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ソード・ワールドRPG
――フォーセリアと呼ばれる世界がある。そこは人間ばかりでは無く、エルフやドワーフなどの亜人たち、さらには竜や神といった怪物や伝承が現実に存在する世界。そして"魔法"の存在する世界。
――中世ヨーロッパに似て非なる異世界……ある時、誰かが言った――剣と魔法の世界フォーセリアと。
2004年4月18日セッション開始
シナリオ『お宝を守れ!』リプレイ


百年の虚読SWリプレイ(4)

ダークエルフ災難記


◆成長申告をお願いします

GM:では成長申告をお願いします。
バルク:成長無し! わしは貯めるぞ。
ティート:え……そうなの?
バルク:いや、やっぱりプリーストレベルを4レベルに上げる。回復は重要じゃった(笑)
GM:4レベルだと司祭と呼ばれてもおかしくないレベルです。
ポロ:キューピー司祭(一同爆笑)1)
バルク:神殿でもか!?
ティート:たぶん陰口で言われてるあだ名ね(笑)
ポロ:「あのキューピー司祭がよう」「あのキューピー司祭がどうしたって?」――で、本人がやってくると「あ、バルク司祭」(笑)
バルク:神殿に行きづらくなったじゃないか!
GM:そういうポロは上がりましたか?
ポロ:あ、ボクはシーフが5レベルになったから! それだけ!
サリオン:前回も言いましたが、レンジャーは上げないのですか?
ポロ:うん、一本伸ばしだし!
サリオン:………………。
GM:ティートはどうしました?
ティート:シャーマンを3レベルに上げるべきか……それともソーサラーを4レベルに上げるべきか……悩んでるの。
ポロ:悩むなんて珍しいね(笑)
ティート:シャーマン3レベルのミュートと、ソーサラー4レベルのファイアーボール……よし! ファイアーボールにしよう! ソーサラーを4レベルにする!2)3)
サリオン:攻撃優先ですか? 前回死んだ原因は魔法ですよ?
ティート:うん、わかってる。でもファイアーボ−ル使いたいし(笑)
サリオン:………………。
GM:まぁそれに冒険者レベルも上がりますから得ですしね。4)
ティート:少しでもダメージ軽減は増やしておかないとね!
サリオン:では最後は僕ですね。ファイターを5レベルにしました。
ポロ:あれ? 前回ファイターが3レベルじゃなかった?
サリオン:ええ、一気に5にしました。ファイターを上げないと守れません。そう新しいデータが書き込まれましたから。


ティアリート(ティート)
  ソーサラーのエルフ(女)。魔法の発動体は特別仕様の『髪飾り型』である。頭を振りながら魔法を飛ばすのが嫌で、華麗に踊りながら魔法を飛ばすという意味だけにバードを1レベル持っている。前回、セッション3回目にして完全死を体験した。めんどくさがり屋で自分の好きな事しかしない享楽的なエルフである。
  知力が最大値の24だがいかんせん使い切れていない。使い魔のピースは白鳩。一人称は「私」。



サリオン・ヒューズ
  メガネをかけた人間の男(18歳)。口癖は「データ的に言って……」なラーダを信仰する神官戦士。普段は冷静なわりに、いざ自らの知識欲を満たせる機会にめぐり合うと、躊躇無く自分の欲望を優先する危うさを持つ。
  データ収集でいろいろ情報を集めるわりには、結局落ち着くところは奇襲や絡め手、予想外の作戦だったりする。実は仲間想い?なこのパーティーのリーダーである。一人称は「僕」。



ポロ・トリス・ペンネ
  グラスランナーの男。外見子供の一人称は「ぼく」。何も考えないで思いつきで行動し、その場の勢いで流されて突き進み、結局役に立たないとみんなから言われるも、本人はまったく気にしていない。
  本名はポロだがいろいろあってポチと呼ばれたりする。盗賊ギルドでは隠語で犬な冒険者……まさにポチである。意外と頑張り屋なのだが、頑張るまでに遊びすぎるので正当な評価はされない。



バルク
  パーティーに振り回されている男ドワーフ102歳。サリオンの計略によりゴブリンに捕まり、拷問のような責め苦を受ける。助け出された時バルクの髭はつるつるに剃り上がり、髪の毛も頭頂部をわずかに残すだけであった。返り血を浴びながらマトック(ツルハシ)を振り回す姿はまさに鮮血のキューピー。顔がT字に開いている兜をかぶってキューピーな秘密を隠している。パーティーの不幸を一身に背負わされる。一人称は「わし」。


 キャラクター名:ティアリート
 種族:エルフ(女)
 冒険者レベル:4
 A:10 B:C:12 D:12 E:F:G:H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:20(+3) 
 知力:24(+4) 筋力:2(+0)
 生命力:8(+1) <抵抗力5>  
 精神力:16(+2) <抵抗力6>

 技能名:
  セージ  :2Lv
  バード  :1Lv
  ソーサラー:4Lv
  シャーマン:1Lv
 キャラクター名:サリオン
 種族:人間(男)
 冒険者レベル:5
 A:11 B:C:D:E:10 F:G:11 H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:16(+2) 
 知力:16(+2) 筋力:18(+3)
 生命力:19(+3) <抵抗力8>  
 精神力:17(+2) <抵抗力7>

 技能名:
  ファイター:5Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:3Lv(ラーダ)
 キャラクター名:ポロ・トリス・ペンネ
 種族:グラスランナー(男)
 冒険者レベル:5
 A:B:16 C:11 D:E:F:G:13 H:11
 器用度:23(+3) 敏捷度:27(+4) 
 知力:16(+2) 筋力:5(+0)
 生命力:15(+2) <抵抗力7>  
 精神力:24(+4) <抵抗力9>

 技能名:
  シーフ  :5Lv
  レンジャー:2Lv
  バード  :3Lv
 キャラクター名:バルク
 種族:ドワーフ(男)
 冒険者レベル:4
 A:16 B:C:D:E:10 F:G:13 H:15
 器用度:19(+3) 敏捷度:10(+1) 
 知力:9(+1) 筋力:19(+3)
 生命力:22(+3) <抵抗力7>  
 精神力:28(+4) <抵抗力8>

 技能名:
  ファイター:4Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:4Lv(マイリー)
  クラフト :5Lv(鍛冶)


◆エレミアからの脱出!

