セブン=フォートレス V3 & パワード
超長編キャンペーンリプレイ
――世界名:ラース=フェリア 地方名:リーン 場所名:大暗穴――
深藍なる闇、大いなる影、たゆとう暗黒は母へと繋がる道標。 魔王タラスは語りかける。 自分の……いや、自分"達"の大いなる母に―― 「あと少し……あと少しで器が手に入るでしょう……しばし……しばし…………」 ザワッ―― 一瞬なれど大海がざわめくほどの囁き。 無論、そこに聞き取れる言の葉は無い。 あるのはただ……―― 「世界の珠は全て手に入れる事ができませんでした。されど…それゆえに時をかけ、今に至ります」 内心、タラスは歯軋りしていた。 鍵である世界珠のうち、もっとも先に手に入れなければならなかった第一と第八。 その双方を今だ手に入れていないのは致命的だ。 だが、それも時間の問題……サルガクが良い知らせを持ってきた。 すぐに片方は手に入る。 「ほんの一刻、お待ち下さい。目覚めの時はまもなくです」 魔王の瞳が見開き、口元には邪悪な笑みが浮かぶ。 そう、準備は全て整いつつあり、待ちに待ったその時が近づいていつのだ。 世界滅亡のカウントダウンは、すでに始まっている。 真竜伝説 第23話「その名を呼ぶ者……」 シーン1:いざ、フォートレスへ!! 大暗穴へと飛び込んだ勇者達だが、その途端に意識が遠くなり気絶してしまう。それから――
GM:君達は目覚めます。大暗穴に入った途端に気絶してしまったらしい。周りを見れば全員いるのが解るけど、それ以外の周囲は暗闇だね。シャルマ:「みんな無事?」 めぐみ:「えっと…大丈夫です」 イシル:「なんとかな……」 リーン:「問題無いわ」 ルオ:「別に怪我とかはしてないみたいだね」 ミスティ:「どうなってしまったのでしょうか?」 イシル:とりあえず辺りを探ろう。 GM:と、君達が動き始めると――"ポウッ"と目の前に拳大の水晶が出現する。その水晶は赤→青→緑→黄と色が次々に変っていく。 ミスティ:「浮遊している点滅水晶?」 GM:まぁそんな感じ、とその水晶から声が聞こえて来る――「ようこそ、待っていたよ♪」(←子供っぽい声で) シャルマ:「その声は四神導師シキ」 GM:その通り、精霊師団の軍団長であり少年博士の彼だ。――「この先には僕達軍団長と魔王タラス様しかいない……奥へ踏み込めば踏み込むだけ死に近づく事になるよ……もっとも、そう言っても来るんだろうけどね」 ルオ:「もちろん、行く!」 シャルマ:さぁイシル、お約束の台詞を言うのよ! イシル:お約束の台詞? シャルマ:『くそぅ、どこだっ! 姿を現せ!!』――とイシルが言った(一同爆笑) GM:言ったんだ(笑) シャルマ:イシルは言いました。 イシル:そんな台詞なら言いたくないって! なんだそのベタベタは!(笑) GM:じゃあそのイシルの台詞に反応して―― イシル:もう言った事になるのかよ! じゃあいいよ、言ったさ!「シキ! つべこべ言ってないで姿を現せ!」(一同爆笑) GM:「姿を? いいとも、ただし僕のところまで辿り付けたらね……さぁゲームの始まりだ」――と辺りが一気に明るくなる! フォートレスが展開されます! シーン2:"おにぎり"と呼ぶ正当性 周囲が照らされ状況を把握すると、その部屋は5×5タイルの正方形な部屋であり、勇者達はその部屋の真ん中にいたようだった。そしてその部屋には各壁の中心にそれぞれ扉が一つずつ計4つ付いていた。
イシル:扉が4つか。GM:あ、そうだな正確には扉ではなく"次元の歪み"とでも言った方がいいかな? ルオとイシルは2回目だね、シャルマは3回目かな? ルオ:フレイスのメガコロシアムで閉じ込められたフォートレスと一緒? GM:その通りです。 シャルマ:嫌な記憶だ。 イシル:さすが作成者が同じフォートレスだな(笑) GM:と、点滅する水晶も君達の周りにいるんだが……その水晶がフワフワと、君達一人一人の正面で一時停止して行く。1人目に停止…2人目に停止、次の人…と6人全員を――いやタヌキの九十九も含んで七人の前で停止しし……機械的な声が響く――『各自・優先順位・第一位・第二位・名称登録・ゲーム・スタート……』 ミスティ:「ゲーム?」 イシル:「シキが言っていただろう? "ゲームの始まりだ"とな、もっともそれがどんなゲームかは解らないけどな」 リーン:「兎に角進みましょう? 4つの次元の歪み、どれに入る?」 イシル:一応知覚します(コロコロ)……22。 GM:別に罠は無さそうだね。 シャルマ:「この水晶も知覚してみて」 イシル:了解(コロコロ)……24。 GM:その水晶は実体が無いね。立体映像のようなものだ。 イシル:「壊す事はできそうにないな」 シャルマ:「この水晶の意味はわからないけど……とりあえずは放っておこう」 イシル:「そうだな」 ルオ:「じゃあ進んじゃっていいの?」 シャルマ:「大丈夫よ、罠の方は知覚馬鹿のイシルが調べたからきっと無いわ」 イシル:「ああ、罠は無さそ――」 GM:と、そこで! 水晶が喋ります――『登録・名称・確認』――そしてイシルに"ピシャッ!!!"と雷が落ちる! イシル:何ーーーー!? GM:落雷ダメージのルールを説明します。無条件に2D分実ダメージを食らいます。ダイスを振るのは落雷を受けた本人です。 イシル:って事はクリティカルとファンブルも適用? GM:もちろん。クリティカルならダメージが増える。ファンブルならダメージは無し。 イシル:(コロコロ)……5点食らったぞ――「ぐっ……」 リーン:「名称登録……?」 イシル:「なんで俺に落雷が……もたもたせずに先に進めって事か?」 シャルマ:「待ちなさい。進む前に水晶の謎と落雷の関係を解明した方が得策よ」 めぐみ:「私もそう思います」 ルオ:「えっと、水晶は何て言ってたっけ?」(笑) ミスティ:「最初に『各自名称登録ゲームスタート』です。落雷の前は『登録名称確認』でした」 ルオ:「あはは……どういう事かな?」(←どうみても考えていない) めぐみ:「何を登録したんだろう? もしかして"おにぎり"とか(笑)」 GM:………………。 ミスティ:「"イシル"」 GM:その瞬間! イシルに落雷。 イシル:(コロコロ)……また5点――「くっ……なんでまた」(笑) リーン:「なるほどね」 シャルマ:「そういう事」 ルオ:「え、え? なんで皆わかるの?」 ミスティ:「つまり、水晶に登録された名称を口に出すと、その登録された人物に落雷が落ちる仕組みみたいです」 イシル:「人の名前を言えないのか……」 めぐみ:「じゃあ簡単ですよ♪ みんなでお互いを"あだ名"で呼び合えばいいんですから♪」 一同:『じゃあ一人は"おにぎり"で』(←全員同じような内容なので省略) イシル:「みんなで同じような事いうなよ! なっとくいかねー!! これじゃあアルゲルに名づけられたも同然じゃねーか!」(一同爆笑) シャルマ:「なら"非常食"と"おにぎり"…どっちがいいのよ?」 イシル:「………………選択権ねぇ〜……」 リーン:「"おにぎり"決定ー♪」 イシル:「く、くそう……じゃあなんだ、みんな"勇者"に"地下牢の女"に"レンガの女"に"タヌキの女"か?」(笑) シャルマ:「私のことは昔懐かし"仮面騎士"でいいわ」 イシル:「なんか納得いかないぞ!」 シャルマ:「諦めなさいイシル、あなたみたいに解りやすいあだ名を……あ」(笑) イシル:お、お、おーーーい!