セブン=フォートレス クラシック 1999年11月1日セッション
正義感が強くて誠実な魔族の主人公ヴィドル。
いざという時頼りになるランフォード。 最近リーダーに不信感を持ち出したキース(第5話終了時)。 クールな中に笑いありリーダーのラフェル。 そんな彼等の日常&非・日常を記録した番外編。 GMアドリブ、プレイヤー気合のハートフルラブコメディー。 PC達の日常が、今明かされる!! 紅玉の魔獣 第幻話「削除されたリプレイ」 シーン1:日常的行動その1 〜宿屋を取るヴィドル〜
この番外編は、第5話『外れた楔』と第6話『決着の船出』の間に入るお話です。あくまで幻ですが……。
GM:ロンカの街を出る時、ランフォードはビーンバンデッドさんに呼び止められる。ヴィドル:じゃあ、僕等は先に行ってるよ。 ランフォード:ああ。 GM:「ランフォード、お前に渡したい物があるんだ」――と、ビーンバンデッドさんは使い古された装備一式を渡してくれる。 ランフォード:なんだ? GM:「お前が立派になったら譲ろうと考えていたのだ」 ランフォード:これは! ミスリル製!! 親父……どっから盗ってきた!!(笑) GM:「馬鹿者! これは俺が現役だった頃使っていた物だ!!」 ランフォード:…ありがとう!(笑) GM:「これから何があるかわからぬが、生き残れ」 ランフォード:ああ、もちろんだ。
そうして、ヴィドル達は魔力の集積できない地域に向かって行った。
ヴィドル:ところで、メンバーは誰がついて来てるの?GM:えっと、6人だね。プレイヤーは居ないけどディノールと、あと、NPCのアーリアもついて来てる。 ヴィドル:まあ、どこかに着いたら着いたって言って。 GM:ん〜、着いたってどの辺に着くんだね? ヴィドル:村。その範囲にある1番近い村だね。 GM:村? ヴィドル:街でもいいよ。城でも。 GM:何? 街・城・村? ヴィドル:そう。でも集落はやめて(笑) GM:じゃあダイス振ってコロコロ……名前は知らんが村に着いた。 ヴィドル:名前は知らんだと…ならネーミングしてあげよう。 ランフォード:何が良いかねえ? ヴィドル:そうだな……。 ランフォード:…………×4 ヴィドル:…………×4 GM:…いや、そんなことで悩まれても……。 ヴィドル:じゃあ、『クー村』にしよう。
このとき、ランフォードのプレイヤーが"クー"という缶ジュースを飲んでいたのだ。
GM:わかった。なら君達は今『クー村』に着いたよ。ランフォード:なるほど。 GM:で、何をしますかな? ヴィドル:まずは宿を取る。 GM:……こんな『村』に宿はあるわけないでしょう。 ヴィドル:無いならいい。そのまま通り過ぎるから。 GM:……そういうのやめようよ。名前決めた意味無いじゃん(笑) ラフェル:………………。 GM:しょうがない。この村にはナ・ゼ・カ・宿があったよ。 ヴィドル:さて、確か魔力が集積できなくて魔法使いが困ってるって言っていたよね。 ランフォード:そんな話だった。 ヴィドル:こんな村に魔法使いが居るのでしょうか? ランフォード:居ないんじゃない(即答)。 ヴィドル:と言うわけで、魔法使いの居そうな街まで行こう(笑) GM:やっぱ、村出す意味無いじゃないか!(笑) ヴィドル:じゃあ、突然『クー』が街まで進化(笑) GM:ああ(笑)、どうやら『クー』は街だったよ。今まで村だと君達が勘違いしていたのは、街の端っこの方だったからだ。 ランフォード:そうだったのか(笑) ヴィドル:それで、今は何時くらい? GM:(20面ダイスを振って…)……17時。 ランフォード:5時か。 ヴィドル:夜遅いなぁ。今日は疲れたし宿を取って寝るか。 GM:じゃあ、宿屋を1軒取りました。 ヴィドル:1軒? GM:2軒取るの? ヴィドル:…………宿屋を1軒、ドガッと貸切! GM:これでキースが暴れても大丈夫って?(笑) ラフェル:たまにはいいんじゃないか。 ランフォード:いくらかかるの? ヴィドル:部屋数によると思うな。スウィートとかあったら高いだろうし。 GM:コロコロ……スウィートが1部屋ある。 ヴィドル:他の部屋は? GM:……大部屋が1部屋。……小部屋が6部屋。そうだな、貸し切るから……全部で20GPということで。 ランフォード:それでどうする? 部屋割りは。 ヴィドル:う〜ん、確かにこれは問題だ。スウィートが1つしかない。かといって皆で小部屋に泊まるのも虚しいし(笑) GM:ディノール達がいることも忘れないでね。 ラフェル:じゃあ、こうしよう。小部屋に1人ずつ荷物を置いて人間は大部屋に泊まる。 ヴィドル:なんだそりゃ!(笑) ランフォード:女の人はスウィートでしょう。 ヴィドル:なるほど、女の人がスウィートで、あとみんな大部屋?(一同爆笑) ランフォード:意味ねー(笑)。 ヴィドル:違う、小部屋だ。で大部屋余っちゃうけど……あ、大部屋は会議室みたいに(笑) GM:アーリアの分の小部屋が余るけど? ラフェル:荷持つ置き場。 ランフォード::そうだね(笑)。 GM:ところで、何故に貸切? ヴィドル:それはGMが1軒って言ったから…1部屋って言わなかったからね(笑) GM:ああ、そう(私のせいかよ!)……それで、どうするの? ヴィドル:うむ、今日はおやすみって部屋に戻るから。 ランフォード:おやすみ。 ヴィドル:ところで、みんなお金ある? ランフォード:大丈夫。 キース:まあ、なんとか。 ヴィドル:そこは? (ラフェルを指して) ラフェル:ある。 GM:そうか、バスターソードを売ったのか。
ラフェルは前回、神から神槍を貰ったので、いつも使っていた剣を売ったのだ。しかも、その剣はダマカス製の物であり、10年前に黒騎士ユーザンの研究所を逃げ出す駄賃に盗ってきた物である。ちなみに、キースも水晶製のブレードソードを盗んでいたらしい。
シーン2:日常的行動その2 〜寝起きで火を吐くキース〜 GM:では次の日。ヴィドル:良い朝だ。 ランフォード:天気は? GM:コロコロ……厚い雲のかかった薄暗い朝だ。 ヴィドル:…でも良い朝だ。 GM:天気関係ないじゃん(笑) ヴィドル:昨日はよく寝た。 GM:朝食は9時ぐらいに運ばれてきて、食べ終わったと言うことで。 ヴィドル:じゃあ、街で情報収拾でもやるかな。そうだな、魔法使いでも尋ねるか。 GM:他の人は誘わないのか? ヴィドル:なら誘おう。でも、1人ずつ誘うのは面倒だしなぁ。そうだ、店の人使ってみんなを大部屋に集めよう。 GM:少し経って…大部屋に5人集りました。それで宿屋の女将さんが……「あの、キースさんがまだ寝ているんですけど、あれは――」 ランフォード:起こして来てください。 GM:「はい、わかりました」 ランフォード:死んだな(←酷い(笑)) GM:キースの部屋に行き――「キースさん、キースさん。起きて下さい」 キース:火ぃ吐く。 GM:いきなり!(笑) キース:うん。 GM:キースが火を吐いた頃。大部屋の方に……「熱い熱い熱い熱い熱い!!!」――という声が聞こえてくる(笑) ヴィドル:それ、火事になるんじゃない? GM:うっ、なるかも……まあ、他の従業員とかもキースの部屋に行ったりして、大部屋の方へ女将さんが戻ってくる。――「困りますよ! 宿を燃やされちゃぁ私達が食べていけません!!」 ヴィドル:なにが? どうしたの? GM:「キ、キースさんですよ! いきなり口から火を吐いて…あの人、人間ですか!?…っと、そんなことより何とかしてください!!」 ヴィドル:と、言ってもなぁ。もう5分待つんだ。 GM:「5分も待ったら全焼しちゃいます!!!」(怒) ヴィドル:いやぁ、今の我々では奴を止めることはできん。後5分経たない限り!(笑) GM:「そんな!!!」――と、このままだと宿屋が燃えちゃうんだけど……。 ヴィドル:でもなぁ……。 ランフォード:う〜ん。 ラフェル:…………。 GM:3分ほどで、この部屋にも煙が入ってくると言うことで……ここからリアルタイムね。 ヴィドル:まずは…避難をした方が良いのでは……。 ランフォード:避難か。 ヴィドル:!! あっそうだ! 荷物だ!! ランフォード:そうだ! ヴィドル:この宿屋から脱出しましょう! 従業員の人もちゃんと脱出するように! GM:「もう確かに、これ以上は…ゴホッゴホッ!」 ヴィドル:緊急に避難する。 GM:「危ないぞ! みんな荷持つまとめて逃げろー!!」
そして……。