ティートが高司祭の魔法により復活してから1週間が経った。ティートもようやく自由に動けるようになり、久しぶりに『輝く剣先亭』には4人の姿が揃っていた。
ティート:前回は偉い目にあったわ。
ポロ:キマイラ戦のあとの記憶があいまいでしょ?(笑)
バルク:まさか死んでおったとは驚きだったわい(笑)
サリオン:あまり笑って話せる内容ではないのですけれどね(笑)
ティート:でも、復活の儀式って確かすっごく高いんでしょ?
バルク:だいたい8万ガメルじゃな。
ポロ:遺跡の所有権を全部学院に渡したら、全部コミコミでやってくれたよ♪
サリオン:それだけ価値のある大変な遺跡だったのでしょう。5)
ティート:ま、とりあえず皆にはお礼を言っておくわ! ありがとうね!
GM:と、そんな話をしていると店の親父さんが――「お〜い、お前達に依頼だぞ。しかもご指名だ!」
バルク:指名とはな…わしもすでに司祭レベル、有名になったもんじゃ。
サリオン:依頼の内容はどのようなものですか?
GM:「なんでもオランへ行って欲しいそうだ」6)
ポロ:オランだってティート姉!
ティート:そうね! 行きましょう♪
サリオン:早いですね決断。
ティート:この街は縁起が悪いから(笑)
バルク:こんなケチのついた街はさっさと離れるべきだと?
ティート:そうそう!
ポロ:それにキューピーのせいで後ろ指差されるしね(笑)
バルク:………………しかしオランか…確かティートはオランにある賢者の学院の生徒じゃったな? もしかしたら呼び出しかもしれんぞ?7)
ティート:呼び出しでも何でも良いよ! とにかくこの街を出ましょう!
サリオン:ま、僕も賛成はしますよ。久しぶりに実家に帰るのも悪くはありません。
ポロ:サリオンってオランに実家があるの?
サリオン:はい、そうですよ。ティートと出会ったのも実家にいた頃ですしね。
ティート:私がソーサラーになりたくてオランの賢者の学院に来た時の話ね。
バルク:まぁ思い出話も聞いてみたい気もするが、もう少し詳しく依頼内容を聞かんか?
サリオン:そうですね。では聞きます。
GM:では店の奥にある個室へと通されます。
サリオン:結構いい依頼ですね。
GM:と、そこにはティートとポロには見覚えのある人がいます。
ティート:ん、誰だろう?
ポロ:ああ! 司祭様!
ティート:その節はどうもありがとうございました――
GM:いえ、司祭じゃなくて学院のお爺さんです。
ティート&ポロ:『ああ、あんたか』(ハモッタ)
一同:(一同爆笑)
ポロ:さすがティート姉(笑)
ティート:とはいえ、お爺さんもいろいろ動いてくれてありがとうね!
GM:「いやなに、こっちもザウバー絡みの後処理だし、それにあの遺跡は大変貴重なものだったしのう。気にするでない(笑)」
サリオン:それで、オランに行くとはどういう依頼なのでしょう?
GM:「うむ、実はな――」
――学院のお爺さんの話した依頼内容――
  ◆前回の遺跡には大変危険なものがあった。
  ◆賢者の学院本校があるオランへ持って行き、それを本格的に研究したい。
  ◆しかし、その危険なものを奪おうとしている奴等がいるらしい。
  ◆そいつらに奪われないように荷物をオランまで届けて欲しい。
サリオン:問題ありませんね。今までの依頼のまさに後始末です。
ポロ:オランに行けるしね♪
GM:「それで依頼料なんじゃが、現金はあまり出せないので学院にある魔法の品で構わぬじゃろうか?」
もちろん、このパーティーが依頼料で文句を言うはずも無く、それぞれが好き勝手に欲しいものをもらったのだった。以下が前払いで4人がもらった依頼料である。
ティート:遺失魔法スティッキング・ストリングス。遺失魔法トリガー。8)9)
サリオン:スモールシールド+1。
ポロ:レッドアイ。ガードグラブ。10)11)
バルク:パリーパリー。12)

ポロ:なんかティート姉だけズルイ感じがする。
ティート:まぁ依頼主が依頼主だし…身内の強みってやつね(笑)
バルク:わしとしては、要らないと言ったティートの分をお主が貰っている方がズルイと感じるぞ。
ポロ:いいの! ティート姉がいらないって言ったんだしレッドアイもガードグラブもぼくのだもん!
GM:「では最後に1つだけ言っておく。この荷物は今渡したマジックアイテムとは比べ物にならないほど効果で貴重な物じゃ。くれぐれも大事に頼む」
サリオン:わかっています。これにもしもがあった時には、僕たちの命も尽きていると思いますし。
ポロ:やっぱ荷物はガッチガチ?
GM:はい、ハードロック等の魔法の鍵が何重にもなっており、さらにリアルトラップもいくつかかかっているようですね。13)
ポロ:中は見たいけど、見れそうにないなぁ。
バルク:大きさはどの程度じゃ?
GM:ポロが入れるぐらいの木箱…と言えばだいたい解りますか?
バルク:うむ。
ポロ:やな感じの例えだ……。
GM:「では、宜しく頼むぞ!」

◆電球P!?

エレミアからオランへ…自由人の街道を進む一行。そしてついにオランまであと1週間という所まで来ていた。
GM:あと1週間でオランという所まで来ました。今は夜です。
バルク:森の中で野宿じゃろうな。
GM:ところで誰かテントとか持っているんですか?
バルク:うむ、ちゃんと持っとるぞ。
GM:おお! さすがバルクです!
サリオン:いえ、僕も買ってありますよ。
ティート:サリオンのテントで寝る!
ポロ:僕も〜♪
バルク:お主ら…そこまでしてわしをハブりたいのか!
ティート:だってバルクのテントってお酒臭そうじゃない?
ポロ:マヨネーズ臭いからやだー!(一同爆笑)14)
バルク:ティートはまだしも……犬ッコロ! 少々調教が必要なようじゃな!
サリオン:と言うよりもティートは女性なのですから、一応別れましょう。僕とポロもバルクのテントで眠りますから。
ティート:う〜〜ん、ありがと。
ポロ:やだーー! マヨネーズ臭いーー(笑)
バルク:まだ言うか!!
――と、そんなこんなで就寝時間――
GM:さて、夜は見張りを立てているのですよね?
サリオン:前半は僕とティート、後半はポロとバルクです。
ポロ:えっ!?
バルク:その分け方には異議有りじゃ!
サリオン:却下。
バルク:即答か!!
サリオン:と、言うのは冗談です。しかし、回復のできる僕とバルクはバラバラの方が良いですし、暗視の効くバルクと、センスオーラのできるティートも別れたほうが無難です。
ティート:ま、確かにこの分かれ方がベストかもね。
ポロ:ブーブー!
バルク:くッ…仕方無しか……。
GM:(コロコロ)……では前半の2人組、知力+レンジャー技能で判定して下さい。
サリオン:無いから平目です(コロコロ)……11ですね。
ティート:……5。
GM:では2人とも気が付きませんでした。不意打ちなので回避マイナス4で(コロコロ)……サリオンに命中14……ティートに命中11です。森の暗闇から数本の矢が飛んできました。
サリオン:(コロコロ)……10なので当たりました。
ティート:マイナス4から振って(コロコロ)……4。合計プラマイ0で当たる(笑)
GM:サリオンに11点。ティートに13点です。
サリオン:……10点防御しました。非力な襲撃者ですね。
ティート:(コロコロ)……7点通った。ソーサラー上げておいてよかった(笑)
サリオン:みんな! 敵襲です!!
バルク:ではテントより飛び出そう! さすがに兜は外しているか……せめてマトックを片手に出るぞ!
ポロ:あと五分〜♪
バルク:この犬を踏みつけて飛び出すかのう?
ポロ:飛び起きた!(笑) 楽器もって外にでるよ!
GM:では敏捷順に行動どうぞ。
ポロ:姿を見せろ! キュアリオスティ!(コロコロ)……低い! 11!!15)※1
一同:『抵抗』
ポロ:ちょっと! なんでGMはダイス振らないのさ!
GM:さぁ(ニヤリ)。16)
ティート:? 歌の効かない魔法生物かな? まぁいいわ! 私はこれ以上的になりたくないし、バルク自身にライト! ごめんバルク、的になって!17)
バルク:先に謝れば良いという問題でも無いじゃろう……が、それでも構わん! 的になるのは望む所じゃ!
サリオン:僕は矢を撃ってきた方向に向かって(コロコロ)……フォース! 何か光に照らされて見えませんか?18)
GM:命中はしません……しかし、人影が2人程見えました。
サリオン:人型の敵…まだデータが足りません!
GM:ではバルクです。
バルク:今のわしは光っておるのじゃな?
GM:そうです。ライトは一時間なのでずっと光りっぱなしです。
バルク:……(ふと)…ところでティート、なぜわしの鎧やマトックにかけなかったのじゃ?
ティート:あ……なんとなく…勢いで。
サリオン:バルク、あなた兜はテントに置いてきておいて、鎧はしっかり着込んでいるのですか?
GM:襲撃がある事は予想されていましたし、それぐらい着たまま頑張って寝ていても構いませんよ。
バルク:じゃあ着てた事にしよう。その方が防御力あるしの。
サリオン:いえ、僕が言いたいのは、そこまでしてどうして……何が言いたいかと言うと、バルク自体が光ってもフルプレート着ているバルクはあまり光りません。あえて光る部分を言うと――
一同:『顔だ!!!』(一同大爆笑)19)
ポロ:なんで兜かぶってないのーー!?(笑)
バルク:いや、なんかつい兜着て寝てるのは嫌だと……。
ティート:バルクの顔が光って(笑)……キューピーの顔が光って(笑)
サリオン:ほら見なさい。凄い状況になった(笑)
バルク:サリオンがフォースを放った方へ走っていくぞ! 周りをキョロキョロ!
ティート:顔だけ光っているキューピーが森の中へ(笑)
ポロ:怖いよ〜〜面白いよ〜〜(笑)
GM:では20m程向こうに2人の人影を見た気がします。しかし、すぐに"パッ"と消えます。
サリオン:(ピンと来た)ティート!
ティート:何?
ポロ:"何?"じゃないくてセンスオーラ!(笑)20)
ティート:じゃあセンスオーラしてみた! 何か見えるの?
GM:ではスプライトの精霊が働いているように見えます。
ティート:スプライト?21)
GM:小さき精霊とも呼ばれ、主に姿を消す精霊魔法で使われます。
サリオン:ダークエルフの可能性がありますね。22)
ティート:スプライト達は?
GM:見ているうちにどんどん小さくなっていきました。もう感じ取れません。
バルク:逃げられたか。
サリオン:やっかいな襲撃者に狙われたものですね。

