セブン=フォートレス V3 & パワード
超長編キャンペーンリプレイ
――世界名:ラース=フェリア 地方名:リーン 場所名:ハザン――
リーン地方が首都ハザン。今ここに世界に残った最後の導王達が一堂に会していた。 つまり…… 空導王アンブレアス=ガェア、海導王ロイヴァス、そして幻導王フィルナ・メイ。 「しかし、まさか我等導王が半数以下になろうとはな……」 アンブレアスが呟く。 海導王ロイヴァスの立案した計画についての最終確認も終わり、会議は一時休憩と言った所だ。 多少なら私情の話をしても悪くは無いだろう。 「あれだけ憎まれ口を叩きあっていたのに、感傷的ですね空導王ともあろう者が」 ロイヴァスがからかう様に言う。 「ふん……だが、確かに天の3角、冥の3角と、やり合っていた頃が懐かしい……」 会議室が一瞬だけ静まり返る。まるで過去を思い起こしているかのように―― 「正直、あの4人がいてくれれば……そう思う事が多い」 空導王の柄に無い弱気な発言が、今回の戦いがいかに無謀なものかを物語っていた。 「……でも、勝たねばならない」 フィルナの決意を込めた言葉が、会議室に再び緊張感を取り戻させる。 「その通りです。例え我等の命が尽きようとも……」 「もちろんだ」 空洞王がニヤリと笑った。 どんなに無茶無謀だったとしても、どれだけ勝率の低い賭けだったとしても―― ――我等は勝たねばならない。 それが世界を導く王の役目なのだから……。 真竜伝説 第22話「決戦前夜」
シーン1:仲間との合流 巨大狐テールの背上……今、再び仲間達が終結した。
ルオ:「ミスティもめぐみちゃんも久しぶり!」ミスティ:「はい、どうにか追いつきました。勇者様もご無事で何よりです」 めぐみ:「私もルオ先輩たちが闇砦に突入したって聞いてすっごく心配しました! 間に合って良かったです♪」 イシル:「ところでめぐみ殿、確か別れる時にジョニーを生き返らせに行くと言ってなかったか? そのジョニーはどうしたんだ?」 めぐみ:「実はジョニーさん……生き返りはしたのですけど……でも、その後海導王様と幻導王様と一緒に船でシュローティアに向かっていた時に魔王タラスの追撃に遭いまして、ジョニーさんは一人身を呈して魔王の足止めを……」――悲しく涙です。 イシル:「そうか、そこであいつと別れたのか…」 めぐみ:「でも……きっとジョニーさんは生きています!」 シャルマ:「そうね、そう信じていればきっと生きてるわよ」 めぐみ:「はい」 ルオ:「あの……ミスティ…その顔や半身の傷…本当にごめん」――ミスティに向き直って私は謝ります。 ミスティ:「気にしないで下さい勇者様。私は無事に皆さんと再会ができて、そしてまた一緒に旅ができる…それだけで感謝しているのですから」――微笑みましょう。 ルオ:「え、う…うう……ミスティあ゙り゙がど〜〜(泣)」 ミスティ:「ところで…始まりの魔剣ティアマトーはどうしたのですか?」 イシル:「あれは一時的に封印したんだ。だから今、手元には無い。そうだろうシャルマ?」 シャルマ:「え、ええ…封印したわ……(たぶん←小声)」 ミスティ:「そう……ですか」 ルオ:「心配しないでミスティ。次にティアマトーを呼ぶ時には、絶対に前みたいにはならないようにするから! 私はティアマトーに負けない。自分を信じる!」 ミスティ:「はい。そうですね」嬉しそうに(笑) シャルマ:「ねぇミスティ、少し聞いていいかしら? あなた森砦にいたのでしょう? 私の部下達――ローラ達に何があったのか詳しく知らない?」 ミスティ:「それは……」 イシル:「シャルマ、いったいどうしたんだ?」 シャルマ:「闇砦に向かう船に乗っている時、ローラ達から連絡があったの。傷つき森砦で安静にしていたリリンとかも回復していたみたいなんだけど、シェインとカゼインに何かあったらしいの……ミスティ、知っているなら教えて欲しい」 ミスティ:「……私が森砦で目覚めたのは、みなさんが旅立ってから数日経った頃の事でした。すでに霊薬リーフの力で回復していたシェインさん達から、だいたいの話を聞いて……そんな時です。黒い翼を持った機械天使XAという人が森砦に攻めて来たのは……」 イシル:「機械天使……ああ、あいつか……結局パンジャに倒されたわけではなかったんだな」 ミスティ:「それでその時、シェインさんは殺され、カゼインさんはその機械天使XAの自爆に巻き込まれて……」 シャルマ:「そう……そうやってあの二人は……」 ミスティ:「ごめんなさい。私には二人を助ける力は無かった……助けて頂いてばかりいて……」 シャルマ:「私達はその覚悟を持って人造天使(オルタナティブ・エンジェル)の改造手術を受けた。でも……やっぱり信じられないものね……まさかあの兄弟が……」 GM:さて、ちょっとシリアス入っているシャルマ達は置いておいて、会話を黙って聞いてたリーンは周囲に注意を向けていたりするでしょう? リーン:うん、する。