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ソード・ワールドRPG
――フォーセリアと呼ばれる世界がある。そこは人間ばかりでは無く、エルフやドワーフなどの亜人たち、さらには竜や神といった怪物や伝承が現実に存在する世界。そして"魔法"の存在する世界。
――中世ヨーロッパに似て非なる異世界……ある時、誰かが言った――剣と魔法の世界フォーセリアと。
2004年4月18日セッション開始
シナリオ『お宝を奪え!』リプレイ


百年の虚読SWリプレイ(3)

ダンジョン危機一発死!?

◆成長申告をお願いします

GM:ではこれからソードワールドのセッションを始めたいと思います。
ポロ:かなり経験値が溜まってきたよ。このまま貯めてシーフを5レベルにするんだ〜♪
サリオン:ポロ介はレンジャー技能いくつです?
ポロ:2だよ。
サリオン:もっと上げて下さい。どう考えても必要です。
ポロ:え〜〜やだ〜〜それよりティート姉がファイターかシーフとりなよ!
ティート:嫌よ! そんな肉体労働は私には向いてないし。
バルク:じゃが死ぬぞ?
ティート:うるさい、黙れキューピー!1)
バルク:………………。
ティート:だいたいあんたに共通語を教えたのは私よ? 多少は感謝しなさい。
バルク:多少はな…っておいっ! わしはお前に習ったのか!? 冒険者の店の主人とかいたじゃろう!
GM:まぁ1話も2話も主人が教える暇はなかったのは確かですしね……せいぜい、2話のはじめに山(村)へ向かう途中で仲間から習うのがいい所でしょう。
バルク:ぬ、確かに……。
ポロ:じゃあ何か間違った言葉覚えさせた事にしようよ(笑)
ティート:それもそうね。じゃあ"バルク"って名前の書き方を、"バカ"って教えよう(笑)
バルク:なんじゃと! わしの名前は3文字なのに(笑)
サリオン:大丈夫です。宿帳の記載等は全て僕がやっていますから。まずばれません。
ティート:さすがはパーティーリーダー!
GM:リーダーはサリオンなんですね? というか、このパーティーにリーダーいたんだ…(笑)
ティート:まぁポロは論外だし、私はそんな面倒なのいやだし、バルクはキューピーだし……ほら、サリオンしかいない(笑)
バルク:待て……なんでわしの理由がそれなんじゃ?
サリオン:それより成長申告しましょう。話が進みません。
ティート:そういうサリオンは経験値の使い道は決めてあるの?
サリオン:そうですね。後々のためにレンジャーを上げると1500残って、次の冒険で再び1500入ると計算するとちょうど3000でファイターを上げる事ができるので――。
GM:緻密だなぁ(笑)
ティート:さすがサリオン、私なんかソーサラー上がらないから何か適当に上げようってぐらいなのに(笑)
ポロ:いやティート姉、それはもうちょっと考えようよ(笑)
GM:さぁいい加減申告して下さい! 誰も言い出さないからこっちから指名します。まずはバルクから!
バルク:わしはファイターを3レベルから4レベルに上げたぞ! あとフルフェイスの兜をかぶる事にした。2)
ポロ:なんで?(笑)
バルク:答えのわかっている質問をするな!(笑) わしは今、ドワーフとしてのアイデンティティを失っておるのじゃ。くぅぅぅ……わしの髭……。                                             イラスト
ポロ:まぁいいや、ぼくは成長無し! シーフ用に取っておく!
ティート:私はセージが1レベルから2レベルになったわ。覚えたのは東方語の会話ね。
GM:東方ですか?
ティート:うん、エレミアって東方でしょ? ま、どっかのバルクさんは解らない言葉だろうけど(笑)
バルク:うむ、共通語以外はさっぱりじゃ!
サリオン:僕はわかりますよ。
ポロ:ぼくもー!
バルク:なにーー! またわし1人がハブか!!
ティート:じゃあ今度から内緒話は東方語ね(笑)
バルク:いや、仲間内でのハブはやめれ(笑)
GM:最後はサリオン。
サリオン:データ的な変化は無しです。やはりここは貯めておくべきだと結論付きました。


 ティアリート(ティート)
  ソーサラーのエルフ(女)。魔法の発動体は特別仕様の『髪飾り型』である。頭を振りながら魔法を飛ばすのが嫌で、華麗に踊りながら魔法を飛ばすという意味だけにバードを1レベル持っている。前回、ゴブリンの放った矢に当たって危うく死にかけた。めんどくさがり屋で自分の好きな事しかしない享楽的なエルフである。
  知力が最大値の24だが、いかんせん使い切れていない。一人称は「私」。



 サリオン・ヒューズ
  メガネをかけた人間の男(18歳)。口癖は「データ的に言って……」なラーダを信仰する神官戦士。普段は冷静なわりに、いざ自らの知識欲を満たせる機会にめぐり合うと、躊躇無く自分の欲望を優先する危うさを持つ。
  データ収集でいろいろ情報を集めるわりには、結局落ち着くところは奇襲や絡め手、予想外の作戦だったりする。このパーティーのリーダーである。一人称は「僕」。



 ポロ・トリス・ペンネ
  グラスランナーの男。外見子供の一人称は「ぼく」。何も考えないで思いつきで行動し、その場の勢いで流されて突き進み、結局役に立たないとみんなから言われるも本人はまったく気にしていない。
  本名はポロだがいろいろあってポチと呼ばれたりする。意外と頑張り屋なのだが、頑張るまでに遊びすぎるので正当な評価はされない。



 バルク
  パーティーに振り回されている男ドワーフ102歳。サリオンの計略によりゴブリンに捕まり、拷問のような責め苦を受ける。助け出された時バルクの髭はつるつるに剃り上がり、髪の毛も頭頂部をわずかに残すだけであった。返り血を浴びながらマトック(ツルハシ)を振り回す姿はまさに鮮血のキューピー。
  基本的にパーティーの不幸を一身に背負わされる。一人称は「わし」。



 キャラクター名:ティアリート
 種族:エルフ(女)
 冒険者レベル:3
 A:10 B:C:12 D:12 E:F:G:H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:20(+3) 
 知力:24(+4) 筋力:2(+0)
 生命力:8(+1) <抵抗力4>  
 精神力:16(+2) <抵抗力5>

 技能名:
  セージ  :2Lv
  バード  :1Lv
  ソーサラー:3Lv
  シャーマン:1Lv
 キャラクター名:サリオン
 種族:人間(男)
 冒険者レベル:3
 A:11 B:C:D:E:10 F:G:11 H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:16(+2) 
 知力:16(+2) 筋力:18(+3)
 生命力:19(+3) <抵抗力6>  
 精神力:17(+2) <抵抗力5>

 技能名:
  ファイター:3Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:3Lv(ラーダ)
 キャラクター名:ポロ・トリス・ペンネ
 種族:グラスランナー(男)
 冒険者レベル:4
 A:B:16 C:11 D:E:F:G:13 H:11
 器用度:23(+3) 敏捷度:27(+4) 
 知力:16(+2) 筋力:5(+0)
 生命力:15(+2) <抵抗力6>  
 精神力:24(+4) <抵抗力8>

 技能名:
  シーフ  :4Lv
  レンジャー:2Lv
  バード  :3Lv
 キャラクター名:バルク
 種族:ドワーフ(男)
 冒険者レベル:4
 A:16 B:C:D:E:10 F:G:13 H:15
 器用度:19(+3) 敏捷度:10(+1) 
 知力:9(+1) 筋力:19(+3)
 生命力:22(+3) <抵抗力7>  
 精神力:28(+4) <抵抗力8>

 技能名:
  ファイター:4Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:3Lv(マイリー)
  クラフト :5Lv(鍛冶)

