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ソード・ワールドRPG
――フォーセリアと呼ばれる世界がある。そこは人間ばかりでは無く、エルフやドワーフなどの亜人たち、さらには竜や神といった怪物や伝承が現実に存在する世界。そして"魔法"の存在する世界。
――中世ヨーロッパに似て非なる異世界……ある時、誰かが言った――剣と魔法の世界フォーセリアと。
2004年5月16日セッション開始
シナリオ『悪人をさがせ!』リプレイ


百年の虚読SWリプレイ(5)

街を逃げ出す悪魔殺し デモンスレイヤー (前編)


◆GMのお詫び


プレイヤーA:さぁソードだソードだ!
プレイヤーB:いや〜ソードは馬鹿で何回やっても楽しいんですよね(笑)
GM:あの……その……。
プレイヤーC:どしたのGM?
GM:申し訳ありません! 前回、いろいろルール上のミスを犯してしまいました! 本当に申し訳ありません!
プレイヤーD:トリガーとか呪歌とか……。
GM:うう……平に! 平にお許しをー!
プレイヤーA:結局、何がどうしちゃったの?
GM:はい……実は……(と、トリガーと呪歌キュアリオスティの説明をするGM)。
プレイヤーB:つまり、本当なら御神体の袋を開けた瞬間、ポロじゃなくてティートが浮かんでいたんですね?
GM:そうです。
プレイヤーA:そうだったんだ〜!?
プレイヤーB:まぁいいんじゃないでしょうか? TRPGは思い出したり発覚した時点からルールを適用するものです。
プレイヤーA:うんうん。
GM:どーもスイマセン。では今回からそうしますんで――。
プレイヤーC:ねぇGM、そんな事よりこの人は誰?
と、今日のセッションには見慣れぬ女性がいた。
GM:今回から入ってもらう追加PLのプレイヤーEさんです!
一同:『おお〜〜!』
プレイヤーE:宜しくお願いしまーす!
プレイヤーA:これでパーティーも5人に!
プレイヤーB:レンジャーです。是非レンジャーをお願いします!
プレイヤーE:はい、そういう依頼でGMさんから話を持ちかけられましたので(笑) それにリプレイは読んでいるのでその必須さはわかりました。
一同:『おお〜〜』
GM:さすがに前回思いました。もう1人…せめてレンジャーが欲しい…と。
プレイヤーA:ナイス判断!
プレイヤーB:ちなみにレンジャーシーフでも可能です。
プレイヤーC:ちょっと、それじゃあポロの立場なくなっちゃうじゃん!
プレイヤーD:ポロは主張できる立場にいたか?
プレイヤーC:ゔ……。
GM:とりあえずプレイヤーEさんのキャラクターを作りましょう。他のメンバーは前回の経験点で成長して下さい。

◆成長申告をお願いします

ティート:ソーサラー上げるのに必要な経験点高過ぎだよ〜!
ポロ:シーフ早いよ? シーフやる?(笑)
ティート:やんない。
バルク:さて…どうしたものか……。
サリオン:前回3000点だったんですよね。
GM:さぁ上げましたか!
ティート:まだ!(即答)
ポロ:あ! ボーラ持ってぼくは使えるグラスランナーになろう!(笑)1)
サリオン:はッ!
ポロ:あ゙〜鼻で笑われた〜〜!
ティート:そうそう、この前ちょっと考えたんだけどさ、皆を動物に例えたらどうなるかなぁって思って。
ポロ:どうせぼく犬でしょ?
ティート:そうそう(笑) で、めんどくさがり屋の私は猫、計算高いサリオンは狐。
サリオン:まぁそうでしょうね。
ティート:でもね〜、どう考えてもバルクは動物じゃなくてキューピー人形なのよ(一同爆笑)
バルク:わしだけ生き物じゃないじゃないか!(笑)
ポロ:でも人形だよね(笑)
サリオン:魔人の呪いで全員が動物に……しかし、バルクだけは人形だった(笑)
バルク:おい、いい加減に――
GM:いえ、いい加減にするのはあなた達です。さすがに成長申告して下さいお願いします。
サリオン:では僕から行きましょう。実は今回は舞台がオランという事で、僕の名前に苗字が発生しました。
一同:『へぇ〜』
サリオン:反応薄いですね。とりあえず『ヒューズ家』です。サリオン=ヒューズが僕のフルネームです。成長はセージを一気に3レベルにして終了です。
GM:では次はティート。
ティート:セージ技能を上げて3Lvにした。それで東方語の読文を覚えた。
サリオン:オランは東方語ですしね。
ティート:一応ね。
ポロ:次はぼくね。……成長無し!
サリオン:またですか?
ポロ:ティート姉と違ってぼくは一本伸ばしだし!
ティート:何言うのよ! 私だってソーサラー一本よ(笑)
ポロ:あ、それと今回から武器にボーラも持つ事にした!
サリオン:だからなんです?
ポロ:いや、それだけ……。
バルク:わしは500点足りずに進歩無し。
GM:はい、これで成長申告は終わりですね。ではお待ちかね、新キャラの自己紹介に行きましょう!

◆待ちわびたレンジャー

アリス:はい! 名前はアリセリスです。アリスって呼んで下さい!
バルク:女か。
サリオン:いえ、名前だけではわかりませんよ?
アリス:ちゃんと女の子です(笑) ハーフエルフで見た目は14・5歳です!
GM:それは丁度いなかったポジションですね。
ティート:そうね、やっぱ15才前後の女の子はリプレイに欲しいし(笑)
アリス:技能はレンジャー5Lv、シャーマン4Lvです。
サリオン:素晴らしい! これでパーティーも安定した戦力を発揮します!
ポロ:人間、エルフ、グララン、ドワーフにハーフエルフ! 種族も制覇だね(笑)
サリオン:それは大して重要ではありませんけどね。
ポロ:あ……そう……。
アリス:出身はターシャスの森です。
ティート:ターシャス? 私と一緒ね?
アリス:はい! 森ではお姉様にいつも良くしてもらいました!
一同:『お姉様!?』
アリス:それなのにお姉様は森を出て行っちゃったので、アリスも後を追うように森を出たんです!
ポロ:何やったのティート姉?
ティート:なにもしてないって(笑) ほら、私ってけっこう面倒見は良い方だし。
ポロ:ああ〜〜って納得していいのかぼく?(笑)
GM:とりあえずそういう理由なら合流もしやすくて助かります。
アリス:一応高品質な弓と鎧を着ておきました。
バルク:狙撃手はいなかったからのう、助かるわい。
ポロ:バルクの髭は狙わないようにね(笑)
バルク:それをやられたら、ツルッぱげになってしまうからな(笑)
GM:では本編へ入りましょうか!


ティアリート(ティート)
  ソーサラーのエルフ(女)。魔法の発動体は特別仕様の『髪飾り型』である。頭を振りながら魔法を飛ばすのが嫌で、華麗に踊りながら魔法を飛ばすという意味だけにバードを1レベル持っている。めんどくさがり屋のせいかやる事なすこと大味である。オランの賢者の学院に席を(一応)置くエルフである。
  知力が最大値の24だがいかんせん使い切れていない。使い魔のピースは白鳩。一人称は「私」。



サリオン・ヒューズ
  メガネをかけた人間の男(18歳)。口癖は「データ的に言って……」なラーダを信仰する神官戦士。普段は冷静なわりに、いざ自らの知識欲を満たせる機会にめぐり合うと、躊躇無く自分の欲望を優先する危うさを持つ。
  オランには実家があり父親はかなり有名な戦士らしい。規格外な行動を取るこのパーティーを、なんとか社会的に繋ぎとめているパーティーリーダーである。一人称は「僕」。



ポロ・トリス・ペンネ
  グラスランナーの男。外見子供の一人称は「ぼく」。何も考えずに思いつきで行動し、その場の勢いに流され突き進み、結局「役に立たない」と皆から言われるも本人はまったく気にしていない。
  本名はポロだがいろいろあってポチと呼ばれたりする。ムードメイカー兼トラブルメーカー。意外と頑張り屋なのだが、頑張るまでに遊びすぎるので正当な評価はされない。



バルク
  パーティーに振り回されている男ドワーフ102歳。サリオンの計略でゴブリンに捕まり、拷問のような責め苦を受ける。助け出された時、バルクの髭はつるつるに剃り上がり髪の毛も頭頂部をわずかに残すだけであった。マトック(ツルハシ)を振り回すキューピーの誕生である。顔がT字に開いている兜をかぶってキューピーな秘密を隠している。パーティーの不幸を一身に背負わされる。一人称は「わし」。



アリセリス(アリス)
  待ちに待った高レベルレンジャー。ハーフエルフの女の子で外見14・5歳である(実年齢20才)。ターシャスの森にいた頃、ティートの事をお姉様と呼び親しんでいた。しかし、ある時ティートが勝手に森を出て行ってしまったので、それを追って自分も森を出た。エルフ社会では未成年(または子供)であるためか、精神年齢も幼く自分の事を「アリス」と呼ぶ。基本的に人の名前を覚えない。天然系である。


 キャラクター名:ティアリート
 種族:エルフ(女)
 冒険者レベル:4
 A:10 B:C:12 D:12 E:F:G:H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:20(+3) 
 知力:24(+4) 筋力:2(+0)
 生命力:8(+1) <抵抗力5>  
 精神力:16(+2) <抵抗力6>