(笑) GM:イシルに落雷(一同爆笑) イシル:(コロコロ)……9ダメージ――「この馬鹿やろう!」 シャルマ:「悪い」 イシル:「いいんだシャルマ、気にしてない」(一同爆笑) GM:シャルマに落雷(笑) シャルマ:(コロコロ)……11点――「この! 今のわざとやったわね"おにぎり"!!」 イシル:「この辺でやめておこう」(笑) シャルマ:「やっぱわざとかい!」 ルオ:「まぁまぁ、仲間割れはその辺にしとこうよ」(笑) GM:さて、ではこのルール説明です。浮遊点滅水晶は、その人の今までの生涯で一番他人から呼ばれた名前の第一位と第二位をそれぞれ登録しました。その名称を呼ばれると落雷が行きます。 シャルマ:例えば私なら"シャルマ"と幼い頃ローラから呼ばれていた"シャル"ってところかしら? GM:その通りだね。一番安全なのはめぐみちゃん。 ルオ:なんで? GM:めぐみちゃんは一位が"政二"で二位が"貴良"だからね(笑) めぐみ:つまり、私はいつも通りの呼ばれ方で問題ないわけですね♪(笑) ミスティ:私って二番目に呼ばれる名称ってあるのでしょうか? GM:君の場合は第二位に"姫"と登録された。 ミスティ:あ、それはありえます(笑) ルオ:「さぁ、いったん呪文で体力を回復してから進みましょう」 そして――
イシル:「さて、体力も回復した所で…勇者殿、どの扉へ入る? 先ほどリーン殿が――」――ごめん、超ごめん(一同爆笑)GM:リーンに落雷です。 リーン:(コロコロ)……「(ギロリ)」睨みます。 イシル:「本当にすまない。いやマジで」(笑) シャルマ:ふっ、甘いわね、さっき私も言いそうになって口をつぐんだのよ(笑) イシル:だって呼び慣れているんだもん! しょうがないじゃないか(笑) GM:ふっふっふっ、その"慣れ"こそが、このフォートレス最大のトラップなり!!! シャルマ:"地下牢"と"レンガ"が実際に危ないわね。私達が本名で呼び慣れてしまっている(笑) リーン:い〜〜や〜〜(笑) ミスティ:辛いフォートレスになりそうです(笑) ルオ:「もう、迷っているだけじゃ進まないって!」 めぐみ:「ボロが出るだけですよ皆さん!」 ルオ:「私、左の歪みに入る!」――と一人突入! イシル:「それはその通りだな」――実際、ここで話しているだけで、どんどんマスターの罠に引っ掛かっていっている気がするしな(笑) シャルマ:さぁ次の部屋に入るわよ! シーン3:聴覚の部屋 次元の歪みを通り、次の部屋へと進んだ一行。
GM:全員次元の歪みに入り次の部屋に来ました。そして入ってきた次元の歪みは消えて普通の壁に戻ります。シャルマ:帰り道はなくなった……か。 GM:では全員知覚ジャッジをどうぞ! 今回は特別です。そのジャッジの結果で一番達成値が高かった人だけ助かります。 ルオ:(コロコロ)……16! ミスティ:……15です。 イシル:任せろ! 26だ! リーン:クリティカルで30! GM:……どうやらリーンの30が最大かな? 部屋に入った瞬間リーンだけは感覚的に危険を察知、いち早く耳を塞ぐ事ができた! リーン:「はっ!?」――で耳に手を当てる! シャルマ:で、何が聞こえてきたの? GM:20以上の人は甲高い波長を感じた。他の人は犬笛を聞いたかのようにまったく気が付かない。 シャルマ:ま、体に変調が無いなら別に構わないか。 GM:先は一本道だ。 ルオ:イシ……えっと、知覚お願い〜(笑) イシル:(コロコロ)……知覚22。 GM:2スクエア先と3スクエア先に落とし穴を発見。 イシル:さっさと解除に行きます! 器用ジャッジ(コロコロ)……24! GM:2スクエア先のは解除できた。 イシル:ならその奥のも器用ジャッジ(コロコロ)……24だから、また解除かな? GM:うん、解除できた。 イシル:視界は4スクエア先までだから……この先の曲がり角までは大丈夫みたいだ。さらに次のスクエアへ移動します。 GM:では曲がり角のスクエアに入った途端に"スポッ"と落とし穴に落ちる(笑) イシル:だー! 4スクエア目に探知値が先の2つより高い落とし穴があったのか! 引っ掛かってしまった(笑) シャルマ:急いでその淵まで行く。 GM:では落とし穴を覗くとすでにイシルの姿は無い。イシルはテレポートしました。 シャルマ:「テレポートが底にある落とし穴だったようね」 ルオ:「どうしたの?」 シャルマ:「イシルが消え――」(笑) GM:落雷がイシルに(笑) イシル:いないのにくらうのかよ!? (コロコロ)……クリティカル! 14点ダメージ(笑) リーン:音が聞こえたりしないの? GM:そうだな、知覚ジャッジで20以上なら落雷の音がした方向を聞き取れた事にしようか(笑) リーン:(コロコロ)……無理無理(笑) ミスティ:(コロコロ)……あ、21です! GM:じゃあその壁の向こう側から聞こえてきたね。 ミスティ:「イシルはこの壁の向こうです!」 一同:『あ』(一同爆笑) GM:落雷。 イシル:「ぐあああっ!」(コロコロ)……5点(笑) シャルマ:「そうね、あっちに"おにぎり"はいるみたいね、さっきから悲鳴が聞こえるし」(笑) イシル:いないのに勝手に人の名を呼ぶな……(笑) ルオ:「そこに向かおう、まずは合流しなきゃ」 リーン:落とし穴の近くまで行って――「落とし穴も気をつけて降りれば大丈夫かな?」 GM:とここで! 全員にはリーンの言葉が――『落とし穴に無防備に落ちたら痛いよね?』と聞こえます。 ミスティ:「それは……まぁそうだと思いますよ」(笑) GM:ちなみにリーンには普通に「大丈夫かな?」と自分の声はちゃんと聞こえるから(笑) リーン:ああ、さっきの耳鳴りはそれだったのね! じゃあ私の耳だけ通常で、みんなの耳が馬鹿になってるの!? GM:その通りだ(笑) でもまだ、リーンも他の皆も気が付かないだろうな、なんせ無難な事を言ったし(笑) シャルマ:そうね、気が付かないだろうな(笑) リーン:私はミスティに肯定されたので――「じゃあ私から降りるね」 GM:リーン→『じゃあ私は降りないから』 ミスティ:「ええ、その方が良いと思います」(笑) ルオ:「そうだね」 シャルマ:「じゃあ私は『天使化』して穴を飛び越えて行くから――」 GM:と、シャルマの横をよじよじと落とし穴を降りていくリーン(一同爆笑) シャルマ:「ええーーー!?」(笑) リーン:そのまま降りますよ(笑) ………………………………………………………………………………………………
GM:では一端、イシルのシーンです。どこか狭い部屋の中、ふと気配を感じると上からリーンが落ちてくる。イシル:それはキャッチします。 GM:ではキャッチできた。 イシル:「大丈夫か、リ…大丈夫か?」――危ない所だった(笑) リーン:「ええ、大丈夫」 GM:リーン→『駄目……凄く痛い』(一同爆笑) イシル:「何だって!」――ゆっくりと地面に降ろして――「どこを怪我したんだ!?」 リーン:大丈夫って言うのに怪我したって言うんだから……「何言っているの? 別にどこも痛くないって!」 GM:リーン→『言ってるでしょう? 痛い…凄く痛いよ!』(一同笑) イシル:「解った! 怪我をしているのは解った! だからどこを怪我しているんだ!」 リーン:「わっかんないわねぇ! だから怪我してないってばー!」 GM:リーン→『見ればわかるでしょう? 歩けないぐらい痛いって!!』(一同爆笑) イシル:「ああ、わかった。じゃあ一端待っていてくれ」――この部屋を知覚(コロコロ)……24成功。 GM:とりあえず、この部屋に罠は無いようだね。 リーン:「(イシルは本当に解ってくれたんだろうか?)」と思っています(笑) ………………………………………………………………………………………………
