非常食兼マスコットが揃った!――「姫様、我等がどこに進めば良いか、どうか導きくださいませ!」(笑)
聖雨姫レイン:私は航海士か(笑)
鍋ジョージ:いえ、ツッコミです。
聖雨姫レイン:真面目に言うな(笑)――スパーンッ!
ゴメス:そのツッコミを見てソイル様の元にいた頃の甘美な日常を思い出す。
麦藁の赤髭:甘美なのか(笑)
ゴメス:「あなた様は神姫様とお見受けします。どうかこのゴメスをお供に」
聖雨姫レイン:「ソイル様の仇……そう言っていたわね。もしかしてソイル様を殺した人物って」――とタナトスの話をしましょう。
GM:レインの言うタナトスこそ、ゴメスの見た暗殺者ですね。
ゴメス:「その通りでございます!」
聖雨姫レイン:「……わかったわ。一緒に行きましょう。目的は同じのようだしね」
麦藁の赤髭:「これにて赤髭海賊団、3人そろって姫様の配下となりましょう」
ゴメス:「我がその海賊団に入った覚えは無いのだが?」
麦藁の赤髭:「ゴメスよ……お前は知らないのか? 世間ではソイル様を殺したのは元マッドマン部隊の隊長ゴメスという噂が流れている事を」
ゴメス:「なんだと!?」
GM:じゃあそう流れています。
麦藁の赤髭:「仇を討ちたいのだろう? それならば名の浄不浄も言っていられぬだろう?」(一同爆笑)
ゴメス:「そうか……わかった。我も海賊になろう。死んだソイル様がいる天国まで我が名が届くように、この世界を救って見せる」

◆Middle03◆聖魔騎士&聖魔導師

聖雨姫レインの元に集った下僕たち、ミニゾウガメのポー、麦藁の赤髭、鍋ジョージ、ゴメス……珍妙なパーティーが自分達の目的が共通だと認識した時だった。
彼女達に近づいてくる2人の下僕がいた。
GM:ではそうやって話していると、キミ等に近づいてくる2人組がいます。
ゴメス:「何者だ!」
GM:「やっと追いついたぞ、この逃げ足の速い樽めが!!」――こっちは2人とも人間です。ぶっちゃけ聖魔騎士と聖魔導師。
鍋ジョージ:「なんだこいつらは?」
麦藁の赤髭:「言っただろう……俺様は王都サーディーンからセルヴィ様に刺客を放たれていると……こいつらがその追手だ」
GM:「我等が主セルヴィ様の為、貴様を処罰する」――剣を構えます。
聖雨姫レイン:敵とはいえ、聖魔騎士と聖魔導師って事は下僕ランクよね?――「あなた達程度が私に適うと思っているの?」
GM:「はっ!? 神姫エターナル☆プリンセス様だって!?」「ど、どうすれば」(笑)
ゴメス:下僕心に逆らえまい(笑)
麦藁の赤髭:いや、ここは姫様の一歩前に出て――「これは丁度良い機会、姫様、私どもの実力をしかとご覧頂きたく……」
鍋ジョージ:なるほど! 姫様に認めてもらうってわけか――「あの者達、即刻料理いたします」
ゴメス:「そして我が食べます」
麦藁の赤髭:お前が食べるのかよ(笑)
ポー:「ポー?(ポーはどうしよう?)」
聖雨姫レイン:「じゃあ実力拝見とするわ」――ポーと一緒に戦闘には参加しないって事で。
GM:わかりました。では聖魔騎士と聖魔導師vs赤髭海賊団3人って事で戦闘始めましょう(笑)
麦藁の赤髭:「先ほどまで逃げていたのは多勢に無勢だったから、しかし! 今は俺様たちの方が人数が上! 降伏するなら今のウチだぞ」
GM:「何を言う……貴様等、下僕モンスターなど何匹増えようが数にならん」
ゴメス:「知らないようだな……我等は主あってこそのモンスター! 聖雨姫セント☆レイン様という主を得た我等下僕モンスターに適う者無し!」
GM:「たかが神姫様が後ろにいる程度で勝てると思うな」
鍋ジョージ:「たかが?……姫様をたかが呼ばわりした事、後悔させてやるぜ」
麦藁の赤髭:「その体に教えてやろう……プリンセスのカリスマ性を得た、下僕の力と言うものを!」
ゴメス:「行くぞ! 我が拳の泥と化してくれる!!!」

GM:では1ラウンドです。
麦藁の赤髭:最初は俺様だ――「知るが良い、何ゆえ俺様が赤髭と呼ばれるか……」――スポンッ!と樽からナイフを一本取り――
聖雨姫レイン:最初っから刺さりまくってたんだ(笑)
麦藁の赤髭:そうです。樽には最初からナイフが刺さりまくっています(笑) そして≪真空波≫を使って聖魔騎士に投げます(コロコロ)……命中31で防御半分! ダメージは31点!
GM:(コロコロ)……回避が24で失敗。防御半分は痛いですね。
麦藁の赤髭:「あと29本……耐えられるかなこの恐怖に?」(笑)
鍋ジョージ:俺は≪バースト・ジャンプ≫発動! さらに聖魔導師に近づく!
GM:そしてこっちか……聖魔騎士がゴメスに接敵、聖魔導師は近づいてきた鍋ジョージに≪月光乱舞≫発動!(コロコロ)……クリティカル(コロコロ)……命中51! ダメージは44の魔法ダメージ!
鍋ジョージ:回避失敗。プラーナ解放!(コロコロ)……8点だけ通った!――「この程度か?」
GM:「こいつら……ただの下僕モンスターじゃない!?」
麦藁の赤髭:「恐怖の時間はこれからだ」――遠くにいる聖魔導師にナイフ≪真空波≫を使います。(コロコロ)……命中29! ところで聖魔導師ってどんな顔しているの?
GM:銀髪の整った顔立ちの男性かな。
麦藁の赤髭:「お前の命はいつ飛ぶことになるかな?」――ナイフを投げて――「銀髪危機一髪!!!」(一同爆笑)
GM:(コロコロ)……回避は無理!
麦藁の赤髭:ダメージがプラーナ解放(コロコロ)……48ダメージ、防御半分!
GM:(コロコロ)……くっ、まだ、まだ死なないけど瀕死です。
麦藁の赤髭:「ちっ、ハズレだったか……では次回をお楽しみに」(笑)
ゴメス:「姫様! 我に力を!!」――マッドマンマスクをかぶる! その瞬間、目が光る! キュピーン!!! ≪二刀流≫で聖魔騎士を殴ります(コロコロ)……命中が31! 2発目が(コロコロ)……クリティカルで(コロコロ)……クリティカルで(コロコロ)……49!(笑)
GM:(コロコロ)……両方当たるわ!(笑)
ゴメス:一発目(コロコロ)……37点!
GM:(コロコロ)……「その程度の拳――
ゴメス:と、話している間にチョッピングブローが行く! プラーナ解放(コロコロ)……ダメージ51点!―
―「これが本命だ!」
GM:(コロコロ)……駄目だ! 15点ぐらいオーバーキル――「まさか……二発目があったとは……無念」
ゴメス:「これがプリンセスを得た下僕モンスターの力だ!!」
聖雨姫レイン:あとは鍋ジョージの前にいる聖魔導師ね。
鍋ジョージ:「では俺もそろそろ本気をださないとな」――≪魔剣≫発動で俺の脚が真っ赤に燃える!(コロコロ)……30命中!
GM:回避は無理です。
鍋ジョージ:(コロコロ)……防御半分でダメージ44点!
GM:(コロコロ)……駄目だ、死亡した。
麦藁の赤髭:技名はないのか?(笑)
鍋ジョージ:じゃあ――「これぞ必殺……"すきやき"!!!」(一同爆笑)
聖雨姫レイン:鍋名じゃない! それはやりすぎじゃないの!?(笑)
鍋ジョージ:ギリギリです(笑)――「すきやきは一般的な技だ。俺はまだ本気の10%も出していないというのに……」
GM:ドサリと2人の追手は倒れます。
ポー:「ポーポー!?(凄い凄い!?)」
ゴメス:「これが我の力だ」
鍋ジョージ:「下僕モンスターをなめんなよ」
麦藁の赤髭:「赤髭海賊団……聖雨姫レイン様と共に、この世界を救いましょう」
聖雨姫レイン:な、なんだかなぁ……(笑)