◆呼び出されるポチ

GM:さて、前回のアブソレイト商会関連の事件を片付けて、皆さんがエレミアの街にある冒険者の店『輝く剣先亭』でゆっくりと過ごしていると――
ポロ:もうぼくたち街中で人気者だよ! ね、みんな!(笑)
サリオン:人気……ですか?
ティート:(ピンと来た)本当よ! なんで大通りを歩いているだけで指差されなくっちゃいけないのよ!
ポロ:みんな振り返るもんね(笑)3)
サリオン:ああ、なるほど……それは仕方ありませんよ。バルクだってなりたくてこの状態になったわけではありませんから。
バルク:わしの事かーー! なんじゃ? やっぱりキューピー状態だから目立つのか!?
ティート:そりゃあねぇ(笑)
サリオン:と、いうわけでバルクとは席を離して座っていましょう。
ティート:で、東方語でしゃべってよう。覚えたてで使いたい(笑)
ポロ:うわぁ完全にハブだね(笑)
バルク:く…ここまでやられるとめちゃくちゃ寂しいぞ! 酒だ! 酒持ってこい!!(笑)
ティート:ちょっと憐れになってきた……席を戻してあげよう。
ポロ:そうだね。やっぱ玩具は近くにないと遊べないしね。
バルク:お前ら……一瞬でもわしの心が「実は良い奴等じゃないか」と揺れ動いたのが悔しい。
GM:とまぁ、そんな話で盛り上がっていると(バルク:嫌な盛り上がり方じゃ)、店の主人が――「おーい、そこのちっこいの! 盗賊ギルドに呼び出しくらってるぞ?」4)
ポロ:え、ぼく? 呼び出しか〜〜わかった。みんな、ちょっと行ってきまーす!
ティート:気をつけて行ってらっしゃい!
サリオン:面倒ごとを引き起こさないように。
ポロ:わかってるわかってる! と、バルクの方を見ないで出発!
バルク:なんでわしだけ!?
ポロ:だって顔見たら笑っちゃうもん(笑)
バルク:マトック投げるぞ(ポロ:もういないも〜ん!)――ちっ、逃がしたか。わしもちょっと出かけてくる。
サリオン:どこに行くのですか?
バルク:ちょっと武具屋まで兜を買いにな(笑)
………………………………………………………………………………
GM:では一方ポロの方です。エレミアの盗賊ギルドに到着しました。すると、受付の人がいつもの人じゃないね。
ポロ:あれ? 前に受付やってた人は?
GM:「ああ、今回お前を呼んだのは、その受付やってた男についてらしいぞ。さぁ中へ行け」
ポロ:なんだろう? とりあえず奥に入っていくね。
GM:ではポロは奥へ入り、その部屋は会議室のように大きい部屋です。そこでポロは――
――ポロに話された内容――
  ◆受付やってた構成員が何も言わずにいなくなった。名前はフィアー。人間の青年。
  ◆体裁が立たないから探したいが、受付の奴は下っ端なのでギルドの上の奴等を
    動かすのはもったいない。
  ◆かといって下っ端に探させるにはフィアーはちょっと手強い。
  ◆フィアーは罠に対してとても詳しいシーフだった。
  ◆だからフィアーを探すのを依頼したい。依頼料は前金含めて2500ガメル。
ポロ:でも、犬の僕に頼んでいいの?
ティート:ポチだもんね(笑)5)
サリオン:犬ですね(笑)
ポロ:ちーがーうー! 盗賊ギルドの間では冒険者やってる構成員の事を"イヌ"って言うの! ギルドの隠語だよ!
GM:「実は奴が冒険の準備をしていたって情報あるんだ。蛇の道はヘビってな。やってくれるだろイヌのポチ」
ポロ:絶対言われると思ったよ(笑)
バルク:さっきの台詞は薮蛇だったな(笑)
ポロ:いいよいいよ、どうせギルドからの依頼じゃ断れないし、ちゃんと依頼料も出るなら問題無いしね。似顔絵だけ貰ってみんなの所に帰るね。

◆遅すぎた依頼

一方、ポロが居なくなってからも冒険者の店でダラダラしている一行。と、店の主人が3人をチラッと見ながら依頼の張り出し板に近寄って行く。
バルク:依頼のようじゃな?
ティート:しかも私達に頼んでくるんじゃない? 見られてたし(笑)
サリオン:とはいえここでガッツクと足元を見られます。データ的に言っても、ここは興味が無さそうに普通でいましょう。
ティート:そうね。ダラダラ〜〜。
バルク:うむ。グビグビグビ。
GM:「まったく、お前達が数日前からそうやっててくれりゃあ〜〜この依頼を任せたんだがなぁ」――と一枚の依頼書を剥がしてクシャクシャ…ポイッ!
ティート:サリオン違うじゃないのよ!!(一同爆笑)
サリオン:いや、こんなデータは無い!(笑)――とりあえずゴミを捨てる振りして、その依頼書を拾います。なんだか気になりますから。
GM:すると『冒険者急募! 3レベル前後! アブソレイト商会パージまで』と書いてあります。
ティート:パージ? 前回会社潰れてなかったっけ? いつの依頼?
GM:ちょうどあなた達がゴブリン退治をしている頃ですね。店の主人が言うには、かなり焦っていたようです。
ティート:パージさんに何かあったのかしら?
サリオン:前回の終わりにパージさんに会えましたか?
GM:いえ会ってません。依頼料はアブソレイト商会から直接貰ったので。
サリオン:何かあったようですね。
バルク:依頼書には詳しい内容が書いてあったりせんのか?
GM:『依頼内容:遺跡の調査』
サリオン:難しいですね。
ティート:ウチのパーティー向きじゃないわよね。
ポロ:ええ! もしかしてぼく達って街専用!?(笑)
バルク:レンジャーが居ないからのう。探索系はシーフしか賄えん。
ポロ:いや、ぼくレンジャーだよ♪
サリオン:君はシーフだ。
ティート:それにあんたが役に立つレンジャーなら、私は前回死んでいない。
ポロ:しょうがないよ、ぼくグラスランナーだし(笑)6)
ティート:………………。
サリオン:しかし、やはりレンジャーは欲しかったですね。次の経験値はそちらにつぎ込んだ方がいいかも――
バルク:ティート、お主エルフなんじゃから誰か知り合いを連れてこれんか? 今回必要そうじゃしな。
ティート:知り合い? 確かにレンジャー持ってるエルフは多いけど……みんないろいろ問題あるしなぁ。
バルク:忙しいのか?
ティート:ううん、性格に問題が(笑)
バルク:お主程ではないじゃろう?(笑)
ティート:ふ〜ん、まぁあんた達ドワーフは外見に難有りだしね〜?
バルク:なぬ?
ティート:あ、ごめんね。外見に難有りだったのはバルクだけよね?(笑)
バルク:ほほー、いい度胸だ頭でっかち!
ティート:脳まで筋肉のドワーフには言われたくないわね!

◆盗賊ギルドからの依頼

輝く剣先亭に戻って来たポロが見た者は、乱闘でもあったかのような荒れた店内だった。
ポロ:ただいまー…って、何があったの!?
ティート:お帰りポロ、ちょっとどっかの誰かが暴れただけよ。
バルク:わしは無言で掃除して片付けしているからな。
サリオン:ま、別にたいした事じゃないです。それよりギルドからの呼び出しとは、やはり説教を受けてきたのですか?
ポロ:違うよ、別に怒られなかったし。それよりみんな、依頼受けない?
ティート:え、なんで?
ポロ:なんでって(笑)
バルク:突然じゃなポロ。
サリオン:そうですよポロ、僕達の財政は十分潤っています。無理に依頼を受ける必要もないでしょう。
バルク:ま、せいぜい普通に一ヶ月暮していけるぐらいじゃがな。
ティート:十分じゃない?
バルク:貯金はせんのか?
サリオン:貯金は計画性があって初めてするものです。
ポロ:あ〜〜凄くなっとく(笑)
ティート:で、なんでいきなり依頼なのよ?
ポロ:うん、ギルドの下っ端が上に何も言わずに冒険に行ったみたいでさ、連れ戻してくれって言われたんだ。罠が得意な奴だったからダンジョンとかに行ったと思うんだけど――
ティート:ふ〜〜ん、犬探しか。
ポロ:ちょ、何ティート姉! その笑いをこらえてる目は!?(笑)
バルク:なんでわしらがお主等盗賊ギルドの尻拭いをせねばならんのじゃ?
サリオン:そうですよ。あなたのギルドは盗賊ギルドでしょう? 下手に関わると危険です。
ポロ:じゃあこのままここで他の依頼が来るまで待ってるの?
ティート:あと2週間ぐらいは余裕かな(笑)
ポロ:でも周りの視線は痛くない?(とバルクをチラッと見る)
ティート:ゔ……そう言われてみるとその通り(バルクから視線を外して)。そうね、向かったのがダンジョンっぽいなら、しばらくこの街を離れていられるしね! バルクもそう思うでしょ?
バルク:なぜわしから目をそらす。礼儀を知らんのか?
ポロ:礼儀って言うなら、室内では帽子やヘルメットは脱ぐべきだよね〜〜取った方が――
ティート&サリオン:『取るなーーー!!』(笑)
ティート:そうよ! また嫌な噂が広がるじゃない!7)
サリオン:ま、それはそれとして僕は受けてもいいと思い直しました。データを見たらギルドに恩を売るのも悪くないとありましたし。
バルク:わしも異論は無い。あえていうならポロやティートの動機に多少の引っ掛かりを感じるがの。
ティート:それで? どんな人を探せばいいの?
ポロ:似顔絵持ってていいんだよね?
GM:いいです。けっこう若い青年で人間の20歳です。
ポロ:得意なのは罠関係の下っ端シーフだよ。で、顔はこんなの……って見せる似顔絵にはとっても髭の長い若い人間の顔ね(笑)
ティート:青年なのに…髭なんだ(笑)
GM:ひ、ひげ? そんなのフィアー君には生えてませんよ? ちゃんと剃ってますよ?
ポロ:違う違う、髭は僕のら・く・が・き♪
一同:『落書きーーー!!!』(一同大爆笑)
GM:唯一の手がかりに落書きすんなよ!!(笑)
ティート:あっはっはっはっ…ポロっぽいなぁ(笑)
サリオン:立派な髭ですね(笑)
バルク:うう……懐かしやわしの髭(笑)

◆依頼人パージに何があった?

