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ソード・ワールド 2.0
――そこは3本の剣が創りしラクシア。中世ヨーロッパに似て非なる世界。
――300年前、蛮族の大侵攻<大破局>により人の文明は破壊され、禍々しい異形なる蛮族や
   怪物が闊歩することになった世界。
――そんな世界を自由に旅する者たちがいた。人々は彼等をこう呼んだ

――冒険者――と。

百年の虚読SW2.0リプレイ(4)
黄金の毛皮を狩りに行こう!

◆成長申告……の前に

GM:さて、それでは4話を開始する前にそれぞれ成長申告を――
ミナ:あ、ちょっと待って!その前に前回の報酬を山分けするから、それで買い物してから成長申告しましょう。
アルト:あれ? 前回報酬ってあったっけ?
テューレ:うーん、どうだったっスかねぇ。時間空いちゃったんで覚えて無いッス。
ミナ:まぁ私も覚えて無いんだけど、キャラクターシートの余白に2000ガメルってしっかり書いてあるから、きっとこれが報酬だったと思うのよ。
GM:あら、いつの間に渡したんですね。
ミナ:一応2000ガメル相当の調度品って書いてある。とりあえずコレを売ったってことにしましょう。
GM:はい。わかりました。
アルト:あ! ちょっと待って! それって報酬じゃないよ!
ミナ:
アルト:ほら、孤児院で悪役を演じた時に、リアリティを求める感じで調度品を適当に持ってきたじゃん、そのやつだよ(笑)
ミナ:ああ! あったあった!
アルト:って言うか、返さないとダメじゃん!(笑)
ミナ:そっかそっか、ナチュラルにネコババするところだったわ(笑)
GM:天然で泥棒を働くキャラクター……またはプレイヤー。
テューレ:いろんな意味で、さすが姉御ッス(笑)
ミナ:うっさいわね! ちゃんと返しておけばいいんでしょ! 返せば!!(←渋々消している)
GM:未練がましいですね。



というわけで成長申告。
テューレ:敏捷が上がりました。技能はマギテックを3LVにしたッス。前回の2500ガメルとエンジェルリングは裏金としてポッケにナイナイ中ッス(笑)
GM:そういえば、そんなアイテムを渡したままだったなぁ……。(1)
アルト:アルトは今回、器用度が上がったよ! あと、技能は新しくルールブック2で追加されたエンハンサーを一気に3LVで取得した! それで新ルールを適応したので、今までの戦闘特技をリビルドしました。
ミナ:リビルド?
GM:リビルドというか[キャラクターデータの修正]ですね。ルール2で追加された技能を新しく取得した時、どうしてもそのデータに合わせて今までの成長を再調整したい人用のルールです。
このセッションを収録するちょっと前に、ルールブック2が発売されました。
アルト:えっと≪武器習熟≫をやめて、≪牽制攻撃≫を取った事にするね。それでエンハンサーを取った分、錬技を3つ……<キャッツアイ><ビートルスキン><マッスルベア>を取得。命中と防護点と攻撃力がアップっ!(2)
ミナ:なんかアルトが強くなった気分になるわね。
アルト:うん、強くなったよ! あと所持金は1240ガメル、意外と持ってた!
GM:そう言えば≪武器習熟≫を削った分、現在持ってるAランク武器はどうしました?
アルト:あ、ルールが追加されて必要筋力+10の筋力があれば、1ランク上の武器を持てるようになったみたいだから問題ないよ♪
テューレ:なんかいろいろ細かい部分増えたッスね、ルール2。
GM:GM的にルールが増えるのは助かります。さて、それではミナの成長をどうぞ。
ミナ:私は器用度が欲しい……と思ってたら6ゾロだったので、伸びたのは精神力だった。技能はフェアリーテイマーを3LVに、そして念願の戦闘特技を取得! 取ったのは≪回避行動≫ね。
アルト:地味だなぁ。
ミナ:なによ、この1点が生死を分けるのよ? とりあえずこれで前衛に出つつ魔法も使うわね。
GM:了解です。それでは今回から1人新キャラクターが登場します。セッション前に自己紹介してもらいましょうか。

◆新キャラ、その名はナナシノ――

権兵衛:はい、名前は権兵衛。
アルト:ゴンベエ?
権兵衛:そう、権兵衛。名前が無いのでそう呼ばれている。種族はタビット、年齢はたぶん15〜6歳相当。生まれは魔術師、注目すべきは知力27!
アルト:すごっ!?
ミナ:うーん、さすがタビット族ね。
権兵衛:技能はソーサラー3LV、コンジャラー2LV、セージ1LV、スカウト1LV、HP28、MP33です。
ミナ:HPもMPも私より強い……なんという兎(笑)
権兵衛:経歴で[高レベルの魔法をかけられた事がある]と出たので考えた結果、一人称は「余」に決定。
ミナ:なんでよ! どこの殿様!?(笑)
権兵衛:いや、殿様だった。実は権兵衛という名前は仮名で、余はかつて東方の殿様だったのだ! その国は世界制覇を狙えるような超大国で、余はその国の殿であった。顎髭をなでつつ言う。(3)
一同:へぇ(笑)
GM:ふむふむ。
権兵衛:余は殿であった。
テューレ:妄想なキャラッスねー(笑)
権兵衛:余は殿であった!
ミナ:もう解ったわよ! さっさと続き言いなさいっ!(笑)
権兵衛:うむ、解ったなら宜しい。とりあえず付け髭は外そう。
ミナ:付け髭かいっ(笑)
権兵衛:そんな余だが、東の国にいた頃は美形でカリスマたっぷりな人間であった。従者にも民にも凄い慕われている殿様だった。
アルト:ふ〜ん(そろそろ飽きてきた)。
権兵衛:しかし、そのカリスマ力が凄すぎると思った老中は、そこで魔法をかけたのだ。それは世界のために仕方の無い処置だった。そして余が次に気がついた時、そこは浜辺であり、姿もタビットになっていたというわけだ。
GM:まぁ、なんか溺れて浜辺に打ち上げられた、と。
権兵衛:違うっ! 余は本気でそう思ってるから真実だ! プレイヤー的には全て権兵衛が勝手に信じてる妄想だがなっ!(一同爆笑)
ミナ:妄想かっ! た、たち悪いなぁ(笑)
権兵衛:そんなわけで、自信過剰で虚言癖なキャラだ。弱点はそうだな……余は完璧超人だから弱点は無い……が、甘いもの好きってことにしよう。
アルト:なんというか、濃いキャラだなぁ。
権兵衛:前回の教訓を活かし、今日の日のために考えに考え抜いて来たからな。主に妄想を。
そんなわけで、元エヴァンのプレイヤーが再び参入である。

◆レアモンスターの噂

GM:それではマスターシーンからスタートします。
ミナ:マスターシーン?(4)
それは、深い森の中だった――
1人の男性が必死に駆けている。辺りは深夜。
彼はそこそこできる冒険者。その森を駆ける足さばきからたぶんレンジャーだろう。

しかし、彼の武器は壊れている。
手には予備で持っていたのか小振りのナイフが心モノなく握られていた。
だから、彼は思いっきり走っていた。戦ったら勝てる見込みは無い。

