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ソード・ワールドRPG
――フォーセリアと呼ばれる世界がある。そこは人間ばかりでは無く、エルフやドワーフなどの亜人たち、さらには竜や神といった怪物や伝承が現実に存在する世界。そして"魔法"の存在する世界。
――中世ヨーロッパに似て非なる異世界……ある時、誰かが言った――剣と魔法の世界フォーセリアと。
2004年5月16日セッション開始
シナリオ『悪人をさがせ!』リプレイ


百年の虚読SWリプレイ(6)

街を逃げ出す悪魔殺し デモンスレイヤー (後編)


◆成長申告をお願いします

GM:ではオランの悪魔を倒した後半戦です! とりあえず成長申告お願いします。
ティート:何か上げたいなぁ。
アリス:貯めた方がいいのかなぁ…セージは取りたく無いし……。
バルク:わしは歌が歌えるようになるぞ!
サリオン:バード取ったんですか!?
バルク:いや、バトルソングを唱えられるようになっただけじゃ(笑)1)
サリオン:なんだ、びっくりしましたよ(笑)
ティート:しかし今回の事件、前回の御神体の時のダークエルフと関係があるのかしら?
ポロ:ああ、ティート姉の兄弟が出てきたヤツね(笑)
ティート:私はダークエルフじゃないって!
サリオン:そうですよ、ティートは邪悪や悪巧みって方向と違いますし。
バルク:お気楽、極楽の方向じゃからなのう。
ポロ:僕と同じー(笑)
アリス:お姉様って実はグラスランナー!?(笑)
ティート:違う違う、私はグラスエルフだから(笑)
サリオン:混じってますね。
ティート:肌は黒くならないけど、背が縮んでいくの(笑)
アリス:いずれアリスと同じ身長になります(笑)
GM:さて、そろそろいいですか? まずはサリオンから。
サリオン:僕は成長ありません。貯めて終了です。
ティート:私はセージを4レベルに上げて終わり、取った言語は西方語の読文ね。
サリオン:もっと役に立ちそうなのを覚えないのですか?
ティート:ドワーフ語やゴブリン語は綺麗じゃないから覚えたくない。
バルク:偏見じゃ! ゴブリンと一緒にするでない!!
GM:ではポロ。
ポロ:シーフを6レベルにアップ!
一同:『なにーー!』
ティート:私なんて最大ソーサラーの4レベルなのよ!? 2レベルも差を付けるつもり!!
サリオン:ここは貯めませんか? ヘタにレベル上げると強力な敵が出てきますよ?
ポロ:そうなのか……じゃあ5レベルのままでいいや、貯めておく〜♪
ティート:と、言うより、せっかく余りまくっているならバード上げたら?
ポロ:そう言えばそうか……バード4レベルにして……そうだなぁ呪歌は『サモン・スモール・アニマル』! 言葉はジャイアント語を覚えよう。
アリス:アリスも成長無しです!
バルク:わしはプリーストが5レベルになった! バトルソングも歌えるし、キュアも28回かけられるぞ(笑)


ティアリート(ティート)
  ソーサラーのエルフ(女)。魔法の発動体は特別仕様の『髪飾り型』である。頭を振りながら魔法を飛ばすのが嫌で、華麗に踊りながら魔法を飛ばすという意味だけにバードを1レベル持っている。めんどくさがり屋のせいか、やる事なすこと大味である。トラブルメーカーの弟分と天然な妹分の保護者である。
  知力が最大値の24だがいかんせん使い切れていない。使い魔のピースは白鳩。一人称は「私」。



サリオン・ヒューズ
  メガネをかけた人間の男(18歳)。口癖は「データ的に言って……」なラーダを信仰する神官戦士。普段は冷静なわりに、いざ自らの知識欲を満たせる機会にめぐり合うと、躊躇無く自分の欲望を優先する危うさを持つ。
  オランには実家がありサリオンは父親似では無く母親似である事が発覚した。規格外な行動を取るこのパーティーを、なんとか社会的に繋ぎとめているパーティーリーダーである。一人称は「僕」。



ポロ・トリス・ペンネ
  グラスランナーの男。外見子供の一人称は「ぼく」。何も考えずに思いつきで行動し、その場の勢いに流され突き進み、結局「役に立たない」と皆から言われるも本人はまったく気にしていない。
  本名はポロだがいろいろあってポチと呼ばれたりする。ムードメイカー兼トラブルメーカー。最近手癖が悪くなってきた。基本的に頑張りに対して正当な評価はされない。



バルク
  パーティーに振り回されている男ドワーフ102歳。サリオンの計略でゴブリンに捕まり責め苦を受ける。助け出された時、その髭はつるつるに剃り上がり髪も頭頂部をわずかに残すだけであった。マトック(ツルハシ)を振り回すキューピーの誕生である。フルヘルムな兜をかぶってQPな秘密を隠している。パーティーの不幸を一身に背負っている。最近キューピーのあだ名が定着しやしないかと恐れている。一人称は「わし」。



アリセリス(アリス)
  ハーフエルフの女の子で年齢は14、5歳。ターシャスの森にいた頃、ティートの事をお姉様と呼び親しんでいた。ティートが森を出たのでそれを追って自分も森を出てきてしまった妹分。エルフの中で育ったせいか、はた実年齢(20歳)の割に精神年齢が低く自分の事を「アリス」と呼ぶ。天然系である。
  ポロにだけはため口なのは友情の証か、それとも年下だと考えているからか……今の所不明。


 キャラクター名:ティアリート
 種族:エルフ(女)
 冒険者レベル:4
 A:10 B:C:12 D:12 E:F:G:H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:20(+3) 
 知力:24(+4) 筋力:2(+0)
 生命力:8(+1) <抵抗力5>  
 精神力:16(+2) <抵抗力6>

 技能名:
  セージ  :4Lv
  バード  :1Lv
  ソーサラー:4Lv
  シャーマン:1Lv
 キャラクター名:サリオン・ヒューズ
 種族:人間(男)
 冒険者レベル:5
 A:11 B:C:D:E:10 F:G:11 H:
 器用度:18(+3) 敏捷度:16(+2) 
 知力:16(+2) 筋力:18(+3)
 生命力:19(+3) <抵抗力8>  
 精神力:17(+2) <抵抗力7>

