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セブン=フォートレス V3 & パワード
超長編キャンペーンリプレイ


パンパンと体のホコリを払い落としながら一人の男が瓦礫の山をあとにする
男は視線を斜め上方に上げると
「ゲハハハハ、すまぬな! まさか貴様に助けられるとは思わなかったぞ!」
男…アルゲルの視線の先には黒い翼を背中から生やした女性がいた
「ふん、気まぐれだ」
「それより悪魔兵団は勇者抹殺に第8世界へ向かったのではないのか? なぜここにいる」
しかし、その問いに答えず女性は飛び立つ。――その黒き翼を羽ばたかせ――
――「勇者は私が殺す」
女性の台詞を聞いてか聞かずか、アルゲルがニヤリと口を綻ばせた
「悪いが手柄の独り占めはさせねーぜ?」


真竜伝説


第2話「対決! 黒天使ダークネス」


キャラクター紹介

ハラハラ=ルオ(17歳女性 エクセレントウォーリア/魔剣使い 火/虚)
魔剣ティアマトーを唯一使用できる運命の勇者。その実体はPLはTRPG初心者である。いまだ勇者としての自覚が薄い。アルゲル用あだ名は「勇者」

イシュエル=シルヴァーナ(19歳男性 ウォーリア/ライトアームズ 闇/氷)
通称イシル。呪いのせいで女性に強く触られると"おにぎり"に変化してしまう。ポンポンにアルゲルに狸にと、どうにも天敵が増えてきている。アルゲル用あだ名は「"おにぎり"」

リーン=ハインリヒ(27歳女性 ナイトウィザード/魔術師 冥/虚)
状況に流されず常に冷静な目で周りを把握するベテランウィザード。しかし、こっちに来てから必中のレンガを取り出す事が多多ある。アルゲル用あだ名は「レンガ女」。

ミスティ(16歳女性 プリースト/フォーチュンテラー 幻/海)
幻導王フィルナの養女として育った謎の出生を持つ少女。勇者を導く使命を持っているらしいが……。真竜伝説においてヒロインである。アルゲル用あだ名は「地下牢の女」

政二貴良(16歳男性 ナイトウィザード/魔物使い 冥/火)
相棒の狸は今だ名前が無い。パーティの中では影が薄いがラブコメ路線でキャラ立ちを狙った……が、成功したかどうかは怪しい所。アルゲル用あだ名はまだ無い。

シーン1:襲撃! 悪魔兵団

その日、勇者達一同はラ・メイア中に響き渡った地鳴りによって目覚める事になる。それは何万という数の冥魔達の軍勢! 街中に雪崩れ込んだ数え切れない程の兵団……。
GM:では宿屋です。次の日の朝なのですが朝起きると外が――街中が騒がしい。それで起きたのかもしれない。地鳴りがするよ。
イシル:外? 見てみます。
GM:するとコールタールで出来たクリーチャーや、不定形態の敵がわらわらと街中に入り込み、人々を襲っている!
イシル:「みんな! 起きろ! 大変だ!!!」
ミスティ:「もう起きてる……」
GM:「起きてるですポン!」
リーン:「この軍団は私の世界で見た奴等と同じ……」
政二:狸がぺろぺろ舐めて、一生懸命に僕を起こそうとしています(笑)
GM:そのうち狸は、君の両ホッペをビニョ〜ンと伸ばし始める(笑)
政二:僕は毎朝そんな事をされていたのですか!?(笑)
イシル:いや、その前にお前毎日狸に起こされているのかよ(一同爆笑)
政二:じゃあ起きましょう。
ルオ:「ねぇリーンさん、これって……」
リーン:「ええ、……確か……悪魔兵団」
イシル:「悪魔兵団? リーン殿、何か知っているのか?」
リーン:私達の世界を襲った奴等を簡単に説明します。
ミスティ:「悪魔兵団……」
イシル:「その団長である黒天使ダークネス……勇者殿がここに居る事をすでに察知して来たのか!?」
リーン:「ありえるわね」
GM:と、そんな事を言っていると、宿屋の屋根を突き破って1人の戦士が落ちてきます。その戦士を追うように冥魔が追撃してくるのですが、戦士が起き上がり様に振りかぶった剣の一閃でその冥魔は消滅する。
イシル:その戦士はいったい?
GM:「なんだお前ら! まだこんな所で寝てやがったのか!? 戦いに加わらないような一般人なら、早く非難するんだな!」
ミスティ:ジャンですね?
GM:その通り!
ルオ:「だって、今起きたばっかりだもん」
GM:「ふん、冥魔たちの瘴気も感じられずに勇者気取りかよ? へっ、見ただろこの冥魔たちの数を! そこのウォーリア(イシル)とプリースト(ミスティ)、あんた達は旅なれているようだから言っとくぜ? その勇者の女の子はあきらかに戦い馴れしてねぇ……素人を戦いに出せばどうなるか、わからないわけじゃないだろう」
ルオ:ううう……だってさっきレベル0になったばかりだし(笑)
GM:「運命に選ばれた勇者だからって、戦いを強制させるのは間違った導き方じゃないのか!」
イシル:「そうかもしれないな。お前の言うことには一理ある……だが、今はそんな言い争いをしている場合じゃないだろ!」――と言って、窓から飛び込んで来た冥魔を一刀両断します!
ルオ:飛び込んできたんですか!?
イシル:俺の強さを際立たせる演出だ(笑)
GM:「ふん、そうだな……ただ、勇者なら無駄に死ぬんじゃねぇぜ。強くなってからでも十分間に合うんだ」――と最後はルオに言って、窓から飛び降りて戦いの中へと紛れ込んでいきます。
ルオ:「え、そんな事言われても……どうしよう???」
ミスティ:「勇者様、心配しないで下さい。あなたは私がお守りします」――やさしく微笑みましょう。
ルオ:「ありがとう……」
イシル:「だが、確かにあつの言うとおりだ。俺達は啓示やらなんやら、勝手に君を勇者に祭り上げて、こっちの都合で振り回し続けている……もし、行くのが嫌なら街から離れる選択をしてもいい」
ミスティ:「もちろん、街を離れる際には護衛に付いていきますよ」
ルオ:「リーンさんと政二君はどうするの?」
政二:僕は聞いてない振りをしましょう。どちらにせよ、僕は勇者のルオ先輩に着いて行くつもりですし(笑)
ルオ:リーンさんを見ます。
リーン:「自分で決めなさい。あなたの進むべき道は運命の一言で片付いてしまうかもしれない。それでも、自分の進んだ道には責任を持たなくてはならない」
GM:ポンポンも静かに見守ります。
息を呑む一瞬の沈黙……皆の意識が自然と勇者に集まっていた……
ルオ:「行くよ」
リーン:「死ぬかも知れないわよ?」
ルオ:「私は自分が勇者かどうかもわからない……確かに死ぬかもしれないけど……私は行きたい」
ミスティ:「行きましょう」
イシル:「ああ」
政二:「行くぞ狸!」
リーン:「………………」

シーン2:勇者よ急げ!

