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セブン=フォートレス V3 & パワード
超長編キャンペーンリプレイ

そこは氷と魔に侵されし大地だった。
――アルセイル――
かつて超古代の魔法装置の暴走により永久に極寒へと閉ざされた地方。
そのアルセイルにマティールという国がある。
唯一の人間の支配領域であり、また世界最強の戦闘力を誇る氷魔騎士団が駐屯している国だ。
その国に一人の騎士が訪れていた……鎧に刻まれた紋章は"空"
「話は解った。アンブレアスの考える事も解る」
マティールの玉座に座りし男…氷導王シェディの言葉に空の騎士は顔を綻ばせる。
「だが、優先すべきは世界だ。アンブレアスも甘くなったものだな」
空の騎士が不服とばかりに立ち上がろうとするが、氷導王の側近達に阻まれる。
「空導王に伝えよ。交渉決裂だ…とな」
空導王アンブレアスの使者であった騎士が、項垂れたままマティールの城門をくぐった。

勇者ルオが幻の属性地ラ・アルメイアに入って間もない頃の話である。

世界の危機を目前に控えようとも、天と冥の三角陣営の亀裂は埋まっていなかった。
アンブレアスの使者がいなくなった王宮にて、氷導王シェディが呟く。
「混沌の目的が復活なら……それを阻止する事を優先するまで……復活の器を……破壊する」


真竜伝説

第9話「目指せ! 予選突破!!」


シーン1:満を持して登場!

発表されたトーナメント表。会話は尽きず勇者達はかなりの時間その場所を陣取っていた。
GM:では、そうやってトーナメント表を見ながらワイワイ騒いでいると――「げははははっ! おい貴様等どけどけ、俺様がトーナメント表を見れないではないか!?」
イシル:それはスッと退きます。フードで顔を見せないようにして――「ささ、勇者殿行きましょう」
ルオ:「そ、そうだね……」
GM:「なになに? 俺様の対戦相手は……ルオ? う〜ん、どこかで聞いた名だな……おい、そこの"おにぎり"こいつを知っているか?」(一同爆笑)
イシル:「なんでお前は勇者殿の名前忘れて、俺の事は覚えてるんだよ!! しかも顔隠して後姿なのに一発で言い当てんな!!!」
GM:「いい加減"おにぎり"ぐらい覚えたわ! それより、このルオという奴はお前と一緒にいた運命の勇者ではないのか?」
イシル:「ああ、だからそう言っただろう」
GM:「げははははは、やはり俺様の記憶力に間違いはなかったようだな!」
イシル:「思いっきり忘れてたくせに何が記憶力だよ! ずうずうしいにも程があるぞ!!」(笑)
GM:(ルオに向き直り)「げっはっはっはっ、明日は俺様との試合のようだな……せいぜい首を洗って待っているが良い」
ルオ:「私は負けない」
イシル:「そうだとも、勇者殿が負けるわけが無い。お前こそ逃げるなよアルゲル」
GM:「ふん、馬鹿が! "おにぎり"と闘うわけでは無い! 貴様のような"おにぎり"など、その辺で転がっているがいいわ!」(笑)
イシル:「貴様ー! "おにぎり"って言うな!!!」(笑)
GM:「何々? "おにぎり"の名前はイシルとか言っていたか……ふん、どれも強そうなのがいないブロックだな。まぁ弱い"おにぎり"にはうってつけか? げはははははは」(笑)
イシル:ここは堪えましょう――「ならアルゲル、お前のブロックは強そうな奴がいるのか?」
GM:「当たり前だ! 見よ! ここに『A−K』というのがいるだろう? こやつはな、シキの奴が研究していたものだ、なかなかに強い……まぁ俺様にはかなわないがな! げっはっはっはっ」
イシル:「研究? そのA−Kってのは何なんだ?」
GM:「ふん、俺様も詳しくは知らないが、どうもラーガとかいうここの導王が"黒い翼の天使"達と交渉して手に入れた異世界の兵器らしいな、もっとも、それをラーガに取り入っていたシキの奴が研究対象としておもちゃにしたらしいが……まぁさすがの俺様もそれぐらいしかわからんな」
イシル:「なるほど」
GM:「しかし、中には変な名前の奴もいるものだな?」
イシル:「例えば何だ?」
GM:「地下牢の女! 貴様の相手など名前ですらないぞ!」(笑)
仮面騎士:私か(笑)
ミスティ:「それを言うなら、この『老騎士』って方も名前ではないです」
イシル:「ああ、そう言えば……」
GM:「確かにその通りだな……」
イシル:「………………ちょっと待て! なんで俺はお前とまるで苦難をともにした仲間のように語ってなくちゃいけないんだ!!」(笑)
GM:「まったくだ! なぜこの俺様が"おにぎり"なんかと流暢に語り合わねばならぬのだ!!」(笑)
イシル:「だから"おにぎり"って言うなよ! それにそれはこっちの台詞だ!」
GM:「それにしても、今日は普段見る顔が少々おらぬな? あの"タヌキの男"と"レンガの女"はどうした?」
イシル:「ああ、リーン殿はちょっと休養でな」
GM:「そうかレンガの投げ過ぎか」(一同爆笑)
ルオ:リーンさんはコレ聞いたらどうするだろう(笑)
ミスティ:きっとまた投げますね(笑)
GM:「で、タヌキの男はどうした?」
イシル:めぐみ殿を見ながら――「お前の目は節穴か?」
GM:じゃあ視線を追ってから――「馬鹿が! あれはタヌキの男ではなく"タヌキの女"だろうが! おい、タヌキの女よ、お前はタヌキの男を知らないか?」
めぐみ:「さぁ〜? それより、今イシルが失礼な事を言っていた気がしますね?」――ちょっと額に怒りマークで(笑)
GM:「ほう"おにぎり"が失礼なことを? 言ってやれ言ってやれ! まったく女の事を男と言うとはな"おにぎり"の分際で失礼な奴だ!」
イシル:「人を"おにぎり"呼ばわりする方が失礼だろうが!」
GM:「まぁいい、どうせお前は一回戦負けだ」
イシル:「なんでそんな事がわかるんだよ! ……確かに、俺の相手はあの灼熱騎士団の一人だが……」
GM:「そんなお前に比べて俺様は――まずは勇者を倒し、そして次にシキの鼻を明かし! 本戦出場後は俺様が優勝するのだ! ……誰かに呼び出されていた気もするが……まぁいいとりあえず勇者よ、覚悟を決めておくのだな、げっはっはっはっはっはっはっ」――アルゲルは行っちゃう。
イシル:「やっと行ったか……」
ルオ:「ねぇ"おにぎり"……じゃなくてイシル〜」(←素で間違えた)
イシル:ガーン!?――「ゆっ、勇者殿!?」――ガリガリガリガリっ爪立てて柱を引っかきながら崩れ落ちますよ!?
ルオ:「ご、ごめんごめん(笑) イシル、私と場所変らない? アルゲルとはイシルが闘ってよ」
イシル:「いや、それはできない。この戦いは炎導王様に力を見せつける事が目的だ。相手を見て代えるようなことをすれば、それだけ印象が悪くなってしまう」
ルオ:「でも、アルゲルと闘うのって絶対そういうのとは関係無いと思うよ」
イシル:「……まぁ、それはそうかもしれないが……今は予選を勝ち抜く事を考えよう」

