セブン=フォートレス クラシック 1999年10月25日セッション
遺跡の罠を突破し、研究所の最奥までやって来たヴィドル達。
そこで行われていた儀式を阻止する為、黒騎士を瞬殺するも、 儀式(研究)は終了し醜く膨れ上がる肉が活動を始める。 そして……戦いの最中、"肉"の触手がヴィドルの胸を刺し貫く。 ゆっくりと倒れるヴィドルを誰も救うことはできなかった……。 戦いはランフォードの投げた一岩によって終幕を迎える。 ――「終わった……」―― 誰もが、そう思った瞬間! 黒い翼を羽ばたかせ邪悪な魔族へと覚醒したヴィドルが高らかに声を揚げたのだった!!! 急転直下の第5弾! 最強(最凶?)となったヴィドルにラフェル達はどう出るのか!? 紅玉の魔獣 第5話「外れた楔」 シーン1:キース死す
闇騎士の研究結果である"肉"を倒すのもつかの間、その触手によって貫かれたウィドルが、その血に流れる邪悪な力を解放する。
ヴィドル:ズバァッ! と生えた翼で飛び上がって底から響くように叫ぶ!――おのれ人間どもが!!!翼とねじれた角が生え、その肌は黒く硬質化する。 GM:「なに!? 貴様〜魔族だったのか!」(←ディノール) ヴィドル:だとしたら…どうする。 GM:「降りて来い! この剣の錆にしてくれる!!」……と、ディノールなら言いいそう(笑) ランフォード:うん、言いそう(笑)
※前回のラストには存在したディノールだが、毎度の事ながら不定期に今日は欠席である。
ヴィドル:剣の錆にしてくれるだと? 愚かな……食らえ!――魔法発動!GM:魔族化したヴィドルに魔力が集中した瞬間! ラフェル・ランフォード・キース・ディノール4人それぞれの足元を中心に、暗黒の波動が半球状に広がる!! ヴィドル:(コロコロ)……闇魔陣<ダーグモア>! キース:なんだ!? ラフェル:くっ! GM:とその時!! ラフェルとキースに神の声が聞こえて来ます!――『今、世界の危機が近づいています――』 キース:俺の危機だって(一同爆笑) GM:『――あなたの力ならば、その危機を回避することができるでしょう。少しだけ、私の力を貸しましょう』――すると、ラフェルの手には槍が、キースに手には両手剣が握られていた!
注)リプレイを読むだけでは解らないが、ラフェルとキースは前回のLvUP時に、『エアリアル・ナイト』と
キース:バーニング!『バーニング・ナイト』へクラスチェンジしていたのだ!! ラフェル:クラス修正は伊達じゃない(コロコロ)……避けた。 GM:ディノールも避けたっぽい。 ランフォード:俺は1発当たったよ。 キース:3回当たった。バーニングナイトだからって回避は上がらない。 ヴィドル:(コロコロ)……45…42…40…42ダメージ! ランフォード:56防いだ!(←剣技を使った) キース:俺……死? 死? GM:死亡判定? キース:死ぬ? マイナス行った。 ヴィドル:判定して下さい。キースは筋力から−HPを引いて、15以上が出れば死なない。 キース:25−18だから7? GM:そう、2D6で8以上出せば大丈夫! キース:コロコロ……1個目が6。 ヴィドル:おおっし! キース:コロコロ……あっ、い―― 一同:『ぁあああぁぁーー』――ブチッ!!!
ここで1度テープが途切れる。
GM:ヴィドルの魔法が収まり、瓦礫の中からラフェル達が起きあがってくる。しかし、その中にキースの姿は無い。辺りをよく見渡せば瓦礫の中から突き出た1本の腕を見つける。それは力無く垂れ下がりキースの命が失われたことを物語っていた……。……………………………………………………………………………………………… ヴィドル:ふっ…人間とはひ弱な生き物だな。 GM:「ヴィドル様、ついにやりましたな」――飛んでいるヴィドルの横に、タキシード姿のムロノがスッと現れます。 ヴィドル:遅い! 今まで何をトロトロやっていた! ここにいる人間どもを早く倒さんか!! GM:「……しかし…どうせ倒すのならもっと人の多い場。街などを滅ぼしてはいかかでしょう?」 ヴィドル:そんなことはわかっている! GM:ちなみになんて名前がいい? ランフォードが決めていいよ。 ランフォード:俺?…………ロンカ村にしよう。いや街か。 GM:「近くに『ロンカ』という街があります。そこなどは……」 ヴィドル:わかった。……って言うか、俺に命令するな!! GM:「は、ははー」 ヴィドル:まあいい。ここにいるような瀕死の人間どもを相手にしていても仕方が無い。行くぞムロノ! GM:「は、わかりました」 ヴィドル:飛んでいく。 GM:ムロノも飛んでいく。……と、ランフォードは『ロンカ』という地名を知っている。そこは研究所から逃げた後、君を一人前の「運び屋」に育ててくれた師匠の住む街だ(笑)
注)そういう設定をプレイ前にランフォードと考えていたのだ。街の名前は決めてなかったけど(笑)