 技能名:
  ファイター:5Lv
  セージ  :3Lv
  プリースト:3Lv(ラーダ)
 キャラクター名:ポロ・トリス・ペンネ
 種族:グラスランナー(男)
 冒険者レベル:5
 A:B:16 C:11 D:E:F:G:13 H:11
 器用度:23(+3) 敏捷度:27(+4) 
 知力:16(+2) 筋力:5(+0)
 生命力:15(+2) <抵抗力7>  
 精神力:24(+4) <抵抗力9>

 技能名:
  シーフ  :5Lv
  レンジャー:2Lv
  バード  :4Lv
 キャラクター名:バルク
 種族:ドワーフ(男)
 冒険者レベル:5
 A:16 B:C:D:E:10 F:G:13 H:15
 器用度:19(+3) 敏捷度:10(+1) 
 知力:9(+1) 筋力:19(+3)
 生命力:22(+3) <抵抗力8>  
 精神力:28(+4) <抵抗力9>

 技能名:
  ファイター:4Lv
  セージ  :1Lv
  プリースト:5Lv(マイリー)
  クラフト :5Lv(鍛冶)
 キャラクター名:アリセリス
 種族:ハーフエルフ(女) ※エルフに育てられた
 冒険者レベル:5
 A:B:C:10 D:10 E:F:G:10 H:
 器用度:17(+2) 敏捷度:18(+3) 
 知力:20(+3) 筋力:9(+1)
 生命力:14(+2) <抵抗力7>  
 精神力:19(+3) <抵抗力8>

 技能名:
  レンジャー:5Lv
  シャーマン:4Lv


◆いざ行かんデーモン退治!

オランにてデーモン達の支部を潰した一行。今は見つけた地図を元にオラン近郊の森の中を行軍していた。いるのはいつものメンバー5人、そして各神殿から派遣された神官戦士5人の計10人だった。
GM:結局、悪魔討伐は正式な依頼として頼まれます。その理由としてはすでに事情を知っている事、それにオランでも悪魔を倒せるほどの実力者は、そこまで人数がいないという事が上げられます。
サリオン:街に混乱を招きますし内密な任務ですね。
アリス:あ、街を出る前にウンディーネをお友達にしておきます。
ティート:そう言えば、敵に炎を吐く悪魔がいたわね?
バルク:ティートはウンディーネを支配しないのか?
ティート:私はシャーマン1Lvだから無理なの(笑)
サリオン:僕は到着する前にインスピレーションをやっておきます。
ポロ:ねぇオランで買い物しておいて良い? 宝石3つぐらい売ってエンチャントウェポンのコモンルーン買っておく!
ティート:宝石? そんなの持ってたっけ?
サリオン:ガメルは増えると持ち運びしやすいように宝石に換金できますから。
ティート:なるほど。
ポロ&アリス&バルク:『………………』2)
サリオン:でも炎対策は欲しいですね。
GM:では1枚だけ神殿から耐火の護符を貸し出した事にしましょう。3)
サリオン:一応ティート持っていて下さい。
ティート:耐火の護符っと。
バルク:準備はこんなもんか?
サリオン:そうですね。僕はロングボウを買っておきましょう。ファイター技能で使える事を知りました。
GM:ああ、それとですね。オランの各神殿からファイター4Lv、プリースト4Lvの神官戦士がそれぞれ1人ずつ派遣されます。
サリオン:ファリス、マーファ、ラーダ、マイリー、チャザの5人ですね。
ポロ:それぞれのメンツもあるんだろうなぁ。
GM:ではそんな+αなメンバーで森を進むこと3日、遠くの方に遺跡のようなものが見えてきます。
バルク:地下への入り口か?
GM:あ、いえ、説明間違えました。古代文明時代に作られた別荘と言った感じの2階建て建造物です。その周囲は壁で囲まれています。
ポロ:壁に囲まれて……門からしか入れないって感じかな?
GM:そうですね。ここからだと正面の門が見えます。
サリオン:門番はいますか?
GM:黒い犬が2匹います。セージでチェックして下さい。
アリス:お姉様! あの黒い犬はなんですか!?
ティート:あれはね(コロコロ)……セージで11(笑)
バルク:(コロコロ)……12じゃ。
サリオン:まずいですね。僕も13です。
ポロ:皆低ッ!!
GM:全員残念、14でした。わかりません。
ティート:あれは……普通の黒い犬ね。
アリス:どーべるまん…とかそんなのですね♪
ティート:でもちょっと自信無いのよね……サリオン、データで確認してくれない?(笑)
サリオン:僕にネタを振りますか(笑)……あれは、モンスターの可能性がありますね。
ポロ:サリオンつまんなーい! キューピー君、座布団一枚持っていきなさい!(笑)
バルク:だれがキューピーか! だいたいそういう場面でもないだろうに。
GM:あ、精霊使いのお2方、インフラビジョン(サーモグラフィ)で見てみると、2匹の犬は通常より体温が高いです。
アリス:お姉様! あの犬2匹とも風邪引いてます!(一同爆笑)
ティート:そのようね(笑)
ポロ:うわ〜〜みんな駄目駄目だー(笑)
サリオン:距離は?
GM:気が付かれてない事を考えて……50mと言った所ですね。
サリオン:弓の距離ですね。
アリス:お姉様、相手は所詮犬です! アリスがサイレンスを2倍消費でかけますから、そのまま射ちましょう!
ティート:そうね! しょせん犬だしね(笑)
ポロ:しかも風邪引いてるしね(笑)
バルク:良いのかのう…こんな計画の無い作戦で。
サリオン:仕方ありません、データが足りないのですから。
アリス:じゃあやりまーす! サイレンス〜〜(コロコロ)……11!
GM:犬にはかかりませんが、場所にはかかりました。静かになります。
ティート:さぁ弓の出番よ! やっちゃいなさい!
ポロ:ぼくはどうしよっかなぁ。
ティート:ただの犬よ?
ポロ:そっか! 全力移動で犬に接敵した(笑)
ティート:私は20m移動して終了ね。
アリス:ロングボウで(コロコロ)……命中10です!
GM:避けました。
サリオン:次は僕ですね……弓で(コロコロ)……ファンブル(笑)
バルク:ファンブルという事はポロに命中じゃな?(笑)
サリオン:そうなんですかGM?
GM:え〜っと……どっちでもいいです。
サリオン&ティート&バルク:『じゃあ当たったで』(一同爆笑)
アリス:そうなんですか!?(笑)
ポロ:アリス〜〜こういうノリの人達だから気をつけようね(泣)
アリス:はい、次からはノリ遅れないように気をつけます!(笑)
ティート:グッ♪
GM:ではサリオンはもう一度命中振って下さい。それを目標値にポロは避けましょう。
サリオン:(コロコロ)……16で命中です。
ポロ:(コロコロ)……避けた! サリオンの方見てギャーギャー叫ぶ!
バルク:サリオン、何か向こうでポチが口をパクパクしておるぞ?(笑)4)
サリオン:ポチですから犬同士通じ合うものがあるんじゃないでしょうか?(一同爆笑)
ポロ:サイレント嫌ーーー!(笑)
GM:では黒犬です。1匹がポロに12で炎を吐きます。抵抗して下さい。
ポロ:抵抗成功。
GM:7点ダメージです。もう1匹は14で噛み付きます。
ポロ:炎は2点通った。噛み付きは避けたよ。
ティート:犬が3匹平和そうに遊んでいるわね(笑)
ポロ:犬は炎吐かないって!(笑)
アリス:風邪引いてるから炎吐くんだよ♪(笑)
バルク:わしが行くと金属鎧でうるさいしな、ここで5人の神官戦士ズと一緒に待機していよう。
GM:では次のターンに入る前に、犬が炎吐いたんでもう一度セージ判定して下さい。目標値も12でいいです。
ティート&ティート:『成功』
バルク:失敗。
ティート:サリオン、私達はとんでもない勘違いをしてしまったようね。
サリオン:そうですね。あの犬は地獄の番犬と呼ばれるヘルハウンドです。
ティート:あ、サリオンとは距離離れているから話せないんだった(笑)
ポロ:ぼくなんてずっと犬だと思って戦わないといけないんだぞ!(笑)
GM:そんなポロです。
ポロ:命中14! ダメージ10点! 犬が炎吐くなー!
ティート:次は私ね。エネルギーボルトを2つ浮べて、犬2匹に(コロコロ)……低い12。
GM:抵抗です。
ティート:それぞれに10点ね。
GM:魔力高すぎですよー。
アリス:アリスはお姉様の横に並びます。18m移動して弓を放ちます!
サリオン:走って行って弓……ちょっとカッコいいですね。
GM:でも乱戦なので1D振って1を出したらポロに当たるって事で。もうファンブルしてもポロには当たりません。5)
ポロ:よかった〜。
アリス:命中(コロコロ)……16! 1Dは(コロコロ)……1(一同爆笑)
ポロ:よくなーい!!!(笑)
サリオン:アリスもうちのお約束をわかってきましたね(笑)
ポロ:そんなお約束はティート姉だけで十分だよ! そこまで見習わないでよ!
GM:ではポロは避けてください。
ポロ:16以上、16以上(コロコロ)……よし! 避けた! 何すんのさアリスまでー!! パクパクパクパク(笑)
バルク:また犬が何か言っておるのう。
サリオン:何を言っているかさっぱりわかりませんね。
ティート:アリス、犬ならなんでも射っていいってわけじゃないから気をつけてね?(笑)
アリス:はいお姉様! アリス間違えちゃった♪(笑)
ポロ:可愛い子ぶんなーー! こっちは生死ギリギリだよ! パクパクパクパク!(一同爆笑)
と、面白いのもここまで、その後は順調に2匹を倒す一行。しかし、毎度のことながら作戦は破綻するわけで――