シーン2:"おにぎり"の不幸は続く

アルゲルが去ったのを機に、勇者達も闘技場を後にする。いったん宿屋に帰って装備等の準備をしてから再び闘技場に来る事にしたのだ。
ルオ:「結局、ミスティの対戦相手の仮面騎士ってなんなんだろうね?」
ミスティ:「別ブロックですけれど、老騎士も気になる名前です」(笑)
イシル:「仮面騎士……か」
仮面騎士:「呼んだかしら?」――と登場する! なんか暇だ!(笑)
GM:ちなみにその姿はどんなんなの?
仮面騎士:もちろん! このキャラシーの絵のように仮面舞踏会でつけるような目だけ隠す仮面をつけている。手には双魔槍、鎧等の防具は一切無い(笑)
GM:目だけ隠す仮面?
仮面騎士:知らないの? ほら某セーラー服戦士達のアニメに出てくるタクシード仮面がつけていたやつ。
GM:ああ〜!
めぐみ:なんでその説明でわかるんですか?
GM:………………。
仮面騎士:基本的に仮面外さないと正体はバレないから(笑)
GM:では、そんな仮面騎士がやってきたぞ。
イシル:「あなたは……もしや仮面騎士!?」
仮面騎士:「おや? あなたこそ巷で有名な"おにぎり"じゃない?」(一同爆笑)
イシル:「なにーーー!!! いつのまにそんな有名に!? ってか俺を"おにぎり"って言うな! しかも初対面なのに失礼だろ!」
仮面騎士:「おや、どうしてかしら? あなたは人間になれる"おにぎり"なのでしょう? "おにぎり"を"おにぎり"と言って何が悪いの?」
イシル:「人間になれる"おにぎり"って……逆だーーー!! しかもなんか、そのフレーズは前にも聞いた事があるぞ! 情報源は……あんの馬鹿アルゲルか!!!」(笑)
ルオ:ガシッ!(抱きつくジェスチャー)
GM:『ボンッ』……ポテっ。
イシル:(コロコロ)……あと8分。
ルオ:「あなたは正しい」――ビシッと指差し!!(一同爆笑)
イシル:「勇者殿〜!?」
仮面騎士:「確かに美味しそうね……」
イシル:「ちょ、ちょっと待て!」
GM:「ポンポンも食べたいですポン!」(笑)
イシル:「おい!」
仮面騎士:「じゃあ半分コね」――(分けるジェスチャー)(一同爆笑)
イシル:「ギャーーーーーー!!!」
GM:ポンポンは美味しそうにもごもご食べたよ(笑)――ちなみにイシルは1D振ってみ?
イシル:(コロコロ)……1です。
GM:じゃあHPが1/6減ったよ……仮面騎士は意外とケチだな(笑)
仮面騎士:なんだ1/6か……なら私も食べて大丈夫ね、1D(コロコロ)……あ、5(一同爆笑)
イシル:ちょっと何食ってんですか! 残り5/6ですよ!? ダイスで5と6が出たら死亡なんですから! 確立で言ったら1/3! めちゃくちゃ高いじゃないですか!!!
仮面騎士:ま、大丈夫だと思ったんだけどさぁ(笑)
GM:イシルはHPが0と考えて死亡判定ね(笑)
イシル:なに丸呑みしてるんですか! 本当に恨みますよ! こんな事で死んで溜まるか!(コロコロ)……死亡判定は成功です。
GM:さすがに、人間状態で復活していいぞ。あとシャル――仮面騎士はさっき魔王にやられた傷が"おにぎり"効果で完全回復したから。
仮面騎士:あ、便利かも(笑)
イシル:嬉しくねぇ〜!
GM:「ところで、この親切な仮面騎士さんはどちらさまですポン?」
イシル:………………。
仮面騎士:「ちょっと君(ルオ)に用があってね」(イシル:じゃあ何で俺を食うんだよ!?)
ルオ:「私に?」
仮面騎士:「トーナメントにおいて、君の近くには恐ろしく強いものがいる……気をつけるのね」
ルオ:「近く……まさかアルゲル!?」(笑)
仮面騎士:「そんな馬鹿はどうでもいい、A−K……気をつけたほうがいいわ」
ルオ:「A−K…」
仮面騎士:「それと、この国にはすでに闇が迫っている……いや、正確にはすでに闇の中なのかもしれない……気を抜かない事ね」
ルオ:なんだかわからないけど――「うん、わかった」
仮面騎士:「じゃあね。あなたの力…見せてもらうわ」――去って行きましょう。
イシル:去り際に――「あんたは一体何者なんだ!?」
仮面騎士:「私の名前は仮面騎士……今は、それだけよ」――

シーン3:予選開始!