◆ダーエルゲット♪

襲撃を受けた次の日の朝。一行は森沿いの道を警戒しながら進むことにする。そんな昼下がり――
GM:さて、次の日のお昼です。
ティート:昼間なら一応空からピースが辺りを警戒してるからね?
GM:了解しました。片方が森で片方が深い草原の間を通る道を歩いている時です。
バルク:昼間なのに来たのか? 非常識な!
GM:とはいえ皆さん警戒しているのですよね? レンジャー技能+知力ボーナスで振って下さい。
ティート:平目じゃね〜(コロコロ)……はい4(笑)
バルク:(コロコロ)……6、無理じゃ。
ポロ:レンジャー2レベル!(コロコロ)……8。
ティート:なにやってるの…やっぱレンジャー必須なのかなぁ。
バルク:レンジャーもそうじゃが、役に立つ仲間が欲しいのう。
サリオン:(コロコロ)……あ、クリティカルです。
一同:『なに!?』
サリオン:GM、僕はデータノートを見ながら日中における襲撃を調べていた所……なるほど、油断した昼間にて怪しいと思われる反対より襲撃を……ふむ、草原が反対……おや?(笑)
GM:はい。ではサリオンだけ発見します。長い草の生えた草原の影に、黒い肌の細身の人影を見つけます。
サリオン:やはりダークエルフ決定のようですね。メモりましょう。
GM:(コロコロ)……駄目ですね、こちらは気が付かれた事に、気が付きませんでした。
サリオン:ティートにメモを見せましょう。ダークエルフだという事と、このまま放置しましょうか?――と。
ティート:メモメモ――ファイアーボールって言ったら怒る?23)
サリオン:一応草原ですから燃えますよ?
ティート:ゔ…草を燃やすのはちょっと抵抗がある……あ、さっき覚えた新魔法にしよう。蜘蛛の糸みたいなのがあった! 距離は?
GM:黒いエルフまで20mです。
サリオン:僕もさり気に弓を構えましょう。ティートと同時に動きます。
ティート:じゃあ行くわよ! さっと振り向いてスティッキング・ストリングス! 距離2倍でさらに抵抗値も2倍!
ポロ:精神力持つの?
ティート:糸は1回で3点消費だから4倍でも12点だから大丈夫!(コロコロ)……17+1で18!!
GM:くっ…それは抵抗できない!? 黒いエルフの1人に糸が絡まって倒れます!
ポロ:どうしたのティート姉!?
バルク:なんじゃなんじゃ!
サリオン:そのタイミングで僕の弓(コロコロ)……16で命中。敵です。昨日の襲撃者です!
GM:……無理です当たります。
サリオン:(コロコロ)……ダメージは12点。
GM:……半分削られました。ではターンに入って良いですよ。
ポロ:じゃあぼくだね! サリオンが弓を撃った方向に走るよ!
GM:ではポロはレンジャー技能+知力ボーナスで振って下さい。
ポロ:(コロコロ)……12。
サリオン:ポロ、さっきから見てますが結構低いですね。
ポロ:レンジャー2レベルだしね(笑)
GM:(コロコロ)……うぐ、低い…見つかりましたか。ポロは糸で絡め取られた1体より、さらに奥10m付近にもう1人の黒いエルフがいる事に気がつきます。
ポロ:もう1匹いるー!!
ティート:次は私よね。待機する、ちょっと精神力を大盤振る舞いし過ぎた(笑)
GM:ではこっちです、奥にいるダークエルフがストーンブラストを放ちます。ポロは(コロコロ)……15で抵抗して下さい。24)
ポロ:6以上(コロコロ)……余裕。
GM:ダメージは(コロコロ)……13点ダメージ行きます。
ポロ:痛いかもしれない。
GM:それに巻き込まれて、糸に絡まれてたダークエルフが死亡しました。
ポロ:おお!?
サリオン:それが目的ですね。僕は弓を捨てて走り込みます! ここで逃がしたらデータが得られません。
バルク:わしも全力で走ろう。
GM:では次のターンです。ポロはどうしますか?
ポロ:通常移動でストーンブラスト撃ったダークエルフまで走って、そのままタックル!
バルク:またタックルか!?
サリオン:しかし相手がエルフなら非力なはずです。
ポロ:(コロコロ)……14!
GM:それは……タックルされました。
ポロ:問題はここ筋力(コロコロ)……よし! 15!!
GM:うわぁ! それは倒されました! 足を引っ掛けられたと思います。く…口封じしたのに捕まってしまった……甘く見過ぎていた。25)
そして、何も出来ないように縛り上げ、チャームが効くまで呪歌を奏で続ける事5時間……ダークエルフ(セージには成功)から聞きだした情報は以下の通りである。26)

――ダークエルフから聞き出した情報――
  ◆拠点は森の奥深くにある(とてもじゃないがこっちから襲撃に行ける距離ではない)。
  ◆目的は3つ『何か大事な物を運んでいるので誰が持っているかを知る』
   『その戦力はどの程度か測る』『その大事な物が何かを把握する』
  ◆残りのダークエルフ戦力は、自分と死んだ1人を含めずに5人(ボスも含める)。
  ◆ダークエルフ達の作戦は毎夜襲撃し、その情報を集めてから目的を達成する。
  ◆ダークエルフのボスは、なにやら黒いローブの男と話していた。それ以後に作戦が決まった。
  ◆強さはボス、次点で2人(右大臣・左大臣)、捕まったダークエルフと同じレベルなのが2人。
ポロ:ダークプリーストがいるー!27)
バルク:黒幕じゃな。
サリオン:ダークエルフが残りは5人……ボスは戦乙女を確実に使ってくると考えていいでしょう。28)

◆奉れ! 我等が御神体!