◆さぁ見つかった。どうしよう?

GM:戦闘は終りましたが、最後に屋敷の敵が気がついたかどうかの判定だけしましょう。ポロなんて思いっきり正門の所まで来てますしね(笑)
ポロ:あ゙。
サリオン:そう言えば弓で射抜く作戦だったのに、どうしてポロは前に出ているのです?
ティート:そう言えばそうよね。
ポロ:え〜〜と……なんでだろう?(笑)
GM:とは言え、襲撃に来る事をこっちは知りませんでしたし、1Dで5か6が出たら気がついた事に(コロコロ)……――
一同:『6(苦笑)』
GM:屋敷が騒がしくなっていきます。
ポロ:聞こえなーい(笑)
サリオン:ジェスチャーで伝えます。戻ってくるように手招きします。
ポロ:なんだろう? と思って合流する。
ティート:私とアリスも後ろ組と合流しましょう。
GM:わかりました。そうやって全員が合流したあたりで、屋敷の中から4人の人間が出てきます。2人がそのまま正門に留まり、残り2名がそれぞれ裏に回って行きます。
バルク:警戒されてしまったようじゃのう。
アリス:お姉様、アリス精神力が不安です!
ポロ:ぼくも生命力が欲しいー! さっき炎で焼かれたー!
ティート:じゃあ神官戦士ズにキュアを――
サリオン:いえ、精神力1点でキュアを使えるバルクが回復、その後、トランスファーを神官ズにかけてもらいましょう。できる限り節約しておいた方がいいです。
バルク:じゃあわしがかけるか――
そして生命力・精神力を全快にし、再度作戦を練り直す一行。
ティート:さて、どうすればいいかしらサリオン?
サリオン:そうですね。とりあえず裏の見張りがどこにいるか把握する為にも、一度裏に周りましょう。左回りで。
GM:側面に周ると1人が後ろに行っては、側面まで戻ってきてってのを繰り返しています。逆の側面の見張りも同じ行動だと思われますね。
サリオン:左側面と後ろ半分…と言った所ですね。もう1人は右側面と後ろ半分。
アリス:どうするんですかお姉様?
ティート:1人ずつやっちゃいましょう。アリスとサリオンが弓で、ポロは速攻近づいて移動阻止。
サリオン:ま、それしかありませんね。もっと別の方法もありますが、一応僕の母さんが囚われていますし、あまり時間をかけるわけにはいきません。
ティート:うん、決まりね。
ポロ:え〜またぼくだけ先行なの? 狙い定めて射手だけでできないの?
アリス:あ、そうか! 狙いを定める事ができるんだった! 隠密で4ターンぐらい隠れていれば、1撃で落とせるかも!
ティート:狙い?
GM:1ターン狙いをつけるごとにクリティカルが1下がるんです。もちろん1ターンごとに見張りも発見できるかの判定はしますけどね。
アリス:そこはレンジャーの潜伏で隠れながら狙います。カモフラージュかな? (コロコロ)……とにかく13で隠れた!
バルク:もう狙っているんじゃな(笑)
GM:(コロコロ)……気がついた(笑)
ポロ:駄目じゃん!
アリス:もう撃つ!(コロコロ)……18!
GM:かわせません。
アリス:ダメージは……12点。
GM:ちょっと痛いかな。
サリオン:仕方ありませんね、僕も撃ちます(コロコロ)……命中12!
GM:(コロコロ)……ダイス目が低い、当たりました。
サリオン:ダメージが(コロコロ)……17点です。
一同:『おお〜〜』
アリス:さすがメガネさんです!
サリオン:筋力と追加ダメージが違いますからね。
GM:最初の矢が肩口に刺さり、見張りが叫びをあげようとしたら、胸に一本壁に縫い付けられます。死亡しました。
バルク:やるのうサリオン。
サリオン:データ通りです。では右側面に回って同じ作戦で落としましょう。
右に周りこんで同じ事をする一行。今回はアリスの隠れんぼが上手く行き、クリティカル…見張りを一撃で倒す。
サリオン:これで後ろの見張りは2人とも倒しましたね。
GM:後ろに周ると裏口があります。
ティート:確かここって正門以外は、これが唯一の出入り口よね?
ポロ:なにをする気、ティート姉?
ティート:正門から攻略する事を前提に、敵に逃げられないようにここにトリガーを仕掛けておこうかと……。
バルク:正門から行くのは賛成じゃ。じゃがデーモンって空飛ぶんじゃないのか?
サリオン:前情報で知った残り悪魔のうち、空を飛べる悪魔は?
GM:ラグナカングという悪魔だけ空を飛べます。あとは飛べません。
ポロ:みんな歩いて逃げるんだ(笑)
GM:このゲーム、なぜか悪魔に歩いて逃げろと言っているんです(笑)
ティート:じゃあ問題ないか。裏口の扉にトリガー:ファイアーボール(コロコロ)……成功。発動条件は「扉に誰かが触ったら」にする。
GM:わかりました。
アリス:では正門ですねお姉様!
ティート:ええ、行きましょう。