そして予選開始――基本的に試合をやるブロックの人は控え室で待機、それ以外の人は観客席から試合を見る事ができる仕組みとなっており、勝ち進んだ場合、自分の対戦相手を観客席から観察する事が可能である。
 ルオたちは準備を整え、まずは観客席へとやって来ていた。最初の戦い…Aブロックには誰もいなかったからである。
GM:最初はAブロックの試合だなアナウンスが入るよ――『これよりAブロック第一試合を開始いたします! ザジ選手! ジャン=ジャック=カルヴァドス選手! 入場して下さい!!』
ルオ:「やっぱりジャンだったんだ! どうしようかなぁ」
ミスティ:「応援してあげないんですか?」
ルオ:「う〜ん、でも一回戦負けしたらなぁ……二回戦に進出したら、その時は応援してあげよう」(笑)
GM:ではJ・Jが登場、NPC同士の戦いなので、それぞれのレベルに2Dを振り足して高い方が勝ち。ザジはチョイ役なので0+2D、J・Jはレベル3だから3+2D。
イシル:おお! そう言う風に結果を出すのですね!
GM:(コロコロ)…………6対10で、J・Jの勝ち(笑)
ルオ:「やっぱり応援してあげよう」(笑)
GM:J・Jは一瞬ルオを見つけて観客席を見ると、そのまま退場する。
ルオ:「あれ? 今ジャンはこっちを見なかった?」
ミスティ:「さぁ私には解りませんでした」
イシル:「さて、次は俺の試合だな……行ってくるよ」
ルオ:「頑張ってね!」
ミスティ:「相手が男性だといいですね♪」
イシル:「ああ、行って――ミスティ今の台詞は……いや、深く考えるのはよそう」(笑)
めぐみ:マスター! 私もやりたいシーンがあるのですが?
GM:なにがしたいの?
めぐみ:実は〜〜……
――Bブロック第一試合――
GM:『次はカイ選手対イシル選手です! 両者入場して下さい!』
イシル:では登場です。
GM:「君が僕の相手か」
イシル:「よろしくお願いします」
GM:「こちらこそよろしく」――ではイニシアだ!
イシル:イニシアですか!?
GM:当たり前だ! (コロコロ)……こっちは灼熱騎士団だからな――
――Bブロック第一回試合内容――
イシル:「は、早い!」
GM:「剣士には間合いが重要なのを……知らないのか?」
イシル:「ふっ…それでいいさ、俺の剣がどこまで通じるのか、試したいからな!」
GM:「余裕だな……だが(両手に持ち替え)」
イシル:「こっちも本気の一刀で行かせてもらう」
GM&イシル:『肉を切らせて』を宣言!!
GM:「行くぞ!」
イシル:「いざ!」
GM:「くっ……まさか……現灼熱騎士団の僕が、負けることになるとはね……」
イシル:「いや、俺もこんなものに(幸運の宝石に)頼ってしまった……まだまだ未熟さ」
GM:「ふっ…勝ち進めよ」
………………………………………………………………
イシル:では観客席の方へ戻りますか
GM:と、君が廊下を歩いていると、ジャンが廊下の壁に背を凭れさせて待っているよ――「勝ったみたいだな……さすがは勇者一行の一人だ」
イシル:「お前は…ジャン?」
GM:「まさかまだこんな所でまごまごしているとはな……すでにフォーラに行っていると思っていたが……フォーチューンでは何か足止めでもくったのか?」
イシル:「ああ……まぁな。それよりお前こそどうしたんだ? 腕試しか?」
GM:「本当は空導王様から言伝を頼まれてな。ルオ達を追っていたんだが…途中でせっかくだからエントリーしただけさ……だが、それが巧をそうした。いるんだろルオも?」
イシル:「ああ、勇者殿は最終ブロックだからな、今はまだ観客席に居る。なんなら呼んでくるか?」
GM:「いや、いいさ……お前から伝えといてくれ、空導王様からの伝言だ――『氷導王シェディに気をつけろ』」
イシル:「氷導王様に?……いったいどうして?」
GM:「なんでもお前達がラ・アルメイアに向かった後、リーンやアルセイルに空導王様が使者を派遣してな、ルオが来た時は協力して欲しいって内容で送ったらしい、が――」
イシル:「アルセイルの氷導王シェディ様には拒否された――そんな所か……」
GM:「まぁそういう事だ。じゃあ用事はそれだけだ……じゃあな」
イシル:「おい、いいのかルオに会って行かなくて!」
GM:「昨日街で、あいつを見かけたんだが……ふん、あいつは本当の勇者さ……自然とあいつの周りには人が集まってくる、俺なんかはいるだけ邪魔さ……だが何かあったら駆けつける――そう、言っておいてくれないか?」
イシル:「ああ、わかった」
GM:そう言ってジャンは去って行くのだが……めぐみちゃん? このタイミングでいいのかな?
めぐみ:はい、いいです! お願いします♪
イシル:ん? 何が始まるんだ?
GM:イシルが帰ろうとしていると、廊下の曲がり角でめぐみちゃんの声がする
イシル:「今の声は……」
GM:さらに――「そうか! 応援してくれるか! ありがとうめぐみ! 君のためにも俺は頑張るよ! そしてアルゲル様は"おにぎり"を頬張るよ!」(一同爆笑)
めぐみ:「ふふふふふっ♪」(笑)
GM:「――!!! やっぱり君は最高だ!」(笑)
イシル:あ゙〜〜…いろいろと突っ込みたくはあるのですが……ジョニー?
GM:ジョニーです、そしてめぐみちゃんだ。なぜか2ショットでいる。そう言えばジョニーの試合はこの後だったね。
イシル:………………見なかった事にします。そのまま皆の所に戻りましょう。
仮面騎士:「おや、勝ったみたいね?」――皆と一緒にいよう(笑)
イシル:「なんであんたがここにいるんだよ!? 一応敵だろう!!!」(笑)
仮面騎士:「細かいことは放って置きなさい」
イシル:「はぁ……はぁぁぁぁ――まぁいいですよ……そういえば勇者殿、ジャンに会ったんだが、妙な事を言われた」――とさっきの事を言いましょう――「と、言うわけでアルセイルに行く時は気を付ける事にしよう」
ルオ:「導王が……」
イシル:「ロータス王の言っていたように、権力を敵に回す事になりそうだな」
ミスティ:「それでも負けないと私達は言いました。そうですよね勇者様」
ルオ:「そう……大丈夫、心配しない、しない!!」――「それでジャンはどうしたの?」
イシル:「次の試合があるからって去って行ったよ……ただ『何かあったらすぐに駆けつける』――とだけ」
ルオ:「そうか……まぁ次の試合ぐらいは応援したげよう」(笑)
GM:さて、イシルが観客席で話している間に『Cブロック第一試合』は老騎士選手の勝利で速攻にカタが付く。
ミスティ:ええ、もう終わってしまったのですか!?
GM:ちなみに老騎士はブレストプレート、フルヘルム、チェインメイル、ローブに鉄ショルダー(片方)と全身鎧な格好だったが、その顎から見えるロングなお髭でお爺さんだと見分けれる(笑)
ルオ:お髭なんだ(笑)
GM:試合内容は犬のビーストテイマーを、一瞬で首に剣を突きつけ試合を片付ける。正確には老騎士は6ゾロ+レベルの13だったからな(笑)
イシル:それめちゃくちゃ強いじゃないですか! なんですかレベル13って! この中で一番強いじゃないですか!
GM:まぁいいじゃん、関係無いブロックだし(笑)――では『続いてDブロック第一試合……え、あの……これ本当に言うのですか? ……あ、はい、そうですよね……ジョニー選手! ケイン選手! 入場して下さい!』
イシル:なんだーーー!?
仮面騎士:なんか自分でリングネームみたいのを考えていたとみた(笑)
GM:見ると登場したジョニーは何か不満そうだ(笑)――なんで最後まで言わないんだ! 一晩練ったネタなのに!!――と顔が言っている。
めぐみ:観客席に戻ってきましょう(笑)
ルオ:「あれ、めぐみちゃんどこ行ってたの?」
めぐみ:「私はシードで試合ではありませんでした♪」
ルオ:「なんだ間違えてたのね」(笑)
イシル:ここは黙っておきます(笑)
仮面騎士:「あら"おにぎり"何か言いたそうじゃない?」
イシル:「いえ別に………………って、しれっと"おにぎり"って言うなよ!!」(笑)
GM:さて、一方試合だが、ジョニーは君達と同じレベルなので4+2D、灼熱騎士団のケインはレベル9なので9+2D(笑)
ミスティ:絶望的ですね(笑)
GM:ジョニーの分はめぐみちゃんが振るかね?
めぐみ:はい〜祈りながら振ります――応援しますよ〜〜(笑)
GM:では(コロコロ)……こっちは出目が6だから15だ。
めぐみ:(コロコロ)……11なので15です!
イシル:同値は?
GM:知名度の高いNPCの勝利だ。つまりジョニーが判定勝ち(笑)
一同:『おお〜〜!!!』(一同爆笑)
GM:う〜ん、勝つとは思わなかったな(笑)――「どこで見てるか解らないが! 君の為に!」――と、卵の黄身を取り出してカッターで切る。
ルオ:黄身? カッター?
めぐみ:「黄身の為にカッター……ふふふっ♪」
イシル:………………。
仮面騎士:………………。

