TOPリプレイ ⇒ S=F ⇒ 真竜伝説                      戻る

セブン=フォートレス V3 & パワード
超長編キャンペーンリプレイ

――世界名:ラース=フェリア 地方名:フォーラ 場所名:???――

暗い洞窟の中、ジョニーは一人悩んでいた。
「俺は……どうしたらいい……誰か教えてくれ……」
それは自問自答だった。自分しかいない洞窟の中、帰ってくる返事などあるはずがない。
そう思っていた。しかし――
「そんなもの、勇者を倒せばいいに決まっているだろう」
自分以外の声にジョニーはハッと顔を上げる。
洞窟の暗がりの中から一人の男が現れていた。
「あなたは!? なぜここに!」
「これから幻竜軍団の手伝いにアルセイルに向かう所なのだが……俺様も人がいい男だ」
暗がりから湧き出た男はジョニーの横に腰を下ろし――
「何を迷う必要がある。混沌軍たるもの勇者を倒すのが目的……違うか?」
「それは……」
「迷うな。全ては大いなる母の思うがまま……まずは勇者を倒すのだ」
「………………はい。そうでした……悩むのはそれからでも遅くない」
その男がジョニーの肩に手を置いた。
その瞬間黒い影がジョニーを覆う。もっともジョニーがそれに気が付く様子はなかった……。
男は現れた時と同じように闇に混じって消えていった。
ジョニーは目の前に醤油や塩に砂糖…次々と調味料を並べたあと――。
「めぐみ……決めたよ。まずは勇者をやる。……酢は無い(すまない)」
その呟きに洞窟の中に一陣の風が吹いた。

真竜伝説

第13話「グリューナ城攻略!」


シーン1:ぶりーふぃんぐ

――PL達によって立てられた作戦――

 (1)パンジャ率いる混沌軍超獣魔団は森の北で陽動、ロボ(X−A)を誘き出し足止め。
 (2)ローラと犬(アレイス)は森の南で陽動、兄(カゼイン)を誘き出し足止め。
 (3)森の中央を森導王ピピンの兵とグリューナの残存兵で進み、
    迎え撃ってくるであろう敵の天使軍1万5千を誘き出し……ひきつけながら後退。
 (4)もぬけの殻になる本拠地をルオ達で攻める。

GM:さて作戦決行の日です。森導王が居るルイダスからも兵士の援軍が駆けつけ、混沌軍超獣魔団の方も準備は万端らしい。ここは森砦の作戦会議室、森導王はルイダスに残っているので、最高責任者はグリューナ王がやっています。現在ローラやアレイスもクレイと同じようにこの部屋にいます。
シャルマ:なるほど、状況はわかったわ。
ルオ:「ねぇ、めぐみちゃん、何かあったの?」(笑)
めぐみ:「いいえ〜〜何もありませんわ〜〜♪」――と、ちょっと頬を赤らめながら(笑)
リーン:「う〜ん、妖しい」(笑)
GM:「そうでございますな、なにやら男の匂いを感じますぞリーン殿!」
リーン:オノルン?
GM:うん、作戦会議室にまじってます(笑)
シャルマ:グリューナ王に言いましょう――「では、説明したとおり、この森砦にはクレイを残して、残り全ての天使及び人間の兵士達は敵天使1万5千を陽動してもらいます。ただ、それだけでは決め手に欠きます」
GM:「なんじゃと、ではいったいどうしろと? わしらの今集められる全てはここに来ているというのに……」
シャルマ:ツカツカツカ……ペンギンの頭にルオと同じ髪型のカツラをかぶせます――「あなたが勇者ルオをやりなさい」(一同爆笑)
ルオ:えーーー!?
リーン:カツラだけ?(笑)
めぐみ:いくらなんでも無理ですよ〜(笑)
GM:「何を無茶を!? だいたい背丈だって――」
シャルマ:ぶかぶかでも構わないから、用意しておいたルオと同じ服を着せるわ(笑)
GM:「いや、だからいくら服が同じだとしてもですなぁ……」
シャルマ:「リーン、あなたは"できる"んでしょ?」
リーン:………ああ!?(笑)――「イリュージョン!!!」(笑)
GM:その手があったか(笑) オノルンは見事ルオそっくりになる!
ルオ:「おお〜!」
GM:オノルンはルオの姿で鏡の前まで行くと――「な、なんですかなこれは!?」
シャルマ:「これで大丈夫ね」
GM:グリューナ王も驚くと共に納得する「確かにそれならば敵の目も誤魔化せようというもの」
ルオ:「うわ〜〜自分が二人いるよ」(笑)
GM:「しかし、この洋服というものは脱ぎにくいものですな?」――とボタンを外し出す!
ルオ:殴ります(即)
GM:「べふぅッ! な、なにを……」
ルオ:「次やったら斬るからね」
GM:「しかし、せっかくの読者サービスのシーンを(笑)――あ、いや、はい、わかりました。もうしません」
ルオ:「わかればよろしい……それと、本当に囮になってくれるみたいだし、ほら、ティアマトーを貸してあげる」――と言って魔剣を手渡します。
リーン:え?
シャルマ:「いいのルオ?」
GM:オノルン=ルオは「それはそれは……これぞ勇者の証、ありがたく頂戴いたします」
ルオ:実は森の守護者に会って魔剣ティアマトーがレベルアップしたんだけど、その時に、いつでもどこでもティアマトーを呼べば、手元に来るようになったの(笑)
シャルマ:ああ、素晴らしい(笑)
リーン:「さぁオノルン、あなたは今から勇者ルオよ」
GM:「ぬぅ、どうやら重大任務のようですな。……わかりました。では勇者ルオの役、見事果たしてみせましょうぞ」
リーン:「うん、がんばってね」
GM:「この魔剣ティアマトーもあることですし、何も心配される事はありませんぞ!」
リーン:「うん」――ぜんぜん心配はしてないけどね(笑)
シャルマ:ではオノルン=ルオを連れて1500の天使&兵士達の前へ来て――「敵、1万5千と遭遇した場合、通常の3倍に展開、遠距離から弓矢等の射撃で攻撃、その後は地上に降り少しずつ撤退しつつ、射撃での攻撃を繰り返して下さい。心配は要りません。一番危険な場所では、勇者ルオが戦います」
GM:どよどよどよ(笑)
リーン:(突然オノルン)『任せて下され皆様! この勇者ルオめが見事敵どもを散らしてみせましょう! この魔剣ティアマトーの名に賭けて!』――と剣を掲げる(笑)
GM:勇者の号令に勢いがつく天使&兵士達!
リーン:(オノルン)『シャルマ殿、こんな感じでよろしいか?』(笑)
シャルマ:「まぁ、上出来ね」(笑)
ルオ:めぐみちゃ〜ん、なんか私のイメージが微妙にズレて浸透しそうだよ……(笑)
めぐみ:ルオ先輩の頭をよしよしします(笑)