ダークエルフから情報を聞き出した頃には(ちなみにそのダークエルフはバルクによって……合掌)、すでに日も傾きそろそろ野宿の準備に入る時間帯だった。
ティート:で、どうしよっかサリオン?
バルク:このまま後手後手なのはちょっと我慢がならんぞ。
ポロ:ヒットアンドアウェイで、一撃離脱を繰り返されるとこっちの身が持たないよ。
サリオン:そうですね……敵はこっちの運んでいる大事な物が何だか解っていないようです。ですからフェイクを使いましょう。
ポロ:フェイク?
サリオン:重要な遺跡のアイテムの変わりに、別のものを大事そうに運びましょう。
バルク:箱は無いが……袋なら大小各種、ルールブックに載ってる袋なら全種類買ってあるぞ(一同爆笑)
ポロ:なんで全種類の袋なんて買っているのさ!(笑)
サリオン:それって…何か意味あったのですか?(笑)
バルク:なにを言う! 今役に立つじゃないか!
ティート:でも袋に入れて担ぐだけじゃ、いまいちパっとしないわね……飾り付けとかできないの? なんか大事そうな雰囲気に。
GM:バルクのクラフトマン技能を応用すれば、多少は可能です。
バルク:器用+じゃな(コロコロ)……16じゃ!
GM:かなりの出来栄えです。
バルク:良い仕事しているのう、わし(笑)
サリオン:さて、ではポロ出番ですよ。入って下さい(一同爆笑)
ティート:それいいわね(笑)
バルク:詰め込むぞ(笑)
ポロ:何言ってるのさみんな! 詰め込むのは適当な荷物でいいじゃん!
ティート:駄目。
ポロ:駄目!? 即答なのティート姉!?
サリオン:いえ、例えこの袋を盗まれても適当なものを入れておくだけではすぐにばれます。ポロなら見つかっても多少逃げ回って時間稼ぎが可能です。
ポロ:いや、逃げ回ってって……。
バルク:それに、お主が囮になっている間に、こっちはオランまで無事に届けることができれば問題は無いのじゃしな。
ポロ:いや、ぼくもさすがに捕まると……。
ティート:大丈夫、荷物届けたらすぐに引き返して、どうにかなる前に助けに行くから!(笑)
ポロ:それは遅いって! すでにどうにかなっちゃってるって!(一同爆笑)
――五分後――
バルク:キュッと閉じて万全じゃな。
ポロ:うう……。29)
サリオン:あまり暴れないで下さいねポロ。
バルク:殴られた時とかの為に魔法とかかけておかぬか?
ティート:じゃあハードロックをかけておこう。ちゃんとポロには開封のコマンドワーズ教えておくからね(コロコロ)……はい、かかった。
GM:鉄の袋になりました。
サリオン:あ、ついでにトリガーもかけましょう。
ティート:それは素晴らしい!
ポロ:ファイアーボールはやめてね!
ティート:………………じゃあ何をかければいいのよ?(不満かつ疑問そうに)
ポロ:かける気だったの!? トリガー発動時にぼくまで巻き添いじゃん!!
ティート:じゃあライト――
ポロ:――ニングボルトも駄目だからね。
ティート:………………。
ポロ:攻撃魔法は止めようよ、ね、ティート姉(笑)
サリオン:ではレビテーションにしましょう。トリガー発動の条件は袋が開いた場合です。つまりポロが自分で開けた瞬間に発動。袋ごとふわふわ〜と浮き上がります(一同大爆笑)※2
バルク:まさに御神体じゃな(笑)
ティート:崇めないと(笑)
ポロ:でもレビテーションって"対象:自身"の魔法だよ? トリガーの条件を満たした人が浮かぶって事でいいの?
GM:う〜〜ん、正式にはわかりませんが。今回はトリガーの詳しい資料が無いので、GM権限でOKと言うことにしましょう。
サリオン:詳しい資料が無いとは…事前準備のデータ収集を怠りましたね(笑)
ポロ:仕方無いよ、ティート姉がいきなり我が儘言って手に入れた遺失魔法だし(笑)
ティート:だって、魔法のアイテムってどれも私に必要の無さそうなものばかりだったんだもん。
GM:とりあえず、トリガー条件を『袋を開けた』って事にするのなら、開けたのがポロならポロが浮かび上がります(笑)
ティート:でもレビテーションって10m浮くらしいわよ? ポロが開けて袋ごと浮き上がって……効果消滅と共に10m落下!?(笑)
バルク:死ぬな(笑)
ポロ:大丈夫だよ! レビテーションは18Rだもん! 袋から出てなんとかジャンプで逃げれるよ!
サリオン:10mですから無理だと思うのですが……まぁポロが良いと言うなら何も言わない事にしましょう。
バルク:ポチを助ける気が無いのう(笑)
ティート:あ、開封のコマンドワーズは『ポチ』だからね(笑)
サリオン:しかし、本気で助ける気があるのなら姿を消す系か、追跡系なのですけどね(笑)
バルク:ではわしが袋を背負い子で――
サリオン:いえ、バルクは本物のアイテムの箱に、武器や道具や野営道具を巻きつけて完全荷物持ちになって下さい。
バルク:うむ。わかった。
ポロ:ぼくは?
サリオン:御神体の袋は僕とティートで神輿のように担ぎましょう。ティートも我慢してください。
ティート:いいわよ。重いけど面白そうだしそれぐらいやるわ(笑)
GM:しかし、浮くからどうしたって話ですよね(一同爆笑)
ポロ:何言ってるの! 僕が袋ごと浮いたら、そこでキュアリオスティ歌うから(笑)
ティート:神々しい袋を見よーーって?(一同笑)
サリオン:よく考えたら、パーティー唯一のレンジャーを袋に詰めて、僕達は何がしたいのでしょうね?(一同大爆笑)30)
バルク:まったくだ(笑)
ティート:でも楽しいじゃない?(笑)
ポロ:そうだよ、面白いじゃん!(笑)

◆御神体……浮く!!!