しかし――
男の後ろで何かが光る。
その光は必死で逃げる男の背中を捕らえると、一気に加速。男の背中が目前に迫る。
光は見た。恐怖に歪んだ男の表情を。

そしてその瞬間、彼は死んだ。
GM:こんな感じです。
ミナ:ど、どういうことかしら?
アルト:意味がわからなーい!
GM:――という噂話を権兵衛は聞きました。
権兵衛:よりにもよって余かっ!(笑)
GM:そうです。そして権兵衛が気がつくと、目の前には軽薄そうな男が1人――「おい、あんた大丈夫か?」
権兵衛:ん? 場所は?
GM:打ち上げられた海岸だね。
権兵衛:おお、そうか余は海に投げ出されたのだった……おい、そこのお前、余を助けたのはお前か?
GM:「お前か?って……いや、ルキスラに向かう途中で倒れていたのを見ただけで……」
権兵衛:殿様である余を助けるとは大義であった。
GM:「は、はぁ」
権兵衛:ところで、お前はなぜそのルキスラなる場所に向かっている。
GM:「いや、俺は冒険者なんだが、ルキスラの南の森で、珍しい光る幻獣を見たって情報を聞いてさ。捕まえられれば一攫千金かなって」
権兵衛:お前っ! そんな貴重な情報をぽんぽん他人にしゃべって良いと思っているのか!
アルト:今度は怒りだした(笑)
GM:「え、いや、だってあんたは冒険者じゃないんだろう? 殿ってなんだかわからないけど……」
権兵衛:うむ、そうであった。しかし! 光る幻獣など殿である余にはもってこいの騎獣ではないか! そのルキスラとやらはどっちに向かえばいい? あともう一度今の幻獣の話を聞かせよ!
GM:「ああ、川沿いに南東に歩いて行けば……って、ええ!? お前、行くのか!」ーーと言いつつ、マスタシーンの噂話を教えてくれます。
権兵衛:是非も無し! その幻獣は余の物だ。お前はもう下がってよい。
GM:「え?」
権兵衛:さらばだ名もなき下々の民よ!――そう言ってルキスラを目指そう。余はそこで冒険者を雇って幻獣を狩るぞ!
GM:その冒険者はぽかーんとして権兵衛を見送ります。
ミナ:なんか……とりあえず酷いウサギがいるわよ(笑)
アルト:面白〜い♪

◆挫折の始まり亭はいつも通り

貴重な仲間であるエヴァンを失ってからすでに数週間が経っていた。
ここはルキスラの裏通りにある冒険者の店――挫折の始まり亭。正規の冒険者の店では仕事を斡旋して貰えないような一癖も二癖もあるならず者が集まる場所。
GM:それではミナ達に行きましょう。場所はいつもの挫折の始まり亭。奥まった場所はミナ達の指定席、4人掛けの席です。
アルト:一つ席が空いてる……。
テューレ:そうっスねぇ。
アルト:エヴァン……。
ミナ:ザセッティーのカップをテーブルにガンッと置きつつ――ほら、いつまでグダグダしてんのよ! そんな事してても懐は温まらないのよ!
アルト:懐より心が温まらないよ〜。
ミナ:アルトのほっぺをぐにーっと伸ばそう。
テューレ:まぁ、姉御の言うことは一理あるッスね……そろそろ仕事した方がいいと思うッス。
アルト:ヴェ〜ヴァ〜――とほっぺ引っ張られつつ。
ミナ:ったく、アルトを離して店のマスターに聞こう――ちょっとマスター、なんかいい仕事無い? できればどかんと稼げるヤツ!
GM:「仕事かぁ……ねぇな」
ミナ:無いのか。
テューレ:う〜ん、さすが挫折の始まり亭ッスね。いきなり挫折したッス。
GM:「見ろ、店の冒険者どももやる事無くて喧嘩したり、好き放題してるだろう」
ミナ:好き放題はどうかと思うけど……実際、他の冒険者はお酒飲んでたりって感じなのね。
GM:そんな感じです。同僚のスキンヘッドパーティーは、他のパーティーに暇だからって喧嘩売ったりしてる。
ミナ:スキンヘッドって何よ!(笑)
テューレ:それより同僚じゃないってツッコミをして欲しかったッス。
アルト:『その水をよこせ!』とか言いながら喧嘩。
テューレ:確かに好き放題ッスね(笑)
GM:「ま、普通の仕事じゃないのなら、1つだけあるんだがな……あるウサギの噂を知ってるか?」
ミナ:ウサギ?
アルト:なにー? ウサギさんがどうしたのー?――って寄ってくる。
テューレ:じゃあ俺っちもそっちに行くッス。
GM:「表通りの冒険者の店で噂になってるんだが……なんとも対応に困るタビットの冒険者がいるらしくてな、その冒険者の店でもひと悶着起こして、そろそろココに来るのも時間の問題って話なんだが……」
ミナ:それと仕事と、どう関係があるのよ?
GM:「ああ、そのウサギなんだが、何でも冒険者を集めて何かの依頼をさせたがっているらしいんだ」