ちょっと会話に入りにくいなぁって思いながらあたりを警戒してました(笑) GM:じゃあ見えるね、空の雲に光で文字が浮かび上がっている。その紋章はシュローティアの空導王の城で見た紋章と同じだ。 リーン:「ねぇルオ、あの空に浮かんでいる紋章って私達が最初に会った空導王アンブレアスの紋章じゃないかしら?」 ルオ:「え、そうなの? え〜〜とたぶんそうかな」(笑)――知力はそんなに高くないー! イシル:「もうラ・メイアに到着したのか?」 GM:イシルと…シャルマかな? 二人はわかっていい。その光の紋章が浮かんでいる下には城と街が広がっているのだが、そこはラ・メイアではなくリーン地方の首都ハザンだ。 イシル:「いや、あれはリーンの首都ハザンか…」 シャルマ:「あそこで空導王の紋章が翻っているのなら、ハザンは混沌軍から取り戻したみたいね」 めぐみ:「空と海と幻の3導王が揃っているのですから! きっとそうですよ♪」 ルオ:「じゃあそこに降りよう。導王が集まっているなら、世界がどうなっているのか知りたいしね」 シーン2:3つの"なにか" その後、テールはハザンへと着地し、集まってきた兵士達に迎えられるルオ達。そして一行は導王の集まる城の会議室へ案内される。
GM:ではその会議室は円卓になっています。空導王アンブレアスが厳しい顔をしている。海導王ロイヴァスが目を伏せ静かに佇んでいる。幻導王フィルナが、入ってきたミスティを見て少し微笑む。ルオ:私達も座ろう。 シャルマ:別にネームプレートがあるわけじゃないし、ルオを中心にするように私達は座ろうか。 イシル:異論ない。 ミスティ:なるべくフィルナ様寄りに座ります(笑) GM:そして君達一行と3導王のちょうど中間の席に真面目な感じでペンギンが――「どうやら、やっと揃ったようですな」 リーン:「オノルン!?」(笑) イシル:「なんでお前がここにいるんだよ! しかも議長みたいなこと勝手にやってんじゃねー!」(一同爆笑) GM:「何を言いますか! わたくしは今まで導王様方に勇者殿たちがどのような冒険を行ってきたのか報告していたのでございますぞ?」 シャルマ:「まぁ報告をしないですむのなら話は早いわ。早く会議を始めましょう」 GM:「そうでございますな、では――」 イシル:(突然空導王アンブレアス)『さて、ここに空海幻の3導王と、そして運命の勇者の一行が全て集まったというわけだが――』 GM:オノルンは――「え、え? あれ?」とアタフタ(笑) ってな訳で空導王様は世界情勢を説明します。混沌軍からリーン地方以外は解放された。具体的に言うと混沌軍が展開していたクリーチャー達を引き上げたらしい。 シャルマ:「どおりで…闇砦に軍属関係無くクリーチャーがいたわけだ」 イシル:「混沌軍はリーン地方に集結って事か……」 GM:「正確には混沌軍が拠点を構えている大暗穴に…だ。そこで我々人間も残った全ての兵力を結集し、大暗穴攻略――魔王討伐の実行を行う事にしたのだ。もっとも、魔王を倒すべき運命の勇者あっての作戦だがな」 めぐみ:「最終決戦ですね!」 ミスティ:「世界の命運を賭けた戦い……」 イシル:「空導王様、一つお聞きして宜しいでしょうか? 先日、氷導王シェディ様から、この混沌軍との戦いが終わっても真の解決にはならない…と。三本の魔剣を全て集めろ…と氷導王から聞いたのです。それはいったい…?」 GM:「その話は私が致しましょう」――海導王ロイヴァスが話し出す――「それは古い伝承と数人の預言者の言葉です……『世界に星が降り、滅びの運命訪れる時、三本の魔剣、救世の道を紡ぐ』……"星振る夜の王エンディヴィエ復活"の予見したドーガとウネ夫婦、そして守護者が落ち次元回廊が開く一連の事件をいち早く予言したカリナ=ロスタロット……他にも幾人かの証言が得られています」 ルオ:「でも、混沌軍を倒せばこの世界は救われるんだから、倒した後に魔剣を探し出す必要ってあるの?」 GM:「混沌軍の目的の一つはその三魔剣です。例え魔王が滅ぼうとも完全に全滅させる事ができない限り、残党軍は魔剣を狙ってくるでしょう。それに……今上げた預言者たちの予言は、世界を越えたレベルのものです。話はこのラース=フェリアのみに留まらないのかもしれない」 ルオ:「じゃあ私達の世界にも……」 GM:「可能性は否定できません」 シャルマ:「それで、その三魔剣の情報はどれだけ集まっているの?」 GM:これは空導王が話そう――「三魔剣については空の神殿・神官長であるエリオラに調べさせていたのだが……正直、何も分かっていない」 イシル:ルールブックのエリオラ人物紹介に"3つの何か"を探しているってコメントに繋がるのか(笑) シャルマ:そこまでしなくてもいいのに(笑) GM:空導王は続けるぞ――「その魔剣の一つはそう、"始まりの魔剣ティアマトー"だ。