ソード・ワールドRPG ――フォーセリアと呼ばれる世界がある。そこは人間ばかりでは無く、エルフやドワーフなどの亜人たち、さらには竜や神といった怪物や伝承が現実に存在する世界。そして"魔法"の存在する世界。 ――中世ヨーロッパに似て非なる異世界……ある時、誰かが言った――剣と魔法の世界フォーセリアと。 2004年8月13日セッション開始
シナリオ『ドラゴンと策謀と』リプレイ
百年の虚読SWリプレイ(10)
再会を誓って…… ◆成長申告をお願いします GM:ではみなさん、とりあえず成長申告をお願いします。ティート:ふっふっふっ……実は前回の経験値を使ってついにソーサラーレベルが6になるのよ! GM:人外だー!?1) アリス:お姉様はエルフです♪ GM:いえ、そういう意味じゃなくて……バランスが…… バルク:どうせ10Lvまでやるんじゃろう? ならいいじゃないか。 GM:む、その通りです! サリオン:さぁ成長を申告しましょう。 ポロ:サリオンもやる気満々だね(笑) サリオン:やっと肩の荷が下りたので(笑) GM:ではサリオンからどうぞ。 サリオン:成長はありません。ただ、空が飛べるマントを手に入れました。 ポロ:落ちてたんだよね♪ サリオン:そうそう。 GM:違うでしょうが! 思いっきり敵のアイテムだったじゃないですか! サリオン:データ的に言って使えるモノを使うのは当然の行為です。 ポロ:猫の爪ふたつ〜♪2) GM:それが一番怖い……。 ティート:まぁいいじゃないの? 私もついにソーサラーが6Lvよ! アリス:さすがですお姉様♪ ポロ:ぼくは器用度を+1して24に! 器用度ボーナスが+4になったよ! アリス:アリスは貯めます〜シャーマン7Lvを目指します! ティート:そうね、シャーマンは面白いわ(笑) GM:そしてバルクは? バルク:うむ、わしは成長無し!! ティアリート(ティート) ソーサラーのエルフ(女)。魔法の発動体は特別仕様の『髪飾り型』であり、バード技能で華麗に舞いながら魔法を飛ばす。めんどくさがり屋なのでやる事は基本的に大味である。興味のある事なら喜んでやる性格なので半分グラスランナーの血が混じっているとの噂がある。前回呪いを受けた。 知力が最大値の24だがいかんせん使い切れていない。使い魔のピースは白鳩。一人称は「私」。 サリオン=ヒューズ メガネをかけた人間の男(18歳)。口癖は「データ的に言って……」なラーダを信仰する冷静な神官戦士……なのだが、自らの知識欲の為ならば仲間だろうと何だろうと躊躇無く切り捨て自分の欲望を優先する。 手に入れたファラリスの箱をついに封印する事に成功、箱の呪縛も解ける。空飛ぶマントを手に入れて飛行戦闘を目論んでいる。なんだかんだで頑張っているパーティーリーダー。一人称は「僕」。 ポロ・トリス・ペンネ 外見子供で一人称は「ぼく」なグラスランナーの男。行動指針は「思いつき」「好奇心」「その場の勢い」な役立たず。手癖が悪くオランの街では指名手配、山ではフェザーフォルク達に追われる羽目になった。 本名はポロだがいろいろあってポチと呼ばれたりする。ムードメイカー兼トラブルメーカーであり、周りがフォローしてくれる事をいい事にやりたい放題楽しんでいる。前回ティートに引っ張られて呪いを受けた。 アリセリス(アリス) ハーフエルフの女の子15歳。ターシャスの森にいた頃にティートの事をお姉様と呼び親しんでいた。精神年齢が低く自分の事を「アリス」と呼ぶ。かなりの天然系であり基本的に周りは見ていない。 最近ではパーティー内の地位順位を勝手に作成しつつある(アリスは第3位らしい)。メンバーの事は「お姉様」「メガネさん」「ポチ」「キューピーさん」と呼ぶ。ポロ同様あまり考えて行動しない。前回呪いを受けた。 バルク 可哀想な男ドワーフ102歳。サリオンの計略でゴブリンに捕まり自慢の髭を剃られる。さらに面白がったゴブリンに髪の毛も頭頂部以外をつるっぱげにされる。マトック(ツルハシ)を振り回すキューピーの誕生である。 フルヘルムな兜をかぶって秘密を隠していたが、フェザーフォルクの住む山に兜を捨てられ、現在はキューピー全開で行動している。全員から不幸を押し付けられる役。一人称は「わし」。前回やっぱり呪いを受けた。