◆幻獣狩りの依頼

たーのもーう。たーのもーう。下へ〜〜。下へ〜〜。
その声はゆっくりと、しかし確実に裏路地を進んでいた。
表通りと違って振り返る者は少ない。
物乞いのおじいさんがチラリを顔を上げて声の主を見る。
そこには、小さなタビットが得意そうに遅々と歩を進める姿があった。
権兵衛:その頃の余は、幻獣を捕らえる仲間がなかなか見つからずに、言われた通り裏道を進んでいる(笑)
GM:そうだね、表通りの冒険者の店で、裏通りにある挫折の始まり亭が良いって教えられたよ。
権兵衛:ふっ、余の付き人となるのに普通の人材ではあまりに不釣り合い。こういう裏通りにこそダイヤの原石が眠っていると言うもの。
GM:じゃあ裏通りをある程度進んだ先に、挫折の始まり亭の看板が見えてくる。
権兵衛:たーのもーう。たーのもーう。
ミナ:
権兵衛:下へ〜〜。下へ〜〜。
ミナ:? さっきから何の声?――ちょっと店の外を見て良い?
権兵衛:余がゆっくりゆっくり歩いてくる――たーのもーう。たーのもーう。下へ〜〜。下へ〜〜。
GM:その歌はいったい……。
権兵衛:殿の歌だ。今作った。
GM:………………。(5)
ミナ:扉を閉めて、始まり亭のみんなに声をかけよう――ちょっとあんた達、喧嘩なんかしてないであのウサギの噂は聞いた? とんでも無い冒険者で表通りの店を追い出されたっていう奴よ!
GM:「ああ、その噂なら」「表の店でも扱いに困ったとかなんとか……」
ミナ:そう! その凄い奴が、どうやらココに向かっているらしいじゃない。……ほら、静かに……、聞こえる? 誰かがやってくる音がするわ。
権兵衛:たーのもーう。たーのもーう。下へ〜〜。下へ〜〜。
アルト:本当だ! アルト聞こえる!
GM:「なんだこの歌は!?」「やばい、なんだか知らないけどやばい気がするぜ!」
ミナ:シーンとする店内、ごくりと唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた……そんな中、私はみんなの後ろで笑いをかみ殺している(笑)
テューレ:あ、姉御……(笑)
権兵衛:ギィ〜〜扉を開けて入ってくる。
GM:「………………」「………………」
テューレ:あ、そう言えば姉御、そろそろお昼ご飯ッスよね?
権兵衛:スルーか!?(一同爆笑)
アルト:可哀そうじゃん! 相手してあげようよ!(笑)
テューレ:じゃあ入って来たウサギの耳を持って――お昼ご飯GETッス。
権兵衛:余か!? ええぃ、耳を掴むでない!(笑)
アルト:アルトも触りた〜い♪
テューレ:あげないッス。
アルト:ミ〜ナ〜――って、テューレがずるいって指さそう。
ミナ:待ちなさいって、タビット族なんだからそういう扱いは失礼でしょうが、アルトもぬいぐるみじゃないんだから……。
アルト:アルト触りたいもん!――って全力でウサギさんの両足を掴んで引っ張る。
ミナ:ちょーー!(笑)
権兵衛:ンンーーーっ!?(笑)
アルト:ぶら下がって楽しそうにしてる♪
テューレ:負けないッス!
ミナ:あんたも何対抗してんのよ!(テューレにチョップ)
権兵衛:余、余は殿なり、こ、このような愚民の行動に、い、いちいち腹を立てていては――と縦に伸びつつ我慢(一同爆笑)
ミナ:いや、そこは我慢する所じゃないから!(笑)――テューレとアルトから解放してあげよう。
アルト:ちょっと膨れっ面。
テューレ:じゃあ小脇に抱え直すッス。
ミナ:まだまだ物扱いか。
GM:そこでマスターが言おう――「ああ、そいつが噂のウサギだな。組合から任せるって言われててどうしようと思ってたんだが……そうか、お前達が面倒見てくれるのか」
ミナ:え?
権兵衛:ふむ、つまり余の従者となるのはお前達なわけだな。
ミナ:はぁあ!? なんで私たちが!
権兵衛:なんだ? 余を抱えて運んでくれるのか? うむ、良い心がけだ。
テューレ:逆さにしてチャリンチャリーン――と。
GM:酷いっ! それは酷いって(一同爆笑)
権兵衛:余の450ガメルが(笑)
テューレ:結構持ってるッスね。
ミナ:ちょっとテューレ! いくら挫折の始まり亭だからってそんな堂々と!(笑)
アルト:孤児院の貴重な資金を堂々と泥棒しようとしたミナは言えないと思う(笑)
なんだかんだで自分達のテーブルにウサギを連れてくるミナ達。
ミナ:ごめんね、ウチの若いのが。
アルト:若いのって(笑)
権兵衛:うむ、とりあえず余の450ガメル返せ。
ミナ:じゃあ返そう。
アルト:ミナが持ってるんだ(笑)
権兵衛:ふむ……ところでお前達は冒険者のようだな。丁度いい、余は人を探していたのだ。
ミナ:人探し?
権兵衛:うむ。お前達はなんとも頭が悪そうな顔をしているが、余の壁ぐらいにはなるだろう?
ミナ:(ピキッ)
アルト:うん、なるなる〜♪――と言いつつウサギさんを撫でるー♪ 凄い勢いでテーブルにぶつかってても気にしないー! ゴリゴリゴリ♪
テューレ:お、音がおかしいッス(笑)
ミナ:私からはツッこまないわよ(笑)
GM:じゃあ一通りアルトは満足したってことで。
アルト:満足した♪
権兵衛:よ、よ、余と……一緒に、南の森に、行ってはくれないか?
テューレ:ふらふらッスね(笑)
ミナ:南……バルバロスの顎がある方じゃない?
権兵衛:ふっ、安心せい。余は偉大なる大魔法使いだ。お前達ごとき余裕で守ってやろう。
ミナ:さっき壁になれと言ってたような。ってか、どうして南の森に行きたいのよ?
権兵衛:うむ、ここだけの話だが、その森には黄金に光る幻獣が出るという噂なのだ。その幻獣こそ余の騎獣に相応しい! そう思うだろう?
アルト:幻の獣かぁ……それって強いよね!
テューレ:そうっスね。それ系の敵は今の俺っち達にとっては強敵ッス。有名なユニコーンとかに出会ったら絶対勝てないって感じですし。
ミナ:でも幻獣かぁ……捕獲して売ればけっこうな金になるわねぇ……(ぶつぶつ)
権兵衛:お前ら、余の話聞いておるか?
テューレ:でも、このウサギの話が本当かどうかわからないッスよ?
ミナ:む、確かに。
GM:それにはマスターが口を挟もう――「その話、裏なら取れてるぜ?」
ミナ:そうなの?
GM:「冒険者の世界も、表の依頼があれば裏の依頼もある。その話は裏の話ってわけだ」
テューレ:でも、どうして幻獣の話が裏話なんスか?
GM:「当たり前だろう、幻獣って言えば希少種よ。おいそれと乱獲して良いもんじゃねぇ」
アルト:そ、そうだったんだ……。
GM:「それで依頼の話だが、実はその森に住む幻獣……かもしれない奴が、どうも森に入る人間を襲っているらしくてな、さる高貴な方からその討伐依頼が出ているんだ。もちろん、もしその対象が幻獣だったら密猟ってことになる……正規のルートじゃ回せない依頼だ」
ミナ:それで、報酬はいくらなの?
GM:「幻じゅ――モンスターを倒した証拠を持ってくれば5000Gの報酬が出る。さるお方が欲しいのは、そのモンスターから剥ぎ取れるあるアイテムって話だ」
ミナ:5000!(キランッ)
テューレ:これは受ける流れッスね(笑)
アルト:強そうだし、アルトはぜんぜんオッケー!
権兵衛:どうやら従者達もやる気になったようだな、良かった良かった(笑)
ミナ:それで、その幻じゅ……モンスターの情報は?
GM:「断片的な情報だが、だいたい体長は――」
権兵衛:おい、GMがルールを読みだしたぞ!(6)
ミナ:明らかに実在の相手がいるってことね。
テューレ:しかも……ルール2ッスね(笑)
GM:「体長は2m程度、直立歩行らしい、外見は屈強な猿に似ているって話だ」
ミナ:その情報だけで似たモンスターがいるか見当つかないかな?
GM:じゃあセージで振ってみて、難易度は10ね。
ミナ:(コロコロ)……惜しい、9で失敗。
権兵衛:余は11! 解ったぞ!
GM:ゴルゴルというモンスターですね。ゴリラみたいな外見の凶暴なモンスターです。
権兵衛:しかしそのモンスターは別に光ったりしないだろう?
GM:それがですね。ゴルゴルは群れを束ねるボスになると、その毛皮が黄金に輝くという伝説があります。
ミナ:へぇ〜、黄金の猿ってところね。
権兵衛:余は知っているぞ! それはゴルゴルのボスだな、黄金に輝く毛を持っているという。
テューレ:ええー、本当に知ってるッスか?
権兵衛:当たり前だ、余は何でも知っている!
ミナ:うーん、プレイヤー的には信じれるのだけど、キャラクター的に半信半疑かも(笑)
テューレ:とりあえずマスターの情報により、黄金に輝く猿を密猟すればいいってことッスね。
ミナ:そうね、それでいいかも。つまり黄金の毛皮を持ってくれば5000ガメルってことね?
GM:「ああ、そういうことだ」
ミナ:じゃあマスター、さっきそのモンスターが人間を襲って被害を出してるって言ってたけど、黄金の毛皮を持ってくるのは5000で良いけど、純粋に害獣駆除として別途報酬は貰えないのかしら?
GM:「う〜ん、まぁ確かに被害を止められれば、それだけで1つの依頼完了ともいえるが……」
権兵衛:ちょっと待て!! この依頼は余が持ってきた依頼だ! いつの間にか酒場のマスターから出た依頼になってるぞ! おかしい! 余は異議有り!!
ミナ:………………うん、そうだね。
権兵衛:うむ! わかれば宜しい、余は東方の大国が殿さまゆえ――
ミナ:それでどうなのよマスター?
権兵衛:聞けっ!(一同爆笑)
アルト:よしよしって撫でる(笑)
GM:マスターが言おう――「害獣駆除って意味なら1500ガメル前後だろうな、それぐらいは交渉しておいてやる」
ミナ:ありがとうー♪ それじゃあその依頼、私たちに任せといて!
権兵衛:だから依頼者は余だと――
アルト:なでなで♪