◆Middle04◆フェイト・アムス湖

フェイト・アムス湖……平和な時ならトータス達が甲羅干しをする風景が見れるその湖には、中心に孤島があり神殿が立っていた。聖水姫セント☆アクアが転生体の座する場所。
GM:では追手を撃退して、一路…セイント☆アクアとセイント☆ウッド、どっちに会いに行きます?
聖雨姫レイン:もちろんアクア様のいるフェイト・アムス湖に行きます。
GM:では何日かかったか2D6で判定して下さい。だいたい今いる場所からなら1週間で到着します。
聖雨姫レイン:私が振るわよ?(コロコロ)……クリティカル!(コロコロ)……合計21!
GM:じゃあ21日かかってフェイト・アムス湖に到着しました。
聖雨姫レイン:って、通常の3倍もかかってるじゃないの!!(笑)
鍋ジョージ:「姫様、これはかの有名なフキノトウの芽です、是非ともご賞味下さい」
ゴメス:「うむ、ウマい!」
麦藁の赤髭:「待てゴメス! 船長の俺様を差し置いて食べるとは何事か!」
GM:と、いろいろあって3倍の時間が掛かりました……。全員2D6点だけプラーナを減らしておいて下さい。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……12も減った(笑) やはり船長は疲れる。
鍋ジョージ:(コロコロ)……5減った。
ポー:……4減りました。
ゴメス:(コロコロ)……我は3減った。
聖雨姫レイン:(コロコロ)……クリティカルして(コロコロ)……21減った。私が一番苦労してるんじゃないの!!(笑)
ゴメス:さすが姫様です。
聖雨姫レイン:「あんた達が! あんた達が!!」――ハリセンでゴメスをはたく! 一番疲れて無いし(笑)
ゴメス:「…ぁあ♪」(←気持ち良さそうな声)
聖雨姫レイン:気持ち悪い声出すなーーー!(一同爆笑)

GM:ではフェイト・アムス湖ですが、その湖の中心にはアクアのいる神殿が建っています。
ポー:「ポー♪(懐かしい♪)」
聖雨姫レイン:「トータス達が甲羅干ししてる……平和ね」
鍋ジョージ:「ではさっそく亀鍋の準備に――」
麦藁の赤髭:「トータス達はでかいぞ?」
ゴメス:「おう! ゴフッ! ガフッ!」(←亀を飲み込もうと奮闘している図)
聖雨姫レイン:そこ! 無理して飲み込もうとすな!!(一同爆笑)
GM:甲羅干ししてたトータス達ですが、あなた達が近づいてくるのを見ると、何かに怯えるように一斉に湖の中へ姿を消します。
聖雨姫レイン:「ゴメス! あんたのせーよあんたの!!」
ゴメス:「姫様、1匹だけなら我の口に……ゴフッ」――とちょっとだけ、息苦しく(笑)
ポー:「ポー!!(仲間を放せーー!)」――とゴメスのお腹に一撃です!
ゴメス:「ゴフッ!」――とトータスを放して――「姫様に……やって欲しかったのに……」(笑)
GM:トータスは逃げていきます。
ポー:「ポーポポー(もう捕まっちゃ駄目だぞう〜)」
鍋ジョージ:「うむ……材料には逃げられちまったが……さて姫様、どうしましょう? 俺はサラマンダーなので水に入るのはちょっと苦手です」
聖雨姫レイン:サラマンダーは火の属性だったしね。
麦藁の赤髭:「では姫様、ここは我等が海賊団が偵察に行ってまいります」――とポーを捕まえよう。ガッシリ!
聖雨姫レイン:「ポーっていつの間に海賊団に?」
ポー:「ポーポー!(入ってない! 入ってない!)」
麦藁の赤髭:「何言っているか解らんが、とりあえず海賊団の一員で嬉しいと?」(笑)
ポー:ポー:「ポポー!(全然違うー!)」
ゴメス:「待て船長、違うと言っているぞ」
聖雨姫レイン:「ポーの言葉がわかるの?」(笑)
ゴメス:「これでもマッドマン部隊の隊長まで上り詰めた男、この程度の言語造作もありません」
聖雨姫レイン:そうだったんだ(笑)
ポー:「ポーポー(とりあえず、海賊団じゃない事を伝えて欲しいな)」
ゴメス:「うん…うん……なるほどな。やはり海賊団の一員では無いと、この鍋の具は言っている」
麦藁の赤髭:「なんと!?」
聖雨姫レイン:「鍋の具?」
ポー:「ポー?(鍋の具?)」
ゴメス:「ああ姫様、勘違いしては困ります。こいつの本当の名前は"鍋の具"と言うらしいです。親から頂いた大切な名前だそうで……なにやら食材のような名前ですが、不憫に思わないで下さい」
ポー:「ポーポー!!(何それ! そんなの初めて聞いたよ!!)」(笑)
ゴメス:「うんうん……そうか……この鍋の具も本当の名前を姫様に知って頂き喜んでおります」(一同爆笑)
鍋ジョージ:「なるほど〜〜鍋の具かぁ」
ゴメス:ジュルリ(笑)
聖雨姫レイン:「……本当に?」
ゴメス:「本当ですとも! なになに……自分が湖を偵察に行くから、湖に投げ込んで欲しい?」
ポー:「ポ、ポー?!(今、しゃべってすらいなかったのに!)」(一同爆笑)
ゴメス:と、言うわけで鍋の具を湖に投げ込みます――ポイ。
ポー:ボッチャン(笑)
GM:では少しするとポーがレインの元に投げ返されます。ボコボコに殴られまくってます。
ポー:「ポ…ポー……(い、痛いよ〜〜)」
聖雨姫レイン:「仲間であるトータスを? どうして?」
ゴメス:「やはり鍋の具では駄目でしたな……ここは我が」――湖に入っていきます――ドロドロドロロロロロ……溶けます(一同爆笑)
聖雨姫レイン:「あんたは馬鹿か!!」――引っ張り上げます!
ゴメス:「申し訳ありません姫様、我とした事が、泥という事を失念しておりました」(笑)
聖雨姫レイン:「わざとでしょ絶対」
麦藁の赤髭:「やはりここは船長たる俺様の出番か……姫様、行ってまいります」――ドンブラドンブラと、樽で浮かんで行きます。
GM:でもキミの樽って随所に穴が開いているのですよね?
麦藁の赤髭:しまった!? ズブズブズブ……沈む(一同爆笑)
聖雨姫レイン:「あなたは飛行できるのでしょう?」
麦藁の赤髭:そうだった! シュゴーー!! 湖の上に上昇する俺様!――「ふぅ……危機一髪だったぜ」(笑)
聖雨姫レイン:はぁ……疲れる。
GM:と、赤髭は湖から打ち出されるトータス達の水鉄砲の標的にされます。
麦藁の赤髭:む、それは危険だ。急いで岸まで戻ってこよう。
聖雨姫レイン:この湖をなんとか渡らなきゃ駄目って事ね。
鍋ジョージ:キャラ作時に言っていた、水を割って道を出現させる魔法があればよかったのですがね。
ポー:GMがそんな場面無いって言ったのに、GMは嘘付きです(笑)
GM:いや〜〜、実はこの湖を渡るルールをちゃんと用意していたので(笑)
聖雨姫レイン:(コロコロ)……≪ウォーター・ロード≫発動成功。湖が割れて道ができます。
GM:えええええ!? 取らなかったんじゃないんですか!?
聖雨姫レイン:いや、あのタイミングで能力値の割り振りを再びやる方がめんどくさいなぁ……って思って、そのままにしたの。ほら、ちゃんとキャラシーにも書いてあるでしょ?
GM:………………本当だ。
鍋ジョージ:「さすが姫様!」
聖雨姫レイン:「さぁ行きましょう」
麦藁の赤髭:「了解しました」
ゴメス:「おお! 体が半分溶ける! 溶ける!」(←割れた水の中に体を半分入れている)
聖雨姫レイン:「遊んでないでさっさと走る!!」――スパーン!!
ゴメス:「……ぁあ♪」(一同爆笑)