シーン4:信念の参加

『続いてEブロック第一試合を始めたいと思います。仮面騎士選手、ミスティ選手……入場して下さい!』
仮面騎士:ちょっと登場前に言いたい――
ルオ:私もイシルあたりに、このタイミングで聞きたい事があります!
GM:じゃあ控え室から処理しよう、仮面騎士どうぞ?
仮面騎士:「ミスティ……あなたはプリーストでしょう? どうしてこんな肉弾戦の大会に出場しているの? あなたが出たって結果は見えているでしょうに」
ルオ:あああ! それ! 私が聞こうとした事と一緒です(笑)――「イシル……なんであの時、ミスティはいの一番に参加書類に署名したのかなぁ……出たって戦えないのは解っているのに…」――って(笑)
仮面騎士:同じだったか、それはスマナイ(笑)
イシル:それにはこう言いましょう――「確かにあいつは戦えないかもしれない……だが、解って欲しい。あいつが出るのは勝ち抜くためじゃない。勇者殿を信じているからだ」
ミスティ:私も画面が半分になって台詞がハモルように返答しましょう――「信じているから」(一同爆笑)
GM:『それでは、始め!!!』
――――Bブロック第一回試合内容――
GM:「しかし、ご主人は攻撃魔法も持ってないのに、どうやって闘うつもりですポン?」
ルオ:「あ、ポンポンこっちにいたんだね」(笑)
イシル:「まぁ何か手は考えているのだろう」
ミスティ:クリス(初期装備)を抜きます!
イシル:考えてねーーー!(笑)
仮面騎士:「その勇気に免じてハンデを上げる……この私に1点でも通す事ができたのなら、あなたの勝ちにしてあげる」
GM:ちなみに双魔槍は?
仮面騎士:持ったままよ。
イシル:持つんかい!!!(笑)
ミスティ:「くっ……――えいっ!」(笑)
仮面騎士:ヒラリと避けて――「そんなものなの?」
イシル:「なにかあの仮面騎士……試しているかのようだ……」
ミスティ:プラーナを解放します! 「これなら!」
仮面騎士:それは当たるなぁ――「『大地よ、我が前に立ち塞がれたまえ!――アース・シールド!!』」
ミスティ:「剣だけではなく魔法まで!?」
仮面騎士:「この私が避けれないなんてね……でも、次は無い――はぁ!!!」
ミスティ:『水人形(アキュ・クァドル)』――もう一人の私が現れます!
仮面騎士:「甘い」――成功! 本体を横薙ぎに打ち払うわよ!
ミスティ:それは吹っ飛びます――「うっ……」
GM:『そこまで!!! 勝者、仮面騎士選手!』
仮面騎士:「ミスティ……強くなったわね」――呟いて去って行く
ミスティ:「ありがとう……でもあなたは?――居ない……」

シーン5:勇者VSアルゲル!