◆何の呪いを…… ファラリスの災厄が詰まった箱を消滅させる事に成功したサリオンだったが、消滅しきらなかった災厄の欠片がパーティー全員を襲った。もっとも、サリオンだけは呪いに抵抗して大丈夫だったのだが……
GM:はい、今回のプレイを始める前に前回かかった呪いを決めます。ちゃんとランダム表を作ってきました。サリオン以外は2D6を振って下さい。バルク:では振ろう(コロコロ)……9じゃ。 GM:あ、出目が低い方が大変だと思います。 バルク:そういう事は先に言え! 9だからよかったものの(笑) ティート:な〜〜んか嫌な予感ねポロ。 ポロ:ぼくをダイス運の悪いティート姉と一緒にしないで欲しいな、ふふん♪ アリス:(コロコロ)……アリスは7です! ティート:私も行くわよ(コロコロ)……よし! 7! サリオン:アリスとかぶってますし振り直しですね(笑) ティート:なに言ってるのよサリオン! せっかく中間の目なんだからいいじゃない! ポロ:え〜〜つまんないよ〜〜(笑) GM:あ、別にかぶってていいです。表はそれぞれ作ってきましたから(一同笑)3) バルク:ひ、暇じゃな……GM。 ポロ:じゃあ最後はぼく(コロコロ)……3(一同爆笑) ティート:ナイスよポロ(笑) ポロ:ティート姉が先に振っちゃうから嫌な予感したんだよ……ぼくがオチっぽいなぁって(笑) GM:ではポロ以外はすぐに反応は出ません。一定の状況下に達すると呪いが発動します。 ティート:どういう事? サリオン:ギアスとかの精神系という事ではないでしょうか? ティート:精神系かぁ。 ポロ:あの……じゃあぼくはいったい? GM:肉体的に外見の一部が変わります。 ティート:じゃあポロだけ呪いにかかったと思おう。 アリス:アリス達は黒いモヤに襲われたけど大丈夫でした♪(笑) ポロ:ぼくはいったいどうなっちゃうの? GM:額に一本、それとこめかみの辺りから、それぞれ一本ずつ計3本の小さな角が生えます。 イラスト ポロ:おお!? アリス:お姉様! ポチに角が生えてます! ティート:なになに? ポロ:自分でも触ってみる。 GM:硬い角がニョキっとそれぞれ生えてます。 ポロ:か、硬いよ!?(笑) ティート:引っ張ってみよう。 GM:ポロは痛いです。 ポロ:痛いってティート姉!(笑) ティート:じゃあ押す。 GM:ポロは痛いです。 ポロ:だから痛いって!(一同爆笑) バルク:何をやっとるんじゃティート。 アリス:ポチに角が生えたです! ティート:なんか直接こめかみから生えてるみたいなのよ。 バルク:わしのマトックで削ってみるか? ブンブンッ! ポロ:嫌。 サリオン:僕も角を見てみましょう。そして言うのです――これは呪いですね(笑) ポロ:呪い!? ティート:ああ、さっきの黒いモヤね(笑) アリス:ポチだけ呪われるなんて可哀想ですぅ(笑) バルク:因業応報じゃ、いつも悪い事ばかりやってるからそういう目にあうんじゃ(笑) ポロ:う゛〜う゛〜〜―― ティート:ま、いっか。別に困らないしね。 ポロ:あ、それもそうか(笑) サリオン:いやいや、もっと困った方がいいと思いますけどね。 バルク:しかしどうしようも無いじゃろう。 