ヴィドル:ふう、危なかった。GM:と、宿屋の外へ出ました。宿は燃えています。 ランフォード:なんとか逃げれたな。 GM:何事かと、バンバン野次馬が集り出しますね。――「なんだなんだ! なにがあったんでぃ!!」 ヴィドル:火事だ! みんな火を消すの手伝ってくれ!! GM:「おう! まかせとけ!!」――とヴィドルにバケツが!――「はいっ!!」(バケツリレーの手振りを本当にやる。) ヴィドル:はいっ!(横に座っていたランフォードにリレー。) ランフォード:はい? GM:「はいっ!!」(同じ手振り) ヴィドル:はいっ!(同上) ランフォード:はい!(同上) GM:「はいっ!!」(笑) ヴィドル:はいっ!(笑) ランフォード:はい!(笑) GM:「はいっ!!」 ヴィドル:はいっ! って、わざわざ実演しなくてもいいと思うんですけど(爆笑) GM:まあ、そうなんだけどね(笑)。とまあ、バケツリレーなどをして、5分が経ちました。キースは起きていいよ。 キース:じゃあ、起きて。 GM:っていうか…熱い! ヴィドル:周りが火事じゃん(笑) キース:何食わぬ顔で出てくる。 GM:熱いんだけど……。 キース:…我慢。 GM:でもダメージくらうぞ。 キース:我慢しない(笑) GM:じゃあ、どうするの?(笑) ラフェル:熱がるんじゃないのか。 ヴィドル:うわー熱いー! 焼け死ぬーー!!(笑) キース:剣圧で炎を切り開いて出てこよう。 GM:う〜、まあ、良しとしよう。ヴィドル達から見て、宿屋が今にも崩れそうだ!……という瞬間! 入口の所で炎がズバッて鎌鼬で切り開かれる!! ランフォード:あれは何だ! GM:と思ったら、そこに人影が!! ヴィドル:おお、キース無事だったか。 キース:なんとかな……それより、火事なら火事って教えてくれよ。 ヴィドル:いや、発生源がそこだから…言わなくても解るだろうと(笑) シーン3:日常的行動その3 〜お金を工面するみんな〜 GM:「お金…払ってくださいよ」ランフォード:宿屋の人か……。 ヴィドル:いくら? GM:さあ? ヴィドル:払えないと思うよ。 ランフォード:大丈夫! ここなら払える。(ラフェルを指差しながら) ヴィドル:いくら持ってるの? ランフォード:1000GP近く。(←ダマカス製の剣を売ったお金) ヴィドル:うそ!(驚) GM:コロコロ……「700GP払って下さい」 キース:無理だね(ニコニコ)。 GM:「何をにこやかに笑っているんですか!」 ヴィドル:700GPですむなら安い方だよ。 GM:ホントにね。(700GP=700万円である) ラフェル:もう、街にくりだす。(←ボソッと) キース:宿屋と命とどっちが大事? GM:「あ、あなた脅すんですか!?」 ヴィドル:まあ、こちらはこちらで話を進めるとして……。 GM:「ちょっと! あなた達この人と仲間でしょう。700GP払ってください!!」 ヴィドル:と言っても、700GPなんて持ってないしなぁ。 GM:「じゃあ、タダ働きしかありませんね。」 ランフォード:どこで? ヴィドル:もう宿屋ないじゃん。 GM:「まず借金してでも宿屋を建てる! その後働いてもらいます」 ヴィドル:ふぅ、わかりました。やりましょう! 取り合えず僕の持ってるお金だけでも払っときましょう。……76GP払う。 キース:じゃあ、俺も25.5GP払う。 ヴィドル:今はこれしか持ってないので。 GM:「ほう、あと598.5GP……お願いしますよ。」 ヴィドル:実は僕達は急いでいるんですよ。 GM:「急いでいる?」 ヴィドル:はい。それが終わってから働く…ではダメでしょうか? GM:「そんなこと許せるわけ無いでしょう!」 ヴィドル:え〜、でも……。 GM:「あなた達6人の内、3人残して行くならいいでしょう」 ヴィドル:半分だって。 ランフォード:半分だって。 ヴィドル:じゃあ、ディノール(神崎はこの場にまだ来ていない)と、アーリア(NPC)と……ランフォード? ランフォード:いや、俺は街に行ったリーダーを探しに…。 ヴィドル:どこまで? って、まず自分のお金置いてから行く! ランフォード:街まで。って……。 ヴィドル:ならディノールさんは? GM:は? ディノール? ――「ん? なんで俺が払わねばいかんのだ。キースが払うんだろう」――と言うと思う(笑)。 ヴィドル:じゃあアーリア。 GM:……「仕方ないですねぇ。私もあんまり持ってませんけど……」――とアーリアも持っているお金を全部渡した。 ヴィドル:あとどれくらい? GM:あと……550GP。 ヴィドル:う〜ん。悩むなぁ。 GM:「タダ働きですか?」――と宿の人。 ヴィドル:そうだ! 持ち物を売ってみよう! GM:そうだよ。キースなんか神様から剣を貰ったんだから、水晶製のブロードソードは売ってもいいじゃん。 キース:妹…売りたい。(妹=ディノールの妹=アーリア) GM:ダメ。GMが許さない。 ランフォード:仕方が無い。小切手にサラサラ…ビーンバンデッド。ここまで! GM:「それは正規の物ですかな?」(笑) ランフォード:正規だー! 俺は息子だー!! GM:「はぁ、わかりました」 ヴィドル:でも、確認できるまで僕らはここに留まるの? GM:そうだよ。 ヴィドル:『ロンカの街』まで行って戻ってきて? GM:12日ほど。 ヴィドル:恐ろしいですな…はっはっはっは。 ランフォード:はっはっはっはっ……それは無かったことに――ビリビリ(笑)。 GM:あ、破いてる破いてる(笑)。 ヴィドル:困ったなぁ。 ランフォード:みんな集合。 GM:リーダーはいないけどね。 ランフォード:どうしようか? ヴィドル:僕のこの探索者セットを売れば結構なお金に……。 ランフォード:って言うかさぁ、この街滅ぼしちゃえばいいんじゃない? ヴィドル:なっ!! 何を言ってるんだ!!! ランフォード:うちがワイバーンになる。街の上飛ぶ。そこを君達が追っ払う。君達街の英雄!! ヴィドル:…………そ、そんな悪どいこと…僕には出来ません!(←性格:誠実) ランフォード:そうか…残念だ。 シーン4:日常的行動その4 〜剣を売るキース〜 GM:ちなみにキースが今まで使っていた水晶製のブロードソードは、売ると420GPになるから。キース:これで勘弁してくれ……宿の人に渡す。 GM:「これで…ですか?」――ってこの人の鑑定眼がどれほどの物か知らないが―― ヴィドル:鑑定値22。 GM:22? そうだね、この人の知力がコロコロ……14らしい。ではコロコロ……おおっ――「この剣じゃあ、売っても420ぐらいですねぇ」 ヴィドル:普通、いきなり420で買ってくれ、言っても無理だろう。 GM:「知り合いの所紹介しますから、お金に換えてきてください」 キース:しょうがない。行くか……。 GM:じゃあ、紹介された武器屋に宿の従業員と共に来た。 キース:なんか妖しくない? GM:まあ、そうすると剣を見て武器屋の主人が――「おお、こりゃあなかなかのもんだ。売るのかい?」 キース:どうしよっかなぁ。 GM:「まぁこの辺りじゃ、こんな物使う奴はまずいないしなぁ。220GPってとこだな」 キース:ふふふふふふふ(笑)。 GM:「ど、どうしたい?」(笑) キース:剣を喉元に添える。 GM:「じょ、冗談だぃ……そうだなぁ330GP……これならいいだろう? ん?」 キース:ふふふふふふふ(笑)。 GM:「ま、待ってくれ! 今は買い手がいないからこの値段なんだよ!」 キース:じゃあ、買い手を探せ。 GM:「そ、そんなこと言われてもこの辺りには……」 キース:なら俺が買い手を探す旅に出る。 GM:えっ? でもその後のことGMは関与できないよ。今日はずっとアドリブで来てるし……。 キース:売ったってダメなんでしょ? 130ぐらい足りない。 GM:リーダーが出してくれれば……なんとかならなくも無い。 ラフェル:いざとなったら逃げよう。 キース:殺しちゃダメ? GM:誰を? キース:宿屋の人。 GM:…………ま、まあ、道徳的に考えてくれ。
※使用上の注意――いくらTRPGがゲームだからと言って、むやみに一般人を殺してはいけません。
ヴィドル:困ったなぁ……そうだ! ラフェルに伝文でも発送しよう!ラフェル:伝文なんて持ってたの? ヴィドル:いや、伝文発送紙というのを持ってるんだ。なんて送ろうかな―― GM:そんなの思い付きだよ。考えちゃいけない! ヴィドル:わかった! 「宿屋に戻って来い!」 一同:や・ど・や・に・も・ど・っ・て――(伝文は8文字まで(笑)) ヴィドル:おお、まともだ! ラフェル:解る文章だなあ(←残念そう)。 GM:つまんないなぁ(残念だ) ヴィドル:よし、もう1つ送ろう。「しばらくの間金貸してくれ」(笑) GM:ではラフェルには「宿屋に戻って」「しばらくの間」という伝文が(笑)。 ラフェル:俺は1人……"断る!" と言って歩いていく。 ヴィドル:ああ、断られた!(笑) GM:で、キースはどうするんだい? キース:もう少し! GM:「そうだねぇ……」――1D×10GPほど値上げしてあげよう。 キース:コロコロ……5。 GM:じゃあ、380で買い取ろう。 ランフォード:親父ぃ、切れ味試させろ〜。 ヴィドル:いるの!? そこに!! ランフォード:いや、毒電波だ(笑)。 キース:別に…いいか。 GM:「じゃあ、ほれ380GP」 キース:わかった。ところで、お目付け役の従業員とかがいるんでしょ? GM:それはもちろん。逃げられたら大変だからね。 キース:じゃあ……あっ!! とか言って裏口から逃げる。 GM:ほぉう…なら敏捷で振ってみて? キース:コロコロ……。 GM:ぬぅ。仕方ない…キースは裏口から出るとともにダッシュ! 追って来る従業員を捲いたよ。 