その日の夜、3人が2人ずつ起きているように3交代のシフトで起きて見張っていると――
GM:みなさん警戒してますね。
サリオン:もちろんです。
ポロ:無理〜(笑)
バルク:わしは荷物巻きつけてある本物の箱にどっかり座りながら、辺りをキョロキョロしておるぞ(笑)
ティート:じゃあ私が寝てる番ね。
GM:さて、当初の予定から言うと……どうしたものか(笑)
サリオン:あ、そうだ。ダークエルフにこっちのパーティーメンバーは伝わっているはずです。そのメンバーから一番目立つグラスランナーが消えたのですから、向こうはこっちの事を気が付かない可能性はありませんか?
ティート:そっか、4人パーティーだったのが3人になったしね。
GM:(コロコロ)……どうやら気が付いたらしいです。
バルク:似顔絵があるのかもしれんな。
GM:では起きてる人は、レンジャー技能+知力ボーナスでどうぞ。
バルク:(コロコロ)……6。
サリオン:(コロコロ)……7。
GM:はい、わかりませんでした。
サリオン:やはりレンジャー欲しいですね。ねぇポロ?
ポロ:袋の中でスヤスヤー(笑)
GM:では……確かテントは2つありましたよね? 森の中からファイアーボルトが飛んできて両方のテントを燃え上がらせます。
ティート:それは気がついていいよね? 起きて御神体を引きずって外に出る!
サリオン:ティート、御神体は大丈夫ですか!?
ティート:うん、ここにちゃんと持ってきたから(笑)
ポロ:なんか揺れる〜(笑)
GM:ではここから行動順です。
ポロ:ぼくは袋の中で待機(笑)
ティート:私はセンスオーラ! 森の中で不自然な部分ある?
GM:ある一帯が異様にシルフの精霊力が強いです。ティートはそこにサイレンスがかかっていると判断してもいいです。
ティート:サイレンス……楽器が効かないのかな?
GM:その通りです。
ティート:そこにファイアーボールを撃ち込みたい……でも、森が燃えちゃうからなぁ…森じゃなかったらよかったのに!
GM:で、どうします?
ティート:範囲系の魔法ならまとめて出来るには出来るんだよね……何かあったかなぁ…――
ポロ:あ、スリープクラウド!31)
ティート:頭良いわねポロ!(笑)
ポロ:ティート姉が悪すぎだよ!
サリオン:思いっきり忘れてましたねティート。
バルク:ソードじゃ最強魔法の部類じゃぞ?
ティート:よし、みんな! 敵がいそうな場所にまとめてスリープクラウドかけるから、後始末はお願いね!
サリオン:ええ。
バルク:任せておけ!
ティート:ではスリープクラウド(コロコロ)……。
GM:こっちは16と18で抵抗です。
サリオン:2人いるらしいです。
ティート:私は17よ! 一人寝た!
サリオン:ダークエルフならそっちが早いですよね。
GM:では一人のダークエルフはガサガサと…音はしませんが倒れて草が揺れて倒れます。それに気が付いたもう一人が、寝た方を起こして終了です。1R潰されましたね。
サリオン:その2人は見えますね?
GM:寝たヤツがばれて、そいつを起こそうとしたやつも見えちゃいましたね。
サリオン:ではホーリーライト(コロコロ)……11! 目潰しです!32)
GM:(コロコロ)……あ、一人目が潰れた(笑)
サリオン:どっちですか?
GM:さっき起きたばっかのヤツが、のたうち回っています(一同爆笑)
ポロ:踏んだり蹴ったりだよ(笑)
バルク:わしは全速力でダークエルフ達へ接敵して終了じゃ!
GM:では次のターンです。
ポロ:ぼくはまた袋の中〜♪ ひまー待機ー(笑)
ティート:私は2人のダークエルフにエネルギーボルト! (コロコロ)……14!33)
GM:(コロコロ)……17と19で抵抗しました。
ティート:……じゃあ両方に10点ダメージ。
GM:確実に削られるのは痛いですね……ではこっちです。のたうち回っているのはそのままにして、もう一人が見捨てて逃走します。
バルク:阻むぞ!(コロコロ)……13じゃ!
GM:14で逃走しました。と、同時に全員レンジャー技能+知力ボーナスで振って下さい。
サリオン:(コロコロ)……5。
バルク:(コロコロ)……6。
ティート:(コロコロ)……7(笑)
GM:駄目ですね。では服装からして右大臣と左大臣が袋に忍び寄って、すでに2人が手をかけています。
サリオン:う……それは期待の目で見てしまいます(笑)
ティート:笑いを堪えながら見よう(笑)
バルク:お主ら…いや、わしも実は我慢じゃ(笑)
GM:右大臣と左大臣ですが、片方が御神体を持ったまま逃走を試みます。もう片方は追手を牽制します。
ポロ:その瞬間、ボソリとポチって言う(笑) 浮き上がる袋!!34)
GM:じゃあ袋を抱えていた方は突然のことに"逃さん!"とばかりにしっかり抱きかかえます。
サリオン:ダークエルフが僕らの御神体と一緒に上昇して行きますね(笑)
ティート:面白い魔法だわ(笑)
バルク:この状況を見て周りは?
ティート:大笑いする(一同爆笑)
サリオン:いえティート、ここは"しまった!?"という顔をしましょう(笑)
ティート:"しまった!?"(笑)
バルク:酷い状況じゃな(笑)
サリオン:一人は袋と一緒に上昇ですよね? もう一人は?
GM:なっ!? とあまりの事に行動終了(笑)
サリオン:よし! 防御機能が働いた! と叫びながら見上げている方に攻撃(コロコロ)……ファンブル(笑)
ティート:サリオンだって笑ってるから攻撃当たらないじゃない(笑)
サリオン:いえ、そういうわけでは(笑)
バルク:わしはのたうち回っておる方へ攻撃(コロコロ)……当たったな? ダメージは17点じゃ。
GM:(コロコロ)……なんとか生きてます。次のターンです。
ポロ:ぼくは待機!
ティート:私も待機ね。
GM:ではダークエルフ4人です。まず襲撃2人組、すでにさっきのターンも逃走していた一人はそのまま逃げ切り消えます。で、もう一人ののたうち回っていた方も逃走を開始します。バルクは進路妨害しますか?
バルク:いや、ここはしない。
GM:さらに御神体を奪おうとしていた右大臣左大臣ですが、右大臣は袋に掴まったままで終了。もう一人の左大臣は袋に掴まってる方を見捨てて逃亡します。
サリオン:次は僕ですね。袋の方が下りてこないか下で待機します。
バルク:わしは今さっき逃げ出した方へフォースを打つぞ。逃げ出したばかりじゃからまだ届くじゃろう?
GM:30mといった所です。
バルク:(コロコロ)……フォース3倍賭けで13。
GM:抵抗しました。
バルク:(コロコロ)……7点ダメージ。どうじゃ?
GM:あ、死亡しました。
バルク:うむ。
ポロ:次は待機してたぼく! 一気に10m落下! 袋は地面ギリギリで大丈夫なようにして、しがみ付いてる右大臣ダークエルフだけ地面に叩きつける!(笑)
GM:それは落下距離がこれで(コロコロ)……死亡しました。35)
ポロ:御神体の勝利ー(笑)
GM:戦闘終了ですね。
サリオン:一度整理しましょう。2体が奇襲してきてその内1人が逃亡、右大臣左大臣も1人が逃亡。残っているのは黒幕ダークプリースト1人、ダークエルフボス1人、そしてさっき逃げた左大臣と下っ端ダークエルフ1人の計4人ですね。
ポロ:ダークプリーストは出てこないと思うから実質3人?
ティート:楽な勝ち方してるわね(笑)
GM:ダークエルフ4人を犠牲にして解った情報は、『こいつ等が大事な何かを運んでいるらしい』と『大事な物は"御神体という袋"らしい』という事だけか……偽情報じゃん(一同爆笑)
サリオン:僕達の作戦勝ちですよ(笑)