 技能名:
  セージ  :3Lv
  バード  :1Lv
  ソーサラー:4Lv
  シャーマン:1Lv
 キャラクター名:サリオン・ヒューズ
 種族:人間(男)
 冒険者レベル:5
 A:11 B:C:D:E:10 F:G:11 H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:16(+2) 
 知力:16(+2) 筋力:18(+3)
 生命力:19(+3) <抵抗力8>  
 精神力:17(+2) <抵抗力7>

 技能名:
  ファイター:5Lv
  セージ  :3Lv
  プリースト:3Lv(ラーダ)
 キャラクター名:ポロ・トリス・ペンネ
 種族:グラスランナー(男)
 冒険者レベル:5
 A:B:16 C:11 D:E:F:G:13 H:11
 器用度:23(+3) 敏捷度:27(+4) 
 知力:16(+2) 筋力:5(+0)
 生命力:15(+2) <抵抗力7>  
 精神力:24(+4) <抵抗力9>

 技能名:
  シーフ  :5Lv
  レンジャー:2Lv
  バード  :3Lv
 キャラクター名:バルク
 種族:ドワーフ(男)
 冒険者レベル:4
 A:16 B:C:D:E:10 F:G:13 H:15
 器用度:19(+3) 敏捷度:10(+1) 
 知力:9(+1) 筋力:19(+3)
 生命力:22(+3) <抵抗力7>  
 精神力:28(+4) <抵抗力8>

 技能名:
  ファイター:4Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:4Lv(マイリー)
  クラフト :5Lv(鍛冶)
 キャラクター名:アリセリス
 種族:ハーフエルフ(女) ※エルフに育てられた
 冒険者レベル:5
 A:B:C:10 D:10 E:F:G:10 H:
 器用度:17(+2) 敏捷度:18(+3) 
 知力:20(+3) 筋力:9(+1)
 生命力:14(+2) <抵抗力7>  
 精神力:19(+3) <抵抗力8>

 技能名:
  レンジャー:5Lv
  シャーマン:4Lv


◆オランへ不審者一名侵入!?

オラン……そこはアレクラスト大陸でもっとも最初に魔術師ギルドが興った場所であり、各地の魔術師ギルドを結ぶ中心でもある。そして今ここに4人の冒険者がやってきていた。
GM:では今回はオランから始まります。
サリオン:懐かしいな、僕の故郷です。
ティート:私の席を置いている学院もあるわよ?
ポロ:ねぇ前回ってどこで終わったんだっけ?
サリオン:確か門のところで待っていてくれた学院の人に荷物を渡して依頼を終えた所で終了したはずです。
バルク:では宿か?
GM:いえ、まだ門のところにいます。時刻は夜、門兵がいるのでチェックを受けて下さい。まぁ名前記帳してくれればいいです。
サリオン:では書きましょう。
ティート:私も記帳するかな。
ポロ:カキカキ……ねぇ、なんでこんなに厳重なの?
バルク:わしも書いて……いや、夜で相手が冒険者ならこんなもんじゃろう?
GM:それには門兵さんが答えましょう――「いやいや、実は最近この街で不審者が多くなっていてな、それで注意しているんだ」
ティート:不審者?
ポロ:不審者?(とバルクを見る)(笑)
バルク:こっちを見るな。
GM:「まぁ昼間にいきなり奇声を上げたり、酔っ払いみたいに絡んできたり…とかな」
サリオン:まさに不審者ですね。
GM:「あんたら冒険者だろ? 悪いんだが一直線に今日は冒険者の店で宿を取ってくれよ」
ティート:え? でも私は学院の生徒だし、そこに宿舎もあるんだけど?
サリオン:僕なんて実家あるんですけど。
GM:「すまねぇな。さっき言った事情でなるべく冒険者に夜中うろついて欲しくないんだ。このまま宿屋に直行してくれないか?」
ポロ:どうするの?
サリオン:ま、そういうなら今日は宿屋に泊まりましょう。実家も学院も逃げはしませんしね。
ティート:……そうね、じゃあ冒険者の店の場所を聞いてそこに行きましょう。
GM:ではそうやって、みんなが門を抜ける……直前に――「おい! ちょっと待てドワーフ!」
一同:『?』
GM:「お前さん、本当にこんな名前なのか?」
バルク:ん? そうじゃが?――何言ってるんじゃこの門兵は?
サリオン:あ……ティート(←気が付いたらしい)。
ティート:ああ!! そんな話もしてたわね(笑) 門兵さん気にしないで! それで合ってるから! じゃあ私達行きますね、ほら皆行くよ!(笑)
バルク:なんなんじゃ〜!?
GM:ではオランの街に『バカ』という名前のドワーフが1人、入っていきました(笑)2)
バルク:ああ!?(一同爆笑)
ポロ:そう言えばそんな話してたね〜(笑)
バルク:くぅ……知らぬは本人ばかりとは……(笑)

◆メガネにポチにキューピー

冒険者の店に宿を取った一行。そして次の日、もそもそと起きだしたのはすでに太陽が真上に来ているお昼だった。
サリオン:ほらポロ、いい加減お昼ですし行きますよ。
ポロ:あろ5分〜♪
サリオン:ズリズリズリ……ガンガンガン(笑)
ポロ:ちょっと待って! さすがに階段の前には起きてるよ!(笑)
バルク:わしは早起きしてすでに飲んでいるぞ。
GM:早起きって……今お昼なんですけど……じゃあ一つのテーブルに酒瓶が乱立しています。
ティート:私はバルクと別のテーブルで朝ご飯(昼ご飯?)を食べてます。――おはようサリオン、ポロ。
サリオン:おはよう御座いますティート。あ、主人、僕はBセットを下さい。でティートと同じテーブルに着きましょう。
ポロ:はよーティート姉、僕はなんでもいいや〜〜勝手に二人のつまむ〜〜(笑)
GM:ではそろそろ新キャラの登場でしょうか?
アリス:そうですね……では、"バァン!!"と扉を開けてキョロキョロ……そしてキュピーンと発見!!
ティート:私は扉に背を向けてスープを飲んでいようかな。
ポロ:ティート姉の隙を突いてデザートを盗み食い(笑)
サリオン:嫌な予感がして微妙に席を離れてみたり。
アリス:周りを無視して一直線! イス踏んでテーブル踏んで変な鉄仮面踏んで(バルク:わしか!?)ダーイブ! お姉様ーーー!!!                                               イラスト
ティート:ア、アリス!? アリスじゃなの! とスープを引っくり返そう(笑)
ポロ:で、ぼくがアチチチチチッ!(一同爆笑)
サリオン:もう慣れた一連の流れですね(笑)
アリス:お姉様〜会いたかったです〜♪
ティート:ちょ、ちょっとアリス! なんであなたがここにいるのよ!?
アリス:もちろん! お姉様を追ってターシャスの森を出てきたんです♪
ティート:それであなたの両親は?
アリス:あ……。
サリオン:今気が付いたって声でしたね(笑)
バルク:おい! それよりこの不始末、どうつけてくれる!――と、わしは踏まれて酒こぼしてびしょびしょだ!
アリス:大丈夫です! アリス森の中を走り回っていましたからそれぐらいの障害物へっちゃらです!
サリオン:障害物扱いですねバルク。
バルク:そういう意味で言ったんじゃないんだが……。
ティート:ま、森を出てきちゃったものはしょーがないか。
ポロ:軽いねティート姉(笑)
サリオン:ティートの知り合いのようですけど……誰です?
ティート:ああ、ターシャスの森で一緒に育った妹みたいなものよ。素直で純粋で一直線な子よ?
アリス:アリセリスです。アリスって呼んで下さい! ターシャスではいつもお姉様の後をついてました! そう言えばお姉様この人達は?
ティート:今一緒に冒険している友達でね。この男の人間がリーダーのサリオン。
サリオン:サリオン・ヒューズと言います。宜しく。
アリス:お姉様! この人、目が4つあります!?
ポロ:目が4つ?
サリオン:ああメガネの事を言っているのですか。これは文明の利器です。物が良く見えるんですよ、貸しましょうか?
アリス:ありがとう! じゃあかけてみてクラクラ〜(笑)
ティート:ま、そうなるわね(笑)
アリス:メガネ返します。
サリオン:どうだい?
アリス:お姉様、このメガネ嘘つきです! ぼやけてぜんぜん見えませんでした(一同爆笑)
サリオン:いきなり嘘つき呼ばわりですか……それと、僕の名前はサリオンです。メガネではありませんよ?
ティート:メガネは人間用だから(笑)
アリス:なるほど! さすがお姉様です!
サリオン:小声でティートに……もしかしてこのアリスという子……僕のデータが通じない系ですか?
ティート:つまり?
サリオン:天然という事です(笑)
アリス:お姉様、メガネがアリスの方を向いて頭抱えています!(笑)
サリオン:ま、まあそれは置いておきましょう……ではポチを紹介しましょうか。
ポロ:ポチじゃないよ!
アリス:ポチですか!(笑)
ポロ:ほら間違って登録されちゃったじゃないか!(笑)
サリオン:でもポロ、あなたのギルド内での隠語は何です?
ポロ:犬。
アリス:犬ですか!(一同爆笑)
ポロ:あああー! なんか勝手にはまってる!? ティート姉なんとかしてよ!
アリス:え!? お姉様の弟分なんですかこのグラスランナー!
ティート:まぁね、ケンカしちゃ駄目よ?
アリス:大丈夫です! お姉様の弟分ならアリスの弟です! しっかりしなきゃ!(一同笑)
ポロ:えっ!? いきなり来てアリスの方がお姉さん気分なの? ぼくの方がずっと年上なのに!(一同爆笑)
アリス:でも犬って言うと匂い嗅いだり、追っ駆けたり、マンドラゴラを抜いて死んだりするんですよね!(一同大爆笑)
ポロ:いや、それ偏ってるって!(笑)
サリオン:このポチはパーティーではシーフとしてやっています。
ポロ:よろしく!
アリス:よろしくね♪
サリオン:ま、こんな所ですね(一同爆笑)
バルク:おい! 誰か忘れちゃおらんか?
ティート:しょうがないから私が紹介してあげる……アリス、あそこで酒瓶に埋もれているのがドワーフのキューピーよ(一同大爆笑)
バルク:それはやめてくれー!(笑)
サリオン:登録されましたね(笑)
ポロ:ぼくポチでいいや〜〜(笑)
アリス:では不思議そうな顔で――あの鉄仮面がキューピーですか?
ティート:ああ、確かにアレじゃあわかりにくいわね。ポロ?
ポロ:いいの? やっちゃうよ? でぃ!――『スポッ!』――と兜を外す!(笑)
バルク:む。
アリス:お姉様違います! ドワーフはもっとこう立派なお髭を持っている種族です!(爆笑)
GM:天然だと酷いなぁ(笑)
アリス:だからアレはドワーフじゃありません!
バルク:会ってそうそうドワーフを否定されるとは……。
ポロ:アリス、アリス、あれはね。ドワーフじゃなくってキューピーって言うんだよ(笑)
バルク:コラッ! 何を言っておるんじゃ! 勝手に新種族を作るな!(笑)
アリス:なるほど、だからお姉様もキューピーって言ってたんだ! よろしくキューピーさん!
バルク:……と言うか……この小娘はわしらと一緒に冒険をするつもりなのか?
ティート:一度言い出したら聴かない子だから……森出てきちゃうし。
バルク:まぁおぬしが前に「知り合いのエルフにはろくな性格のはおらん」と言っておったが……あきらめるか。兜をかぶり直そう。
サリオン:ところでアリスさん。
アリス:アリスでいいです。
サリオン:ところでアリス、背に背負った弓を見るにキミはレンジャーのようですが、どの程度の腕前なのですか? とポロの頭にリンゴを載せよう(笑)
ティート:ちゃんと布で固定しないとね。バルク、準備できたらポロを追っ駆けてね?
ポロ:ええ!? ねぇぼくの意見は聞かないの!?
バルク:ではさすがに店を血で染めるわけにはいかんし、マトックはそこに置いてハンドアクスを担ごう。
ポロ:ちょっと! なんかいろいろ間違ってるよ! ツルハシも斧も両方血が出るって!!3)
バルク:日頃の恨みじゃ、ブンブン!
ポロ:逃げます。
アリス:お姉様! あの動く標的を射貫けはいいのですね!
サリオン:お手並み拝見といきましょうか。
ポロ:弓からもバルクからも本意で逃げます!
GM:とは言えポロは店内ですし、気を取られるので回避はー4でお願いします。
ポロ:でもぼくはシーフだから遮蔽物とか使って上手く避けれるはずだよ!
GM:……たしかに。
ティート:なんか必死ね?
ポロ:そりゃそうだよ! どっちかファンブルした時点で絶対にリンゴじゃなくてぼくに命中じゃん!!(笑)
サリオン:それが狙いですし。
ポロ:うわ〜〜(笑)
GM:ではポロはプラスマイナスの修正は無しでいいです。どうぞ2人とも!
ポロ:回避!(コロコロ)……低い! 13!
アリス:アリスは15です! バヒュンッ!!
GM:では綺麗にリンゴだけ射貫かれます。
アリス:どうですか!
サリオン:すばらしいですねティート。
ティート:昔っから弓の腕はすごかったからアリスは(笑)
サリオン:歓迎しますよアリス、一緒に冒険しましょう。
アリス:やったーー!
サリオン:でも…一つだけ覚えておいた方がいいですね。
アリス:
サリオン:こういう状況ではファンブルを振ってポロを射貫くのが正解です(一同大爆笑)
ポロ:確かにその方が面白いけど……それって絶対間違ってるよ!!
アリス:ダ、ダイス目の駄目出しですか?(笑)(←PL素)
サリオン:ティートならそういうお約束は絶対にやってくれます。
ポロ&アリス:『あ〜〜納得』
ティート:わざとやってるんじゃないって!(笑)