サリオン:………………。 ティート:さ、旅を続けましょうか? とりあえずこのミラルゴに留まっていると、前回の死神とかロなんとかって国がゾロゾロやってきそうだしね。4) アリス:出発です! ポロ:おーー♪ サリオン:………………。わかりました。じゃあ行きましょうか(笑) ◆最果ての王国ムディール ミラルゴを出発し北上を続ける一行。やがて最果ての国と呼ばれるムディールへと到着する。ちなみにポロには八重歯が生えたり、耳の尖りが増すなどの症状があったが別段誰も気にはしなかった……。
GM:ではムディールの首都ムディールに付きました。ここは最果ての国と呼ばれる街です。5)ティート:ここは何があるの? GM:まぁ港ですね。端っこの街なので。 サリオン:ラーダ神殿やマイリー神殿はありますか? GM:ありますよ。オランとかに比べると小さいですが。 サリオン:ではマイリーに向かいましょう。一応ポロの呪いを診てもらいたいですしね。 ポロ:ああ、サリオンが良い人に見える(笑) サリオン:僕はこれでもこのパーティーでは、一番常識に恵まれているんですよ?(笑) バルク:わしの頭と顎を見てもう一度その台詞を言ってもらおうか? サリオン:さぁ行きましょうかティート(笑) ティート:私に振らないでよ! 私まで常識無いみたいじゃない! ポロ:ティート姉は常識より、知恵が足りないからなぁ(笑) ティート:知力24よ? アリス:お姉様〜アリスは観光したいです〜〜♪ バルク:ポロはシーフギルド行った方が良くないか? GM:ま、まとまりの無い…(一同爆笑) サリオン:兎に角! ポロをこの状態でウロチョロさせとくわけにはいきません! シーフギルドも呪いを除去してもらってからです。 バルク:うむ。わかった。 ポロ:わかりました先生! アリス:え〜アリスは海に行きたいです〜〜! ティート:アリス、今はポロの一大事なんだし一緒にマイリー神殿に行くわよ? タダこねない(笑) アリス:じゃあジタバタ(笑) GM:あ、そうだ。アリスは今本当に行きたいと思っていますよね? アリス:え? うん。 GM:今、アリスは本当にやりたいと思っている事を否定されました……急激に頭が痛くなります。 バルク:!? 呪いか! アリス:ジタバタから一転――ゴロゴロしながら――頭が痛いよ〜〜(一同爆笑) ティート:な、なんだかなぁ(笑) サリオン:仕方ないですねティート。 ティート:わかったわ。ポロの方は任せる。ピースを渡しておくから後で宿屋で合流しましょう……ほら、アリス、一緒に海へ行きましょう(笑) GM:アリスは頭痛が止みます。 アリス:わーい♪ 浜辺に行きたいです(笑) ポロ:アリス可愛いなぁ(笑) GM:アリスの呪いは簡単です『自分のやりたい事をやれないと頭痛がする』です。 サリオン:あんまり意味の無い呪いですね。 アリス:はい! アリスはいつも自由です! きっと呪いに気が付きません!(笑) ◆呪い解明? ポロを連れてマイリー神殿へやって来たサリオンとバルク。バルクの知名度(キューピー神官の名はここでも広まっていた)にて神殿長に会うことになる。
バルク:なぜじゃ……どうしてあの悪名がここまで……。ポロ:悪名って言うより珍名だよね(笑) バルク:ええい黙っておれ! GM:では一番偉い人が出てきます。40ぐらいの普通のおじさんです――「これはこれは」 バルク:実は神殿長殿に頼みたいことがありましてな。 GM:「聞きましょう」 バルク:実は仲間の1人が呪われてしまってな。 GM:神殿長さんはポロとバルクを見てから――「ああ〜なるほど、やはりそうでしたか」 バルク:ん? なぜわしを見る?