シーン2:それぞれの戦い

そこはかつて人の手で作られし居城、しかし今は堕天使達の拠点と化していた――元グリューナ城。
「そうですか…人間達とメリース達が動きましたか…」
「はっ」
「XAとカゼインはどうしました?」
「XA26583様は森の北で、こちらへの侵攻を開始しようとしていた混沌軍のクリーチャーを殲滅中です。また、カゼイン様は森の南で裏切り者ローラ及び犬のアレイスを発見・交戦中との事です」
「そう…………では、今この城にいる全て、1万5千の兵に連絡『全力を持って裏切り者の天使および人間達を殲滅しなさい』――と」
「1万5千全て……で、ございますか、アーリマン様?」
「ええ、全てです。北と南のタイミングと言い。きっとメリースや人間達の最終攻撃でしょう。よもやクリーチャーとまで手を組むとは思いませんでしたが……最後というのなら、こちらも全力で叩きます」
「はっ、ただちに!」
  静寂に支配される城のアーリマンは屋上へ姿を表す。出撃した仲間達が空に黒い点を大量に作っていた。
長く黒いストレートの髪が、瘴気を含んだ風に揺れる。
「くっ……私は、いったい誰なんだ……」
  頭を抑え、空を眺めたまま、森砦の方へと目を向けアーリマンが呟く。
――"お前はただ私の言うとおりに動けばよい。さぁやってくる勇者を討つのだ"――
「うう……勇者を…討つ……そうだ、私は勇者を討たねばならない……」
  黒い瞳に黒髪、記憶をなくした16歳の天使は、漆黒に染められた剣を抜く。
  ただ、彼女――アーリマンは、自分の体から黒い闇が噴出している事を知らない。
そして、それが悪魔の顔を形作っている。という事実も……。
「さぁ、来るがいい勇者よ」
………………………………………………………………………………………………
 魔の森の北、激しい爆音と共に、動物や魔獣達の咆哮が上がる。
  足元には何体ものクリーチャー達の死体が転がり、XAは腕から煙をあげつつ一人佇む。
  そのXAを囲むように、クリーチャー達は輪を作り、その包囲を縮めて行く。
「何度やっても同じ事、無意味よ」
「これ以上、好き勝手させない、次、ワタシが相手」
  クリーチャー達が道を開け、そこを露出度の高い野性味溢れる女性が歩いてくる。
  XAがゆっくりと腕を持ち上げ――"ダダダダダダダダダダダダダッ!!!"
  銃声が鳴り響き、紅い弾丸がXAの腕から連射される。しかし――
「こんなもの、ワタシ、効かない」
  弾幕をものともせず、一歩一歩確実にその女性――超獣魔団団長パンジャは歩いてくる。
  それは獣魔大帝の異名を持つ王者の足取り。
「へぇ……つまらなくなりそうね……」
  感情機能にエラーを持ち全てが逆転しているXAにとって、それは楽しめる相手に相応しかった。
………………………………………………………………………………………………
 魔の森南、そこでは2人の天使と1匹の犬による、空中戦が展開されていた。
  ぴくりとも動かず、中空へと停止したままなのは男性の天使、その周りを女性の天使と黒い羽を生やした犬が飛び回っていた。
「はっはっはっ、何度やっても同じ事! 無駄なんですよ、無駄無駄!」
「ご主人、大きいの行きますワン――『キリング・カーム』!!」
  犬――アレイスが吼えると共に、空間全てが一瞬真空状態へと陥る。
  アレイスの声に反応し、風のごとく呪文の範囲から離脱する女性――ローラ。
  真空が弾ける。男の天使――カゼインの周囲だけ、すべての真空が無力化されていた。
「だから無駄だといったのですよ! はっはっはっ!」
「余所見はいけませんよ『飛影脚――抜刀』」
  呪文の余波を隠れ蓑に、カゼインの後ろまで回りこんだローラが剣を横薙ぎにする。完全な死角である。
  しかし、その剣がカゼインへ届く寸前。
  "ガキンッ!!!"
  空中で何かにぶつかりローラの剣は弾かれてしまう。再び離れ距離を置くローラ。
「もう、本日何度目かしらね?」
「ご主人、あの蚤を何とかしない限り、こっちに勝ち目はないですワン!」
  目に見えぬ守護者がカゼインを守っていた、本当に小さな一匹の蚤、その蚤こそ魔獣使いたるカゼインの忠実な僕であった。
「もう終わりですか? まだまだでしょう。さぁ早く続きをやりましょうか?」
  数度目かの激突が、森の空に響いた。

シーン3:渾身のギャグを…

元グリューナ城の門が見える草陰の中、ルオ・リーン・めぐみちゃん・シャルマの四人は到着していた。そして……。
GM:後ろの方から、1500と1万5千の戦いの歓声が聞こえ出す。
リーン:「始まった」
めぐみ:「皆さん、大丈夫でしょうか?」
シャルマ:「ま、ここで心配してもしょうがないわよ、私達は私達の目的を果たしましょう」
ルオ:「うん……」
リーン:「どうしたのルオ?」
ルオ:「結局、イシルとミスティは間に合わなかったね……魔の森ではぐれてから、二人は大丈夫だったのかな?」
シャルマ:「それも今考えても仕方の無い事よ、まずはここの天使達を何とかして、その後パンジャ達混沌軍を何とかして、あの二人を探すのはそれからね」
ルオ:「ず、ずいぶんと優先順位が低いんだね」(笑)
シャルマ:「あの二人なら、そう簡単には死んだりはしないわよ」(笑)
リーン:「そうそう、ルオだってそう信じているでしょ?」
ルオ:「うん、まぁね。わかった、二人の事は信じて、今は目の前の事を一つづつ解決していこう!」
GM:と、君達が門へと近づいて行くと、君達を邪魔するように門の前に一人の男性が降り立つ――スタっ!
ルオ:「誰!?」
GM:その男はクルッとターンを決めながら――「クルッと(来ると)思ったぜ、勇者ルオ……」
シャルマ:ジョニーだ〜!!(笑)
ルオ:個人的に前回の最後のシーンは、あの後どうなったのかが凄く気になる(笑)
めぐみ:それは聞かないお約束です♪(笑)
GM:「めぐみ……君もきっと来ると思っていたよ」
めぐみ:「私も思っていました……きっとあなたがここにいるって……」
GM:「ああ……だが、これ以上は俺も引くわけには行かない。来たれヴリトラよ!!!」――バッサバッサと小飛竜が飛んでくるとジョニーの剣となる!
めぐみ:「ジョニーさん……」――と九十九と一緒に、皆より一歩前へ出ます。
リーン:「どうしたものかしら?」
ルオ:「う〜ん、私は先にお城に行った方がいいかな?」
シャルマ:「それは駄目よ、めぐみだって本当は戦いたくなんてないはず、それでも一歩前へでて、自分だけで決着を付けようとしているのよ? 私達は目をそらしてはいけない」
リーン:「そうね……めぐみちゃんを信じて見守りましょう」
ルオ:「……うん」
GM:「めぐみ……俺は勇者を倒しに来たんだ。お前はこっちにくるな! 勇者ルオ、俺と勝負をしろ!」
ルオ:「………………」――動かず、そして無言。
めぐみ:さらに近づきながら、ついでにルオ先輩との射線に入って――「駄目です……ジョニーさんの相手は……私です」
GM:「ならば、めぐみ! 君も俺の敵だ!」
めぐみ:もっと近づいて、もう斬られる間合いまで接近します――「私は敵だとは思っていません……」
GM:「そうか……ならば!!!」――そうジョニーの手に力が篭り、ジョニーが剣を一気に振り降ろそうとするが、その瞬間、ジョニーの腕は痺れたように動かない!!(笑)

シャルマ:(ナレーション風)さらに首を左右に振るジョニー! そう、それは思いを断ち切るかのように!!!
(一同笑)