そして二つの目の魔剣は"終わりの魔剣"と呼ばれている。だが、残念ながら三本目の魔剣についてはまったくといって情報が無い」 リーン:「"始まり"に"終わり"ね……それで、その"終わりの魔剣"のありかはつかめているの?」 GM:「いいや掴めていない……もしかしたら、残り2本の魔剣はこの世界とは別の世界にあるのかもしれない……」 シャルマ:第一世界ラース=フェリアに"始まりの魔剣"があった事から推理すると、第八世界ファージ=アースに"終わりの魔剣"はありそうね(笑) ミスティ:「さっき海導王ロイヴァス様は予言と伝承と仰っていましたが……伝承とはどういう?」 GM:「その伝承は古代フローレタリア文明以前のものです。もっとも、ドーガ達の予言が無ければ、一体何が書いてあるかさえ解読できていなかったのですが……」 シャルマ:「問題はなぜこの時期にって事ね」 GM:「そうだ、なぜこの時期に預言者達が口を揃えて予言や神託を受け取ったのか……なぜ混沌軍や魔王が一斉に動き出したか……」 シャルマ:「他世界も一斉に……ね」 リーン:「何か私達人間が知らない何かを、魔王側なら知っているのかもね」 GM:(口調を軽くしオノルン調に)「さて、他に質問はありますかな?」(笑) リーン:本当に議長気取りねオノルン(笑) シャルマ:「現状での混沌軍の兵力はどれくらいなの?」 GM:(オノルン調で)「さぁ???」(一同爆笑) イシル:「お前には聞いてねーだろうが! つまみ出すぞペンギン!!」(笑) GM:空導王が答えよう――「リーンの闇砦に集まっているクリーチャー達は見てきたな? その1000倍は集まっているはずだ」 シャルマ:「それで勝算はあるの?」 GM:「ふっ愚問だな。だから君達を待っていたんだ。我々は全力でクリーチャー達を足止めする。その隙に君達には大暗穴へと潜入し敵の頭…魔王タラスを倒してもらいたい」 ルオ:「わかった」 シャルマ:「敵は億の単位で待ち構えているのよ? それは……死にに行くようなもの」 GM:「例えいくら敵がいようと、ここで勝たねばこの世界に明日はない。みな守りたい者があるのだ」 シャルマ:「そう……なら何も私は言わない」 イシル:「その代わり、俺達は行動で示しますよ」 GM:「ああ、期待している」 めぐみ:「導王様、私から一つ頼み事があるのですが……いいでしょうか?」 GM:「なんだ?」 めぐみ:「先日、海の上で魔王が攻めて来た時に行方不明になったジョニーという男を探して欲しいのです。忙しいのは解ってはいるのですが……」 GM:「ジョニー? 誰だそれは?」――と空導王が言うが、海導王ロイヴァスが――「ああ、彼ですね……わかりました。私の部下を数人捜索に当たらせましょう」 めぐみ:「ありがとうございます♪」 GM:「いや、魔王タラスを一人で足止めできるほどの実力者、味方になってくれるのなら心強い事このうえないですから」 めぐみ:ああ、ちょっと希望が見えます♪ GM:「さて、ではそろそろ質問も無いようだ。大暗穴へ向けての進軍は明日の早朝から出発する。今日の夜はゆっくり寝て英気を養ってくれたまえ」 シーン3:先読み ここでPL達は今後の展開を予想して話し合い出す……
リーン:ところで後残っている敵って誰がいるっけ?イシル:七団長で言うと、ダークネスとパンジャがすでにいない。あと生きているのがシキとサルガクとアルゲル、カイザーに魔王タラス、そして今だに登場してないのが精霊獣の軍団である漂邪騎団の団長――計6人かな? リーン:こっちも6人よね?(笑) シャルマ:はっ!? 本当だ……って事は最悪じゃない! ルオ:なになに? リーン:つまり、もしかしたら大暗穴では一対一かもしれないって話よ(笑) ルオ:ええ!? シャルマ:やばいじゃない! 私なんてきっと最強カイザーか精霊獣の軍団長が相手に!?(笑) リーン:まぁ、一対一になる……そんな気はしていたけどね(笑) イシル:覚悟の上だ! シャルマ:いいじゃないイシルは! どうせ戦う相手決まってるんだから(一同爆笑) イシル:そりゃ俺だって『きっと俺の相手はこいつしかいないだろうなぁ』とは思ってたけど、あいつだってパワーアップしているに決まっているでしょうが! シャルマ:それでもアルゲルなんて演出で死ぬんだからいいじゃない!!(一同大爆笑) めぐみ:みなさん分断される事をすでに考えているんですね? ルオ:私は誰が相手かなぁ? 一同:『魔王タラス』 ルオ:あ、やっぱり(笑) イシル:いや、でもミスティは"器"って話が出てたから魔王タラスの可能性もある。 ルオ:じゃあ私は? イシル:そうなると竜王カイザーだろうな(笑) シャルマ:私は精霊獣相手か……死ぬって(笑) イシル:めぐみ殿とリーン殿はそれぞれジョニーとオノルンの助っ人が入りそうだ(笑) めぐみ:ああ、それはカッコイイです〜♪ リーン:オノルン来てもなぁ盾にしかならない(笑) ミスティ:問題は、軍団長にもピンキリがあるっていうのが問題ですよね(一同笑) シャルマ:当たりクジと外れクジって感じね(笑) シーン4:前夜の想い/めぐみ 大暗穴へと出発す前夜、ルオ達は様々な理由で眠れない夜を過ごしていた……