キース:ふう。 GM:で、どうするの? キース:なんか仕事受ける所ってあったよね? GM:??? 探索者ギルドのこと? キース:そうそう。そこ行って仕事を貰う。 GM:他の仲間達は? キース:自分1人で稼いだ方がいいでしょ。 GM:でもね、ギルドに行くと……「いやぁ…今仕事無いんですよ。しいて言えば魔力が集積できなくなった原因が解らないんですよね〜」……ぐらいかな。 キース:……いいや。また来る。 ヴィドル:それにしても……武器を売りに行ってから戻ってきませんねぇ。 ランフォード:そうだなぁ。 ヴィドル:ラフェルも帰ってこないし……やっぱりここで働くしかないのかなぁ(笑)。 シーン5:日常的行動その5 〜突っぱねるラフェル〜 GM:じゃあ、街を歩いているキースは幸運でジャッジしてみて? 15以上でラフェルを見つける。ラフェル:それ高すぎだよ(笑) GM:えっ? ラフェル:高いって言うか…見つかりやすすぎるよ! GM:う〜ん。ならラフェルも幸運で振って、キースの幸運と即決勝負!(笑) ラフェル:……14。 キース:俺も14だよ。 GM:同値か……そうだな、もう1回振ろう。 ラフェル:コロコロ……ファンブルだ。 GM:(キースの方を見て…)こっちもファンブルだー!(笑) キース:ふふ…ゼロ! ラフェル:−3だ…俺は。 GM:キースは、ふと…人ごみの中にラフェルを見つけるよ。 キース:あ、リーダーだ。 ラフェル:ちぃッ! …………敏捷20。 GM:逃げたー!!(笑) キース:追いかける。 …………敏捷15、追いつけない。 ラフェル:じゃあ、そこで止まろう。 キース:走ってって……何も言わずに…金貸してくれ(一同爆笑) GM:そんな…お約束な(笑) ラフェル:何事も無かったかのように通りすぎて行こう(笑) キース:ちょっと待てよ――肩を掴む。 ラフェル:(無言で肩を払うジェスチャー。) GM:ああ! 振り払われた!(笑) キース:もう、剣構えるぞ。 ラフェル:(キースを指差して)ああ! ここに怪しい人が!!!(一同爆笑) GM:じゃあ周りから悲鳴が上がる(笑)――「キャー! だれかー! 衛兵さん呼んできてー!!」 ヴィドル:「一体何があったんだ!」……って衛兵が来る。暇だから衛兵役(笑) GM:暇だから? ならヴィドルが衛兵Aでランフォードが衛兵Bね(笑) ランフォード:Bをやれと(笑) 衛兵A(←ヴィドル):キースの肩を掴んで――おい、お前! 何やってるんだこんな道端で!! 衛兵B(←ランフォード):怪しい奴め! 名を名乗れ! GM:衛兵A・Bらしい(笑) キース:ナンパ。 衛兵A:お前ら……両方男だろうが! なにを馬鹿なことを言っている!!(笑) 衛兵B:でも……もしかして……。 衛兵A:確かに…それはありえない話ではないが……しかし! 相手が嫌がってるじゃないか! そういうことをしてはいかん!! 衛兵B:確かに、その通り! キース:いや、実は(ラフェルも)喜んでるんだよ。 衛兵B:なるほど…嫌よ嫌よも好きなうちってやつか。 衛兵A:こらこら、言いくるめられてどうする!(笑) 衛兵B:ああ、しまった!(笑)
と、ここで衛兵A・Bの相性を決めることになる。
ヴィドル:Aの方が闇の−14。ランフォード:Bは空の+19。 GM:……まあ、キースに良い印象は持たないよ。(キースの相性値は±0) ランフォード:よくこれでパーティ組んでるよね? GM:プレイヤー同士は気にしないから。 ランフォード:いや…衛兵A・Bのこと。 ヴィドル:(何かに気づいて笑い出す) ランフォード:差が凄いよ(笑) GM:きっと仲悪いんだよ(笑) 衛兵A:こういう事件はお前に任せたから! ちゃんとやっとけよ!(←ロールプレイが変わった) 衛兵B:あぁあっ!(ドス声で険悪に) なんで俺がやんだよ、お前がやれ!(同上) 衛兵A:なにぃ! だいたいこの前も俺がやったじゃないかよ! 衛兵B:んぁ! その前は俺がやったじゃねーか!! 衛兵A:だから今度はお前の番だろーが! GM:と2人が言い争ってる隙に、キース達は逃げ出したぞ。 衛兵B:だー! 逃げられたー! またお前のせいで!!(笑) 衛兵A:なー! お前がちゃんと見てないのがいけないんだ!!(笑) 衛兵B:お前だって見てなかったじゃないか! 衛兵A:なに言ってるんだ! 俺はちゃんと見ていたぞ! 衛兵B:いいから追うぞ!! 衛兵A:わかった! ってお前いちいち命令すんな!! 衛兵B:俺はこっち行く! お前はそっち行け! 衛兵A:ふざけんな! 俺がこっちに行く、お前がそっち行け! 衛兵B:俺が行くんだ! 衛兵A&衛兵B:『ガーって走る!』 ヴィドル:なぜか競争してるんだよ(笑) シーン6:日常的?行動その6 〜リーダーを悪魔扱いするキース〜 GM:逃げたキースだけど、なんとかラフェルに追いついてきたよ。キース:いた! GM:キースはラフェルの背中を見つけた。 キース:剣を抜き放ったまま…ダッシュ! GM:剣を抜いたなら「わー」「きゃー」などの一般的な悲鳴が上がる(笑) 衛兵A:また何かあったみたいだぞ!? キース:ラフェルに追いついて……話が違うぞっ!!! ラフェル:意味わからん……と心の中で思っていよう。 キース:俺の解釈としては、金貸してくれるものだと思ってたから。 GM:ああ、だから……「なんで金貸してくれないんだ! 話が違うぞ!!」……ってなるのか(笑) ヴィドル:わかんねぇ(笑) ラフェル:おのれ、思い込みの激しい奴め! キース:…………。こいつはいつものリーダーじゃない! さては悪魔が乗り移っているな!!!(一同爆笑) GM:そんなところで、衛兵A・Bが到着。 衛兵B(←ランフォード):何!? 悪魔だって! 衛兵A(←ヴィドル):さては最近アラムートを襲った悪魔だな!(笑)
※アラムート……第5話で魔族化したヴィドルがムロノと共に襲った街である。多大な死傷者が出た。
衛兵B:お前がそうだったのか!(笑)ラフェル:わかるでしょう? この剣を持った姿を見れば。 ヴィドル:えっ!? キース抜刀してんの? GM:してるよ。もうバッチリ! 衛兵A:なーにー! お前はー! ラフェル:人ごみの中で抜刀してるんですよ! 衛兵A:うるさい! いいから2人とも来い! 衛兵B:剣を構える! 衛兵A:こっちも!(ラフェル:コロコロ……) ラフェル:魔法発動……空へ飛ぶ。 衛兵A:奴は空飛んだぞ! やはり悪魔か! 衛兵B:悪魔だ!(笑) ラフェル:なんで空飛んだだけで悪魔なんだ!?(笑) 衛兵B:抵抗したぞ! 空飛んで逃げる気だ! 衛兵A:まあ、奴はあれで自分の正体を認めたようなものだな。 ラフェル:なぜそうなる。(←ボソッと) 衛兵A:よし、俺は役所の方に戻って応援を呼んでくる、あとは任せた! 衛兵B:いやいや、ここは俺が―― 衛兵A:なーに言ってんだ! お前はここで見ていろ! 衛兵B:いや悪魔は……ギャアギャアギャア……。 衛兵A:そんなことは無い!……ギャアギャアギャア……。 衛兵B:ギャアギャアギャアギャア!(←あまりの勢いに、何を言っているのか聞き取れない。) 衛兵A:ギャアギャアギャアギャア!(←テープ取ってるんだから、その所考えて欲しいよ。はぁ……。) GM:なんか、言い争っているとキースをガッと掴んで、悪魔が飛んでいくってさ。 ラフェル:悪魔じゃないって(笑) GM:ああ(笑)。ラフェルはキースを掴んで飛んでいった。 衛兵A:こっちは結局、2人で役所へ戻ることになったから。 キース:リーダーに斬りかかろう。 GM:えっ!? 今飛んでるんだよ。落ちたら死んじゃうぞ? ラフェル:そんなことされたら手を放すよ。 キース:ああ、そうか……じゃあ、剣をかざして…とりあえず街の外に誘導させる。 GM:誘導させるって…(笑) ヴィドル:そんな状況じゃないでしょう(笑) ラフェル:落とすぞ。 キース:落としたら殺すぞ! GM:脅し合いだ(笑) ラフェル:俺を殺す前に、お前が落ちるぞ。 キース:落ちる前に殺すぞ!(笑) ラフェル:無理だ(笑) GM:まあ、そんなことやってると下の方に宿屋が見えてくる。 ヴィドル:上の方見てみると……おおっ! 戻ってきてくれたよ!! 手を振ろう。こっちだ、こっち!! ラフェル:じゃあ、お〜い…って言って手を放すよ(一同爆笑) キース:なっ!? GM:ラフェルが「お〜い」って手を振った瞬間! 何かが落ちてくるよ(笑) ヴィドル:キースってわかる? GM:うん、わかる。 ヴィドル:や、やばい! ランフォード:やばいぞ!! ヴィドル:影翼飛翔<デヴ・ウィン>!! キースを掴みにいくよ! ラフェル:もちろん俺も掴みに行くよ。 GM:敏捷でジャッジしてみて? ヴィドル:コロコロ……掴んだ! 重い〜。 キース:まずいことになった…リーダーが悪魔に乗っ取られてしまった。 ラフェル:こっちも成功してるぞ。 GM:なら、2人してキースの足を掴んだらしい。 ヴィドル:危ないじゃないか! ラフェル! いきなり落とすんじゃない!! ラフェル:お前が手を振るから行けないんだ!! ヴィドル:ええっ!? 