GM:剣をゆっくり降ろすジョニー……「くっ、なんで、どうして……これじゃあ、俺まで裏切りものだ……」
めぐみ:「あなたは…初めて会った時から何も変っていませんよ♪」
GM:「変らない?」
めぐみ:「でもそれは、死んでいるのと一緒です……」
GM:「……どういう事だ?」
めぐみ:「あなたも、魔王の手下になるような人じゃないと……私は思うの」
GM:「そんな馬鹿な…・俺は生まれた時から混沌軍で……そうやってきた記憶しかない……それ以外なんて考えられない……」
シャルマ:そこで"一歩だけ"前へ出よう――「ジョニー、私が悪魔兵団の団長だった頃、あなたが配備されてきた時の事は今でも、うろ覚えながら記憶にあるわ……言ってみなさい。あなたの本当の気持ちを、今自分の心と向かい合って、自然と出てくる渾身のギャグを!!!」(一同爆笑)
GM:なんじゃそりゃー!!!(笑)
シャルマ:ちょっとGMを虐めてみた(笑)
GM:最悪だ!(笑)
めぐみ:「ジョニーさん……」――と心配そうに見つめます(笑)
GM:GMを心配してくれ(少し考えて)…………「天から与えられし美貌とかけて、俺の愛しい人と解く」
シャルマ:「その心は?」
GM:「めぐみ(恵み)」(一同爆笑)
ルオ:上手い!
シャルマ:頑張った!(笑)
めぐみ:「ジョニーさん!」――と抱きつきます(笑)
GM:「俺は正直でなかった……生まれや力に縛られて、本当に大切なモノを見ようとしていなかった……すまない、めぐみ」
めぐみ:強くジョニーの腰に手――
GM:と、その瞬間! 突如現れた暗雲より、ジョニー目掛けて雷が落下する! 弾かれ倒れるめぐみちゃん!

シーン4:想い人激突

めぐみ:「きゃっ!?」
ルオ:「え、な、なに!? どうなったの?」
リーン:「嫌な予感がする」
シャルマ:「もう少しという所で……」
GM:雷に打たれたジョニーはゆらりと立っており、その体から黒いオーラが吹き上げる。それは邪悪なプラーナの塊だ!
ルオ:もしかして…操られた!?
シャルマ:仲間になりそうになった瞬間に操られるとは……お約束な(笑)
GM:さぁイニシアは振ったかな? 一番早いのは俺だね……遠慮しないで攻撃行くぞ(コロコロ)……めぐみちゃんに命中で15だ!
めぐみ:私ですか(コロコロ)……普通に17で回避しました。九十九も使用してません――「やめてジョニーさん……」
ルオ:次は私だね! ここで新魔法を使ってみます! 『ドリーム・ケア』を(コロコロ)……発動しました!
『ドリーム・ケア』――夢を操り対象を落ち着かせる呪文、悪夢なども打ち払う事が可能
GM:ではちょっと呪文の効果とは違うが、ルオはジョニーに取り付いている邪悪な意識に触れた事にしようか?
ルオ:それでいい!
GM:黒よりも暗い漆黒、白よりも眩しい純白、すべての交じり合ったような底知れぬ思いの中、圧倒的なプラーナを感じる。それはフレイスで遭った魔王タラスよりも強大だ!
ルオ:「な、なんなの!?」
GM:このまま意識に触れていたら、ジョニーに取り付きしモノに飲み込まれてしまいそうだ!
ルオ:バチッ! と弾かれて――「うう……駄目…嫌……来ないで!?」(笑)
シャルマ:私のターン 「ルオ!? どうしたの大丈夫!?」
ルオ:「う、うん…大丈夫」
シャルマ:「見れば解るでしょう? あれに取り付いているのは並の意識じゃないわ。あれはそう、全てを飲み込むような……圧倒的なものよ」
ルオ:「ごめん…めぐみちゃん、力になれなくって……」(笑)
シャルマ:私は喋ったので行動終了って事で(笑)
リーン:「次は私のイリュージョンで思い出させてあげる」
GM:なんかイリュージョンは幻覚系なら問答無用で使っている気もするが……演出だけにしか使っていないから有りとしようか(笑)
リーン:しかし、そこで私は気が付くのです!――「はっ!? すでにイリュージョンを使用中だった! イリュージョンは使用中に別のものを作れないから、今使っているやつを解除しなくっちゃ!……はい、解除」(笑)
シャルマ:その瞬間、カメラは別のシーンを映し出す(笑)

 黒い翼の天使達が一段と攻撃を強める地点、その場所では一人の少女が奮闘していた。天使達はその少女が誰かを教えられていた。その魔剣を振り回す少女が、この世界に復讐を果たす為には障害となる事を、リーダーのアーリマンより聞いていたから……。
「このわたくし、運命の勇者ルオに勝てるとでもお思いか!」
  少女が叫び、ビシっと魔剣を二の足を踏んでいる天使達へと向ける。
  その足元には幾人もの天使達がすでに倒れていた。
  ジリジリッと天使達の包囲網が少女を中心に一定距離を常に置く。
  「皆様、来ないようならば、わたくしから行きますぞ?」
  と、その瞬間だった!
――ボンッ!!!――
  少女は魔剣を持ったペンギンと化していた!
  「ふっふっふっ、では私の方から……おや、どうしたのですか皆さん???」
  少女を見ていた天使達の顔が、恐怖から驚愕へと変り、そして馬鹿にされた者が浮べる引きつった笑みへと変っていた。
  「………………まさか」
  そして――
  「実はわたくし、旅の又ペンギン――オノルンと申しまして………………これにて失礼致し――」
  『逃がすかボケーーー!!!!』
  天使の声が唱和した!

一同:大爆笑!
リーン:そして私はイリュージョンを使えるようになり、そしてこのターンは終了です(笑)
GM:結局、誰も行動してないようなものだな(笑)
シャルマ:そりゃ、このシーンは私達の出番は無いしねぇ(笑)
ルオ:さぁさ、めぐみちゃん♪(笑)
めぐみ:私ですか〜〜(笑)――「ジョニーさん……思い出して欲しい……私の事を、あの木漏れ日の下で二人出会った時の事を……」――と、ジョニーさんの間合いに入ります。
GM:ジョニーの動きがほんの少しだけ止まる(笑)
めぐみ:今度こそ抱きつきます(笑)
GM:じゃあそうしようとした瞬間、めぐみちゃんの両肩をガシッと掴んで抱きつかせない(笑)――「めぐみ……俺を殺せ……」
めぐみ:はっ!? とジョニーさんを見ます!
GM:その顔は苦痛に歪んでいるが、その瞳の優しさだけはいつのもジョニーだ(笑)――「こいつを押えておけるのも限界がある……今の内に……」
めぐみ:「なんで、どうしてです……」
GM:「めぐみ…………たの……む………………」――ジョニーの瞳から正気が失われつつあるのを君は理解する。そして、ジョニーが今、何を望んでいるかも。
めぐみ:両肩を掴まれた状態で、くっと視線をジョニーさんから外して、下唇を噛み締めながら――「九十九……」『ウェポン・フォーム』『ファング・モード』!(コロコロ)……クリティカルです。
GM:キュピーン! と九十九の目が輝き、一条の光となってジョニーを貫く。ゆっくりと倒れるジョニー。もちろん倒れる先はめぐみちゃんの方だ!
めぐみ:抱きとめます!
GM:「ありがとう……最後に俺の……我が儘を聞いてくれて……」
めぐみ:「しゃべってはいけません!」
GM:「ふっ…どうせ長くは無いんだ……最後ぐらい好きな事を言わせてくれ……」
めぐみ:ゴクリ…と息を飲んで見守ります。
GM:ジョニーは最後の気力を振り絞り、懐からネタ帳を取り出すと――
シャルマ:『コールド・スリープ』
GM:――寝た(ネタ)……(一同大爆笑)
ルオ:あっはっはっはっ、ナイスタイミングだよシャルマ!(笑)
リーン:最後の最後で、一番ウケた(大笑)
めぐみ:この笑いを聞かせてあげられないのが残念です(笑)
GM:ちょっと待て! なんとなく"スリープ"って言うから寝ちゃったが、いったいどんな魔法なんだ!?
シャルマ:対象を瞬間的に氷の中に封じ込め、それ以上状態が悪化しないようにする魔法よ! つまり、ジョニーを死ぬ寸前でストップしてあげたわけ(笑)
GM:本当に寝ているようなものか(笑)――(とルールブックを読み)――ふむ、ちょっと拡大解釈だが、まぁそれはそれで面白いので適用しよう(笑)
シャルマ:「さぁ、これで死ぬ事はないわ。帰りにでも拾っていきましょう?」
めぐみ:「シャルマさん……」
シャルマ:「これで彼は救われる」
リーン:カッコイイ〜!!!
ルオ:シャルマが一人お姉さんだ! なんか大人な感じでカッコイイ!(笑)
シャルマ:「さぁ行きましょう」(笑)