その後、フィアーの足取りを調べる事になる一行。落書きのせいで多少(?)手間取るものの、なんとか尻尾を掴むのだった。
ティート:つまり、そのシーフは元アブソレイト商会のパージに雇われて、私達が山に行っている間にどこかへ連れていかれちゃったのね?
サリオン:宿屋の主人も見たと言っていますし、北門で門番が馬に乗ったパージと徒歩の冒険者4人が出て行ったのを見ているから確実でしょう。
バルク:まったく、どこのだれかが落書きなんぞしなければ、もっと早く情報が集まったというものを!
サリオン:とにかく、パージさんがどこに行ったか詳しい場所を知る必要があります。依頼書に書いてあった住所に行きましょう。
GM:その住所はアブソレイト商会です。
サリオン:では面の割れている僕とポロで行きましょう。
ポロ:い〜〜や〜〜だ〜〜! アブソレイトには行きたくないー! 何が何でもいかないから!!8)
バルク:我が儘じゃな。
ティート:しょうがないから私とサリオンで行きましょう。
サリオン:ではバルクはポロと一緒に留守番していて下さい。
バルク:うむ。
………………………………………………………………………………
GM:ではアブソレイト商会にやってきました。現在アブソレイト商会は潰れたとはいえ、その後の後始末で、元従業員さん達が片付けにおおわらわです。で、そんな中の一人に聞いた所パージさんはリストラに遭って、もうここにはいないようです。
ティート:リストラ?
GM:元従業員だった人が言いましょう――「はい。管理能力の低さが露呈しまして…会社が潰れる数日前に」
サリオン:ではパージさんの住居を教えていただけますか?
GM:「いえ、今までこの商会内にある仮宿舎で寝泊りしていましたから、リストラ以降はどこに行ったのやら……」
ティート:その部屋に案内してもらえるかしら?
GM:「ええ、構いませんよ」――と案内された部屋は生活感漂う普通の部屋です。
ティート:ふと思ったんだけど……。
サリオン:何です?
ティート:シーフはどこ行ったの?(笑)
サリオン:後の祭りですね(笑)
ティート:仕方無い、とりあえず平目でいいから探そう。
GM:はい、探索するなら平目でお願いします。2人ともシーフ技能は持ってませんし。
ティート:(コロコロ)……8。たぶん無理。
ポロ:ぼくを呼んで〜〜ぼくの存在意義が呼んでいる〜〜(笑)
サリオン:僕も平目では(コロコロ)……おお! クリティカル!
ポチ:ぼくの存在意義は失われたよ(泣)
GM:ではサリオンは、机の2段目の引き出しが、最近開けられたような――
サリオン:データ的に言って、なにかを隠すならここだ! と言って引き出しを開ける。
GM:そこには下位古代語で書かれた遺跡の地図です。その地図は途中まで書いてあって、そこから以降は白紙の未完成地図です。
サリオン:ティート! これを見て下さい!
ティート:下位古代語……古代王国期の遺跡?
GM:そうです。
サリオン:他にはありませんか?
GM:では、その引き出しの奥にたくさんの紙が――
サリオン:まだありました!(笑)
ティート:地図の続き? どれどれ……って受け取る。
GM:いえ、借用書です。『○○から幾ら借りた』ってヤツ。
ティート:違うじゃないのよ! ってバシーンと床に書類を叩きつける(笑)
サリオン:僕は一言も"続き"とは言ってませんから、あしからず(笑)
ティート:うう……まぁいいや、とにかくその遺跡ね! この地図の遺跡に行きましょう!
サリオン:確かに金策に走って遺跡で一儲け…という裏話が見えますが。まだ確証には居たりませんよ? 他の地図かもしれない。この地図がフェイクの可能性もあります。
バルク:遺跡探索して全部踏破してもパージは見つからず…じゃな(笑)
ティート:いいよ確証なんて。とりあえず遺跡に行きましょう! 面白そうじゃない? それにパージさんがいなかったらいなかったらで、別に私は困らないし。
サリオン:それもそうですね。遺跡に行けば何かしらアイテムもあるでしょう。今回の依頼と別件でも問題はありませんね。
ティート:そうそう!
ポロ:ティート姉、絶対遺跡行きたいだけでしょ?(笑)
ティート:うん。シーフなんてどうでもいいよ(笑)
バルク:即答かい! せめて否定せんか!
ティート:さぁ帰ろうサリオン! もう十分よ!
サリオン:ところでこの地図の遺跡がどこにあるかわかりますか?
GM:それは魔術師の学院にでも行って調べないとわかりませんね。9)

◆学院からの…相談?

アブソレイト商会を出ると、ティートは1人で学院へと足を運んでいた。もちろん、見つけた地図にある遺跡がどこにあるかを調べるためだ。
ティート:じゃあ偉そうな人に地図を見せて聞く。これ、どこだか解らないかしら?
GM:ではちょっと偉そうなお爺さんが――「これをどこで! 君が見つけたのか!?」
ティート:ええ。それが?
GM:「うむ、実は前にザウバーという男がいたのを覚えているじゃろう?」
ティート:あのゴブリンを操ってた奴よね?
GM:「そうじゃ、ヤツの研究は妖魔を操り戦術を組むもの……しかし――」
ティート:しかし?
GM:「その研究で前提となる妖魔の支配は、普通にできる事ではないのじゃ……じゃからわし等も研究内容は危険じゃとわかっていたのじゃが、無理だとたかを括って放っておいたのじゃが……」
ティート:でも、あの魔術師は普通にゴブリンを手駒のように操ってたわよ?
GM:「そうじゃ、ヤツはそれをやってのけた……そこで、君達が捕らえてきてくれたあの男に、どうしてそんな事ができたか聞き出した所、とある遺跡で秘術を見つけた…という事でな」
ティート:もしかして、この地図ってその遺跡なの?
ポロ:目がキラキラしているよティート姉(笑)
ティート:いいじゃない! 面白くなってきたわ(笑)
ポロ:全面的に肯定します(笑)
バルク:わしには危険度が格段に上昇しているようにしか見えんがな(笑)10)
GM:学院のお爺さんが言います――「そう、君の言う通りじゃ。ザウバーの奴め、その価値をわかっていなかったのか、その地図をどこぞへと売り飛ばしてしまいおったらしくてな、実はこれを探していたんじゃ」
ティート:む……雲行きが怪しくなってきたわね。没収される前に聞こう……で、この遺跡の場所ってわかる?
GM:「うむ、地図の周りの文字や記号から、だいたいの場所は調べられる」――とお爺さんは教えてくれます。
ティート:ありがと! じゃあ帰る。
GM:えっ!?
バルク:帰るのは早いじゃろう! どう考えても今の話の流れは学院から依頼がもらえそうではないか!
ティート:え〜〜(嫌そう)、そういう縛りは好きじゃないのよね〜…。とは言え学院に席を置いているのは事実だし、話ぐらいは聞きましょう。ところで古代遺跡って何?
GM:今から5百年前に栄えた文明です。世界は魔法使いが支配しており、調子に乗って無限に魔力を生み出す装置を作ったりしていた時代です。でも結局自滅してしまい、それ以降魔法を使わない人間達が支配していく世界になりました。その頃の文明が古代遺跡として今も残っているわけです。
ティート:ふむ。……で? お爺さんの話を促しましょう。
GM:「そのザウバーが秘術を見つけた遺跡は大変危険なんじゃ。だからその遺跡に行って調査してもらいたい。もちろん調査結果は学院に報告して欲しい。これは本当に危険なので正式に依頼として頼みたい。依頼料は――」
ティート:依頼は受けない。
ポロ:えっ!?
バルク:なんじゃと!? お主も冒険者じゃろうが!!
ティート:ここにいない2人は黙ってなさい!
GM:お爺さんは困ります――「いや……しかし……――」
ティート:依頼は受けない。でも、お爺さんからの頼み事だと受け取っておくわ。もちろん、さっき言ってた危ないものがあれば持ってくるし、遺跡内であった事はちゃんと報告してあげる。別に問題無いでしょ?
GM:「まぁ…そっちがそれで良いと言うのなら……」11)
ポロ:なんでー! たくさんお金貰って湯水のように使おうよー(笑)
バルク:それもどうかと思うが…もらえる時にもらっておくのは冒険者として常識じゃぞ?
ティート:サリオンもそう思う?
サリオン:いえ、ここは恩を売っておいて、いざという時の後ろ盾になってさえもらえれば十分です。それに正式な依頼で無い限りは、危険だと判断した時点で遺跡の調査を打ち切れます。
バルク:まぁ…アイテムを見つければ学院が幾ばくかで引き取ってもくれるじゃろうしな……まぁ納得するか。
ティート:そうそう。どうせお金なんてポロの方の依頼で貰えるんだし、別に必要無いじゃない?
ポロ:本当にお金に執着無いね(笑)
ティート:それに……なんかこの遺跡――
「ちょっと嫌な予感がするのよね……」

◆がーごいる?

ちなみに、ザウバーの地図が途中までしか調べてなかったのは、その地図を作った冒険者達が、遺跡の中間ぐらいでガーゴイルに出遭って逃げ帰ってきたからだとの情報も掴みます。
GM:では全員『輝く剣先亭』に集合しましたね。
サリオン:出発の前の最終ミーティングです。見て下さい、これがパージさん達が向かったと思われる遺跡の地図です。
ティート:聞いてきたけど、ここから1週間ぐらいの距離だって。
バルク:地図が途中から白紙なのは?
ティート:調べてた冒険者達がガーゴイルに出遭って逃げ帰ったみたい。
ポロ:がーごいる?
GM:知っていたい人はセージ技能+知力ボーナスで判定して下さい。
ティート:(コロコロ)……低い、10だ。
サリオン:(コロコロ)……11。
バルク:わしは振らないでおこう。
GM:では誰もわかりませんでした……え? わからなかったんですか!?
ポロ:お店の主人に聞いてみる。おじさーん、がーごいるって何ー?
GM:「それは(コロコロ)……石像に常に擬態しており、不意打ちで襲ってくるモンスターだ。まぁお前さん達のレベルなら問題ないだろう」
サリオン:(真面目に)常に擬態……常に真実を隠した姿……か。
ポロ:サリオン、正面(バルク)向いて言おうよ(笑)
サリオン:ツッコむんですか!? 今バルクは気が付いてませんでしたよ!(笑)
バルク:…………(理解したらしい)ほほ〜〜う!(笑)
ティート:あ、そうそう。今回の遺跡探索で何かあったら、学院の方で補助がでるかもよ。
ポロ:そうなの?
ティート:一応ね。私達の手に余るものがあったら、学院に押し付ければいい(笑)

◆ファーストトラップ!