宿から大通りへ出るとそこは冥魔に溢れていた。しかし、そんな冥魔達にもどこか目的が感じ取れる……そう、それは――。
イシル:「この方向は……空導王の居城!」
ミスティ:「まずは空導王アンブレアス様を討つつもりのようですね」
リーン:「この頭悪そうな連中にも、それなりの統率があるという事は……やはり来ているのかもしれない」
政二:「あいつがですか?」
GM:「大丈夫ですポン! こっちには勇者様がいるですポン!!」
ルオ:「それに、皆もいてくれるしね!」
GM:では皆1D振ってくれ! 王城に着くまでに何体の冥魔を屠ったかを判定しよう。
ミスティ:……1です(笑)
政二:5。
リーン:4よ。
ルオ:5ですね。
イシル:(コロコロ)……1!? 俺、これでもウォーリア/ライトアームズなのに!?(笑)
リーン:ライトアームズが入っていたのね。
イシル:『居合い』が欲しくて(笑) あ、ちょっと待って下さい! 俺は自分の二倍もある巨大な戦士型クリーチャーが道を塞いだ所で、それを『居合い』で真っ二つにします! いくらなんでも戦士としての立場が(笑)――「ふん、ずうたいばかりで道を塞ごうなんて……甘いな」――チンッとブレードを鞘に!!
ルオ:おお〜カッコイイ!!
イシル:例え1体でも、演出次第で俺は光る!!(笑)
ミスティ:私はイシルがでかいのを倒す陰で、ひっそりと黒いポンポン型スライムを虐め殺しましょう(笑)
イシル:おい、それじゃあ絵的に俺がただのかませ犬じゃねーか!!!
ミスティ:私を光らせる背景になって下さい(笑)
ルオ:TRPGはいろいろあるんですねぇ(感嘆)
GM:まぁ演出やアイディアで光る技術だな(笑)
リーン:私はイリュージョンで同士討ちを狙った事にしましょう。
GM:しかしファージ組はみな強いなぁ――「あの3人はバケモノですポン!?」
ミスティ:「本当に……凄い」
GM:「そして、そこの男は"おにぎり"ですポン」(笑)
イシル:「スライム! 状況をわきまえてボケろよ! 今はお前にツッコンでる暇無いんだ!」
GM:「そりゃそうですポン! ウォーリアの癖に1匹しか倒していないですポン」
イシル:「これからだ、これから倒す! 俺の『居合い』を見せてやるから覚えとけ!!!」――ちくしょー(笑)
GM:では城門が見える所まで来ました。この辺りにくると神聖騎士団(空導王の騎士団)も君達と一緒に戦ってくれる。
ルオ:神聖騎士団?
イシル:この世界で3強と言われる騎士団の1つ。空導王の下にいる騎士団の事です
GM:「どうした大丈夫か!」
ルオ:「え……はい、大丈夫です」
イシル:「それより状況は?」
GM:「かなり悪いな、突然悪魔兵団を名乗る奴等に襲撃を受けた。朝の交代時を狙われたのも痛いところだ。今まで冥魔たちがここまで統率され襲ってくる事などなかったというのに……」
ルオ:「リーンさん、悪魔兵団って……」
リーン:「予感的中ね」
GM:と、ここで近くジャッジだ! 目標は15。
ルオ:(コロコロ)……成功です!
イシル:(コロコロ)……19なので問題無いですね。
ミスティ:無理〜(笑)
リーン:ちょっとダークネスの事を思い出していました。注意力散漫で失敗です(笑)
政二:(コロコロ)……おお、(コロコロ)……クリティカルで25です! きっと狸も気がつきましたよ(笑)
GM:ならイシルとルオは普通に気がつき、その場から離れる。政二と狸はいち早く気がつき、リーンとミスティを連れてその場を離れた! とその一瞬跡――"ゴッカーーーンン!!!!"――どこからか飛んできた魔法で爆発! 騎士の人はそれに巻き込まれて倒れ付す。
政二:「大丈夫ですかリーンさん」
リーン:「ええ、ありがと」
ミスティ:って事は私の方が狸なのですね(笑)――「ありがとう狸さん」
GM:2足歩行になって狸は照れるように手で顔をかきます(笑)
ミスティ:ああ、かわいいかも(笑)
イシル:「誰だ!!!」
GM:イシルの声と重なるように――「ハーピィ達よ! その男に抱きつけ!!!」――との声が!!!!
※ハーピィ――女性の上半身と鳥の下半身をくっつけて、腕を翼にした化け物だと思って下さい。
イシル:なに〜〜〜! ハーピィは女性扱いなのか!? わからんが俺は避け――
ルオ:「あぶない!!」――とだけ(笑)
イシル:大丈夫、ここで回避すれ――
ミスティ:(すかさず)「そんな!? 言うのが遅かった……あれじゃあイシルが!」
イシル:馬鹿やろう! そのセリフじゃまるで俺が避けれないじゃないか!!!(一同爆笑)
リーン:「向こうはこっちの弱点を知っていたの!?」
政二:『ボンッ!!!』(爆笑)
イシル:おいちょっと待て……そこ!! なに勝手に『ボンッ!!』とか効果音入れてるんだ!!!(一同爆笑)
GM:「げははははははは! しょせんは"おにぎり"、俺様の敵では無いは!!!」――見下ろすように、屋根の上にアルゲルの姿が見える!
イシル:「アルゲル貴様!!」――と声を高くして"おにぎり"状態で叫びます(一同爆笑)
ミスティ:やっぱなったんだね(笑)
イシル:誰だよ、そう仕向けたのは!!(笑)
リーン:"ライトアームズ"ならぬ"ライスアームズ"(←ボソっと)
一同:『………………』
GM:ぷッ――
一同:あっはっははははははは!!!
一同大爆笑でプレイが一時中断する。
GM:うまい! うまいよ! 最高だよ(笑)
政二:ライスアームズとは……(笑)
ミスティ:『特殊能力』は『自分を食べさせる』ですね!(笑)
ルオ:あはっあははははははは(爆笑)
リーン:さっきちょっと思ったんですよね(笑)
イシル:(←実は一番長く大爆笑を続けている男)――駄目だ。上手過ぎる(大爆笑)!!!
――馬鹿なライスアームズの想像も終了し……数分後――
リーン:"おにぎり"を拾い上げましょう。
イシル:ありがとう! (コロコロ)……お、今回は短いです、あと4分!!
GM:「ふん、馬鹿め! 形勢逆転だな?」
イシル:「くっ……これでは戦えない!!」(笑)
ミスティ(突然ポンポン):ここでポンポンが言います――『ふん、馬鹿はそっちですポン! その"おにぎり"はウォーリアのくせに1体しか倒していない役立たずですポン! いまさら居ても居なくても戦力に変りは無いですポン!!!』(一同大爆笑)
イシル:「お前が言うなよ!」(笑)
ミスティ:「勇者様、先に行って下さい。必ずあとから追いつきます」
ルオ:「でも……」
政二:「先輩、ここはミスティさんと僕と狸に任せて下さい」
ルオ:え、でも、どうしよう!?
リーン:"おにぎり"を握り締めながら――「行くわよ」――と走り出します。
ルオ:じゃあリーンさんに、ついて行きます。
GM:ミスティと政二と狸、3人はアルゲルとハーピィーチームとの戦闘だね。
ミスティ:「政二さん、なんとしてもあの男を勇者様の元へは行かせませんよ」
政二:「わかってます…行くぞ狸!!」
しかし、人知れず危機に陥っている食べ物がここに……
イシル:「リ、リーンどの……あまり強く……にぎ…おぶッ………………」
GM:リーンは筋力ジャッジを4回やってみて? 合計で45を超えたらペナルティ。
リーン:ペナルティ? まぁ筋力4ですし……あ、微妙ですね(笑) とりあえず振ってみます――1回目(コロコロ)……10、2回目……13、3回目……13、4回目……13(笑) 駄目でした。
GM:じゃあ次は1D振ってみて、どれだけ力を入れすぎたかを判定、6を出すと6分の6が減るから危険だよ(笑)
イシル:ちょっと、それって俺の――
リーン:(コロコロ)……4(笑)
GM:イシルはHPが6分の4減った(一同爆笑)
イシル:途中から声がしなくなります(コロコロ)……それが3分目の出来事だったようです――「あと、1分遅ければ……」(爆笑)