◆御神体…防御機能その2

御神体が浮いた次の日も恙無く過ぎ……再び夜が来る……そう、ダークエルフの襲撃が……。ちなみにティートがハードロック・トリガー・レビテーションの作戦を実行していた事は明記しておく。
GM:次の日の夜です。3交代制なんですよね?(コロコロ)……2回目の順番で起きている人は?
ティート:2回目か…私は最初に寝ると思うから起きてるわよ。
バルク:わしは最後に寝ると思うからやはり起きておるの。
サリオン:では僕が寝ている時ですね。
GM:ではレンジャー技能+知力ボーナスで判定して下さい。
ティート:(コロコロ)……はい4。
バルク:わしは9じゃ。
GM:無理ですね。テントは燃やしましたからサリオンもマント辺りに包まって寝ていますよね?
サリオン:そうですね。3人が袋を中心にして円陣でしょうね。
GM:では御神体がみるみる下がっていきます。トンネルでゆっくり10mほど御神体の部分だけ地面を下げます。36)
ポロ:なんだかとってもエレベーター(笑)
GM:と同時に御神体のあった周囲に(コロコロ)……スピリットウォール・ノーム! 壁が聳え立って囲みます。37)
バルク:頭の良いダークエルフ達じゃな。
ティート:む……。
バルク:サリオン起きるのじゃ!
サリオン:では起き上がって……敵襲ですね。
GM:ここから戦闘ラウンドに入りましょう。ポロからどうぞ。
ポロ:どうぞって言われてもなぁ…ここでレビテーションやっても10m上昇でしょ? 丁度地面の高さまで上がるだけなんだよね。
GM:頭を使いましたから。
ポロ:じゃあ待機。ちょっと行動が思いつかない。
ティート:私も待機しておく。
GM:ではこちらはチャームします。対象はティートで(コロコロ)……15で抵抗して下さい。38)
ティート:こっちの抵抗力は6だから9以上?(コロコロ)……8。抵抗失敗! フラフラ〜〜♪ そのダークエルフは見えるの?
GM:20m付近に現れます。
ティート:見たー。命令をばー(笑)
サリオン:敵はその1体だけですか?
GM:そこに2体居ます。
サリオン:ではそちらへ移動です。
バルク:わしも移動じゃ!
GM:次のターンです。
ポロ:キュアリオスティ!(コロコロ)……12!? 袋の中だから上手く弾けない〜(笑)39)
サリオン:これは御神体防御機能第2弾! とか言ってよう。
ティート:私って操られているんでしょ? キュアリオスティにも抵抗必要?
GM:基本的に達成値が高かったほう優先で行動してください。
ティート:じゃあダークエルフにやられた15の方が高いからボーッとしてよう。
バルク:(コロコロ)……ま、問題無い。抵抗じゃ。
サリオン:では僕だけがクルッと方向転換で壁に向かって走り出します(一同笑)
ティート:サリオン!?(笑)
サリオン:仕方ありません! なぜか壁の向こうにある御神体の中身が気になるのです!(笑)40)
ティート:次は私ね? 呪歌にも抵抗したし、何も命令が無いから何もしないで行動終了。
GM:ではこちらの番です。ダークエルフはティートにこっちにやってくるように命令します。
ティート:了解。次のターンに全力で向かいます(笑)
GM:さらにボスがバルキリージャベリンを寄ってきたドワーフに(コロコロ)……14。41)
サリオン:ボスも登場ですか、ではティートに魔法をかけているもう一人は左大臣ですね。
GM:その通りです。総力戦です。
バルク:(コロコロ)……ちなみにジャベリンは抵抗じゃ。
GM:ダメージは……15点ダメージ。
ティート:ゾッとするダメージよね。
GM:ついでに、御神体の下に残っていた普通エルフが現れゲットに走ります。
ポロ:盗まれる〜〜(笑)
サリオン:僕は走り出したティートとタッチするように、壁のところまで戻ってきました。終了(笑)
バルク:わしはジャベリンかけてきた奴に(コロコロ)……命中14!
GM:(コロコロ)……避けました。
バルク:くっ!
ポロ:ターンの頭だよね? またキュアリオスティ(コロコロ)……11。
ティート:む、なぜか私だけ引っ掛かってしまった……でも上書きはされないから、命令が優先。
ポロ:でもティート姉、その命令を実行した後はこっちを見たくなるよ(笑)
ティート:そうなんだ。じゃあ私の行動は全力移動! 左大臣の所までダッシュしたあと、そのまま取って返して壁にタッチ!(笑)
サリオン:む、ティートもですか(笑)
ティート:なぜかこの壁の向こうが見たいわ(笑)                                  イラスト
バルク:お主等! 真面目に戦闘する気あるのか!?
ポロ:ってか、本当に守らなきゃいけない荷物が凄いぞんざいだよね。武器とか巻きついてそこらに転がってるしさ(一同爆笑)
GM:おかしいなぁ〜。
ティート:タイミングよ、タイミング!
GM:ダークエルフの番です。ティートに再命令『こっちに来て"留まれ"!』
ポロ:頭良い命令だね(笑)
ティート:素晴らしいわね(笑)
GM:そしてボスが――「さぁ見ればわかるように、お前達は我等の手の上だ! 大人しくしろ!」
バルク:ふん、妖魔ごときの言葉! わしの耳には届かん!!
ティート:そうなんだ……。
ポロ:きっとエルフ語だったんだよ(笑)
サリオン:僕は壁を見上げて葛藤します。ポロが歌っているのは頭で理解できる。でもなぜか見たくてしょうがない(笑)
バルク:そしてわしじゃ! さっきからティートに命令しているふざけた輩に攻撃じゃ!(コロコロ)……命中12。
GM:それは(コロコロ)……う、ファンブル。
バルク:ダメージは……17点じゃ。
しかし、この混乱した戦闘もここで終わる。次のターンの頭で周りに目が無い事に気が付いたポロが、御神体袋から脱出、一対一で下っ端ダークエルフを倒します。そしてこの後――
GM:ではティートに――「くっ…このドワーフから我を守れ!」
バルク:この頭でっかちエルフでは、わしのマトックで一撃死じゃ!
ティート:本気で死ぬからやめてね(笑)42)
サリオン:? ちょっと待って下さい…今『ドワーフから守れ』と言いましたよね? 僕は左大臣に攻撃します(コロコロ)……15命中です。僕は"ドワーフでは無く人間ですから"問題はありませんね?
GM:それは……確かに(コロコロ)……うわ、当たりました。
サリオン:ダメージが(コロコロ)……14点です。
GM:左大臣撃沈しました。トンネル掘って御神体を奪いに行った奴からもウインドボイスの連絡が来ないしな…なぜこんな事になってしまったんだ!?43)
その後、ダークエルフのボスは捨て台詞を吐いて森の奥へと消えていった……。
「全ての仲間6人を失って…それでわかった事と言えば、あれが御神体では無いという事実だけだと!?」