◆今更ながらに自己紹介

その森はルキスラから徒歩で丸一日のところにあるらしい。
ミナ達は森での探索に必要な準備を整え、早速出発するのだった。
GM:それではキミ達は南の森へ向けて街道を――
権兵衛:ちょっと待て!
GM:はい?
権兵衛:自己紹介してない!
ミナ:そういえば(笑)
アルト:ウサギさんで良いんじゃない? 困らないし。
テューレ:いや、それはどうかと思うッス。
権兵衛:キャラ紹介でプレイヤーには権兵衛だと紹介したけど、キャラとしてはしないから、誰か名前を聞いて欲しい(笑)
アルト:ねぇウサギさんは何て名前なの?
権兵衛:いや、そう聞かれても答えられないから、名前が無いからこう呼ばれるって感じだし。
テューレ:じゃあ店のマスターから聞いてたってことで――名前が無いらしいッスよ? マスターは名無しのゴンベエだから、権兵衛で良いんじゃないか?って言ってたッス。
権兵衛:権兵衛か……うむ、偉そうな名前だな。気に入った(笑)
ミナ:うーん、どこの国の言葉なのやら……それで、森まではルキスラから何日?
GM:噂の森は徒歩で丸1日ってとこですね。ちなみに挫折の始まり亭のマスターは「3日以内に戻ってこなかったら、別の冒険者にも依頼を話すぜ?」って言われてます。
テューレ:行き帰りで2日、実働は1日だけってことッスね。
ミナ:じゃあテクテク歩いて行きますか。
アルト:ウサギさんと手を繋ぐ〜♪
テューレ:権兵衛って名前決まったじゃないッスか(笑)
権兵衛:では余はそこであるアイテムを取り出す――見よ! これぞ三種の神器発見レーダー!
ミナ:三種の神器?
テューレ:レーダーッスか?
権兵衛:うむ、三種の神器とは余が本当の姿を取り戻すために必要な伝説のアイテム!
ミナ:へぇ〜凄いじゃない!
テューレ:本当の姿が何かってのはスルーしとくッス。
権兵衛:ああ、一番聞いてほしかった部分がスルー(笑) しかし余はめげずレーダー……ぶっちゃけ[北向きの針]を掲げる(笑)
ミナ:普通のマジックアイテムじゃない、しかも三種の神器じゃなくって北しか刺さないし(笑)
権兵衛:おお! 針が神器に反応している……こっちだ!――と北を見ると後ろを歩いてるミナがいる。
ミナ:じゃあ、いた(笑)
権兵衛:ミナと言ったな、お前の腰につけている剣、これこそ神器の一つにあい違いない!
ミナ:え? これ?(ハインリヒソードに手をかけて)(7)
権兵衛:そうだ! 絶対そうに違いない!……というわけで、くれ!
ミナ:ビシッとちょっぷ。
権兵衛:何をする!ーー涙目で頭抱えつつ非難しよう。
ミナ:何をする、じゃないでしょう! これは私のものよ、あげるわけないでしょうが。
権兵衛:なんだと! 渡せないというなら余は一生お前について行くぞ!
ミナ:なんですって!?……アルトどうしよう?
アルト:ミナだけずるいー! アルトもウサギさん連れて行くー!
ミナ:連れて行くーって……ペットか。
権兵衛:安心しろ! 余はお前のために何もしないし、何か困ったことがあったらお前に全力で頼るぞ!
アルト:アルトも全力でお菓子食べるし、ご飯だって遠慮なく食べる!
ミナ:……はぁ、うるさいのが増えたなぁ(がっくし)。
テューレ:どさくさにまぎれて、俺っちも姉御に一生ついて行くッス〜――って(笑)
権兵衛:お前はいらんっ!!(断言)
ミナ:お前が断んのかいっ(一同爆笑)
テューレ:こ、このウサギ……姉御、やっぱ今夜は兎鍋ってどうッスか?
権兵衛:ほほう、余をそんじょそこらの兎と一緒にしないことだ。ブリザードで氷漬けにしてくれる!
テューレ:やれるものならやってみるッス!
ミナ:あー、もう、はいはい(笑いつつ)……テューレも熱くならない。
テューレ:ぐっ……姉御が言うなら……。
ミナ:権兵衛で良いんだっけ? そんなに言うんだったら、いつか私がこの剣を手放す事があるかもしれないし、その時はあんたに売ったげるわ。
権兵衛:うむ、良いだろう。450ガメルで買ってやろう。
ミナ:アルト、この子が一緒に来るのは……賛成ね(笑)
アルト:うん、賛成〜♪
ミナ:テューレはどう?
テューレ:言いたいことはいくつかあるッスけど、姉御が良いなら反対はしないッス。
ミナ:私は疲れた(笑)ーー権兵衛、あんた魔法使いなのよね? それなら少しの間、一緒に行動しましょうか。これからよろしくね。