続いてFブロックの試合が開始されるが、正直両方チョイ役なので結果はどうでもいい
(タイゾーの負け、チンプイの勝利でした)。そしてミスティが観客席に帰ってくる。
イシル:「ミスティ……無茶なことを、お前が戦えるわけないだろう」
ルオ:「そうだよミスティ!」
ミスティ:「でも、できる限りの事はやりませんと……」
ルオ:「……うん、そうだね」
イシル:満足そうに頷きます(笑)
GM:と、イシルが頷いている間に、Gブロックの試合は(コロコロ)……余裕で灼熱騎士団クオの勝利だ。そして次は第一試合最終ブロック――
ミスティ:「勇者様、頑張って下さいね!」
イシル:「あんな奴に負けるな!」(笑)
めぐみ:「応援致しますわ〜〜」
GM:「勇者様は勝つですポン!」
ルオ:「うん、わかった! 行ってくるね!」
仮面騎士:ここは皆と合流はしないで、どこからか見ていよう――「さぁ、見せてもらうわよ」
GM:『それでは、第一試合最終ブロックの試合を行いたいと思います! ルオ選手! 入場して下さい!!』
イシル&ミスティ(一般応援団):『ルーオ! ルーオ! ルーオ!――』
GM:なんだ一般応援団って?
ミスティ:私と夜道を歩いていて、勝手にファンクラブみたいに集まったじゃないですか、あれです(笑)
GM:ああ、あの人達か! さもありなん(笑)
ルオ:じゃあ手を上げながら登場しようかな!
GM:ルオコールの人たちは老若男女様々だね、ルオの『愛の狩人』は異性も同姓も問答無用だし(笑)
イシル:(突然アナウンス)『続いて、アルゲル選手の入場です!』
一同:『ブーブーブー――』
GM:「げははははは――何!? なんでいきなり引っ込めコールなんだ!?――勇者よ! なんで会場が全員貴様の味方なんだ!!!」
ルオ:真ん中まで言って言いましょう――「わからないの?」
GM:「まっまさか!? くっ……汚い真似を! 勇者よ! 買収しやがったなあ!!!!」(一同爆笑)
ルオ:「違うわよ! 私が勇者だから!」(笑)
GM:(←聞いてない)「金の力にものを言わせるとは、勇者の風上にもおけん奴だ! この外道勇者アルゲル様が今ここで引導を渡してくれるわ!」
ルオ:「外道って言ってる時点で、風上に置け無いんじゃ……」
GM:「ある時は"おにぎり"に邪魔をされ、ある時は"レンガの女"に妨害され、今日こそは貴様を血祭りに上げてくれる!」
ルオ:「負けないよ!」
GM:「ふん、だが、貴様には軍師マルスの力は使わないでやろう……別に忘れてきたわけではないぞ!」
※軍師マルス……アルゲルの盾には軍師マルスの魂が乗り移っており、助言をして……くれるのかな?(笑)
ルオ:まぁさっさとやっちゃいます! 魔剣ティアマトーを抜きます!
GM:「魔剣だと!? 貴様〜俺様は軍師マルスを忘れてきた……いやいやいや軍師の盾を使わないと言うのに!」
ルオ:「でも、そのマルスって人が居たら2対1で、そっちの方が卑怯じゃない」
GM:「………………いいのだ! 俺様は外道勇者だからな!」(笑)(コロコロ)……イニシアは5だ! つまりファンブルだ!(一同爆笑)
イシル:馬鹿ですか、あんたは!(笑)
GM:「さぁ軍師マルスよ、俺様はどう動けばいい? ……マルス? …………はっ! マルスは忘れてきたのだった!?」(一同爆笑)――行動値が0なので動けないです(笑)
ルオ:(コロコロ)……命中27!
GM:(コロコロ)……回避27で能動側勝利、命中したよ。
ルオ:ダメージが(コロコロ)……41!
GM:(コロコロ)……(コロコロ)……クリティカルして47防いだ。一点も通らないな――「げははははは、馬鹿目! そんな攻撃が通じると思ったか!」
仮面騎士:(ルオのファンA)『なに防いでんだよ! ちゃんと当たれよ!』
イシル:(ルオのファンB)『回避してんじゃねーー! ブーブー!!』
GM:「な、なんだと!? 俺様が悪いのか!?」(笑)
仮面騎士:(ルオのファンA)『武器捨てろーー!』
イシル:(ルオのファンB)『女に男が本気だしてんじゃねーよ!!』
ミスティ:(ルオのファンC)『だから女にもてないのよ!』
めぐみ:(ルオのファンD)『死ねーー!!』(笑)
GM:次のイニシアは(コロコロ)……普通に成功したが、そっちの方が早いな。
ルオ:(コロコロ)……命中が31! ダメージが(コロコロ)……クリティカル(コロコロ)……55!(笑)
GM:55!?(コロコロ)……くっ、20点近く入ったな――アルゲルは肩から斬られて、派手に血が飛び散る――「おのれ! いいだろう勇者が! 貴様のことは魔王様が殺しておけと言っておられた気もするしな! ここで死ぬがいい!!」
イシル:勇者殺すのはついでかよ!(笑)
GM:「ツッコムな"おにぎり"!!!」
イシル:「聞こえてんのかよ!!!!!」(一同爆笑)
GM:「これで決めてくれる! 我がプラーナよ!!」――アルゲルから黒い炎が立ち昇る!!!
ルオ:「す、凄い力を感じる……アルゲルがこんなにも――!?」(笑)
GM:「ふ、地獄で後悔するがいい! 我がランスよ、我が血を食らいてその糧とするがよい!」――アルゲルの体から流れる血が、そのランスにドクリドクリと吸収される――「さぁ我が必殺の一撃、食らうがいい!」――
《天破烈光斬》と《闇炎滅絶》を組み合わせた必殺技!――「《天破滅絶斬》!!!」
イシル:それは本気でやばい技じゃないですか!?
めぐみ:やばいのですか〜〜?
GM:ちなみに命中にプラーナを全部つぎ込むぞ! 当たりさせすれば魔王さえただじゃすまない技だからな(笑)
イシル:「勇者殿、避けてくれ〜!!!」
ミスティ:「勇者様!?」
仮面騎士:「これは……まずいわね」(笑)
ルオ:そんなにやばいんですか? う〜ん…じゃあ――『小さな奇跡』を使います。アルゲルは自分の血に足を滑らせて、その攻撃を自分で食らって欲しい(笑)
GM:なんだとーーー!?(一同大大大爆笑)

――アルゲルの必殺の一撃がまさに放たれようとした瞬間だった。その足元の赤い水溜りに足を取られ――
………………「なっ!?」………………
――アルゲルの足が天を向き、そのプラーナと闇の炎に包まれたままのランスも中空へと放りだされる――
………………「なんだとーーー!?」………………
――そして、そのランスは吸い込まれるように、"不幸にも"アルゲルの胸へと突き刺さった――

GM:「げははははははっ……ぎゃーーーー!!!」(一同爆笑)
ルオ:何が起こったのか呆然としましょう(笑)
GM:審判団が来てアルゲルを包む炎を消火し、タンカで運ばれていくアルゲル――『勝者! ルオ選手!!!』
ルオ:「な、なんだかなぁ」(笑)

シーン6:タヌキの名前決定!