シーン3:アルゲルの不覚

GM:先にミスティと政二&狸の方をやろう。
政二:僕は狸に『ライディング』します!――そのまま周りに居るハーピィーを蹴散らして、そのまま狸が壁を駆け上り、屋根の上でアルゲルと対峙!
GM:いいだろう、ちょっと面白かっこいい(笑)
ミスティ:私はいなくてもいいかもしれません(笑)
GM:「げはははは! 俺様を恐れて逃げ出すなど、しょせん勇者も名ばかりか!――何!? 貴様、不思議な乗り物に乗りおって!」
政二:「これは乗り物じゃない! ……狸だ!」(←自身満々)
ミスティ:いや、それ、ぜんぜん意味わからないから……。
GM:「狸だと……そうか、いいだろう……タヌキの男よ! 貴様は今、この俺様が倒してやろう!!」
ミスティ:「タ、タヌキの男……」
政二:「タヌキの男か……良い、センスじゃないか!」
GM:「ふふふ……」――緊迫した空気が二人の間に流れる!
ミスティ:そ、そうかなぁ……(笑)
GM:「だが! 悪魔兵団の奴等に手柄を取られるのも癪に障る……悪いがタヌキの男よ、お前はここで終わりだ! 屋根と共に落ちるが良い!!」――アルゲルは魔法を自分たちの立っている屋根に打ち込む!! 崩壊する建物!!!
ミスティ:「あぶない!?」
GM:敏捷で判定だ。20以上で助かる演出にしていいよ(笑)
政二:敏捷は8ですから、6ゾロかクリティカルでないと(コロコロ)……クリティカル(笑) (コロコロ)……大丈夫です22で成功です――「狸!」
GM:おのれ! じゃあこっちは飛行の魔法で――
イシル:マスター! アルゲルの属性は闇と炎だから飛行の魔法はありませんよ?
GM:なに!? じゃあ影から影へダームで――
リーン:V3からダームは冥属性の魔法ですから闇属性ではありません。
GM:………………。では政二は見る――「しまった〜〜〜!!!!」――と叫びながら倒壊に巻き込まれていくアルゲルを(一同大爆笑)
政二:「ふぅ危ないところだった」
ミスティ:「勇者様を追いましょう」

シーン4:居城フォートレス化!