シーン5:グリューナ城侵入

元グリューナの城はフォートレスへと改造されていた。敵の侵入を想定した砦……。そしてGMはフォートレスタイルを並べ出す。その後、とりあえずとばかりに調べまわった一行だったが……
シャルマ:なんで幻の魔法『その向こうにあるのも(ル・アイ)』を誰も持ってないのよー!!
めぐみ:ここにいるのは全員ファージ=アース生まれですから、幻属性は居ませんです(笑)
シャルマ:イシルとミスティか! 何やっているのよあの二人は!
再テストです(笑)
リーン:左の方の通路を見てきたけど、女神像の持つ瓶から、回復の泉の水が流れてたよ。
ルオ:右の方も同じ、女神の瓶から流れる水が、像の足元に泉作ってる。
シャルマ:この城に入ってきた扉は、中に入った瞬間消えてしまったし……あとは正面のこのハシゴね?
めぐみ:でも、ハシゴを昇ってみてもドアがついているだけでした。ちょっと怖くて開けはしませんでしたが(笑)
シャルマ:真ん中は危険な感じがするから、後回しにするわよ! まずは右の方に行きましょう!
そして右の女神像のある部屋へ
シャルマ:ところで、この部屋から先へと続く通路が、のぼり坂になっているんだけど……リーン、もしかして左の部屋も同じ作りだった?
リーン:うん。
GM:ちなみに登り坂はゆるやかだが、高さで言うと7mぐらいだ。
シャルマ:高(笑)
ルオ:とりあえず泉の水を飲んでみたい!
GM:どうぞ。本当はGMが振るんだが、今回は特別です、そっちが2D振ってみて?
ルオ:(コロコロ)……4! って、これってなんの判定なの?
GM:回復の泉にはクリティカルとファンブルが設定されていてね、もちろんファンブルすればHPが減る(笑)
ルオ:え、え〜〜! そんなの知らないよーー!!(泣)
GM:ちなみに4はクリティカルなので振り足しです。どうぞ(笑)
ルオ:あ、ラッキー! (コロコロ)……10!
GM:じゃあ20点の"HP"と"MP"と"プラーナ"がまとめて回復する!
一同:『何〜〜!?』
ルオ:「みんなー! この水美味しいよー!!」(笑)
シャルマ:そんな美味しい水があってたまりますか! もしかして1回飲んだら終わりとか言うんじゃないでしょうね?
GM:水は女神の持つ瓶からコンコンと流れ落ちて、足元の泉を満たしているぞ
シャルマ:サービス満点な……逆に妖しい(笑)――でも飲む!
GM:じゃあ2Dしてみ?
シャルマ:(コロコロ)……7
GM:ファンブル、"HP""MP""プラーナ"が全てマイナス10されます(一同笑)
シャルマ:「げはぁ!」――私は途中参加でレベルが低いからHPも上限が少ないのよ!? 重症値に入りました(笑)
GM:ルオの声に導かれ、同じように水を飲んだシャルマが、泉に顔をつけたままピクリとも動かなくなる(一同爆笑)
リーン:私は回復持ってないし、シャルマは二人に任せて、先に坂道を登ってみるね! 全力移動で(コロコロ)……4スクエアー!(と、タイル上の自分の駒を移動させる)
GM:と、そのスクエアに入ったところで、坂の上からゴロンゴロン音が聞こえてくる(笑)
リーン:「みんなー! 岩が転がってくるよ〜〜!」(笑)
シャルマ:ちょっと待てー! その射線上は回復の泉直撃じゃないのよ!!!
つまり、泉に突っ伏しているシャルマごと直撃ルートである(笑)
めぐみ:シャルマさんを引っ張って、なんとか移動します!
シャルマ:ありがとー(笑)
ルオ:丁度、二人が私のスクエアに入ってきたので、シャルマに『キュア・ウォーター』(コロコロ)……回復!
シャルマ:軽傷に戻ったので復活! 「あぶない所だったわ」(笑)
GM:(コロコロ)……君達の横で、岩が回復の泉に"はまる"。ヒビの入った女神像が瓶から水を岩へと流しつづけていた(笑)
シャルマ:「さぁ、坂を上りきっちゃうわよ! ただし、岩がこれだけとは限らないから気をつけながらね!」(笑)
その後、右の通路を登りきり最奥まで調べ尽くした勇者達。そして、次は左の通路……と戻ってきたのだが――
シャルマ:浸水しているって!?
GM:そう、君達が戻ってくると、坂道の下のほうは全て水に浸水している。左の通路や正面のハシゴまで行くためには、その水の中を潜っていかなくてはいけなさそうだね。
ルオ:水泳ってわけ!?
GM:器用度を使用して全力移動のジャッジね? さらに水中って事で最終移動力をマイナス1します。
ルオ:私は『バースト・ジャンプ』を使用中なんだけど?
GM:それは水中でもプラス1だ(笑) ジェット噴射でマイナス分を打ち消すってイメージかな?
ルオ:了解ー!
リーン:「ねぇ、ところでなんで水に沈んでいるの?」
めぐみ:「そう言えばそうですねぇ?」
シャルマ:ハッ!? もしやGM! 水の底の方、女神像の辺りを良く見てみたいんだけど!
GM:ほう、水中なのでよくわからないが、水の中の揺れ加減から、女神の瓶からは水がコンコンと出続けているようだね。
シャルマ:やっぱりー!!!
ルオ:それがどうしたの?
シャルマ:さっきここを通った時、岩を私達は避けたでしょう? その岩がその後どうなったと思う?
ルオ:女神像に当たって止まった。
リーン:ああ! そういう事!(笑)
めぐみ:わからないです(笑)
シャルマ:つまり、岩は女神の足元、泉を塞いだのよ? 瓶からは水が出つづけるというのに。
ルオ:そっか、岩が栓しちゃったんだ!(笑)
めぐみ:こ、これが全部回復の泉(笑)
シャルマ:おお、そう言えばそうね? GM! 私はこの水を飲むわよ、さっきの攻略でプラーナとか減っちゃったし(コロコロ)……10!
GM:ファンブル(笑)
シャルマ:「げはぁ」(一同爆笑)
ルオ:「シャルマ、またー?」
シャルマ:「好きでやってるわけじゃないのよ!?」(笑)

シーン6:再テスト終了!