ランフォード:ラフェルどうする!?ラフェル:キースは――と腕を見てから――行こう、あいつを止められるのは俺達だけだ。飛行魔法発動(コロコロ)……! ランフォード:そうだな。俺は…嫌な予感がするよ――俺はワイバーンのままで飛んでいく。 シーン2:ロンカの街・ビーンバンデッド
ロンカの街の上空、夜空をバックに2人の影が浮かんでいた。
GM:上空に停止し、眼窩の街を見下ろしながらムロノは言います――「平和に眠っておりますな」ヴィドル:ふはははははっ! 愚かな人間どもよ、我が力の前に全て滅ぶがいい!!!――直径7メートルの魔法を放つ! GM:それはこの街で1番大きな建物。『海(ティーシャ)の神殿』を直撃! 破壊します!! ラフェル:逃げろー(←棒読み) ランフォード:……いや、もうちょっとやる気だそうよ(笑) GM:「ヴィドル様、やつらが追いついてきましたぞ」 ヴィドル:ん? 追ってきたのか…無駄なことを……。ムロノ、やつらのことは任せた! GM:えっ!? ヴィドル:任せた! GM:「そんな、ヴィドル様……楽な方ばかり――」 ヴィドル:命令するな!! お前は俺の命令だけ聞いていればいいんだ! GM:「は、はい。すいません!」――ムロノはラフェル達の前に瞬間移動して――「と、いうわけで仕方ありませんが、あなた達の相手は私がいたしましょう」 ラフェル:と言うわけって言われても意味がわからん。 ランフォード:貴様など敵ではないわ! ヴィドル:ムロノに念話――『ムロノ、1分で終わられろ! こんなやつらに時間をかけるんじゃないぞ』 GM:『お任せ下さいヴィドル様』……と、君はムロノに何を期待しとるんだね?(笑) ヴィドル:もういないから(笑) シュパッと飛んで行った。 GM:「早ッ!!!」 ラフェル:今だ! ランフォード:友情のUプラトーン!!(笑) GM:なっ!? それじゃあ振りかえった瞬間、ワンバーンランフォードの鉤爪キックがムロノを切り裂き――「なんだと!?」と驚いているムロノをラフェルの神槍が貫く!――ムロノは下へと落ちていきます。 ヴィドル:弱ぇ。 GM:ムロノは落ちていったけど…どうする? ランフォード:下見る。 GM:下を? と、落ちてったなぁと思った瞬間、ムロノの姿が消えます。 ランフォード:あ、やっぱり。 GM:そして次の瞬間、ラフェル達の上に出現したムロノが――「お二人ともなかなかやるようでございますね……しかし、はっっ! あなた達も落ちなさい!!」――2人に手を向ける衝撃波が放たれます。精神力で抵抗してくれ……目標は26だ。 ランフォード:無理だって……。 ラフェル:普通無理だ。 GM:ではラフェル達は街へと墜落していきます。一方ヴィドルの方は? ヴィドル:さあ、逃げ惑え人間どもー!――9発目!(コロコロ)……ドグガッ!!! GM:では、MPも集積率が消費量に追いつかなくなってきて――。 ヴィドル:なら直接爪を使って倒す! GM:………………。 ヴィドル:殺せるだけ殺す!! GM:……まぁ、時間も過ぎ殺せる人数も減ってきて……「ヴィドル様、そろそろ夜明けですし……倒す人間どもも少なくなってきました。今度はもっと大きな街を襲いに……――」 ヴィドル:まだだ!! 全滅だ!!! GM:……そりは、さすがに辛いんだが……GMの声ね(笑)。 ヴィドル:そうか(笑)――……仕方が無い。今回は数を重視するか――というわけで、また飛び立つ。
………………………………………………………………………………………………
GM:朝になりました。ラフェルとランフォードに――「お前等、大丈夫か!!」との声が……。精神力で15以上振れば気がついていいです。ムロノ不意の一撃により、街へと撃墜されたラフェルとランフォードだったが……―― ランフォード:ファンブルしなけりゃ……うん、気がついた。 ラフェル:コロコロ……ファンブル…ゼロ(一同爆笑) GM:そうか〜、まだファンブル値10なんだよね(笑) ラフェル:さっきの落下ダメージは無かったのか? GM:う〜ん。あったかもしれないけど……今は回復している。プラーナも全快でいいよ。そして気がついたランフォードだけど、キミを心配する声に聞き覚えがある。 ランフォード:め、目が見えません。 謎の声:「本当か!?」 ランフォード:冗談です(笑)。おじさん。 GM:そう、それは君を運び屋として育ててくれた人――ビーンバンデッドさんだ――「まったく、久しぶりに帰ってきたと思ったら」 ランフォード:その話は後にしてよ、それよりラフェルは? ラフェル:コロコロ……気づいた――俺ならここにいる。 GM:「大丈夫か?」 ラフェル:ああ。 GM:「ふぅ……ところで2人に聞きたい。昨夜の奇襲で多くの町の人が死んだ。奴は何だったんだ?」 ランフォード:奴って? GM:「あの魔族だ」 ラフェル:奴の名はムロノ……と言っておこう。 GM:「そんな奴が!」 ラフェル:すべてあいつが悪い。 GM:「俺が見たところ、奴は城塞都市アラムートへ向かった。このままでは……」 ランフォード:ラフェルどうする……キースもいない今、俺達だけじゃムロノにさえ……。 ラフェル:……行くぞ。 ランフォード:ラフェル? ラフェル:あいつとは短い付き合いだが、あんな事を本気で望む奴じゃない。だから……行くぞ。たとえ俺達2人だけだとしても。 ランフォード:ああ……了解だ!――プラーナ1点消費! ワイバーン変身!! ラフェル:飛び乗る!! ランフォード:そのまま城砦都市アラムートの方向へすっ飛んで行く!! シーン3:竜騎士vs魔王の息子