◆Middle05◆聖水姫セント☆アクア

湖の神殿、そこは神聖な力が働くフェイト・アムス湖の中心。
湖を割り走りきって神殿までやって来た一行は……――
GM:おのれ、ランダム水鉄砲を打ったのに誰にも大ダメージを与えられなかった……。
聖雨姫レイン:私は5点ね。
麦藁の赤髭:9点です。
ゴメス:「び〜め゛〜ざ〜ま゛〜〜」――3回とも全部命中しちゃってHPが半分になってるのです(笑)
鍋ジョージ:ゴメスが小さくなってる!?(笑)
聖雨姫レイン:ああ……「皆集って……≪レイン・コール≫」(コロコロ)……成功。全体回復で11点。さらにゴメスには≪ヒーリング・ウォーター≫(コロコロ)……もう一回(コロコロ)……はい、全快ね。
ゴメス:「我は復活なり」――湖の土を得て体積も元通り。
聖雨姫レイン:さて、神殿に入っていきましょう。
GM:と、行く手を塞ぐようにトータス達が並ぶのですが、神姫であるレインのカリスマにその身を引きます。
聖雨姫レイン:ではそのまま進んでいきましょう。
GM:中心部に付きます。そこは豪華な部屋なのですが扉があります。水でできた扉ですね。
聖雨姫レイン:「聖雨姫セント☆レイン……ただいま帰還致しました」――と水の扉に入っていこう。
GM:問題ありません。
ポー:肩に乗ったままポーも入ります。
GM:ポーの属性は?
ポー:水/火です。
GM:では弾かれます。
ポー:「ポー?」
麦藁の赤髭:「鍋の具は鍋の具という事だ……聖雨姫セント☆レイン様の下僕、麦藁の赤髭」――と入ろう。
鍋ジョージ:「同じくコック、鍋ジョージ」――と入ります。
ゴメス:「聖土姫セント☆ソイル様が忘れ形見……マッドマン隊部隊長ゴメス」――入るか。
GM:え〜……全員の属性は?
麦藁の赤髭:金/火!
鍋ジョージ:火/水!
ゴメス:土/火!
ポー:水/火。
GM:火属性を持っていると入れません。
聖雨姫レイン:全員駄目なんじゃないのよ!!(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………………………

その神聖は部屋にはなぜか下僕達は入って来ず、1人レインは歩いて行く。
青白い静謐な部屋の一番奥、そこに彼女はいた。
GM:では部屋に入っていくのはレインだけです、その部屋にはあなたの知っている顔、聖水姫アクアの転生体がいます。
聖雨姫レイン:「アクア様……ただいま帰りました」
GM:「あなたは……セルヴィの陰謀に気が付いたのね」
聖雨姫レイン:「はい」
GM:「さすが知力25……IQ300を超えているだけあるわ」
ゴメス:IQ?
麦藁の赤髭:アクア様の判断基準はIQ300なのだ。古いとか言うな? 時代が時代なんだ(笑)
GM:「私はタナトスから逃げるように、ここに結界を張っていたの……そして、ウラヌスの言う希望が来るのを待っていた……そして希望は来た。それはあなたよ、聖雨姫セント☆レイン」
聖雨姫レイン:「私……が?」
GM:「そう……これを渡します」――石です。水晶のような形をしています。
聖雨姫レイン:「これは?」
GM:「今の私は人間の身です。私では世界を救うことができないでしょう……それならば、IQも高く神姫としての力も強い者に……なにより、ウラヌスが認めた希望に、私の力を継いでもらいたいのです」
聖雨姫レイン:「私に……アクア様の力を?」
GM:聖姫の力が継承されます――「神の力を持つ姫よ、今こそ聖なる導きと共に、真なる力に目覚めなさい」――レインが蒼く輝きます!
聖雨姫レイン:「アクア様……わかりました。必ずやこの世界を救って見せます!」
GM:「それと……ウッドがアルクスタの森で無事にやっているらしいの……助けに行ってあげて」
聖雨姫レイン:「はい。ウッド様を助けてからセルヴィ討伐に向かいます!」
GM:「お願いね。世界はあなたの肩にかかっているのだから」

◆Middle06◆アルクスタ大森林

アルクスタ大森林……そこは聖木姫セント☆ウッドが住まう聖なる森であり、世界でも有名な禁猟地である。その森では人間に転生したセント☆ウッドの世話を、今もトレントたちが甲斐甲斐しくしているという。
GM:ではトータス達がフュンフュンフュンと回転しながら飛行して皆を大森林まで運んでくれます。
鍋ジョージ:「目が…目が回る〜」
麦藁の赤髭:「こ、このような回転! 船長の俺様には……うっぷ」(笑)
聖雨姫レイン:私は乗り慣れてるから良いけど。
ポー:同じく。
ゴメス:まずい……遠心力で飛び散る(一同爆笑)
GM:と、なんだかんだでアルクスタ大森林に到着しました。
と言って、GMが戦闘管理シートのヘクス表を、2つ合体させたようなシートを広げ出す。
聖雨姫レイン:これは?
GM:アルクスタ大森林です。1スクエア移動するごとにランダムイベントが発生します。どのヘクスに聖木姫セント☆ウッドがいるか、今の時点では解らないので地道に探して下さい。
麦藁の赤髭:「よし、コックよ。火を放ち燻り出すのだ!」
鍋ジョージ:ではファイアーブレ――
聖雨姫レイン:「やめんか!」――スパパーン!(笑)
麦藁の赤髭:あう(笑)
鍋ジョージ:「姫様何を?」(笑)
聖雨姫レイン:「ここはトレント達の守る聖なる大森林……山火事起してウッド様達が怒ったらどうするのよ!」
ゴメス:「そうだお前達、我等はウッド様を助けに来たのだ。敵対してどうする? モシャモシャ」
聖雨姫レイン:モシャモシャ?
ゴメス:「ここの野菜はウマい!!!」――バキッっと木を折ってモシャモシャ(一同爆笑)
聖雨姫レイン:「あんたが一番敵対してんじゃないのよー!!!」(笑)
ポー:「ポー(早く行こ〜)」
………………………………………………………………………………………………………………

そうしてアルクスタ大森林へと入っていく一行――
GM:では2D6を振って下さい。
聖雨姫レイン:(コロコロ)……7ね。
GM:何事も無かった。
聖雨姫レイン:「私の勘だけじゃおもしろくないし……次は赤髭、どっちに行ったらいいと思う?」
麦藁の赤髭:「わかりました……まずは森の中心を目指しましょう」――1歩前へ。
GM:では2D6をどうぞ。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……11(笑)
鍋ジョージ:いきなり高い目だ!
麦藁の赤髭:大丈夫、すでに言い訳は用意してある!
聖雨姫レイン:言い訳を用意してから振るな(笑)
GM:と、森の奥から3体の咲きント達が現れ、赤髭に対して花粉を撒き散らします。
麦藁の赤髭:「こいつ等はウッド様のプリンセスモンスター、咲きント! 下僕モンスターがいるという事はウッド様に近づいている証!」
聖雨姫レイン:「何、その最初ッから用意していたような言い訳は?」(笑)
GM:赤髭は3×2D6をどうぞ。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……ファンブル。マイナス30です。
GM:………………ではMPが30点回復しました。
麦藁の赤髭:「フローラルな香りだ」(笑)
鍋ジョージ:リフレッシュしてる(笑)
GM:そして咲きント一行は去って行った。
麦藁の赤髭:「やはり姫様が一緒にいる事で、仲間だと思ってくれたのでしょう」
聖雨姫レイン:うう……ここまで出したハリセンをどこにぶつければ(笑)(コロコロ)……1! とりあえずゴメスにスパーン!
ゴメス:「……ぁあ♪」(一同爆笑)
鍋ジョージ:「では次は俺が行きましょうか」――さらに下がって(コロコロ)……3!
GM:と、そこには青く清浄な泉のようなものがあります。
ポー:「ポー?(回復の泉?)」
ゴメス:「ヒャッホー!!!」――ドッボン!!(一同爆笑)
一同:『おい!!!!』
ゴメス:「うううう〜〜溶〜〜け〜〜る〜〜」(一同大爆笑)
聖雨姫レイン:だったらやるな!!!(笑)
GM:皆の目の前で綺麗な泉が茶色く濁っていきます。
鍋ジョージ:うわぁ……。
ゴメス:「さぁ……ひめさま……存分に沐浴をば……」(笑)
聖雨姫レイン:「いや、遠慮しとく」
GM:と、ともに――「キャーー! 誰よ! 私の家をこんなに汚したのは!!!」――可愛い泉の精霊が飛び出してきます(笑)
その後、下僕全員で泉の水を綺麗にする事数時間……――
GM:では綺麗になりました。
ゴメス:「ヒャッホー!」
聖雨姫レイン:「いい加減にしなさい!!!」――スパンッ!
ゴメス:「……ぁあ♪」(一同爆笑)
ポー:「ポーポー?(ねえ、セント☆ウッド様の居場所知らない?)」
GM:精霊はそっぽ向いて――「し、知らないよ? 言っちゃ駄目って言われているもん」
鍋ジョージ:知ってるんじゃないか。
聖雨姫レイン:「良く聞いて泉の精霊、今この世界には危機が迫っているの。ウッド様の力がどうしても必要なの」
GM:「うう〜〜……」――でも、最終的に姫のカリスマにやられるんですよね……――「姫様ならここから――」と場所を教えましょう。ここのヘクスにいます(ヘクスシート上のある一点を差すGM)。
鍋ジョージ:遠ッ(笑)
麦藁の赤髭:奥の奥だな。
聖雨姫レイン:「ありがとう精霊、じゃあ私達は行くわ」――次はポーが振って良いわよ?
ポー:(コロコロ)……10。
GM:10ですか……知覚力ジャッジをして下さい。
ポー:(コロコロ)……15です。
GM:ではポーはいつの間にか、レインの肩から転がって1人っきりになってます。
ポー:「ポー?(は、はぐれた?)」
GM:そしてレイン達ですが、いつの間にかポーがいない。
麦藁の赤髭:「おや姫様、肩にいた鍋の具がおりませんぞ?」
聖雨姫レイン:ゴメスにハリセン!
ゴメス:「ぁあ♪……って、何をなさるのです姫様?」
聖雨姫レイン:「ポーを食べたでしょう? 吐きなさい!」――ビシッ!
ゴメス:「ぁあ♪」(ドの音)
聖雨姫レイン:「吐きなさい!」
ゴメス:「ぁあ♪」(ミの音)
聖雨姫レイン:「吐きなさい!」
ゴメス:「ぁあ♪」(ソの音)(一同爆笑)
鍋ジョージ:器用だなぁゴメスは(笑)
麦藁の赤髭:ちゃんと声が高くなっていったよ(笑)
聖雨姫レイン:「おかしい……これだけやってもポーが出てこないなんて……ポーを探しましょう」
そして今度はゴメスがダイスを振り……ちなみにポーはポーでダイスを振って勝手に探し出すと……
麦藁の赤髭:「姫様! 鍋の具です!」
聖雨姫レイン:「ポー♪」
ポー:「ポー♪(姫様ー♪)」――肩にジャンプ!
鍋ジョージ:「姫様……残念なお知らせです……今度はゴメスがいません」(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………………………
ゴメス:「おかしい……我の他全てが迷子になったか……」(笑)
………………………………………………………………………………………………………………