僕?(笑) う〜ん、それは悪かった。まあ、とにかく1度下に降りようじゃないか。 ラフェル:ああ、そうしよう。 ランフォード:……お前等…何やってるんだ。 シーン7:日常的行動その7 〜ヴィドルを引っ張っていくランフォード〜 GM:2人…いや3人が宿屋の前に着地すると、宿屋の人がやってきて――「キースさんお金は用意できたんですか?」キース:ああ、とりあえずこれだけあります。 GM:380だっけ―― キース:その袋に、残りの全金額を書いて渡すから。 GM:残りの?……ああ! 嘘つくのね(笑) キース:そうそう(笑) GM:「ほう、こんなになりましたか!」 キース:これで。 GM:「確かにこれだけあれば――」……コロコロ……あっ悪い。キースが捲いた宿の従業員が戻って来たよ。 ランフォード:おおっと手が滑った…コロコロ……25命中。 GM:……うう、避けられん。 ランフォード:17点ダメージ。もちろん素手だから。 GM:コロコロ……19。効かない。――「な、何するんですか!? それより――」 ランフォード:じゃあ、そのまま倒れ込んで……ああ。すいませーん……お腹にドムッっと1発。 GM:ならこっちは――「さんびゃ―ぐふっ!!」(笑) ランフォード:大丈夫ですかあなた! ガクガクガク! GM:「あうあうあう!!」 ランフォード:気絶しちゃいましたよ、この人。 ヴィドル:それは気絶させたのでは……。 GM:「まあ、これで宿屋が燃えてしまったことはいいでしょう」 キース:釣りはいらないよ。 GM:「ええ、もちろんいりませんとも」 ランフォード:宿屋に運ぶか。 ヴィドル:宿屋はもうないよ。 ランフォード:ああ、そうか!?(笑) ヴィドル:まあ、回復させとこうか。 GM:そういや、関係ないけどこの宿屋の名前は『嵐の山頂亭』と言うらしい。 ランフォード:激しいな。 ヴィドル:GM、さっき気絶してた人を回復させといたから。 GM:そうなの? じゃあ――「ん…あっ、すいません」 ヴィドル:大丈夫かい? GM:「はい、おかげさまで……あっそうだ! ご主人様さっきの袋には380しか入っていませんよ! 私はこの目で見てました!!」――「ん、本当か……」って袋に入ってるお金を数えだす。
…………………………………………………。
ヴィドル:…………長いな。キース:……どうしよう。(ボソッと) ランフォード:…………長いな。 キース:……そんなことより! あいつは悪魔だ!!(ラフェルを指差す) ヴィドル:そんな話もあったな。 ラフェル:じゃあ、俺はお金を数えている宿屋の人のところへ行って……足りませんか? 残りはこれで……170渡そう。 GM:「あっそうですか! これでキッチリ全額ですね。おかげで私達も生活していけます。」 ヴィドル:しかし、今ので宿屋を再建する代金は払いましたが、まだ、あなた方がそれまで生活するお金を僕達は払っていません。 ランフォード:誠実だ。 GM:「そこまで心配していただけるとは……いえ、その心遣いだけで十分です――」 ランフォード:そうか! じゃあ、失礼する!! ガッっと首掴んでズルズルズルズル……。 ヴィドル:あうっ! いやいやいやいや……ここは何とかして彼等をちゃんと生活できるようにしてあげないと。 ランフォード:彼等は生活できる。この街の人情は温かい!(断言) ヴィドル:そうでしょうか? GM:そうだったのか? ランフォード:そうだ。 ヴィドル:…………しょうがない、引きずられていこう。ズリズリズリズリ……。 GM:そっちはどうするの? キース:行く。 ラフェル:俺もそうしよう。 シーン8:日常的行動その8 〜自白するヴィドル〜 GM:と、その時です! 通りの向こうから『ピー』っという音と、「こっちだ! こっちだ!」という声とともに、かなりの数の衛兵達がやってきます。ランフォード:無視して通るか…ズリズリズリズリ……。 ヴィドル:……………いたぞ! あいつ等だ!! GM:ははっ衛兵やるのね(笑) ランフォード:あいつ等って誰のことだ? 衛兵A(←ヴィドル):すると衛兵が近づいてきて――何!? 数が増えてるぞ! 仲間があんなにいたのか!! 衛兵B(←ランフォード):まずい! まずいぞ! 城に要請しなくては!! GM:城は無い。城は。 衛兵A:大丈夫! 我々はこれでも…コロコロ……17人いる! GM:では衛兵17人が君達6人を囲みました。 キース:俺は輪に加わるよ。 GM:え、なんで? キース:第1通告者として。 衛兵B:さあ、皆さんは下がっていてください! ここは危険です。あとは我々に任せてください!! GM:じゃあ、一般市民が――「あああ!? な、何が起こるんですか!??」 ヴィドル:い、い、一体何なんだ君達は!? GM:「何を言う、この悪魔達め!!」……噂は変に伝わったらしい(笑) ヴィドル:なんだ、知っているのか…悪魔って悪いことなのかなぁ…などと思いながら――悪魔で何が悪い!!(一同爆笑) GM:「どうやら、悪魔ってことを認めたらしいな!」 衛兵B:ガクガクガクガク。(←震えているらしい) GM:そんな時、衛兵A・Bのいる辺りで――「悪魔なら倒せば手柄に!!」っとの声が! 衛兵B:手柄か! 1番槍行きまーす!!(笑) GM:1番槍が突っ込んでくる。 ヴィドル:誰に来るの? 衛兵B:コロコロ……お前じゃー! ヴィドル:僕かー!! コロコロ……26で回避。 衛兵B:ああっ! 避けたぞ!! ヴィドル:な、危ないじゃないか! そんな物振り回して怪我したらどうするんだ!! 衛兵B:死ねー!!! ヴィドル:やーめぃ! GM:とまあ、そんな頃。キースの所に隊長っぽい人が来て――「あなたが第1発見者ですか」 キース:ああ、そうです(←声がそれっぽい(一同爆笑)) ヴィドル:もう一般人になってる(笑) GM:「しかし、悪魔は5人もいたのですね。私は1人だと聞いていましたよ。」 キース:あいつだけですよ。(リーダーを…正確にはラフェルのプレイヤーを…指差す) GM:ああ、指差してる(笑)。 キース:他の人は無関係ですよ。 GM:「そうなんですか!? お、おいお前! ちょっと待て!! そいつは悪魔じゃないらしいぞ!」 衛兵B:えっ悪魔じゃないんですか!? GM:「そうだ! そっちの奴だけらしい!」 衛兵B:本当ですか! GM:「間違えだ! お前、その人に謝っておけ!!」 衛兵B:ああ、すいませんでした! ヴィドル:……いや、僕は悪魔なんだけどね。 衛兵B:あ〜! この人も悪魔って言ってます!! GM:「そんな戯言、信じるな!」 ヴィドル:う〜ん、信じないか………別に信じなくてもいいけど(笑)。 GM:「よし、あっちを狙え!」 ヴィドル:って危ないじゃないか! ラフェルは悪魔じゃなくて人間らしいぞ……あれ? 人間じゃないのか、ムロノの説明によると……(間を空けてから)……悪魔だったのかラフェル!! ラフェル:……さあな。 ランフォード:ぅおぉ!? GM:「そうか、貴様が噂のムロノだな! この悪魔ムロノめ!!」(笑) ラフェル:あんな奴と一緒にするな!(笑) GM:「あんな奴!? お前は別の――」 ヴィドル:ムロノは僕の従者だ! GM:「ええっ!?」 ヴィドル:ムロノは僕の従者だ! あいつが何かやったのか! GM:「何言っているんだ、悪魔ムロノと言えば『アラムート』を襲った魔族ではないか!」 ヴィドル:なぁにぃムロノめ、そんなことをやったのか! くそぉなんて奴だ!(わざとっぽい。) GM:「そうかわかったぞ! あの時、東を襲い逃亡した悪魔がいたとも噂で聞いた。それが……お前か!!!」 ラフェル:それは、そっちだ!(←ヴィドルを指差す。) ヴィドル:グサグサッ! ああ、心の傷に……(一同爆笑)……今の一言は非常に心の傷に痛みを与えたよ。 GM:「よくわからんが……とりあえず2人とも捕らえるぞ! お前等おとなしくお縄に捕まれ!」 ランフォード:困った時は……木姿変容<フォー・ムア>! GM:木になったよ(笑)。 ラフェル:…………。 GM:「ところで…第1発見者のあなた、どうしてあの人が悪魔なのです? 決め手は?」 キース:決め手は…………俺のカン。 GM:……その瞬間、それを聞いていた隊長も、近くにいた衛兵達も、"はぁ?"という顔をするよ。――「い、今、なんと?」 キース:と、言うのは冗談で―― GM:「は、はあ…。」 キース:――前々から、おかしな言動が目立っていて……。 ヴィドル:…言動(笑) GM:それは…またみんな"はぁ?"という顔に(笑) キース:今日も俺は朝起きたら、宿屋が燃えていて1人取り残されていた……。これもきっと、あいつの仕業に違いない。 ラフェル:それはちょっと違うんじゃないか。(ボソッと) キース:あいつは俺の命を狙っているんだ! GM:「ああ、ああ。なるほど…わかりました」 キース:しかも俺は、その借金の片棒を担がされて…大変な思いをしたんだ(笑)。 GM:「ああ、はい、わかりました。とりあえず落ち着いて……パンパン(←手を叩く音)…撤収ー!」――衛兵達は帰っていくよ。