ヴィドルとムロノは今、城砦都市アラムートを上空から見下ろしていた。
GM:「もうすぐ城塞都市アラムートですな。……それにしても、すこし寄り道をしすぎたのではありませんか?」ヴィドル:お前がトロトロしているからだ! GM:「……ある村ある村、片っ端から襲っているからではないでしょうか」 ヴィドル:当たり前だ! それが普通だろうが!! GM:「はっ、申し訳ありません!」 ヴィドル:よし! お前は南側からやれ! 俺は東をやる。
なんで南と東なんだろ?……なんて質問は不粋である。PLのイリアドは妙にハイテンションである。
GM:じゃあ、ムロノは南へ飛んで行きます。ラフェル達はかっこいいと思うところで登場していいから。ランフォード:了解。 ラフェル:わかった。 ヴィドル:……やるか――(コロコロ)……冥界波動<ザグドゥーガ>! GM:例によって例のごとく、悲鳴が沸き起こり、あたりに火の手が上がりだします。逃げ遅れた子供なんかが―― ヴィドル:ちぃ、残念。逃げれた奴は降りていって殺すのに。 GM:そのうち――「な、なんだアレは!?」――と、ヴィドルに気がつく人も出てくる。 ヴィドル:そういう奴の前に降り立ち――うるさい!……鉤爪で殺すから、ズバァ! GM:ビシャッ! って吹っ飛んで――「魔族だ! 魔族が街にやって来た!!」……と、これは別の人。 ヴィドル:そういう奴には呪文を飛ばす。 GM:「魔族! 魔族うぅぅジュォォォ……」――消滅。 ヴィドル:さあ、燃えろ燃えろ! 火をかけろ! 俺の宴を盛り上げるのだ!!! GM:近くでは――「お母さん! お母さんどこ!?」――足を挟まれて動けない女の子がいたり。 ヴィドル:やかましい!って踏み潰すから(笑)
もうどうしたものやら……。
GM:まだ出てこないのか、あんた等!?(とラフェルとランフォードのPLを見る)ラフェル:いや、どうしようかと……。 ランフォード:はっはっはっはっ(笑←ヴィドルのハンテンションっぷりにウケている)
登場しないらしい……。
GM:なら、女の子は踏み潰されます。ヴィドル:首の所をガッと踏んで、その後、燃えている建物に蹴り飛ばす――もっと…何かないのか?――周囲を見回す。 GM:そうだな――「貴様が、魔族か!!」――街の警備兵みたいのが(コロコロ……)6人ほど、槍をヴィドルに構えながら言ってくる。 ヴィドル:愚かな人間どもが、我に立ち向かう気か!! GM:ズザザッって1歩下がって――「な、何をしている! と、突撃だ、突撃ー!!」――隊長の命令で6人が向かってくる。 ヴィドル:バサァッ! 翼の一振りで惨殺する。さっき命令した隊長は取っとくから。 GM:では隊長を残して全ての衛兵が殺されます。隊長が――「な、なんだと!?」 ヴィドル:つかつか歩み寄って行く、ゆっくりと嬲るように(笑) GM:隊長は逃げようと後ずさるが、その後ろに一般人の女性がいる事に気がつき足を止める。その女性は足を挫いたのか動けないでいるようだ。 ヴィドル:ほう――ニヤリ(笑) GM:「覚悟は……決めた。来い! 魔族が!」――隊長は女の人から離れるように、ズリッズリッと―― ランフォード:ズリッズリッズリッ……ペチッ!! ヴィドル:ほう、いい度胸だ。 ランフォード:マスター! ペチッってやる! ペチって! GM:ペチッ? ランフォード:あ、踏んじった!(一同大爆笑) キース:良いのか一般人(笑) ヴィドル:なんだその隊長の最後は!(笑) ラフェル:もっと着地地点は良くみろ(笑) GM:はーはー……じゃあ『いい度胸だ』とか言った瞬間、ヴィドルの目の前にワイバーンが"ペチッ"て降り立つ。 ヴィドル:貴様は!? GM:ワイバーンの背には、槍をたずさえたラフェルが……なんかこれって竜騎士みたいだね。 ヴィドル:確かに。 ラフェル:言われてみれば。 ヴィドル:貴様、生きていたのか……ムロノの奴めしくじったな!……まあいい。ならば直接手を下すまでよ!! ランフォード:人間に戻って……俺も相手になる! ラフェル:油断するな……行くぞ。
そして仲間同士の戦闘が始まる。
――1ラウンド目。
ヴィドル:死神よ…そいつの魂を刈り取れ!(コロコロ)……死神<デス>!! GM:ランフォードの周りに鎌を持った小さな死神が3匹。3ラウンド続きます。
注)