その後、さらに鍋ジョージが迷子になり、ゴメスがレイン達と合流し、再び現れた咲きント達がポーからMPをしこたま奪って逃げていったりし――
GM:では一方鍋ジョージです。
鍋ジョージ:(コロコロ)……12!
GM:それは大事なイベントです。
鍋ジョージ:おお、1人しかいないのにイベント(笑)
GM:森の中を駆け抜けていく、黒い影が1人……。
麦藁の赤髭:なんかヤバそうだな。
聖雨姫レイン:無理はしないでいいからね。タナトスっぽいし。
鍋ジョージ:「ありゃなんだ!?」――打ち落とす!≪サラマンブレス≫(コロコロ)……命中21!
GM:それは回避です。その影はちらりと冷たく一瞥をくれると、そのまま森の奥へと消えて行きます。
鍋ジョージ:「おのれ! もう少し近ければ必殺の対空三段蹴り鍋『トム・ヤム・クン』を食らわせたというのに」(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………………………

そんな頃、レイン達4人はと言うと――
麦藁の赤髭:イベントは(コロコロ)……9です。
GM:9ですね。すると森の空から秋の味覚が降ってきます。ちょっとトゲトゲしてるけど(笑)
ゴメス:「高級食材のウニ!!!」
聖雨姫レイン:「どうして海産物があるのよ!」(笑)
麦藁の赤髭:「姫様! 秋の味覚ですぞ!」
聖雨姫レイン:「だから栗じゃないって!――って違う! 栗よ栗! あ〜〜ゴメスのせいで間違えたじゃない!!」――ビシバシ!(一同爆笑)
ゴメス:「ぁあ♪ ぉあ♪」(笑)
GM:では全員に"いが栗"が振ってきます。【敏捷】ジャッジで難易度23!
ポー:(コロコロ)……16です。
ゴメス:(コロコロ)……ピンゾロ(笑)
麦藁の赤髭:……むぅ、秋の味覚をその身で受けてしまった。
聖雨姫レイン:あれクリティカル?(コロコロ)……ああ、またクリティカル(笑)(コロコロ)……なんか成功した。
ゴメス:「飯〜〜飯〜〜」――と口を開けてまってよう(笑)
麦藁の赤髭:「危ない姫様!!」
聖雨姫レイン:私はそこにいないから、少し離れた所で栗拾いしてる――「あ、これなんか良い感じかも」(笑)
麦藁の赤髭:「あ、あれぇ? 姫様いない!?」(笑)
GM:では命中してしまった人は自分で1D6をまず振って下さい。何個当たったかです。
ポー:(コロコロ)……5個当たった。
麦藁の赤髭:……俺様も5個(笑)
ゴメス:「ウマい!!!」――(コロコロ)……(笑) 6個も口に飛び込んできたぞ(一同爆笑)
聖雨姫レイン:ゴメスは馬鹿か! 多少は避けなさいよ(笑)
GM:では当たった個数×2D6の実ダメージで(笑)
ポー:(コロコロ)……7だから35点来た。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……8で40点、残りHPが1!?(笑)
ゴメス:(コロコロ)……7だから42点――「みんなー! 我に近づけー! ≪泥粒子結界≫!!!」(コロコロ)……16点軽減!
麦藁の赤髭:「でかした拳士!!」――すでに近くだ!
ポー:「ポー!(助かったよー!)」――同じく(笑)
GM:ではゴメスは結界で16点軽減ですが、赤髭とポーには"いが栗"が直撃します。40点と35点ね。
麦藁の赤髭:「ギャーーー!!」――ってなんで俺様たちは結界の効果が無いんだよ!!
ゴメス:当たり前だ! 我の結界は我だけを守るモノだからだ!!
麦藁の赤髭:じゃあ「集れ」とか紛らわしいこと言うんじゃねーーー!!!(一同爆笑)
………………………………………………………………………………………………………………

その後、休憩して回復したりしているレイン達より、黒い影を追いかけて森を進む鍋ジョージの方が、先にアルクスタ大森林聖木姫セイント☆ウッドの聖域へとやって来ていた。
GM:では鍋ジョージがそこを進むと、巨大な木に大きなウロがあるのですが……。
鍋ジョージ:「ん?」
GM:1人の少女が黒装束の天使に大鎌で襲われています。
鍋ジョージ:インターセプトする!
GM:では【敏捷】ジャッジの難易度28、成功すれば割り込めます。失敗すると……さて?
麦藁の赤髭:同値の場合はどっちを能動と取るんだ?
GM:今回は同値の場合、振り直しって事でお願いします。
鍋ジョージ:プラーナ解放!(コロコロ)……28! 同値?
GM:この場合は振り直しですね。
鍋ジョージ:じゃあもう一回プラーナ解放!(コロコロ)……28! また!?
GM:もう一度です。
鍋ジョージ:もうプラーナが15しかない! だが、ここで負けるわけにはいかねーんだよ! プラーナ解放(コロコロ)……27!?――「そんな!」
GM:黒装束はズバッっとウッドを切り裂き、ウッドはそのまま倒れます。
一同:『死んだー!?』
聖雨姫レイン:なんとかしなさいよ!
麦藁の赤髭:ここで死なれたらセルヴィに勝てなくなるぞ!
ゴメス:この役立たずが!!!
ポー:ポーポー!!
鍋ジョージ:ぬおおお! 何か何か……そうだ!――「おい、ガン爺! お前がなんとかしろ!」(笑)――と鍋からずっと忘れていたガン爺を取り出してウッド様に押し付けよう。
GM:ではその石はセント☆ウッドに入り込み、ウッドはHP1の状態で復活します。[生死判定]に成功したと言う所ですね。
鍋ジョージ:「と、とりあえず、一命は取り留めたか……」
GM:では黒装束はウッドが死んでいない事に気が付いて――
鍋ジョージ:「≪バースト・ジャンプ≫!!」――ウッド様を抱えて逃げる! 全力移動!!