◆幻獣が住む森

街道を逸れまばらな灌木と下草の道を進むと、やがて視界いっぱいの草原へと出る。
向かって左奥には木々が立ち並ぶ林へ、右奥には岩肌が点在する丘陵地帯が見え、真っ直ぐ遠くには大きな山がそびえ立つ。
ここが、噂の幻獣の森だった。
GM:では森に到着しました。
ミナ:速攻着いたわね(笑)
GM:では……――(正六角形の板を円状に7つ並べ始める)(8)
テューレ:なんかGMがマップを展開してるッスね。
GM:はい、マップ1つを移動するごとに、1時間経つと思って下さい。またそのマップで戦闘があった場合は追加で1時間経過します。
アルト:今は何時なの?
GM:今は昼の13時とします。
ミナ:最初はどこに到着するの?
GM:草原のマップですね。最初は下生えぐらいの草地ですが、100mも行かないうちに深くなっていって最終的には腰上ぐらいまで来ます。真正面の背景には山が見えて、左奥には林が、右奥には丘陵地帯が見えてます。
アルト:中央のマップは山なんだ。なにかありそうだなぁ。
ミナ:じゃあそこは最後にしましょう。まずは林か丘ね。
テューレ:この草原を探索するのって時間かかるッスか?
GM:探索も含めて1時間と考えてます。ちなみに探索しないでも1時間は経過します。
ミナ:なら探索した方が良いわね。黄金の猿を探す為にも足跡とか探しましょうか。レンジャー技能で足跡探すわよ?(コロコロ)……12!
GM:それなら複数の足跡を発見するね。どんなモンスターの足跡か調べるにはセージかな?
ミナ:(コロコロ)……あ、クリティカル。
GM:む、それなら複数の霊長類系モンスターの足跡と複数の人間の足跡、あとクリティカルなので蹄の足跡も発見するかな。
権兵衛:霊長類っていうのはゴリラ―ゴルゴルの足跡だろうな。
テューレ:人間っていうのは、すでに俺っち達以外に密漁者がいるってことッスかね?
アルト:もしくは権兵衛がOPで会った人とか? とにかく他にもいるのは確実そうだねー。
ミナ:蹄っていうのがわからないわね……密猟を取り締まりに来た騎士かしら? それとも馬系のモンスター?
GM:さぁ?
ミナ:ま、権兵衛に説明しておくわ。私たちが探してる猿の足跡かしら?
権兵衛:うむ、そのようだな。この足跡を追って行けばきっと見つかるはずだ!
GM:霊長類の足跡は丘の方へ続いていますね。
ミナ:なら丘に向かいましょうか。
続いて丘陵地帯へ向かうミナ達。
そこは岩肌が見える岩丘地帯であり、見晴らしはあまりよくなさそうだ。
背の高い岩場もあり、地震でも起きれば頭上から降って来そうな不安定な岩石もいくつか存在した。
GM:平原があって大きな丘が3〜4つあると思って下さい。そしてそこに到着すると、丘の上の方に1匹の大きな猿が寝ています。
ミナ:ゴルゴル?
GM:判定には成功してるのでゴルゴルと解ります。
権兵衛:ゴルゴルがいるようだな。他にはいないのか?
GM:いませんね。
アルト:ミナ、あれって群れでいるやつ?
ミナ:そのはずだけど……。ちなみに毛皮の色は?
GM:黄金では無いですね。
ミナ:普通のゴルゴルかぁ。
アルト:ねぇ戦おう! やっちゃおうよ! アルト戦いたいっ!
権兵衛:ま、余がいるんだ。安心するがいいぞ?
ミナ:う〜ん、相手の戦力を知るっていうのは悪くないけど、もうちょっと有利な状況で戦いたいなぁ……ねぇGM、敵は寝てるみたいだけど、その周辺の状況はどんな感じなの?
GM:丘と言っても岩がごろごろしているような感じです。姿を隠して近づく事は可能ですね。寝ているゴルゴルより高い位置のでっぱりとかもあります。
テューレ:あ、じゃあそのでっぱりから大きな岩を落とすとか有りッスかね?
ミナ:うん、良いアイディアじゃない、それで行きましょうか。
GM:そうですね……テューレの隠密判定と、こっちの危険感知判定の対抗でしょうか。
テューレ:じゃあ行っちゃっていいッスか?(コロコロ)……達成値は11ッス。
GM:こっちは(コロコロ)……く、気付かないか。ガーガーと寝ています。
テューレ:自分で動かせるレベルの一番大きな岩を落とすッス。
ミナ:岩を落としたら戦闘開始って感じね。
権兵衛:ところでミナ、あのテューレというエルフが岩を落とすのに失敗した場合、余達に向かって岩が転がって来る可能性が無いか?
ミナ:………………。
アルト:………………。
テューレ:………………。
GM:ファンブルしたらってことで(笑)(9)
テューレ:だ、大丈夫ッス姉御、信じて下さいッス(笑)
ミナ:あっはっはっ、大丈夫よ〜、ファンブったらゴルゴルとまとめて撃つだけだから♪
テューレ:姉御の眼が笑って無いッス。
GM:テューレはシューターで判定して良いよ?
テューレ:(コロコロ)……15ッス! 完璧!
グチャっと岩に潰されるゴルゴル。
しかし、雄叫びと共に岩をどけ、ゴルゴルはその場で立ち上がる。
同時、岩陰から飛び出すアルトとミナ、そして――
権兵衛:アルトの3連撃、ミナのクリティカル、テューレの銃……ふっ、余が手を下すまでもなかったな(笑)
ミナ:言うと思った(笑)
ゴルゴルは1ターンとかからず葬られたのだった。
GM:ゴルゴルの行動が回ってくれば、遠慮なく仲間を呼んだのに。
ミナ:戦ってみた感想、そんなに強く無いわね。
アルト:ザコはつまんなーい、ボスと早く戦いたい!
権兵衛:それではこの丘を探索するとしよう。戦って無いから暇だし(コロコロ)……スカウトで13。
GM:こいつは群から一匹ハグレたようだけど、群れは山に向かったっぽいね。でも群れが向かったのはけっこう前かな。
権兵衛:つまり今から山に行っても追いつけなさそうということか。ゴルゴル達の行動を予測して移動しないといけないのか?
ミナ:そうね、たぶんそういう事だと思う……GM、次に移動できる場所は?
GM:中央の「山」と先にある「沼」、あとは「草原」に戻るってところですね。
テューレ:今のタイミングだと「山」は微妙な気がするッス。
ミナ:ここから山の状況は見えないのよね?
GM:そうですね……山は中央にあるだけあって大きいので、一応レンジャーかスカウトで判定してくれれば多少は情報出しましょう。
テューレ:(コロコロ)……スカウトで10ッス。
GM:なら2つの事が解る。まずはこの山を登って行くには[登攀]判定が必要になる箇所がありそうだ。
アルト:[登攀]ってどうやるの?
GM:冒険者LV+筋力が基準の判定になります。
アルト:じゃあ大丈夫♪
テューレ:無理ッスね。
権兵衛:余に力仕事は似合わぬ。
ミナ:山は諦めるわよ。
アルト:早っ! みんな決断早いよ!(笑)
テューレ:一応もう一つの情報も聞くッス。
GM:未確定な鳥っぽいのが山頂付近を飛んでます。遠くて見えないのでセージ判定は難しいです。
アルト:おお! 戦う相手! ワクワク♪
テューレ:嫌な予感ッスね。
権兵衛:余の豊富な経験から未知のモンスターは危険と出ている。
ミナ:山は諦めるわよ。
アルト:なんでみんなして反対するの!?
ミナ:あったり前でしょうが! 判定はキツイは未知のモンスターはいるわ、さらに目的のゴルゴルがいる可能性は低いのよ? そんな所は後回しよ後回し!
テューレ:それじゃあ沼に進むか、草原に戻るかッスねー。
権兵衛:草原に戻ったらゴルゴルの群れとバッタリ、とか(笑)
ミナ:ありえそうね(笑)
権兵衛:というか、なんとなく沼は汚れそうだし余は嫌だぞ。
ミナ:わがままなウサギねぇ……じゃあ草原に戻りましょうか。
アルト:ええー、アルト山に行きたかった〜。
ミナ:わがまま言うんじゃない! 全部周ってダメだったら山登ってあげるから。
アルト:ウサギさんの言うことは聞くのにずるいー。ぶーぶー。