GM:このハザンから北、大暗穴の方向は常に夜。星さえ見えない漆黒の闇が広がっている。では決戦前夜という事で、それぞれ覚悟を決めるカッコイイシーンでも演出しましょうか(笑)めぐみ:では最初に私がやってもいいでしょうか? GM:いいよ、どんなシーンなのかな? めぐみ:ジョニーを探しに行く海導王の部下の人たちに会いに行きたいです。 GM:では会いに来た。教えられた場所に行くと女性ばかりの1個小隊がいる。どうやら彼女たちが探しに行くらしい。 イシル:女ばかりで海での捜索? セーラーウォーリアー部隊か(笑) シャルマ:う〜ん、利に叶ってはいる(笑) めぐみ:「あの〜あなた方がジョニーさんを探しに行ってくれる方達でしょうか?」 GM:「ええ、そうですけど? あなたは?」 めぐみ:「めぐみと申します。勇者ルオ一行の仲間です」 GM:「ああ、あなたが! 安心して下さい、必ずあなたの恋人は見つけてきます」(笑) イシル:恋人ーーー!!(笑) ルオ:うわぁいつの間に(笑) シャルマ:いや、かなり前からでしょうに(笑) めぐみ:「皆さん、本当は私も一緒に探しに行きたいのですが……ごめんなさい。それに……あなた達も世界の命運を賭けた戦いに参加したかったでしょう?」 GM:「いいえ、気にしないで下さい。私達は私達の、そしてあなた方はあなた方のやるべき事があります。それぞれが全力を尽くす。やっている事は皆違うかもしれませんが、誰かを助けたいという気持ちは一緒ですよ」 めぐみ:「はい。そう言ってもらえると……」 GM:「ジョニーという方は必ず私達が探し出します。ですから、その彼があなたの所へ現れた時に、笑顔で微笑む事ができるように……元気を出して下さい」 めぐみ:「ありがとう……この戦いが終わった後、再び会える事を……」 GM:セーラーウォーリアー達は一斉に海の守護者の聖印を切る。 めぐみ:みなさん、明日は私達と同じぐらいに早く出発するのでしょう? 私がここで長居して休む時間がなくなってしまってはいけませんし…私は部屋に帰ります。 GM:ではめぐみちゃんが去った後、セーラーウォーリアー達はお互いに頷き合うと、夜の闇の中そのまま出発する。ジョニー救出、一刻も早く! そう彼女たちの心に火が灯ったのだろう。 めぐみ:部屋へ帰ってくると九十九がピクリと首を上げて駆け寄ってきます――「九十九……もうすぐこの世界で最後の戦いが始まるの…お互い頑張りましょうね♪」 シーン5:前夜の別れ/リーン リーン:私は与えられた自室で部屋に魔方陣を描き、その上で黙々と呪文を覚えています。そこで窓の方から"カタッ"と音がする。――「誰?」と私は窓の方を見るのです!GM:カーテンが揺れ、バルコニーに続く窓(ドア?)の所に一匹のペンギンが静かに(笑) リーン:「オノルン? どうしたのこんな夜更けに?」 GM:「アラムートを出発してから、いろいろありましたな……」 リーン:「そうね」――ちょっとオノルンと一緒にここまで来た道中を思い出しましょう。 GM:「まるで昨日のことのように思い出されますな……ある時は食われ…ある時はトイレに流され…ある時は敵の目の前に見捨てられ…………あんまり良い思い出がありませんな」(一同大爆笑) リーン:ああ、齧りついてた覚えあるなぁ(笑) シャルマ:トイレに流したわね(笑) ルオ:パンジャの時に見捨ててテレポートしたしね、みんな(笑) GM:「今となっては、どれもこれも良――忘れられない思い出です」 リーン:「オノルン、あなたに会えて良かったわ。最初は『何このペンギン』って思ったけど……あなたのいう事はいつも的外れでは無かった……」 GM:「ふっ……嬉しい事を……執事冥利に尽きると言うものでございます……」 リーン:「執事?」 GM:「おおっと……これは失言……いや、リーン殿ならば別に話しても構いませぬな……わたくしは昔、ある方の執事をやっておりました。しかし、わたくしは最後にその方をお守りする事ができませんでした……」 リーン:「だから今は、旅の又ペンギンなのね」 GM:「はい。その方のご子息が今、フォーチューンのある地方で一生懸命に戦っておられます。だから……」 リーン:「行くのね、その人の元へ」 GM:「リーン殿とも最後までご一緒したかったのですが……その方の忘れ形見…今度こそ失うわけにはいかないのです」 リーン:「解っているわ。あなたにとって、その人を守るのが一番の目的なんでしょう? 遠慮しないでいい。