イシルも元に戻り、ルオ達はすでに城門は目の前まで迫っていた。その時、気配を感じふと空を見上げる――
GM:さて、ルオ達3人は城門まで到達します。そこで知覚ジャッジをしてみてくれ、20以上で成功。
イシル:(コロコロ)……無理です。
ルオ:駄目でした〜。
リーン:………………クリティカルして20ちょうどです!
GM:おお、ならリーンだけはわかる、王城の2階か3階あたりの壁が煙を上げているのを……そして、あの時いた悪魔兵団の団長が城の中へ入って行くのを見る。
リーン:「黒天使ダークネス」
イシル:「リーン殿?」
GM:その瞬間、この城門付近までがイッキにフォートレス化する!
イシル:なに〜!?
リーン:「気をつけて、敵の団長が入って行くのを見たわ、このフォートレスはその団長が作ったのね、気を抜かないで進みましょう」
ルオ:「はい」
イシル:「フォートレスか……やっかいな!」
GM:政二とミスティは、そうだなぁアルゲル戦は3タ―ンぐらいだったしね(笑) 3ターン後に城門に到達って事にしよう(笑)
政二:了解。
ミスティ:わかりました。回復役は後から参りますから、皆さん怪我をしないように気をつけて下さいね(笑)
イシル:ふっ、すでにHPは8点さ(イシルは最大HP24であった)
ミスティ:気をつけて下さいね(笑)
GM:では最初は誰がフォートレスに入る?(フォートレスタイルを並べながら)
ルオ:じゃあ私から――。
イシル:ちょっと待った!
ルオ:え、え?
イシル:ここは敵の作ったフォートレスと言ってたよね? だから敵が罠を張っている可能性もある、まずは知覚ジャッジで罠の存在の有無を確認した方がいい!!
ルオ:へぇ〜さっき(第0.2話)のフォートレスはそんなの無かったしなぁ……(コロコロ)……知覚ジャッジで15です!
GM:ふむ、言い忘れたが、そういった探索や感知の意味のジャッジは1回分の行動を消費する事になる。ちなみに達成値が15か……城門を入り目の前には橋がかかっているのだが、今、その橋はボロボロだね。3スクエアあるけど1歩進むごとに敏捷ジャッジ15に成功しないと、橋の下の堀に落ちてしまう。
ルオ:おお、でも私は敏捷が高いから大丈夫!
リーン:私は……難しいわ(笑)
イシル:その堀っていうのは普通の堀なのですか?
GM:いや、フォートレス化した瞬間から黒い泥沼と化し、なかからは無数の黒い人の手が招いているよ。
イシル:抜け出すのは筋力ジャッジのようですね。
リーン:私は周りを見たいです。
GM:この橋は城の中庭に繋がっているらしい、中庭でも騎士団と冥魔達はフォートレス化が関係無いように戦い続けている。
イシル:この沼地を調べたいです(コロコロ)……
GM:沼地にはまり3Rが経過すると死亡する。脱出には筋力ジャッジ15以上、仲間の手助けがあると助ける方の素の2Dジャッジ分を、助けられる人のジャッジに上乗せできる。ファンブルした場合は、お楽しみで(笑)
イシル:わかりました。
GM:では次のターンです。
ルオ:(コロコロ)……(コロコロ)………………3回敏捷判定して全部成功しました! 私は橋を渡りましたよ!
リーン:じゃあ私も(コロコロ)……一歩目でドボンです(笑)
イシル:「リーン殿!?」――自分の行動で助けに入ります!
GM:イシルの行動カウントなのでリーンは行動を消費しないで筋力ジャッジをどうぞ、イシルの達成値分のジャッジ目が足される。
リーン:(コロコロ)……ファンブル(笑)
イシル:なにやっているんですか!?(コロコロ)……ファンブル! ごめんなさい(爆笑)
GM:では引っ張られて…というかもともと足場が悪い場所で助け出そうとしたのか、イシルはリーンに向かってドボンします(笑)
イシル:「う、うわぁぁああ」
GM:とリーンはここで幸運ジャッジをどうぞ。
リーン:(コロコロ)……15ですけど?
GM:イシルも幸運ジャッジを…15以上を出さないと、大変な目にあると思われる――今、落下する君の目の前にはリーンが迫ってきています!!(笑)
リーン:ああ(笑)
イシル:そこはプラーナを使います!! 「うおおおおおぉぉ!!!」(コロコロ)……気合いで18!!!!
リーン:チッ!
イシル:『チッ!』って!?(笑)――「このままじゃ勇者殿だけ先行してしまう、急いでここから上がろう」
リーン:「そうね」
GM:3R目です。次のラウンドから政二とミスティは登場でいいよ。最初のイニシアは……ルオだね。
ルオ:中庭に着いたので知覚ジャッジです(コロコロ)……まだ15です。
GM:中庭を突っ切ろうとすれば、ちょうど落とし穴があるようだね、遠回りすれば落ちないですむ。
ルオ:これはなんというか……埋めるというか……落ちないように解除?するにはどうすれば?
GM:解除は器用でジャッジ。こっちの決めてある解除値以上を出せば罠は解除できる。ついでなので言うが、罠発見の知覚ジャッジの達成値が、こっちの罠の探索値(いくつ以上で罠だと判断がつくかの値)を5以上越えて発見した場合は、その罠の解除値もちゃんと数値で教えます。
ルオ:ということは、今回の15じゃその探索値を5以上上回らなかったのですね?
GM:そういう事だね。
ルオ:う〜ん、どうしようかなぁ。
リーン:次は私ですね、沼から脱出します!(コロコロ)……おお、なんと脱出できました!
イシル:ではこっちも、(コロコロ)……はい、問題無いです。
GM:では次のラウンドの頭、二人が登場します。
ミスティ:「大丈夫」
イシル:「ミスティ追いついたか……アルゲルは?」
政二:ぐっ!っと親指を立てましょう――狸が(笑)
イシル:「そうか」――頷きます(笑)
リーン:最初は私ですね(コロコロ)……大丈夫でした。通常移動で橋はなんとか渡りきりました。
政二:(コロコロ)………………僕も『ライディング』したまま橋を渡りきります(笑)
イシル:俺は橋の上で待機です、行動をミスティの後まで遅らせます。落ちそうな予感がするので(笑)
ルオ:解除値がわからないけど、落とし穴に近づいて罠を解除したいです(コロコロ)……器用度の達成値は14です!
GM:さぁ解除されたんじゃないかなぁ〜(にやり)
ルオ:あ、解除されたんですね!
イシル:いや、ちょっとまて、今のGMの言い方……怪しい。基本的に解除値がわからない場合、クリティカルでもしない限り解除できたかどうかは、こっちは解らないからな!
ルオ:う〜ん、じゃあ14じゃ危険かも……(笑)
ミスティ:次は私が一歩目(コロコロ)……大丈夫でした。2歩目(コロコロ)……失敗、落ちました(笑)
イシル:やはり待っててよかった! ミスティを助けます! (コロコロ)……クリティカル!
ミスティ:こっちは普通の目だけど……足すと問題無いですね。助けられました。
GM:では次のラウンドだ。
ミスティ:なぜか最初は私です(コロコロ)……最後の一歩でまた落ちました(笑)――「ありがとうイシル……」――ドボンッ(笑)
イシル:「ミスティ!?」
GM:ミスティの肩でポンポンが言う――「ご主人、これはなかなか辛いものがあるですポン」
ミスティ:さめざめと涙を流しています(笑)
ルオ:私はこのまま罠を遠回りして全力移動します(コロコロ)……19なので5スクエアです。
GM:ふむ、丁度中庭から城内へはいる扉の前まで着きましたな……イベントが発生します!
一同:『おお!!』
GM:突然、ルオの背中に誰かがぶつかる。
ルオ:振り向きます。
GM:見ると血まみれのジャンだ!
ルオ:「あなたはジャン!?」
GM:「けっ、この俺がひよっこなんかに背中を借りちまうとはなぁ……お前は下がってな、勇者気取りの足手まといは邪魔なだけだ!」――ジャンの目の前には黒いデーモン型冥魔が迫ってきている!
ルオ:ジャンはボロボロなんですよね?
GM:うん、血まみれさ(笑)
ルオ:切ります! この魔剣ティアマトーで!!
GM:ではデーモン型冥魔は一瞬で消滅! 煙がかすかに残るのみだ!!
ルオ:おお〜!(自分で感嘆)
GM:「お前…なんで俺を……」
ルオ:え、え〜と……「助けたいから!」
GM:「………………」
ルオ:「そう思った……だけ、なん、だけど……」――うう……決め台詞難しいよぅ(涙)
GM:ジャンは驚いたように目を見開いた後、目が隠れるようにうつむき、口元をフッと形作る――「馬鹿やろうが……この先、城内の赤い絨毯にそって進めば空導王様のいる部屋まで一直線だ」
ルオ:「え、でも?」
GM:ジャンは背を伸ばすように剣を一度振り抜き――「俺はまだ戦える! お前は行け……お前、名前をなんと言ったっけ?」
ルオ:「……ハラハラ=ルオ」
GM:「ルオ……お前の事、覚えたぜ――行け!!!」――ジャンは流れてくる矢や魔法を弾きながら、乱戦状態の戦場へ飛び込んでいく!
ルオ:「認めてくれたの……かな?」――ちょっと嬉しいかも(喜)……魔剣をギュッと握って城内へ、赤い絨毯の上を走っていきます!
その後、城内に一人特攻したルオに罠とばかりにヘドロのような戦士が戦いを挑むが、1対1で敗北。その戦闘中のロスタイムにて全員が合流した……。
ルオ:「皆遅いよ!」
イシル:「いや、勇者殿が早すぎるんですよ!!」
政二:まさか本当に一人で倒すなんて……。
リーン:ルオが心なしか勇者として成長しているような気がするわ(笑)
ミスティ:「さすが勇者様です」
GM:「凄いですポン! これじゃあ本当に"おにぎり"は足手まといですポン!」
イシル:「ちょっと待て赤いの! なんで俺限定で足手まといなんだよ! それと"おにぎり"って言うな!!」(笑)
政二:「ライスアームズだからなぁ」(一同爆笑)
イシル:「関係無いだろ今はそれ!!!」(一同大爆笑――思い出し笑い?)

シーン5:交渉決裂!?