◆サリオン実家へ帰る

店の主人に「二度と店内で弓を撃つな」と怒られつつ、新メンバーアリスが加わって、より一層うるさくなる一行。
ティート:じゃ、私は学院に顔だしてくるから。
アリス:お姉様! アリスも付いて行きます!
ティート:いや行きますって言われても……アリスごめんね、ここで皆と一緒にお留守番してて!
アリス:お姉様がそう言うならわかりました。
サリオン:では僕も実家へ帰りますね。両親に報告もしたいですし。
GM:ならティートとサリオンはそれぞれ外出、残り3人はお店ですね。
バルク:別に酒飲むしかやることないのう。
ポロ:そんな感じじゃない?
GM:では最初にサリオンの方からやりましょう。
サリオン:はい。
GM:確かサリオンの家は父親が傭兵、母親がラーダ神官でしたね?
サリオン:そうですよ。どうしました? 帰ったら死んでましたか?(笑)
GM:いえ、死んでいません。実はサリオンのお父さんですが、オランの街では結構有名な勇者です。そんな設定で宜しくお願いします。
サリオン:なんと…父親が勇者になりました。では家に着いて扉をゴンゴン!
GM:返事はありません。
サリオン:やはり死んでいます(一同爆笑)
GM:違います! と、隣に住んでるおばさんが来て――「最近奥さん見ないわよ? ダンナさんは1人で家にいるみたいだし」と教えてくれます。
サリオン:母さんが家を出て行った!?(笑)
ティート:サリオンのお母さんってどんな人だったの?
サリオン:父親は熱血バカ勇者で、母がその父の行動をフォローする計算が得意な人です。
ポロ:実はお母さんの方が手綱を持ってるタイプ(笑)
サリオン:とにかく、隣家のおばさんにお礼言って家に入ります。
GM:家に入ると洗ってない食器、ぬぎっぱなしの洗濯物、庭の草も伸び放題だい……そして、部屋の中には大量の酒瓶があり、それに埋もれている男がいる。
サリオン:と、父さん? うう……父さん! 何やっているんですか!!
GM:「あ……ああん? おお、サリオン! お前帰ってきたのか」
サリオン:どうしたんですか父さん! 昼間っからお酒なんて飲んで!
GM:「いいんだよぉ別に……」
サリオン:良く無いですよ、それに母さんはどうしたんです! お酒だって母さんいないのにどこからお金を出したんですか!
GM:「はっ! 母さんなんて知らねーよ、酒の金は昔の戦利品を売ったら良い金になったのさ! そうそう、お前の部屋にあった本も良い値で売れたなぁ」
サリオン:ぼ、僕の大事な資料まで……とにかく、家を掃除します。売られては困るんで剣や鎧はつけっぱなしでやります!

◆良い仲間…?

一方、ティートは自分が席の置く賢者の学院へとやってきていた。目指すはウィルという導師の部屋。最初に師事を受けたウィザ−ドである。
ティート:ウィル導師久しぶりー。
GM:「ティ、ティートさん!?」
ティート:どうしたのそんな驚いた顔して?
GM:「ティートさん、キミに頼んだ話はエレミアの学院へのちょっとしたお使い程度だったはずなんですが?……いったい、どれだけの時間がかかっているんです?」
ティート:? ほんの半年か1年そこらでしょ?
バルク:さすがエルフじゃ(笑)
GM:「あ〜〜も〜〜」
ティート:今は冒険者やってて楽しいよ。良い仲間達もいるしね♪……良い? 良い仲間……かなぁ?(笑)
ポロ:楽しい仲間だよ(笑)
ティート:そう、楽しい仲間(笑)――じゃあ私はこれで、ちょっと顔出しにきただけだから。
GM:「ちょっと待ちなさい! あなたはもう少し真面目に勉強してだね」
ティート:私天才肌だから魔法も才能でなんとなく覚える人だし。
GM:「そういう問題じゃなくて――」
ティート:あ、そうそう、ファイアーボールまでならもう撃てるようになったから、見せてあげるね導師!
サリオン:半径5mですから部屋でやると自分も巻き込まれますよ。
ティート:やっぱ遺失魔法にしよう。スティッキング・ストリングスをトリガー! 机の上のボールペンにかける。発動条件はボールペンに触ったとき。(コロコロ)……成功、さぁ導師このボールペン触ってみて?
GM:ウィル導師はペンを持って、糸が発動して(コロコロ)……抵抗しました。
ティート:どう?
GM:「どうやらそのようですね……はぁ……まぁそれはそれとして、せっかく来たのです。一つお使いを頼まれてくれませんか? 実は私のゼミを無断で休んでいる者がいまして、その人を連れてきて欲しいのです」
ティート:どうして私が? めんどくさい。
GM:「………………。誰かさんが中々戻ってこない事を上から突付かれまして、それを理由に人気無しとレッテルを貼られて予算が大いに削減されてしまいましてね。これ以上、そんなレッテルが貼られないよう引っ張ってきて欲しいのです」
ティート:う〜〜ん、それはちょっと悪い事した気分……でも、その人も何か理由があって来れないのかもよ?
GM:「その時は理由を聞いてきて欲しい。名前はジミーと言って……覚えているか? 一応あなたと同じゼミ生だったんですが……」
ティート:知らない。
GM:「ともかく、ジミーという真面目な人間の男です。宜しく頼みますね」