ランフォード:(コロコロ)……剣技で防いで……もう重傷!?死神<デス> 攻撃力:40 命中:20 分裂:3 追尾3R 分裂(単)×3 冥界波動<ザグドゥーガ> 攻撃力:59 命中:20 球状7m 闇魔陣<ダーグモア> 攻撃力:35 命中:20 球状3m 分裂(複)×4 3つとも≪魔族化≫する事が使用条件のオリジナル魔法である。 ヴィドル:最凶の殺人魔法だから。3ラウンド持続だから毎ターンオートで攻撃が入るので。 ランフォード:このままじゃ死ぬって!(笑) ラフェル:一応重傷治癒を持っている。 ランフォード:カモーン!! ラフェル:2D−1だぞ。(←つまり、回復量でファンブルした場合、回復せずダメージが入る) ランフォード:カ…カモーン!! ラフェル:知らないぞ(コロコロ)……大丈夫、5点回復。 ランフォード:重傷は抜けた――俺はこの程度じゃ倒れないぜ? ラフェル:そういう事だ。 ヴィドル:ふふん……ならば魔王の息子たる我が、直々に相手をしてやろう――ラフェルに攻撃!(コロコロ)……命中22!! ラフェル:(コロコロ)……避けた! ランフォード:……雑魚め。 ヴィドル:な!? …おのれ人間ども! ここで滅ぼしてくれるわ!!! ラフェル:正気を取り戻せ!――と言いながら斬りかかる。 ランフォード:おおっ! さすがはリーダー! ラフェル:リーダーじゃない!――命中は31。 ヴィドル:翼で受ける……30! ダメだ、ダメージは? ラフェル:54。 ヴィドル:痛〜、43点防ぐ。
このターン。ランフォードは3ラウンド回復する<羅刹・四ノ巻 者 >と、イニシアチブが3あがる
<羅刹・壱ノ巻 臨 >を唱える。 そして2ターン目。さして何も起こりはしなかった。ラフェルが素で67と飛ばしたり(神槍&クラス修正が強い)。ランフォードが≪桜花≫(←避けの剣技)を発動させて、3匹の死神が振るう鎌を避けたり。ヴィドルが直径7メートルの魔法・冥界波動<ザグドゥーガ>を飛ばしたり……しただけである。 シーン4:バーニングナイト! GM:3ターン目!ラフェル:斬りかかる! ヴィドル:武器回避(コロコロ)……受けた! 49防ぐぞ!! ランフォード:誰かあの翼を止めろ!! ラフェル:(コロコロ)……57点ダメージ! ヴィドル:ぐう……だが、まだまだ!! 今度はこっちから行くぞ(コロコロ)……ランフォードへ! ランフォード:またですかー!! ヴィドル:直接攻撃だ!
と、そこへ何者かが割って入ってくる!! それはまさに奇跡だったのかも知れない!!!
キース:いつまでも…お前の好き勝手にさせるかよ!!――登場だ!!!ランフォード:来た! ヴィドル:ついに来た!! ラフェル:まだ、バーニングが残っているらしい。 ヴィドル:違うよ、生き返ってきたばかりで、寝起きなんだよ(笑)。 GM:なんと、そうだったのか! キースは寝起きにする?(笑) キース:するする。 GM:じゃあ、しようか。 ヴィドル:なに。マジで!? GM:だって、言ったのそこだし。 ヴィドル:まあ、いいだろう。こっちも本気で行くしかない…プラーナ解放!!
キース裏話:ヴィドルの魔法で死んでしまったキースだが、実はバーニング・ソウル(バーニングナイトの特殊能力:死亡判定に+3)によって助かっていたのだ。その事実にGM&キースが気がついたが『ロンカの街』でビーンバンデッドさんに会っていた辺りである。その後、キースは美味しい出番を待っていたのだ。ちなみに使ったバーニング・アクションは、どんなに遠くでも問答無用で瞬時に駆けつける「お前を死なせるわけにはいかない!」である。一応、理由を聞いてみたが……剣をくれた神様のサービス……らしい。
キース:ヴィドルー!!(コロコロ)……ダメージは93(←素)。ヴィドル:闘気法使って!……83防いだ! GM:闘気法使ってなかったら……やばかったね。 ヴィドル:まったくだ! 仕返し(コロコロ)……死神<デス>! キースを狩ってしまえ! キース:剣技発動(コロコロ)……2点入った。 ヴィドル:おのれ。だがランフォードの方もある。狩れ!! ランフォード:(コロコロ)……あ…。 GM:やばい? ランフォード:あとHPが1点しかない!(笑) GM:まずいじゃないか! ラフェル:でも、今ので最後のラウンドでしょ? GM:そう、死神達はスゥっと消えていく。 ヴィドル:この呪文に耐えるとは!! ラフェル:血をいっぱい流しながら……ふ、甘いな。
4ラウンド目。キースの攻撃を闘気法で完全に避けるヴィドル。そして順番はラフェルに…。
ラフェル:どちらを回復させた方がいい?ヴィドル:こっちは残り1って言っているから、こっちの方がいいんじゃないか? ラフェル:でも、ファンブルしたら死ぬぞ。 GM:それを言っちゃ、お終いなんだが……。 ラフェル:(コロコロ)……そっち(←ランフォードを指差す) ヴィドル:うわー! GM:運命の一撃になるか!? ラフェル:やんない方がいい? ランフォード:いや、OK。 ヴィドル:リーダーがトドメをさすか! ラフェル:自殺的治癒<ジバティ>!(←しかし、このネーミングは…(笑))(コロコロ)……おお、発動ファンブルしているぞ。まあ魔法はでるけど。 ヴィドル:大丈夫、発動だから。 GM:そう、ここでファンブルしておけば、回復量ではファンブルしないよ。 ラフェル:(コロコロ)……10。 ヴィドル:はぁぁぁぁぁぁぁ(笑) GM:うわぁぁぁっはっはっは(笑) ランフォード:ファンブルした――――――!!!(笑) ヴィドル:重傷治癒でダメージ11点!! ラフェル:それはバーニングしてでも割り込む。片方の手で止める。 一同:ギャアギャアギャア……(笑)