赤い絨毯を辿り、ついに大きな扉の前へとルオ達は到着する。その扉の周りに兵士は誰一人としていない。ドアは開け放たれ、そこから何人もの兵士達の倒れた姿が見えた。
ルオ:ドアを開けます!!
GM:すると一気に吹き付けるようなプレッシャーを感じる。
イシル:「クッ!」
政二:「凄いプレッシャーだ!」
GM:見ると悪魔兵団団長・黒天使ダークネスが空導王アンブレアスの首元を握り持ち上げている。そして、ダークネスが君たちが入ってくるのを見ると――「ふん、やはりな…お前が隠していたのではないか」――空導王が――「くっ」――とか苦しくうめく(笑)
政二:空導王様が僕たちを匿ったと思っていたのでしょうか?
リーン:みたいね(笑)
ルオ:「その手を放せ!!!」
GM:ダークネスは君を見て、さらに空導王を締め付けながら、片手で持ち上げる――「これが見えないのか? 軽率な行動は取らない事だな」
イシル:「目的はなんだ……」
GM:「もちろん貴様だ……勇者ルオ」
ルオ:「うう……わ、私と一対一で勝負しなさい!」
GM:ではもう一度空導王を締める――「うぅ…」――「何か言ったのか?」
ルオ:あうう……どうしよう?
GM:「まずはその魔剣をこちらに渡してもらおうか?」
ルオ:じゃあ魔剣を渡す振りをしてジリジリと近づきましょう。
GM:「投げて寄越してもらおうか……」
ルオ:どうしよう???
GM:じゃあ、迷ったところで後ろのドア、君たちが入ってきた扉が勢い良く開く!
イシル:なんだ?
ルオ:え、救援!?
GM:入ってきたのは……――白い粉の入った袋を上に掲げた、ちょっとカッコいい目の男戦士だ!
イシル:ジョニーかよ!!(一同爆笑)
GM:これこれ、イシルはジョニーの事は知らないはずでしょう(笑)
イシル:おお、そうでした(笑) 某女装癖の教師が一瞬乗り移ってました(笑)
リーン:「………………」
ルオ:「ジョニー……」
政二:あの白い袋は?
GM:ふむ、良く見ると白い袋には"砂糖"と書いてある――そしてジョニーはその砂糖を一際上に持ち上げて――「糖…上(登場)!!!」
イシル:なははははははははっ! やばいウケタ!!(爆笑)――「って、つまんネェよ!!!!」(笑)
GM:結局ツッコムのかよ!!(笑) 「ふん、俺様はな! 一般兵から昇格したんだぜ? なんとその階級はな……おだてりゃ木に登る動物に東京都のマークだ!」
ルオ:「豚…銀杏? ………ぶたいちょう? 部隊長!」(笑)
リーン:「本当に昇格している」
イシル:「ちょっと待て、なんで貴様が東京都のマークなんて知っているんだ!!」
リーン:いや、イシルも十分異世界の住人だと……。
ミスティ:やはり先生が宿った?(笑)
GM:ジョニーは言うよ――「なんといっても500人の中で生き残りは俺様一人だからな!! 階級があがるのも当然と言うもの」
ミスティ:「それってただの消去法……」
GM:「うるさい言うな!! それに、俺は名前も変ってな……今日から俺は『部隊長サンダー=ジョニーだ!! 覚えておくんだな!?』」
ミスティ:図星だったらしいです(笑)
GM:「ダークネス様! あの剣を奪えばいいのですね」――とダークネスは答えないが、ジョニーはてくてくルオに近づいてくる
リーン:捕まえます(即)
GM:「な、なんだてめぇ!?」
リーン:「ふふ」――『ガンッ!』……気絶させます。手にはいつの間にかレンガが握られています(笑)
イシル:またレンガだーー!!!(一同爆笑)
リーン:もう常備しましたから(笑)
GM:ジョニーは?
リーン:ドアのところまで転がしておきます(笑)
GM:うわ、人質交換にも使われない始末! やりっぱなし&出てきた意味無ぇ(笑)
イシル:「魔剣をどうするつもりだ!」
GM:「その魔剣は勇者しか扱う事はできない。つまり、その剣さえ手放してくれれば、こちらは文句が無いのだが?」
イシル:「空導王に勝てる程のお前が…か?」
GM:「相性の問題だな……私は魔法使いには……強い」
イシル:「………………」――って、会話しているこの隙になんとかしてくれ!(笑)
リーン:じゃあ(コロコロ)……『ダークブリング』――黒天使の後ろに現れて彼女のバランスを崩します!
ルオ:その瞬間、剣を抜きながらダッシュ!!
GM:そんなコンビネーションで来たか……ルオに何かを投げつけくる。
ルオ:そんな物は剣で叩き落とします!!
ミスティ:「空導王様!?」
GM:ご名答!
ルオ:ああ! じゃあ斬り付けません、抱えます(笑)――「大丈夫ですか空導王様」
GM:空導王は弱っているのかボソリと呟く――「頼む……」――気絶(笑)
リーン:もう一度『ダークブリング』――皆の位置に戻ります。
ルオ:死んでないけど、空導王を横たえて――「よくも……」と魔剣を構えます!
GM:「ふん、いいだろう……いつまで寝ているつもりだ、サンダー=ジョニー!!」――「はっ!? も、申し訳ありません!!!」――とジョニーは起きる。
リーン:回復早(笑)
GM:「まぁいい、渡さぬなら奪うまで……」――『天使化』発動! 黒き翼がダークネスを覆う!!――「世界結界の無いこの第一世界……本気の私に勝てると思わない事だな」

シーン6:VS黒天使ダークネス

戦闘が始まった。
GM:では戦闘です! イニシアで(コロコロ)……最初はルオからかな(笑)
ルオ:限界までダークネスに近づいてから、『衝撃破』で1スクエアはなれた位置から、剣撃を飛ばして攻撃します! (コロコロ)……命中は30!
GM:(コロコロ)……それは避けれないぞ、ダメージを下され!
ルオ:ダメージは29です!
GM:当たったよ。
ルオ:何点通ったの?
GM:それはボスだしね、逆算されては面白くないので教えられませんな(笑)
イシル:次はこっちだ……『居合い』は最後の取っておきにしたいからな――普通に攻撃です(コロコロ)――
GM:(コロコロ)……あ、クリティカルで回避した!
イシル:うお、まぁそれでも接敵したから移動阻止ぐらいの役には立ちます! ――「逃がさねぇぜ?」
GM:「ふん、愚かな」――ふわりと浮き上がりましょう。こっちは『天使化』のおかげで飛行状態だからな、同じく飛行状態の者にしか移動阻止はされないぞ。
イシル:しまった〜! そうだった!
GM:そのままイシルに攻撃してあげよう(コロコロ)……命中30。
イシル:30!? それは直撃です!
GM:(コロコロ)……ダメージは丁度40だね。
イシル:「ぐっ…」――17点程とおりました。
リーン:「大丈夫、すぐにその翼……使えなくなるわ」――『ディム・ニードル』発動! 黒き矢を放ちます! さらに特殊能力『超魔導』を使用!! (コロコロ)……命中は23! ダメージは(コロコロ)……クリティカル!! (コロコロ)……47ダメージ!!
GM:『超魔導』って、こっちの抗魔ジャッジを自動的にファンブルにさせるやつか!? だが、『神聖加護』を対抗! ファンブルを打ち消します! (コロコロ)……普通に抗魔で抵抗、しかし――「なんだと!?」――ダークネスの片翼が舞い、黒天使はイシルの前へと降り立つ――「どうやら、勇者よりも先に、倒すべき者がいるようだな」
リーン:ニヤリ――と口元に笑みを(笑)
GM:次は誰だ!!
政二:僕です! 僕は扉の方へ『ライディング』! そのまま『ウェポン・フォーム』! 狸アタックをジョニーにかまします!!
GM:おお! ジョニーは無視されちゃうんじゃないかと、内心ひやひやだったぞ(笑) よっしゃ来い!!
政二:命中が(コロコロ)……ファンブル!? 3です(笑)
GM:「ふん、どこを狙っている?」――回避(コロコロ)……ファンブル、マイナス5(爆笑)――「なに、早いだと!?」(一同爆笑)
イシル:なんだ、そのスローな戦いは!!!(笑)
政二:「これが僕の精一杯だ」――(コロコロ)……ダメージは32です
GM:「くっ……やるじゃねぇか」――(コロコロ)……28防御
イシル:どっちもやらねぇよ! 当たんねぇし避けれてないじゃないか!!(笑)
ミスティ:攻撃力と防御力はどっこいみたい
リーン:「政二君、そっちは君達に任せるわよ」
政二:「はい、僕と狸…二人で十分です!!」
GM:「貴様、二人で十分とは卑怯なことを!……だがな、部隊長に昇格した俺の本当の力、見せてやるぜ……――ヴリトラ!!」――ジョニーが叫ぶと共に、ダークネスがあけた城壁の穴かた、狸と同じぐらいの大きさの飛竜が飛び込んでくる!!
政二:「なに!?」
GM:そしてヴリトラと呼ばれた飛竜が、ジョニーの腕にとまると一瞬光ってその姿を剣に変える!――行動は終了だ(笑)
政二:「おまえだって結局二人じゃないか」
GM:じゃあ画面が4つに割れて"vs"の文字が出て、こっちの戦いは一時終了(笑)
ミスティ:『政二、狸』vs『ジョニー、ヴリトラ』!!! ――あきらかに政二さんの方が弱そう(爆笑)