◆Middle07◆狩る者タナトス

その瞬間、アルクスタ大森林を覆っていた神聖な空気がゆらぎ、少しずつ死の気配が這い寄ってきていた……
そしてレイン達4人はそれに――
GM:【知覚】ジャッジで15以上なら、神聖な空気がゆらいだのがわかります。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……18で成功!――「……まずいな」
ゴメス:「貴様! 我に断りなく何を食った!!!」(一同爆笑)
麦藁の赤髭:「違う! まずいってそのまずいじゃない! 俺様は何も食って無い!」(笑)
聖雨姫レイン:「赤髭……どういう事?」
麦藁の赤髭:「はっ…この大森林より神聖な気配が揺らいでいるようです。もしや敵の方が一足早かったのかも……」
聖雨姫レイン:「赤髭、その神聖な気配が揺らぎ始めた方向ってわかる?」
GM:わかって良いですよ。どうせ次のヘクスで巨大ウロのある場所ですし。
麦藁の赤髭:「こっちです姫様!」――とイベント振ってないけど移動していいの?
GM:問題ありません。そうやって移動すると、進行方向から女性を抱えたまま逃げてくる鍋ジョージが見えます。もちろんその女性は――
聖雨姫レイン:「セント☆ウッド様!?」
鍋ジョージ:「おお、姫様ー!」――と合流!
麦藁の赤髭:「どうしたコック! そんなに慌てて!」
鍋ジョージ:「あいつが……黒装束の奴がウッド様を!」――と後ろを指差します!
聖雨姫レイン&ゴメス:『見覚えは!』
GM:もちろんあります! タナトスです。
聖雨姫レイン:「タナトス……」
ゴメス:「この鼻の傷が疼く……おのれ!」
GM:ではタナトスはキミ等の一団の前で急停止して――「どうやら、生き残りの神姫までいるようだ……好都合。すべて我が主エルヴィデンス様への、生贄となれ」――戦闘に入ります。
聖雨姫レイン:「皆、私はウッド様を回復するから、それまで時間をかせいで!」
ポー:「ポー!(2人はポーがカバーリングする!)」
麦藁の赤髭:「承知した!」
鍋ジョージ:「今度こそ蹴り鍋を命中させてやる!」
ゴメス:「待て麦藁の赤髭! お前は下がっていろッ! 奴への恨みならこのゴメスが先にはらす権利がある!」
聖雨姫レイン:恨みじゃなくて仇でしょう?
ゴメス:「そうだった! 待て麦藁の赤髭! お前は下がって――
聖雨姫レイン:って、言い直すな(笑)
ゴメス:「とにかく! タナトス……貴様に奪われた我の角! 返してもらおうか!」
GM:「私に勝てたらな」――大鎌を構えて――ではイニシアです。

聖雨姫レイン:
最初は私ね。ここはアクア様の力継承で覚醒した聖姫の力を見せましょう! ≪超☆応援≫発動! 全員【攻撃力】+5の【行動値】+3! この戦闘中ずっと!――「あなた達には私が付いてる! 聖雨姫セント☆レインがいる限りあなた達下僕に負けは無い! 全力で行きなさい!!!」
麦藁の赤髭:「おおおおおおお!!!」
鍋ジョージ:「光栄であります!」――超対抗≪暴走≫!
ゴメス:「やぁってやるぜ!!!」
GM:ではこっちは全力移動を宣言、さらに≪闇走り≫≪殺人舞≫で範囲攻撃!
ポー:ウッド様を≪カヴァーリング≫!
GM:≪隠し武器≫絶対命中の(コロコロ)……44点!
ゴメス:≪泥粒子結界≫(コロコロ)……5点来たか。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……結構痛いな。
聖雨姫レイン:私もかなりくらった。
鍋ジョージ:キツイ……。
ポー:な、なんとか……。
GM:タナトスは攻撃したあと、そのまま移動して離脱します。
麦藁の赤髭:では1スクエア移動してから、ナイフを投げる≪真空波≫――「貴様も危機一髪だ」(コロコロ)……命中32!
GM:(コロコロ)……回避失敗。
麦藁の赤髭:プラーナ全解放!(コロコロ)……ダメージ53点の防御半分!――「例えローブで姿を隠そうとも、俺様にはすべて丸見えだ」
GM:「………………」
麦藁の赤髭:「しかし投げたのはおもちゃのナイフ、やはり衝撃には耐え切れ無いか……」――パキンとナイフが≪真空波≫の効果で壊れます(笑)
GM:「なかなかの技だ……しかし、次は無い」
鍋ジョージ:次は俺だ。普通に魔法≪ファイアーボール≫(コロコロ)……命中30! ダメージ39点!
GM:(コロコロ)……ふむ、服の端とかが少し燃えましたね。
ゴメス:≪明鏡止水≫で絶対命中!
麦藁の赤髭:まてゴメス! 相手まで2スクエアあるぞ?
ゴメス:問題ない! キィィィィィィィ――身体が金色に光出します!
GM:こっちはクリティカルすれば絶対回避(コロコロ)……駄目だ、クリティカルしない。
聖雨姫レイン:「ゴメスの身体が光り出した!?」
ゴメス:「マァァァーーーッドォスパァァァァーーークッ!!!」(一同爆笑)
≪マッドスパーク≫――3スクエア先まで移動し、その間にいたキャラに命中する特殊能力!
ゴメス:プラーナ全解放! 突っ込んで行く!!
GM:その瞬間! タナトスもプラーナ解放! 銀色の光に包まれていく!
聖雨姫レイン:「金と銀の光が!?」(笑)
ゴメス:競り勝って見せる! ボタン連打だ!(コロコロ)……ダメージ55点!
GM:金と銀の光が衝突し光が爆ぜる! 数秒の間同時に存在したその光は、わずかにゴールドが押し勝ち、銀光を包み込んだ!
ゴメス:「つ〜ら〜ぬ〜け〜〜波ーーーーー!!!」(一同爆笑)
GM:それでは殆どの威力は相殺されてしまったが、タナトスの装束を引き裂く――そして全身をあらわにしたタナトスは……闇冥姫シャドウ★プルートです。
麦藁の赤髭:やはりプルートか、大鎌持っているしな。
聖雨姫レイン:「闇冥姫…シャドウ★プルート……」
GM:「まさか私の正体がばれるとはな……この事を知ったからには……全員死ぬがいい」
麦藁の赤髭:「安心しろ……闇冥姫は歴史上死んだ事になっている。ここでお前を俺様たちが倒す! 歴史は変らない」
ポー:ポーは庇う要員なので、行動はしません。終了。

GM:
では2ラウンドです。
聖雨姫レイン:クリティカルしたから私から! ≪キュア・ウォーター≫――カウント落とす。
GM:そして次は敵ですね。
聖雨姫レイン:あれ? なんで私は呪文詠唱してるんだろう?(笑)
GM:≪影走り≫≪殺人舞≫(コロコロ)……移動してレイン達に接敵(コロコロ)……命中範囲の29!
聖雨姫レイン:さすがに詠唱中断(笑)(コロコロ)……回避失敗。
鍋ジョージ:同じく回避失敗。
ポー:ウッド様を≪カヴァーリング≫です!
GM:(コロコロ)……ダメージは46点!
聖雨姫レイン:重症にはならないから大丈夫。
鍋ジョージ:俺も死んではいない。
麦藁の赤髭:命中でクリティカルしてないから、プルートはその場で移動終了だな? タコ殴りだ(笑)
GM:ハッ! しまった!?
聖雨姫レイン:私はもう一度≪キュアウォーター≫(コロコロ)……発動、ウッド様16点回復!
GM:聖木姫セント☆ウッドは軽傷まで回復しました。
聖雨姫レイン:「これで……ひとまずは安心かな」
ゴメス:よし我なり!――「姫様! そこをお動きになられるな!」≪遠隔泥玉≫――ヒュンヒュンヒュンッ!!
GM:それは危険だから≪白面≫――消えます。
ゴメス:「消えた!?」――泥玉が我の体に戻ります。
麦藁の赤髭:次は俺様か――「いないな……」――終了。
GM:そしてプルートですね。ポーの背後に瞬時に現れ確実に守り役を殺します。
ポー:「ポー!?」
GM:ポーを両手で持つと一緒にジャンプします!
聖雨姫レイン:「ポー!?」
GM:「死ね……≪暗黒流星の術≫」――地面に叩きつける!(コロコロ)……命中28! ダメージ(コロコロ)……クリティカル(コロコロ)……69点!
ポー:回避は失敗! 防御が(コロコロ)……よし、クリティカル!(コロコロ)……耐えたよ!(笑)
聖雨姫レイン:「良かった……」
鍋ジョージ:「姿を現したな……姫様、先ほどは見せられなかった蹴り鍋の奥義をご覧致しましょう」――≪マジック・インパクト≫対抗で≪魔剣≫!
GM:そちらを見よう。
鍋ジョージ:発動魔法は≪ファイアーボール≫! 燃える長靴!(コロコロ)……命中30!――「当たれ!」
聖雨姫レイン:喰らえじゃないの?(笑)
鍋ジョージ:今回は「当たれ」でいいのです(笑)
GM:(コロコロ)……30回避!? 負けた!
鍋ジョージ:(コロコロ)……クリティカル!(コロコロ)……76点の防御力半分! 魔法ダメージ! そしてバックに出る奥義名――「ふ・ぐ・ち・り」(一同大爆笑)
麦藁の赤髭:ドーーン!(←効果音らしい)
ゴメス:ドーーーン!!(←効果音らしい)
鍋ジョージ:「どうやら……お前は中ってしまったようなだ……河豚に」(笑)
聖雨姫レイン:それでか(笑)
GM:「ふふ……この程度で……」――プラーナ解放で耐えた。重症一歩手前だ。
鍋ジョージ:「やせ我慢はやめるんだな。お前は俺の蹴り鍋を喰らった。もう、気力で立っているだけだ」(笑)
GM:「………………」
聖雨姫レイン:≪ヒーリング・ウォーター≫をウッド様にかけて(コロコロ)……12点回復。
GM:ウッド様はHP全快ですね。
麦藁の赤髭:「拳士よ、仇を討つ良い」
ゴメス:シュピイィィーシュピィー――とマッドマンマスクから光が!――「マァァァーーーッドォスパァァァァーーークッ!!!」