GM:カメラを戻してルオ達の方です。シャルマ:「なんというか、どうして勝手に落とし穴に入って行ったのかは理解不能だけど……とりあえずさっき言ったように、私はこの先を見てくるから」 ルオ:「わかった。お願い」 ミスティ:「でも本当に…なんで降りていったのでしょうか」(笑) めぐみ:「不思議ですねぇ〜?」(笑) シャルマ:と、言うわけでずんずん進む、飛行状態だから落とし穴系列の罠には引っ掛からないでしょう! GM:そうだね。では無事に曲がり角を曲がり、そしてシャルマは見る。その先に3つ首の巨大な犬型クリーチャーがいる…という事に。ってわけで待ち構えていた犬のクリーチャーが不意打ちで炎を吐いてくる(コロコロ)……命中ファンブル。 シャルマ:避けた。 GM:炎は逸れました(笑) シャルマ:「みんな気をつけて! クリーチャーが待ち構えている」 めぐみ:「どんなクリーチャーですか?」 シャルマ:「見たところ犬型の魔獣クリーチャーね」 めぐみ:「犬は嫌いなのでそっちには私行けません」(一同爆笑) シャルマ:なに、その理由は!(笑) めぐみ:奇妙な生活表で『犬に嫌われる』を持っているので、きっと犬には狙われると思うのです。 GM:もちろんだ(笑) シャルマ:「じゃあそこで待ってなさい! こんな雑魚、瞬殺してあげる」 ルオ:それでもそっちに合流したいから『バースト・ジャンプ』を使って水平移動、落とし穴をジャンプ!(コロコロ)……発動! GM:じゃあ落とし穴の向こう側に来た。 シャルマ:悪いけど勇者の出番は無いわよ(笑)――(コロコロ)……発動! 『ホーク・フェアリーズ』(コロコロ)……絶対命中の55点と54点! GM:ケロベロスは死亡しました(笑) ルオ:じゃあそこで追いつく――「う〜〜ん、本当に瞬殺だったみたいだね」 シャルマ:「こんな奴に時間をかけるわけにはいかないから」 めぐみ:私は落とし穴を解除しますね(コロコロ)……プラーナ解放! 器用度ジャッジで達成値30ですよ♪ GM:それは落とし穴を解除できた。 めぐみ:「行きましょう♪」 ミスティ:私も付いていきます。勇者様たちと合流って事でいいでしょうか? GM:うむ合流だ。でイシル達だが、その狭い部屋に扉は一つだけついており、それを開けるとシャルマが見える。丁度クリーチャーを倒した所だね。 イシル:じゃあこっちも合流だな――「シャ……仮面騎士!」 シャルマ:「"おにぎり"!!!」 イシル:くっ…なんなんだこの心の底から湧きあがる理不尽さは(一同爆笑) シャルマ:「何よ"おにぎり"、早く言いなさい」(笑) イシル:「いや、ちょっと俺を回復してくれないか?」 シャルマ:「別にいいけど」(コロコロ)……。 ルオ:「どうしたの? 落とし穴の先に罠があったの?」 イシル:「あ、いや…落とし穴のテレポート先に転送された後、誰かが俺の名前を呼んだんじゃないか? 2回も雷がきたぞ」 ミスティ:「ごめんなさい」 シャルマ:「回復は終了! これでさっきの一回はチャラって事で」(笑) イシル:「なるほど……言ったのはお前達か」 GM:さて、通路の先ですが、次元の歪みが二つあります。右と左ね。 ルオ:「どうしよっか?」 リーン:「ここはやはり左手の法則かな? 左に行きましょう?」 GM:わざとだな(笑) リーンの声は→『ここはやはり右手の法則よ。右に行きましょう』(笑) シャルマ:「わかったわ、先に行くわよ」――右の歪みに入ります(笑) リーン:「ええ!?」 GM:と、驚くのはリーンだけだろうな(笑) イシル:「さぁ俺達も後に続こう!」 リーン:「ねぇ、なんで一人で仮面騎士は右に行っちゃうの?」 GM:リーン→『なんで一人で仮面騎士は左に行っちゃうの?』(一同笑) イシル:「何? 仮面騎士は右に行ったんじゃないのか?」 ルオ:「うん、右に行ったよね」 ミスティ:「そうですね」 めぐみ:「右でしたよ?」 リーン:「だから私も右って言ってるじゃない?」 GM:リーン→『だから私は左って言ってるじゃない?』 ルオ:「???」(笑) めぐみ:「なにか微妙にずれている気がします」(笑) イシル:おおそうだ、忘れていた――「ところで、さっき落とし穴に落ちた時の怪我はもう大丈夫なのか? すまないがミスティ、治してやってくれ」 GM:ミスティに落雷です(笑) イシル:ああ、しまった!?(笑) ミスティ:(コロコロ)……クリティカル(コロコロ)……18点です。 シャルマ:やはりレンガと地下牢は鬼門か(笑) イシル:「ああ、もう! すまないが勇者殿、二人を回復してやってくれないか?」 ルオ:じゃあ(コロコロ)……ミスティは回復、(コロコロ)……リーンさんも回復。 GM:基本的にPL台詞の場合は関係ないので。 リーン:「何余計な回復しているのよ……勇者!?」 GM:リーンは不服そうな顔で→『ありがとう、勇者』(一同爆笑) ルオ:なんだかなぁ(笑) イシル:微妙に気がつけねぇ(笑) めぐみ:「あのぉう、いい加減に仮面騎士を追いませんかぁ?」 イシル:「そうだな、あの仮面騎士がいかに強いとしても、ここは大暗穴だ。やはり一人は厳しいだろう」 リーン:「うん、だから行かなきゃ!」 GM:リーン→『なんで? 行かないでいいじゃん!』 イシル:「ええ!? 大丈夫じゃないだろう! ここは敵の本拠地なんだぞ! さっき俺が説明しただろう!」 リーン:「どうして私が怒られなきゃいけないのよ!!」 イシル:「ああ、すまない」 GM:リーン→『いい加減にしないと、私怒るよ!』(笑) イシル:……「ああ、すまない」――結局答えは変らない(一同爆笑) ミスティ:微妙に会話が成立しましたね(笑) ルオ:このままだと本当にリーンさんの会話がずれている事に、みんな気が付かない気がしてきた(笑) めぐみ:もういい加減に私は言っちゃいます――「九十九が仮面騎士さんの匂いがこっちからすると言っています!」――と右に入っていきます。 ルオ:私も付いていく。 ミスティ:同じくです。 リーン:「(みんななんなんだろう?)」――入ります。 イシル:俺は最後、一人……「どうにも言っている事がちぐはぐな気がするんだがなぁ…」と歪みに入りましょう(笑) シーン4:嗅覚の部屋 部屋と部屋を繋ぐ次元の歪みだが、どうも先に入った/後に入った……は関係が無いようであり、次の部屋に現れた時はシャルマもイシルも、皆同じタイミングだった。そして――"ズブリ…"部屋に出てきた瞬間、皆の足元が膝まで埋まっていた。