ルオ:次は私の2回目の行動です! (コロコロ)……クリティカル!! (コロコロ)……命中が43!!
GM:(コロコロ)……無理、避けられない!
ルオ:(コロコロ)……またクリティカル!! (コロコロ)……ダメージも43点!!! 凄い凄い!!(笑)
GM:ふん(コロコロ)……ファンブル!? 『神聖加護』を使用だ! あと一回しか使えなくなってしまった(笑)
イシル:俺の2回目の行動は普通に攻撃(コロコロ)……命中はファンブルです
GM:こっちは回避、勇者の攻撃をくらって片膝を着いたダークネス! しかし、追い討ちをかけるイシルの攻撃は空を斬る! その場に黒天使の姿は無い!!
イシル:「早い!?」
GM:「お前が……遅いんだ」
イシル:ああ、なんか俺って勇者の噛ませ犬!?(笑)

GM:2R目です、最初はイシルかな?
イシル:遅いと言われましたからね――「遅い……だと?」――剣を鞘に収めます――「遅い……ならば、本当の速さというもの見せてやる」――次で『居合い』をやってみせます!!
GM:イシルに攻撃(コロコロ)……命中がクリティカルなので特殊能力『絶対の信仰』により絶対命中します
イシル:俺ですか!?
ミスティ:そこで対抗します。(コロコロ)……『水人形(アキュ・クァドル)』発動しました。黒天使は1Dを振って下さい。1〜3なら分身体の水人形に、4〜6ならイシル本体に命中した事になります
GM:ほう、そんな魔法があったとはね(コロコロ)……6。普通に絶対命中。
ミスティ:無駄でしたか……。
GM:こっちも本気で行こうか――特殊能力『幸運の一撃』を使用、こっちの攻撃ジャッジはクリティカルになる(コロコロ)……47点。
イシル:一撃で潰しにきたか!
GM:さらにイシルの防御ジャッジに特殊能力『天罰』を使用。君の防御ジャッジはファンブルになる。
イシル:それは"幸運の宝石"を使って無効にします!……それでも辛いか? (コロコロ)……ギリギリ完全死は免れるな……マイナス14です――手を剣に添えたまま倒れます。
GM:「だから言っただろう? 遅い……とな」
イシル:ああ、勇者だけでなく、適役さえも引き立ててる!?(笑)
GM:死亡判定かえ?
イシル:そうですね……(計算して)……プラーナの限界値が0になりますが、6以上なら完全死は免れます(コロコロ)……おお、6!? ギリギリ大丈夫でした。HPが1点で重症状態……倒れたままです。
ルオ:「イシル!!」――(コロコロ)……『衝撃波』で横薙ぎに魔剣を振るいます! 命中は29です!!
GM:それは当たった。イシルに止めを差す前に、ルオの放った『衝撃波』によって、ダークネスは後ろへ5m程飛ばされる。
ルオ:凄い! 5mもですか!(笑)
イシル:いや、よく考えて……1スクエアは一辺が7mだから(笑)
ルオ:そうか、じゃあイシルのスクエアから離れたわけじゃないのですね。(コロコロ)……ダメージは34点!
GM:まぁね、そこまで『衝撃波』は強くない――ちなみにこっちは自分の防御ジャッジに対抗――『アースシールド』――付与効果プラス自分の防御ジャッジで(コロコロ)……43点防いだ。
ルオ:1点も通らなかった。
GM:ダークネスの前にはいつのまにか土の壁が出来上がり、魔剣の攻撃を防いだらしい。もっともその土壁は役目を終えすぐにぼろぼろと崩れ落ちるけどね。
ミスティ:私は魔法詠唱です。目標は勇者様(コロコロ)……『魂の体躯(マナルード)』発動――勇者様の頭上に2色の球体が生まれます。
ルオ:効果は?
ミスティ:あとでのお楽しみに(笑)
リーン:(コロコロ)……ダークネスに『シャッテンバナー』発動、影を縫い付けます! 行動を消費して抵抗しないかぎり、3Rの間、回避がマイナス5され続けます。
GM:一方その頃、ジョニーvs政二です。ジョニーは『明鏡止水』を使用! 絶対命中にします。さらにプラーナを解放! (コロコロ)……33ダメージだ!
政二:あと4点で重症状態の所まで削られました――(コロコロ)……『ウェポンフォーム』で命中が15です
GM:こっちは回避が5しか無いから"受け"を宣言する。(コロコロ)……クリティカル(笑) 15は上回ったが"受け"なのでダメージをくれ。
政二:(コロコロ)……ダメージは25点です。
GM:(コロコロ)……「あぶない所だったぜ」――剣で受けきったぞ。
政二:「くそッ」
GM:次は黒天使だ(コロコロ)……勇者に命中が24。
ルオ:"受け"を宣言します(コロコロ)……27で受けなので成功です。
GM:ダメージを行きますよ、の前に『天罰』をもう一度宣言! ついでに『幸運の一撃』も宣言! (コロコロ)……53点ダメージ!!
ルオ:防御ジャッジがファンブルだから……46点もダメージが来ます!?
ミスティ:その瞬間! 46点のダメージが全てHPではなくMPに入ります、0を切りますね? その場合はMPは0のまま、そして頭上の球体が一気に消滅します!
ルオ:「あれ? 痛く…無い???」
ミスティ:「お守りします勇者様」
ルオ:「ミスティ……うん! ありがと!!」