◆正門の激闘

ラーダとチャザの神官戦士ズにトランスファーしてもらい精神力を回復させるティート、そして正門50m付近に再び潜伏する一行。
ポロ:ぼくは全力移動で残り27m付近まで近づいておく。
アリス:じゃあ隠れまーす(コロコロ)……12!
GM:発見(コロコロ)……13!
アリス:バレた!?
一同:『撃てーーーー!!!』(笑)
アリス:はーい♪(コロコロ)……命中16! ダメージ12点!
バルク:第二番砲台……ってーー!!(笑)
サリオン:(コロコロ)……15で命中のダメージ17点です。
GM:(コロコロ)……うわっ、1人いきなり倒れたよ(笑)
サリオン:正門は1人! でも確実に救援を呼ばれるでしょう。僕より遅い人は移動して下しさい。
ポロ:バルクだけだよ(笑)
バルク:じゃあわしだけ移動じゃ、突貫突貫突貫!
GM:では残った一人が――「敵襲〜!!!」と叫んで戦闘に入りましょう。
ティート:敵は今のところ1人?
GM:いえ、敵襲の叫びを聞いて2階の窓に4人の影が映ります。
ポロ:ぼくは普通に移動して27m、残った見張りを殴る!(コロコロ)……命中17! ダメージが(コロコロ)……回った!(コロコロ)……14点!
バルク:非力じゃのう。
ティート:私は待機。
アリス:お姉様どうしましょう!? 正門の残った見張りを狙うと、またポチに当たるかもしれません!(笑)
ティート:問題ないからやっちゃいなさい(笑)
アリス:わかりましたー♪
ポロ:ちょっと! その会話なにか変だから!(笑)
GM:1Dで1だとポロに命中です。
サリオン:ま、さっきもやりましたし2回はデータ確立的にありまえませんよ。
アリス:(コロコロ)……命中は16で1Dが(コロコロ)……5!
サリオン:やはり。
アリス:お姉様ごめんなさい。アリスはまだまだお約束が守れません(笑)
ポロ:だからそんなお約束はいらないって!(笑)
GM:(コロコロ)……ちなみに避けれません。
アリス:ダメージは13点です。
GM:残っていた2人目も倒れました。
アリス:これで見張りは誰もいなくなりました!
バルク:じゃが窓に怪しい影4つ…じゃったな?
GM:次はその影達です。まずはポロに弓矢が2本来ます。(コロコロ)……12と10で命中です。
ポロ:まぁ正門にいるのはぼくだけだしなぁ(コロコロ)……うん、両方共避けた。
GM:次にファイアーボールが正門に飛んできます。10で抵抗して下さい。
ポロ:……余裕で抵抗!
サリオン:耐火の護符はポロに持たせるべきでしたね。
ティート:今更ね。私が持っちゃってるし(笑)
GM:ダメージは抵抗されたので9点です。
ポロ:4点来た〜残り11点〜♪
GM:こっちはこれで一端終了です。
サリオン:ファイアーボール撃ったって事は、窓は割れたのですか?
GM:いえ、最初から開けっ放しです。ちなみにファイアーボールを撃ってきたのはシルエット的に、前回オランで倒したグルネルっぽいですね。6)
サリオン:そいつに向かって撃つ!(コロコロ)……17命中! ダメージは(コロコロ)……回った!(コロコロ)……24点!
ポロ:高ッ!
GM:でも一撃じゃまだ死なない。
サリオン:ちッ! 窓から転げ落ちる悪魔を見てみたかったのですけどね(笑)
GM:では4人目が窓から飛び出してきて、ポロの目の前に着地します。
ポロ:ラグナカングが飛んできたー!7)
バルク:わしは30m近づいて終了。
ティート:待機していた私も20m近づいて終わり。
GM:ではターンの最初です。3人残っていた窓の影がいなくなります。そしてポロの目の前には体長3mもの二足歩行な竜がいます。
ポロ:とりあえずその悪魔に命中17! ダメージ8点!
GM:当たりはしますが、まったくダメージが通りません。ガキンッ!
ポロ:うわ、やっぱぼくは非力だよ〜。
ティート:次は私ね。窓にいたのが降りて来て屋敷から出てきそうだから、屋敷の扉の前にバルクをクリエイトイメージ!(コロコロ)……3(笑)だから11で成功! ちょっとした時間稼ぎね。
サリオン:雑な造りのバルクですね。ディティールが大雑把ですよ(笑)
ティート:ま、バルクなんてあんな感じでしょ?(一同爆笑)
バルク:納得いかんぞその理由!(笑)
アリス:18m移動、お姉様に近づいてから、ラグナカングに(コロコロ)……17命中です!
GM:まぁでかいからポロへの乱戦判定はいらないでしょう。17なら命中します。
アリス:(コロコロ)……ダメージが11点です。
GM:かすり傷程度ですね。
アリス:それは固いです。
サリオン:ならば僕が貫こう。(コロコロ)……あ、当たらないかもしれません。11で命中。
GM:8なので当たります。