その後、Aブロック第二試合であるA−KαとJ・Jの試合は――「ここまでか……俺の負けだ……」――J・Jが負けを認めた矢先だった。A−Kαの槍が、ジャンの胸を刺し貫く――
ルオ:「ジャン!?」
イシル:刺し貫いたって……死亡ですか!?
GM:(コロコロ)……どうやら死亡判定には成功したらしい、一命は取り留めたね……ただ、あのA−K相手に降参は無意味のようだね。
ルオ:次A−Kとだよ〜!?
ミスティ:「信じてます、勇者様なら勝てるって」(笑)
GM:『続きまして、Bブロック第二試合、イシル選手、めぐみ選手――入場して下さい!』
イシル:もう俺達は控え室から出て、闘技場に入場ですか?
GM:それでいいよ。
めぐみ:じゃあ中心に向かい合ってから――「正々堂々と戦いましょうね♪」――と狸の九十九が握手を求めます。
イシル:狸かよ! ……じゃあ握手しよう――「こちらこそ」(笑)
GM:? ところでめぐみちゃんよ、その"九十九(ツクモ)"ってのは何だ???
めぐみ:ジョニーさんとお話していて二人で名づけたんです、いつまでもタヌキって名前じゃ可愛そうだって(笑)
GM:なんだその裏設定は!(笑)
イシル:そうか、九十九……良かったな(笑)
GM:九十九は後頭部を掻きながら照れるよ(笑)――と、観客席から――『ブーブーブー!』『女相手に手加減しろよなー!』『わざと負けろーー!!』
イシル:ブーイングですか!?
GM:さっきのルオ対アルゲルの時と同じ感じだ。
イシル:ま、まぁさっきの熱気が収(おさ)まらないのは解りますからね……我慢しましょう。
GM:めぐみちゃんからは逆方向だから見えないが、イシルは向かい合っているから見える、そのブーイングを先導している男がいるね(笑)
イシル&めぐみ:『ジョニー!』(笑)
GM:『ブーブーブー! 死ーね! 死ーね!』『女に手ぇ出すなーー!!』『引っ込め"おにぎり"!!!』『おーにぎり! おーにぎり! 潰されろっ! 潰されろっ!!』
イシル:うわぁ………………「やりにくいな――っておい! なんだその"おにぎり"コールは! ジョニーもいい加減にせーよ!!!」(笑)
めぐみ:「がんばりますね!」
GM:『それでは! 試合開始!!!』
イシル:しかし、どうするめぐみ殿?
めぐみ:私がわざと負けます。ベスト4になる事を考えるとイシルの方が勝つ確立が高いですし。
イシル:了解した!――「いくぞ!」――タヌキに向かって攻撃(コロコロ)……――
めぐみ:九十九を庇います♪
イシル:じゃあ手加減して――
GM:と! そこにめぐみちゃんをさらに庇う男が!
めぐみ:「ジョニーさん!?」
イシル:手加減しないぞ!!(笑)
GM:ジョニーは背中を切られながら――「ふっ……大丈夫だったか?」――バタリと倒れるジョニー!
めぐみ:それを受け止めます。
ミスティ:(突然審判)『めぐみ選手! 他選手の助太刀により反則負け! 及びジョニー選手! 闘技大会規程第22項により反則負けとします!!!』
ジョニー:「君は、俺のギャグをわかってくれる女(人)だ……こんな男にやられていい人じゃない……」
イシル:こんな人とは失礼な!(笑)
めぐみ:「ジョニーさん……」
GM:ジョニーは担架で運ばれながら言う――「めぐみ……お前はこんな男と同じパーティを組む必要は無いぞ……うう――ガクっ」――気絶。
めぐみ:担架に付いて行きましょう。
イシル:……俺にどうしろと………………。

シーン7:A−Kの正体?

『引き続きCブロック第二試合と行きたいのですが……シードのギルティ選手が欠席のため、自動的に老騎士選手の予選突破です。また、Dブロック第二試合におきましてはジョニー選手が、ただいま反則負けになった事から、シード権のA−KUα選手の勝利と致します………………それでは、Eブロック第二試合を執り行いたいと思います』
イシル:「さぁ、噂の仮面騎士殿か……結局、奴は何者なんだ? どこかで会った事がある気もするんだが……」
ミスティ:「でも……悪い人では無いと思います」
ルオ:「そうなの?」
ミスティ:「なんとなく……なんとなくですけど……」
GM:『それでは、A−Kβ選手! 仮面騎士選手! 入場して下さい!!』
仮面騎士:中心まで入場して言いましょうか――「どこで見つけてきたのかはしらないけど、機械ごときで本気で勝てると思っているの?」
GM:「………………」――無言だ。それに見たところ改造がされているね。
仮面騎士:「誰が乗っているかしらないけど……いい度胸じゃない」
GM:『それでは! 試合開始!!!』
――――Eブロック第二回試合内容――――
GM:A−Kの攻撃が命中! 仮面騎士の片腕から赤い血が飛び散る!
仮面騎士:「ふっ、この程度……でも、よくもここまで再現できたものね……だが――」
GM:ガキンっ! 金属的な音を打ち鳴らし、A−Kのランスが宙へと舞い上がる。
仮面騎士:A−Kは中に誰か乗っているはず――「聞こえるなら、もう諦めなさい。あなたに勝ち目はないわ」
GM:その声に――A−Kから黒い炎が少し吹き上がり、君にしか聞こえないような声で――『カエリタイ……ミナノマツ世界へ……』
仮面騎士:「あなたのほかに、誰が捕まっているの?」
GM:『ミンナノモトヘ……早クカエリタイ……』
仮面騎士:「哀れな……意識までも乗っ取られたか……」
GM:そして気が付く、その意識は人でも天使でもない……近いのはそう――
仮面騎士:「精霊!? そんな馬鹿な! どうして精霊がA−Kを!?…………まぁいいわ、相手が生身でないのなら、こっちも遠慮をしないでいいと言うもの――さぁお眠り!!!」
GM:と、その瞬間、A−Kの頭部より光のレーザーが発射される!。
仮面騎士:ギリギリで回避! レーザーに逆らうように双魔槍で胴体を貫く!――「私が救ってあげるわ……みなの元へと帰りなさい」
GM:破壊されたA−Kより、炎が立ち昇り天空へと消えていった。その本当の意味を知る者は少ない――
――貴賓席――
GM:「どうやら君が改造したA−Kもたいした事ないのかもしれないね? シキ博士?」――と貴賓席でラーガが横にいるシキ博士に言う。
シャルマ:(突然シキ)『そうでもないよラーガ様、それに次の試合は噂の勇者だし……きっとA−Kも本領を発揮できると思うな』
GM:「そうか? ならいいだろう……」――そうしてラーガの目は次の試合の為に登場したA−KUβに向けられる。
シャルマ:(シキ)しかし、シキ博士はA−Kなんぞは、しょせんただの道具とばかりに興味の視線は勇者に向けられていた(笑)

シーン8:予選最終戦! 勇者の危機!