あとはきっと私達がやってあげる」 GM:「リーン殿……ありがとう御座います」――オノルンはピョンとバルコニーの手すりに上がると、リーンの方を向いて少しうつむき加減に言う――「最後に、一つだけ忠告をして宜しいでしょうか?」 リーン:「何?」 GM:「わたくしが仕えたその方も、そのご子息も、自らの心の内より溢れ出る"力"によって心を奪われる――という葛藤に悩んでおられました……」――そこでオノルンは顔を上げリーンを見据え――「リーン殿、あなたはどこかその二人に似ておられる」 リーン:「魔王を倒すために、何かを守るために……得ようとすることは…大事な事なのよ」 GM:「………………。そうですな…ではこの不肖オノルン、これでお別れでございます」 リーン:「………………」 GM:「それではリーン殿、いつかどこかで……」――バルコニーの手摺の上のペンギンが一瞬だけ銀髪の老紳士にリーンは見える。ペンギンと燕尾服の老紳士が重なって見えたのだ。 リーン:「オノルン?」 目を擦る(笑) GM:そうして目を開ければ、すでにペンギンも老紳士の姿も無い。開け放たれた窓から入る風がカーテンを揺らしているだけだ。 リーン:「その姿が、あなたの本当の姿だったのね……」――バルコニーに出ましょう。西を、フォーチューン地方のある方角を眺めながら――「オノルン、あなただけは……私の本当の心の内を…わかってしまったのね……」 シーン6:前夜の覚悟/イシル イシル:俺は城の裏手、庭のところで星明りを頼りに素振りしています……それは回想シーンのよう…一人稽古のように剣を振っているのですが、その視線は別の何かを追っているんです。そう――ミスティ:――アルゲル、アルゲル、アルゲル(一同超大爆笑) イシル:違ぇーよ! またかよ!!!(一同爆笑) シャルマ:それ、面白い(爆笑) ルオ&めぐみ:(←声に出ない笑い) リーン:想像できちゃうのがなんとも(大笑) イシル:違う! 目の前でイメージトレーニングしているのはクロトワさんとの手合わせだ! 回想シーンと言ったようにキャンペーンのプロローグにあった最初の俺のシーンを想像してたんだよ!(笑) GM:一心不乱に剣を振るうイシル、しかし、突如として剣撃に力が入りすぎる! イシル:それはきっと、クロトワさんの影が消えて、一瞬アルゲルが――『げははははっ当たらんはそんな楊枝の剣(笑)』――おのれ!! と力が入りすぎたのでしょう(笑) GM:木の幹に"ガッ"と剣が食い込む! イシル:「くっ……まだ冷静さが足りないか……俺も――」 GM:「まだまだだな――イシル」――木の陰からクロトワさんが登場! イシル:おお! 「生きてたんですねクロトワさん!?」 GM:「ああ、マスクが無ければ即死だった」(一同爆笑) イシル:「さすが……クロトワさんです」(笑) GM:「しかしどうした? そのような邪念を抱いているようでは、最終決戦において遅れをとるぞ」 イシル:「……はい。けれど、さすがに敵は混沌軍の軍団長以上……感情が高ぶって……いや恐怖心と言ってもいいかもしれません」 GM:「アルゲル……か」 イシル:「………………」 GM:「かつてあいつは私の前に立ち塞がった。それが今度はイシル、お前の前に立ち塞がっている。なにか因縁めいたものを感じるものだ……」 イシル:「だからこそ、俺は負けられない。因縁とかそんな言葉で終わらせたくない……だから、できる限り無心で…と思ったのですが……まだまだ極意の明鏡止水には程遠いですよ」 GM:「だが、お前がやらねば、誰がやる?」 イシル:「はい。わかっているんです。あとは俺の心持ち次第という事に……」 GM:「イシル、手合わせはまたの機会へととっておくこととしようか。俺は帰ってきた。今度はお前が帰ってくる番だ」 イシル:「クロトワさん……はい、今度は俺が約束します。そして必ず守って見せます」 GM:「ああ……だがイシルよ」 イシル:「はい」 GM:「覚悟だけはしておけ」 イシル:「覚悟? それならすでに十分に――」 GM:「違う…戦いに赴く覚悟ではない。"知る"……覚悟だ」 イシル:「知る覚悟?」 GM:「いや、何でも無い……無心となれ目的を忘れるな、そして何よりお前には帰ってくる場所がある。例えどのような試練がお前を襲おうとも……お前は一人ではないのだから……負けるなよ」――そう言ってクロトワは城の影へと歩いていき、そのまま消える。 イシル:クロトワさんの最後の問いには――「はい」――そして無心になって剣を鞘に収め、目の前の木を居合いを放ちます―― シーン7:前夜の真実/シャルマ GM:次はシャルマかい?シャルマ:私はローラ達と話したい。気配を感じて部屋からバルコニーへ出るって感じで。 