◆小中太の3人組

一方、冒険者の店兼宿屋でお留守番をしていた3人組の方だが……暇を持て余していた。むろんそんな状況になればおのずと――
ポロ:よし、外に行こう!(笑)
アリス:賛成です♪
バルク:おいコラ、一応わしら留守番じゃないのか?
ポロ:じゃあねーバルクー!
アリス:アリスも行くー! キューピーさん宜しくねー(一同爆笑)
GM:では2人は外に行ってしまいました。
バルク:………………駄目だ。あの2人を放って置くわけにはいかん! わしも2人のあとを追うぞ!
GM:では外です。通りには屋台が並び――
サリオン:(屋台のおっさん)『こいつぁ、特別な岩塩を使った串だから高いぞー』
アリス:アリス欲しいです! はい、ポチにも一本あげるね。
ポロ:じゃあモグモグ――あとはバルク宜しくー! 次行こう!(一同爆笑)
バルク:(大真面目に)200ガメル減らせばいいか?(一同大爆笑)
サリオン:真面目ですねバルク(笑)
GM:でもそんなに高くありませんから(笑)
アリス:ねぇこれはこれは? あ、あれは何? ポチ、あっちも面白そうだよ!
ポロ:連れまわされてるよ〜〜! でもなんか同年代の友達を得たように遠慮無しに遊びます(笑)
ティート:アリスは弟連れて遊んでいるお姉さんチックね(笑)
バルク:ま、遊ぶのも観光もたまにはいいじゃろう。ここは大きな街じゃしな。
サリオン:そうですね。大通りではフル装備のままエプロン着けたサリオンが、長葱のはみ出した買い物袋を持ちながら歩いていたりします(笑)
GM:会うんですか?
サリオン:いえ、お互い気がつかずに通りすぎます(笑)
ポロ:じゃあ気がつかない――おじさん、御代はあとで来るドワーフのバルクにツケておいてね!(笑)
アリス:次ぎ行ってみよう!(笑)
GM:と楽しんでいると、近くで奇声が上がり若い男が周りの人に殴りかかっています。
アリス:大きな街ではいろいろな事が起こります。
ポロ:いや、あれは特別だと思うよ?
バルク:近くじゃな? その男を押さえ込むぞ。
ポロ:コーラ(?)とポップコーン(?)を片手にそれを観戦(笑)
アリス:え〜〜と……どうしよう?(笑)
バルク:ファイターレベルも高いし、一般人なら問題なく押さえ込めると思うが……押さえ込んだら気絶させよう。
GM:はい、男はワーワー言いながら暴れていましたが、バルクに押えられ、さらにお腹を一撃気絶します。
バルク:やれやれ。
ポロ:その気絶した男の人の懐漁ってみる。何か無い?
GM:財布があります。普通に一般人です。
ポロ:無差別系なのかな? 財布は貰っておこう。あ、バルクにはわからないようにやるから(笑)
バルク:まぁほどなく経ったら、カツを入れて起すぞ。
GM:「うわぁ〜〜鉄仮面に殺されるーーー!?」
バルク:わしのことか? 首根っこ掴んで――何を言う、おぬしがいきなり暴れ出すから取り押さえたんじゃろうが?
GM:「え? 俺が暴れた?」――キョトンとした顔で言います。
バルク:覚えておらんのか?
GM:その若い男は一般人なのですが、どうも暴れていた事は覚えていないようです。
アリス:近づいていって……その人、何も覚えていないんですか?
バルク:うむ、そのようじゃな。
GM:と、周りの人が「またかよ」「ああ、最近多いな」とかボソボソ……。
ポロ:その辺の人に聞いてみよう――ねえ、最近あんなのが多いの?
GM:「ん? ああ、ときどきああなる奴が出るんだ。それに神殿の一般人参加のミサ中にも騒ぎ出す奴が出るって話も聞くな。もっとも、さすがにファリス神殿だけはそんな噂は聞かないがな」
ポロ:ふ〜〜ん。
バルク:ポロ、わしはこの男を役所に突き出してくる。お主はアリスと遊んでおれ。くれぐれも問題起すんじゃないぞ。
ポロ:わかった。いいよ行ってらっしゃい。心配しないでいいよ。
バルク:じゃあいなくなる。
アリス:キューピーさんいなくなっちゃっね。
ポロ:イコールでサイフもなくなっちゃったんだよね……あ、そうだ! ちょうどいいから神殿巡りしよう!
バルク:思いっきりついでじゃな(笑)
アリス:神殿巡り?
ポロ:なんか各神殿でもさっきみたいな「春が来ちゃう人」が増えてるんだってさ、面白そうだし行ってみようよ?
アリス:う〜ん、しょうがないなぁ(笑)
ポロ:ああ、お姉さんぶられてる(笑)

◆見てはいけないものを……

オランの市場では日曜品からその他、何でも揃っていた。サリオンは懐かしい市場をあきらかに"特異"な格好で歩いていた。4)
GM:サリオンは今どうしてますか?
サリオン:フル装備にエプロンで買い物帰りです。
ティート:じゃあそんなサリオンとすれ違う!
サリオン:素知らぬ振りをします。
ティート:3歩行き過ぎてから振り向く――サリオン!?(笑)                        イラスト
サリオン:ダッシュ!!!
ティート:甘い! 筋力無くても敏捷は私の方が早いからすぐに追いつく!――ねぇ、あなたサリオンでしょ?
サリオン:さて、誰の事でしょうか?
ティート:この世で一番大切なものは?
サリオン:データです(即答)。
ティート:サリオンじゃない(一同爆笑)
サリオン:くっ……つい(笑)
ティート:それよりどうしたのよその格好?
サリオン:いえ、いろいろありまして……では急いでいるので僕はこれで――と細い路地に入ってティートを撒きます。
ティート:ふ〜〜ん、面白そうじゃない(笑) 私とピースの目から逃れられるとでも?
GM:ティートはピース分の修正付きますね。
サリオン:逆に今の僕は目立ちまくっているからマイナス修正ですね!(笑)
ティート:判定必要?
サリオン:いえ、いつもと違って焦っているので、もう勝手に撒いたと思って実家に戻ります(笑)
ティート:じゃあそのタイミングで――へぇ、けっこう良い家じゃない?
サリオン:ティ、ティート!? ち、違いますよ、僕はこの家に食材を届けに来ただけですよ……こんにちはおじさーん。
ティート:入ってみよう。
GM:と、酔いつぶれた親父が――
ティート:うわッ! ドワーフ臭(一同爆笑)
バルク:おい! それは偏見じゃ!(笑)
ポロ:そうそう、バルクなんてマヨネーズ臭いし(一同爆笑)
バルク:それも違う!!(笑)
ティート:ねぇサリオン、なんかいるよ? 誰?
サリオン:あ、この家のおじさんです。
GM:「ん? おおサリオン! 我が息子よ! なんだ? 美人なねーちゃん連れこんで?」
ティート:息子って言ってるわよ?
サリオン:気のせいです。
ティート:………………。
サリオン:では僕はこの材料を台所に置いてきますから……部屋を後にします。
GM:「おい、ねえちゃん! とりあえず飲め! 注げ!」
ティート:む、よっぱらいな親父ね。でもサリオンのお父さんだしなぁ。
サリオン:いえ、知り合いのおじさんです。
GM:「おい、いいから注げって! 年上は敬えよ?」
ティート:私の方が年上だと思うわ(笑)
GM:「おお、良く見たらエルフじゃねーか! いいねぇ、お? なんだその髪飾りは?」――と手を伸ばしつつ、ティートの髪の毛をサラっと触って――
ティート:立ち上がる! サリオンに聞こえるように――サリオン! この人は"ただの知り合い"の"どーなっても良いおじさん"よね〜?
サリオン:ええそうですよ――と、台所から顔を出してビクっとします。エネルギーボルトは止めて下さい。
ティート:え? ファイアーボールのつもりだったんだけど?
サリオン:だーーー! 家が壊れます! やめて下さいティート! 今はこんなですが元は普通の父だったんです!
ティート:サリオンがそう言うなら止めよう。
サリオン:実は母さんが出て行ってしまったようでして、それからずっと父がこのような状態に……。とりあえず、なぜ母さんが出て行ったのか、理由とかを聞き出さねばなりませんので、しばらく冒険者の店には顔を出せないと皆に伝えておいて下さい。
ティート:……そうね。大変ねサリオン、なにか手伝える事があったら言ってね。皆で来るから。
サリオン:いえ、全員はいりません(即答)。
ポロ:なんでぼくの顔見ながら言うのさ!(笑)
アリス:あ、このメガネ! アリスの方もチラっと見たです!(爆笑)
バルク:いやお主ら、サリオンの家にいないから(笑)
ティート:とりあえずサリオンの家を出て、ジミーの家に行こう。寄り道お終い。
その後、ティートはジミーの家に行くが、案の定ジミーと会う事はできなかった。ジミーはかなりの資産家の息子だったらしく、出てきた執事が説明するのには――