サリオン:(コロコロ)……く、せっかく当たったのにダメージが低い。11点。
GM:貫けませんでしたね。かすり傷です。ではラグナカングの攻撃です。ポロに牙と尻尾で(コロコロ)……13と14!
ポロ:二回攻撃かぁ(コロコロ)……15と18で避けた! グラランの本領発揮!!(笑)
バルク:わしはラグナカングに接敵して終了じゃ! やっとここまでこれた!
GM:ではラウンドの最後、屋敷から人間の戦士が2人、HPを回復させたグルネル、そしてサリオンの知っている女性神官の計4人が現れます。
サリオン:母さんか。アリス、母さんが魔法を唱えられないように頼みます。
アリス:はい!
ポロ:じゃあ最初はぼくだよね? ラグナカングはバルクに任せて、今出てきたニーナさん(サリオンママ)に攻撃! (コロコロ)……命中16のダメージ9点!
GM:(コロコロ)……1点通りましたね。
サリオン:………………。
ティート:次は私ね。ワラワラ出てきた所にファイアーボールが効率いいんだけど……やっぱやめよう。
ポロ:ふぅ。
ティート:サリオンのお母さんがいるしね。
サリオン:助かります。
ポロ:って! ぼくもいるって!(笑)
ティート:待機、ちょっと考える。
アリス:アリスは達成値+2の3倍がけでメガネさんのお母さん中心にサイレンス(コロコロ)……17!
GM:人間2人ともが沈黙、グルネルも沈黙、ニーナが(コロコロ)……沈黙した(笑)
ポロ:ぼくは抵抗(笑)
サリオン:完璧ですね。
GM:次はサリオンです。
サリオン:出てきた戦士の1人に(コロコロ)……ファンブル。
アリス:メガネさんが動揺してます!(笑)
サリオン:さすがに母親でてきましたので、ちょっと(笑)
GM:ではこっちです。まずはグルネルが何か叫ぶが聞こえずに終了。さらに人間その1とその2が、バルクコピーを攻撃してスカッ! スカッ! ニーナも沈黙して終了。
ティート:このターンは作戦勝ちしているわね。
GM:ではバルクにラグナンクが攻撃します。牙で13命中、尻尾で15命中です。
バルク:(コロコロ)……牙はかわした。が尻尾は食らった。
GM:ダメージは17点です。
バルク:くっ……6点通ったか。
GM:と、毒も入ります。生命力抵抗で13です。
ティート:毒!? そんなのもあるんだ!
サリオン:悪魔ですしね。
バルク:ふん! 13など(コロコロ)……抵抗成功! 効かん効かーん! そしてわしじゃな! 反撃のマトック(コロコロ)……13命中!
GM:当たります。
バルク:(コロコロ)……おお6ゾロ(コロコロ)……26点ダメージ!
ポロ:桁が違う(笑)
GM:でも倒れませんよ。さすが戦士系デーモン!
バルク:おのれ、なかなかやるのう!
ティート:じゃあ待機していた私の行動。距離を拡大してサリオンとアリスにファイアウェポン!(コロコロ)……成功!
サリオン:え? でもこれって弓ですよ?
ティート:あ、じゃあ矢が一本燃えて終了?(笑)
GM:いえ、弓が燃えて矢も無限に燃えますから便利です。
ティート:それは便利ね。
GM:では次のターン!
しかし、次のターンの始まる前、ティートにトランスファー。ポロとバルクにキュアが神官戦士ズから飛び――
ポロ:ぼくは待機!
ティート:私も待機。
アリス:グルネルにファイアーアロー(笑)(コロコロ)……18命中のダメージ15点! お姉様、凄い強化されています♪
ティート:もちろん! でも怖いのはサリオンの威力だったり(笑)
サリオン:ではグルネルに(コロコロ)……クリティカル命中! ダメージは(コロコロ)……また回った(笑)(コロコロ)……28点!!
GM:グルネルは頭を矢で吹き飛ばされて死亡です。
アリス:ナイスですメガネさん!
サリオン:自分で射っておきながら……偉い威力でした(笑)
GM:ではこっちですね。バルクコピーはニセモノと気がついたので、人間2人がポロに――
ポロ:16と15で回避するよ。
GM:(コロコロ)……避けられました。せめてラグナカング! バルクに牙で15! 尻尾で14!
バルク:牙は当たった。尻尾は避けた。
GM:では牙がダメージ17点。毒抵抗も13です。
バルク:かなり来たな……毒の抵抗は抵抗じゃ。
GM:で、ニーナは声が届かないと気がつき、屋敷に逃げ込んでいきます。
サリオン:母さんに逃げられましたね。
バルク:ではわしの番じゃ! (コロコロ)……うらっ! 命中14のダメージ17点じゃ!
GM:む、まだまだ!!
しかしその後、人間1人が炎の矢とポロのクリティカルで落ち、ラグナカングも次のバルクの強打ツルハシ攻撃により撃沈する。
  そして残った一人は一行に降参したのだった。