◆最強の作戦・正攻法

ダークエルフのボスが1人っきりとなって逃げて行った次の日……からすでに数日。その日は天気もよく、心地良い風の吹く昼下がりだった。
GM:では6日後の昼下がりです。
ポロ:もう袋から出てていいかな?
サリオン:かまいませんよ、どうせ敵の戦力はボス1人です。せいぜいボブゴブリン等を連れてくるのがせきの山ですから。
バルク:ま、その程度なら雑魚じゃしな。
GM:この7日間で少しずつあなた達の精神力を削っていく作戦だったのに……。
ティート:削られてたのはそっちの方だったからね(笑)
GM:こうなったらもう、正攻法しかありません!
サリオン:そうですね。もう手はありませんからね(笑)
GM:では君達が昼間の街道を歩いていると――
ポロ:本当に正攻法だ(笑)
GM:その道の先にダークエルフのボスと、そして黒いローブの男がいます。
一同:『おお〜〜!』
GM:さらにその2人の周りにウィルオーウィスプが5体浮かんでいます。敵までの距離は50mです。44)
ポロ:ダークネスを使えばウィスプは消滅だよティート姉!
ティート:わかった。戦闘始まったら速攻でかけるね。
GM:ではダークエルフのボスが叫びます――「お前達にはやられたよ! 最初っからこうすればよかったんだ!」
サリオン:確かにそう思います(笑)
ポロ:お疲れ様で〜す♪(笑)
GM:「部下を全て失ってわかった事は、お前達が大事な何かを確実に運んでいるという事実だけ……それなら、こうやって強硬手段に出ればよかったんだ!」
ティート:頑張ってたよね(笑)
バルク:が、これで最後じゃな。
GM:「その大事な物は、全てを葬ってからじっくり探してくれる!」戦闘に入りましょう!
ポロ:ぼくは全員にカンタマ〜〜!
ティート:では宣言通りダークネスを(コロコロ)……ファンブル(笑)45)
一同:『おいーーー!!』
サリオン:いきなりこっちの作戦は破綻です。
バルク:ティート……お主運無いのう。
ティート:………………。
GM:こっちの番です。ウィスプを自分から10m間隔で扇状に広げ、さらに自分自身も20m移動します。人間の黒ローブも一緒に移動です。
サリオン:僕はダークプリーストにウィークポイント(コロコロ)……15。46)
GM:(コロコロ)……抵抗しました。
バルク:わしはマトックを振りかざして敵2人の所へ全力ダッシュじゃ!
ポロ:次はぼく! ダークエルフにダガーを投げつける!(コロコロ)……14命中!
GM:(コロコロ)……かわしました。
サリオン:結構強いですね。
ティート:私はバルク中心にダークネス(コロコロ)……成功。これでバルクがウィスプに集中砲火を浴びる事はないでしょう。
バルク:うむ、助かる!
GM:ではこっちはウィスプをバルクへ…は、ダークネスで消えるし――
サリオン:しかし、僕達へは届きませんよ。ウィスプの距離は20mですからね。
GM:く……ならばバルクへジャベリン!(コロコロ)……19!
バルク:(コロコロ)……18じゃ。
GM:じゃあ(コロコロ)……25点ダメージ!
バルク:21点入って…でもまだ生きてるぞ!
GM:そしてこっちのダークプリーストはダークエルフボスにトランスファーです。47)
サリオン:ぼくは行動を遅らせます。で、バルクは一時こっちに戻ってきて下さい! 回復します。
バルク:ぬ? では全力で戻ってこよう――闇ごと戻ってくる(笑)
サリオン:そして行動を遅らせていた僕が(コロコロ)……バルクを8点回復!
GM:次のターンです。
ポロ:待機!
ティート:私も待機。
GM:ではこちらのダークプリーストは待機。ダークエルフはストーンブラストをバルクとサリオンに(コロコロ)……19!
サリオン:(コロコロ)……17で抵抗失敗です。
バルク:(コロコロ)……くっ、わしも足りん!
GM:サリオンに……11点ダメージ。バルクに……10点ダメージです。
バルク:ぐはぁ…わしは次にジャベリンが来たら死ぬ!
サリオン:では僕の行動でバルクにキュアウーンズ(コロコロ)……6点回復です。少なかったですね。
バルク:いや、ありがたいぞ。わしも自分にキュア(コロコロ)……9点回復じゃ、これで持つじゃろう。
GM:では待機していた2人ですが? こっちのダークプリーストは行動キャンセルで終了です。
ポロ:ぼくも何もしないかな。ちょっと今回の戦闘は動き辛い。
ティート:弱気は駄目よポロ? 私は10m移動で終了。
サリオン:本気ですかティート!?
ティート:次の頭でファイアーボール撃って終わらせるから任せておいて!(笑)
バルク:その強気はどこから出てくるのじゃ?
ポロ:ぼく駄目な方に1000ガメル(笑)
サリオン:………………。とは言え、ここで動かないと向こうから的になって順々に落とされるのは確実ですし……しかし部の悪い賭けですね。
ティート:あんた等……。
GM:では次のターンです。
ポロ:ぼくは待機! いいよティート姉、やっちゃって(笑)
ティート:任せなさい!
GM:さぁ来なさい! こっちは耐えますよ!
ティート:ではずっとやりたくって仕方無かった必殺のファイアーボール!(コロコロ)……1! 1! おーーーい!!!48)
一同:『ファンブルかよ!!!』(一同大爆笑)
ティート:この一瞬に込めてたのに!(爆笑)
サリオン:ティートの作戦は基本的に破綻しますね。しかもPLの運で(笑)
ポロ:役に立たないなぁ(笑)
ティート:うう…なんで不発なのよ!?
バルク:お約束をつけるのはかまわんが(ティート:やりたくってやったんじゃない!)、たぶん、これはピンチじゃぞ?
GM:その通りです。では全員にストーンブラスト! (コロコロ)……19で抵抗して下さい!
サリオン:予想通りに来ましたよ(コロコロ)……17ですね。
ティート:た、耐えないと……(コロコロ)……無理! ああもういいよ〜〜。
ポロ:(コロコロ)……あ、駄目だ!
バルク:わしは耐えたぞ!
GM:では耐えた人は(コロコロ)……12点ダメージです。
バルク:さっき回復してたから問題無いな。
GM:では耐えてない人は(コロコロ)……18点ダメージです。
ポロ:あ、それは耐えた。良かった生きてて(笑)
サリオン:ちょうど0です。サリオンが初死にです。
ティート:マイナス6。前回はマイナス5だったから記録更新(笑)
ポロ:2人とも死んじゃったの!?
サリオン:決め付けないで下さい(コロコロ)……はい、生きてます。問題ありません。
ティート:(コロコロ)……6! 生きた!
バルク:さすがに死に慣れたか?
ティート:嫌な言い方しないでよ! その通りだけど(笑)
ポロ:すっごいピンチだね(笑)
ティート:正攻法で来られたら私達弱いわね(一同爆笑)
サリオン:いえ、そういう訳では……ありそうですが(笑)
ポロ:ま、僕たち真面目じゃないから(笑)
バルク:サリオンが倒れておるから、わしの番じゃな……キュアを全員に(コロコロ)……9点回復じゃ。
GM:ではサリオンとティートも復活していいですよ。
サリオン:本気でやばいですね。ここは一端逃げるという選択肢もありますよ?
バルク:サリオンお主! またマイリー神官であるわしの前でそういう事を!!
ポロ:ぼくはサリオンに賛成かな〜〜。
ティート:私は嫌! 今度こそファイアーボール撃つ!(コロコロ)……19で抵抗しなさい!
サリオン:ああ、もう撃っちゃったのですね……。
ポロ:ティート姉、もうちょっと頭冷やそうよ?
GM:(コロコロ)……(コロコロ)……2人とも抵抗に失敗しました。
ティート:抵抗失敗?
GM:なので20レーティングでダメージを振って下さい。
ティート:20は初めてだなぁ♪(コロコロ)……11。
ポロ:あ、回った。
ティート:(コロコロ)……7だから14、14+魔力で22点ダメージ!
GM:………………。2人とも即死しました。
一同:『何ーーー!?』
サリオン:あっけない幕切れでしたね。
ティート:私は髪をかきあげ……ビシっと指差し――私達の作戦勝ちね!(一同爆笑)
ポロ:思いっきりピンチだったじゃん(笑)
ティート:いーのいーの、結果良かったんだから(笑)
サリオン:彼等は何がしたかったのでしょうかね。49)
バルク:うむ……いろいろ気になる所じゃが、とりあえずわしにかかっておるダークネスを消してくれ(笑)
50)

◆オラン到着

その後、オランの門前で待っていた学院の人と落ち合う一行。
GM:では荷物を預かってから――「うむ、どうやら君達は、十分囮の役目を果たしてくれたようだね」
ポロ:囮?
サリオン:なるほど。
バルク:そういう事じゃったか。
GM:「ダークエルフという話も聞いていたから大変危険な任務だったと思うが、皆が無事でよかった。さすがエレミアの学院で太鼓判を押された冒険者達だな」
ティート:ま、私達にかかれば、あんなの危険のうちに入りませんから(笑)
サリオン:まったくです、どうせならもう少し危機感があっても良かったですね。と死亡したくせに言うサリオン(笑)
ポロ:そうだね、別にいいんじゃない? 面白かったし(笑)
バルク:強気なんだか気楽なんだか……。
ティート:良いのよ別に! だいたい目的はケチのついたエレミアを脱出する事だし!
ポロ:でもここ(オラン)も、結構ケチ付く可能性高いよ?
ティート:大丈夫大丈夫! そしたらまた街を出ればいいだけだから(笑)
サリオン:いえ、オランは僕の実家があるので帰れなくなるのは、少しどうかと(笑)
バルク:ティートだってオランにある賢者の学院の生徒じゃろう?
ティート:そうだったわね。あとで顔出しに行くかな。
ポロ:オランか〜〜何しよっかなぁ〜♪
GM:と、みなさんがオランに付いて色々考えている所で、今回は終了としましょう!
ソードワールドリプレイ
『ダークエルフ災難記』 了