結局、シャルマの回復はめぐみちゃんに任せて、一番戦闘バランスの良いルオが先遣隊として水中へ行く事になった。もしかしたら、同時にクリーチャー系統の罠が発動している可能性もあるのでは…とPLが思いついたからだ。
GM:では水中をする進むルオだが――
ルオ:(コロコロ)………5スクエア泳いだ(笑)
GM:泳いでいると、君の目の端に何か人影が2つ映る。
ルオ:え、あ、もう横!?
GM:その2体は水の中を力無く漂っている(笑)
ルオ:漂っている? いったいなに!?(笑)
GM:よく見ると、それはイシルとミスティだ、精神ジャッジをどうぞ、失敗すると空気を吐いちゃって窒息(笑)
ルオ:(コロコロ)……「イシ――ゴボハァッ……」精神は低いのー!(一同爆笑)
実は、数分前。遅ればせながらイシルとミスティのPLが到着していたのだ。そこで二人は勇者達に遅れる事数分、グリューナの城へ突入した事になった。しかし、入った途端扉は消え、あまつさえ水の中へと強制的に移動させられ、二人仲良く沈没したのである。
 そして……
シャルマ:「ルオが中々帰って来ないから、何かと思って見に行ってみれば……なぜか二人も拾ったわ」(笑)
GM:イシルとミスティとルオは、溺死とは言え回復の泉なので、HPが0の状態で、泉の水判定をして下さい。ファンブルするとそのまま死亡判定です(笑)
イシル:(コロコロ)……2(笑)
ミスティ:……6
ルオ:私は5!
GM:全員クリティカルです! 振り足しをどうぞ(笑)
シャルマ:なにー! なんで私の時だけ(笑)
イシル:(コロコロ)……9!
ミスティ:……3です
ルオ:12!?(笑)
GM:イシルとルオは打ち止め、それぞれ19点、22点の"HP""MP""プラーナ"が回復する。
イシル:3つともですか!?
GM:そうだよ。そしてミスティはさらにクリティカルだ(笑)
ミスティ:なにか皆さんに悪いですね(コロコロ)……8です
GM:じゃあミスティもそこで打ち止め、28点の回復だ
めぐみ:わかりました! きっと2〜6がクリティカルで、7〜12がファンブルなんです♪
リーン:ああ、それなら納得(笑)
ルオ:シャルマだけ数値異様に高かったしね(笑)
シャルマ:そんな! PLのダイス運の強さが逆にでるなんて!?(笑)
GM:ところで、イシルとミスティは気が付いていいぞ、そこにはルオにめぐみちゃん、そして仮面騎士だったシャルマ、あと紅いゴスロリ着ている7歳の少女――リーンがいる(笑)
イシル:「みんな……」
ミスティ:「遅れてごめんなさい」
イシル:「しかし、リーン殿……その体で良くここまで」
リーン:「ま、いろいろあってね」(笑)
ルオ:「それより二人とも、どうして水の中に?」
イシル:「いや、実は………………」
………………………………………………………………………………………………

 魔の森へ入ったとき別れ別れになってしまったイシルとミスティだが、やっとの思いで森砦へと辿りついてみれば、すでにルオ達は出発した後だった。二人はその足でルオ達の向かった先へ向かい――
GM:と、言うわけで、イシルとミスティは元グリューナ城へやっと到着しました。
ミスティ:「それより勇者様達は大丈夫でしょうか? 来る途中にたくさんの天使達が戦っていましたし……」
イシル:「さぁな、だが信じるしかないだろう」
ミスティ:頷きます。
GM:では城門の前です。そこには氷が転がっています。その氷には黒いオーラが纏わり付いていたが、やがて消えて行きます。氷の中には手帳を見たまま今にも何かを言おうとしたまま凍りついているジョニーの姿がある。
イシル:「な、なにが起こったのかわからないが……中で凍っているのがジョニーである限り、俺達には別にどうでも良いことだと思う」(笑)
ミスティ:「賛成です」
イシル:「行こう」(笑)
GM:君達がそうして城へ入ると、そこはエントランスホールだ!
イシル:「さぁ、勇者殿を探さねば……」――エントランスならば2階へ続く階段とか――
GM:と、次の瞬間、風景が"ブレる"とホールも消え、視界が変った。
イシル:「なっ!」
ミスティ:「いったい、何が…!?」
GM:君たちは気が付く、息苦しい事に! 何より口から流れ込んでくるのは空気ではなく水だ! そう、君たちは二人はいきなり水の中へと転送されられたのだ!
イシル:死んじゃうじゃないですか!?
ミスティ:ブクブクブク……(笑)
………………………………………………………………………………………………
ミスティ:「と、いうわけだったのです」
めぐみ:「大変でしたねぇ」
ミスティ:ちなみに私は装備が変っていますので(笑)
GM:何? どういうことだ?
ミスティ:フレイスでザイアンお爺さんの雄姿を見て、私も両手剣を装備してみました。ちゃんと筋力も9に上がっています。
イシル:ミスティ…いつのまに!?
ミスティ:魔の森で別れたと、いろいろあったのです(笑)
ルオ:そうなんだ(笑)
イシル:そうなんだ(笑)
シャルマ:って、イシルは一緒だったんでしょうが!(笑)
イシル:うお! そういえばそうだった……「そうだなミスティ…いろいろあった(←しみじみ)」
GM:いったい何があったというのだ???

シーン7:美少年大作戦!