◆Middle08◆星王神エルンシャ

狩る者タナトス……いや、闇天姫シャドウ★プルートは倒れた。
GM:「まさか……この私が……」
聖雨姫レイン:「プルート……最後に教えなさい。あなた達は、いやエルヴィデンスは何を考えているの!?」
GM:「神姫エターナル☆プリンセス達の力は、星王神エルンシャ様の半身を分け与えたもの……つまり、神姫達の力を全て集めれば、エルンシャ様の力を50%手に入れる事になる」
聖雨姫レイン:「すでにエルヴィデンスは……」
GM:「ふふ……そうだ。すでに神姫もお前以外は全てエルヴィデンス様が吸収なされた……そして、古代神としての力、エルンシャの半分の力、そして聖姫から奪った力……その全てを持ってエルヴィデンス様は、星王神エルンシャに戦いを挑んでおられるのだ」
麦藁の赤髭:「星王神に戦いを挑むだと!?」
鍋ジョージ:「そんな事してただですむとは……」
GM:その瞬間、空が割れて一斉に流星群が世界中に流れるのを見ます、それと共に、今まで誰かが見守っていてくれていたのが、急に無くなったかのような喪失感が誰の胸にも生まれます。
ポー:「ポー?(これって……)」
ゴメス:「まさか……」
聖雨姫レイン:「星王神様が敗れた……?」
GM:「フフフフフフフ……これで全てはエルヴィデンス様の思い通り……世界は破滅するのだ! エルヴィデンス様……この私の力も――」――そう言うと、プルートは自分で自分の腹を貫き死亡します。その体から銀色の光が出ると王都サーディーンへと飛んで行きました。
聖雨姫レイン:「まさか……そんな馬鹿な……」
GM:それと同時にセント☆ウッドの胸が光り、ガン爺が浮き上がってくる――「やはり……この時が来てしまいました……」
鍋ジョージ:なんか口調が違う(笑)
GM:「もしもの時を考え、最後の希望の元へとこの欠片を先に送っておいて良かった……」
聖雨姫レイン:「あなたは?」
GM:「私の名は星王神エルンシャ……良く聞いてほしい最後の希望よ」
聖雨姫レイン:聞きます。
GM:「すでに古女王エルヴィデンスは、私の力を全て手に入れた……しかし、今は私との戦いの為に消耗しきっている状態だ。倒すチャンスは今しか無い」
鍋ジョージ:「しかし……相手は神レベルって事になるんだろ? いやなるのですよね?」
GM:「だからこうなる前に、この道標を残したのだ……」――と、空を降っていた流星の幾つかが、キミ達に直撃します! それと共に内からこみ上げてくる超☆パワー!
麦藁の赤髭:「なんだこの力は!?」
鍋ジョージ:「煮えたぎる!」
ゴメス:「うおおおおおお!!!」
ポー:「ポッポー♪」
聖雨姫レイン:「星王神……エルンシャ様の力が!?」
GM:「そうだ……これで消耗しきったエルヴィデンスと互角に戦えるはずだ……タイムリミットは……1時間」
実際に会議室のタイムリミットが1時間だったのである。
聖雨姫レイン:「解りました。必ずやこの世界を救って見せます」
ポー:「ポー♪」
鍋ジョージ:「これだけ煮立てば……」
麦藁の赤髭:「姫様、行きましょう!」
ゴメス:「ソイル様……見ていて下さい」――プルートから角を奪って取り付けます(一同爆笑)
聖雨姫レイン:覚えてたんだ(笑)
GM:いいでしょう、そこまでこだわるなら「マッドホーン」を上げますよ(笑)
ゴメス:よっしゃ!
GM:では5分でレベルアップして下さい。そしてエルンシャの欠片パワーで一気に王都サーディーンが、エルヴィデンスの目の前まで転移させられます。
聖雨姫レイン:まさに私達の肩に世界がかかっているのね(笑)

◆Climax01◆古女王エルヴィデンス

聖木姫セント☆ウッドは、旅立つ聖雨姫レインにあるモノを渡した……それは聖姫としての力だった。
聖雨姫レイン:「しかし……これを受け取るわけには……」
GM:「でも、世界を救えるのはもうあなた達だけなんでしょう? なら持って行って! 必ずこの世界を救ってね♪」
聖雨姫レイン:「は……はい!」――受け取ります。
GM:ではデータを教えます。聖木姫の力はイニシアアップです。聖水姫の力は全回復です。それぞれ1回きりの使いきりアイテムと考えてください。
聖雨姫レイン:「……行ってきます」
GM:では星王神の欠片が光を放ち、瞬間的に場面が変わります。
ゴメス:「隊長角を取り戻した我に負けは無い!」――≪ファイナルマッドビーム≫を取得したしな(笑)
鍋ジョージ:「俺も神具が土鍋になったぞ!」
ポー:「ポー!(≪トータス・ジョーカー≫になった!)」
GM:では転移した瞬間ですが、こんな声が聞こえます――「私がその程度、予知していなかったと思うか?……死ね、最後の希望とやらよ」――転移と同時に衝撃が走ります。全員自分でダイス振って下さい。2D6×1D6を3回振って下さい。HPとMPとプラーナがその分だけ減ります。
聖雨姫レイン:プラーナまで!?
そして、かなりボロボロになる全員……
GM:見れば、キミ達に手を向け瘴気の衝撃波を放ったセルヴィがいます――「ほう、まだ息があるか」
聖雨姫レイン:「私達はこの程度では倒れない……なぜなら――」
麦藁の赤髭:「ここで俺様達が倒れれば、このエルネイシアに未来は無いからだ!」
ポー:「ポーポー…(あなたを倒すまでは倒れれない……)」
鍋ジョージ:「例えこの身が切り裂かれようとも……」
ゴメス:「我等は……あの鞭の喜びを再び味わうまで、絶対に死ぬことは無ーーーい!!!」
聖雨姫レイン:「それはお前だけだー!」――スパーン! 絶対落とすと思ったわ!(笑)
ゴメス:「……ぁあ♪」(一同爆笑)


GM:戦闘です。
聖雨姫レイン:「聖木姫セント☆ウッド様の力よ! 私達に力を!」――セント☆ウッドの力を解放します。
GM:ではイニシアが全員+2D上がります!
麦藁の赤髭:おお、クリティカル!
ゴメス:(コロコロ)……3増えた。あまりご利益が無い(笑)
聖雨姫レイン:……ファンブル。≪神聖加護≫使用。
鍋ジョージ:ゴメスと一緒の20か、1回しか行動できない(笑)
ポー:ポーは13。
聖雨姫レイン:ええ!? ポーってウッドの力を入れても13なの!?