◆扉の前で……

神官戦士ズに生命力・精神力を回復してもらい。捕まえた人間にボスの部屋までの道案内をさせる一行。
GM:と、言う訳で大きな部屋の豪華な扉の前にやってきました。
サリオン:バルク、案内人に裏切られると困りますから――
バルク:うむ、気絶させるか。
GM:では捕まっている人間は気絶しました。
ティート:でもこんな大きな屋敷なのに、どこも探索しないでいいの?
ポロ:あきらかにGMの予定が狂っている気がするよね?(笑)
サリオン:何を言っているのです。今までGMの予定通りに進めれたセッションがありましたか?
バルク:決してGMの裏をかこうとしている訳でも無いんじゃがな……ホームページにアップされた後のシナリオを見ると、GMが可哀想になるからのう(笑)
ティート:それは私も思った(笑)
GM:ううう……今回だって潜入シナリオなのに……どうして強襲シナリオに……。敵20人以上いるって情報忘れたんですか?
ティート:サリオン、20人って多いの?
サリオン:戦い方次第ですね。
ポロ:シナリオが予定通り行かないのは、だいたい誰かさんのせいだってのがわかるよね(笑)
アリス:あ、そうだお姉様! 気絶させた人から部屋の中にいる敵のメンバーについて聞き出したらどうでしょう?
ティート:それもそうね。バルクもっかい起して!
バルク:ではカツ! と起こそう。で、敵はどんなやつらが何人いるんじゃ?
GM:その人間の話だとボスが変わったらしいです。
バルク:ボスが変わった?
GM:はい、本当のボスである悪魔『デビアス』はすでに別の場所へ移動したらしい。今この屋敷にいるのはボス代行の上半身がミミズクの悪魔です。
ティート:セージチェック(コロコロ)……15。
GM:ならわかります。上半身がミミズク、下半身が山羊みたいな悪魔。幻覚を見せその幻覚で精神力を減らして下僕にします。名前はマリグドライ。8)
ティート:魔法使いの私は相性の悪い敵ね。
GM:ただ、ダメージを食らった次のラウンドは幻覚攻撃が使えないんで、毎ラウンドダメージを与えられれば問題ありません。
サリオン:悪魔に毎ラウンドですか。
ポロ:サリオンとバルクに期待(笑)
サリオン:……ちょっと待って下さい。本当のボスがいなくなったのなら、母さんの洗脳は解けないのでは?
GM:いえ、どうやらニーナはここに残すためにマリグドライに洗脳の手綱を渡して行ったらしいです。
サリオン:では代行ボスのマリグドライを倒せばいいのですね。
バルク:そう言えば神官戦士ズの残り精神力はどうじゃ?
GM:ラーダとマーファとチャザが1点しか残っていません。ファリスとマイリーはまだ満タンです。
バルク:乗っ取られると危険じゃから、この3人は置いていかんか?
サリオン:そうですね。この3人は案内役と一緒に部屋の外で待っておいてもらいましょう。
バルク:よし、今回わしはバトルソングを歌おう。命中が+2になるしの!
サリオン:たしかに、その方がマリグドライにダメージが与えやすいですね。
ティート:じゃあバルクが歌を歌い出したら突入しましょう。
バルク:では(コロコロ)……12成功!――わーれらはマイリー!(←歌い出した)
アリス:唱和しましょう♪
ポロ:バールクはキューピー!(一同爆笑)
バルク:歌詞が違うじゃろうが!!!(笑)
サリオン:では扉を開きますよ!

◆決戦、マリグドライ!