その後、水中で"おにぎり"化の危機や、水のガブ飲みでシャルマだけ死亡判定に逝ったりと、紆余曲折あったが、そこはパーティ1知覚力の高いイシルと、回復専門のミスティの合流により、次々と踏破していく勇者達。そして……そろそろ最後という部屋の前――
GM:そこは部屋だね。最後の部屋へ通じる道が正面に見える。
ルオ:「行こう!」
シャルマ:「危ない!!!」(笑)
ルオ:「え、え? なに!?」
シャルマ:いや、なんか罠がありそうな部屋だから言ってみただけ(笑)
イシル:言ってみただけですか!!(笑)
GM:だが、シャルマの叫びはあながち間違いじゃないぞ、ルオが走ろうとした瞬間、横の壁を突き破って誰かが乱入してくる、その人は君達と奥に通じる通路の間に立ち塞がる!
イシル:「誰だ!」
GM:それは一見普通の男の人だ、もっとも今は誰かと戦ってきた後なのか、服装とかはボロボロなんだが、口先に人差し指を左右に揺らして――「ちっちっちっ…ここより先は、私が通しませんよ」
シャルマ:「"兄"……か」
ルオ:「あに?」
シャルマ:「正確にはカゼインって言う名前よ……それと、決して私のお兄さんってわけじゃないから、勘違いしないで」(笑)
リーン:「森砦で聞いた堕天使の一人?」
シャルマ:「そう………………カゼイン、ローラと犬には会った? 今まで自分が操られていた事には気がついた?」
GM:「隊長、勘違いされては困りますよ? それに、隊長こそ、ミカエル様を裏切って何をやっているのですか? さぁ一緒に闘いましょう」
シャルマ:「ま、まだ操られたままなのね……」やっかいな(笑)
イシル:「なんだか話が見えないが……とりあえずアイツは元シャルマの仲間で、今も操られたままって事だな?」
シャルマ:「そう、あれも昔の私と同じ、ダークシードに心を奪われている」
ルオ:「助けよう! シャルマの仲間だった人なら、きっと悪い人じゃないし!」
ミスティ:「はい」
めぐみ:「そうですね!」
そして各々がイニシアチブを振り……
シャルマ:一番は私よ! 悪いけど一撃で決めさせてもらうわ! (コロコロ)……プラーナもつぎ込んで命中は32!
GM:こっちは微動だにしない(笑)
シャルマ:(コロコロ)……遠慮はしない『幸運の一撃』で83ダメージ!!!
GM:シャルマの槍の一撃が今まさにカゼインに命中しようという瞬間、『アーマーフォーム』! 何か"黒い点"が槍の切っ先を受け止める!
シャルマ:私は驚かない!――「わかっているのよノミ助ーー!!!」(笑)
GM:(コロコロ)……こっちの防御は202!
シャルマ:ぶはぁ!!!(笑)
GM:「この私には効かないですよ隊長? それとも、同じ攻撃を繰り返しますか?」
イシル:「今の…シャルマの最高の一撃が……」
ルオ:「何! 何があったの!?」(笑)
リーン:「アレをみてルオ!」――と蚤を指差す!
ルオ:「ああ!!!」(笑)
シャルマ:「あの蚤が厄介なのよ……」
イシル:「だが、どうするんだ? あの蚤の防御は貫けないぞ!?」
めぐみ:『〜・フォーム』系は超対抗ですから、防ぎようがありません(笑)
シャルマ:次の行動はリーンだったわよね? 近づいていって――「リーン、あなたのイリュージョンを使ってゴニョゴニョ……な男の子に化けてくれない?」(笑)
リーン:「いいわよ(笑)」
GM:「どうしたの隊長? そんなところでコソコソして?」
シャルマ:「うるさい黙って待ってろ!」
GM:「じゃあ、待っちゃうよ〜?」(一同爆笑)
イシル:馬鹿だなこいつは!(笑)
シャルマ:いや、そういう奴だったから(笑)
GM:(うんうん)
リーン:次は私だね――「イリュージョン!」
シャルマ:Tシャツ着た下を履いていない生足の少年、鼻の頭に引っ掛かるような眼鏡をかけた、髪の毛サラサラ系の金髪ね!
イシル:こ、細かっ!(笑)
シャルマ:ペッタンコに座り込むような感じで、彼を見つめてあげて下さい(笑)
リーン:わかった(笑)――「イシル、私の前に立ってカーテンの役やって!」
イシル:ああ、それは良いが……俺は今、真面目に戦ったらいいのか、それとも突っ込んでいればいいのか真剣に悩んでいる(笑)
ルオ:大丈夫! 私もめぐみちゃんもまだ何も行動してないから(笑)
ミスティ:私も同じくです(笑)
GM:カゼインは言おう――「さぁそろそろ待っちゃうよ〜タイムは終了〜〜! さぁ準備はいいなぁ?」(笑)
リーン:OK!(笑)
イシル:「待たせたな(一同笑) シャルマが何をしようとしていたか、俺も今ようやくわかったところだ。ツッコミどころ満載だが、とくとその目で見るがいい!」(一同爆笑)
GM:イシルがザッとその場をズレると、『お兄ちゃんアイ!!!』とカゼインの視線が釘付けになる!(笑)
リーン:「…ふぅ……」
GM:「参っちゃうなぁ、お兄ちゃん暴走しちゃうよぉ? いいの? いいんだよねぇ? 暴走しちゃえぇ〜!」(一同爆笑)
シャルマ:その瞬間、後ろに回って頭を殴る!――ガッ!!!(笑)
GM:ガクっと気絶するカゼイン(笑)
シャルマ:「ルオ、すまないが、こいつを助けてくれないかしら、こんな性格の奴でも私の元仲間なのよ」
ルオ:なんというかあんまり気は進まないけど(笑) 「わかった……魔剣ティアマトーよ!」――って今は持ってなかったんだっけ? 呼び出してから『小さな奇跡』を使用!
GM:では一瞬だけ、魔剣を振り回して敵を牽制するオノルンのシーンがカットイン(笑)
………………………………………………………………………………………………
「さぁこの魔剣ティアマトーが怖くないのなら、かかってくるとよいですぞ!――って、あれ、魔剣が……無い?」
お互いに頷きあい、遠慮無くかかってくる天使達、本日、二度目の悲鳴が上がった(笑)
………………………………………………………………………………………………
GM:ルオの掲げたティアマトーから白い浄化の光が放たれ、それが収まると同時に、カゼインの背中から、黒い種のようなものが落ちる、それはすぐに空気に混ざるように消滅するが、シャルマだけはその存在を知っている。
シャルマ:「ダークシード……やっとカゼインも解放されたのね」
そして、気絶から回復したカゼインは、隊長についてくると言いはったのだが、隊長=シャルマの命令により、ロボと闘っている混沌軍パンジャの応援へと向かう事となった。そして舞台は最後の部屋へと移る。
GM:今、君たちはカゼインと分かれて、屋上を目指して階段を駆け上っています。
ルオ:「もう少しだね、まだアーリマンって人には会ってないから、きっとこの上にいるはず!」
シャルマ:「しかし、カゼイン戦は壮絶な戦いだったわね……マジで死ぬかと思った」(笑)
めぐみ:防御200点は反則ですよね(笑)
イシル:「いや、それ以前の問題として……壮絶な戦いだった……って、どこにつっこめばいいかわからないですよ!」
シャルマ:私の頭脳プレイよ!(笑)
ミスティ:「一つ、シャルマさんに聞いてもいいですか?」――とギャグから一転、まじめに切り出します。
シャルマ:「ん? 何?」
ミスティ:「今闘っているのは黒い翼の天使ですよね……シャルマさんも黒い翼の天使……もしかして、これらから戦うアーリマンという方は……」
シャルマ:「………………」
イシル:「それは……」
GM:ミスティの言おうとしている事に、皆が気付き沈黙が支配する。階段を駆け上る6人の足音だけが響いていた……。
ルオ:「あ、っえ〜〜と……わからないんだけど」(一同爆笑)
イシル:「勇者殿!?」(笑)
リーン:ヤレヤレってジェスチャー(笑)
シャルマ:ふぅ、下手に空気壊されちゃったしなあ(笑) 私はルオの言葉に一瞬笑ってしまってから、どこか遠くを見ながらポツリポツリと語り出しましょう。かつて私のいた第五世界で私は異世界侵攻の先陣部隊が隊長を務めていた事、しかし、その部隊はすべて古代神の陰謀で、部隊員は私を含めて半数が闇の力に取り込まれた事……そして、これから闘うアーリマンは、闇に囚われたままの一人である――という事を……。
ミスティ:「………………」――あまりの過去に黙ります。
リーン:同じく黙ろうかな。
イシル:「シャ……」と言いかけて、やっぱり黙りましょう(笑)
ルオ:「元気だそうよ!」――と、せっかくだから大声だしてみる(笑)
シャルマ:「ルオ?」
ルオ:「シャルマだって最初は軍団長の一人ダークネスだったじゃない! きっとその人も救ってあげられるよ、私には魔剣ティアマトーもあるし!」
イシル:「そう……だな、その人が闇に鎖に囚われたままだというのなら、その鎖を断ち切ればいい、その"手段"がこっちにはあるんだ」
リーン:「その"力"……でしょ?」(笑)
イシル:「ああ」(笑)
GM:と、そんな所で上の方に光が見えてくる。屋上へと出る扉は、天窓のようになっていて、すでにその扉は開け放たれている。
めぐみ:九十九が「キャンキャン」吼えて、出口が見えてきた事を皆さんに教えますよ♪
シャルマ:皆を追い越して一番に外に出ます。それで皆を追い越す時の私の目は、前髪に隠れて見えないの! 口元には微笑み(笑)