(笑) ヴィドル:なんだったんだろうか? ランフォード:さぁ。 GM:まあ、ヴィドルには謝っていくよ。 ヴィドル:僕が悪魔って言っても信じてくれないのか……。 シーン9:非・日常的行動その9 〜人を殺すキース〜 GM:衛兵達は帰りながら――「なんだよ、変な奴の妄想じゃねぇか」キース:首つかむ。(即答0.3秒) GM:じゃあ、1番後ろにいた―― ヴィドル:うわぁぁ! 何をする〜!? GM:衛兵Aが捕まったらしい(笑)。 衛兵A(←ヴィドル):お、おいおい放しやがれ、てめえみたいな妄想狂に構っていられるか! キース:せっかくの手柄なのにいいのか? 衛兵A:手柄? お前の妄想に付き合ってる暇ねぇんだよ! 忙しいんだ! さっさと手を放しやがれ!! 衛兵B(←ランフォード):おい、早く行くぞてめぇ。タラタラしてんじゃねぇよ! 衛兵A:わかってるよ! さっさと放せ……って、手を払っても払えないんだろうな(笑) GM:だろうね(笑)。きっと丸太を叩いたようなもんだよ。 衛兵A:……おい、ちょっと手伝ってくれよ! 衛兵B:それぐらい自分で何とかしろよ! ほら行くぞ!(笑) 衛兵A:ああ、行ってしまった……。 GM:キースはどうするの? キース:んーじゃあ、つかんで……ほんとの悪魔はどこにいるんだろうなぁ(←悪魔口調)…とか言って……斬る。(一同爆笑) GM:ま、まあいいけど(いや、良くは無いのだが……)どうやって斬るの? キース:持ち上げて、背中から串刺し。 ヴィドル:は、激しい(笑) GM:じゃあ、キースは串刺しにした。 衛兵A:ぐはぁっっ!!! GM:重傷入った。 ヴィドル:いや、死亡でしょう。 GM:じゃあ死亡に入った。 衛兵A:ぁぁぁ! 衛兵B:コロコロ……気づいただろうな…20だ。
注)衛兵の能力値を決めるのは面倒なので、何かの判定の際は10+2Dでやっていた。だがそうすると、一般NPCのクリティカル/ファンブルは5/10なので衛兵Bはファンブルということになるのだが……まあ、いいか。
GM:また周りで悲鳴が起こって――。衛兵B:隊長ー!! GM:「どうしたー!」 衛兵B:奴がー!! キース:手を放して剣を抜く。 衛兵A:ぶしゃぶしゃぶしゃ。(←血が……) GM:「はぁあ!? なんとか!」……名前がわからん(笑)。 衛兵A:名前? ベルナント。 GM:「ベルナントーー!! おのれぇ…本当の悪魔は貴様だったか!!!」 キース:はっ!? 俺は一体何を…???(笑) GM:「とぼけるのもたいがいにしろ! ベルナントを殺した罪は……償ってもらうぞ。」 ランフォード:う〜ん。 GM:「俺達と一緒に来い! 抵抗すればこの場で殺す!!!」 ヴィドル:これはやばい展開になってきた……と言うより、罪を償うべきであろう。 ランフォード:ああ。 ヴィドル:役人殺しの罪は重いぞ。 キース:そうかぁ。(←ちょっとだけ我に返る?) ヴィドル:キース…一体なんてことをするんだ!? ラフェル:自殺的治癒<ジバティ>でも唱えるか…。 ヴィドル:いや、もう死んでるらしいから。 GM:そうだな…20面ダイス振って5以下が出たら重傷でもいい。 ヴィドル:コロコロ……19(笑)。 GM:じゃあ、ダメだった(笑)。 キース:あいつは死に場所を求めていたんだよ。 GM:求めてたのかなぁ? ベルナント(←衛兵A):そんなことは無い! GM:「そんなことは無い! 奴は昇進と金によく目が眩んでいた!」 ベルナント:ちが〜う!! 俺は最近結婚して、ちゃんと新婚生活を送っていたんだ。 GM:そうなのか(笑)――「奴は最近結婚して…新婚生活を楽しんでいた……」 キース:いきなり倦怠期だったりして(笑) GM:「なぜ、お前がそんなことを知っている!」(笑) キース:さっき聞いたんだよ、実は死にたいって。(←近所のおばちゃん口調) ベルナント:そうするとねぇ、この…ベルナントの妻が――「あなたー!」――って来るんだ(笑) GM:なんか来ましたけど(笑) キース:ああ、なんでこんなことに……。(GM:…………) GM:「どこが倦怠期なんだ……構えろ!」――衛兵が槍を構え出す。 ランフォード?:セレスティアさん、しっかり。気を確かに。 GM:なに、セレスティアって? ランフォードは妻役やってるの? 衛兵B:妻はセレスティアって言うんだ。(←速興で決めてるし…)それで今は衛兵Bをやってる。 GM:??? 衛兵B:Bが…セレスティアに……争ってたんだよ(ベルナントと)きっと(笑) ヴィドル:ああ(笑) GM:取られちゃったんだ(笑) ヴィドル:でも、この2人(衛兵A&B)って、仲悪そうに見えてかなり良さそうだよね(笑) GM:そうゆうもんだよ(笑) キース:わかった。本当のことを話そう。俺はあいつに頼まれたんだ。(衛兵Bを指す) GM:「ほ〜う……前々から怪しいと思っていたが……」 衛兵B:俺じゃないっスよ! 隊長!! GM:「そんな…あなたが……確かにあの人とは仲が悪かったけど……そんなことするなんて!!!」 衛兵B:それは嘘です! 私を信じてください! セレスティアさん!!! GM:「許せない……許せないわ!」――とか言ってベルナントの持っていた短剣をガシャっと抜くと――「やぁぁー!!」(笑) 衛兵B:ぐはぁ!!!(一同爆笑) ヴィドル:刺された!(笑) GM:刺されたよ!(笑) 衛兵B:私は違います……ガクッ…(笑) ヴィドル:なんか、すさまじい状態になってきた(笑) GM:修羅場だな……。 ヴィドル:ふと、思うのだが……キースの言ったことをいきなり信じるとは思えないぞ。 GM:たしかに……さっきの時点で妄想狂だとわかってるしなぁ。じゃあ、無かったことに(笑) ランフォード:キュルキュルキュルキュル……って巻き戻し(笑) シーン10:非・日常的行動その10 〜人を殺すキース(途中から)〜 キース:俺はあいつに頼まれたんだ。GM:そう言った瞬間、女の人は呆然としていて、隊長が――「そんな妄想に騙されるか! お前の妄想は聞き飽きたわ!」 ヴィドル:キース…今まで仲間だと思っていたが……まさかそんな奴だとは思わなかったぞ! キース:……まずいね? GM:まずいね。 キース:とりあえずBは生きてるんだよね? GM:衛兵Bはね。 キース:そうだな……女の方も殺しとくか――「これで寂しくは無いだろう」(一同爆笑) GM:そ、そりゃあ、かっこいいけどさ(笑)……かっこいいけどね(笑) キース:いや、それで、うん、一応……殺して。(一同爆笑) 衛兵B:させるかー! GM:じゃあ、グサッ! 衛兵Bが代わりに刺された! ヴィドル:Bはなんて名前なの? 衛兵B:……ディクリメイト。 GM:「ああ、ディクリメイトさん!?」……いや、ここは……「ディクリメイト!?」って呼び捨てだね。3人の関係を考えると(笑) ベルナント:実は3人は幼馴染みだ。 ディクリメイト(←衛兵B):ああ、なるほど。 GM:今度はこっちに近づいて――「ディクリメイト……そんな…貴方まで…」 キース:そこを後ろから……ズバッと。(一同爆笑) GM:ディクリメイトがまだ薄目を開けている瞬間。セレスティアが――「ああっ! ……そ、そんな……」 ヴィドル:そうするとディクリメイトが「貴様だけは許さん!」ってバーニングするから(一同爆笑)。 GM:まぁさすがに、それはまずいんで(笑) ヴィドル:う〜ん、そうか…じゃあ、そろそろ真面目にやりますか……もう手遅れな気がするけど(笑) GM:衛兵達の方は応援を待ってる。それまで襲ってくる気は無いようだね。 キース:じゃあ、応援が来る前に斬りかかる。 ヴィドル:僕が戦士系のキャラだったらなぁ…殴りかかってでも止めるのに。 GM:代わりに闇槍<ヴァロス>じゃないの? キース:本当にそろそろ止めてくんないと……。(←切実である) ヴィドル:そうだな……そっちの前に回り込んで……やめないかキース! 何やってるんだ! キース:うるさい、この悪魔め! GM:ああ、また(笑) ヴィドル:グサァグサァ(笑) キース:お前、実は見ていて楽しかったんだろう?(笑) ヴィドル:違う! お前と一緒にするな! 許さんぞ!! GM:まあ、確かに"普通"の魔族なら楽しんでただろうね(笑) ヴィドル:許さんぞ!! って、もう攻撃しちゃおう。 ランフォード:やめるんだヴィドル。 ヴィドル:と言っても、相変わらず攻撃方法が手加減できないんだよな。 GM:闇槍<ヴァロス>しかない? ヴィドル:闇槍<ヴァロス>しかないんだけどね。 ランフォード:やめるんだ! キースは悪魔に操られているぞ! ヴィドル:たぶん聞こえない。(ランフォードは無視された。)…………どうしよう。 ランフォード:ムロノは出てこないの? GM:う〜ん、ムロノのせいにするという案もねぇ……まあ、最後の手段と言うことで。 ランフォード:カマ〜ン! ムロノー。 GM:もうかい! 早いよ!! ヴィドル:そうだな……新呪文でも唱えるか。 GM:ほう。 ヴィドル:まずは魔導力を上げて……死力祭来<ダグディス>! そして新魔法……操霊邪術<デス・ハウンド>!