その部屋にはミミズクの頭をしたマリグドライ。そしてラーダ神官のニーナ、それに人間の戦士が4人控えていた。
GM:マリグドライはニーナの首に爪を当てて――「言う事を聞け、この人間を殺すぞ」
サリオン:ゔ。
ティート:頭いい悪魔ね。
アリス:お姉様! 梟がなにを喋っているかアリスにはさっぱりわからないです!
ポロ:そうか、悪魔だから下位古代語だよね?(笑)
サリオン:ティート、どう思いますか。あの梟、何か訳のわからない言語を使ってますよ(←下位古代語は理解しているセージ3Lv)
ティート:きっと梟語ね。気にする必要は無いわ!――と共通語で堂々と(笑)
GM:「何だ!? こいつら下位古代語もわからんのか?」                           イラスト
サリオン:ところでマリグドライの敏捷っていくつですか?
GM:14です。
サリオン:行けますね。先制でやりましょう。ポロ、行って下さい!
バルク:それでいいのか? と思いつつ歌っていよう。
ポロ:じゃあやっちゃうね! マリグドライに急接近でなぐる! 命中は18で強打!!
GM:無理です。
ポロ:9点ダメージ!
GM:羽毛で防ぎます。
ティート:魔晶石5点潰してパラライズ! 一応人質いるし(コロコロ)……1と2で3! 合計12!(笑)
GM:16で抵抗します。
アリス:次はアリスです! 弓で(コロコロ)……16命中! ダメージは9点!
GM:それも羽毛で防ぎます。
サリオン:ちょっと皆の想いがわかりました。意外と冷たいものです。
ポロ:ちーがーうー(笑)
ティート:わざとじゃないから(笑)
アリス:なぜか上手く力が入らないのです(笑)
サリオン:もういいです(笑) 自分で行きましょう。マリグドライに走りこんで(コロコロ)……斬る! 19命中 ダメージ10点!
GM:ちょっとだけ通った。
サリオン:防護点が9点という所ですか。
ポロ:まわんないと駄目だなぁ。
GM:ではマリグドライです。ニーナを殺すと戦力ダウンなので……サリオンに爪で二回攻撃(コロコロ)……15と14で命中。
サリオン:(コロコロ)……片方だけ当たりました。
GM:では16点ダメージです。
サリオン:痛いな、9点来た。
GM:次は神官戦士ズです。
ティート:後衛の私とアリスを守って欲しい。
GM:わかりました、敵の人間戦士4人がティート達の方へやってきますが、神官戦士ズが1人で2人を相手にして戦いだします。
ティート:うん、ありがとう。
アリス:ありがとう御座います!
GM:最後はバルク。
バルク:わーれらはマーイリー♪
ポロ&アリス:『バールクはキューピー♪』(一同爆笑)
バルク:そこ、ハモるな!!(笑)
………………………………………………………………………………………………
サリオン:ポロ、僕の母さんを気絶させて下さい。
ポロ:りょーかーい、ライトフレイルだから手加減の強打で……ニーナに(コロコロ)……14!
GM:(コロコロ)……8、当たります。
ポロ:(コロコロ)……う、9点だ。
GM:痛くない。ニーナはポロを睨みます。
ティート:今のサリオンは銀の武器だし……アリスの弓にファイアーウェポン! 成功!
アリス:わかりましたお姉様! (コロコロ)……ファンブル。ごめんなさいお姉様!(笑)
サリオン:マリグドライに(コロコロ)……18命中の14ダメージ! 5点入っただろう!
GM:うー入りました。しかし次の行動でニーナがマリグドライの生命力を回復させます。そして全快したマリグドライがサリオンに(コロコロ)……13とクリティカル!
サリオン:(コロコロ)……13は回避しました。クリティカルは無理です。
GM:ダメージは16点です。
サリオン:痛いな…神官戦士ズに回復をお願いしたい。
GM:では神官戦士ズの一人が(コロコロ)……サリオンを9点回復です。もう1人は戦って終わり。
バルク:わしじゃな! まだ歌っていた方が良いじゃろうな。
GM:神官戦士ズが2対1で戦っていられるのはバトルソングのおかげです。
バルク:では歌っていよう、わーれらはマイリー♪
ポロ:がーきだーいしょー♪(一同大爆笑)
バルク:それ言っちゃ駄目だろう(笑)
ティート:ま、気持ちはわかる。あきらかにソレの替え歌だったし(笑)
………………………………………………………………………………………………
ポロ:じゃあニーナに(コロコロ)……手加減の15命中! ダメージは(コロコロ)……回って(コロコロ)……15点!
GM:倒れません。ニーナさんのメガネがキラーンッ!
ポロ:ガクガクガク、ちょっと怖い(笑)
ティート:さて私ね。いい加減めんどくさくなってきた。
サリオン:今回はずっとハック&スラッシュに戦い続けていますからね。
ティート:エネルギーボルトを敵全員に! 5つの球が浮き上がって、敵戦士4人+マリグドライにまとめて(コロコロ)……19!
GM:人間が(コロコロ)……4人とも抵抗失敗。マリグドライは(コロコロ)……抵抗しました!
ティート:まずは人間4人(コロコロ)……11点。マリグドライには(コロコロ)……10点ダメージ。
GM:人間4人の生命力がごっそり持っていかれた。
ティート:うん、私ってソーサラーっぽい(笑)
アリス:さすがお姉様です。アリスも頑張らないと! マリグドライに(コロコロ)……18命中、ダメージは9点……。
GM:羽毛で弾かれました。
アリス:あう、まただ!?
サリオン:マリグドライに14命中。――いい加減、終わりにしましょう!
GM:「終るのはそっちだ」(コロコロ)……回避13で失敗!
サリオン:ダメージが(コロコロ)……回った(コロコロ)……21点ダメージ!
GM:くっ……結構瀕死に入るな……が、ニーナがキュアでマリグドライを回復。さらに人間戦士と神官戦士ズは戦っており、マリグドライはサリオンを攻撃! 13命中と16命中。
サリオン:(コロコロ)……14と18で回避しました。
ティート:おお、サリオンがカッコいい(笑)
アリス:メガネさん凄いです!
バルク:わしは歌って終了じゃ。
………………………………………………………………………………………………
ポロ:ニーナさんに17命中の7点ダメージ。じゃ駄目だろうなぁ。
ティート:私はさっきと同じ。5つのエネルギーボルトで全員を狙う(コロコロ)……17で飛んでいきます!
GM:これは(コロコロ)……全員抵抗!
ティート:ダメージは(コロコロ)……全員11点。
GM:人間戦士4人は、その魔法で全員がぶっ倒れます。マリグドライはさすがに大丈夫です。
アリス:4人同時!? お姉様かっこいいです〜♪
ポロ:ティート姉がソーサラーっぽい(笑)
ティート:だから私は主がソーサラーなんだってば(笑)
アリス:アリスもマリグドライに(コロコロ)……命中17! ダメージ12点! やった通ったです(笑)
サリオン:でもまだまだの威力ですねアリス。僕もマリグドライに(コロコロ)……命中20! ダメージは14点!
GM:まだ余裕。マリグドライの反撃で(コロコロ)……15と15でサリオンに2連撃!
サリオン:(コロコロ)……16と17で回避しました。
ポロ:良く考えてみたらサリオンが一騎打ちだね(笑)
ティート:しかも優勢っぽい(笑)
GM:しかしニーナが(コロコロ)……あれ、あんまり治らないぞ? マリグドライをキュア。
バルク:わしは歌って終わりじゃ。
………………………………………………………………………………………………
ポロ:マリグドライより先にニーナを落とさないと後が怖い……強打手加減の(コロコロ)……18命中!
GM:あたります。
ポロ:(コロコロ)……よし回った!(コロコロ)……17点ダメージ!
GM:手加減されてますから……ニーナが気絶しました。
ポロ:やった!
ティート:私はダメージ確実化でエネルギーボルト(コロコロ)……17!
GM:抵抗できません。
ティート:(コロコロ)……ダメージは14点!
アリス:お姉様に続きます! (コロコロ)……命中クリティカル! ダメージ12点!
GM:ぐっ……そろそろまずいですね……逃げようかな。マリグドライは次のターンには逃げ出します。
サリオン:逃がしはしません!(コロコロ)……命中16!
GM:(コロコロ)……回避15!?
サリオン:ダメージは15点!! これで倒れろ!
GM:それは……崩れ落ちます。
サリオン:よし! 母さん!って駆け寄る! 自分で回復魔法!
バルク:やれやれやっと終わったか。歌を止めるかのう。
ポロ:長い戦いだったよ〜〜。
アリス:お姉様! これでアリス達はデモンスレイヤーです♪9)
ティート:ま、今はサリオンとニーナさんの再会を、皆が見守ってるってところで場面を切りましょう(笑)
長い戦いが一区切りする。一行はオランに蔓延る悪魔達を一層し、ある親子の絆も救った。これからは高レベル冒険者の中でも悪魔殺しの称号を得て、一気に英雄街道を駆け上っていく……そう誰もが思っていた。
  しかし――それを許すGMでは無かった……。