………………………………………………………………………………………………
ランフォード:危ねえ…死の危険を感じたよ。GM:次は? キース:俺だ。……目を…覚ませーー!(コロコロ)……剣技≪飛燕連脚≫!! ヴィドル:翼で受ける!(コロコロ)……受けた! ダメージは! キース:115点!! ヴィドル:115!? 50点通る。ぐはぁ! 重傷入った!!! GM:重傷入ったか……すると、ヴィドルの翼と角が霧の様にサーッと溶けてなくなり。ヴィドルは元に戻ってガクッと膝をつく。 ヴィドル:……ここは……。 ラフェル:城塞都市だ。 ヴィドル:この街は一体…何が起こったんだ!? ランフォード:お前がやったんだ! ヴィドル:なに! そんな馬鹿な!! ランフォード:グサッ!!(笑) ヴィドル:うわぁぁぁ!!(笑)
何をやっとるんだか……。
ラフェル:回復しておこう。ランフォード:俺も俺も(笑) ヴィドル:………ふう(←回復した)。それにしても、これを僕がしたなんて……。 GM:そんなことをしていると、街の衛兵さん達がやってきますよ――「ここにいた魔族はどこに行ったんだ!?」 ラフェル:あっち。 GM:("あっち"言われても……)――確かに、街の南ではまだ魔族が戦っていると……。君達はなかなかの戦士だと見込む。一緒に来て戦ってくれないか? ラフェル:断る。 ランフォード:うん。疲れてるし。 ヴィドル:行きます。任せてください!!(笑) GM:と、その時、近くで見ていた市民が言うよ――「騙されるな! そいつこそ魔族だったんだ!!」 ヴィドル:ショック!!! GM:「そうか、貴様だったのか!」――槍を構えだすよ。他の人はどうする? ラフェル:プラーナが有り余っているからな……逃げる。飛行魔法(コロコロ)……空把<ク・ハ>! GM:空把<ク・ハ>を使うか! ラフェルの周りに風が巻き起こり、一瞬のうちに上空へと飛翔するラフェル。衛兵達も驚いているよ。 ラフェル:さらば! ランフォード:ワイバーンに変化! キースとヴィドルを足で掴んでラフェルを追う。 GM:それは……逃げられるだろうな。では君達はそのまま、ビーンバンデッドさんのいる。『ロンカの街』まで戻りました。 シーン5:明かされる謎
ロンカの街に戻ってきたヴィドル達。
GM:では10日が経ちました。街に着いてからというものヴィドルは1人落ち込んでしまう。 ラフェル達はビーンバンデッドさんの頼みで街の復興を手伝うが、ヴィドルの落ち込みは9日経たないと直らなかった。なぜ、9日なのか……それはダイスの神様がそう言っていたからである(笑) ラフェル:クリティカル・ファンブルが変わるな。 ヴィドル:回復もいいよね。 GM:うん、いいぞ。それで…今、君達はビーンバンデッドさんの家にいます。時刻は朝です。 ヴィドル:ほうほう。 GM:と、家のベルがなります。う〜ん…知覚でジャッジしてみて? ランフォード:成功!(後の人は失敗) GM:じゃあ、ランフォードは玄関の窓に、何やら影が写り、その影が屋根に登っていくのがわかる。 ランフォード:??? 謎の声:『はーはっはっはっは!』 ランフォード:ネズミめー!!(←天井を"刺す"ジェスチャー) GM:ははっ(笑)、上に登って高笑いをすると、そこにハルバードの刃先が!! 謎の声:避け……コロコロ……れない!? ランフォード:……27点。 GM:一応、敏捷の判定してみて? 謎の声:そんなの…成功。 GM:ふむ、ランフォードが家の玄関の戸を開けると、家の屋根から月面宙返りをしながらディノールが着地する。 謎の声→ディノール:貴様等…こんな所で燻っていたのか。 ヴィドル:血を流しながら(笑)。 GM:「お兄ちゃん……なにやってるのよ……」――黒騎士の娘でディノールの妹だったアーリアも一緒だ。 ランフォード:おや、ディノール。お前も無事だったか。それにしても、どうしたんだその怪我? ディノール:お前がやったんじゃー!(笑) GM:「まーまー、お兄ちゃん落ち着いて…」
………………………………………………………………………………………………