GM:こっちの必殺技が……。
3ラウンド目、最初はダークネスだ! 「ふん、これで終わりだ……」ルオを目標に命中(コロコロ)……29。
ルオ:(コロコロ)……無理です。
GM:ダメージは36点。
ルオ:(コロコロ)……HPがマイナス4です。普通の攻撃をくらって死亡判定……9以上ですね(コロコロ)……7なので、2点プラーナの上限値が減って……あ、限界値が6で解放力が4だったから、内包4解放4に(笑)
GM:ふむ、イシルとルオはHP1点で倒れているね。
ルオ:「私は……勇者なのに……」――倒れてしまいました(笑)
リーン:まぁあとは任せなさい――「『ディム・ニードル』」!! (コロコロ)……命中20! 攻撃が28!
ミスティ:そこで対抗特殊能力『もう一つの道』――リーンの攻撃ジャッジを振り直します!
リーン:(コロコロ)……あ、ダメージが27に下がった(笑)
ミスティ:ご、ごめんなさい(笑)
GM:(コロコロ)……回避14、抗魔が28で防ぎきった――「私は魔法使いには強い……そう言ったはずだが?」
リーン:「………………」――なんでそんなに抗魔があるんですか!?
GM:なんせ闘気を全て抗魔に注ぎ込んでいるからな(笑)
政二:次はこっちの番です。僕は今回移動します。終了。
GM:そしてジョニーか……「バリバリ行くゼ!!!」――って、離れてちゃせっかくの剣で攻撃できないだろう(笑) 1歩だけ移動して闘気を命中から行動値に変更、ジョニーはそれで終了。
ミスティ:次は黒天使ですね。
GM:リーンに攻撃(コロコロ)……命中が48点。
ミスティ:対抗『水人形(アキュ・クァドル)』
GM:(コロコロ)……3!? という事は――「なに!? 水人形だと!!!」
ミスティ:「リーンさん、大丈夫でしたか?」
リーン:「ええ、助かったわ」
ミスティ:「まだ、ここで倒れるわけには行きません。勇者様はかならずもう一度立ち上がります!」
ルオ:え、え? そうなの??(笑)
ミスティ:「リーンさん――『命から魔力の誘い(リィ・セルオン)』――リーンさんは消費するHPを決定して下さい。
リーン:??? じゃあ5点消費しましょう……それで?
ミスティ:(コロコロ)……20点MPが回復します。
リーン:「MPが全快した!?」
ミスティ:「それまで、私達で耐え切りましょう」
リーン:口元に笑みを(笑)
イシル:ちょっと待て、ミスティ……お前プリースト入っているわりに重症治癒って持った無かったんじゃないか?
ルオ:え、え?
リーン:……本当?
ミスティ:本当です。でも、きっと勇者様は立ち上がります! なぜなら、勇者様は運命の勇者様だからです!!!
イシル:いや、それ根拠ねーだろ!!!

GM:次は4R目だ、めずらしく政二が一番で行動だな(笑)
政二:さっき移動したので今、ルオ先輩と同スクエアにいるんで(コロコロ)……『リザレクション・フレイム』
――6点回復。
一同:『おおお!!!!!』
イシル:持ってたんだ!?
政二:実は内緒で(笑)
ミスティ:「勇者様は必ず立ち上がります」(笑)――自分の行動で『命から魔力の誘い(リィ・セルオン)』を勇者様対象に発動!
ルオ:え、なんで?
ミスティ:さっきのダメージがMPに入る魔法がありましたよね? あれ、じつは戦闘終了後まで効果が続くんです。だから、ここで勇者様のMPが回復すれば……。
ルオ:なるほど! わかりましたHPを消費して(コロコロ)……MPが9点回復!!!(笑)
GM:ルオが立ち上がると同時、再びその周囲に2つの球体が浮き上がる! ――「なんど立とうと同じ事だ」――プラーナ20点解放! ルオに(コロコロ)……命中が44!!
ルオ:(コロコロ)……回避がクリティカル! (コロコロ)……32、当たりましたね。
GM:最後の力を使いきりましょう! 『幸運の一撃』を宣言! 攻撃がクリティカルで(コロコロ)……。
ルオ:それは立ったまま当たりましょう。私の代わりに球体が消滅します――「私は……自分で決断してここに来た……死んで後悔するのだけは、絶対にしない!!」
リーン:次は私です! 「そうよルオ、それにあなたを殺させはしない。私達がいるから――『ディストーション・ブラスト』!!!」――これは未装備状態での抗魔ジャッジになります! (コロコロ)……46命中です
GM:避けれません。
リーン:(コロコロ)……41点ダメージ。
GM:くっ、なぜ装備で抗魔を上げていることを知っている(笑) (コロコロ)……ファンブル!?
リーン:「終わりね」
GM:「ふ、どうかな?」――最後の『神聖加護』を宣言! 今のファンブルは無効だ!!
リーン:「それはこちらの台詞よ……もうあなたには後が無い」――特殊能力は攻守共に尽きたはずですよ。
GM:うっ……だから、どうしてそれを(笑)
政二:2回目の行動でもう一度『リザレクション・フレイム』!!
ルオ:さっき気がついたのですが、ここで回復されるジャッジに超対抗で『生命の炎』! HPをプラーナに変換します! それで政二君の魔法でHP回復(笑)
ミスティ:さらに私も2回目の行動で再び『命から魔力の誘い(リィ・セルオン)』!
ルオ:確実にMPを回復させるために、さっき変換したプラーナを解放! HPを消費して(コロコロ)……MPは12点回復! また球体が頭上に浮かびます!!!
イシル:なんか勇者が効率良くなってる(笑)
GM:最後にジョニーは移動して終了。