その後、馬を借りて1週間のところを5日間で遺跡までやってきた一行。その遺跡の入り口には馬が1頭繋がれていた。
サリオン:パージさんが北門からここへ向かった正確な日時はわかりますか?
GM:門番に聞いていたし知っていてもおかしくは無いね……ちょうど今から2日前だ。
サリオン:パ−ジさん以外は徒歩だったはず、そう考えるとちょうど今日遺跡に入った計算になりますね。
ティート:丁度いいわね。
ポロ:入ろ入ろー!
バルク:ちょっと待て! せめて隊列ぐらいちゃんと組むぞ!
サリオン:では1列ならシーフのポロ、暗視が効くバルク、次にティートが来て殿は僕が行きましょう。2列以上に並べる場合は、今のを真ん中で分けた隊列で行きましょう。
ポロ:りょーかーい! じゃあ入って行くー! でも部屋に入る前に入り口を調べる〜!
GM:ここは扉も無いです。なので罠はありません。
ポロ:じゃあ手鏡で部屋の死角を見てから――
ティート:あ゙〜〜イライラするわね! さっさと行きなさいよ! ドンって押す!12)
ポロ:危ないじゃないか! 何するんだよティート姉!
GM:別に部屋に入っても何もありません。
ポロ:もう、何もなかったから良かったものの!
ティート:何を言ってるのよ! 何かあるわけないじゃない!
ポロ:あるって! ぼく達が追ってるシーフは罠のプロだよ? やられちゃうかもしれないじゃん!
ティート:私達が追っているなんて向こうは知らないじゃないのよ!
ポロ:いや、でも……。
サリオン:だいたい、向こうのパージさん達だって逃げているわけではないでしょう?
ティート:そうよ! 向こうはただお宝回収に来てるだけでしょ? なんで追われているように罠なんて張るのよ! 借金取りに追われているように!!
バルク:ん?
サリオン:もしかしてティート……パージさんは本気で借金取りから逃げているのでは?
ティート&ポロ:『あ……』(一同爆笑)
ポロ:気付こうよ! それぐらい!(笑)
ティート:ポロだって気が付いてなかったじゃない!
サリオン:そう言えばパージさんの部屋で、借用書がたくさんありましたよね……あれを調べていれば、追手がいるかどうかぐらいわかったかもしれませんね。
バルク:どっか抜け取るのう、わしら(笑)
ポロ:もういいよ、じゃあさっさと進む!
GM:入っていくと、最初の部屋はホールみたいな広い部屋です。別に何もありません。奥に階段があるだけですね。
ポロ:何も無いって言うから階段行っちゃうね。
GM:では階段行くと……先頭歩いていたポロはシーフ技能+知力ボーナスで判定して下さい。
ポロ:(コロコロ)……12!
GM:では階段の入り口に足元の高さにロープが張ってあります。
ポロ:ロープは黒かな?
GM:黒ですね。
ティート:何やってんの?
ポロ:だからここにロープ張ってあるでしょ? これに引っ掛かったら階段を転げ落ちる罠なんだよ。
ティート:ふ〜〜ん。
ポロ:ふ〜〜んって……だからきっとこれは先行してるシーフが張ったんだと思う。
ティート:のわりにはショボイ罠ね。
ポロ:ほら、ぼく達の追ってるシーフって下っ端だし(笑)
サリオン:まだですか? 後ろがつかえていますよ(笑)
ポロ:みんなここにロープ張ってあるから気をつけてね〜〜! って一声上げてから進む。
GM:ではポロは冒険者レベル+敏捷ボーナスで振って下さい。
ポロ:(コロコロ)……15。
GM:では階段2段目の足元に引いてあった油に、一瞬バランスを崩しますが問題なく進めます。13)
ポロ:じゃあそのまま何事もなかったように進む(笑)
ティート:言わないの!?
ポロ:うん♪ バルク早くおいで〜! 罠は無いよ〜〜(笑)
バルク:同じ判定でいいのかのう? (コロコロ)……うむ、16じゃ!
GM:じゃあバルクも足元が踏ん張りが利かないと思いましたが、何事も無く行けます。
ポロ:え〜〜!
ティート:ちょっとバルク! ちゃんとお約束ぐらい守りなさいよ(笑)
バルク:ゴメンこうむる!(笑)
GM:では次はティートです。
ティート:(コロコロ)……よし! 16! さすが敏捷が高いだけある!(笑)
ポロ:ティート姉大丈夫だったね(笑)
ティート:ふッ…ちょっと怖かったけどね(笑)
サリオン:さて、次は僕ですね(コロコロ)……2と6で8。冒険者と敏捷を足して13です。
GM:滑り落ちます(一同爆笑)
サリオン:やれやれ、こんな子供だましなロープに誰が引っ掛かるのでしょう――ズルッ!!(爆笑)
バルク:お約束じゃったのう(笑)
ポロ:まさかサリオンが引っ掛かるとは思わなかったよ(笑)
GM:では12点ダメージです、サリオンは3人の横を滑り落ちていきます(笑)
サリオン:(コロコロ)……10点止めたから、2点来た。この2点はきっとすべり落ちて最後に突き当たりの壁に当たって"ゴンッ"ていうダメージですね(笑)14)
GM:え? 壁まで行くんですか?
サリオン:
ポロ:うん、行った行った(笑) 誰もすべり落ちるサリオンに手をさし伸ばさないし(笑)
サリオン:差し伸ばさないのですか!? なんか自分で言っておきながら、なぜか嫌な予感がします(笑)
ポロ:ぼく小さいから手が届かないも〜〜ん♪
ティート:私は肉体労働しないわよ?
バルク:すまんな…わしの体型は樽なんじゃ(笑)
サリオン:バ、バルクまで……。
GM:では先頭を歩いているポロの横をすり抜けて、壁に激突しそうになりそのまま落とし穴に消えるサリオン(一同爆笑)
ポロ:じゃあ一応――サリオン危ないよ〜〜ってあれ?(笑)
ティート:ポロ〜今サリオンが滑り落ちて行ったんだけど大丈夫そう〜?
ポロ:消えた〜〜(笑)
サリオン:下は槍ですか?
GM:槍ではないですが落とし穴の落下ダメージがあります。サリオンは鉄鎧なので12点ダメージです。大丈夫ですか? いきなりサリオンが死んでますが(笑)
バルク:まさか初っ端から罠に引っ掛かるとはのう(笑)
ポロ:馬鹿だよね(笑)
ティート:ポロが言わなかったからじゃないの? まぁサリオンが演出で壁に激突なんて言うのもいけないんだろうけど(笑)
サリオン:(コロコロ)……大丈夫です。死んではいません。
バルク:じゃあ落とし穴の周囲までやって来て…サリオン大丈夫か?
ポロ:一応周囲を調べるよ。
GM:ではサリオンが勝手に落ちた落とし穴の正面の壁に、紙が貼ってあってそこに下位古代語で何か書いてあります。
ティート:読むわよ。
GM:『この文字が読めないものは落とし穴に落ちよ!』って書いてあります。
バルク:罠をブレイカーじゃな、張り紙の意味が無い。
GM:一方サリオン、落とし穴に落ちるとスライム状のモンスターがいます。セージ技能+知力ボーナスで判定です。
サリオン:(コロコロ)……14!
GM:では解ります。これはブロブというモンスターで、金属を溶かします。しかも目の前のブロブは普通のブロブより酸の臭いが激しいです。データ的に言うと銀だろうがなんだろうが、全て溶かします。
サリオン:まずいですね。僕の虎の子の一本(銀のバスタードソード)が溶けます。
ティート:(コロコロ)……私はセージで15だから、ブロブって解るよね? みんなサリオンが危ない! さぁ助けましょう。
ポロ:え〜〜溶けちゃうよ〜〜。ティート姉は遠距離だからいいけど…鎧も溶かされる可能性があるんだよ?
バルク:とは言え放ってはおけぬじゃろう! ティートよ、このわしのお気に入りを持っておいてくれ! とマトックを渡す!
ティート:え、いいけど……バルク武器は?
バルク:わしはさっき兜と一緒に購入しておいたグレートアックスがある! それを構えて飛び降りるぞ!
ティート:グレートアックスいつの間に……と、言うかマトックなんてどれもこれも変わらないじゃない? 別に新しく買えば?15)
バルク:何を言う! このマトックはわしと長年連れ添った愛用のマトックじゃ! そんじょそこらのマトックとは――
サリオン:早くしてくれーーーー(一同大爆笑)

◆セカンドトラップ!!