仮面騎士にやられたA−Kの残骸を回収していく。闘技場を整備しなおし、再び試合は開始される。
GM:『Fブロック第二試合チンプイ選手対ソウリュウ選手! 入場して下さい!』――(コロコロ)……どうやらチンプイの勝利らしいな。まぁチョイ役だからこんなもんだろ(笑)
ルオ:次もNPCだけだね。
GM:『続いてGブロック第二試合――クオ選手、ネコ選手、入場して下さい――』(コロコロ)……まぁクオは灼熱騎士団だからな、勝って当然。
イシル:レベルが0と9ですからね、普通は無理でしょう。
ルオ:よし! 私の番だ!「じゃあ、勝って来るね」
GM:『それでは、本日予選最終組、Hブロック第二試合……ルオ選手! A−KUβ選手! 入場して下さい!!』
仮面騎士:「次こそ、君の本当の力を見る事がでるかしら……期待しているわよ」――と、一人別の場所から観戦(笑)
ミスティ:「"U"でしかも"β"です! 一番強いA−Kのようです気をつけて下さい!」……応援です(笑)
ルオ:では闘技場に登場します――「私は勝つよ!」
GM:――『オオーー!』『行け行けー!』『負けないでルオちゃん〜〜♪♪』『応援してるぞ〜コラァ!!!』『ルーオ、ルーオ、ルーオ!!!!!』――大歓声だ(笑)
――――Hブロック第二回試合内容――――
GM:A−Kの右腕からキャノン砲発射!
イシル:キャノン砲!?
ルオ:それは……避けた! すぐ傍にクレーター! 冷や汗が背中を濡らす――とそのまま反撃!
GM:……スーーっと滑るように後退して回避する。さらに左腕のランスに装備変更! 構えなおすと同時にチャージ!
ルオ:受ける! ……受けたけど少し痛い! でもA−Kが間合いに入ったから衝撃波ではなく、直接魔剣ティアマトーで攻撃! さらに――「『エンチャントフレイム!!!』」――炎をまとわらせて一閃する!
GM:……ルオの攻撃は命中! しかしA−Kの装甲には傷一つ着かない!
ルオ:『エンチャントフレイム』タイミングが一瞬だから、ティアマトーの炎が消える……一端距離を取る――「やっぱり――強い」
※セリフのみに割愛していますが、上記の数行で3R経っています(笑)
イシル:ルオって、あんなに強かったのか!?(笑)
仮面騎士:攻撃力60と普通に渡り合っている……いや、互角!(笑)
めぐみ:確かルオ先輩ってレベルが一つ私達より低かったような……いえ、魔剣の力もあるんだと思うけど(笑)
ミスティ:それでも――「それでも……凄い……」(なぜか一同爆笑)
――貴賓席――
GM:場面は一瞬ラーガとシキ博士の貴賓席が移される……「ふっ、やるじゃないか勇者とやらも――
イシル:(突然乗っ取りラーガ)――シキ博士自慢のA−Kも肩無しかな?』
シャルマ:(突然シキ)『確かに勇者の動きはA−Kにも匹敵するものみたいだね……さすがの僕もここまでやるとは思わなかったな』
イシル:(ラーガ)『まさか、これで終わりという事はないのだろうね?』
シャルマ:(シキ)『あたりまえさ……見てて僕が改造した中で、アレは一番良いできだったんだ』
イシル:(ラーガ)『ほう? なら出し惜しみせずに見せてくれたまえ』
シャルマ:(シキ)『そう焦らないで……ほら、そろそろ暴れ出す頃合だ……目覚めよ、荒ぶる精霊よ!』
GM:………………なんか、俺って必要なくねぇ?
――メガ・コロシアムに風が巻き起こる、それは闘技場の中心から…そうA−KUβを中心として巻き起こっていた。間接の接合部から噴出すように、まるで内側から何かが解放されたがって暴れているように……闘技場を風が荒れ狂う――
GM:ってな訳で、なんかA−Kが強くなったぞ。データ的に、イニシアを除いた全ての数値が10UPだ。
ルオ:10も!? 今まで丁度ダイス目勝負だったのに!
イシル:「なんだこの風は! 突然A−Kから!? それに……圧倒的な力を感じる!!!」
仮面騎士:私もイシル達の場所へ合流――「まずいわね…なりふり構わずリミッターを外してきたわよ!」
ルオ:何勝手な事言ってるの!? 二人が演出したんじゃない!!!
イシル:「だが……勇者殿なら――」(笑)
仮面騎士:「ええ、こんな所で躓きはしない」(笑)
ルオ:だから勝手なこと言わないでよ!!!
ミスティ:髪を押させながら――「勇者様ー頑張って下さーーい!!」(笑)
めぐみ:「気合です♪ ルオ先輩!」(笑)
ルオ:――剣を構えなおして……「もう、みんな勝手な事ばかり言って!!!」――プラーナを解放します! 良く考えたら、本戦は明日だから、ここでプラーナが尽きても関係無いって今気がつきました(笑)
GM:A−Kの暴風に対抗するようにルオからも光輝くプラーナが放出される! 闘技場で渦巻く光と風!!!――(コロコロ)……命中! (コロコロ)……ダメージは77!!
ルオ:受けて(コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……58点!? 20点近く通った!? ここで負けたくない! (コロコロ)……命中! さらに『エンチャントフレイム!』 炎をまとった魔剣にさらにプラーナをつぎ込む! (コロコロ)……55点ダメージ!
GM:(コロコロ)……46防御。

イシル:
(突然ラーガ)『おやおや、リミッター解除をしてあの程度なのかな?』(笑)
シャルマ:(突然シキ)『まさか? 本当の力はこれからさ……ほら、動きが止まった。見てて――次で決まるよ』(笑)