シーン8:黒き刀剣使いアーリマン

GM:屋上に出ました。ここからは空が見える。西の方からは断続的に魔法による爆発音など、戦闘による効果音が聞こえてくる。下の方は瘴気漂う魔の森、さらに西に視線を馳せれば、森の無いクレーターの中心に立つ森砦も見える。ときどき森がチカッチカッと光るのは、指示された通りに闘っている味方天使達の行動か……。
シャルマ:まだ持ち堪えているのね。
GM:そして、西で起こっている戦闘を眺めるように君達に背を向けて、黒の長髪をストレートに降ろした軽戦士天使がいる。その視線は森砦か……。
シャルマ:「アーリマン」――と呼びかけよう。
GM:では振り返り――「隊長? ……お久しぶりです。シャルマ隊長……なぜでしょうか……全ての記憶を失ったというのに、隊長と一緒に闘った、第一師団での思い出だけは残っているんです」
シャルマ:「アーリマン……あなた、なんの為に剣を振るっているの? どうしてこんな戦いを行うの……もう、やめなさい」
GM:「声……声が聞こえるんです……頭の中に響くんです」――シャラリっと刀身まで真っ黒な剣を、アーリマンはゆっくりと引き抜く。
シャルマ:「その声なら私もかつて聞いていた……神とも悪魔ともつかない、あの……声を」
GM:「だったら隊長、次に私が言う言葉……おわかりですよね?」
シャルマ:双魔槍を私も構えながら――「………………」イニシアを振ります!!!
そして戦闘が始まる。
イシル:シャルマの元部下と戦闘! のようだし、あまり手を出したくはないのだが……出さないとシャルマがボコボコに殺されそう(笑)
シャルマ:さっさと助けなさい(笑)
GM:でも行動の最初はこっちだ、もちろん攻撃はシャルマへ――「この世界を滅ぼします、私達の復讐の為に……」――とそこで声が二重になって聞こえる――(混沌の為に……)
シャルマ:「それは間違っているわ……それは闇の声。あなた自身の声じゃない」
GM:特殊能力『天使剣技』を使用、剣技『連月斬壱』を使用,(コロコロ)……命中は29!
シャルマ:プラーナを解放! (コロコロ)……回避!――悲しげな瞳でヒラリと避けた(笑)
イシル:次は俺だが、一応まだ因縁の対決のようだから、魔法使いのいるリーンと同じスクエアで待機してましょう。
めぐみ:私はちょっとだけ移動で終わります。
シャルマ:皆! ちゃんと戦いなさい!(笑) 私はいくわよ?(コロコロ)……命中26!
GM:(コロコロ)……回避。アーリマンの黒髪が数本だけ飛ぶ。
シャルマ:「思ったより、ずっと早い?」
GM:黒いオーラがアーリマンから噴出している。このまま2回目の行動でシャルマに『連月斬壱』で命中にプラーナをつぎ込み……クリティカル!
ミスティ:それは『運命反転』の特殊能力でファンブルに変更します。
GM:では命中は27点。
シャルマ:ファンブルで27!?……プラーナ一体何点……回避は失敗!
GM:プラーナの最大解放力は20点だ(笑) (コロコロ)……ダメージが49ダメージ!
シャルマ:(コロコロ)……32点防御した。見た目の割に、意外と痛くない?(笑)
イシル:そのようだな(笑)
GM:では、そこで対抗『連月斬弐』を使用します。
シャルマ:対抗? 弐!?
連月斬という剣技はダメージが入った場合、それに対抗して壱から弐、弐から参と、連続攻撃が可能になるのだ。ちなみに参で打ち止めである。
GM:プラーナ15点使用で(コロコロ)……命中は52。
シャルマ:ぐっはぁ! 隊長の私を殺す気満々じゃない(笑) (コロコロ)……無理! 当たります!
GM:(コロコロ)……ダメージは63点。
シャルマ:(コロコロ)……死亡(笑) HPがマイナス16!
GM:ルールは違うけと死亡判定にそのまま移行して下さい。
シャルマ:(コロコロ)……ファンブル(笑) でも『神聖加護』でファンブルを打ち消し! (コロコロ)……気絶もしない! まだ立ってるわよ!――「アーリマン、あなたは何も――」
GM:とシャルマの台詞を断ち切るように――「隊長、ごめんなさい(愚かなる者よ)…・・裏切り者には(混沌の敵には)……死を……(死ね……)」――超対抗『連月斬参』を使用! (コロコロ)……命中は31命中。
シャルマ:なに〜〜!? さっきのルール曲げてまでの死亡判定許可はとどめの一撃の為かい!? プラーナ残り全開放! (コロコロ)……駄目だー!
GM:(コロコロ)……77点ダメージ!
シャルマ:(コロコロ)……え〜と、HPがマイナス54(笑)
イシル:シャルマーーー(笑)
シャルマ:計算すると……死亡判定のダイス目だけで44か(笑) (コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……残念! プラーナ内包値が20点削れた!
GM:ちなみに、MPも0にしておいてね。アーリマンの黒い剣はデザートサイズ相当だから。
デザートサイズ――古代兵器の鎌、HPと同時に実ダメージ分のMPも削る鎌、この武器で攻撃されMPが0になった場合、HPが残っていたとしても死亡判定をしなければならない。
シャルマ:血をどくどく流しながら、倒れます。
ルオ:「シャルマ!」
ミスティ:「シャルマさん!」
イシル:「そんな…あのシャルマを一撃(?)で!?」
GM:アーリマンは血の付いた黒剣を払って血を飛ばし、ルオ達の方を見て言う――「全てに等しき復讐の鉄槌を……(全てに平等を、混沌の安らぎを……)」
めぐみ:キュウーン……と九十九もビビリぎみです。
リーン:はい、はい! 目の前で血みどろな惨殺だよね?
シャルマ:まだ死んでないわよ(笑)
GM:まぁ完全死では無いが、たしかに血飛沫が舞う重傷だ(笑)
リーン:ここで私は回想シーンを入れます!
ルオ:回想シーン?
リーン:それは私の子供の頃の記憶、ちょうど7歳ぐらいの頃なのか、外見は今と同じです。辺りはセピア色にモノトーンがついており、そこには子供の私と顔の見えないお父さんが居ます。私はコマ送りな絵で父親の腕に乗って幸せそうに笑っているのです。そして次の瞬間、「待ってー」「嫌だー」と叫んでいる子供の私、父親は辛抱強く私に「逃げろ」と言うのです。最後のシーン。子供の私は暗いトンネルのような場所を一生懸命に走っています、後ろからは黒い手が無数に伸びてくるような気になり、何度も何度も…父親の名を私はくり返すのです。
イシル:な、なんだそれは?
シャルマ:過去の記憶ね?
リーン:で、2D6を振って、10以上が出なかった場合は、その過去のトラウマが蘇って、不安が心を占め父親を求めます!
イシル:いや、だから結局なんなんだ?
ルオ:???
リーン:8! ってな訳で――「お父ーさーーん!!!」(イシルに抱きつく)
イシル:「俺かーーーーーーー!!!!」
一同:(一同大爆笑)
イシル:「俺はお父さんじゃねーーー!」(笑)
リーン:でも男の人ってイシルしかいないし(笑)
イシル:あ、俺ってば"おにぎり"になるのか!?(爆笑)
GM:リーンは子供とはいえ"異性"だしな(笑)
イシル:『ボンッ』――(コロコロ)……おお、変身制限時間ファンブル!
GM:じゃあこのターンの終了まででいいよ
イシル:「……リーン殿……一つだけ言わせてもらおう」
リーン:「???」
イシル:「俺はまだ、そんな年齢じゃない!!!」(笑)
リーン:まだまだ怖いから"おにぎり"に手を伸ばします。
イシル:待てー! 次は俺の行動だ! (コロコロ)……全力移動で8! "おにぎり"能力値と足して9! 1スクエア移動でリーン殿の隣のスクエアへ入り人間に戻ります――「くっ……戦いの場で"おにぎり"化するとは思わなかった」(一同爆笑)
リーン:ちなみに、精神が今だ混乱しているのであと数週間はこの寂しがりや現象が残ります。
イシル:ピンポイントで俺狙いなトラウマじゃないか! まったく迷惑な!(笑)
GM:次はルオ!
ルオ:じゃあこっちは真面目に(イシル:「こっちは」とか言うな!(笑))――(コロコロ)……命中26!――「私は勇者ハラハラ=ルオ、今度は私が相手よ!」
GM:(コロコロ)……それは余裕を持って回避……「勇者? 誰だって関係無い……(勇者? それは好都合だ……)」
ミスティ:「勇者様これを!」――『硬きことは鋼の如く(イン・ディ)』を(コロコロ)……かけました。勇者様の防御力・抗魔力は二倍です。