結局、ブロブはファイアウェポンをかけたバルクのグレートアックスが切り裂き、なんとかサリオンは危機を脱出する。その後、道が左右に続いていたが、右は地図が白紙な未踏領域だったために、パージさん達は地図の書いてある方であろうと、一行は地図の埋まっている左の通路に進む事にする。
ポロ:一応足跡が無いか見ておくけど?
GM:それは発見できます。素人のパージがいるので。
ポロ:やっぱこっちに来ているみたい。
GM:では左に入る道があります。真っ直ぐに進める道と、左に折れる道との分岐だと思って下さい。
ポロ:どっち行く?
サリオン:足跡のある方。
GM:両方に足跡は付いています。
サリオン:どっちの道も見たようですね。
ティート:じゃあポロ、左の道を見てきてくれない? 私達ここで待っているから。
ポロ:わかった。シーフはぼくだしね1人で左行って見てくる!
GM:ではその道の先には扉があります。
ポロ:調べる(コロコロ)……13!
GM:では扉の下の方に楔(くさび)が打ってあります。この楔がある限り扉は開きませんね。
ポロ:楔は外せる? あと鍵は掛かっているのかな?(コロコロ)……13だけど。
GM:鍵は掛かっていません。楔は力がある人なら外せると思われます。
ポロ:ぼくじゃ無理〜〜…一応、手鏡使って鍵穴から部屋の中を覗いてみるけど?
GM:武器や道具がたくさん置いてあります。
ポロ:学院が喜びそうかな……みんなの所戻ってきて報告するね。
サリオン:一応、その部屋も見ておきましょう。
ティート:じゃあバルクお願いね?
バルク:まぁ仕方無いのう……わしが扉の前に行って楔を引っこ抜いて扉を開ける!
サリオン:僕は曲がり角にいます。
ポロ:ぼくもぼくも(笑)
ティート:同じく(笑)
バルク:お主ら……で、GM、どうなった?
GM:バルクは一人ですよね? 周りは暗いですがたいまつとか持ってきたのですか?
ティート:ランタンは私持ってるわよ?
サリオン:ティートにかけてもらったライトは僕のスモールシールドです。
バルク:わしは暗視じゃから必要無いぞ?16)
GM:ああ、それは残念です。バルクが楔を抜き扉を開けると、上から降って来た油をモロにかぶります――バシャっ!
バルク:じゃあみんなの元へ戻ってこよう。油じゃった……。とりあえずちょっとこの油を拭くから……。
ポロ:バルクのテンションが下がってる(笑)
ティート:私達は扉の前まで行くわよ。バルクが開けてくれたから部屋の中は見えるよね?
GM:はい、見えます。部屋に入りましたか?
ティート:入らない。入る必要無く見れるし(コロコロ)……センスマジックを発動! 魔法の品ってある?17)
GM:ありますね。2つぐらい光って見えます。
サリオン:僕はセージで鑑定したいです。(コロコロ)……13!
GM:では魔法の品ではありませんが、かなり価値が高い武器等がこれまた2つあります。
ティート:あのアイテムとあのアイテムは魔法の品ね。
サリオン:それにあそこにある2つはかなりの価値があるものですよ。
GM:あ、ちなみにティートはわかります。部屋全体が光ってます。
ティート:あ、あと部屋全体が光ってる。
ポロ:駄目じゃん!(笑)
ティート:なにが?
ポロ:ああ、今のはPL台詞だった……ポロ的には――なになに? じゃあ部屋全体が宝物って事!?(笑)
ティート:??? 正直なにがなんだか意味不明なんだけど? ソードの事良く知らないんだって私!18)
ポロ:とにかくセージで振ってみればわかるよ。
ティート:(コロコロ)……ファンブル。19)
ポロ:ばかーーーーー!
ティート:部屋が光っているのがいったい何なのよ!!――あのアイテムが魔法の品! あのアイテムが高価な品! そして部屋全体も魔法の品!(笑)
サリオン:まぁティートがそう言っているなら、部屋全体がセンスマジックで光っていると解ってもいいでしょう。僕もセージで振ります(コロコロ)……ファンブル(一同爆笑)
ポロ:なにやってんのさーーーー!!!
ティート:部屋全体が宝物ね(笑)
サリオン:そうですねティート、これは貴重な宝を発見したかもしれませんね(笑)
ポロ:(プッチン)…わーーーい! 部屋全体が宝物だー! 僕が一番乗りーーー!! 部屋に入っちゃえ〜〜!!(一同爆笑)
GM:では部屋に入ると不意打ちで攻撃を受けます。
ポロ:回避する(コロコロ)……マイナス4だよね? 13!
GM:それは命中しました。固定ダメージで13点ダメージです。
ポロ:(コロコロ)……痛いなぁ……7点来た。
GM:ポロが部屋に入ると部屋に食べられます。部屋全体に擬態していたモンスターに食わたと思って下さい。
ティート:凄い状況になったわね。さすが魔法の部屋(笑)
サリオン:わかりましたよティート、あれはきっと古代の害虫駆除装置に違いありません。20)
ティート:なるほど…さすがは古代王国(笑)
ポロ:ぼく害虫じゃないもん!ってか早く助けてよ! 明らかにぼくを食べにかかってるってこの部屋!(笑)
GM:バルク〜〜早く油拭き終わってツッコンでくれこの状況!(笑)
バルク:じゃあ、ふぅ〜〜と言いながらやってこよう。ん? どうしたんじゃ?
ティート:見て、凄いでしょ。害虫駆除装置の組み込まれた魔法の部屋よ!
サリオン:とんでもないものを僕達は発見してしまいましたよ!
ポロ:ぼく食べられてる〜〜(笑)
バルク:ば、ば、この馬鹿もんがーーー!! 何を戯けた事を言っておる! わしもセージ技能で振るぞ!
ポロ:ああ、バルクのセージ技能が天使に見える(笑)
バルク:(コロコロ)……9!
GM:何者かはわかりませんが、モンスターだとは気が付いていいです(笑)
バルク:あれはモンスターじゃ! 何を2人してぼさっと観察しておるんじゃ! あのままじゃとポロが死ぬぞ!?
GM:ではここから戦闘ターンに入ります。最初はポロですね。冒険者レベル+筋力ボーナスで14以上なら脱出できます。
ポロ:(コロコロ)……無理! やだー痛いよー! 噛み付かないでーー!(笑)
ティート:次は私ね! またファイアウェポンをかける手もあるけど……消費MPが高いしエネルギーボルトを撃つ事にする!21)22)
GM:では攻撃前にサイコロを振って1が出たらポロに命中します。
ティート:わかった(コロコロ)……1(一同爆笑)
ポロ:ティート姉ーーー!?
GM:では発動して下さい。
ティート:(コロコロ)……16!
ポロ:(コロコロ)……抵抗失敗!?
ティート:じゃあダメージを(コロコロ)……あら、ピンゾロ?(一同爆笑)
GM:ではティートはエネルギーボルトを撃つのですが、その狙いがポロに向かっていくのにドキっとします。で、命中の瞬間に消滅。
ポロ:ぼくはその瞬間、ティート姉の愛を感じます。ありがとうティート姉! ぎりぎりで止めてくれて(笑)
ティート:ア、アタリ前ジャナイ、仲間トシテ当然ノ事ヨ。
バルク:思いっきり冷や汗じゃのう(笑)
ティート:ふぅ…危ない危ない(笑)
サリオン:こっちは全力で行きます。強打を使ってダメージを上げて(コロコロ)……3だから部屋に(コロコロ)……命中は15!
GM:(コロコロ)……あ、回避しました。
サリオン:じゃあポロの髪をちょっと切って終わります(笑)
ポロ:僕を狙うなーーー!!(笑)
バルク:じゃあ強打で(コロコロ)……5で部屋。命中が(コロコロ)……13。
GM:(コロコロ)……はい、当たります。
バルク:(コロコロ)……お、回った(コロコロ)……23点の愛を(笑)
GM:その瞬間、部屋全体が『キュルルル〜!』と鳴き声が上がります。では今度は部屋の攻撃ですが……――

◆サードトラップ・フォーストラップ

部屋全体のモンスターを何とか倒して、その部屋にあった魔法のアイテム等を回収した一行(必筋16の魔剣+1ブロードソードを発見しサリオンが持つ事に)。その後、別れ道に戻り進んでなかった道へと直進する。
GM:ではT字路に出ます。
サリオン:右は地図にかかれているガーゴイルの部屋に繋がりますね。
バルク:で、左が未踏の白紙部屋じゃな?
ポロ:足跡は?
GM:右です。
ティート:じゃあガーゴイルの方へ進みましょう。
その後、イリュージョンの壁があったトラップを突破し、ついにガーゴイルがいるであろう部屋の前までやってきていた。
ティート:さぁこの扉の向こうはガーゴイルがいる部屋です。
ポロ:いまさらなんだけどさぁ、ぼく達ってここまでギャーギャー言いながら来たけど、それってまずくない?
バルク:まぁそうじゃろうな、先行している奴等が借金取りの事を考えているとしたら、すでに気が付かれているじゃろうしな。
サリオン:とはいえ……もう遅いですね。
ティート:そうそう、気にしたって意味無いって、じゃあ扉開けた。ガーゴイルいる?
ポロ:ちょ、ティート姉! "いる?"じゃないよ! 罠も何もやってないのに扉開けないでよ!
ティート:ごめんごめん(笑)
サリオン:GM、トラップありましたか?
GM:いえ、鍵も付いてなかったですし、扉にトラップはありません。ティートは無事です。
ティート:ふぅ……。
ポロ:部屋の中は?
GM:計8体のガーゴイルの像があります。床には粉々になった石の欠片が落ちていたりします。
サリオン:その落ちている欠片ってガーゴイルの慣れの果てでは? 台座とかあるなら、合計何体居たかとかわかると思いますが。
GM:台座は12個ほどあります。
サリオン:4体ほどガーゴイル化して冒険者に返り討ちにあった……と言った所でしょう。
ポロ:どうしよっか?
ティート:え? じゃあ当初の作戦通り工夫さんに全部壊してもらおうか(笑)
バルク:わしのマトックの出番じゃな!
サリオン:あの……当初の作戦ってそんな話しましたっけ?23)
ティート:してなかったっけ? まぁいいじゃない(笑)
ポロ:バルクだけ部屋に入った所で扉閉めまーす♪
バルク:あ、ちょっと待て、たぶん音がうるさく響くがいいのか? わしは思いっきり豪快に壊すと思うぞストレス発散とばかしに(笑)
サリオン:もう静かにしても意味無い程騒いでしまっていますからね。気にせずやってしまって構いませんよ。
バルク:そうか。では行ってくる!
ティート:はい、行ってらっしゃーい!
ポロ:ティート姉、ティート姉、ぼく達はお弁当にしようよ♪(笑)
サリオン:休める時に休んでおく…冒険者の基本ですね。データにも裏打ちされた行動です(笑)
ティート:じゃあ食べ物広げてバルクが終わるのまってよう(笑)
………………………………………………………………………………
GM:では部屋に入ったバルクです。
バルク:じゃあ思いっきり壊すぞ。スコーン! スコーン! スコーン!
GM:ではスコ…ドッカーン!! と一体目にツルハシを突き刺した途端に大爆発! さらに爆発した瞬間、そのまま連鎖して全てのガーゴイル象が爆発します。
バルク:ぬお!?
GM:15点のダメージを鎧無しで受けます。24)
バルク:半分以上もってかれたの……自分にキュアウーンズで治すか。25)
………………………………………………………………………………
GM:はい、お弁当広げている3人ですが、部屋の中から派手な音がします。
ティート:本当にうるさいわね(笑)
サリオン:そうとうストレスが溜まっていたのですね……せっかく今回のプレイでは、髭と髪の毛にはあまり触れないようにしているというのに(笑)
ポロ:やっほー? 大丈夫? って部屋を覗いてみる。
GM:では部屋の中は粉々になった石片以外は、バルクが立っているだけです。
バルク:うむ、終わったぞ。
ポロ:は、派手にやったね。
サリオン:こんなに粉々に……さすがはドワーフとツルハシのコンボですね(笑)
ティート:じゃあ先に進みましょうか!