GM:じゃあ次々と降り立ってくる天使達、ローラ、アレイス、リリン、リューガ……そしてシャルマの後ろ、屋根を突き破って部屋の中へ"落ちてくる"すっとこどっこいなクレイ(笑) シャルマ:「………………」――クレイの馬鹿はいつもの事だから放っておきます(笑) GM:ではローラ達は調べてきた事を報告、要約するとこの世界――ラース=フェリアには魔剣ティアマトーに対なる2本目、3本目の剣は存在しないようだね。 シャルマ:「そう……そうなると、やはり残りは異世界のようね……」 GM:ではそこで我慢していたのかリリンが言いましょう。彼女はプリーストだしね――「隊長! 私達の世界はどうするのですか? 兵を失った今こそミカエルを討つチャンスじゃないですか!」――ローラが「リリン!」とちょっと嗜める。 シャルマ:「確かにリリンの言う通り…今がチャンスなのかもしれない……けれど、今行ったとしてもミカエルには敵わない。向こうだって兵を失った事は知っているはず、何らかの対応策もしくは罠を張っているはずよ」 GM:「でも隊長!」とリリン。 シャルマ:「あなた達の気持ちは解る……でもね、私達のせいでこの世界ラース=フェリアは守護者を失った。その責任ぐらいは取らないといけない」 GM:それにはローラが答えよう――「やはり、あの時私達が倒したガーディアンが……この世界の守護者だったのですね……」 シャルマ:「ええ、運命の勇者であるルオ達と行動を共にして、いくつかの砦でこの世界の守護者達と会ったわ。そう彼等こそあの時私達が戦い、そして倒したガーディアン達だった……」 GM:「………………」 シャルマ:「私達はできる事をしなければならない。その第一歩は、この世界を救う事なのではないかしら? この世界の守護者を倒してしまった……私達の責任において」 GM:リリンが「世界を救う事……」と呟き、横にいるリューガという男天使が"うんうん"と頷く。 シャルマ:「私達の第五世界だけじゃない。第一〜第八までの全ての世界が危機に陥っている。その全てを救うためにはその三本の魔剣が必要なの」 GM:「隊長……わかりました」――これはローラね――「私達は異世界へ飛び各自情報を集めてみます」 シャルマ:「頼んだわよ」 GM:みなが飛んで行く中、一人遅れてローラがシャルマに言う――「隊長、私達は隊長の命に従い、その魔剣について調べてきます。だから、隊長も……ううん、シャル。この後の戦い……生き残ってね」 シャルマ:「ああは行ったけど、あなた達も無理はしないで」 GM:ローラはそれに微笑み――空へと飛んでいった。 シーン8:前夜の再会/ミスティ ミスティ:私はフィルナ様の部屋へ昔のように遠慮無しに入ります(笑)GM:では部屋に無遠慮にも入ってきたミスティを見て――「旅をしていろいろなことを学んできても、昔からそのようなところは変りませんね……ミスティ」――フィルナです。 ミスティ:「今まで……たくさん、ありがとうございました」 GM:「私は当然のことをして来たまでですよ」 ミスティ:「私はイス=フィアを出て……皆と旅をして何人も大切な人に出会って、友達も出来て、いい思い出がいっぱいできた……」 GM:フィルナは黙って聞いてましょう。 ミスティ:「私の出生の秘密も知りました。その運命も……」 GM:「ミスティ……」――複雑な感じで答えます。 ミスティ:「悲しませるつもりじゃなかったんです……。ただ、私はその話を聞いて嬉しかった……フィルナ様が私を育ててくれた事……本当に……すごく……感謝してる……」 GM:微笑むフィルナ。 ミスティ:恐る恐る聞きましょう――「教えて欲しいんです。私を海導王様から譲り受けた時……どう……思ったのでしょうか?」 GM:フィルナはミスティに背を向けて言おう――「正直、どうしてこんな厄介ごとを…と思いました」 ミスティ:「フィルナ…様……」 GM:「後悔していますよ。あの時、海導王ロイヴァスの口車に乗らずに、幼子だったあなたを…殺しておけば……こんな事にはならなかった……」 ミスティ:「フィルナ様……でも私は……」 GM:「でも私は……あなたに出会ってしまった。あの時、まだ小さかったあなたが私に笑顔を向けた時、私は世界よりあなたを取ってしまった……世界を導く王の立場であると言うのに……」 ミスティ:「………………」 GM:「………………」 ミスティ:私はフィルナ様の背中を見つめてフッと微笑み――「ありがとう。私はこの世界を周って、いろいろな経験をしました。そして仲間を信じる事、自分自身を信じる事…その心が、強さへと繋がっていく事を知りました。私は皆を信じます。そして……フィルナ様、あなたの事も……」 GM:「………………」 ミスティ:「これから始まる最後の戦い、もしかしたら私は………………おやすみなさい」――部屋を出て行きましょう。 GM:部屋の中、ミスティを背中で見送るフィルナ。一人窓から空を眺めるフィルナの目には涙が浮かんでいた。 シーン9:前夜の決意/ルオ GM:さぁ最後はルオだ!