(笑) サリオン:あ、バルクはポロと一緒にちょっと待ってて下さい……僕は神殿長さんをちょっと離れた所に連れて行って――やっぱり解ります? バルクも呪われてますよね?(笑) GM:「ええ、明らかに呪いの邪気が内面から漂っています」 ポロ:ね〜キューピー暇〜〜(笑) バルク:静かに座っておれ! わしはポロのお目付け役か? サリオン:僕は神殿長さんにだけ話を――で、どうもバルクは自分が呪われている事に気が付いていないんですよ…… GM:「それは不幸な!?」 サリオン:まぁ余計な不安は与えない方がいいと黙っていたのですが……できればポロの診断をする時に、ついでにバルクの呪いも解いてくれますか? GM:「わかりました。できる限りやりましょう」 サリオン:戻ってきます。 GM:神殿長はバルクの頭に手を当てて呪文を唱えます(コロコロ)……無理です「呪いは解けませんでした」 バルク:何をやっているんじゃ? 呪われているのはポロじゃぞ? わしじゃない。 GM:サリオンの方を見ていいましょう――「精神系の呪いなのは確実です。しかし私のレベルでは無理ですね」 サリオン:そうですか。 バルク:だからわしじゃないと言っておろうが! だいだいわしのどこが呪われておる? GM:じゃあ神殿長はバルクの顔を憐れそうに見ます。 ポロ:兜無いしキューピー全開だしね(一同爆笑) バルク:そういう意味か! 馬鹿にするな! わしだって好きでキューピーやっているんじゃないわ!(笑) GM:「あ。いえ、そういうわけではないのですが……ではこちらのグラスランナーを診ましょう」(コロコロ)……除去は失敗。クリティカル以外は無理ですしね。 サリオン:で、何かわかりました? GM:「これは……デーモン(魔人)ですね」 サリオン:デーモン!? バルク:魔人じゃと!? ポロ:おお!?(←なぜか嬉しそうに笑) GM:「それもかなり進行していますね」――と神殿長はポロのズボンのお尻の一部を破くと、そこから尻尾が出てくる。 ポロ:尻尾だ! 面白〜い♪(笑) ねぇ神殿長さん! 羽は! 羽は生えないの!? サリオン:ポロの背中をたくしあげて診てみます。 GM:肩甲骨の辺りが盛り上がっています。 サリオン:そのうち生えますね。 ポロ:空飛ぶグラスランナー誕生!!(笑) バルク:その前にファリスや他の神殿に殺されるぞ? サリオン:イの一番にバルクが殺りそうですけどね(笑) バルク:まぁな(笑) じゃが曲がりなりにもこいつも仲間じゃ。神殿長よ、何か元に戻す手はないじゃろうか? GM:「そうですね……もっと高位の司祭に頼んで儀式を行うか、それとも呪いを除去するアイテムなどを見つけるか……」 サリオン:行うなら前者の方が可能性はありますかね……。 バルク:そうじゃな、じゃあポロ―― ポロ:あ、ぼくはもういないから(笑) 『遊びに行ってきます探さないで下さい』って紙切れが落ちてる(笑) バルク:に、逃げおった……。 サリオン:事の重大さが解っていませんね……最初から解っているとは思っていませんが(笑) バルク:すまんが神殿長殿、この事は内密にして下され。 GM:「わかりました。仲間があの状態なのは気苦労も絶えないでしょうが、これもマイリーの試練です。汝が未来に祝福を――」 ◆観光! 買い物! 呪いが発動!? 観光とばかりに海の砂浜へとやってきたティートとアリス。PLの趣味も手伝ってばっちり水着である――しかし……
アリス:お姉様! 誰もいません! プライベートビーチです♪ティート:え、え〜〜と……―― アリス:気分は真夏のパラダイス?(笑) ティート:まぁ水着着ておいてなんだけど……―― アリス:お姉様早く〜〜♪ ティート:って! 寒いわーーーー!!!(一同爆笑) イラスト 最果ての国ムディール……そこはその名の通り寒かった。いうなればロシアの北にある浜辺で海に入るようなものだろうか。6)