◆おろおろパージ発見!

ガーゴイルの部屋を抜けると、道が二股に分かれていた。しかしポロが聞き耳を立てると右の道から人の声が聞こえて来る(しかもどっかで聞いた事ある声)……とりあえず罠を調べつつ右の廊下を進み、突き当たりにあった扉を開けると、そこには――
GM:そこには、怪我をして倒れている冒険者達と、一人オロオロしているパージさんがいます。
ポロ:やっぱパージさんの声か。
GM:で、パージさんが気が付きます――「ああ、あんた達! 助けに来てくれたのか!」
ティート:そうよ(即答)。
ポロ:ええ!? 違うじゃん!(笑)
サリオン:まぁここはそれでいいでしょう。それよりパージさん、どうして護衛の冒険者達が倒れているのですか?
GM:「実は次の部屋にお宝があるんです! それなのに、それを守っている者達にやられてしまって……命からがらここまで逃げてきたのです」
サリオン:追っては来なかったのですね?
GM:「はい。なぜかその部屋からは出てこなかったようで……」
バルク:それで、お主らはどんなヤツにやられたんじゃ?
GM:「はい、ライオンなのですが山羊の頭も持っており尻尾がヘビになっていました。それがボスで、その他に部下が4体ほど、その部下モンスターはこちらのメンバーに変身して戦ってきたんです」
ティート:セージで振っていい?
GM:いいですよ。それぞれ振って下さい。
ティート:ライオンが13、変身が14!
GM:ではライオンがキマイラだと解ります。苦戦はするが勝てるレベルですね。変身する部下4体はシュミラクラだとわかります。戦う相手の能力そっくりに変身します。武器も全て模写します。が、魔法だけは模写されません。26)
ティート:と、説明。
ポロ:いやだなぁ……キューピーが2人だよ(笑)
バルク:どういう意味じゃ?
ティート:そのツルハシに攻撃されたら私は一撃で終わる(笑)
ポロ:逆に魔法が使えないならティート姉のコピーは粗悪品だね(笑)
バルク:一撃じゃな(笑)
ティート:でもサリオン、とりあえずどうしようか? ここに怪我人を放っておくわけにもいかないし……。
サリオン:そうですね。まずはこの怪我人を運んでこの遺跡を出ましょう。
ポロ:ぼく的にはもう依頼達成! いるよね? その怪我人の中にシーフのフィアーって人。
GM:います。気絶してます。
ポロ:OK!
ティート:じゃあこのまま帰っても問題無いのね。
サリオン:でもティートが学院でここの地図の事を話してきたとなると、学院の魔術師がここにやってくる可能性も否定できません。
ティート:それが?
ポロ:ぼく達には言ってないけど、ティート姉頼まれてたじゃん? いいの最後まで遺跡探索しなくっても?
ティート:まぁした方がいいんだろうけど、危険なら止めたほうがよくない?
サリオン:シュミラクラもキマイラも勝てないレベルでは無いですし、せっかくの遺跡ですから僕個人としては、最後まで探索したいですね。もっとも、それにしたって一度遺跡の外で休んでからですが……。
ティート:サリオンがそう言ってくれるなら、私もそれでいい。一応、学院にいたお爺さんに報告してあげたいし(笑)
バルク:わしは文句無い、キマイラと戦うのも悪くない。
ポロ:じゃあ遺跡を出て、怪我人回復してから再挑戦しようか!
ティート:ええ、そうしましょう。
負傷した冒険者達を魔法で治療し、一晩遺跡の外で休んで気力体力を回復させた一行。パージやシーフのフィアー達はそこで待っていてもらう事にして(使い魔のピースを見張りにして)、遺跡の未踏領域を探索する――
GM:ちなみに行ってない部屋は残り2つですね。
ポロ:階段降りて右の道へ行く!
GM:その部屋の入り口にはネームプレートらしきものがあります。下位古代語で『作品の間』と書いてあります。
ティート:作品の間?
サリオン:ここは妖魔を支配する秘術のあった遺跡です。気を付けましょう。
ポロ:じゃあまずは扉に罠が無いか――
しかし、その部屋には罠は無く。たくさんの円柱の筒が置いてあるだけであった。
GM:その円柱はガラスで出来ているような感じで中が透けて見えます。中には液体が入っておりその液体にボブゴブリン等が保存されています。
サリオン:どうやら実験材料の保存室、もしくは研究結果の試験用妖魔の倉庫…と言った所でしょうか。
ポロ:みんなゴブリンとかなの?
GM:もちろん何も入ってない円柱――まぁカプセルもあります。
バルク:わしのマトックが奴等を倒せと暴れるのじゃが?(笑)
ティート:暴れそうなのはあんたでしょうに、無駄な事はやめなさい。
サリオン:そうです。今は体力を温存してシュミラクラやキマイラ戦に備えるべきです。
バルク:む、では我慢しよう。さっさと次の部屋へ行くのじゃ! ここにいるとウズウズする!
ポロ:ゴブリンには恨みがあるもんね〜(笑)
そして2つ目の部屋へ――
ポロ:扉に罠は無かったんだよね? じゃあ開けるね…ガチャ。
GM:そこは真っ暗な奈落の広がる部屋ですね。部屋の真ん中に一本の細い道があります。その奈落を渡る一本橋のような道です。その一本道を進んだ先に扉がありますが、その扉の左右にガーゴイルの石像があります。
ティート:センスマジック!
GM:その像は2つとも魔力が凄いです。
ティート:本物のガーゴイルね。
サリオン:ついでにその橋の周りの奈落を見て下さい。
ティート:見た。
GM:奈落も全て光っています。
ティート:幻覚っぽいわね。
バルク:どうする? やるか?
ティート:めんどくさい。どうせあの向こうにある扉を抜けても、それ以上に広がりは無さそうだし(とマップを確認する)。
サリオン:そうですね。ではキマイラ1歩前の部屋へ行きましょう。
GM:いいですか? ……では、全員1歩前の部屋にやってきました。扉を開ければパージさん達の言うキマイラがいる部屋です。
ポロ:結局何も無かったね。
ティート:ちょっと期待はずれだったわね。
バルク:では行くか!
サリオン:あ、待って下さい。どうせ戦いになるのが解っているのですから、できる限りここでエンチャント等のブーストはやっておきましょう。
ティート:じゃあファイアウェポンを3人に(コロコロ)……。
サリオン:僕は銀の武器なので必要ありません。ポロとバルクにかけて下さい。
ティート:了解(コロコロ)……。
ポロ:じゃあボクはカンタマを全員にかけるよ!
※ポロは最初の依頼の報酬でカウンターマジックのコモンルーンを買っていました。カンタマはカウンターマジックの略です。27)
ティート:ついでに全員にプロテクション(コロコロ)……はい、これで私の精神力は残り3点(笑)28)
バルク:トランスファーメンタルパワーでティートを回復じゃ。これで問題ないじゃろ!29)
ティート:ええ、ありがとう。
サリオン:では準備は良いですね。入りましょう。

◆コピーとの戦い……そこ! 遊ぶな!!