◆遭遇戦、投げっぱなしの池ぽちゃ

その後、草原に戻るもゴルゴルと出くわす事もなく平和に通り過ぎることに。
そして山に行きたいとブー垂れるアルトを無視して、今度は林に向かうことが決定。
GM:では林にやってきました。川が流れているような木漏れ日の入り込む林だね。
ミナ:川がある……水場ね。
GM:探索する場合、川辺を探すか林を探すか選択して下さい。
ミナ:それじゃあ2人ずつで別れましょうか。
権兵衛:なら余はミナと一緒に行くぞ、話したいことがある。
ミナ:そう? じゃあテューレとアルトは林の方をお願い。
テューレ:了解ッス。
アルト:ゴルゴル〜?って呼びかけつつ歩いて行く。
テューレ:大声出しちゃダメッスよ、敵に見つかるッス。
アルト:見つかって寄ってきてもらいたいから大声で(笑)
テューレ:しょせん猿ッスから声聞いたら逃げるかもしれないッスよ?
アルト:慌てて口を押さえます!ーーふぐっ(笑)
ミナ:じゃあ2人が林に行ったのを見届けてから川辺に向かって歩きつつ……――で? 何か話でもあるの?
権兵衛:うむ、あのテューレというエルフは使えるのか?
テューレ:なんかパーティ内の順位的な話が(笑)
権兵衛:ミナ、使えるか使えないか、それを教えてくれ。
ミナ:そうね……使えないわね。
テューレ:ガーンッ!
ミナ:報酬は2倍に上げろと言ってるのに、いつも素で持ってくるしね〜。なかなか勉強しなくって。
権兵衛:ミナは金の権化だな。強欲というヤツか。強欲のミナだな。(10)
ミナ:あんたねぇ、人に変なあだ名つけるんじゃないわよ――ってチョップ。
権兵衛:う、ぐぐ……余が本当の力に目覚めたあかつきには、身長も180ぐらいになって、お前の頭上から手刀を叩きこんでやるものを。
ミナ:はいはい、そんな事より手を動かす。黄金の猿の手掛かり探すわよ?
GM:じゃあそうやって探していると滝が見えてきます。そして……このタイミングでこのマップだと……2人は聞き耳判定して下さい。
ミナ:(コロコロ)……6ね。
権兵衛:……10だ。
GM:権兵衛はかろうじて聞こえるね。滝の上でキャッキャウキキって声が。
権兵衛:ミナ、黙れ!――っと腹を殴ろう。ポフッ!
ミナ:うぐ……って、何すんのよ!――掴みあげて絞める!
権兵衛:いや、違う、余は敵の気配がしたからしゃべるなと……く、苦しい(笑)
ミナ:じゃあ降ろす。敵? どこ?――と小声で。
権兵衛:滝の上だ、たぶん、水浴びでもしているんだろう――ゴホッゴホッ。
一方その頃。
GM:と、林の方に向かった2人。探索判定をして下さい。
アルト:(コロコロ)……5。
テューレ:……11ッスね。
GM:一人は探索と言う名の遊びをしつつ歩いて行きます。やがてさらさらと川の流れる音が聞こえてきました。
アルト:あ、川があるみたい♪
GM:そんなアルトをよそに、テューレは気がつきます。進行方向に1匹のゴルゴルが歩いていることに。
テューレ:向こうには気づかれてるッスか?
GM:まだ気がつかれて無いみたいだね。
アルト:ああ、綺麗なお花発見!――ブチブチッと(笑)
テューレ:慌ててアルトを抱きかかえて隠れるッス。そしてアルトの頭を掴んでゴキッとゴルゴルの方を強制的に見せる!
アルト:あ痛てっ!……あ、弱いやつだ!
テューレ:そういう反応ッスか(笑)
GM:アルトは隠密する気がないですね……マイナス2で隠密して下さい。
アルト:素目で(コロコロ)……3、マイナス2で達成値1、隠れる気が微塵も無いらしい(笑)
GM:「ウゴッ?」――とゴルゴルに見つかりました。
テューレ:ああ、バレちゃったじゃないッスか!(笑)
アルト:いいじゃん! あんなザコに見つかったって余裕だよ! 来いっ!――腕まくりしながら走って行く!
GM:ではアルトとゴルゴルが接近した時点で戦闘に入ります。
テューレ:先制判定は(コロコロ)……12ッス。
GM:こっちは固定で11なので、先手どうぞ。
アルト:じゃあアルト行きまーす! 通常攻撃、両手利き、追加攻撃の3連撃(コロコロ)……16、11、10命中!
GM:(コロコロ)……それは最初のだけ当たって、11と10は回避。
アルト:ダメージ……9点ぱーんちっ!
GM:ちょっとだけ痛い。
テューレ:次は俺っちッスね。クリティカルバレットで(コロコロ)……命中が15。
GM:(コロコロ)……ダメージ下さい。
テューレ:11点の魔法ダメージッス。
GM:防護点が無視されるからキツイんですよね……それではこっちの番! 怒り狂ったゴルゴルは目の前のアルトを攻撃! グーでなくパーで……掴みかかります! 命中は12!
アルト:回避……あ、失敗。投げられる(笑)
GM:じゃあ10m放り投げられます……川の方へ。そしてダメージ(コロコロ)……9点。(11)
アルト:うわあああああ〜(笑)
GM:そしてアルトは見る、放物線を描いてミナ達がいる川辺に落ちるのですが、その途中で滝の上の方にいる猿達と目が合います。
アルト:あ。
GM:滝の上には合計2匹、普通のゴルゴルと、黄金のゴルゴルがいます。
アルト:黄金のやつ……いたーーー!ーーべちゃっ!(笑)
ミナ:その声は?
GM:聞こえて良いです(笑)
権兵衛:滝の上まで何mだ?
GM:10mとしましょう。登るなら登攀して下さいね。それではミナと権兵衛も戦闘に参加です。