注)操霊邪術<デス・ハウンド> 3匹の犬の首を召喚し、対象者を襲わせる魔法。3R持続する。ヴィドルはイニシアチブが速いので、1Rの間に2回、3回と唱えられ犬の首が6つ9つと増えていく。……リアルに想像すると非常に怖い魔法である。
GM:犬の首が3つキースに襲いかかり、キースに……(キースの抗魔力をそれぞれ引いて)……45? 45点のダメージを与えたね。キース:(ダメージを受けてから。)図星…のようだな。 ヴィドル:お前と一緒にするな!! さらにもう1回! ラフェル:やめろ! ヴィドル:でも、もう発動してるから。 GM:じゃあ、やめろって言った時には、ヴィドルの周りに新しい3匹の首が現れて。 ヴィドル:さっきのもまだいるから、合計6匹。 GM:ヴィドルの周りに6匹程ただよっていて……で?(ラフェルに聞いている) ラフェル:ん? やめろって言うだけだよ。 ヴィドル:…………。……食らえ! キース:……もう死ぬと思うんだけど。 GM:ならビジュアルだけで終わらそう。 ヴィドル:そうか。 GM:キースが図星か…と言った後、さらに増えた犬の首に噛まれて倒れる。 ヴィドル:犬の首って、自由に消せるの? GM:消せることにしよう。 ヴィドル:じゃあ消そう。 GM:犬の首がフッフッフッフッフッフッって消えていく。 ランフォード:まあ、落ち着けヴィドル。 ヴィドル:しょうがない……睨んでいよう。 GM:ちなみにキースは重傷です。 キース:あ、一応……この程度の腕で……。倒れる。 GM:一言言いたかったらしい(笑)。 ヴィドル:と言ってもキースはボロボロだからなぁ、さすがにもう攻撃しないよ。 ランフォード:まあ、とにかく、衛兵の皆さんお騒がせしました〜。 GM:「お騒がせだと! それよりその人殺しを渡せ!」 ラフェル:引きずって行こう。 GM:「ちょっと待てお前! そいつをどこへ連れて行く気だ!」……衛兵達は囲んでいるんだぞ? ラフェル:囲んでいる所を突破していくんだ。 GM:いやぁ、それは武器を構えるぞ。 ラフェル:避けて。 ヴィドル:無理だろ。 GM:突き出すぞ。ザッ! ラフェル:さらに避けて。 GM:さらに避けるって!? 出きないだろ普通。 ラフェル:コロコロ……飛んだ。 GM:「に、逃げるか! やはりお前も人殺しの仲間だったんだな!」 ヴィドル:う〜ん。僕はおとなしく捕まるべきだと思うんだけど……。 ラフェル:こいつは悪魔に取りつかれているんだ……ムロノに! GM:ん? ムロノに取りつかれてるって? ランフォード:ムロノってカクカクシカジカの! どうりで今朝からキースの行動がおかしいわけだ! GM:「そんなことが信用できるか! 貴様〜降りて来い!!」 ラフェル:とりあえず、捕まるのはまずいだろう。 ヴィドル:う〜〜〜ん。(←誠実なので悩んでいる) ラフェル:まあ、罪は後で償ってもらえばいい。 ヴィドル:いや、君が逃げるのは構わないのだが……。 GM:他の人は? ラフェル:逃げればいい。 ヴィドル:でも世の中ってうまくいかないんだよねぇ。 GM:顔も見られちゃってるしね。 ランフォード:しかも今、普段だしなぁ。 GM:ワイバーン状態ならいざ知らず。 ランフォード:いやぁ、普段は良い人だから。 GM:まあね…そっかそっか。良い人だからね。(ランフォードの性格:普段は「いい人」だが、キレると「冷徹」) ラフェル:ああダメだ! 俺は「のんべんだらり」だから、こんな行動取っちゃいけない! やめたよ。 GM:飛ばなかったことにするの? ラフェル:もっと前…渡せって言われたら…ああ、渡すよ…って。 GM:じゃあ、キースは諦められた――「そうだ、こっちに渡せ!」 ランフォード:どうぞ〜。 GM:「よし、ではお前達も一緒に来い!」 ランフォード:なんで俺達まで? GM:「お前達からも情報が聞きたい」……事情徴収だね。悪い意味じゃないから安心して。 ヴィドル:まあ、キースの暴走を止めなかったのも、僕達の罪として認めるしかないですね。 シーン11:日常的?行動その11 〜事情徴収される皆〜
と、役所に連れられていくヴィドル達。一応ラフェルがキースの重傷を回復しておいたことを記述しておこう。(もちろんファンブルを期待してのことは言うまでもない(笑))
GM:とにかく、衛兵が詰めているような場所に着ました――「おい、こいつを牢に入れておけ!」ランフォードのプレイヤー:そろそろムロノの出番では? ヴィドルのプレイヤー:さあ、知りませんなぁ。 GM:キースは牢屋に入れられて……じゃあ、事情徴収――「とりあえず、名前を聞かせてもらおうか?」 ヴィドル:誰に聞いてるの? GM:みんな。 ヴィドル:まあ、いいや。私はヴィドルと申します。 GM:「なるほどヴィドルさん……で、住所と職業は?」 ヴィドル:いえ、今は家出中なので……。 GM:「家出……まあ、若いんですし、そういう時もあるでしょう」(あえて職業(ダークプリンスって書いてあった)は聞かない。) ヴィドル:まあ、そんな所です。 GM:「そちらは?」 ランフォード:私ですか…私はコルデアという者です。 GM:「コルデアさん…ですか」 ヴィドル:ランフォード…ではないのですか? GM:「そうだ! ランフォードではないのか!」――ってディノールなら言いそうだ。 ランフォード:フルネームで"ランフォード・D・コルデア"だから。 ヴィドル:ああ、なるほど。 GM:「で、そちらは?」 ラフェル:ラフェル・クルスト…冒険者をやっている。 GM:「どうやらギルドに登録している方のようですね」 ラフェル:いや、未登録。 GM:…………。 ランフォード:俺って職業聞かれなかったんだけど? GM:「そういや聞いていませんでしたね…それで職業は?」 ランフォード:運び屋。 GM:「運び屋!?」 ランフォード:よく手紙の運送などをね。 GM:「ああ、そちらの運び屋ですか」 ランフォード:ええ、ブラジャーからミサイルまで運びますよ。(S=Fの世界でミサイルってあるのか?) GM:ピクっとして……「冗談……ですよね?」 ランフォード:わし…いたって本気。 GM:「おい! ちょっと調べてきてくれ。手配書があるかもしれん」……って下っ端に言ってから……「いやいや気になさらずに」 ランフォード:ええ、気にしませんとも。はっはっはっは。 GM:では、その間に他の2人に聞いていて、ちょっと2人は困りながらも答えてるね。 ヴィドル:ディノールは職業それなりに良いとして…アーリアの職業って一体? GM:アーリア? ……どうしよう。 ヴィドル:実験体。(ボソッと) GM:いや、今は兄と共に旅をしています。とでも言っているよ。 ヴィドル:なるほど。 キース:家事手伝い。 ヴィドル:家事全般とかね(笑) GM:まあ、それでもいいや(笑)。ちなみに運び屋って悪い方? ランフォード:色々。 GM:そうだなぁ……3D振って合計13以上だったら手配書がある。 ランフォード:コロコロ……危なかった。 ヴィドル:無いらしい。 GM:では下っ端が――「ありませんでした」――って来て――「そうか……いえいえ気になさらずに」 ランフォード:はっはっはっは。 GM:「ところで、あのキースという殺人狂とはどういう御関係で…一緒に宿屋に泊まっていたそうじゃないですか」 ランフォード:旅の仲間です。 GM:「仲間…ですか」 ラフェル:ええそうです。 GM:「ほう、では今までに人を殺したことは?」 ランフォード:人を殺す? 彼に限ってそんなことはありませんよ。 GM:「なら、どうして今回はこんなことになったのでしょうかねぇ?」 ランフォード:さあ、それがわかったら苦労しませんね。 GM:「本当にそうですな」 ランフォード:そうですよ。……まあ、彼も気まぐれな人ですから。 ラフェル:気まぐれで殺すのはまずいだろ(笑)。 GM:「気まぐれ……ねぇ」 ランフォード:何があったか解りませんけどね。 GM:「こちらの情報では、宿屋を燃やしたとか……」 ラフェル:それは、ほんの子供のいたずらですよ。 GM:「子供のいたずら……しかし、こっちに来ている情報では、キースが燃やしたとか。」 ラフェル:だから、キースのいたずら。 GM:…………「いたずらで、宿屋1軒燃やすのですか」 ラフェル:金は払った! ランフォード:彼はお茶目ですから、はっはっはっは。 GM:お茶目ですむのか? 宿屋を燃やすことが。 ヴィドル:すまないだろ。 ラフェル:わんぱくに育っているようだ。 GM:「あなた達も旅の仲間なら、なぜその"お茶目"な行動を止めなかったのですかな?」 ランフォード:止められたら苦労しませんよ(笑) ヴィドル&ラフェル:『確かに…』(笑) ランフォード:まあ、止めようともしたんですが……。 ヴィドル:止めることよりも避難することで手一杯だったんです。 GM:「なるほど……あなた達もよく……そんな人と旅をしてきましたね」 一同:…………(かなり長い沈黙) ランフォード:私達も強いですから。 GM:「ほう……まあ、いいでしょう。だいたいのことはわかりました。どうぞお帰りください。御手数かけましたね」 ヴィドル:じゃあ、帰る。 GM:では君達5人は役所の前に出てきたよ。たぶんディノールがやばいこと口走っていたかも知れないけど(笑) ランフォード:言うね。彼ならきっと(笑) GM:まあ、なんか見逃されたらしい(笑) シーン12:日常的行動その12 〜眠らされるヴィドル〜 GM:で、どうするの?ヴィドル:今何時? いろいろやっていたけど。 GM:朝の9時に火事がおきて…コロコロ……4時間ほど経ったらしい。午後の1時だ。 ヴィドル:そうか…これからどうします? ランフォード:リーダーどうしようか? ヴィドル:一応目的はあるけど…。 ランフォード:彼を置いていくわけには……けれど彼は犯罪者……。 ラフェル:ああ、あれだ……保釈金。 ヴィドル:それはいけないと思いますが……。 ラフェル:合法的だ。この国では認められている。 GM:無い無い。 ラフェル:そうか。 ヴィドル:どちらにせよヴィドル的には認めないから。まあ、彼のことは仕方ないと思いますが――。 ラフェル:うん、諦めて先に行こう。 GM:いや、そういうことはやめようよ。 ヴィドル:そういう性格の奴だから。 GM:そうじゃなくて、そういう判断はシナリオ的にもやめてくれ。あっ神崎が来た。 神崎:おはよう。(今は午後、19:00ぐらいである) キース:そうだ、名前を変えて再登場は? GM:だめ。キースはキースでやってもらいます。 キース:ギースとか言って(笑)。 GM:ダメ。 ヴィドル:とりあえず、今日は色々とあったし、このまま街を出て先を急ぐ気分にもならないしなぁ…別な宿でも取って、これからについて話し合おうかそこで。まあ、酒場とかそういったところでもいいが…少なくともこんな道端で話していてもしょうがない。 GM:じゃあ、酒場にでも……酒場の片隅にいます。 ランフォード:おっちゃん! 俺、ドクターペッパー。 GM:「おう! 任せとけ!」 ヴィドル:ふ〜。しかし、困りましたねぇ。 ランフォード:困ったな。 ヴィドル:まあ、実際こんな所でトロトロしている時間も無いわけだから――。 ディノール:と、その時! ヴィドル:いや、もういるから。 GM:今回はずっと一緒に行動しているから。 ディノール:なんだ。俺のキャラって俺がいない時に動いてることが多々あるんだが……。 ヴィドル:気のせい。 ディノール:夢? ヴィドル:夢。