その部屋はまさに古代の研究室然とした部屋だった。しかし、その研究資料や実験機材よりも一行はその部屋の主に目を向ける。部屋の中心に威風堂々と構えた合成魔獣――キマイラに。
GM:キマイラが下位古代語で言います――『お前達は研究を受け継ぎし者か?』
ティート:そうよ(即答)。
ポロ:うわ、なに言ってるかわかんない(笑)
GM:『では、まずは己自身を超えて見せよ…その力を、我に示せ』――と、床から影のようなものが4体現れて、それぞれ4人の姿をとります――では戦闘に入ります! 最初はポロからです!
ポロ:どうしよっかなぁ……向こうも同じパーティーメンバ−なんだよなぁ。
サリオン:とにかくキマイラを足止めして下さい。それが最優先です。
GM:あ、キマイラは戦闘に入っても動きを見せません。常に待機状態です。
バルク:どうやら、まずはコピー達を倒さんと相手をしてくれんようじゃな。
ポロ:じゃあ4人の中で一番の脅威に(コロコロ)……15でキューピーコピーを殴った! ダメージは(コロコロ)……9点!
バルク:………………。
GM:カキンッ! 止まります。そして次はポロコピーです……が、こっちも同じですね。オリジナルバルクに向かいます。そして防御専念。
ティート:次は私ね……サリオンコピーにエネルギーボルト(コロコロ)……14で抵抗して!
GM:……それは失敗です。
ティート:ダメージは10点!
GM:サリオンコピーは7点通りました。今度はティートコピーですね……何をすればいいんだろう? 何も使えん! ティートコピーは待機です(笑)
ポロ:役立たずだ!
ティート:あんたに言われたくないわよ!
サリオン:では僕の番ですね。自分のコピーに攻撃します。命中は……15のダメージは14です。
GM:……回避14で負けました。ダメージが(コロコロ)……4点通りましたね。そしてサリオンコピーが、やっぱり目の前にいるオリジナルに攻撃です……13で命中。ダメージは11点です。
サリオン:(コロコロ)……11で回避失敗。プロテクションがあるから1点だけ通った。
バルク:そしてわしか! ポロコピーには絶対に当たらないからのう……とは言えこいつを自由にするとティートが殺されそうじゃし……ええい! ポロコピーに攻撃じゃ(コロコロ)…――
GM:はい、それは避けました。続いてバルクコピーはバルクオリジナルの方へ移動です。そして次のターンに入ります。

ポロ:目の前のキューピーがどっか行っちゃったからサリオンコピーに攻撃するね(コロコロ)……強打で命中9!?
GM:それは回避です。ポロコピーはティートの方へ移動して終了します。
ティート:私はポロコピーの接敵から外れるように逃げるわよ! 移動!
サリオン:ティートとポロの追いかけっこですね。
ポロ:ティート姉が遊んでるーー!(笑)
ティート:遊んでない遊んでない(笑)
GM:ではティートコピーの番です。
ポロ:ぼ〜ッとする?
GM:いえ、ティートオリジナルの前に立ち塞がります。
ティート:はっ!? 挟み撃ち!
GM:冒険者レベル+敏捷度ボーナスで対決しましょう。こっちは(コロコロ)……13です!
ティート:まさにダイス目勝負ね(コロコロ)……14! 私は私を華麗なフットワークで抜くわよ!(笑)
サリオン:では僕は自分に攻撃(コロコロ)……ああ、避けられましたか。
GM:はい。ではサリオンコピーが(コロコロ)……命中しましたね? ダメージは7点です。
サリオン:当たったけどそれは弾く。
バルク:では自分のコピーに命中12じゃ!
GM:(コロコロ)……避けました。こっちもバルクへ命中……11! ダメージは17点です。
バルク:我ながら痛いのう……6点来たか。

GM:では次のターンです。
ポロ:サリオンコピーに強打で(コロコロ)……命中13! ダメージは8点。
GM:……う、削られてしまいましたね。残り4点。
サリオン:ポロにだけは殺されたくありませんね。
ポロ:いいじゃん、そんな事言ってる場合じゃないって!
ティート:そうよサリオン、今は遊んでいる時じゃないんだから!
GM:ではポロコピーがティートにタックルします。ティートはさっきと同じ判定して下さい。
ティート:(コロコロ)……11。
GM:ではタックルが成功します。次は冒険者レベル+筋力ボーナスで判定して下さい。引き倒します(コロコロ)……11です。
ティート:(コロコロ)……9! 引き倒された! くっ、何するのよポロ介!
サリオン:ティート、遊んでないで真剣にやって下さい(笑)
ポロ:絶対背景の絵と化してるよね(笑)
ティート:うう…否定できない(笑) じゃあ私はこの状況から脱出を試みたい!
GM:冒険者レベル+筋力ボーナスで対決ですね(コロコロ)……こっちは12です。
ティート:(コロコロ)……9。うう……これ絶対子供のケンカだよ……脱出できなかった。
ポロ:お姉さんと遊ぶ子供。微笑ましい光景だよね♪
GM:そこにさらにティートコピーがやって来ます(笑)
ティート:来ないでよ私! これ以上面白くしても何も出ないわよ!(笑)
GM:ティートコピーが殴ります(コロコロ)……命中……ダメージは1点(笑)30)
ティート:冒険者バリアーで防げる! って、はぁ……。31)
サリオン:遊んでますねティート。
ポロ:ティート姉面白そうだなぁ(笑)
ティート:ちーがーうー!
GM:ではサリオンです。
サリオン:(コロコロ)……命中した? では自分のコピーにダメージが11点です。           イラスト
GM:それでサリオンコピーは消滅します。
サリオン:よし!
バルク:では次はわしじゃな。命中10のダメージは19じゃ!
GM:……8で回避失敗。ダメージは9点通りましたね。が、別に消滅しません、このままお返しに(コロコロ)……命中11!
バルク:(コロコロ)……13と言って避けたぞ!

ポロ:ターンの頭だよね。ボクのコピーに強打で(コロコロ)……命中13!
GM:(コロコロ)……14で避けましたね。
ティート:ポ、ポロ介ー! あんた何がしたいの!
ポロ:えっと……ボクも遊びに入れて〜〜♪(笑)
サリオン:真面目に……いえ、無駄でしたね。
GM:ではポロコピーがティートに……格闘戦だから素手か……命中16です。
ティート:平目だしなぁ(コロコロ)……はい、1ゾロ(笑)
GM:無意味ですねぇ……ダメージが8点です。32)
ティート:一応高品質のソフトレザーだし(コロコロ)……プロテクション分も含めて1点も通らない!
GM:結局じゃれ合ってるだけですね。
ティート:GMが言わないでよ!(笑)
が、この後自由になったサリオンがポロとティートのコピーを倒し、さらにバルクもクリティカルで自分のコピーを打ち倒す。そして、このふざけた戦は幕を降ろした。

◆知識の守り手との戦い

今までピクリとも動かず、じっと戦いを見守っていた魔獣が動き出す。部屋に再び緊張の糸が張られた。
サリオン:さぁキマイラに向き直りましょう。
ポロ:ティート姉、キマイラは何か言ってる?
GM:『遊びは終わりだ』(一同爆笑)
ティート:うるさいわね! 私だって好きでやってたんじゃないわよ(笑)
GM:『が、君達は己を越えその力を示した。次は知識の守り手たる我を超えてみよ』
サリオン:やっと本当の戦いですね。
バルク:今までが不毛過ぎたからのう。
GM:不毛じゃないですよ。サリオンとバルクは孤軍奮闘カッコよかったじゃないですか!
ティート:納得がいかない!
ポロ:そうだそうだ! ボク達面白いだけだったじゃないか!(笑)
GM:面白いならいいじゃないですか!
ティート:ゔ……。
ポロ:あ〜〜(←納得した)
サリオン:ティート、ポロ、もういいですか?
ティート:思わず納得してしまったしOKよ。
ポロ:さぁちゃっちゃと倒そう!
サリオン:ええ、ではキマイラ、あなたのデータを取らせてもらいますよ。

GM:戦闘に入りましょう。こっちは常に待機して一番最後に行動します。
ポロ:じゃあボクからだね(コロコロ)……命中15!
GM:それは……13避けれません。
ポロ:……7点。
GM:カキン!
ポロ:回らないとボクには無理だなぁ。
ティート:私はエネルギーボルト(コロコロ)……13か。
GM:抵抗しました。
ティート:(コロコロ)……9点。
GM:ちょっと通りましたね。
サリオン:では僕は(コロコロ)……命中13のダメージが……12点。
GM:(コロコロ)……当たってしまいましたね。ダメージもチクっと通りました。
バルク:(コロコロ)……命中10……じゃ避けられたか。
GM:避けました。そしてこっちの行動は……まずは目を奪わせてもらおう。暗黒魔法ブラインドネス(コロコロ)……14で抵抗して下さい。目標はサリオンとバルクです。33)
バルク:(コロコロ)……わしは抵抗。
サリオン:……僕は失敗しました。キュアブラインドネスで回復せざる得ませんね。34)