◆ゴルゴル達に挟まれて

滝の上にはゴルゴルとゴルゴルゴールド。
滝の下の川辺にはミナ、権兵衛、付近にアルト。
そしてそこから10m離れた林の中には1匹のゴルゴル、その林ゴルゴルから数m離れてテューレがいた。
GM:それではアルト達にとっては2ラウンド目です。
ミナ:さりげなく回避行動がとれないテューレがピンチな気がする(笑)
テューレ:やられる前にやるしか無いッスねぇ。
権兵衛:滝の下から上の2体を見える?
GM:ぎりぎり見えますかね。
権兵衛:じゃあ上の2体に<パラライズ>!(コロコロ)……16!(12)
GM:(コロコロ)……駄目だ、2匹ともかかった。
権兵衛:よしっ! 2匹とも命中−2だ! 見たか余の魔法の威力を!
ミナ:次は私やるわよ、<スネア>を黄金の猿に(コロコロ)……低い、10!
GM:(コロコロ)……あ、こっちも低い、けど10で抵抗。
権兵衛:ふっ。
ミナ:なんとなく兎鍋が食べたくなったわ(笑)
アルト:アルトはミナ達の方へ逃げる!――ミナ〜! 投げられた〜!(涙)
ミナ:それよりテューレはどうしたのよ?
アルト:テューレ? 林の中でゴルゴル1匹と戦ってる、と思う。
ミナ:ダメじゃない! あの子はマギテックシューターだから回避できないのに!
テューレ:助けて〜――とか言った方が良いッスか?(笑)
権兵衛:何を言ってるんだミナ、さっきお前は使えない奴だと言っていたじゃないか!
ミナ:そうだった! 林に叫ぼう――テューレ! 早くこっち来なさい! 黄金の猿が出たわよ!
テューレ:ひ、一人でこの状況をなんとかしろと!? あ、姉御に言われたからにはなんとかするしかないッスね(笑)
GM:テューレが何か覚悟を決めているっぽい(笑)
テューレ:と、思ったけど乱戦じゃないから、俺っちも逃げるッス! 姉御達に合流!
GM:ではこっちの番、林のゴルゴルはテューレを追ってきます。川辺に登場して終了。そして滝の上の2匹は、近くに落ちてる岩を持ち上げて投げてきます。
ミナ:投擲してくるの!?
GM:目標は(コロコロ)……テューレ。命中12です。
テューレ:……無理。姉御〜って駆けて来たら、上から岩に潰されたッス(一同爆笑)
ミナ:何やってるのよテューレ!(笑)
GM:ダメージは10点です。
テューレ:か、かなり痛い……。
権兵衛:なんて使えないヤツだ! まったく、これだから愚民は――
GM:(コロコロ)……と、言ってる権兵衛にもゴールドから投石が来ます。命中は(コロコロ)……あ、低い9。
権兵衛:それなら(コロコロ)……9で同値回避!ーーよ、よよ、余を潰そうなど百年早いわっ!(がくがく)
ミナ:震えてるじゃない(笑)

――第3ラウンド

GM:滝の上の2匹はこのラウンドで滝を降りてこようとしてますね。林から出てきたゴルゴルは乱戦を宣言しようとします。まぁ先手はそっちですが。
ミナ:私から行動するわよ? 制限移動で滝の方に近づいて黄金の猿に<スネア>!(コロコロ)……14!
GM:抵抗は13、滝を降りようと覗きこんでたし偶数で滝から落下としましょうか(コロコロ)……落ちた!(笑)
ミナ:滝の上から10m落下? なあら落下ダメージで10mの3倍、30点ね!
GM:そうか落下ダメージは凄い痛かったんだった。……仕方ない、30点くらおう。しかしゴルゴルゴールデンは怒りの雄叫びをあげ、ミナを睨みつけます。
権兵衛:そこで余の出番だ! <ブラント・ウェポン>を数拡大で3匹全員にかける(コロコロ)……達成値は15!(13)
GM:それは(コロコロ)……全員かかった。
権兵衛:3匹ともダメージをマイナス4だ! 偉大なる余の存在感に猿どもの戦意が鈍る!
GM:そんな効果じゃないけど、ダメージはマイナスになります。
権兵衛:いや、そんな効果だ! 余はそう思っている!
ミナ:はいはい(笑)
アルト:ねぇミナ、黄金の奴を先に倒すー?
ミナ:いや、林から来たのを倒しちゃって! 今は挟撃されてる状態だから私たちに不利なのよ。
アルト:そっか……うん、それじゃあ林から来たのに走っていく。そして新技行くよ! はぁぁぁぁ――と<キャッツアイ><ビートルスキン><マッスルベア>を発動!
テューレ:錬技ッスね!
アルト:そしてパンチパンチパンチ(コロコロ)……14、ファンブル、15!
GM:回避は(コロコロ)……両方くらいます。
アルト:ダメージは7点と……ファンブル。
権兵衛:2回ファンブルで経験値100点か。
アルト:嬉しいけど嬉しくない!(笑)
テューレ:それじゃあ俺っちが林ゴルゴルに攻撃ッス。クリティカルバレットで(コロコロ)……12。
GM:……それは避けた。そしてこっちの番、滝の上にいた普通のゴルゴルはこのターンで下に降りました。林から来たのはアルトをスルーしてミナに接近、そのまま乱戦を宣言します。
ミナ:私!?
GM:はい、アルトは乱戦を宣言してなかったので。そしてそのままミナを攻撃します(コロコロ)……ファンブル。
ミナ:一瞬ヒヤっとしたじゃない!
GM:しかしボス猿が残ってる! ゴルゴルゴールドはミナと林ゴルの乱戦に自分も参入、そのままミナを攻撃! 戦闘特技≪全力攻撃≫だ!(コロコロ)……14命中!
ミナ:回避特化をなめんじゃないわよ(コロコロ)……華麗に17!

――第4ラウンド

権兵衛:<アースヒール>でアルトを癒そう(コロコロ)……発動、9点回復だぞ。
アルト:おお〜、全快した!
ミナ:私もアルトに支援しましょう(コロコロ)……<ストーンガード>を発動。一度だけダメージ−5よ!
アルト:それじゃあ、いろいろしてもらったアルト! そのまま林ゴルゴルを攻撃! 3連撃〜♪(コロコロ)……15命中、13命中、ファンブル。
GM:(コロコロ)……13、9、最後はやらないで良いですね(笑)
アルト:2撃だけで倒すからいいもん!(コロコロ)……17点と13点!
GM:それで林ゴルゴルは倒れます。
アルト:ぃよしっ!
テューレ:俺っちは……持ってたテンペストを背中に閉まって、デリンジャーを取り出すッス。そして<クリティカル・バレット>で黄金じゃない方、普通の滝ゴルゴルを撃つッス!(コロコロ)……14命中。
GM:当たります。
テューレ:ダメージは9点。
GM:結構痛い……。そしてこっちか、ゴルゴルゴールドがミナに掴みかかります!(コロコロ)……14命中。
ミナ:回避は(コロコロ)……16で避けた。
GM:フェンサーは避けるなぁ。次は滝ゴル、同じようにミナに掴みかかる(コロコロ)……11命中。
ミナ:……あ、低い! でも11だから同値で回避!

――第5ラウンド

アルト:滝ゴルの方へ移動してそのまま攻撃!(コロコロ)……15! 14! 14!
GM:その数値だと全部当たる。
アルト:久々のフルヒット! ダメージ行くよ〜(コロコロ)……13点、13点、9点!
GM:ああ、それは惜しい! まだ死なない!
ミナ:アルト、どいてなさい!――って私が滝ゴルゴルに魔剣で攻撃(コロコロ)……クリティカル命中のダメージ9点!
GM:それで滝ゴルも倒れた。
アルト:ミナ取らないでよー! アルトがやろうとしてたのにー!
ミナ:じゃああっちの金色のをあげるわよ! さっさとやっちゃいなさい!
アルト:あっちね! うん、任せて!
権兵衛:金ゴルに<スリープ>(コロコロ)……14!
GM:寝るわけにはいかない(コロコロ)……10!? ね、寝た……。
アルト:権兵衛〜!!(笑)
権兵衛:大丈夫、寝ただけだ!
テューレ:じゃあ俺っちは行動放棄するッス。俺っちが攻撃しちゃうと眠ってたのが起きちゃうんで。
ミナ:そうね、次のターンは一斉に私たちで攻撃しましょう。
GM:ではゴルゴルゴールドは寝たままなので次のラウンドに入ります。