◆オラン逃亡

オランに混乱を起こそうとした邪教の徒と悪魔達のアジトを壊滅させた一行。サリオンの母親も救出し、意気揚揚とオランへと帰還するのだった。
バルク:サリオン、お主は母殿を送って家族再会を喜ぶと良い。神殿等の報告はわしらの方でやっておくわい。
サリオン:そうですか? ありがとう御座いますバルク、みんな。――母さん家に帰ろうか、父さんも待ってる。
GM:ではサリオンは家に帰っていきます。後日談ですが、ニーナさんは父親の酒の話を聞くとエラい怒ります。
サリオン:そう言えば父さんにかかっていた魔法はなんだったのですか?
GM:イービルインパクトという心の中にある悪意を増幅する魔法です。
ティート:お酒を飲む事がサリオンパパにとっては悪い事なんだ(笑)
アリス:スケールがちっちゃいです(笑)
サリオン:何を言いますか! データ的に言って酒は戦闘行動の妨げになるのです、戦士である父は――
バルク:第1話でサリオンに同じ事を言われた覚えがあるのう……父殿の気持ちもわからなくもない。本当は飲みたかったんじゃな(笑)
GM:では神殿に行ったみんなですが――
ティート:みんな? 何言ってるのよ、そんなめんどくさい事はバルクに任せて冒険者の店に戻るわよ(笑)
ポロ:ぼくもー!
アリス:アリスもー♪
バルク:こ、こやつら……。
ティート:と、言う訳でバルク任せたわ(笑)
GM:ま、まぁいいでしょう。バルクが行くなら問題はありません。
バルク:当然じゃ。
GM:しかし、冒険者の店に行ったお三方は問題ありまくりです。
ティート:え? なんで?
GM:店にある依頼掲示板にポロの手配書が張ってあります。
ポロ:えっ!?
ティート:は?
アリス:あ! アレですお姉様! アルスって貴族の子供の捜索手配です!
GM:いえ、正真正銘ポロの手配書です。耳も尖ってグラスランナーです。
サリオン:なんででしょうね……まぁその場に僕はいませんが(笑)
アリス:まぁいいか――あー! またポチが載ってるー♪
ポロ:なんでぼくが…? ビリビリっとはがして読んでみる。
GM:そこにはこう書かれています――『捕らえた人に●万ガメル……アーヴァイン家執事』10)
ポロ&アリス&バルク:『………………』
ティート:ポ〜ロ〜…あんた何やったらこうなるのよ?
ポロ:え〜〜と…普通にしてたと思うけどなぁ?
バルク:そう言えばお主、本物のアルスから1万ガメルと宝石を盗んでおったのう。
ポロ:あ!?
ティート:ちょっとポロ! あんた何やってるのよ!
ポロ:あ、あう!?
アリス:しかも本物のアルスをぐるぐる巻きに縛って、猿轡かまして、止めに気絶させたまま放置して屋敷を脱出してました!
ティート:!?
ポロ:え〜〜と……そういえば、やりっぱななしで帰ったような(笑)
サリオン:ま、まぁティートも落ち着いて下さい。例え盗みを働いてもシーフギルドに上納しておけば問題は無いはずです。きっと手を回してくれるはずです。
バルク:そうかのう? 普通、アーヴァイン家ほどの貴族ならシーフギルドにいくらか先に払っておいて、ギルド員が盗みに入らぬよう裏取引がされているはずじゃぞ?
GM:バルクが正解です。
ティート:駄目じゃないサリオン!
サリオン:いえ、そう言われましても……。
ポロ:大丈夫だよティート姉! もともと忘れててギルドにだって上納してないし!(一同爆笑)
ティート:って笑ってる場合かーー!!!
バルク:それぐらいで、いったん神殿から帰ってくるか――みんな、あとで正式な発表と報酬が授与されるので、全員で来てくれと高司祭殿が言っておられたぞ。
GM:と、帰ってくると冒険者の店が慌しい(笑)
ティート:バルクも早く支度して! この街出るわよ!――と3人とも旅立ちの準備してます!
バルク:どうしたんじゃお主等? そんな焦らずとも良いじゃろう。これからわしらは悪魔殺しとしてオランじゃ有名人じゃぞ?(笑)
サリオン:そうですね。5神殿の神官戦士全員が証人ですし(笑)
アリス:張り紙を見せてあげます……はい(笑)
バルク:そこら辺にあったものをポロに投げるか……この大馬鹿モンがーーー!!!(笑)
ポロ:うう……痛いよう。わざとじゃないもん…忘れてただけだもん……。
バルク:もっと悪いわ!
ティート:自業自得よポロ。
アリス:お姉様、メガネさんはどうしましょう?
サリオン:今は実家にいます。
ティート:ポロの手配書の裏に手紙書いて、ピースに伝書鳩させましょう。サリオンとは後で街の外で合流するしかないわ。
サリオン:ま、そんな所でしょうね。
GM:と、みなさんが準備しているとラーダ神殿の神官がやってきます。
ティート:何? 今忙しいんだけど?
GM:「あ、いえ……実は今回の事件で本当のボスである『デビアス』って悪魔が、近隣の街に向かったとの情報がありまして……って、まさか、すでにその情報は来ていましたか!」
バルク:なんでじゃ?
GM:「え……旅支度されているのですぐに追われるのかと……違うのですか?」
ティート&ポロ:『その通りです!』(爆笑する2人)
バルク:こういう時はハモるんじゃからのう(笑)
GM:「やはりそうでしたか! 噂じゃエレミア方面では無いとの事でしたので、北のプリシスか東のアノスだと思われます」
一同:『うわぁ』(←嫌そう)
ティート:何、何? 私はどっちの街も良くわからないんだけど?
GM:プリシスは戦争状態の街です。アノスは街全部がファリスの街です。
ティート:なるほど、確かにどっちも嫌ね。
アリス:アリスはお姉様について行きます!
ポロ:ぼくはオランから出られればどっちでもいいかなぁ(笑)
ティート:じゃあアノスに行きましょう!
バルク:その理由は?
ティート:戦争はめんどくさそうじゃない?
バルク:ま、そんな程度じゃろうな……うむ、ではアノスへ参ろうではないか!
ポロ:オランにもケチがついたしね(笑)
ティート:私的には"いらんオチをつけてッ!"って感じだけどね(笑)
サリオン:しかたがありませんよティート……そう言えば賭けは僕の勝ちですね。
「やっぱりポロは役立たずでしたから」
ソードワールドリプレイ
『街を逃げ出す悪魔殺し(後編)』 了

【おまけ・専門用語解説】

1) バトルソング:マイリ−神官専用。歌うと周りの人がバルクのような気性になる。
2) この宝石は別の所から持ってきたもの。第五話参照
3) 耐火の護符:炎によるダメージを10点まで肩代わりしてくれる。
4) サイレンスの空間に入ると、空間の外に音が伝わらない。その逆も同じ。
5) 厳密に言えば出来ない行為ですが、当GMはそこんとこラフです。
6) グルネル:ソーサラー魔法を扱える唯一の下位デーモン。レベルは低いが一番扱いやすい。
7) ラグナカング:完全肉体派デーモン。出来るのは殴ることだけ。
8) マリグドライ:知性派デーモンだが魔法が使えない。
9) かなりの英雄度。街勇者〜国勇者の間くらい。
10)ギルドに内緒かつ、保護料を払っているところに盗みを働くと、お仕置き(拷問、等)が待っている。


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