ポロ:サリオンが「眼鏡…眼鏡…」ってやってる(笑) で、次のターンはボクだよね(コロコロ)……あれ? 命中は9。35)
GM:はい、避けました。
ポロ:眼鏡…眼鏡…(笑)
サリオン:遊ぶな! 君はかかってないだろう!(笑)
ティート:(コロコロ)……私はエネルギーボルトで15。
GM:それは抵抗できません。
ティート:ダメージは……10点。
GM:う…やはり魔法使いはやっかいだな。
サリオン:僕はキュアブラインドネス(コロコロ)……成功。眼鏡発見(笑)
バルク:最後はわしか(コロコロ)……命中10。
GM:それは避けました。さてキマイラの行動です…狙いはティートでスティールライフ(コロコロ)……14で抵抗して下さい。36)
ティート:(コロコロ)……13、無理!
GM:では(コロコロ)……8点生命力を吸い取ります。
ティート:5点通った。もう生命力残り3点。
バルク:大丈夫か?
ティート:駄目かもしれない。
ポロ:今度こそ当てる!(コロコロ)……命中9!? さっきから当たらない〜!
ティート:次はこっち(コロコロ)……エネルギーボルトで(コロコロ)……15!
GM:(コロコロ)……抵抗できません。
ティート:ダメージは11ね。
GM:結構厳しいですね。あと強力な一撃が来たら倒れます……やはり魔術師は危険だな。
ティート:サリオン、クリティカルで一発死を! じゃないとまた私狙われる気がする!
サリオン:そう言われても(コロコロ)……命中11です。低いですね。
GM:6以上(コロコロ)……避けました。
バルク:ではわしが(コロコロ)……命中11!
GM:(コロコロ)……避けました。ダイス目が良くなってきました。ではキマイラです。サリオンとティートにスティールライフです(コロコロ)……11!?
サリオン:それは(コロコロ)……余裕で抵抗です。僕には効きません。
ティート:それなら4以上で(コロコロ)……ピンゾロ!?37)
一同:『ええ〜〜!?』
GM:(コロコロ)……ダメージは11点です。
ティート:死んだ。マイナス5……二度目だ。
ポロ:ティート姉!?
ティート:生命力抵抗の4からマイナス分の5を引いてマイナス1、ここから7を目指せばいいのよね?
GM:8以上で完全死は免れます。
ティート:(コロコロ)……2と2! 4! やっぱ駄目〜〜死んだ〜〜!(泣)
ポロ:ティート姉? またまた〜とか言う。冗談だと思うだろうなボク。前回も死んでなかったの見てるし。
ティート:私は魔法で死んだから傷一つ無く倒れたまま何も答えない…答えられない。前は河の辺で引き返せたけど、今回は気が付けば向こう岸に立ってたわ……あれ、みんなはどこ?
サリオン:僕は……いや、僕も完全死だとは思いませんね。気絶だと考えます。
バルク:死んだかどうかはともかく、ティートが倒れたのは事実! 仇は討つ!

ポロ:うん! 僕の番だよね! 強打で命中(コロコロ)……11!
GM:(コロコロ)……ギリギリ回避しました。
ポロ:もうちょっとだったのに!
サリオン:今度は僕です(コロコロ)……命中13!
GM:(コロコロ)……12で命中しました。
サリオン:ここで回ってくれ!(コロコロ)……11まわった!(コロコロ)……10でまた回った!(コロコロ)……合計34点ダメージです!
ティート:サリオン凄い! これで倒してくれるとカッコいいんだけどなぁ…。
GM:はい、丁度倒れます。最後に君達を褒める言葉を下位古代語で呟いてキマイラは横倒しに倒れました。
サリオン:僕らしくなかったかもしれませんが……少々ムキになってしまいましたね。
バルク:それよりティートは大丈夫なのか?
ポロ:そうだ、ティート姉!

◆今できる事を……

戦闘が終わり部屋に静寂が戻る頃には全員が気が付いていた。それでも確認せずにはいられなかった……。
バルク:わしが確認しよう。そして呟くのじゃ――駄目じゃ…死んでおる。
ポロ:嘘だ!
サリオン:僕は冷静に考えますよ。たしか復活の魔法があったはずです、ただし問題は日数ですね。
バルク:うむ、ここからエレミアまで馬でも5日じゃ、しかもこの状態のティートを連れて行くとなるとスピードも思ったように出せぬじゃろう。
ポロ:6日とかかかる?
GM:かもしれませんね。
ポロ:でもそれしか無いでしょ? だったら早く街へ引き返そうよ!
バルク:そうじゃな、それがいい。行くぞサリオン!
サリオン:いえ、僕はティートを抱えながら言いましょう――ここは賭けにでましょう。
ポロ:賭け?
サリオン:遺跡の『作品の部屋』にあった何も入ってなかったカプセルに入れたいです。
バルク:可能性はあるのか?
GM:それは確かに保存されます。
サリオン:これで良し……ティート、待っていてくれ。
ポロ:じゃあボクが馬に乗って街へ連絡してくる!
バルク:わしが一筆マイリー神殿に書状でも書くか?
ティート:それよりここの書物とか適当に持って、学院に言ってくれればきっと助けてくれるはず――とあの世から謎の声が(笑)
サリオン:僕が言った事にしましょう。そんな話をティートはしていましたし。
ポロ:じゃあ証拠の品をゲットしてから馬を飛ばして街へ!
GM:では街についてからどうしますか?
ポロ:学院に言ってティート姉の名前だして、出てきたお爺さんに遺跡の証拠渡して生き返らせてもらえるように、全力で動いてもらう!
GM:それは遺跡の所有権をすべて学院に渡すという事でいいですね?
ポロ:うん、構わない。
GM:では、学院のお爺さんは復活代を全て立て替えてくれて、さらに高司祭に口利きをして、ついでに遺跡までの司祭出張まで交渉してくれます。
一同:『おお〜〜!』
GM:ティートはカプセルに入っているなら日数は1日も経ってませんね。さらに高司祭は9レベルの神官なので……1ゾロ以外は問題ないです。ティート振ってみますか?
ティート:振ってみる。(コロコロ)……――4!
一同:『ふぅ〜〜』
ティート:カプセルから脱出してから……あれ? なにがどうしたの?
ポロ:大丈夫?
サリオン:僕が説明しましょう。
ティート:じゃあ理解してからちょっと感動的な気持ちになって……ありがとう。助けてくれて。
GM:ただ、その代償に全ての遺跡の所有権は失われます。手元に残るのは途中で見つけた魔剣と、盗賊ギルドからの報酬です。
ポロ:ま、最初っからその程度が目当てだったしね(笑)
サリオン:ティートが助かったからいいですよ。
バルク:やれやれ…毎度騒がせよって(笑)
ティート:ありがとう。生きているって素晴らしい! 仲間っていいものだね! と私はつくづく思ったのでした(笑)
ソードワールドリプレイ
『ダンジョン危機一発死!?』 了


【おまけ・専門用語その他解説】

1) 前回シナリオからほとんど時間は経過していない。そのため、キューピーは今回もキューピー。
2) 顔のまったく見えない兜。戦場ではかっこいいが・・・
3) 街中では怪しい者に成り下がる。子供には見せてはいけない。
4) 盗賊ギルドからの呼び出しは、シーフにとって絶対。無視しているとえらい目にあわされる。
5) ポロは偽名でポチと名乗らされたことがある。
6) グラスランナーの行動順位。自分の楽しいこと>自分の面白いこと>自分の・・・>・・・>仲間のこと。
7) とってもとらなくても同じくらい怪しい。仲間達は後々気づくこととなる。
8) ポロはポチという名前で、筋肉ヤローどものいる工房のマスコットという仕事をしていた。
9) 魔術師達の学校。日夜怪しい学問や実験が行われている。
10) 正しい判断。
11) 一番困ったのはGM。予想外の外の外の反応。
12) 良い子と良い冒険者はマネをしないで下さい。
13) ロープはおとりの2段仕掛けの罠。のつもりだったが…。
14) この発言により4段仕掛けの恐るべき罠となった。ティートが引っかかっていたら完全にデストラップ。
15) お値段はマトックの3倍以上する。
16) ドワーフの特殊技能。完全な暗闇でも普通にものが見える。
17) センスマジック(ソーサラー魔法)物に魔法がかかっているかどうかを調べる。
    この時ティートはまぶしかったはず。
18) ティートのPLはソードワールドにあんまり詳しくない。ここでは本当に混乱している。
19) このファンブルが、今回のファンブルフィーバーのはじまりだった……
20) 名称:フロアイミテーター。用途はそのものずばり。
21) ファイアウェポン(ソーサラー魔法)武器を炎で包み込みダメージを増やす。デメリットのない魔法。
22) エネルギーボルト(ソーサラー魔法)乱戦では仲間に当たることもある使用。デメリットのある魔法。
24) ダミーと本物を混ぜたトラップ。一体ずつ動き出すようにすると、引っかかりやすくなる。
25) キュアウーンズ(プリースト魔法)初歩の癒しの魔法。
    これが出来ればドワーフでもキューピーでも神の使徒である。
26) キマイラ:暗黒魔法は使う、毒も使う。格闘も強い。まさにボスモンスター。
27) カウンターマジック(ソーサラー魔法)魔法に対する抵抗力を上げる。GMの敵。
    古参ソードワールドプレイヤーは、「カンタマ」と略したがる。
28) プロテクション(ソーサラー魔法)ダメージを減らす。ソードワールドはHPが増えないので、結構重要。
29) トランスファーメンタルパワー(プリースト魔法)他人にMPを分ける。他人の乾電池になる魔法。
30) ファイターやシーフ技能が無いものは、どんなに力がつよくてもダメージは乏しい。
31) ソードワールドでは冒険者レベルの分だけダメージを減らせる。どんなにもやしでも。故にバリアー。
32) グラスランナーであるものは、どんなにレベルが高くてもダメージは乏しい。
33) ブラインドネス(暗黒魔法)視力を奪う。本来は接触魔法だが、二人は接近していたのでかけたのだ。
34) キュアブラインドネス(プリースト魔法)ブラインドネスをキュアする魔法。それだけ。
35) 関西の漫才師。その業界の伝説の人物。
36) スティールライフ(暗黒魔法)他人を傷つけて自分は立ち直る、最低の魔法だがGMの友。
37) ファンブルフィーバー終了。リプレイにかかれていなかったものをあわせて、計16回。その締めくくり
    がこれだった・・・


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