ルオ:ハザンの城、その頂上! 見張り塔の上にいる! GM:そこからは世界中が見える。もちろんフォーチューンやフレイスは地平線の彼方だがな! ルオ:南のシュローティア、そこからラ・アルメイア、フォーチューン、フレイス、フォーラ、アルセイルとぐるっと視線をまわして、最後に漆黒の闇が広がるリーン地方へと目を向けます。そうすると後ろから誰かが来た気配が……(笑) GM:じゃあJJが来た。ジャン・ジャック・カルヴァドスだ。――「こんな所にいたのか…ルオ」 ルオ:「ジャン?」 GM:ジャンを見ると左腕が無く、左眼も眼帯に隠れている。よく見れば左足も引きずっている。 イシル:いつのまにやら隻腕隻眼に(笑) ルオ:「ジャン…その腕と目は? それに……もしかして足も……」 GM:「なに、名誉の勲章さ」 ルオ:「そう……そっちもいろいろあったのね……」 GM:「そっちこそ……ずいぶんと試練を越えて来たみたいじゃないか?」 ルオ:「………………」リーン地方を眺めます。 GM:「………………」同じくジャンも眺める。 ルオ:「ジャン、あなたはこれからも勇者を続けるの?」 GM:「もちろんだ。それが俺の生き様だからな。お前はどうなんだ?」 ルオ:「私だって勇者を続ける。それが私のやるべき事だもん」 GM:「そうか……だが、ずいぶんと差がついてしまったな……」 ルオ:「そんな事ないよ。世界を救いたい、誰かを守りたいって気持ちは二人とも同じだから」 GM:「けっ……本当に逆になっちまったな……初めて出会った頃は、自分のことを勇者かどうかさえ信じられねぇような、ひよっこだったのにな……今じゃ俺の方が勇者を教えられるとは――ふっ(笑)」 ルオ:「私もやっと、自分の力を、自分自身を信じられるようになったから……もう逃げないで戦える」 GM:ジャンはその瞳の決意の色を見て取って――「最後の決戦は頼むぜ、ルオ」 ルオ:「ジャン、あなたはどうするの?」 GM:「俺は空導王様たちと一緒に、お前らの為に道を切り開く役回りさ」 ルオ:空導王様と一緒って事は……ちょっと絶望的な戦い? GM:「おいおい、そんな顔すんなよ。別に死ぬ気じゃないさ。この世界にはまだまだ勇者が必要だからな!」 ルオ:「そうだね……お互い頑張りましょう」――手を出す。 GM:「ああ」――ジャンもルオの手を握り握手、その手を離すとルオの手にはペンダントのようなものが握られている。 ルオ:「これは?」 GM:「俺を今まで守ってくれていたお守りさ、後でちゃんと返せよ、約束だ」 一同:『死にフラグだーーー!!』(一同爆笑) ※死にフラグ――これから死ぬ人が演出するフラグイベント=台詞・演出の事、これを行うと後々行った人物は死ぬ(笑)
ルオ:「うん、約束する」GM:「世界の命運はお前の肩にかかっているんだ! 頼んだぜ!」――ジャンは去っていこう。 ルオ:「ジャン! お互い勇者として、また必ず会いましょう!」 GM:ジャンは去りながら腕だけ上げてそれを返事とする。 ルオ「世界は私達の肩に……か」――再びリーン地方の闇を見つめ決意を新たに――
シーン10:コスチュームチェンジ! GM:では次の日、出発の日の朝、全員に導王各位から宝箱が授与されます。リーン:宝箱!? ルオ:凄い凄い! GM:その宝箱にはそれぞれにあった装備品や回復等のアイテムが入ってます。 ミスティ:具体的に何が入っているのでしょうか? GM:うん、一人3000GPまででS=FV3とパワードに載っている、超古代兵器以外のアイテム・装備品ならOK! シャルマ:異世界の魔石ってかナイトウィザードの魔石とかはもらえるの? GM:砦攻略セットスーパーDXから逆算したら、だいたい異世界の魔石は一つ300GPとなったので、それで計算して下さい。 シャルマ:まぁプラーナ回復ポーションよりずっと安上がりね(笑) イシル:ガーヴオブキングスを装備しようかなぁ。 めぐみ:え? ガーヴオブキングスはシースルーのローブですよ? 男のイシルさんにはちょっと……。 イシル:いや、薄いマントみたいなビジュアルでさ(笑) シャルマ:あんたねぇ、"おにぎり"状態になった時にどうするつもりよ! イシル:それは……湯葉おにぎりで(一同爆笑) シャルマ:そうなりたいの? イシル:断固反対します。やっぱガーヴオブキングスはキャンセル(笑) GM:あ、そうそう、一つ言い忘れたが、どうせ選ぶならビジュアル気にして選んでね(笑) リーン:え、じゃあディメンションポケットは辞めておこう。 ルオ:なに? ディメンションポケットって? え〜〜と『純白のポケットに過ぎないが…これを腹部に装着すると……』って(笑) リーン:ドラ○もんになっちゃう(笑) ミスティ:私の半身の爛れているところを隠していた包帯を"呪印包帯"とか名称変更して、特殊な魔力の編みこまれている包帯とかにしたいのですが……できるでしょうか? GM:そうだなぁ、カッコいいから見とめよう。データはガーブオブキングス相当で! ミスティ:わかりました。 めぐみ:私はドレスが欲しいです♪ GM:いや、まぁ好きにしてくれ(笑) そんなこんなで1時間が経過――