GM:では次のターン。アーリマンはミスティに『連月斬壱』を使うぞ。
ミスティ:『水人形(アキュ・クァドル)』で対抗します。1D6で4〜6だと分身です。
GM:(コロコロ)……1だから本体に命中。(コロコロ)……クリティカルで40!
ミスティ:(コロコロ)……避けられません。
GM:(コロコロ)……プラーナをダメージに入れて72点のダメージ。
ミスティ:……普通に死亡です。HPマイナス5。死亡判定では信仰心でジャッジ(コロコロ)……生きています。でも重傷で倒れます(笑)――「勇者…様……」
ルオ:「ミスティ!?」
GM:あ、命中でクリティカルしたから『クイックネス』を使用、イニシアは10だけ減らします。
イシル:敵はライトウォーリアか!
シャルマ:GM! 私は重症だけど、ぐぐぐっと立ち上がって――「アーリマン、もうやめなさい。あなたは操られているのよ?」
GM:「操られてなどいません(この者の心に言葉など届かん)」
シャルマ:「アーリマン……」
GM:隊長には背を向けましょう――「………………(順番を待っていろ)」
シャルマ:「クッ……」(笑)
GM:では次はこっちだ。さすが『クイックネス』(笑) じゃあ(コロコロ)……めぐみちゃんに『連月斬壱』(コロコロ)……命中は25!
めぐみ:「九十九!」――『シールド・フォーム』で受け成功です!
GM:でも"受け"ならダメージだね(コロコロ)……63点。
めぐみ:(コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……クリティカル! 入った実ダメージが4点です♪
GM:4点でも通ったのか、なら対抗で『連月斬弐』を使用! 黒い刃が走る、その狙いは君の首だ。(コロコロ)……命中27!
めぐみ:(コロコロ)……28で受け成功、『シールド・フォーム』です!
GM:(コロコロ)……71点ダメージ。
めぐみ:(コロコロ)……ああ、今回はクリティカルしませんでした。30点入って死亡です。HPがマイナス3。筋力は13、プラーナの現在値は0で、フレイスでいろいろあったので、プラーナ最大値は4(笑) ダイス目で5以上。ファンブルしたら完全死(コロコロ)……6! ジョニーさんの所に行かないですみました!
GM:でもHPが1で重症状態だね。
めぐみ:倒れます(笑)
ルオ:「めぐみちゃん! よ、よくも!」(コロコロ)……命中38!
GM:回避は失敗。32だった。
ルオ:『生命の炎』の使用してHPをプラーナに変換、それを速攻入れて(コロコロ)……ダメージは45!
GM:(コロコロ)……防御は44、どうやら1点通ったようだね(笑)
ルオ:「このままじゃ……このままじゃ皆が……」と慌てる(笑)
リーン:「大丈夫」――と一歩移動してルオと同じスクエアに入り(コロコロ)……『ナハトムズィーク』絶対命中! さらに『超魔導』! ダメージは(コロコロ)……57点魔法!
GM:抗魔ジャッジは自動的にファンブルか……プラーナを20点解放、20点は打ち消す!
リーン:外道魔導書を開きながら――「これが…この本の限界……ね」
GM:アーリマンは少女の方を見て、今度は剣をそっちに剣を向ける。
リーン:狙われた?(笑)

イシル:
次のターン、俺はアーリマンと行動カウントを同じに落とします。そして最初に行動が回ってくるのは俺とアーリマンですよね? 同時行動で『肉を斬らせて』『明鏡止水』で絶対命中、ダメージにプラーナを全部注ぎ込む……。ダメージは55点!
GM:プラーナ20点全部防御に解放……(コロコロ)……防御で28! そして、同時にこっちはイシルへ『連月斬壱』(コロコロ)……命中は30!
イシル:回避(コロコロ)……ファンブルで直撃(笑)
GM:ダメージは57点!
イシル:プラーナはもう無いしなぁ、(コロコロ)……MPが先に0となったので死亡判定、出目は4以上で問題なく(コロコロ)……2!? プラーナの上限値が2点減りました(笑)――「くっ……」
ルオ:このままだと本当にみんな死んじゃう――『生命の炎』を使ってHPとプラーナを変換! そして(コロコロ)……36命中!
GM:回避(コロコロ)……32(笑)
ルオ:(コロコロ)……ダメージ45!
GM:(コロコロ)……防御43で2点来た(笑)
リーン:「ルオ、これを持っていて欲しいの」
ルオ:「フェニックスの……尾? あんなに大切にしていたのに?」
リーン:ルオにフェニックスの尾を渡して一歩前進――「私が囮になる。その間に……頼むね」――敵の正面まで移動!
GM:ならお望み通りリーンに攻撃(コロコロ)……『連月斬壱』!
リーン:こうなったら、自分で食らいます。どうぞダメージ!
GM:攻撃は(コロコロ)……61点!
リーン:防御は(コロコロ)……失敗。マイナス19で死亡した(コロコロ)……重症で倒れます。――「頼むね……ルオ……」
ルオ:『小さな奇跡』が使いたい!
GM:だが、それはカゼインに使ったでしょう?
ルオ:そ、そうだ! もう使えない!?(笑) じゃあどうするの!?
勇者ルオを残して、全ての仲間が倒れた。アーリマンとの一騎打ち……しかし、その瞬間だった!
――純白の光を放ちながら、始まりの魔剣ティアマトーが輝きだしたのは――
ルオ:なにーーー!?(笑)
GM:と、気になる所で今日はお終い!
めぐみ:え〜〜!
リーン:なんでーー!?
GM:この会議室を借りている時間があと1分しかないんだ! 兎に角撤収〜〜!!!


真竜伝説
第13話「グリューナ城攻略!」

TOPリプレイ ⇒ S=F ⇒ 真竜伝説                      戻る