――執事の話した情報――
   ◆3日前から行方不明である。
   ◆旦那様が言うには、貴族のパーティーに出席して悪い輩と知り合ったんじゃないか? との話。
   ◆普段からとても真面目で家出するような子じゃない。
GM:「――と言う訳なんです」と執事がしめます。
ティート:じゃあ今話してくれたことを、賢者の学院のウィルって導師に直接会って説明して貰えますか?
GM:「直接……ですか?」
ティート:「ジミー君の関係者の方は来るように」と伝言を頼まれただけなので、ティートって名前を出せば会ってくれますから。
GM:「は、はぁわかりました」
ティート:では私はこれで……冒険者の店に戻ろう。
GM:え? 学院に報告はしないんですか!?
ティート:しないわよ。ウィル導師ってなんか説教とか好きそうだし、めんどい。
GM:………………。
ポロ:いやティート姉だよ(笑)
サリオン:さすがお姉様です(笑)
GM:ああ……どうしよう……。

◆燃えないゴミの日

役所に暴れた男を突き出しに行ったバルクだったが、鉄仮面をどーやっても脱がないバルクに、逆に容疑がかかっていた。5)
GM:「この男(暴れた男)も、気が付いたらお前に押さえつけられていたと言っているんだぞ!」
バルク:だから違うと言っておるじゃろう! しかたがない、これを見ろ!――とマイリーのシンボルを出すぞ。
GM:「本物か?」
バルク:疑うのかコレを!?
GM:「取れ取れと言っているのに、どうやっても鉄仮面を取らない! お前みたいな奴をどうやって信じろと言うんだ!」(一同爆笑)
バルク:む……なら一緒にマイリー神殿に行こうじゃないか! そうすればわしの身が潔白だと証明されるはずじゃ!
GM:「いいだろう、一緒に行ってやる」――とマイリー神殿に来ると、さすがに本物と鑑定されます。
バルク:そりゃそうじゃろう。
GM:「まったく鉄仮面なんてつけているから悪いんだぞ」――と役人はぶつぶつ言いながら帰ります。
バルク:ふぅ…やっと釈放された……。
GM:で、ここはマイリー神殿なのですが……「ところで、見たところあなたは神官戦士のようですが……なぜ鉄仮面を?」――と神官さんが聞いてきます。
バルク:いや、願をかけているというか…自らに課した試練と言うか……。
ポロ:あ、神殿巡り中だからやってきてもいいよね?――およ? キューピーどうしたのー?(一同爆笑)
アリス:一緒に来ます!
サリオン:さらにポロまでキューピーとは(笑)
ポロ:どうしたのキューピー? 何してんのキューピー? なんでここにいるのキューピー? と、バルクも神殿じゃあ暴れられないだろうと、タブーを連呼します(爆笑)
GM:神官さんが――「キューピー?」
バルク:これ以上余計な事を言うんじゃないぞ――ってオーラを無言でポロに!
ポロ:うぐぅ!
アリス:キューピーって言うのは、この人の名前です(指差し)。
バルク:おいーーーーー!!(一同爆笑)
ポロ:今だ! とバルクの注意がアリスにそれた瞬間に――神殿内じゃ兜は脱がなきゃ駄目だよね〜〜って『スポッ!』(笑)
バルク:あっ!(笑)
ポロ:ね? 神官さん、キューピーでしょ?(笑)
GM:じゃあ神殿内がドヨドヨ(笑)
バルク:ぬお、なんという事じゃ…エレミアだけでなくオランでまで……。
ポロ:ところでバルク、こんな所で何してんの?
アリス:神殿にいるッて事は……わかった! キューピーさん何か悪い事したんでしょ?(笑)
バルク:わしの職業は知っておるか? 兜をポロから奪ってかぶり直そう。
ポロ:酒飲みー!(笑)
アリス:キューピー!(一同爆笑)
バルク:違う! と言うかキューピーは職業ですらないぞ!
サリオン:バルクも疲れていますね。ツッコミがやや不正確です、酒飲みだって十分職業じゃありませんよ。
バルク:確信犯のボケに、天然が追加されたんじゃぞ! わしだってツッコミフォローしきれんわ!!
ティート:しかしアリスはナイスね。強力な武器(ギャグ)がリプレイに投入されたわ(笑)
GM:個人的にはさらに話が進まなくなって大変です。面白いですけど(笑)
ポロ:で、敵前逃亡を良くするキューピーは、ここで何してるの?――と大声で(笑)
アリス:敵前逃亡! そうなんですかキューピーさん! 臆病者です!!(笑)
GM:神官さんが――「バルク殿…あなたは……」
バルク:ぬおおお! もう我慢ならん! ズタ袋を取り出してドワーフとは思えぬ素早さでポロを包みあげるぞ!
ポロ:うわ〜〜(笑)
バルク:「神官殿、このグラスランナーの言う事を信じてはなりませんぞ」
ポロ:ちなみにキューピーになったのはゴブリンに――
バルク:猿轡かまして喋らせん! これ以上ウソを並べ立てられてたまるか!
ポロ:本当のこと言おうと思ったのにー(笑)6)
バルク:うるさい! アリス、この袋を外にある生ゴミ置き場に捨ててきてくれ。
アリス:でもポチはパーティーの犬です! 捨てるのは可哀想です!
バルク:ウチで犬を飼っちゃいけません! 捨ててきなさい!!(一同爆笑)
ティート:バルクに座布団一枚(笑)
サリオン:キャラが一瞬違いましたけどね(笑)
アリス:ごめんねポチ、ウチで飼っちゃいけないんだって――生ゴミのところに置いてから――良い人に拾われるんだよ(笑)7)
その後、高司祭様からバルクは呼ばれ神殿の奥に通される二人(バルク&アリス)、そこで高司祭様からとある依頼を受ける事になる。

――マイリー高司祭様の話した情報――
   ◆礼拝中に暴れる人が最近いる。
   ◆その原因はわかっている。邪神の魔法によって精神を一時的に狂わされているからだ。
   ◆犯人はミサの中にいるだろうが、人数が多すぎて特定はできない。
   ◆ファリスでだけこの「礼拝中の狂乱事件」は起っていない。
     犯人を魔法で特定する事がファリスでは可能だからだろう。
   ◆そんなこんなで現在、ファリスと他神殿の仲がちょっと悪くなってきている。
GM:「――と、言う訳でこの事……内密に調査してもらえぬだろうか、バルク司祭」
バルク:うむ、神殿のメンツもあるしの。任せておいて下され!

◆夫婦遠征・謎の失踪

かなりの主夫ぐあいで家を片付け終わるサリオン。そして一段落つくと、さすがに変だと思ったのか父親にサニティをかけてみます。
サリオン:弾かれた?
GM:そんな感じです。
サリオン:父さんを置いてラーダ神殿に行きます。
GM:では――「おお、これはニーナ様の坊ちゃん!」
ティート:ニーナ?
サリオン:母の名前です――お久しぶりです。
GM:「いつオランにお帰りに?」
サリオン:つい昨晩です。でも帰って来て見たら父さんが……と事情を話します。サニティも弾かれます。
GM:「それはすでに、何らかの魔法がかかっており、サニティで解呪不能だと?」
サリオン:そうですね。僕のデータ的に言ってそういう見解が出たのでここに来たのです。
GM:と、司祭さん達は顔を見合わせ……バルクに話したのと同じ内容を話します。
サリオン:じゃあどこかで父さんは、邪神の魔法をかけられてあんな事に……。
ティート:邪神の魔法にしてはしょぼいわね。
バルク:そういう邪神もおるのじゃろう。
サリオン:それで母さんは……母さんを知りませんか? いないのです。どこにも……。
GM:「ニーナ様でしたら、1週間前に『何かを退治してくる』と覚悟を決めたお顔で出発なされましたが…それ以降、こちらにも連絡はあいません」
サリオン:母さん……父さんを家に置いていくのはデータ的にミスだよ。
GM:「え? 違いますよ? その1週間前、ニーナ様は夫婦揃って出発なされましたよ? 私はその場面を見ていましたし」
サリオン:じゃあ2人で行って、父さんだけが帰ってきた? しかも変な魔法かかって……とりあえず家に帰ります。いったい何が……。

◆この子を捜して下さい

GM:冒険者の店に最初に戻って来るのはティートですね。
ティート:帰ってきたけど誰もいない。留守番って言って置いたのにこれいかに?(笑)
GM:店には冒険者用の依頼ボードがあって、そこに依頼表が張ってあるのですがその中の一つ、人探しの張り紙にティートの見知った顔があります。
ティート:誰? サリオン? キューピー?(笑)
GM:いえ、ポロです。
一同:『ええ!?』(不意をつかれたらしい)
GM:でも良く見ると違います。耳の形が人間です。背丈や体型、耳以外の顔はそっくりです。名前はアルス。
ティート:耳以外はどっからどーみてもポロよね? ビリってはがしてテーブルで見ていよう。そういえばどこの子?
GM:かなりの資産家であるアーヴァイン家の子供です。
ティート:金持ちの人間の子なのにポロにそっくりだなんて……。
バルク:その辺りでアリスと共に帰ってくるかのう。
アリス:お姉様ただいまーー! 抱き〜♪
ティート:あうッ! おかえりなさいアリス、あれ? ポロは? 張り紙はしまっておきましょう。
バルク:ほんのちょっとこの世のリサイクルの旅に出たんじゃ。8)
アリス:それよりお姉様! お姉様以外には内密にしなきゃいけない話があるんです!
ティート:内密な話? とバルクを見よう。
バルク:いや、神殿からの依頼なんじゃが、あまり街で噂にならぬよう口止めされておってな。
ティート:なるほど。
アリス:では話しまーす!
バルク:所々でわしが補足説明を入れるから内容は伝わるはずじゃ。
ティート:へぇ、そんな事がね……まぁ協力しましょう。バルクも仲間だしね。
バルク:すまんな。
サリオン:そんな所で店に入ってきましょう――カランカラン♪(ドアにベルがついているらしい)
ティート:あらサリオン? 今日はこっちに顔出さないって言ってなかった?
サリオン:ええ、そのつもりだったのですが……家のゴミを捨てに行ったら、こんな生ゴミが燃えないゴミの所に捨ててありまして……と袋をドサ。
アリス:あ、アリスが捨てた袋です!(笑)
ポロ:顔出して――ただいまー(笑)
バルク:ふん、良い回収業者に拾われたの(笑)
ティート:まぁ全員揃った所で、さっきバルクから聞いた話をしましょう。
サリオン:では聞いてから……それなら、僕もラーダ神殿で同じ話を聞きましたね。
バルク:やはり、どこの神殿も同じという事か。
サリオン:それで、実は今から1週間前、僕の両親が何か事件を解決しに向かったらしいのです。けれど、父さんだけ戻ってきてんです……しかも暗黒魔法をかけられて……。
ティート:ああ、それで……。
サリオン:データ的に言って、街で起こっている事件と関係があると僕は思います。
バルク:では皆でその親父殿に会わんか? 一連の事件の糸口を知っているかもしれん。