GM:全員、敏捷ジャッジです。一番高かった人のみ助かります。が、可哀相過ぎるのでその"高かった人のみ不幸に見舞われる"と先に宣言しておきます(笑)ミスティ:(コロコロ)……19です。 リーン:……よし、11(笑) ルオ:20! シャルマ:クリティカルで……30(笑) めぐみ:それは届かないですよ〜。 イシル:同じくだ。30は行かない。 GM:さて、ここは地面が腐っていて膝までズブリと入ります。 シャルマ:そうか、私だけそれに気がついたのね! 『天使化』! どうせなら完全に地面には付かない! GM:OKです。それは構わない。 シャルマ:でも不幸が襲うって何? 私以外の方不幸っぽいけど(笑) リーン:腐った地面……背が低いから腰まで埋まる〜(泣) GM:ではシャルマ以外、全員精神ジャッジ目標値20です。 イシル:プラーナ解放(コロコロ)……成功。 ミスティ:プラーナ解放……私も成功です。 めぐみ:大丈夫です♪ ルオ:私も問題無いよ! リーン:余裕、余裕(笑) GM:なに? 全員成功か……え〜と、一応確認。今部屋に現れたばかりだよね? そうするとシャルマと皆同スクエアに入っているわけだが……臭いね。精神ジャッジに成功したから我慢はできるが……とてつもなく臭い。 ルオ:「うぐッ!」(笑) リーン:「ゔーゔー」(笑) GM:そうだなぁイシルは知覚力が高いから気が付いていいだろう。君はその悪臭の元がどこだか解る。そうシャルマから臭ってくる(笑) ミスティ:今度はそういうことなのですね…(笑) シャルマ:私は? 私は臭くないの? GM:うん、臭くないよ。なんせシャルマの鼻は正常だからね。他の人のように腐った地面にやられて鼻が曲がってたりしないから。 めぐみ:なるほどですわ〜〜(笑) イシル:「(こいつだ……)」(笑) シャルマ:ちょっと待って? みんなの鼻がおかしくなっているのなら、私からしか臭い匂いがするって思うのは変じゃない? さっきのリーンの嘘もそうだけど、耳が全員おかしくなってるなら、リーンの言葉だけ反転するのは変よ?――とPL的に不思議に思った事(笑) GM:真龍伝説的な説明をするなら……ここのフォートレスを作ったのは誰だね? 何を目的として作ってあるかわかるかい? イシル:製作者は軍団長のシキ。 ミスティ:目的は仲間割れ…ですか?(笑) GM:はっはっはっ(笑) シャルマ:くっ……なぜ正常者が虐げられるか納得した……おのれシキ!(笑) GM:さて話を進めよう。ルオ達はこのままシャルマと同じスクエアにいるのなら、1ターン毎に1DずつMPが減って行くから。ちなみにシャルマは関係ない(笑) イシル:それは警告する――「シャルマ……お前から変な匂いがするぞ」 GM:シャルマに落雷。 シャルマ:(コロコロ)……「この“おにぎり”が!!!」 イシル:いや、すまん。つい(笑) GM:ではイシルの指摘で他の4人も気が付く、臭いの元がシャルマにあることを! リーン:すかさず1スクエア横にずれる!(笑) GM:ならMPの減少は止まる。 ルオ:私もリーンさんと同じスクエアに入る!(笑) ミスティ:私も離れさせて貰います……(笑) めぐみ:(←無言で自分のキャラを現す駒をシャルマから離すめぐみのPL) イシル:「さっきまでこんな事はなかった……きっとこの部屋に入ってからだろう」 リーン:「ミスティの――あ、違う、シャ――あ、しまった」(笑) GM:ミスティに落雷。 リーン:シャルマと言おうとして、何故かミスティって言っちゃったのよ〜ごめんねミスティ! ミスティ:(コロコロ)……いえ、構わないです。間違えは誰にでもあるものですから……。 イシル:俺は知覚ジャッジします(コロコロ)……24! GM:罠は無さそうだね。この部屋は地面が腐ってどろどろなのを抜かせば、普通の5×5スクエアの部屋だし、正面の壁には3つの次元の歪みが見える。 イシル:「どうやら、罠は無いようだな。仮面騎士……どうもお前から臭ってくるのは確実だ。きっと罠にかかったんだろう」 シャルマ:さっきから臭うだの悪臭だの散々な言われようね……ちょっといい加減にカチンと来た――「ここに入った時、私以外は腐った地面に突っ込んだわよね? 鼻がおかしくなったのはあなた達の方じゃないの? 罠にかかったのもあなた達ではないの?」 めぐみ:「そうかもしれないですけど……それならばその罠を解除する方法を見つけないといけないと思います……」 イシル:「ああ、めぐみ殿の言う通りだ」 シャルマ:「そんな罠に引っ掛かる方が未熟なのよ」――私は先に行く(笑) リーン:「でも、ここには罠は無いんでしょう?」 GM:リーン→『でも、ここには罠がたくさんありそうだしねぇ』 イシル:「そ、それはどういうことかな? 俺の事を信じてくれてないのか?」(笑) リーン:「そんな事ないよ」 GM:リーン→『まあね』(一同爆笑) イシル:「………………」――くっ! なんなんだ、この異様に仲間割れ率の高いフォートレスは!!!(笑) ルオ:「ねぇ、でもシャルマは臭いだけだから、さっさと先に行こうよ」(一同爆笑) シャルマ:さらっと酷い事言う(笑) イシル:く、臭いだけってそんな(笑) GM:ちなみにシャルマに落雷です。 ルオ:あ、ごめんなさい(笑) シャルマ:(コロコロ)……「ふっ、あなた達の気持ちはわかったわ」 ルオ:「だからそういう意味じゃないって――」って私は先に進みます。 GM:ではそこには罠があります。"ズボリ"と深みにはまります。3回敏捷ジャッジを振って目標は25、3回とも失敗すると完全死です。 ルオ:「イシルーーー!?」(一同爆笑) イシル:すまん! って(コロコロ)……5点来た――『リ・ドゥム』のトラップか。 GM:ちなみに一応助ける事も可能だったりする。その場合は助ける方の2Dを引っ掛かった人のダイス目にプラスしていい。ただしどちらかがファンブルした場合、助けに入った人も罠に落ちるから。 ルオ:プラーナ解放! (コロコロ)……うん成功! 脱出した! イシル:「罠があったか……魔法性とは……さすがに俺も見つけることができなかった」 シャルマ:「ここは魔王の本拠地……それぐらいは当たり前ね。悪いけど先に行く」――と一番右の次元の歪みに入っちゃいます(笑) イシル:「どうにも"臭い"と言ったのがまずったか?」 めぐみ:「女の子にそう言う事は禁句でだよ」 イシル:「………………そうか、あとでシャルマに謝っておこう」 シャルマ:おい!(一同爆笑) GM:次元を超えてシャルマに落雷。 イシル:あ(笑) シャルマ:「いなくなった瞬間、この仕打ち……(プチン!) ルオー! ミスティー! イシルー! リーン! めぐみー!」全員呼んでやった! はっはっはっ(一同大爆笑) GM:じゃあめぐみちゃん以外に落雷。 めぐみ:「相当怒っているみたいですね」(笑) その後、多数あった『リ・ドゥム』の罠に片っ端からはまり、そして協力して助けるという事を繰り返し、なんとかシャルマの入った次元の歪みへと一行は入っていったのだった……
シーン5:触覚の部屋 GM:次の部屋です。毎度お馴染みですが部屋に入った途端、今度は猛烈に寒い! 筋力ジャッジで目標値は30です。シャルマ:今度は成功してもはぶられる事はなさそうね(笑) リーン:(コロコロ)……ファンブル(笑) ミスティ:(コロコロ)……14です。 めぐみ:……14。 ルオ:22! シャルマ:19ね! イシル:(コロコロ)……20で失敗か。誰も30には届かなかったな。 GM:とりあえず全員、寒くは無くなりました。さて、次はシャルマ以外全員精神ジャッジ目標値20です。 シャルマ:まだ臭いのかい!(怒) GM:失敗した人はMPが減るからね。あ、ここからはイニシアチブを振ってから行動を決めていこう。それとこの部屋だけど入り組んでいるのだが、その壁一つ一つに、それぞれ一つずつ真実の顔のようなでっかい顔のレリーフがはめ込まれている。 イシル:罠っぽいな……とりあえずイニシアを振ろうか……。 GM:さぁ最初はイシルかな? イシル:知覚ジャッジ(コロコロ)……21! GM:別に何も妖しいところはないな。 イシル:ふむ、問題は無い……か。 その後、順々に進む一行だったが……ちょうど次の部屋に通じるだろう次元の歪みを、先頭を進んでいたシャルマが見た所で……"ガコン"何かの音がしたのだった。