ここで1度、神埼(ディノール)への説明が入る。
GM:と、まあ、そんなところ。ディノール:なるほど。 ヴィドル:さて、どうしましょうか? ランフォード:どうしようか? ヴィドル:困りましたな…はっはっはっは。 GM:「笑いごとじゃありませんよ」(←アーリア) ヴィドル:…………。 ランフォード:…………。 ラフェル:…………。 ディノール:…………。 GM:みんな黙ってしまった。 ヴィドル:そういう状況なんだよ。 GM:暗いんだろうね、この片隅。 ヴィドル:…………。(←プレイヤーがトイレに行った) ランフォード:…………。 ラフェル:…………。 ディノール:ともかく、キースをあそこから出さない限り話が進まないんだな。 ランフォード:だが、どうやって出すかが問題なんだ。ここが(ヴィドルの座っていた席を指す)…ネックでね。 ディノール:しばらく眠っていてもらおうか。 ランフォード:えっ、嘘!? ディノール:トイレに行っている間に殺してしまおう。 GM:じゃあ、どうすんの? とりあえずドクターペッパーとか他の人の飲み物も運ばれてきたよ――「はいっ、お待ちどう!」――ちなみにヴィドルはトイレに行っているよ。 ディノール:トイレは行ってないの。そこでポケーっとしているから。 GM:いやぁ…トイレ行ってもいいでしょう。 ディノール:トイレ行ってたら殺せないじゃん。 ランフォード:眠り薬か。 GM:そうそう。 ディノール:…………。(←ポケーとしてるヴィドルを殺したかったらしい) GM:ではヴィドルの席にも飲み物が置かれる。 ランフォード&ディノール:『シャー』(←薬を入れている音らしい) GM:ところで、薬の抵抗はどれくらいなの? ディノール:500。 GM:500!?……じゃあ、絶対寝るんだ。っと横から――「ちょっとお兄ちゃん! 何やってるのよ!」 ディノール:えっ? ああ、アーリアか。 ランフォード:ただの炭酸だよね。 ディノール:なぁに、今のは単なるジュースの元だ。気にするな。 GM:「そうなの?」 ディノール:ああ、オレンジジュースになるだけだ。 ランフォード:ああ、そうなんだよね。 ディノール:ニヤリ。 GM:「私は食べ物とかには詳しくないから解らないけど……」(アーリアは飲食不要なので食べ物に詳しくない) ディノール:お前はこれ以上かかわるんじゃない。 ランフォード:ドクターペッパー飲んでるよ(ここでヴィドルがトイレから戻ってきた) GM:あっ、みんなの分の飲み物来たから。 ヴィドル:僕はねぇ…"アクアナシ"だから。 GM:ヴィドルにもアクアナシ…ちょっと炭酸入りが来たよ。 ヴィドル:炭酸入れるなー! ディノール:じゃあ、よく振って1度"気"を抜いてから。 ヴィドル:なるほど。 ディノール:アクアナシ炭酸入りとか言って……超まずそう(笑) GM:まあ、アーリアは水でも飲んでるよ……ヴィドルは? ヴィドル:………だから、アクアナシだって。 GM:ああ、飲んでるの? ……そうか。 ランフォード:ニヤリ。 ディノール:ニヤリ。 GM:ああ、なんか周りがニヤリとしたよ(笑) ヴィドル:ん? どうしたんだ? ディノール:いや、ヴィドル待ちだから(笑) GM:確かに(笑) ヴィドル:何が? GM:まあ、ヴィドルなんかやってくれない? ヴィドル:何を? GM:なんでも良いよ。喋っても何しても。 ヴィドル:??? これからどうしよっか? GM:と言った瞬間! 異様な眠気が!! ヴィドル:……………。精神力で抵抗できないの? GM:いいよ、抵抗してみてくれ。 ヴィドル:コロコロ……18。 ディノール:ダメだ。 GM:うん、ぜんぜん足りない。桁が違う。 ディノール:10分の1もいってない。 ヴィドル:一体何があったんだ??? GM:じゃあ、眠くなっって寝た。 ヴィドル:!!! 10分の1もいってないって!!??(一同爆笑) ディノール:もっと正確にいうと20分の1もいってないぞ(笑) ヴィドル:いや、判定値いくつだったの?(笑) ディノール:500(一同爆笑) ヴィドル:500って……なんで? GM:わかんない。 ディノール:武士の情けだ……違うし(笑) ヴィドル:じゃあ、寝た。寝てしまったよ(笑) GM:「ああ、こんな時に眠ってしまうなんてヴィドルさん?」 ディノール:アーリアちょっと話がある。隅に呼ぶ。 GM:「なに?」 ディノール:ドムッ! ヴィドル:ドムッて(笑)。 GM:カクッ。 ディノール:肩に担ぐ。酒場だよね? おやっさん、この子を頼む。 GM:「いや、あそこで寝てるにーちゃんはどうする?」 ディノール:……頼む(笑)。 GM:ああ、そうかい。お代は払っといてくれよ。 ディノール:…………頼む(一同爆笑)。 ランフォード:いくら? GM:まあ、5SPくらいでいいよ。 ディノール:じゃあ行こうか。 ヴィドル:っていうか、僕のキャラは一体どうなるんだ?(笑) GM:あと……7時間くらい酒場で寝てます(笑) ディノール:誠実さが時々仇となることもある。 ヴィドル:なるほど……見捨てられたのか。 シーン13:日常的行動その13 〜ランフォード変身する〜 GM:では、夜中のコロコロ……8時になりました。ディノール:8時は、まだ夜中じゃねーよ! GM:まあ、6時ぐらいに日が沈むから、8時で夜中(笑) ディノール:……さっさと街を出ればいいことか。 ランフォード:留置所を襲うんだな。 ディノール:そういうことだ。キースのためにはしかたがない。 ランフォード:ふっふっふっふ。 ディノール:文句無いな、ラフェル。 GM:いつの間にかリーダー気分(笑) ディノール:いいよな。職業"刺客"の名が泣くぞ。 ラフェル:"元"刺客だ。 ディノール:なら、もう一度その手を汚してもらおう。 ラフェル:もう人は殺めない。 ディノール:殺める必要は無い。キースを助け出せればそれでいいんだ。 ラフェル:殺すのはお前に任せた。 ヴィドル:そーいう問題じゃない!!(笑) ランフォード:陽動は任せろ。 ディノール:よし、ではこうしよう。ランフォードには留置所の前でワイバーンに変身して暴れてもらう。その混乱に乗じて俺とラフェルが……。 ランフォード:…………。 ラフェル:…………。 ディノール:異議は無いな。キースどう? キース:OK、OK。 GM:毒電波飛ばしてるし(一同爆笑) ディノール:ヴィドルもいい? ヴィドル:…………(←キャラ的に納得できない。) ラフェル:……殺しといた方が良かったよ。 GM:えっ? なんだって? ラフェル:ヴィドルは殺しといた方が良かった。 ディノール:首切り離すの(笑)。 ラフェル:いや、首を切らないで殺すんだ。 ディノール:ん〜まあ、いいじゃないか。目標値500の判定でも。
所かわって留置所
GM:キースは気絶から気がつくか、精神でジャッジしてみて?キース:コロコロ……ファンブル。 GM:まったく気がつかないね(笑)
ラフェル達へ
ランフォード:俺は路地裏に入って、家に登る。屋根に着いたら満月をバックにプレーナ1点消費! GM:月に照らされるランフォードの影が、みるみる巨大化していくんだね。 ランフォード:バサァ! ディノール:絵になるな。 ランフォード:玄関の前にベタァン! GM:「何だ何だ何だ!?」「な、な、モンスターだ!!」「応援だ! 応援を呼べ!!」――といっぱい…わらわらと出てくる。 ディノール:今のうちに裏手に回っておこう。 GM:「弓矢だ! 弓矢持って来い!!」 ランフォード:はばたく! GM:じゃあ、弓を放った瞬間! ワイバーンの風撃によって全ての矢が叩かれ落ちる。 ディノール:その隙に裏の壁をブチ破る! ≪放鬼≫!! 65発壁。
≪放鬼≫……筋肉が膨れ上がり、その姿はまさに鬼のようだ。命中値30 攻撃力60 3R持続。
GM:じゃあ、壁がドガッ! と壊れた。ディノール:≪放鬼≫は3R持続だから…あと、2枚壊せる。 GM:では、その残り2回でキースの牢屋の壁を壊せたかやってくれ。キースの所以外も牢屋はあるから。 ディノール:で、どうやるんだ? GM:まあ、部屋は全部で6つあるとして…キース、1D振ってみて? ディノールも。 キース:コロコロ……6。 GM:6番目にいるらしい。 ディノール:……6。ビンゴ! GM:じゃあ、ブチ破るとそこではキースが手足を縛られて、転がされている。 ディノール:縛っている物を引き千切る! GM:キースも起きた。 ディノール:迎えに来たぜ。 キース:待ってたよ(笑) GM:なんか意思が通じてるし(笑) ディノール:すっかり悪者になってしまった(笑) キース:そういや、俺の武器は? ディノール:今はそれどころじゃない、行くぞ! ランフォード:その頃、俺はパラノイヤのリバースを踊っていよう。 ディノール:キースを連れて外へ出て、口笛を吹こう。合図だ! GM:聞こえるかな? ファンブルしなければいいよ。 ランフォード:コロコロ……よし! ファンブル! GM:おい!(笑) ランフォード:聞こえないー!(笑) ディノール:まあいい、帰るぞ! GM:と言うと、逆に引っ張られる。 ディノール:なんだ、キース! キース:装備品。 ディノール:俺は鬼になるよ…≪放鬼≫再び!! コロコロ……ファンブル…ならなかった(笑) GM:引きずられていく(笑) ディノール:ズルズルズルズル……。 GM:牢屋の番兵達が集ってくるよ。 キース:俺の装備品……返せ。 GM:「さ、殺人犯に渡すわけないだろ!」 キース:…………お前で……4人目だったっけなぁ(一同爆笑) GM:そ、それは皆逃げ出したよ(笑) ディノール:キース! こんなことをしている場合ではないぞ! 表ではランフォードが敵(?)の相手をしている、俺達もさっさと行かねば!! キース:大丈夫だよ。 ディノール:貴様ー! ランフォードの行為を無駄にする気かー! もう俺は知らん!! ……勝手に行っちゃう。 GM:じゃあ、キースを置いて表に行くんだね? キースは装備品を見つけて着終わったら来てくれ。 キース:わかった。装備品は見つかったの? GM:う〜、見つかったことにしよう。で、ディノールはランフォードが暴れている表の方へ…。 シーン14:非・日常的行動その14 〜衛兵と戦うディノール〜 ディノール:ランフォード帰るぞ! キースの奴はもう知らん!!GM:「だ、誰だ貴様!?」――衛兵の人が気づいた。 ディノール:通りすがりの者です。 ヴィドル:通りすがりですむわけ無いだろ!(←再び衛兵らしい(笑)) ディノール:プラーナ解放! 退け! 退かば斬る!! 衛兵(←ヴィドル):ガタガタ振るえながら切りかかる! ランフォード:それを見て俺もプラーナ解放! GM:「や、やばいぞ! ワイバーンが本気になった! 怒ったみたいだぞ!!」(笑) 隊長(←ヴィドル):うろたえるな! この街を守るのが俺達の使命だろ!! GM:「そうですね! 隊長!!」 隊長:行くぞ、突撃ー!!! 隊長自ら突っ込んでいくから(笑) ディノール:貴様等〜、命が惜しくないのか! …ってどっちが悪もんなんだ(笑)