◆サリオンパパの話

ぞろぞろ5人揃ってサリオンの家へとやってくる一行。
GM:「んだぁ? おいサリオン、こんな大勢でどうしようっていうんだ?」
サリオン:とりあえず父さんはイスに座っていて下さい。
ティート:まずはセンスオーラね。
アリス:はーい! 見てみました〜♪
バルク:センスオーラならティートもできたんじゃないか?
ティート:そう言えばそうだった(笑) 私もセンスオーラ。
GM:では自制とか理性とかを司っている精霊力が弱くなっています。
アリス:本性があらわれている?
ティート:普段我慢していた欲望が解放して……って、ずいぶん小さな欲望ね(笑)
バルク:そんなに酒が飲みたかったのか?(笑)
サリオン:ティート、一応センスマジックもお願いします。
ティート:(コロコロ)……成功。
GM:何か魔法がかかっています。
ティート:予想通りね。サリオンは無理だったみたいだけど、バルクならどうかしら?
バルク:サニティじゃな? うむ(コロコロ)……14。
GM:残念!
ティート:次は私がディスペルマジック(コロコロ)……16!
GM:それも残念!
バルク:16でも駄目なのか。
ティート:どうするサリオン?
サリオン:打つ手無しですね。
考え出すPL達、時間だけが過ぎて行き……。
ポロ:ねえ、チャームは駄目かなぁ?
GM:達成値次第ですね。でもちゃんと振ってもらいますよ。クリティカルでるまで(笑)
ティート:(コロコロ)……駄目。
サリオン:クリティカルって……無理ですね。
ティート:(コロコロ)……駄目。
GM:何やってるんですティート?
ティート:チャーム(コロコロ)……あ、出た。クリティカル!
ポロ:3回目で出たよ!(笑)
サリオン:父さんの精神はぐちゃぐちゃですね。
ティート:では話を聞きましょうか?
――サリオンパパの話した情報――
   ◆1週間前から変な事件があった。人の突発的狂乱事件とでも言おうか。
   ◆敵のアジトを突き止め夫婦急襲した……が失敗。
   ◆ニーナは捕まり、自分は暗黒魔法をかけられ見せしめに解放されたらしい。
   ◆敵はハーディスとカーディスとミルリーフと名も無き狂気の神のシンボルを持っていた。
   ◆敵は10人以上いた。
   ◆リーダーが凄く強く、そいつ1人に負けた。
   ◆敵の目的はわからないが、やっている事は街で一般人に魔法をかけ混乱させることだ。
ティート:こんなものかな。サリオンパパにはこのまま寝ていてもらおう。

◆オラン盗賊ギルド

その後、街で起こっている事件について調べるのに、盗賊ギルドに話を聞きに行っていなかった事をポロが思い出し、1人盗賊ギルドへとやってくるポロ。
ポロ:やー!
GM:「おう!…お前この街のもんじゃねーな?」
ポロ:大丈夫、仕事はしないって!
GM:「いや、別に仕事をしたってちゃんと報告してくれりゃあ問題無いさ。もっとも、俺達の息のかかってる奴もいるから、危なそうな場合は事前に連絡してから仕事しろよ」
ポロ:そんなのわかってるって! それより最近、街を騒がしている事件あるでしょ? あの騒いでる人達って全員一般人だよね?
GM:「ああ、カタギの連中だ」
ポロ:直球で行くけど……暗黒神官について知らない?
GM:「さぁ…あいつらはこっちよりさらに下層で活動しているからなぁ。さすがにつかめてねーよ」
ポロ:じゃあサリオンのお父さんとお母さんについて知らないかな?
GM:「ああ、2人とも6レベルの戦士とラーダの神官だな。オランじゃ有名な夫婦だぜ?」
ポロ:そっか、うんありがと! じゃね!
アリス:あの…ふと思ったんですが……さっき通りで一般人が暴れた時、ポロってサイフ掏ってませんでしたか?9)
ポロ:………………。
GM:「おい、ちょっと待ちな!」(一同爆笑)
ポロ:ギクッ(笑)
GM:「さっき大通りで、狂乱した男をドワーフがおさめたとき、お前、ちょっとばかり仕事してたよなぁ? 自分から言うまで待ってたが、そしらぬ顔で帰ろうたぁどういう了見だ?」
ポロ:あ、え〜〜と……忘れてた…じゃ駄目? といいながらお財布の1割…いや2割を渡します。ギルドを敵には回したくない。
GM:「次にやったら承知しねーぞ……わかってんな?」
………………………………………………………………………………………………

 と、そんな盗賊ギルドからの帰り道、ポロは後ろから声をかけられます。
GM:「アルス坊ちゃま!」という声がポロの後ろからかけられます。
ティート:あ、そう言えば張り紙持ちっぱなしで話してなかったわね(笑)
ポロ:アルスなんて知らないし、気にしないで歩くよ。
GM:「アルス坊ちゃま! 今までどこにいたのですか!」と肩を捕まれます。
ポロ:逃げる! それから後ろ確認!
GM:執事風のお爺さんが追ってきます。みると手下執事が4人、追撃に加わっています。
ポロ:なんの事だかわからないけど巻く! それからサリオンの家に戻る。
GM:サリオンの家にいる面々は?
ティート:お茶でも飲んで寛いでる。
バルク:さすがによそ様の家にある酒を飲むのは失礼かの。
サリオン:それをやられたらさすがに怒りますよ。
アリス:ソファーで寝てる〜♪
ポロ:そこに急いで入ってくる!
GM:と、家の扉がドンドンドン!
サリオン:はい? と出ましょうか。僕の家ですし。
GM:「あ、申し訳ありません。わたくしアーヴァイン家の執事をやっております――」
サリオン:はぁ……

◆ドナドナ再び

ポロ:大変だよ! ぼくのことアルスって言う変なお爺さんが追ってくるの!
ティート:あ、そう言えば……とアルスを探しての張り紙を出すね。
バルク:ほう、そっくりじゃのう。
ティート:サリオン……は今玄関で部屋にはいないのか……。まぁあとで話せばいいか。
ポロ:ティート姉、これ持ってたんなら早く教えてよ!
ティート:クリエイトイメージ(コロコロ)……成功! ほら、耳までばっちり(笑)
バルク:うむ、完全じゃの、耳まで人間じゃ。
ポロ:って…何やったのさティート姉……。
アリス:どーしたんですかー? と起きます。
ティート:ほらアリス、この張り紙の顔と瓜二つでしょ?
アリス:本当です! ポチが2人います!(笑)
サリオン:だからウチのポチはグラランですって! 耳を見れば僕の言ってる事が正しいってわかりますから! とか説明しながらお爺さんを部屋へ連れてこよう。
ティート:と人間耳のポロがいると(笑)
ポロ:もしかしてティート姉! またぼくを売る気!? またドナドナなの!?10)
GM:「おお、何がグラランですか! ちゃんと耳の短いアルス坊ちゃまではございませんか!」
サリオン:………………そうですね。
GM:「よし、今度こそ連れて行け!」と手下執事がポロを連れて行きます。
アリス:お姉様! ポチが連れて行かれてしまいます!
バルク:まるで保険所に捕まった犬を助けてって言う口ぶりじゃな(一同爆笑)
アリス:もちろんです(笑)
ポロ:ちょっとーって……どうせ助けてくれないんだ……いいさ! このまま行ってやるーー!
GM:ではお爺さんに手下執事、そしてポロはいなくなりました。
サリオン:ずいぶんと上手くやりましたねティート。
ティート:たぶん今回の事件と関係があるしね。
サリオン:………………でも、たぶん無駄に終わりますよ。ポロですし。僕のデータがそう言っています。
ティート:う〜〜ん。
サリオン:なんなら賭けてもかまいませんよ。僕はポロをトラブルメーカーだと思っているので、さらに状況悪化する方に――『ポロは役立たず』に賭けます。
ティート:私は何の情報も手に入らずに、ポロのシーンは必要なかったんじゃないか?って方に――そうね『ポロはいらない』に賭けましょうか(笑)
ポロ:くっそー、1人で役に立って見返してやる!!