GM:さぁ最初は?――エルヴィデンスは漆黒の鎧に包まれています――「さぁこの歴史の転回点を、お前達はどう乗り切る」
鍋ジョージ:「かつてお前のようにエルンシャの力を集めた者がいた。お前も同じ運命を辿るんだ」
GM:「あの時は邪魔な意識が残っていた……今度はそのような間違いは無い。全ては私の意志、邪魔が介入する余地は無い」
麦藁の赤髭:「それは、本当にあなたの意思なのか?」
GM:「なに?」
麦藁の赤髭:「主を失い、ボロボロになっていた俺様を救ってくれたのは……顔を換装してくれたのは嘘だったのですか!」
GM:「お前は下僕モンスターの中ではイレギュラーだった……だが、お前は最後までイレギュラーだったよ、結局、恩を仇で返して敵に回ったのだから」
麦藁の赤髭:「それはこちらのセリフです。今から私がやることは、決別の証です」――ナイフを投げます。≪真空波≫。
GM:「顔を換装したのは私だ、その程度が効くと思っているのか?」
麦藁の赤髭:「やってみなければわからない!」(コロコロ)……命中30のダメージは35点の防御半分。
GM:(コロコロ)……回避失敗で、17点通りました。
麦藁の赤髭:「それが俺の最後の良心……しかし、その最後の一欠けらも砕け散った……」――≪真空波≫の能力でナイフが砕け散ります(笑)
GM:「ほう?」
麦藁の赤髭:「赤髭海賊団、行くぞ!!!」
ゴメス:「ヒーー!」(一同爆笑)
聖雨姫レイン:ショッカーじゃないの!(笑)
GM:次はレインです。
聖雨姫レイン:「エルヴィデンス……例え古女王だと言っても、今の私達なら適わない相手では無い! 皆のもの! 倒す気で死んで来なさい!!!」(コロコロ)……≪ヘッシュ≫発動! 全員防御力が+24!!!
一同:『うおおおおお!!!』
GM:硬くなりましたね……ならこっちです。赤髭海賊団の3人に――「無駄な事を……」――2歩移動してから、右手に金色のオーラがチャージされて行きます。呪文詠唱。
鍋ジョージ:「近づいてきた!?」
麦藁の赤髭:「ならばやられる前にやる! 俺様は海賊! 大海原を進む大海賊よ! あなたの為に用意されているナイフはあと24本……まだまだあるぞ?――エルヴィデンス危機一髪!」(コロコロ)……命中、プラーナ解放(コロコロ)……53点の防御半分!
GM:「ふふふ……」
麦藁の赤髭:「俺様から見れば、いかな古代神と言えどチーズのようなもの」
ゴメス:穴だらけか。
聖雨姫レイン:赤髭は言えないでしょうに(笑)
ゴメス:「行くぞ!」――マッドマンマスクをかぶって、二刀流の≪マッドパンチ≫!(コロコロ)……31命中と30命中! 右ボディが(コロコロ)……クリティカル!(コロコロ)……ハートブレイク51点! 左チョッピング(コロコロ)……ドラゴンフュッシュブロー! 38点!!
GM:「その程度か……」――エルヴィデンスの右手が金属光が輝くと共に――「セント☆ゴールドから奪ったこの力……くらえ」(コロコロ)……海賊団3人に命中(コロコロ)……ファンブルで25だ。
ゴメス:プラーナが8点しかない(コロコロ)……無理だ。
鍋ジョージ:10点解放で(コロコロ)……回避!
麦藁の赤髭:甘い! 避けた!
GM:魔法ダメージの(コロコロ)……ファンブル。30点ダメージ。連続ファンブルって何!?
麦藁の赤髭:「なぜ?という顔をしているな? それは所詮お前ではゴールド様の本当の力を使いこなせ無いという事……ゴールドさまの高潔な心までは受け継いでいないお前はな!!!」
GM:「下らん……」――連続攻撃、特殊能力発動! 全員の足元から金色の錐が飛び出して貫きます! 10点+2D6の実ダメージです。その2Dは各自振って下さい。
聖雨姫レイン:(コロコロ)……20点来た。
麦藁の赤髭:(コロコロ)……15点来た。
鍋ジョージ:ファンブルだから、一点も来ない。
ゴメス:……我も20点(笑)
ポー:ファンブルだからポーも大丈夫。
GM:「ほう……これだけの力の差を見せ付けても、まだ立ち上がるか」
聖雨姫レイン:「私達は選ばれた……なぜ選ばれたか解るかしら?」
GM:「さぁな」
聖雨姫レイン:「私達は決してあきらめ無い! どんな攻撃をくらおうとも! どんなにショックな事が起こっても!」
ポー:行きます! 甲羅に全て引っ込めて穴からハルバードだけがニョキっと生える! ≪明鏡止水≫使用! ゴォーーっとフライングしつつ――「ポー!(スピニング・ハルバード・ローリング!)」(コロコロ)……ダメージ≪ジョーカー≫使用で60点!!
GM:「この程度では……」
鍋ジョージ:俺は接敵で終了。
聖雨姫レイン:「今こそ出で現れよ! 水の属性を司り我が下僕モンスターよ! 『トータス・スコール!!』」――天空からトータス達が召還されて落下激突します!
ポー:「ポー!(ラースで見た姫様の必殺技!)」
聖雨姫レイン:≪聖姫奥義:水≫≪下僕レーザー≫を使用! セルヴェエンデを中心に2スクエアの範囲攻撃だ!
麦藁の赤髭:すげー……ってちょっと姫様!? そこに俺様達も全員入るんだけど?(笑)
ゴメス:ああ、本当だ。
ポー:ポーもいる!?
鍋ジョージ:あ、俺も。
GM:「仲間もろとも攻撃か?」
聖雨姫レイン:「……そいつらは仲間なんかじゃない! 下僕よ!」
ポー:うわぁ〜〜(笑)
鍋ジョージ:「有難き幸せ」(笑)
麦藁の赤髭:「遠慮はする必要ありませんぞ、存分に!」
ゴメス:「我等、姫様にやられるなら本望でございます」(笑)
聖雨姫レイン:「よく言ったわ!」(コロコロ)……6ゾロで命中45!
GM:(コロコロ)……無理。そこで対抗でダメージ上昇特殊能力――「その力、利用させてもらおう」――20点上乗せ。
聖雨姫レイン:プラーナ解放(コロコロ)……ダメージ72点! 大量の亀が降ってきて全員に直撃!
一同:『死亡!』(一同爆笑)
聖雨姫レイン:全員!?(笑)
GM:「ふふふふふ……愚かしいな下僕たちとは、プリンセスの行動には何も逆らえぬ! 死ぬと解っていたとしてもな!!!」
聖雨姫レイン:「それは……違う!」――ここで聖水姫アクア様の力を解放! 死亡判定はラウンドの最後だから、判定前に全員回復!
GM:HPもMPもプラーナも全快します。
ポー:「ポー!(姫様の言う通り!)」
麦藁の赤髭:「俺様達は何も逆らえ無いわけじゃない……」
鍋ジョージ:「そして死ぬと思ったわけじゃない……」
ゴメス:「我等は、姫様を信じているからこそ、その命を預けられるのだ!!!」
GM:「な、なんだと!?」
聖雨姫レイン:「古女王エルヴィデンス……あなたの野望もここまでよ!」
麦藁の赤髭:「赤髭海賊団船長! 麦藁の赤髭! エルヴィデンスよ……このタルゴーレムには秘密の機能が隠されている……それを教えてやろう。危機一髪の恐怖……ここに極めり!」――その瞬間、スポンッ!とタルが吹っ飛び、中からはシュコーっとスモークが焚かれて、ナイフを両手に構えた片腕の人間、いや、俺様が立っている。
GM:「ほう……それで?」
麦藁の赤髭:「本当の恐怖……とくと味わえ!」――カポンッ! と脱ぎ捨てた樽が上空からエルヴィデンスに嵌ります≪ドールダンス≫使用! プラーナ全解放!
GM:「こ、これは!?」(笑)――は、恥ずかしい格好だ(笑)
麦藁の赤髭:「エルヴィデンス危機一髪!!」(コロコロ)……命中81!
GM:避けれるか!
麦藁の赤髭:(コロコロ)……89点ダメージ!――大量のナイフを樽の穴に刺さるように打ち込む! 23本投げるのですが、1本だけ穴が残る!
GM:(コロコロ)……防御で……残りHP4点(笑)
麦藁の赤髭:「これが最後の一本……」演出で最後の24本目を投げる! それと共に樽の機能が発動! エルヴィデンスが空中へと射出される!
GM:「グハッ……な、なんだと!? だが、だが私はこの程度では――」
麦藁の赤髭:「今だゴメス!」
ゴメス:ヒュインヒュインヒュイン……金色に輝きだしながら――「姫様……レイン様ファンクラブ、会員ナンバー001番は、空けて置いて下さい」
鍋ジョージ:「ゴ、ゴメスその技は!?」
ゴメス:≪明鏡止水≫発動! プラーナ全解放!――「≪ファーーイナル! マァァァァァットーーー! ビーーーーーーーム≫」(コロコロ)……HPを全て消費! ダメージ85!!! 金色の光となって上空のエルヴィデンスにツッコンで行く!
GM:「ば、馬鹿な!? う、動けー!?」――光に飲み込まれるエルヴィデンス!
ゴメス:「一緒に行こう……光となれ!!!!!」(一同大爆笑)
GM:セルヴィは死亡です。
ゴメス:そしてそのまま城の天井が壊れ、金色の光は夜空へと消えていく。そして我は星になった。
麦藁の赤髭:キラーン☆!
聖雨姫レイン:「あなたの事は忘れない……世界は、救われた……」
夜空には今もあの星座が浮かんでいる……その名は――マッドマン☆ゴメス星

◆Ending01◆危機一髪!