GM:さて、それぞれ自分の宝箱に何が入っていたか、そして最終的な装備品を教えて下さい(笑)
"運命の勇者"ハラハラ=ルオ 女性(17) 出身:日本・元々持っていた物 魔剣ティアマトー(今は無い)、ダークウェイバー(氷導王シェディより譲ってもらった)、幸福の宝石 ・宝箱に入っていた物 空導王のマント(ガーヴオブキングス相当)、クリスタルショルダー、ダマスカスプレート、異世界の魔石×1、ハイパーヒーリングポーション×2 "疎まれし慈愛の子"ミスティ 女性(16) 出身:アラムート ・元々持っていた物 紅き護り(ポンポンの形見であるショルダーアーマー<片方>)、魔剣リンドヴィル(サシャから継いだ魔剣)、幸福の宝石、 ・宝箱に入っていた物 ダマスカスプレート、呪印包帯(ガーヴオブキングス相当)、スペルジェエルLV6×1、ソーサラークリスタル魔力20×3、ハイパーヒーリングポーション×1、通信ペンダント "呪われしライス=ウォーリア"イシュエル=シルヴァーナ 男性(19) 出身:マティール(?) ・元々持っていた物 無銘の愛刀(普通に売っている初期装備のブレード)、幸福の宝石、探索者基本セット、予備の海苔(妹に貰ったもの) ・宝箱に入っていた物 風裂く刃、ニオファイトブレード、クリスタルショルダー、シダライトプレート、シダライトチェイン、ハイパーヒーリングポーション×1、ハイヒーリングポーション×1、ヒーリングポーション×2 "聖女の血を引きし者"リーン=ハインリヒ 女性(27) 出身:ドイツ ・元々持っていた物 赤いゴシックロリータの服、レンガ(無尽蔵)、幸福の宝石、フェニックスの尾 ・宝箱に入っていた物 異世界の魔石×4、ソーサラークリスタル魔力40×11 "めぐみ"本名=政二貴良 女性???(16) 出身:日本(?) ・元々持っていた物 幸福の宝石 ・宝箱に入っていた物 ローブ、シダライトヘルム、クリスタルショルダー、ダマスカスプレート、異世界の魔石×3 "黒き翼の守護天使"シャルマ 女性(17?) 出身:首都エイサー国よりずっと外れのとある町 ・元々持っていた物 双魔槍(堕天使セラから受け継いだ)、ガーヴオブキングス(リリンより貰ったもの)、昔ローラがくれたネックレス ・宝箱に入っていた物 ストライカーブレード、シダライトヘルム、クリスタルショルダー、ダマスカスプレート、ソーサラークリスタル魔力28×8、異世界の魔石×3、ハイパーエーテルポーション×1、ハイエーテルポーション×1 リーン:めぐみちゃんはローブなの? それならガーヴオブキングスの方か効率的じゃないの? めぐみ:私がシースルーを着てしまいますと……いろいろと透けてしまって危険なので(一同爆笑) シーン11:そして…… ハザンを出発しそして今、前方には漆黒穴――大暗穴が口をあけて待ち構えていた。その巨大な穴を囲むように、地に、空に、多数のクリーチャー達がウゾウゾと群れをなしていた。その数……数億――
GM:さらに大暗穴からは黒い霧が吐き出されるように、クリーチャーがどんどん出現してくる。空導王が言う――「では勇者達よ、我々が道を切り開いたらすぐ、大暗穴へと突入してくれ!」――そして鬨の声を上げると同時、次々とクリーチャー達へと向かっていく人間達!イシル:「勇者殿!」 ルオ:「行こう! 少しでも早く大暗穴に!」 GM:では大暗穴の淵まで到着しました。ここまでは味方が援護してくれたので、体力を消費する無駄な戦闘を行う事もなく到着。目の前には真っ黒な穴が底知れず口をあけています。 シャルマ:早っ!(笑) イシル:「いよいよだな……準備はいいか、みんな?」 リーン:「簡単に考えても、奥にいるのは軍団長以上の強敵たちね」 シャルマ:「だからと言って、ここで引き返すわけには行かないでしょう?」 ルオ:「行こう、その為にみんな頑張ってる。魔王タラスを……倒そう!」 ミスティ:「はい。勇者様」 イシル:「先に行くぜ」――大暗穴に飛び込む! ルオ:「世界を救う為に!」――私も飛び込む! ミスティ:「守りたいものを守る為に!」――勇者様の後について行きます。 リーン:「自らの求めるものの為に…」――スッと入っていく。 シャルマ:なに? 何かの為に入らないといけないの?(笑) じゃあ飛び込みながら――「果たすべき責任の為に」 めぐみ:最後なので――「結局、ジョニーは来てくれなかったな……」大暗穴へと入ります。 そうして全員が大暗穴へと入っていった。ラース=フェリアの運命を決める最終決戦へ向かって……。
真竜伝説
第22話「決戦前夜」 了 |