◆豪邸アーヴァイン家

アルスに間違われて連れて行かれたポロ。そこは上の中レベルの豪華な屋敷だった。
サリオン:ティート、ここはポロが頑張ると言っています。どうせなら完全に任せてみませんか?
GM:完全に?
サリオン:2人してジュースでも買ってきましょう。15分もあれば十分でしょう?
GM:まぁ……そうですね。
ティート:じゃあ任せてみる? 私もジュース買って来るね。
サリオン:ではポロ(のPL)、任せましたよ。
ポロ:おう! 任せとけ!(笑)
と、本当にプレイ中に席を立っていなくなるPL2人。
GM:本当に大丈夫ですか?
ポロ:大丈夫大丈夫! 少なくともソードの知識はティート姉(のPL)よりあるし!
GM:ではかなり良い屋敷へと連れてこられました。執事のお爺さんが――「いったい、いままで何をなされていたのですか!?」
ポロ:何って言われても…ぼくは普通だったと思うよ?
GM:「おおーー! 皆聞いたか! アルス坊ちゃまが"ぼく"とお言いになられたぞーー!」
バルク:歓喜しておるの(笑)
アリス:アルスって子は不良だったのかな?
GM:「ではアルス坊ちゃま、これからご夕飯を――」
ポロ:あ、夕飯は部屋に運んで欲しいな。ちょっと疲れているんだ。変な冒険者達と一緒にいたせいでさ。
バルク:………………。
アリス:………………。
GM:「そうでございますね。なぜかアルス坊ちゃまを仲間の"ポロ"とか言うグラスランナーと間違えておったようですし、役人に圧力をかけて誘拐犯にしたてあげましょうか」
ポロ:いや、そこまでしないでいいと思うと、ポロって人と間違えられてたけど、けっこう親切な人達だったし。
GM:「坊ちゃま……いつの間にか坊ちゃまはそんなにお優しく……爺は大変うれしゅうございます」
ポロ:ところで、ぼくの部屋ってどこ?
GM:「はぁ?」
ポロ:だからさ、ぼくの部屋に案内して欲しい。
GM:「あ!? そうでしたな……大丈夫です。何一つ変えておりません。さぁさこっちです」
ポロ:ねえ、ぼくって街でなんかやったの?
GM:「いいえいいえ、覚えていないのでしたら、思い出さない方がいいかと……」
ポロ:教えて欲しいんだ。ぼくは反省しないといけないから……。
GM:「坊ちゃま……」
――執事のお爺さんが話した情報――
   ◆アルスは街で盗みを働いたり、奇声を発したりしたらしい。
     その後、この屋敷に軟禁していたが抜け出され、今日まで捜していたらしい。
GM:では部屋に通されました。ホールみたいな大きな部屋です。ベッドも天蓋つきのです。そうこうしているうちに夕飯が運ばれてきます。
ポロ:ごめん、1人で反省したいんだ。皆出て行ってくれ。
GM:「はい……坊ちゃま……うう…坊ちゃまがまともになられた」――と執事以下、全員部屋を後にします。
ポロ:とりあえず夕飯を食べます……うん、美味しい♪
アリス:いいなぁ(笑)
ポロ:一息着いたら壁から床から天井からと全部調べます。それに本棚も!
GM:では30分程して調べ尽くします。天井には魔法のライト、床は高価な大理石、壁や本棚には古代文明関係の教科書とかもあります。
ポロ:教科書を懐にしまおう。
GM:と、そんな所で外から――「坊ちゃまが帰られたぞー」「坊ちゃま? なぜ?」――と若い声が――「うるせーな! オレのことは放っておけよ!」
バルク:本物がきたの。
ポロ:天井裏に隠れます。(コロコロ)……15!
GM:では部屋に本物のアルスが入ってきます。さらに執事が――「坊ちゃま、今、アルス坊ちゃんが2人いるとの話があります。もうしわけありませんが……」――とガチャ。と部屋の鍵と外から執事がしめる。
ポロ:天井から観察する。                                                イラスト
GM:「2人? 何言ってやがる! オレは遊びてーんだ!」「誰だよ、人の飯食い漁ったのは! ぐちゃぐちゃじゃねーか!」と一頻り部屋で暴れた後――「もういい、寝る!」とベッドで眠り出します。
ポロ:本物の荷物でも漁ってみようかな。あ、起きて暴れられたら困るから、縛って猿轡噛ませて気絶させてから漁るね。
GM:ま、寝てましたしそれぐらい問題ないでしょう。荷物を漁ると1000ガメル金貨を10枚と、宝石各種が見つかります。別に怪しいものは持っていません。
ポロ:とりあえず貰っておこう。
GM:あとナイフとかも持っています。
ポロ:儀式用?
GM:普通のナイフです。現代社会でいう所のバタフライナイフな感じです。
ポロ:日記とかある?
GM:机の上にありますね。
ポロ:読むーー!
GM:と、途中まで真面目に書いているんですが、最後の方から不良化します。適当にムカツイタ事とか書いてあります。
ポロ:じゃあいいや、これも貰おう。
GM:それで?
ポロ:あ、もういい帰る。窓から出れる?
GM:2階です。ジャンプの判定しますか?
ポロ:やめた。ドア鍵開けて正面から帰ろう……鉤開け(コロコロ)……15。
GM:それは開きます。が、正面玄関まで来た所で、執事の爺さんに見つかります――「坊ちゃま!」
ポロ:神殿に行って来るよ。やっぱりちゃんと懺悔しないとね。
GM:「アルス坊ちゃま、失礼ですがご自身のお誕生日は覚えておりますな? 言って頂けますかな?」
アリス:ポロが疑われだしました(笑)
バルク:まぁ本物帰ってきたしのう。
ポロ:さっきの日記に書いてなかった? 真面目な子だったならその日記に書くと思う!
GM:記憶力で14!
ポロ:(コロコロ)……成功! 17!
GM:「大変失礼致しました……ではすでに夜の遅い時間です。私もついて行きますゆえ」
ポロ:「わかった……行こう」――といって夜の街で撒きます! 余裕でしょ?
GM:そうですね。さすがに一般人です。
ポロ:服をバサァッて脱いでいつものぼくに! 耳の魔法もちょうど戻るの(笑)

◆なんだかんだで……

きっかり15分後……サリオンとティートのPLはジュースを持って部屋へ戻って来た。
ティート:サリオンの予想は?
サリオン:そうですね。暗黒神官と接触した証拠、もしくは本人が邪神と関わっているとわかる資料が欲しいですね。
ティート:私はアルスって本人となんとか仲良くなって、情報を聞き出している方がいいかな。まぁアルスに会えたらの話だけどね(笑)
アリス:………………。
バルク:………………。
GM:ではポロが帰ってきます。
ポロ:ただいまー!
ティート:おかえりなさいポロ!
ポロ:サリオンに日記、ティート姉に教科書を渡すね!
ティート:……これは何?
GM:日記はただの日記です。役に立ちません。教科書は学院で使っている物ですね。ティートは見た事あります。
サリオン:………………。
ティート:………………。
サリオン:他には?
ポロ:無いよ♪
サリオン:………………。
ティート:さて、そろそろ私達から攻めましょうか。まずはサリオンのお父さんが行ったって言う、敵のアジトに行ってみましょう!
サリオン:あ、その前に今夜中に父さんをラーダ神殿に連れて行きます。高司祭様にサニティかけて貰いましょう。11)
ティート:じゃあそれで行こう。アリス、バルク行くわよー。
アリス:はーい!
バルク:うむ、それがいいじゃろうな。
サリオン:ま、ポロのデータは"役立たず"ですからね。
ティート:期待した私達がバカだったのかなぁ。
ポロ:ま、所詮グラスランナーだしー♪
サリオン&ティート:『開き直るな!!!』
そして、ラーダ神殿の高司祭様のサニティで正気を取り戻すサリオンパパ。息子に今までの事を謝り、明日の朝、敵のアジトに乗り込む事となる。
  ちなみに高司祭様に頼んだ時の、お布施代金はお詫びのつもりかポロが払っていた。

◆突撃! 邪教のアジト!