その後、宰相セルヴィがいなくなった事で世界は一時的に混乱が起こる。しかし、それも残っていた聖姫達によって一気に治められていった。姫の命令を聞くのが下僕……そしてそんな世界がエルネイシア。
GM:ではエンディングです。1人でやってもいいし、まとめてやっても良いです。何かやりたいエンディングがあれば受け付けますが?
麦藁の赤髭:では俺様からやらせてもらおうか……そこは王都サーディーンの寂れた下町。そこには一軒のオモチャ屋があった。
GM:子供が来て――「これちょーだい!」
麦藁の赤髭:「ん? なんだ?」――と出てくるのは、麦藁をかぶった赤髭の男。その男に片腕は無い。そう、モザイクの掛かっていない麦藁の赤髭その人だ。
聖雨姫レイン:タルはどうしたのよ?
麦藁の赤髭:最終戦等で吹っ飛んだので、失いました……それと共に軍を除隊、下町でオモチャ屋を営む毎日……そして――「おい、坊主。それを買うならこっちを買っていけ」
GM:「なぁに、それ?」
麦藁の赤髭:「これはな、マッドマン危機一髪というオモチャだ」
GM:「パクリだね」(笑)
麦藁の赤髭:「パクリではない! これは古代神を倒しに行く聖なるマッドマンをモチーフにした、伝説を再現したゲームなのだ。それに宰相レイン様の商標許可も頂いている。パクリではない」(笑)
聖雨姫レイン:私宰相なの!?
GM:じゃあ宰相です。子供はタルに入ったマッドマンを飛ばそうと、遠慮無しにナイフをタルに差していきます。
麦藁の赤髭:と、カチリ…という音と共にスポーンッ! マッドマンが飛ぶ!
ゴメス:そのまま慣性に負けて空中分解を起す泥(一同爆笑)
鍋ジョージ:泥でできているんだ(笑)
GM:「お、おっちゃん……聖なるマッドマン死んじゃったよ?」(笑)
麦藁の赤髭:「う〜〜ん、まだまだ改良の余地はある……か」
世界を救ったメタルゴーレムは、その後……子供達と共に平和な世界を謳歌したと言う。マッドマン危機一髪が爆発的なヒットを起こし、エルネイシア中に広まるのはこれより数年後の事であった。

◆Ending02◆王都サーディーン

王都サーディーンでは民たる下僕達からの陳情や、今だ残っている害あるモンスターの駆除と、まだまだ仕事は沢山あり毎日忙しい日々が続いていた。
GM:ではお城に画面を移しましょう。
鍋ジョージ:じゃあ――「なぜです女王様! どうして俺の料理を口に運んでくれないのです!!!」
聖雨姫レイン:って、いきなり何!?(笑)
鍋ジョージ:この国の女王セフィス様が、俺の料理を食べてくれないのです。
GM:「………………まぐ」
聖雨姫レイン:「でも"まぐ"って何か食べてるわよ?」――場所は女王セフィス様のいる謁見の間って感じで。
GM:と、女王様がまぐまぐしている"緑色"のものが、もぞもぞ動いているね。良く見ると象っぽくもある。
ポー:「ポーーー!?(それってポーの事――!?)」(一同爆笑)
聖雨姫レイン:「………………」
GM:「………………まぐ」
ポー:ぐったりしてます(笑)
鍋ジョージ:「――と、言うわけで俺は修行の旅にでる。姫様、また何かあったら呼んで下さい。すぐに駆けつけます!」――旅立ちます。さすらいの料理人再び!
聖雨姫レイン:「そう……さみしくなるわね。でも、元気で」
鍋ジョージ:「はい。姫様も元気で!」――俺は去って行きます――「さて、これからどうするかな? 久しぶりに故郷の火山にでも帰るか?」
その後の鍋ジョージについて知っている者は誰もいない。しかし、今日もどこかで弱き者に鍋を振るっているだろう。そして、悪しき者には必殺の蹴りを放っているだろう。背景に浮かぶ必殺名は――「しゃぶしゃぶ」か……それとも――
聖雨姫レイン:私は政治がひと段落してバルコニーから王都の街並みを眺めています。
GM:それはキミ達が救った世界、町に人が溢れ、世界滅亡の危機だったとは思えない程の復興ぶりだ。
聖雨姫レイン:肩に乗ったポーに――「この風景を見ていると、ラースで出会った人達を思い起こすわね……あそこの人達も復興作業がやけに早かったっけ……」
ポー:「ポー(懐かしいねぇー)」
聖雨姫レイン:懐かしいと言えば……ブンブンとハリセンを素振り。
ポー:「ポー?(どうしたの?)」
聖雨姫レイン:「みんな……どうしてるのかなって……」
ポー:「ポーポポー!(きっとそれぞれの道を元気に歩いているよ!)」
聖雨姫レイン:「ふふ……そうね」――私はバルコニーからハリセンを投げ捨てます――「思い出も大切だけど、今は私も前を見るかな? 今日の仕事もまだ終ってないしね!」
ポー:「ポー!(ファイトー!)」
微笑を讃えて聖雨姫レインがバルコニーから城の中へと戻っていく。やがてこのエルネイシアには平和が訪れる。もちろんそれは次に来る運命……"世界滅亡の危機"までの短い間の事だが……それでも今を、彼女とそのお付きのミニゾウ亀は満足して生きている。

◆Ending03◆Jr

王都サーディーンの大通り、かなり王城に近い通りを2人ずれの親子が歩いていた。
ゴメス:最後は我だな。
鍋ジョージ:死んだんじゃねーのか?
ゴメス:それでもエンディングぐらいやらせろ(笑)
GM:ではどうぞ。
ゴメス:じゃあ……王城の近くの通りをマッドマンの親子が歩いている――
麦藁の赤髭:待て。マッドマンの親子ってなんだ?(一同爆笑)
ゴメス:母親と子供の事だ。なぜそんなのが存在するのかは知らん。偶然が偶然を呼んでマッドマンに子供が生まれたんだ!
GM:で、では……それで進めましょう(笑)
ゴメス:そして子供が王城を見上げて――「ママーママー! あそこにお姫様がいるー!」――と聖雨姫レイン様を見つけて手を振る子供マッドマン!
GM:「これ、ボウヤ」(笑)
ゴメス:子供は鼻を垂らしながら叫びます――「お姫様〜〜ぼくを下僕にして下さい!」――その子供の顔は妙に濃いのです(笑)
聖雨姫レイン:なるほど(笑)
ゴメス:そして見上げたままいると、やがて何かが顔に振ってきて自動命中!
GM:ああ、さっきのシーンに繋がるのですね(笑)
ゴメス:そして濃ゆい顔の子供マッドマンは言うのです――
――「……ぁあ♪」(一同大爆笑)
SEVEN FORTRES AP
真龍伝説〜超☆外伝〜
『もう一つの伝説』 了

◆AfterPlay

GM:ではお疲れ様でした〜!
相原あきと:あ〜楽しかった(笑)
ででん:って、いいのですかこんなプレイで(笑)
VON:ネタが多い! 特に海賊がーー!
相原あきと:まったくだ! もっと自重しなさい!
ガルチラ:真龍で趣味ネタに走ってる相原さんには言われたくないですよ(笑)
相原あきと:う゛……ま、まぁそれはそれとして……このサプリはどうだね?
ガルチラ:そうですね……真面目にできると思うけど、ネタが濃い! 特に下僕のネタが濃い! そのせいで他のクラスが薄く見える!(笑)
ででん:下僕の為にこのサプリが出たんだって話が……真面目に本当だと思えてきます。
望夢:同感(笑)
GM:確かに下僕の特殊能力は他のクラスを圧倒してますよね。データ的にはサブクラスでしか下僕は選べないから、今回みたいな下僕の一本伸ばしだとすっごい弱いキャラができますけど(笑)
相原あきと:前半、笑いっぱなしで止まらなかったもんねぇ。テープ自体は10時間ぐらい録ってるし。
GM:キャラ作含めますけどね(笑)
VON:とりあえず言える事……これを導入するなら、下僕はやらなきゃ損だ! とくにマッドマンの演出には無限の可能性がある(一同爆笑)
一同:『まったく』
GM:じゃあ締まりも良い所で……今日のセッションは終了としましょう! 皆さん、本当にお疲れ様でしたー!

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