ルオ:
だから勝手に挿入シーンしないで!! こっちの方が負けそうなのに!!!(泣)
GM:じゃあ、ラーガ様のA−Kは演出に入る。動きを止めこのターンは停止する――A−Kの頭部がルオに向けられその動きをトレース。
ルオ:見られてる見られてる(笑)――でも動きが止まったなら遠慮しない! 今のうちに打ち込めるだけ打っておく!!(コロコロ)……――
――そして次のターン――
GM:ルオの攻撃によって、A−Kはすでに装甲のアチコチが剥がれている、しかしここで特殊能力発動!――『弱点看破センサー』――A−Kの攻撃は絶対命中となる! と、言うわけで命中!!
ルオ:え、避けられないの!?
GM:避けられません! そしてダメージが(コロコロ)……"ボンっ!!"
ルオ:"ボンッ"?
GM:A−Kを取り巻くパワーの負荷に耐え切れず、ルオに突き出した腕の関節部が爆発を起こす! だがランスはルオに命中するぞ、ダメージは60点。
イシル:ファンブルですね(笑)
GM:ファンブルです(笑)
ルオ:それなら死なない! (コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……2点しか入らない!!!(一同:『おおお〜〜』)
GM:さて、暇そうにしているめぐみちゃん、ちょっと2Dを振ってみてくれないか?
めぐみ:???(コロコロ)……ピンゾロですね、"2"です。
GM:ふむ、20にはまだまだ届かないね。
イシル:届かない?
仮面騎士:マスター! 観客席からA−Kは見えるのよね? だったら何か変ったところとかない!?
GM:さすが気が付くのが早いね(笑) 観客席から見ている人は知覚ジャッジをしてみて? 目標は20だ。
ミスティ:(コロコロ)……15。
めぐみ:(コロコロ)……18です。
イシル:……25だな。
仮面騎士:プラーナ解放! (コロコロ)……34!!!(笑)
GM:A−K内部から精霊力が暴走し始めている。
イシル:「お、おい! あのA−K!?」
仮面騎士:「反動ね……あんた達、準備しときなさいよ!」
――そして……――
GM:さて、A−Kの攻撃だ! (コロコロ)……ファンブル(笑) 命中は25――A−Kの脚の間接部が小規模な爆発を再び起こす!(笑)
ルオ:ファンブルで25だもんなぁ(コロコロ)……プラーナだして回避成功!――『生命の炎』でHPをプラーナに変換!――「負けない…負けたくない――」プラーナ回復(笑)
GM:さて、ターンが終わったらから、まためぐみちゃんには2D降ってもらおうか?
めぐみ:(コロコロ)……10です!
GM:A−Kはさらに激しく風を巻き起こす!

イシル:
(普通にラーガ)『シキ博士、あのA−Kは何をしようとしているのかな?』
シャルマ:(当たり前のようにシキ)『限界まで力を引き出そうとしているのさ、きっと』
GM:"きっと"とか言ってるしな(笑)
イシル:(ラーガ)『そこまでして……あの勇者、本物かもしれない――是非とも勝ち残って貰いたいものだね』 GM:さぁこっちの攻撃(コロコロ)……ダメージが(コロコロ)……。
ルオ:………………HPが遂にマイナス15です(笑)
イシル:なにーー!?
仮面騎士:もうそんななの!?
ルオ:誰のせいよ! 誰の!!(一同爆笑)
GM:とりあえず生死判定をするのだ、高いのは筋力だからマイナス3から15を目指しましょう。
ルオ:(コロコロ)……6ゾロ! って事は達成値が9で……プラーナの最大値が6点だけ減った――「くっ……」
GM:ルオはHP1で重症状態だね。
イシル:「勇者殿!?」
ミスティ:闘技場に飛び出します!
仮面騎士:ミスティを手で遮ります――「見て……」――そしてPLはルオのキャラシーの特殊能力を――見て!(笑)
ミスティ:えっ?
イシル:なに?……あ!?
ルオ:そうか! 私は前回、レベルアップしたときに特殊能力の『不屈』を取得したんだ!? 立ち上がります!――「負けない……そう言ったんだから……」――魔剣ティアマトーを構えます!………………でも、ちょっと倒れたくもあるかも(笑)
※『不屈』――重症状態でも戦える(笑)
GM:そうだ、ターンエンドだからめぐみちゃんは2Dをまた振ってくれ!
めぐみ:(コロコロ)……9です!
GM:おお! 合計で21、ついに20を越えたか(笑)
仮面騎士:「まずい! 間に合わない!?」――ってか、さっき飛び出しておけば! なんで皆行かなかったのよ!!
イシル:そっちが止めたんでしょうが!?(笑)
仮面騎士:……ああ! そうだった(笑)
GM:全員イニシアだ(コロコロ)………………どうやら、ルオの20が最高のようだね。A−Kはこのターンは唸りお挙げて終了だ(笑)
ルオ:うわ〜絶対爆発しそう(笑) ……全力移動で5! 同へクスから離脱して……4スクエア離れた。
GM:次はめぐみちゃんだな。
めぐみ:「え〜と――
仮面騎士:「私にプラーナを寄越しなさい! A−K戦とさっきの知覚ジャッジのせいで空っぽなのよ!」(笑)
めぐみ:なんとなく譲ります!
GM:次は仮面騎士だぞ、何がしたいんだ?
仮面騎士:プラーナを使用して『天使化』! (コロコロ)……全力移動で7歩! ルオを引っつかんで急上昇!!!
ミスティ:私は行動しません。仮面騎士さんが飛び立って、それと共にA−Kの巻き起こす突風が砂煙交じりになって視界を遮りたいです(笑)
イシル:じゃあ俺も観客席から――「な、なにが起こるって言うんだ!? それに、今の仮面騎士の黒い翼は!!」(笑)
GM:ではターン終了と共に、A−Kを中心に範囲4スクエアまでがクレーターと化す! 大爆発!!!
ルオ:4スクエア?――あ、助けてもらわなかったら本当は危なかった(笑)
イシル:「爆発だって!?」
ミスティ:「勇者様ーーー!!!」
仮面騎士:そこにルオを連れて降りてこよう。
ルオ:「みんな、ただいま〜」(笑)
ミスティ:「大丈夫だったのですね!」
ルオ:「この人が助けてくれたから」
イシル:「あなたはいったい……それにその黒い翼は……」
仮面騎士:「気にするな、私は通りすがりの仮面騎士」――パアァァっと一瞬輝いて天使化を解除、そのまま去って行くわよ(笑)
イシル:「あの人は――」
めぐみ:「結局、試合の結果はどうなったのでしょう???」
GM:そこでアナウンスが流れる――
『え〜、ただ今の試合、A−K選手の死亡により……勝者ルオ選手!!!』
真竜伝説
第9話「目指せ! 予選突破!!」

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