ヴィドル:何かやってるけど、気にせずにお味噌汁を飲んでる(日本食?)GM:ビーンバンデッドさんがランフォードに聞こう――「どうした、お客さんか?」 ランフォード:……。(無言で頷いている。) GM:それじゃあ、リプレイに書きづらいだろ!! ランフォード:そうか(笑)――私達の知り合いです。 GM:ちなみにアーリアだけど、手に何かの資料を持っているよ。 ディノール:どこで、手に入れたんだソレ? GM:「ヴィドルさん達と別れた後、研究所を漁っていたら見つけたの。その後、お兄ちゃんに会ったんじゃない」 ディノール:知力……(コロコロ)……15。覚えてる? GM:15なら覚えてる。
どういう判定だ。
ディノール:ああ、そういえば(笑)ランフォード:まあ、立ち話もなんだから――と、ビーフストロガノフをすすめる。 ディノール:じゃあ、"ビーフストロガノフ"一気!(笑) GM:なんだ、ソレは? ディノール:ロシアの方の料理。 ヴィドル:この場所は一体?(笑) GM:まあ一気したいなら、精神力のジャッジで23以上を出してくれ。 ディノール:23? コロコロ……え〜と、丁度23! ごくごくごくごくごくっ…ダンッ!! GM:がんばってる。(笑) ディノール:こんなことしてる場合ではない!!――って、口の周りに付けながら言うから。(笑) GM:「そうなんですよ! 父の研究室から研究レポートを見つけてきたんです。もしかしたら、あなた方の身体を元に戻す、手がかりになるかも」 ランフォード:なんと!? ディノール:そうだったっけ?(笑) GM:「そうよ(←ディノールに向けて)。それに、なんだか妖しい…気になる実験資料があったじゃない」 ディノール:じゃ、知力(コロコロ)……覚えてない(笑)。お前、それをどこから持ってきたんだ!!(一同爆笑) GM:「お兄ちゃん…しっかりしてよ……」(笑)
そうして、アーリアによるネタばらし…もとい、研究資料がヴィドル達に公開される。下はその資料である。
■研究レポート■ 肉体変化について――用途によりその形状を変化させる。実験の初期では、出来損ないのキメラのような生物しか生まれなかったが。昨今の研究成果により、一部だけを部分的に変化させることに成功した。次からは人体実験に移ろうと考える。最終目標のドラゴンまで、まだ道のりは長いが……(文章はここで終わっている。) 吸収能力について―― ○月●日 実験失敗。実験体の処分はC班のキメラに任す。 ×月○日 実験失敗。食わせたモノと融合してしまい廃棄する。 ★月×日 初めての成功。食ったモノを体内に留め、また自由に出すことに成功する。 被験者は反抗的なので、次の成功作が出来あがったら処分することが決定。 ● 月※日 また失敗。このままでは出来損ない一体しか成功していないことになる。 ・ ・ ・ ★月●日 不完全ながらも、ようやく完成にこぎつける。後は反射精度を上げるだけだ。 (最後の日にちはラグシア会戦――闇の宗教が敗北する戦い――の1週間前である。) 感知能力について――生命力・魔力を感知する能力。また、生命力・魔力の大きさも判別でき、その効果範囲は、研究次第でさらに拡大できるだろう。 超回復力について――わしは凄いモノを作ってしまった。これさえあれば一塊の肉片からでも復活することが出来る。しかも、わしの理論通りにいけば、復活のさいに純粋な戦闘能力を1.2……いや、1.5倍することが解っている。もっとも、実際に実験してみなければどうなるかわからないが、わしの理論が……(自慢が続く。) ■気になる実験資料 その1 ■ 長年の実験と、各班の努力のかいあり、アレの完成も見えてきた。ただ、それだけの力を持ったアレは、それ相応のエネルギーも必要である。調べた結果、魔力を無尽蔵に蓄える物ならばエネルギーの役割をはたせるようだ。……1番わかりやすいのは、"宝珠"なのだがそれは出来ない。それはブラスも探している……今、仲間同士で争奪戦をするのは得策ではない。そこで、"宝珠"の変わりになる物として、黒魔晶を使用することに決定するが、今だに、その在りかを発見できていない。気になることはもう1つある。それは、アレが覚醒した後、知恵を持たない…ということだ。まだ推論ではあるが、もし知恵も持たぬ魔獣の場合、世界を滅ぼす危険もある。その時は、たとえこの身を犠牲にしてでも暴走を止めなければならない。「権力に支配されることなく、自由に生きていける世界」を作る為にも……最悪、危険過ぎた場合は自らの手で処分することも考えなければならない。世界が滅ぶことは私達の望む結果ではないのだから……。 ■気になる実験資料 その2〜血で書かれた手紙〜 ■ 我が盟友ユーザンよ、タウラギリ島はもうだめだ。憎らしきは空の神官よ…せっかくの魔方陣を破壊して行きおった……だが、まだまだ詰めが甘い………魔方陣は破壊されたが儀式に必要な祭具は見つかってはいない…………それこそ、お前の探している黒魔晶でもあれば……………今でも「魔王」を呼び出せるだろう………………だが、今俺の命は尽きかけている………………後は…………………おまえに……………………(字が消えていく) GM:資料そのAは知力でジャッジしてみて、目標は18ね……成功? すると、これは血を使った通信呪文だとわかるよ。 ヴィドル:ふ〜ん。 