――第6ラウンド

GM:一斉に攻撃するなら命中判定は端折って良いです。ダメージだけ4人とも出して下さい。
ミナ:(コロコロ)……<ウィンドカッター>で9点魔法ダメージ。
テューレ:弾込めッス。(ミナ:さっきやっときなさいよ(笑))
アルト:補助動作で錬技を発動させてから(コロコロ)……12点、11点、13点!
権兵衛:余は待機しておこう。オーバーキルすると証拠が残らない気がするしな。
GM:すると……ゴルゴルゴールデンは怒り心頭で目覚めます、そして目の前の(コロコロ)……ミナに攻撃!(コロコロ)……12命中。
ミナ:(コロコロ)……14で回避。権兵衛も休んでるんじゃない!
権兵衛:ち、違う、余は深慮遠謀なる考えによって待機をだな、そこのテューレと一緒にしないでくれ(笑)

――第7ラウンド

アルト:トドメ行っちゃうよ〜? パンチパンチパンチ(コロコロ)……14命中、13命中、11命中!
GM:回避が……12、14、12! 初撃だけ当たった。
アルト:ダメージは12点!
GM:的はそろそろ弱って来たね。
ミナ:まだ倒れないの? じゃあ普通に攻撃するわ(コロコロ)……16命中のダメージ8点。
GM:まだ倒れません。
テューレ:それじゃあ俺っちが始末するッス!(コロコロ)……11命中。
GM:(コロコロ)……あ、10で回避失敗!
テューレ:ダメージは12点ッス。
GM:ふらふらだ!?
権兵衛:<エネルギーボルト>を使う――みんなどけっ! 余の最大の魔法を見せてやる! エネルギー……ジャベリン!!(コロコロ)……判定クリティカル!(笑)
GM:それは(コロコロ)……無理!
アルト:川に飛び込む!
ミナ:私も伏せます。……ん? エネルギージャベリン?(笑)
権兵衛:9点ダメージ!
GM:ああ、それで倒れます。オーバーキルって程じゃないですね。
権兵衛:どうだ見たか! 余のエネルギージャベリンは!
ミナ:よし、テューレそっち持って! 黄金の毛皮をはぎ取るわよ!
権兵衛:聞けっ(笑)
GM:ちなみにそんな名前の魔法はありません(笑)
アルト:なでなで。
テューレ:姉御が剥ぐっスか?
ミナ:もちろん、その為に[運命変転]を温存したんだしね。
アルト:7とか振りそう(笑)
ミナ:そういうこと言わない(コロコロ)……6と6、6ゾロじゃん! 運命変転を温存した意味無いしっ!(笑)
テューレ:相変わらずの期待を裏切るダイスっぷりッスね。
アルト:まぁいいじゃん! ウルトラ上手に剥げました♪
権兵衛:さすが金の絡むことには全力か。
ミナ:と、とりあえず黄金の毛皮ゲット! これで報酬5000ガメルは確定ね♪
GM:さらに[剣の欠片]が6個出てきます。そして気が緩んでるところで、全員危険感知して下さい。(14)
一同:『なんだってー!?』

◆謎の白い馬軍団

目的の黄金の猿を倒し、その煌めく毛皮をはぎ取った瞬間だった。
普通なら気が緩む瞬間だった。犯罪を犯す者は目的を達した時、一番残してはいけない証拠を残したりするものだ。しかしこの2人は――
権兵衛:ファンブル(笑)
アルト:5〜。
テューレ:11!
ミナ:14よっ!
アルト:本当、ミナは保身とか掛かると強い……。
ミナ:こういう時が一番危ないのよ。経験上ね(笑)
GM:ミナとテューレは気がつきます。後ろの方に3つの気配が現れるのを……。
ミナ:誰!?――アルトの頭を掴んでグルリと!
アルト:うぐっ!?
そこには只ならぬ雰囲気を持つ3匹の白い馬がいた。
普通の馬ではない、圧倒的な何かを持つ馬達。
しかし、その馬達にはそれ以上に違和感があった。
そう、その違和感とは……――
GM:額の部分に傷痕があります。
テューレ:傷痕ッスか? 角がある、とかじゃなくて?
GM:傷痕です。角なんてありませんね。
アルト:でも、たぶんアレだよね……。
権兵衛:密猟というヤツじゃないのか? ほら、ミナのように。
ミナ:最後のは余計でしょう。まぁ、あの馬達が予想通りの存在なら、私とアルトは安全ね。乙女だし。
アルト:そうなの?
GM:3匹の白い馬はミナ達に突っ込んできて……跳ね飛ばします(一同爆笑)
ミナ:ちょっとぉぉぉっ(笑)
アルト:違うじゃんっ!(笑)
GM:そして森の中へ消えて行く。パカラッパカラッパカラッ!
ミナ:な、なぜ私が……。
アルト:ミナは年齢的にダメじゃない?
ミナ:誰が年齢的によ誰が! 私ほどの美少女はいないでしょうが!
アルト:じゃあ、じゃあ跳ねられなかった2人が乙女?(テューレと権兵衛を見つつ)
権兵衛:ん?
テューレ:いや、それは無いッス。
ミナ:ま、まぁ、いろいろ凄く釈然としないけど、今はルキスラに戻りましょうか。黄金の毛皮も手に入れたし、ゴルゴルも倒したんだしね。
その後、挫折の始まり亭に戻り報酬6500ガメルを受けとるミナ達。
依頼は無事にこなしたものの、最後の白い馬達の謎は残ったまま。
GM:そして挫折の始まり亭は何か騒がしいです……。
ミナ:ねぇマスター、何かあったの?
GM:「ああ、実は実入りの良い仕事が――」――というところで4話は終了です。
ソード・ワールド2.0 リプレイ
第四話 『黄金の毛皮を狩りに行こう!』 了

【おまけ補足・GMのひとりごと】

(1)『エンジェルリング』:良いGMは絶対に悪いPCに渡さないこと。
(2)『エンハンサー』:誰でもMP消費で自分をパワーアップ出来る、たしなみ技能。
(3)『東方の〜』:そんな国はありませんが、妄想なら…と和風の名前を認めました。念のため。
(4)『マスターシーン』:PCの関わらないシーン。某F.E.○.Rのシステムにはよくある。
(5)『………………。』:ここら辺、PLに好き勝手させ協力してもらってます。ありがとうPL!
(6)『おい、GMがルールを読みだしたぞ』:普段、シナリオを紙に起こしていないからって。
(7)『ハインリヒソード』:田舎勇者ハインリヒのもっていた、由緒正しき魔剣。
(8)『正六角形の板』:ボードゲーム「カタ○」のパネルを利用。こういった小道具好きなんです。
(9)『ファンブルしたらってことで』:相変わらずPLに甘いGM。
(10)『強欲のミナ』:伝説の始まり。
(11)『10m放り投げられます』:殴ったほうが強かったかな?
(12)『パラライズ』:麻痺…ではなく、命中力か回避力を下げる。高レベルになっても使える!
(13)『ブラント・ウェポン』:こちらも末長く使える魔法。ソーサラーは偉大だなあ。
(14)『剣の欠片』:PC的には名誉を得るためのアイテム。ボス的にはパワーアップアイテム。

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