GM:さて、そこまで行くと、ガコンと一気に壁のレリーフの顔の口が開く!シャルマ:ここまで来たら発動する罠か! GM:ちなみにレリーフは氷で出来た顔の像です。その顔の口から一斉に矢が放たれる! 顔の正面にいる人に矢が来ます。もっとも、前に人がいる場合はその人が盾になるので問題ないです。 シャルマ:避けた場合は? GM:後ろの人に行きます(笑) えっと矢の命中値は固定で25ね。 シャルマ:『アースシールド!』(コロコロ)……(コロコロ)……(コロコロ)……私には3つの顔が正面にきているのよね? 全部受けた。 GM:ダメージは物理の45点ダメージ、固定! イシル:(コロコロ)……ちょっとだけ通った。 ルオ:1点ダメージ(笑) めぐみ:5点来ました。 ミスティ:(コロコロ)……回避失敗。(コロコロ)……20点来ました。 リーン:私は避けー♪ GM:あ、そうそう、罠が発動したので氷の顔が一斉に声を上げて笑い出す、しかもハモリながら――『ウッハッハッハッ! ウッハッハッハッ! ………………』 イシル:「う、うざいな」(笑) シャルマ:「悪趣味な」 リーン:「気持ち悪〜〜い!」 GM:リーン→『かっこ良〜〜い♪』(一同爆笑) ルオ:「いや、それはどうかと思うな…」(笑) GM:でも実際は気持ち良いかは置いておいて、口からの矢ってのも氷で出来た矢なのだが、それは命中すると同時に水に戻って消えてしまい、傷口は凍傷のようになり血もでない。はっきりいって誰も痛くないね。 シャルマ:でも実際に見た目には刺さったのよね? GM:ふむ、では全員知力ジャッジ。目標値は20! リーン:(コロコロ)……楽勝だよ〜♪ ミスティ:……私も成功しました。 シャルマ:私も成功。……で、そこの馬鹿3人はどう?(笑) ルオ:うわぁ3馬鹿にされた〜〜失敗しているから何も言い返せない〜(笑) めぐみ:私も言い返せないよ〜(笑) イシル:俺はプラーナを5点解放して振ったので、成功度は21! 馬鹿の仲間ではない!(笑) めぐみ:酷いです!! ルオ:裏切り者ーー!!(笑) イシル:いいじゃないかプラーナ使ったんだから!(笑) GM:ルオとめぐみちゃんはまったく痛くないね(笑) ルオ:「全然痛くないねぇ♪」 リーン:「いや、そんなことない! そんなことないから!」(笑) GM:リーン→『そうだよね! うんうん、私もそう思うそう思う』(笑) ルオ:「やっぱり痛くないよね! 不思議だね♪」(一同爆笑) めぐみ:「本当ですねぇ」(笑) リーン:「………………」 シャルマ:「まずいわね。これは私達の痛覚を――触覚を寒さでマヒされたのね……ここは危険な部屋だわ、早く抜けないと」 GM:ではイニシアを振ってください! めぐみ:私が最初ですよ♪『ライディング』で九十九に足を掛けて3スクエア移動! 今回は2回行動なので、このターン中に脱出できます♪ イシル:俺は知覚ジャッジ! (コロコロ)……27! GM:次元の歪みの目の前のスクエアが、どうも他の地面より水っぽい、入ったら固まりそうだね。 イシル:トリモチ? GM:データ的にはトリモチ(笑) イシル:「入り口付近の地面は危険だ!」 シャルマ:私が移動後、(コロコロ)……器用19! GM:解除できなかったです。 ミスティ:行動を遅らせます。 GM:では『うっはっはっはっ! うっはっはっはっ! ………………』矢が発射されました。 めぐみ:『シールドフォーム』(コロコロ)……九十九が矢を寸ででキャッチして噛み折る! ノーダメージです! シャルマ:『アースシールド』をミスティ! ミスティ:(コロコロ)……8点通りました。 ルオ:(コロコロ)……私は避けた! イシル:俺も回避だ! GM:うぬれ、レリーフが終わってしまったか。 めぐみ:行動を落としますね。 イシル:そして俺(コロコロ)……器用24! GM:解除できました! イシル:「さぁ早くこの部屋を抜けるぞ!」 『うっはっはっはっ………………』というレリーフの笑い声を後ろに、一行はこの部屋を脱出したのだった。
シーン6:視覚の部屋 勇者一行は部屋のド真ん中に固まって現れた。その勇者達を囲むように4つの"かがり火"が、勢い良く燃えている。
GM:次の部屋に入ると、君達を囲むように"かがり火"が4つ程立っているね。シャルマ:次は"火"か。さしずめさっきの氷の部屋は"水"、腐った土の部屋は"地"、耳鳴りの部屋は"風"と言った所かしら? ルオ:じゃあこの部屋で最後? シャルマ:たぶんね。このふわふわ浮いてる水晶の点滅色も"赤"は火、"青"は水、"緑"は風、"黄"は地を表しているのでしょう。 イシル:精霊師団の四神導師シキと呼ばれるだけある……か。 GM:ではお約束、その部屋に入った途端にその"かがり火"を見ない人はいないはず。精神ジャッジ40をどうぞ。 シャルマ:プラーナ解放! (コロコロ)……ピンゾロ!? 無理だったわ(笑) イシル:(コロコロ)……まぁ駄目だったな。 リーン:……はい、無理ー! めぐみ:駄目でした〜〜。 ルオ:(コロコロ)……まだまだ届かないなぁ(笑) ミスティ:……私も失敗です。……あれ、勇者様って精神力18!? 一同:『なにぃ〜〜!!!』 そこには確かに"精神力:18"と記載されていた。
ルオ:フォーラの一件より、私はずっと精神を鍛えていたんです! ロールプレイ的にもたくさん成長したし!(笑)GM:う、む、ま、まぁありだろう。 リーン:そんな、精神力の弱さをあなたから取ったら何が残るっていうの!?(笑) ルオ:酷いリーンさん! 私だって成長しているんだから(笑) イシル:もう、昔の勇者殿ではないのだな(笑) ミスティ:再会したときの雰囲気が違っていたのも頷けます(笑) GM:とりあえず全員失敗ね。ではここからシーンは一人ずつになります。 ………………イシルの大切なもの………………
GM:最初はイシルです。――「ねぇお兄ちゃん起きてよぉ、ほら、早くー朝御飯冷めちゃうよ!」イシル:??? マフィン? 妹のマフィンかな? GM:君が気が付くとベットの上だ。時刻は朝、いつのもように妹のマフィンが起こしに来てくれたらしい。 イシル:「いや、マフィン……」――とガバッ! と起きて周りの状況把握! GM:記憶はちゃんと普通、"かがり火"のある部屋まで来た事は覚えている。装備は無いね。いつも寝る時着ているパジャマだ。壁とかの質感も普通に我が家の壁。 イシル:とりあえず部屋から出て朝食のところへ―― GM:マフィンはいつものように朝食を用意して待っています。――「はい、今日の朝食もお兄ちゃんが好きな"おにぎり"だよ、中身は食べてのお楽しみね♪」 イシル:「あ、ああ、ありがとう……しかし、夢を見ていたよマフィン」 GM:「夢?」 イシル:「この世界が窮地に陥ってな…選ばれし運命の勇者と共に旅をしていたんんだ」 GM:「へぇどんな旅だったの?」 イシル:「ああ、全ての七砦を回って、最後に魔王の拠点であるリーン地方の大暗穴に突入したんだが……その後はちょっとあやふやかな?」 GM:「へぇ、リアルな夢だね! その一緒に旅をした人達ってどういう人だったの?」 イシル:「ああ、イス=フィアの幻導王に育てられた姫ミスティに、異世界から来た運命の勇者ルオ、同じく異世界から来たメイジのリーン殿、魔獣使いのめぐみ殿、そしてかつては敵だったが今は心強い仲間であるシャルマの五人だ」 GM:「………………お兄ちゃん以外、全員女の人なんだね」――疑惑の視線(笑) イシル:「おいマフィン! 何か誤解してないか! なんだその視線は?」(笑) GM:「で、お兄ちゃんはその中で一体誰が目的なの?」 イシル:「お前は本当にそういう話が好きだなぁ……第一めぐみ殿は女というかなんというか……」 GM:「ふ〜〜ん」 イシル:「いや、信じてないだろうマフィン!」(笑) ………………リーンの大切なもの………………