ディノール:なんか、バイオハザードみたいだな。 GM:「まあ、このような資料を見つけたんです」 ディノール:俺達には必要の無い物だからな。お前達にくれてやる。 キース:俺等の力は、なんでこれと違ってるの? GM:ん? そりゃー君達は試作体とか失敗作とかだから。ほら、能力に制限がついてたりするでしょ。"寝起き"とか"筋力の2倍+Lv重量しか吸収できない"とか。 キース:なるほど。 ランフォード:直る方法は書いてないの? GM:「う〜ん、ここに書いてあることしか……」 キース:完全体になるにはどうしたらいいの? GM:いや…それは……。(そんなこと言われても……。) ヴィドル:じゃあ、出発しますか! どこに?って聞かれると困るけど(笑)。 ディノール:マスター? 俺はユーザンが死んだと思ってるよね? GM:? じゃないの。 ディノール:まあ、仕方が無い。俺もユーザンの研究を全て討ち果たしてこそ、奴を完全に抹殺できたと言えるだろう。手を貸そうじゃないか。 キース:それって俺なんかも、その対象に入るの? GM:確かにユーザンの研究と言えなくも無いが(笑)。 ヴィドル:いや、彼等は犠牲者ですよ。 ディノール:まあ、今のうちは手を出さないでおこう。 ランフォード:ああ。 GM:「そんな、じゃあお兄ちゃん私まで、いつかは…。」 ディノール:うん、たぶん。 GM:おいおいおい!(笑) ヴィドル:まあまあディノールさん。兄妹で争うなんていけません。 ディノール:いや、争うんじゃない。一方的な――。 ラフェル:30だ。回避してくれ。(ディノールに向かって) GM:(さすがはリーダー! 道徳感って大切だ) ラフェル:今のうちに殺しておかないと。 GM:(一瞬でも期待したのが……) ディノール:よし、こっちも≪轟剣≫! ラフェル:………避けた。神槍で突く。 GM:「やめて、うちのお兄ちゃんを殺さないで!」……とアーリアが止めに入る。 ランフォード:まったくだ! ひとの家で暴れるな! ヴィドル:そうだった(笑)。 ラフェル:……チッ。 ディノール:ふん、今日のところは生かしておいてやるよ――って言ったそばから斬られそうだけど(笑)。 シーン6:2つの道・決断
アーリア達が『ロンカの街』にやって来てから数日。ヴィドル達は情報の少なさから、どこに行けばいいのかわからず、とりあえず『ロンカの街』に留まっていた。
ヴィドル:情報が少なすぎる! こんな時はダイスだ! 今まで出てきた街を数字に割り振って……黒魔晶はどこにある!! コロコロ……3! 敵は『ロンカの街』にありー!!!(←実際にヴィドルはやっていた)GM:そんなわけないっしょ……。
………………………………………………………………………………………………
GM:ちょっと、パーティを2つに分けてくれる?ヴィドル:分けたよ。 GM:では西の方で街の復興を手伝っていると、南西から旅人達が噂話をしながら歩いてくる。知覚でジャッジしてみて。 ヴィドル:失敗。(←1人だけ。) GM:成功した人は聞こえる――「〜おかしいよな。西の方じゃ、魔力が集積できないらしいぞ。一体どうゆうことだろ? 魔法使い達が嘆いてたよ」 ヴィドル:それは! 聞こえないけど(笑)。 GM:次に東の方だけどね。また人がやって来て――「〜おかしい。東の方の街々で人々がどんどん消えていっているらしいぞ。噂じゃ黒い奴がいたとか、いないとか。〜」 ヴィドル:ところでムロノはどうしたんだろ? GM:ムロノ? そうだな……知力でジャッジしてみて? ランフォード:俺が1番かな……26。 GM:ならランフォードは、アラムートの南に現れた魔族は何とが撃退した。という噂を聞いていた。 ヴィドル:ムロノめ、人間達の団結する力を甘く見るからだ。 ランフォード:お前が言うなと言いたい(笑) ラフェル:まったくだ。 GM:そんなこと言ってると……ムロノが出てくるぞ(笑) ヴィドル:えっ、来るの? GM:そうだな、ヴィドル以外が旅人の話を聞いている時。 ヴィドル:1人ボーっとしている。 GM:「……ドル様。ヴィドル様」――横に"ペンギン"がいる。 ヴィドル:ペンギンが? GM:「ヴィドル様、私です。」 ヴィドル:なんだペンギン。 GM:「ヴィドル様…私ですよ。ムロノです。あの姿じゃここの街の人達に袋叩きに合うので」 ヴィドル:うむ、わかっているぞ。どこに行っていたんだ今まで…っつうか人間の街を襲うとはどういうことだ!そんなことをするんじゃない!!! GM:「そんなことよりも、渡したい物があるのです。………これは、奥方様より預かった物で――」 ヴィドル:なに、母上から!? GM:「はい。ヴィドル様が一人前の魔族になった暁には…と、言われ今まで預かっていたのです。」 ヴィドル:僕はとっくに一人前だと……。 GM:「(無視して)はあ、これで私も奥方様との約束が果たせます。さぁ、これを……」――ペンギンが渡すから、毒々しい造型のリング(指輪)だ。 ヴィドル:おお、これは母上の形見だな。 GM:母は死んだのか!? ヴィドル:死んだらしい。 GM:「では私はこれで、まだ情報を集めている途中なので……」――と言って、ペタペタペタ―― ヴィドル:ちょっと待て、ペンギン! GM:ペンギンは無視してペタペタ行っちゃうけど(笑)。 ヴィドル:捕まえる。一体集めるって何の情報だ! GM:「何をいきなり言われるのです? では、さらばです」――ムロノはシュンって消えた。 ヴィドル:……まあ、奴もそれなりの使い手だからな。