翌朝、一行+サリオンパパのメンバーは、敵のアジトのあるスラム街までやってきていた。
GM:「先に言っておくぞ。すでに敵は引き上げている可能性もある」――とはサリオンパパですね。
ティート:別にいいです。それはそれとして何か手がかりが見つかるかもしれませんから。
バルク:わしは久々にマトックを振るえそうじゃな!
アリス:お姉様! アリスも頑張ります!
GM:では地下に降りる階段を行き、最奥の扉の前――「この扉の奥だ……」
サリオン:開けます。バァンと!
GM:と、その部屋には仁王立ちしている黒ローブが1人だけいます。他には誰もいません。
ティート:あれがボス?
GM:「いや違う。幹部の1人だとは思うが……覚えていないな」
サリオン:お前が街で騒ぎを起している奴等の仲間ですね?
GM:黒ローブが口を開きましょう――「だとしたら?」
サリオン:お前達に捕まったラーダ神官をどうした!
GM:「お前等のいう所の悪人になっているんじゃねえか?」
バルク:改宗させられたか?
ティート:さっさとやりましょう。聞き出すのはあとでかまわないわ!
GM:では戦闘に入りましょう。こっちの敏捷は14です。距離は10mって所ですね。
ポロ:じゃあぼくから行くよ! 新武器ボーラを投げる!(コロコロ)……12!
GM:余裕で回避です。
ティート:次は私ね――
サリオン:何度も言いますがファイアーボールは地下室なので禁止ですよ。
ティート:………………。スティッキング・ストリングス(コロコロ)……15!
GM:抵抗したので効果はありません。
アリス:次は18のアリスです! 神官だし(コロコロ)……シェイドー! 18!
GM:それは抵抗できません。
アリス:ダメージは10点です!
サリオン:新人は素晴らしいですね。
ポロ&ティート:………………。
サリオン:僕は走っていって斬ります(コロコロ)……14!
GM:回避します。さらにサリオンパパもここで行動です。走っていき斬りつけ(コロコロ)……避けられました。
ティート:親子揃って……。
サリオン:実はアリスしか役に立っていませんね(笑)
GM:ではこっちです。ティートとアリスに魔法(コロコロ)……10で抵抗して下さい。メンタルアタックです!
ティート:抵抗。
アリス:抵抗です! 効果消滅ですね!
ティート:何がしたいのやら。
バルク:最後はわしじゃ! 移動して攻撃(コロコロ)……12!
GM:回避です。
バルク:やけに避ける神官じゃな。
ポロ:命中なら負けないやい! もっかいボーラ! ボーラは5個持ってるから問題ない! (コロコロ)……命中15!
GM:それは当たります。
ポロ:じゃあ敏捷ボーナス+冒険者レベルで判定してみて! 15を越えられなかったら絡まるよ!
GM:それは(コロコロ)……転びません。
ポロ:糸を切られた!?
GM:そんな感じです。
ティート:ポロ、本当の糸ってのはこうやるのよ! スティッキング・ストリングス(コロコロ)……16!
GM:それは失敗です。
ポロ:おおー!
その後、バルクがマウントポジションで押さえ込み、アリスのスリープが炸裂した事で勝負は決定した。
ポロ:魔法も使えないようにグルグル巻きにしよう。
サリオン:さて、情報を聞き出しましょうか。
ティート:その前にこの部屋の中を調べましょう。何かあるかもしれないし。
ポロ:調べる(コロコロ)……15〜!
GM:一枚の地図を発見します。地図はオラン周辺なのですが一点に×印がついています。
サリオン:本当のアジトって所ですね。
バルク:どうするんじゃ? ここで話を聞きだすのか?
サリオン:ラーダ神殿へ連れて行きましょう。それが安全です。
――ラーダ神殿で聞き出した情報――
   ◆自分は人間じゃなくて悪魔だ。その名はグルネル。人間にはシェイプチェンジで化けていた。
   ◆主人の命によって街中で暗黒魔法を使い混乱をさせる事に成功した。
   ◆ファリスには近づかなかったが、逆にそれが神殿同士のいざこざの種になってよかった。
   ◆アルスやジミーなどの上流階級の人間も混乱させる事に成功した。
   ◆主人の正体は不明、主人の名は『デビアス』という。
   ◆本拠地は地図の場所、すでにオランは混乱を広められたので大多数の仲間が本拠地へ帰った。
   ◆戦力は20人強、敵幹部デーモンはラグナカング、ザルバード、グルネルがいる。
   ◆ニーナは使えるので洗脳して連れて行ったらしい。
   ◆自分はハッキネン家という貴族のパーティーでもう1働きする予定だった。
   ◆オランにはもう1人グルネルがおり、
     そいつは今、ハッキネン家に使用人としてすでに潜入している。
ティート:しっかしデーモンとはね……いつの間にかそんなのと互角に渡り会える程、強くなっていたのね〜。12)
ポロ:無理無理! 絶対渡り合えないって!
ティート:でもこいつ(グルネル)捕まえられたじゃない?
ポロ:1匹だったからだよ!
サリオン:強さはこの際関係ありません。それよりハッキネン家へ急ぎ行きましょう!
バルク:残っているもう一匹のデーモン退治じゃな!
アリス:でも、もう精神力がかなり減ってます。
サリオン:ラーダの神官さんにトランスファーをお願いしましょう。
GM:では精神力は全員満タンでいいです。
サリオン:僕たちはこのままハッキネン家に行って、グルネルを倒します。神官さん達はさっきデーモンから聞いたこの計画を、他の神殿に伝えておいて下さい。
GM:「了解した」
ティート:あ、サリオンのお父さんはここに残って下さいね。敵に顔がバレていますし。
GM:「ああ……悔しいが仕方あるまい…頼んだぞサリオン」
サリオン:ええ、任せて下さい。
ポロ:どうせなら魔晶石とかも貸してくれないかな?
ティート:あ、欲しい欲しい(笑)
アリス:アリスも欲しいです!(笑)
GM:ラーダの高司祭様が言いましょう――「これも依頼の一環だろう。報酬の前払いという意味も込めて、持っていくといい」――5点分の魔晶石を5つ渡します。
ティート:ファイヤーボール5つ分ね。
バルク:そうじゃ、高司祭殿にハッキネン家への協力状を書いてもらえぬじゃろうか? わしらに協力してくれるよう、今回のことを上手くかいつまんで説明した書類を。
GM:では、その書類も渡してくれました。
ポロ:準備はこれぐらいだよね?
サリオン:そうですね……行きましょう!

◆地獄の業火に焼かれて

朝方強襲して、そのまま昼にもなっていないうちからハッキネン家へとやってくる一行。ラーダの書状で協力を取り付けると、屋敷内部をぐるっと見て回り――
サリオン:センスオーラの結果は?
GM:明らかに人間でないのが1人いました。付き添いの執事さんが――「最近入ったボーイですね」
ティート:どうしようかサリオン?
サリオン:そうですね。とりあえずこの執事さんにそのボーイを呼び出してもらいましょう。そして屋敷にいる他の人をそれとなく避難させる……がデータ的に言って正解ですね。
ティート:じゃあ闘うのは庭とか?
ポロ:ファイアーボール撃てるしね(笑)
ティート:そうそう(笑)
バルク:じゃが、空があると逃げられる可能性もないか?
アリス:お姉様の案にキューピーさんは口を挟まない!!(笑)
バルク:うお(笑)
サリオン:でも室内の方がいいですね。
アリス:このメガネまで!!(笑)
サリオン:さり気にメガネ呼ばわり続いてますよ……いえ、できれば壊してもいい室内に誘い込んで『……ガチャ、ファイアーボール、バタン』が良いかと(笑)
ティート:ああ、それいいわねサリオン!(笑)
アリス:さすがメガネ"さん"です!
サリオン:さん付けになった。格上げされたらしい(笑)
バルク:執事殿、すまんが壊れても良い倉庫のような場所に呼び出してくれんか? そこで悪魔を倒す。
GM:「わかりました」
そして、倉庫に1人入っていくボーイ。ちなみにセンスオーラで悪魔本人である事を確認しつつ――
ポロ:ドア開けるからティート姉お願いね!
ティート:任せて!
ポロ:じゃあ開けた! ガチャ!!
ティート:魔晶石から1発目ファイアーボール!(コロコロ)……15!
ポロ:ドア閉めるバタン!!
GM:抵抗しろ(コロコロ)……よし、抵抗!
ティート:ダメージは11点!
GM:窓ぐらいは吹き飛びました。では戦闘です! ポロから!
バルク:カンタマじゃ!
ポロ:わかったカンタマしつつ、ドアを開けるよ! 別にそれぐらいいいよね?
GM:かまいません。
ポロ:じゃあカンタマを全員に! それでまたドアを開ける! もっかいティート姉(笑)
GM:ドアを開けると部屋には土煙が舞い立ち、その中に青銅色の肌をした人型のレッサーデーモンがいます。
ティート:悪いけど遠慮するわけにはいかないの……魔晶石をもう1個消費! ファイアーボール!!(コロコロ)……6ゾロ!
GM:抵抗無理です。
サリオン:ティート! 全力で構いませんよ!
ティート:まかせなさい! 今日は自分のダイス忘れてポロの使っているから強いわよ! (コロコロ)……5ゾロ!!(爆笑)
ポロ:本当に回しているよ(笑)
ティート:(コロコロ)……合計20点のファイアーボール!!
GM:吹っ飛ぶ倉庫! 見える空! そしてふらふらのデーモン。
アリス:さすがお姉様です!!
ティート:アリス、とどめよ!
アリス:はい! ストーンブラスト(コロコロ)……15!
GM:抵抗しました。
アリス:ダメージは9点です!
GM:………………気絶。
一同:『早ッ!?』
サリオン:データ通りですね。
バルク:わしの出番なかったのう。
オランで活動するデーモンは駆逐した。しかし事件はまだ終っていない。一行はすぐさま敵の本拠地を叩くべく出発するのだった。
  後編へ続く――
ソードワールドリプレイ
『街を逃げ出す悪魔殺し(前編)』 了

【おまけ・専門用語解説】

1) ボーラ(武器):紐の先に重りがついたもの。相手の足に投げて、転ばせるのが用途。
  これをもってもグラランはグララン。使えるようになるかは甚だ疑問。
2) 以前の冒険でバルクは仲間から共通語を名前以外は正しく教わった。
3) なんかいろいろ間違ってる。店の中で武装をするな。使うな。
4) まっぴるまからフル装備にヒラヒラエプロンなんてあやしすぎ、正当な戦士のいでたちではない。
5) まっぴるまから鉄仮面かぶりっぱなしはあやしすぎ、正当なドワーフのいでたちではない。
6) ポロが言ってたことは大体全部本当。
7) 間違いだらけ。
8) 生ごみは肥料・燃料として再生可能。
9) ギルドに内緒で仕事をすると、とんでもないお仕置き(見せしめ・首輪付きただ働き)が待っている。
10) 一話で身売りされた経験があるらしい。
11) サニティ:人を正気に戻す魔法。以外と交渉にも役立つ。
12) 互角ではなく、いじめだったろうに。

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