GM:リーンは一人、子供の頃の自分の家にいます。母はすでにいないので君はここで父親と二人暮らしだ。リーン:一人ぼおっと暖炉の火でも眺めています――「(どういうこと? 確かに私はあの部屋に入って……)」 ミスティ:きっとリーンさんの家の造りは全てレンガ造りですね(一同爆笑) リーン:じゃあそれで(笑) 子供の頃はよくレンガを積み木代わりにして遊んでいました(笑) GM:「ただいま」――と、そこにお父さんが帰ってきます。 リーン:「お父…さん?」――私の体はどうなのでしょうか? GM:7歳のままだぞ。――「リーン、大人しくしていたか? お父さんが仕事の間、良い子にして待っていたか?」 リーン:「え、ええ」 GM:「そうかそうか、じゃあもう少し待っててくれ、今お父さんが夕飯作るからな」 リーン:「うん……」――目を閉じてみます。 GM:普通に目を閉じた状態と変らない、暗いぞ――「リーン、大丈夫か?」目を開ければお父さんが目の前にいる――「風邪でも引いたんじゃないのか? 元気がないぞ?」 リーン:「ううん、大丈夫よお父さん」――言葉が逆にならないのかな? GM:「そうは言ってもな」――お父さんはリーンのおでこに手を当てて――「うむ、熱は無いようだな」 リーン:「ちょっと疲れているだけ、心配しないでお父さん」 GM:「そうか……もうすぐこの町を離れるからな、来月にはベルリン暮らしだ。明日行われる『フェテ・デ・ラ・ティアラ・スク』の祭りが見られるのも、今年で最後だな」 リーン:??? ちょっとPLは意味不明ですが、ここでお父さんに聞き返すのもおかしいので――「うん、お祭りが楽しみで、ちょっとはしゃぎすぎたの」 GM:「そうか、街中をアレが練り歩くのは午前中だからな、今日は早く寝る事にしよう。じゃあお父さんは夕飯作ってくるからな」――と父親は台所の方へ行っちゃう。 リーン:私はベルリンに住む前に、小さい頃はどこかの田舎町とかに住んでいたのかな? この後ベルリンに渡ってから、私とお父さんを引き離す運命に巻き込まれていく……と(笑) GM:まぁそんな感じで(笑) ………………ルオの大切なもの………………
GM:ルオは後ろから突付かれるので目を覚まします。ルオ:ガバッ! と立ち上がって剣を構える! GM:ではルオの目に映るのは飯床学園自分の教室、自分の席から立ち上がりシャーペンを構えている! ルオ:「あ、え、あれ?」 GM:先生が――「何だ波乱原? それはこの問題を自ら解きたいという新しい意思表示か?」――教室中が爆笑(笑) ルオ:とりあえず――「すいません! わかりません!」(一同爆笑) イシル:早ッ(笑) GM:では放課後……下校途中に裕香から――「どうしたのルオ、なんか今日変だよ?」 ルオ:「え、だって、魔王は? それにミスティやイシル、リーンさんやめぐみちゃん……シャルマさんは?」 GM:「??? 何言っているの? 外国人さん?」 ルオ:「ちょ、ちょっとごめんね裕香」――と走っていきます――「もう、何がなんだか解らないよ!」 ………………めぐみちゃんの大切なもの………………
GM:そこは船の上、海導王とともに船に乗って2日目。横にジョニーがやってきて、海を眺めながら――「どうしためぐみ、そんなにヨッタヨッタして船にヨッタか?(酔ったか?)」イシル:いきなり来たー!(笑) めぐみ:「ふふふっ、ううん大丈夫だよ♪ ちょっと…こうやって二人で船になんて乗っていると、ハネムーンみたいだなって…そう思ってただけだから」(一同爆笑) GM:「ふっ、そうだなこのまま二人して羽を生やし、飛んで行きたい気分だよ」 めぐみ:「飛んで行ってしまうの? そうしたら、私があなたを捕まえてあげる♪」 GM:「馬鹿だなめぐみ、君の前から飛んで行ったりはしないよ」 シャルマ:馬鹿だ。 イシル:馬鹿ップルがいる。 めぐみ:ノリノリですよ〜(笑) GM:俺は恥ずかしいぞ(笑)――「もうすぐ、仲間達とも再会できるな」 めぐみ:「うん、とっても楽しみだな」 GM:「しかし、最初の頃はあんなだったのに、彼女も成長したな」 めぐみ:「ルオ先輩の事?」 GM:「ああ、そうだ。早く世界を平和に導いて欲しいものだ」 めぐみ:「……そうだね♪」 GM:「もし、世界が平和になったら、二人で静かに余生を過ごそう」 めぐみ:「………………はい」 ………………シャルマの大切なもの………………
GM:場面はまだ人造天使の手術を受ける前、首都にある魔法学校を卒業して地元に帰ってきた所。シャルマ:「ただいまローラ――って、あれ?」 GM:「シャル、お帰り」 シャルマ:「あれ、どうして昔なんか?」 GM:「昔? 何言っているの? ほら犬のアレイスもこんなに大きくなったわ」――と、一端の犬になったアレイスがいる。 シャルマ:「本当だ(笑)」 GM:「どうしたの? 向こうで虐められでもしたの?」 シャルマ:「いや、そういうわけじゃないんだけどね……ローラ、1+1は?」 GM:「2」 シャルマ:「この犬は?」 GM:「ワン」 シャルマ:「………………本物ね」(一同爆笑) イシル:どういう会話だ(笑) GM:「じゃあ今日はシャルの帰ってきた祝いだしね! ご馳走食べに行こう!」 シャルマ:「ええ、ありがと♪……あれ?」 ………………ミスティの大切なもの………………
GM:最後はミスティです。ここは四角い部屋、出口は次元の歪みが一つだけ、君達を囲むようにして"かがり火"が4つ程燃えている。ミスティ:私だけは部屋に入った状況のままなのでしょうか? GM:うん、そうだよ。回りにはルオもイシルもリーンもめぐみちゃんもシャルマも全員揃っている。と、いうわけで、他のPLさん達も普通に自分のキャラで喋っていいぞ。部屋に入った時の状況の続きって感じで(笑) シャルマ:いいの? GM:ただしシャルマは臭くない。まぁ本当はミスティ以外はNPCなんだけどね。 イシル:ああ、了解しました。――「さ、まずはこの部屋に罠が無いか調べるか……よし、罠は無さそうだな」 リーン:「あの"かがり火"は?」 イシル:「いや、その"かがり火"だけはちょっと解らなかった。仮面騎士はどうだ?」 GM:あ、ここでイシルは"仮面騎士"なんて呼びません。普通にシャルマはどうだ? と呼びます。 イシル:「シャルマはどうだ?」(笑) シャルマ:「そうね、とりあえず妖しいのはこの"かがり火"だけだから…もう少し詳しく調べてみましょう」 ミスティ:「え、今、名前言ったのに……勇者様? 今、名前言いましたよね?」 ルオ:「う〜〜ん?」 