明らかにディノール達である。
ディノール:命あってのものだねだと思わんか!衛兵:しかし悪人を許すわけにはいかん! ディノール:悪人? 誰が決めたそんなこと? 衛兵:留置所から逃げ出した奴が、悪人でなかったら一体何だ! ディノール:俺は留置所から……あっ出てきた(笑) GM:しかも、壁壊してるし(笑) ディノール:……う、うるさい! 剣の柄で殴る!! 衛兵:ぐはぁ! 気絶した(笑) キース:ねぇ、そろそろ装備品を着終わって、留置所から出てくる? GM:うん、いいよ。 ヴィドル:じゃあ、そちらの方にも行こう。――貴様は今朝の!? キース:人違いです。 衛兵C(←ヴィドル):見間違えるわけないだろう! GM:「そうだ! 俺達も今朝その場にいたんだ!」 衛兵C:ぶ、ぶ、武器を持っているぞ!? GM:「まさか! 武器庫から盗んできたんじゃ!?」 衛兵C:そんな…武器庫の奴がやられたんじゃ!? おのれ〜仇だ〜!! GM:切りかかるんだね? 衛兵C:もちろん。 キース:今度は紳士的に話し合いを。 GM:紳士的に話し合うの?(笑) キース:いや、待ってくれ! 俺は…俺は…――。 GM:「俺は隊長を呼んでくる! そこは任せた!」 衛兵C:ああ、わかった! ランフォード:GM、GM。魔法放ったから。 GM:魔法? 口から放ったんだね(笑) ランフォード:攻撃力61! 建物に。 GM:それは吹っ飛ぶ。昼間事情徴収した建物とかが崩れるよ。 ヴィドル:それ……その中にいた奴、みんな死んだと思う。 ランフォード:俺を無視するなー! ディノール:でもワイバーンだから…キシャー!(笑) GM:「ワイバーンがなぜか怒ってる! 隊長どうしましょー」 隊長:突撃してるから(笑) ディノール:俺は隊長に攻撃したい。 隊長:じゃあ、イニシアチブだ! コロコロ……18。 ディノール:23。 ランフォード:24。 隊長:ヴィドルならダイスが無くても勝ってるのに…。 ディノール:それは言いっこ無し。 隊長:それで、そっちの方が早いけど? ディノール:隊長黙らす。 隊長:他にもいるよ……22人ほど(笑) ディノール:とりあえず隊長。 剣の柄で殴る。……命中20。 隊長:……避けた。 ディノール:な〜に〜。 隊長:なんか全部15らしいから(笑)
隊長の判定は全部15+2Dということになっていた。
ランフォード:俺は待機。GM:じゃあ、隊長。 隊長:突撃! 27命中! 後ろから来たディノールに切り返す。 ディノール:……だめ。当たった。 隊長:ダメージー……7…だから22! って攻撃力15は低いって(笑) GM:確かに(笑)、なら攻撃力は25にしよう。 隊長:じゃあ、32。 ディノール:うっそ! 俺18しかないよ? 隊長:隊長強ぇ!(笑) GM:隊長のイニシア15って速いよな(笑) ディノール:鬼速いよ(笑) 隊長:まあ、いいんじゃないか(笑) GM:良しとしよう(笑) ディノール:とりあえず隊長の首がほしい。命中……25! 隊長:回避は……22。 ディノール:手加減して……23! 隊長:防御力はどうする? GM:筋力が15だとすると……。 隊長:20ってとこか。 GM:だね。 ディノール:20? 硬くない? ヴィドル:いや、ウォーリアなら普通だよ。 ディノール:そっか。 隊長:27防ぐ。 ディノール:ぜんぜん通んない。 隊長:止まった。 ディノール:隊長のLvいくつだ? GM:さあ? というより、そんなに隊長は強くないよ。 ヴィドル:うん。そう思う。 GM:精神力とかイニシアが、変なふうに強いだけで後は普通だぞ。 ランフォード:暇だから隊長でも蹴ってみよう。……31。 隊長:命中。 ランフォード:34点。 隊長:コロコロ……10! ファンブル! 24点くらった。 GM:24点? 隊長のHP30しかないぞ。 隊長:重傷入った(笑) GM:「隊長ー、大丈夫ですか!」 隊長:俺にかまうな! 重傷治癒魔法! ……自分で回復(笑) ランフォード:めんどくさくなってきたなぁ……本気出すか……炎吐く。 GM:そ、それは……何人巻き込まれたか2D振ってみて? ランフォード:……3。 GM:13人巻き込まれた。 ランフォード:攻撃力28。 隊長:抗魔力で対抗だよね? 全滅だな(笑) GM:「た、隊長! ワイバーンが!?」 隊長:うろたえるな! GM:「うろたえますよ!!(笑) 撤退した方がいいんじゃないでしょうか!」 隊長:馬鹿者! 我々が逃げたら誰が街を守るんだ!! GM:「は!!!」 ディノール:バーニングしてるよ(笑) ランフォード:そろそろやめないと、ヴィドルが起き出すぞ。 ディノール:7時間だからね。 ランフォード:とりあえず口でカプッてくわえて逃げよう。 ディノール:誰を? ランフォード:You are! ディノール:噛まれた。 GM:と、ランフォードとディノールが逃げ去った後、別の衛兵が駆け込んで来る。――「隊長、大変です! 昼間の殺人犯が脱走しました!!」 シーン15:非・日常的行動その15 〜脱走するキース〜 隊長:なんだと!?GM:「今、他の仲間が逃がさぬよう応戦しております!」 隊長:逃がすな、奴は危険だ! GM:走っていく? 隊長:行く! ……何人かはここの救護に当たれ! お前等は俺と一緒に来い!! GM:コロコロ……3人ほどが隊長について行く。 隊長:ところでキース1人なの? GM:うん。……あれ? ラフェルはどうしたんだ? ラフェル:何も言わずに逃げたらしい。 ヴィドル:それって助けに来てないじゃん!(一同爆笑) ランフォード:ああ! 隊長いました、あそこです!(笑) GM:衛兵やるらしい(笑) 隊長:貴様! 逃げだす気か!! GM:隊長追いついたんだ(笑) キース:俺は"ギース"だって(笑) 隊長:…………よし、ロープ持って来いロープ、縛り付けるぞ! GM:「はっ、わかりました!」 衛兵C(←ランフォード):動くなよ! 隊長:動くな! 抵抗すれば切る! キース:…………。……どいてくれ。(ドスの聞いた声) 隊長:なにを馬鹿なことを言っているんだ! 貴様のような悪人を野に放すわけにはいかん! キース:…………じゃあ……死んでくれ(ドス声U) GM:どうすんの? キース:とりあえず……周りから掃除していく。 GM:キースが動いた! と、瞬間! キースの後ろ回り込んでいた2人が殺される。 隊長:貴様ー!!! 衛兵C:うわぁぁぁ……。 隊長:そっちが死んだのか(笑)。おのれぇー! 命中……ダメだ、17! キース:……(避けた)……死ね。(命中33) 隊長:避けれないさ。 キース:77点(←容赦無し) 隊長:28点防ぐ GM:50点ぐらいきた。 隊長:……死亡判定! コロコロ……クリティカル! コロコロ……よしっクリティカル! コロコロ……ダメだー!!! GM:いや、でもHPが30あるから死んで無いよ(笑) 隊長:むちゃくちゃ耐えたよ(笑) GM:もう重傷だね(笑) 隊長:重傷どころじゃないよ! −13だもん。 ディノール:重傷なんてとっくの昔なんだ(笑) ヴィドル:隊長強かったよ(笑) GM:「隊長ー!!」 衛兵(←ランフォード):救護班! 救護班はいないのか!! GM:他の奴はキースに向かっていくぞ! キース:隊長の身体をガッと持ち上げて、盾にする。 GM:「はっ! 貴様ー! 隊長を盾にする気か!!」 隊長(←ランフォード):お前達…俺ごと…串刺しにしろ! GM:今度はランフォードが隊長やってるし(笑) 衛兵(←ヴィドル):そんな……出来ません隊長! 隊長:やるんだ! キース:そんなに欲しいなら、くれてやる。 GM:おおっ! キース:衛兵の持ってる槍の矢尻に向かって、刺さるように隊長を投げる。 GM:隊長が衛兵DだかEだかの槍に刺さったよ。 ディノール:しかし、きりが無くないか? ヴィドル:キースならこの留置場の人間全てを殺せるしね。 GM:確かに……じゃあ、まあ、何とかして衛兵達は巻いたと言うことで……。
と、まあ、この辺りでプレイは終了したのだが……。結局この回は幻となった……南無三。
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〜プレイ終了後における座談会〜 相原空人:やっぱ、キースを起こすの他人に頼っちゃだめでしょう?にゃー:いや、宿屋が燃えることは、そんなに問題じゃないよ。 神崎直也:役人殺しがまずいんじゃないのか? イリアド:俺もそう思う。 相原空人:いや、役人だからでなくて、人を殺すのは基本的にまずい。 イリアド:どんなにがんばっても人殺しはまずいよ。 相原空人:まあ、今回のことは夢落ちでも何でもいいから…。 にゃー:夢落ち? とりあえずキャンペーンには入らない幻の回って事か。 相原空人:そういう事で。 イリアド:まあ、しかたないか。 神崎直也:幻の第6話か(笑) 燐交遊:今日ってLv上がらないんでしょ? 空人:そりゃそうでしょ。 にゃー:確かに、変に上がるのも嫌だしなぁ。 キース:ところで……いいの? まだ録音してるけど? 相原空人:あ、本当だ。――――ブチッ。 教訓 ――『暴走はほどほどに』 紅玉の魔獣 第幻話「削除されたリプレイ」 了 1999年11月1日(月)プレイ 題名 『削除されたリプレイ』 CAST 主人公 ベルナント ヒーロー ディクリメイト ヒロイン セレスティア(ベルナントの妻) 主役 隊長 脇役 衛兵C 被害者 宿屋の主人&従業員 エキストラ 街の人々&その他の衛兵 誠実な人 ヴィドル ワイバーン ランフォード 悪魔にされた人 ラフェル 殺人犯の仲間 ディノール 連続殺人犯 キース 監督 GM 協力 東京工芸大学TRPG部一同 |