その夜、夕飯を食べながら、それぞれ情報を出し合う。ちなみに、この『ロンカの街』を中心に見て、南西には『タウラギリ島』があり。東には『ユーザンの研究所』がある。もちろん徒歩で数十日という距離に、である。
GM:さて、どうする?一同:がやがやガヤガヤ……。(議論と意味の無い雑談が続く。) GM:そこっ! 飯の話ばかりしない! ディノール:いや、腹減ったな〜と(笑)。 ランフォード:それで、結局どうするんだ? ラフェル:魔力の集積できない方へ行こう。 ヴィドル:…まあ、先に行かなきゃならないのは、黒魔晶のある方だと思う。奴等がアレを使って何かやろうとしているから、それが無ければそれを防げるだろうから。 ディノール:わかんないぞ。ひょっとしたら、もう手遅れかも…。 ヴィドル:その場合はどっち行っても変わらないでしょう。だからこっちに行く。 ディノール:なるほど。(…しかし……アレとかソレとかでよく解るなぁ。私はさっぱり解らんかったぞ。) GM:…………どうやら、次回は黒魔晶の方へ向かうんだね。それじゃあ今日はこの辺で(笑)。
………………………………………………………………………………………………
???:貴様…何者だ。〜人のいない街で…〜 ムロノ:おやおや、こんな廃墟に人がいるとは…しかもあなた、――どのではありませんか? ???:……何者だ。 ムロノ:おおっと、そう怒らないで下さい。わたしは…そうですね、冥界のいち執事…とでも呼んでください。 ???:冥界? ふっ、私には関係の無いことだ。 ムロノ:…………。 ???:…………。 ムロノ:…………。 ???:…………貴様…なぜついて来る。 ムロノ:目的地が一緒だから…だと思ってください。 ???:……勝手にしろ。今は力を温存しときたいのでな。静かにしているなら殺さないでやる。 ムロノ:静かに…ですか。努力いたしましょう。 ???:…………。 ムロノ:…………。 次回予告 ランフォード:お、お前は!? ラフェル:生きていたのか。 キース:霧? ヴィドル:結局は……行くしかないんだ。 東で起こっている謎の街人消失事件に、南西で噂される魔力が集積できない事実! アーリアの持ってきた研究資料は何を意味しているのか。 ディノールも登場しだし、物語は終幕へと向かう!! 次回 『決着の船出』 を、お送りいたします。 紅玉の魔獣 第5話「外れた楔」 了 プレイ終了後におけるGM日記 魔族化したヴィドルはこの後どうするのか!! で、終わった第4回。しかし、家に帰って次回のシナリオを考えていたけど……なにも思いつかない。結局アドリブでやってしまった……(考えたのは研究資料のみ)。やっぱり、それだけじゃあ不満が残る。何よりGMである私が不満の残るプレイだった。次はもっと内容の濃いモノにしよう。ロールプレイを多く出来るようにして、戦闘なんかは出来るだけさけて……でも、そうすると、時間通り終わるかが心配なんだよなぁ……。ちなみに、研究レポートにある"感知能力"は、アーリアが持っている能力である。(リプレイには書いていないのでこの場を借りて説明) NPC敵キャラ紹介 エンマ クラス:プリースト・ウォーリア Lv8 属性:炎 性格:普段は手紙野郎だが、いざとなるとサムライ魂。 完全装備状態(闘気組み込み済み) 命中:24 回避:12(22) 攻撃:66 防御:40(55) 魔道:22 抗魔:26(36) 錬気:25 INSV:23 HP=98 MP=39 プラーナ 内包値:72 解放値:18 維持値:28 闘気:13 武具=赤壁の鎧(防御力+22 抗魔力+15) 魔剣・エルベトーン(呪い:ファンブル値1つ追加) 特徴:瞬間移動 プラーナ3点消費。 総合クラスLv11 ウォーリア Lv3 解説:エンマの第1性格は、プレイ中に作られたものである(第二話参照)。それまでは"サムライ魂"としか書かれていなかった。ラフェルをライバル視していた理由は"ラフェルに同じ匂いを感じた""ラフェルが1番強そうだった""ラフェルに目立って欲しかった(あまり喋らないので)"では無く。キャンペーン開始前、ラフェルに特殊能力の元ネタを説明してもらっている時、にゃー(ラフェルのプレイヤー)から「確か彼は(←元ネタの主人公)、ライバルがいたなぁ…」と、聞いていたためである。もっとも、このことは誰にも(にゃーにも)言っていないので、誰も気がつかなかっただろう(笑)。 |