シャルマ:「ミスティ、何かわかる?」 ミスティ:「ごめんなさい、なにもわからないわ仮面騎士さん」 シャルマ:「仮面騎士? ふふっそう呼ばれた事もあったわね、懐かしい響きだわ」(笑) イシル:「フレイスのメガコロシアムでの話だな」(笑) リーン:「私が丁度いなかった頃の話ね」 ミスティ:リーンさんの言葉は変更されませんか? GM:されません。 ミスティ:「なぜでしょうか? とりあえず本名で呼んでも大丈夫のようですね」 イシル:「??? 何を言っているんだミスティ?」 めぐみ:「私のことは本名ではなく"めぐみ"と呼んでね」(一同爆笑) ミスティ:うう……(笑)――シャルマさんも臭いは無くなっているのですよね?――「シャルマさん、治ったのですね」 シャルマ:「??? 何を言っているの? 私は怪我も病気もしてない」 イシル:「ミスティ、さっきからどうしたんだ?」 ルオ:「ちょっと変だよミスティ?」 リーン:記憶は持っていていいんですよね?――「ねぇみんな、このフォートレスは聴覚・嗅覚・触覚を次々に麻痺させられて来たよね? そう考えるとこの部屋は視覚なんじゃないかな?」 シャルマ:「視覚の罠……か」――と言ってミスティから離れる。 リーン:「あなたは誰?」――ミスティから私も離れる。 イシル:ミスティに向き直り剣に手をかけ――「本物のミスティはどうした?」 GM:タヌキの九十九も『グルルルルル』とミスティに威嚇する。 ルオ:「え、もしかしてミスティ……」――ダークウェイバーを抜く! ミスティ:「なんで……みなさん……仲間でしょう?」(笑)――言っていて泥沼です(笑) めぐみ:「本物のミスティさんなら、私の本名を知っているはずです。答えて下さい」 ミスティ:「マサニ=タカヨシですよね」 めぐみ:「………………」 イシル:「いや、容易に信じるな。高レベルのクリーチャーは記憶のコピーぐらいわけない」 めぐみ:「それじゃあ……」 イシル:「そういうことだ」 ミスティ:「どうしてわかってくれないのですか? みなさん、正気に戻って下さい!」 シャルマ:「ここまで来て往生際が悪いわね」――ストライカーブレードに魔法を込める! 『ホーク・フェアリーズ』攻撃力50の剣になる! ミスティ:「どうして」――イシルに近づきながら魔剣リンドゥムを捨てます。 イシル:居合いの構え――「それ以上近づけは抜くぞ、例え魔剣を捨てたとしてもクリーチャーには必要ない」 ルオ:「ねぇ駄目よ! 本物のミスティの居場所を聞かないと」 イシル:「そうか!」 ミスティ:イシルの意識が逸れた瞬間にイシルに抱きつく! イシル:うおおおおおっ抱きつかれた〜〜! GM:『ボンッ』 シャルマ:ストライカーブレードで斬る! ミスティ:『虹色の衣(レインロウ)』発動! 属性はシャルマさんなので"風"です! GM:威力は半減されません。この戦闘では全てのダメージは"火"属性に変更されます。もっとも、ミスティはその事に気がつけないがな。 イシル:「うぉおおおおお踏み潰される〜〜!」(笑) GM:でも"おにぎり"状態はすぐに解除されるぞ。 イシル:「おお戻った。今回は短かったようだな」(笑) ミスティ:プラーナ解放(コロコロ)……重症値になりました。「そんな……みんな……」(コロコロ)……気絶判定失敗、気絶しました。 ………………イシルの大切なもの2………………
GM:さて、場面はさっきの続きです。イシルは脇腹に熱い何かを感じる。2D分の実ダメージを食らいます。イシル:「ぐっ……どうしたマフィン!?」 GM:マフィンは包丁で君の脇腹を刺してました。――「お兄ちゃんの嘘つき」 イシル:「な、なんなんだいったい!?」 GM:「私の事、お嫁さんに貰ってくれるって言ったのに!」 イシル:「な、なに〜〜!?」 GM:さらに包丁で切ってくるマフィン! イシル:肩口を斬られ――「マフィンがこんな事をやってくるはずがない……聴覚・嗅覚・触覚…やはりこれは幻覚か!」 GM:精神ジャッジ30をどうぞ。 イシル:(コロコロ)……クリティカル! (コロコロ)……成功! ………………リーンの大切なもの2………………
GM:では夕飯の支度が終わりお父さんが――「さぁリーン、御飯の前には手を洗わないとな」――と、君を暖炉のところまで連れていって、君の両手を暖炉の火に突っ込む。実ダメージ2D。リーン:「あ、熱いよお父さん!」(コロコロ)……11点も(笑)――お父さんを突き飛ばす! GM:突き飛ばされた――「どうしたんだリーン、手はちゃんと洗わないといけないだろう? ほら、手がまだ真っ黒じゃないか?」 リーン:「違うよ! 今の炎で火傷したんだよ!?」 GM:精神ジャッジ30をどうぞ。 リーン:(コロコロ)……プラーナ解放で成功!――「こんなの、私のお父さんじゃない! 『ディム・ニードル!!!』」 ………………ルオの大切なもの2………………
GM:「待ちなさいよルオ、そんなに慌ててどこに行くの?」――裕香に追いつかれました。ルオ:「いや、そうじゃないよ…そうじゃないけど……」 GM:「じゃあ、どこに行こうというの? そんなに急いで誰に会いに行くの?」 ルオ:「なら……私が勇者だって信じてくれる?」 GM:「うん、信じるよルオ」 ルオ:「じゃあ、これから魔王を倒しに行かなくちゃいけないのも信じてくれる?」 GM:「……うん、信じてあげる。じゃあさっきの仲間の人たちも探さないとね」 ルオ:「う、うん……ミスティー! イシルー! リーンさーん! めぐみちゃーん! シャルマさーん!」 GM:同じように裕香も声を上げる。でも周りの一般人は変な目で二人を見る。――「なんか変な目で見られてない?」 ルオ:「うん……やっぱ私の方が変なのかなぁ」 GM:「そうよルオ、あなたが変よ」 ルオ:「裕香?」 GM:「もとに戻ってルオ」――ドシュッ! ルオ:ドシュ? GM:シャーペンがルオの腕に刺さりました。実ダメージ2Dをどうぞ。 ルオ:(コロコロ)……痛い(笑) GM:「早く、もとに戻ってよルオ」今度は消しゴムだからダメージはなしでいいや(笑) ルオ:「違う! こんなの現実じゃない! 偽者よ!」 GM:では精神ジャッジ30をどうぞ。 ルオ:(コロコロ)……あれ? 失敗(笑)――「どうして? なんでそんなことするのよ裕香!?」(笑) ………………めぐみの大切なもの2………………
GM:ジョニーが言います――「めぐみ、お前は子供、何人欲しい?」めぐみ:「それは聞かない約束です…でも欲しいね、子供」 GM:「名前はどうしようかな? さすがにジョニーJrだけじゃ一人しか決まらないしな」 めぐみ:「仲間の名前から取りたいな」 GM:「例えば?」 めぐみ:「例えば……一文字ずつ取って、イシルの"イ"にミスティの"ミ"にリーンさんの"リー"、シャルマさんの"シャ"、それにジョニーの"ジョ"♪」 GM:「勇者を抜いたのはわざとか?」(笑) ルオ:ひ、酷い(笑) めぐみ:「わ、忘れていましたわ(笑) ルオ先輩の"ルオ"! これで全部♪」 GM:「イミリーシャジョルオ……か」――ジョニーは「ヴリトラー!!」と叫ぶとその手には剣が握られている! シャルマ:女の子でイミリーシャはまだしも、男の子がジョル男はちょっとねぇ(笑) めぐみ:「なに? いきなり夫婦喧嘩なの!? 成田離婚じゃない!?」(一同爆笑) GM:「まさかお前が……こんなにもネーミングセンスが無いとは思わなかった! 見損なったよ、こんな奴と一緒になろうとした俺が馬鹿だった!」 めぐみ:「酷いよジョニー……私は一生懸命考えたのに! それを解ってくれないなんて!」(笑) GM:「仲間の名前の頭文字を並べただけで一生懸命か! 俺が常日頃からネタを考えているぐらい考えて見せろ! 目障りだ!」――剣を振るってきます。 めぐみ:「九十九、遠慮無くやっちゃいなさい!」――飛び掛る九十九! GM:………………ではシーンチャンジで。 イシル:めぐみちゃんに精神ジャッジは無いのか!? GM:いや、このシチュエーションでどうやって気が付けと?(一同爆笑) リーン:めぐみちゃーん、これじゃあ戻ってこれないよ〜〜(笑) ………………シャルマの大切なもの2………………