【おまけ・専門用語その他解説】


1) しつこいようだがバルクはキューピーのままであり
   今後、これが解消されるような時間経過の予定はGMは考えていない。
2) ミュート(シャーマン魔法)対象を無音状態にする。つまり、魔法、呪歌、ラスボスのきめ台詞を封じる。
3) ファイアーボール(ソーサラー魔法)爆発する火球を生み出す魔法。見た目も威力も被害も派手。
4) ソードワールドでは冒険者レベルがたった1違うだけで、結構ハンデがうまれる。村勇者と町勇者くらい。
5) この設定を作っていたおかげで、GMはかなりアクドイ戦闘ができたのでした。
6) オラン(地名)国名・都市名。
   人口100万人の国であり、首都のオランは10万人を誇る、賢者と冒険者と遺跡とトラブルの町。
7) 賢者の学院(施設)魔術師ギルドの総本山。126歳の人間を超えた魔術師や、神と同等の者と戦って生き残っている(逃げたのだが)魔術師がいる。組織戦闘力は間違いなく大陸最強。
8) スティッキングストリング(ソーサラー魔法)くもの糸を出して相手をからめる、悪役のような魔法。
9) トリガー(ソーサラー魔法)魔法の発動のきっかけをつくる。「ポチっとな」である。
10) レッドアイ(アイテム)
   おおきなルビーのついた魔法の短剣で、お金に困ったら取り外して売れる機能を持つ。
11) ガードクラブ(アイテム)普通の盾と機能の変わらないビームシールド。いつでも発生がかっこいい。
12) パリーパリー(アイテム)回避力を上げる指輪。これでこのドワーフに死角は無くなった・・・。
13) ハードロック(ソーサラー魔法)永遠の錠前。材質強化機能もつく。
14) 3分間クッキング。
15) キュアリオスティ(バード専用。呪歌)聞いたものは歌うものを見ずに入られなくなる。
   ※1本来この呪歌は歌い始めてから4ラウンド後に初めてその効果を表します。が、ここでは即時発動
   となっており、これはグラスランナーがよくルールを読んでいなかったためです。
   種族の特徴なので、ご了承ください。
16) この時GMはサイレンス(シャーマン魔法、指定空間の音を打ち消す。)で
   完全に無音空間の中にいました。そのために呪歌は聞こえません。
17) ライト(ソーサラー魔法)指定したものを光らせる魔法。たとえそれが何であっても光る。
18) フォース(プリースト魔法)衝撃波を飛ばす魔法。
   このプレイでは、淡く光ったウェイブが飛ぶというビジュアル。
19) かけるところに気をつけましょう。ライトは必ずしも無害な魔法ではないのです。
20) センスオーラ(シャーマン特殊技能)精霊の存在を感知する。
21) スプライト(精霊)「小さきもの」という意味を持ち、精霊=スピリットからの派生語。
   近代以前西洋の「エルフ」にあたる。マイナー精霊。
22) ダークエルフ(妖魔)闇に染まったエルフ。
   暗黒魔法(プリースト魔法+特殊魔法)、精霊魔法、そして闇視の能力をもつグレーター・エルフ。
23) エルフは植物繊維なので、同類の草木はともだちなのだ。(始原のエルフは世界樹からうまれた)
24) ストーンブラスト(シャーマン魔法)多数の石つぶてをぶつける。弱いものいじめな魔法。
25) グラスランナーは非力なんです。でも、エルフはもっともやしなんです。
26) チャーム(バード専用。呪歌)拷問いらずの他人にやさしく自分に厳しい魔法。5時間お疲れ様でした。
27) ダークプリースト(クラス)暗黒神官。いやらしい魔法をねちねち使ってくる。基本的に暗い。
28) 戦乙女=バルキリーのこと。勇気と慢心の精霊。
   対個人戦用最強魔法を使う。これが使えるシャーマンは強気なので、そこが見分けるポイント。
29) グラスランナーの運命。
   優秀な者はアイテムとして使いまわされ、そうでない者はアイテムとして使い捨てられる。
   ※2トリガーの魔法はあくまで魔法発動スイッチ作成魔法であり、使った人間が
    その効果をつかえるわけではありません。(この場合、レビテーションで浮くのはティートになります。)
    しかし今回は発動させた人間にその効果が現れる、という効果となっており
    これはGMがよくルールを読んでいなかったためです。遺失魔法なので、堪忍してください。
30) 喜劇の始まり、第一歩。
31) スリープクラウド(ソーサラー魔法)ポロの言ったことはセオリーであり頭のいい使いかた。
   グラスランナーに諭されるエルフ。
32) ホーリーライト(プリースト魔法)アンデッドにはダメージを、生き物には目くらましを。どこが光ったかは謎。
33) エネルギーボルト(ソーサラー魔法)魔力が高いと基本魔法も一撃必殺となる。
34) 喜劇の始まり。
35) レビテーションは1ラウンドで最大10mの昇降が出来る。
   本来、レビテーション中の人にしがみつくというシチュエーションはなかなか無く、こんな攻撃法は
   他の局面には生かせないと思って、攻撃を認めました。ほんと冷静なグラスランナー。
   裏には軍師がいるのだが・・・。
36) トンネル(シャーマン魔法)地面や壁に穴をあける。
   ゆっくりとだが、袋詰めのキャラクターは逃げられないし、状況把握もできまい。
   喜劇第二部の布石@
37) スピリットウォール・ノーム(シャーマン魔法)石壁を立てる。
    高さ10m。これで浮いて逃げる事は出来まい。
   喜劇第二部の布石A
38) チャーム(シャーマン魔法)ティートがいつも使っているやつの対個人バージョン。いつもの仕返し。
39) 喜劇第二部、開演。
40) 演奏している人間を見なければ落ち着かない。トンネルの中で、壁に囲まれた演奏者を。
41) ヴァルキリージャベリン(シャーマン魔法)対個人用最強攻撃魔法。
   ドワーフには容赦しないこと。死なないし。
42) バルクの攻撃でティートが死んでしまう期待値は2.5回。
43) なぜこんなことになってしまったんだ!?
44) ウィルオーウィスプ(精霊)光の下位精霊。ぶつかると衝撃をぶつけ、闇に触れると消滅する。
   GM最後の作戦。このまま接近できれば、ウィスプ5連発。
   相手がダークネスでダークエルフ周辺に闇を作れば、暗視を持つダークエルフがかなり有利となり、
   相手はダークエルフが見えていないので魔法はかけられない。
   その対処でこちらが得たラウンドでバルクを始末。
   ダークエルフの精神点はぴったりとくっついているダークプリーストが補充。
   バルクを倒した後、サリオンを倒し、回復役を削って、後はティートを葬る。グラスランナーはほっとく。
45) なんて、緻密な作戦を立てる必要は無かった・・・。
46) ウィークポイント(プリースト魔法・ラーダスペシャル)弱点発見魔法。
   これがかかると、クリティカル発生率が格段に高くなる。
47) トランスファー・メンタルパワー(プリースト魔法)今回、ダークプリーストは完全に電池役。
48) ポロに1000ガメル!
49) ほんとに。
50) この後、彼のダークネスは効果時間が過ぎるまで消えなかったという・・・。


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