イシル:次で5ラウンド目ですね。そろそろ詰めですね。
GM:(コロコロ)……リーンに命中33だ。
リーン:私!? (コロコロ)……ファンブル!!! 回避は5です(笑)
GM:(コロコロ)……ダメージは40。
リーン:(コロコロ)……HPがマイナス6点になりました。死亡判定で7以上でれば復活です(コロコロ)……10です。プラーナの上限値が9点減りました(笑)
GM:「私は悪魔兵団団長・黒天使ダークネス……後が無いのはお前の方だったな」
リーン:せっかくファンブルしたので倒れながら呟きましょう――「そんな、こんな時に反動が!?」
ルオ:反動!?
リーン:実は私は特殊能力で『病に倒れる』というものがあるんです。今まで一回も使いませんでしたが(笑)
GM:おお、それはマスターも忘れていたよ(笑)
リーン:私は強過ぎる魔力を秘めていまして、魔法を連続して使用するとその反動で体に影響がでるのです。昔、世界魔術教会に入った頃、その事は注意されたのですが……ここのところの連戦の反動が、いっきに来てしまったのです――「ゴホォッ!!」――血を吐きながら倒れます(笑)
ルオ:「ミスティさん!!」……ダークネスに斬り付けます!(コロコロ)……命中が28です!!
GM:こっちはクリティカル……「焦る事は無い。次はお前だ」
ルオ:「くっ……」――次の一回はMPに入るとはいえ、こっちもなんかジリ貧です(笑)
GM:と、ここで――「俺を忘れんじゃねーーー!!!」――ジョニーが一歩移動して政二に攻撃する。
イシル:ここでお邪魔虫だ〜(笑)
政二:しかし、ここで食らうと死亡しますよ……『シールド・フォーム』!!!
GM:(コロコロ)……命中は17のダメージが32点!!
政二:(コロコロ)……20で"受け"は成功! 狸ガードで27点防いで…5点来ます……重症状態になりました(笑)
GM:「けっ、口ほどにもなかったな?」
政二:「ふん、役目は果たした……これでいいんだよ」――ルオ先輩を最後に視界の端に捕らえて倒れましょう(笑)
イシル:待て、良く見たら政二殿とジョニーは同じカウントじゃないか、その場合、政二殿の攻撃もジョニーに当てれるぞ。
GM:ん? あ、本当だ、すまん見逃していた!
政二:じゃあ攻撃します『ウェポン・フォーム』!!(コロコロ)……命中が16です。
GM:こっちは"受け"(コロコロ)……20で成功! 受けだからダメージをくれ。こっちの防御は(コロコロ)……27だ。
政二:攻撃力は22プラス2Dです(コロコロ)……28!!
GM:ジョニーの髪の毛が数本風に舞う! その一方政二はバタリと倒れ込む!!
イシル:ジョニーがカッコいいじゃないですか!!
GM:なんだ、いいじゃないかカッコよくても(笑) 最後にダークネスの2回目の行動だ(コロコロ)……「死ね」――もちろんルオに命中28。
ルオ:(コロコロ)……無理です。
GM:ダメージは41点。
ルオ:球体が消滅しました。
GM:さぁ人数も残り2人、そして最初の行動はダークネスだ! もちろんルオに攻撃!! 「これで最後だ」――(コロコロ)命中は30!!!
ミスティ:ここで対抗です! 「させない!……『水人形(アキュ・クァドル)』!!!」
GM:(コロコロ)……3!? ダークネスの剣が勇者を真っ二つに切り裂いた瞬間、その姿が一瞬で水へと戻る――「なに!?」――驚くダークネスの前、水人形の影から本物の勇者が飛び込んでくる!!!
ルオ:それで行きます! ちょうど私の行動順ですし(笑) 「ここで決める!」――『生命の炎』でHPをプラーナに変換しながら――(コロコロ)……命中が6ゾロで32!!
GM:回避が(コロコロ)……こっちは2ゾロだと〜!? 突然切り込んで来た勇者に、さすがの彼女も焦ったらしい、ろくに回避行動も取れぬまま勇者の一撃を食らう!!!
ルオ:このダメージが重要!! ――「魔剣ティアマトーお願い!!……これが最後よ!!」――変換したプラーナを全て攻撃力につぎ込みます! (コロコロ)……クリティカル!!!
一同:『おおおおおお!』
GM:こっちの防御が(コロコロ)……
イシル:ファンブルだーーー!!!(一同大爆笑)
GM:そんな馬鹿な話があるかーーーー! 都合良過ぎだろうがーーーーー!!!
ルオ:52点ダメージ!!!
GM:こっちは23からマイナス10で13点!? そりゃあ倒れるさ(笑)
ルオ:魔剣が白い光りを放ち、ダークネスは黒い翼を羽ばたかせる! そして一瞬の交錯!!
GM:"キンッ!!"――何かが壊れるような甲高い音と共に、ダークネスの黒い翼が一斉に舞散り――「やっと……これで自由に……」――そう、ルオは交錯したので見えないが、ミスティは見える――(と一枚のキャラクターシートの自画像欄を見せる)――こんな風にダークネスの顔が優しくなる――そして"バタリ"…倒れます
ミスティ:「今のは……まるで本当に……」――どちらかというと、今のキャラクターシートの方が気になります(笑)
イシル:同じくです。今"シャルマ"と書いてありませんでしたか?
GM:まぁそれはのちのち(笑)――ダークネスはそのまま自分の空けた城の壁から、城外へと落下して行く。
ミスティ:「気のせい……だったのかしら……」
政二:そういえば奴は?
GM:おお!? ――「ヴリトラ!!」――と見ればジョニーの剣が元の小型飛竜に戻り、ジョニーはそれに片手で捕まるとバッサバッサと空の彼方へ飛んでいく――「まさか団長がやられるとは……覚えていろ!!!」
リーン:ふらふらと立ち上がって――レンガを遠投します。  
無論、撃墜された事は言うまでもない(笑)

シーン7:そして空砦へ…

「良くやってくれたな運命の勇者ハラハラ=ルオよ」――数日後、謁見の間にてルオ達は空導王に労いの言葉を受ける。空導王とラ・メイアは救われた。そしてルオは本当の目的を語る。
GM:「君達が敵の団長とやらを倒してくれたおかげで、この街を襲っていた冥魔達も一斉に退去した。すべての民に代わって礼を言うぞ」
ルオ:「あ、いえ、助けたいから……助けたんです。だから私……」
GM:「神官長エリオラから聞いている……君達の望みが何かはな?」――空導王は他の臣下や衛兵を全員退出させると、自分の玉座をいじる……やがて"ズズズゥ……"と王座がずれてそこに道が現れる――「ついてきたまえ、空砦へと案内しよう」
イシル:「隠し扉……」
GM:その道を進むと魔方陣の描かれた部屋に着き――「これは空の守護天使たるクライアが描いたものだ……この魔方陣に乗れば空砦へと転移できる」
ルオ:「ありがとうございます」――魔方陣に乗ります。
ミスティ:私も。
GM:皆が乗ると魔方陣は光を放ち出し――塔の最上階のような場所に君達は現れる。
イシル:「ここが……伝説の魔導建造物、七砦の一つ……空砦」
GM:フロアの中心に水晶のような何かがふわりと浮いており、そこから光が放たれた次の瞬間――「来たか、運命の勇者よ……私は空の守護者」――水晶から槍を持った青年が現れる――「今こそ返還しよう……真の力を……ティアマトーへと」――守護者はルオの方へ手をかざす。
ルオ:献上するように魔剣ティアマトーを掲げます。
GM:ティアマトーが再び輝き、さらに神秘的な雰囲気が増す。
ルオ:魔剣がレベルアップした(笑)
GM:「運命の勇者よ……これから全ての守護者に会うが良い……そしてティアマトーの力を全て解放させるのだ。古代神の陰謀にくじける事なくな……」
ルオ:「わかりました」――深々と頭を下げる。
GM:そしてルオが頭を上げると、そこは空導王の魔方陣の部屋だ。皆も居る――最後にルオは守護者の呟きが聞こえた気がした。
――やっと力を……託すことができたか……古代の……陰謀に負けるな……世界を……運命を……まかせ……た……―― ルオ達一行はその後、空導王の居城のバルコニーから、城の前に集まったラ・メイアの民衆からの声援に答ええていた。紹介される勇者達、人々の感謝の声と拍手はなかなか鳴り止みそうになかった。
真竜伝説
第2話「対決! 黒天使ダークネス」

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