シャルマ:「やめなさいアレイス!」――犬をはたいて避ける!GM:「ご主人の命令ですワン!」更に飛び掛る犬! シャルマ:「ローラ!?」――咄嗟に前へジャンプして後ろからのローラの攻撃を避ける!(笑) GM:ローラは奇襲する気だったんだ(笑) じゃあローラの攻撃は避けられて空を切る。 シャルマ:「ローラ、私達仲良しだったじゃない!」 GM:「気に入らなかったのよ! 昔っから、あなたには何をやっても敵わなかった!」 シャルマ:「まぁね」 GM:「………………」 シャルマ:「そりゃあね」 GM:「………………死ね!!」(一同爆笑) イシル:意外とナイフでザックリって感じだ(笑) GM:シャルマは2Dの実ダメージね。 シャルマ:(コロコロ)……クリティカル! 14点ダメージ(笑)「ローラ、私達は大の仲良しだった……家族同然に育ってきた……この昔の風景も虚像、目の前にいるローラも犬も…全部虚像……許さない」 GM:どうぞ、精神ジャッジ目標値30です。 シャルマ:プラーナ解放! (コロコロ)……よし成功!――「ローラ、悪いけど……」と、どこからともなく現れた双魔槍で貫く!――「あとで…あやまるわ」 シーン7:卑劣なる罠 そこは4つの"かがり火"がある正方形な部屋だった。入ってきた入り口はすでになく、ここから出る次元の歪みが一つあるだけの部屋。その中心に数人が倒れていた。
GM:ではイシルとリーンとシャルマは気が付いていい。起き上がると部屋の中にいるんだが、ルオとめぐみちゃんが寝ながらうなされている。そしてミスティが重症状態で気絶してる。あとは君達の上を水晶が赤色で点滅を停止して浮かんでいる。シャルマ:「今までのは……」――夢の、幻覚の内容は覚えていていいの? GM:覚えているよ。 シャルマ:「どうやら、ミスティは幻覚を見破れずに攻撃を受けたみたいね」 イシル:「もっとも、それは俺達も同じようだ。痛覚が無くなっているからあまり感じられないが」――と自分の脇腹を押えます(笑) リーン:「とにかく、ミスティを先に治してあげましょうよ」 シャルマ:じゃあ回復。(コロコロ)……―― ミスティ:拒否します。私の中ではみなさん敵です(笑) GM:その場合は抗魔力で抵抗だ。シャルマに負けると回復される。 ミスティ:(コロコロ)……うう、負けましたので治りました。 イシル:「さて、勇者殿とめぐみ殿だが……」 シャルマ:「めんどくさいわね! 『ガイア・ブリーズ』」(コロコロ)……魔法ダメージ29点。 GM:じゃあ二人は抗魔で防御して。ただし気絶中なのでダイスは振らない状態で減らしてね。 ルオ:うう…けっこう来た……。 めぐみ:九十九の防御が無いと、厳しいです私。 シャルマ:「どう、幻覚から覚めた?」 GM:いや起きないよ。二人は自力以外で目覚める事は無いと先に宣言しておこう。 シャルマ:「どうしたものからしね?」 ルオ:思いっきり攻撃され損だし(笑) ミスティ:私はそろそろ気絶から起きましょう。そして周りを見て――「う、ううん……はっ! 本物の居場所を聞こうとしても無駄ですよ」(一同爆笑) リーン:そう繋がるんだ(笑) イシル:でも辻褄は合っているな(笑) シャルマ:「ミスティ? あなた何を言っているの?」――で近づくと私は臭い(笑) ミスティ:「ゔ……これは……みなさん、本物?」 シャルマ:「あたりまえじゃない」――あ、今ふと本名言っちゃった(笑) GM:そうだな、イシルは気が付いていいかな。赤のまま停止している水晶だが、小さな機械的な声で――「ミスティ・蓄積カウント……」と聞こえる。 イシル:「みんな気をつけろ! まだ本名は言うな! 何かカウントされているぞ!」 シャルマ:さもありなん。「じゃあこの二人が起きたら……」 イシル:「たぶん、まとめて落雷がくるんじゃないか?」 シャルマ:「でも、どうやったら起きるのかしら?」 リーン:「あ、わかった!」――かがり火を調べる! GM:うん、妖しいね(笑) リーン:消す!! GM:ルオもめぐみも幻覚の世界がホワイトアウト! 気が付いていいよ(笑) ルオ:「あ…夢だったんだ……そうだよね。裕香があんなことするわけないもん!」 めぐみ:「ジョニーさん…私はあなたに会いたいです……」 シャルマ:「う〜〜ん、何があったのやら」(笑) GM:そして全員が起きたところで水晶が喋る――「蓄積・凍結・解除・カウント宣言……」
ミスティ:待って下さい! 私だけ8ってみなさんの倍なのですけど!? GM:う〜〜ん、ミスティは元々多かったのもあるけど、イシル達が気が付いてからのカウント数が意外と多くてね(笑) リーン:ごめーん、言った気がする(笑) シャルマ:すまん!(笑) めぐみ:私が2回もあるんですか? GM:君はミスティのシーンで「自分の本名を知っているか?」とわざわざ質問していたじゃないか? めぐみ:はっ! そう言えばそうでした。私、なんて余計な事を(泣) GM:さぁ、全員その回数分2Dを振って実ダメージを受けるのだ! そして………………。
めぐみ:シャルマさんの魔法で減っていたので死亡判定です(コロコロ)……成功、プラーナが減るまではいきませんでした。イシル:勇者殿とめぐみ殿を回復してから、目覚めさせれば良かったな(笑) 俺はHPが半分ぐらいになって終わり。 リーン:私は丁度重症で倒れた。 シャルマ:2回もファンブルしたから全快。 ルオ:ぎりぎり重症一歩手前だよ…痛いなぁ。 ミスティ:死亡判定に確実に失敗です。プラーナの最大値が15ほど減りました。 シャルマ:とりあえず回復!(コロコロ)……―― ………………………………………………………………………………………………
リーン:「うう……そういう事だったのね……まさかまとめてくる為の罠だったなんて……」イシル:「それに幻覚の内容も内容だ! ずいぶんな事をやってくれる」 めぐみ:「なんであんな幻覚を〜〜?」 ミスティ:「大切な人、恋人、仲間、家族、友人……そんな幻覚だったのではないでしょうか? 本当に…大切な人達だから……」 ルオ:「酷いよこんなこと!」 シャルマ:「えげつない罠ばかりね」 ミスティ:このフォートレス…かなりタチ悪いです。私なんて目覚めても区別付かなかったですし…… イシル:実際、聴覚も嗅覚も誰かしら"はぶられる"罠だったしな。 リーン:「少々悪戯が過ぎているわ」 ルオ:次元の歪みは一つしかないんでしょ?――「許さない!」――その歪みに入る! ミスティ:「私もです」――入ります。 そして、そこで待ち受けていたのは……混沌軍精霊師団団長・四神導師シキだった……――
真竜伝説
第23話「その名を呼ぶ者……」 了 |