GM:サービスシーンも一瞬で終りましたね(笑)ティート:元に戻ろう。これは無理だわ(笑) アリス:アリスもいつもの服に戻りました――じゃあお姉様、ショッピングに行きましょう! 買い物したいです! ティート:そうね。合流は宿屋だし服とか見ましょうか? この街の名物って何? ポロ:ピロシキ!(笑) GM:違います。織物ですね。 アリス:やっぱり服です! いろいろお店回ります! それでお姉様にはこんな服は似合いませんって店員さんを困らせてから、お姉様! 次のお店行きましょう!(笑) ティート:はいはい(笑)――でもアリス、あんな風に店員さん困らせたら可哀想でしょう? アリス:でも『データ的に言って、そうやって困らせればお店で一番良いモノを店の人は出すのです』って聞きました! サリオン:え? 僕!? ティート:サリオン〜。 ポロ:って、サリオンが言ってたよ(笑) ティート&サリオン:『お前か!!!』(笑) アリス:って、ポチが言ってました(笑) ティート:あんまりポロの言う事鵜呑みにしちゃ駄目だからね。 アリス:はい、わかりました♪ じゃあお姉様と手を繋ぎならが別のお店入ります! ……この後、何件か店をはしごするアリスとティート。しかし途中からティートが飽きてきたのかPLの反応が悪くなって……
GM:ティート、もしかして飽きました?ティート:実はね(笑) アリスに悪いから顔には出さないけど、だいたいどんな服もあるかわかったし、何よりお金を持ってるのはサリオンとバルクとポロの3人だから、買い物事態ができないし(笑) アリスは元々お金を持っておらず、ティートは魔晶石を買ったりしてお金を持っていなかった。
GM:では呪い発動です。ティートは偉く気分が優れません。ティート:う゛……気持ち悪い。外のベンチで休んでよう。 GM:呪いの内容は『めんどくさいなぁって事をやると気持ち悪くなる』です。 ティート:なんだか私の性格に添った呪いね。興味を失ってめんどくさくなってきたから発動したのね……。 GM:呪い表のダイス目「7」はアイディンティティに反すると発動するので。7) アリス:お姉様大丈夫ですか? 外に出て心配します。 ポロ:あ、ぼくもそっちにやってくるね……あれ? ティート姉どうしたの? 寝てちゃだめだよ〜風邪引くよ〜って言いながら……バケツに水汲んで来ようかな?(笑) ティート:余計な事すな!(笑) 起き上がってハタこう! ポロ:なんだ寝てないじゃい! ティート:むぅ、一発でめんどくささが吹っ飛んだわね(笑) アリス:お姉様大丈夫ですか? ティート:ええ、大丈夫よ! なぜだか解らないけど元気になってきたわ! アリス:良かったです〜♪ ポロ:ねえねえ、ここで何やってるの? 海には行かなかったの? ティート:海は寒かったから止めたのよ。今は買い物してるの……ポロ、ちょうど良い所に来たわ、一緒に買い物しましょう。ここは面白い服がいっぱいあるわ(笑) アリス:次のお店こそお姉様にあった服を見つけます! ポロ:じゃあバルクに何か服を買ってあげようかな(笑) その日、夕方まで3人の買い物は続いた。ティートは自身の希望で黒を基調としたマントや民族衣装(アリスが選んだ)。アリスもポロも可愛い系の民族衣装を買い。バルクにはポロが黄色いスモッグ(幼稚園児が着る奴で、特注品でお腹の部分にキューピーのマーク(笑))を買った。 イラスト
ポロ:はいお土産♪バルク:こんなモン着れるかー!!!(一同爆笑) イラスト ◆久しぶりに依頼でも受けてみよう その日、宿屋で合流し夕飯を一緒に取る一行。ポロの呪いを説明し、さらにここでは除去は不可能だと話す。
ティート:ふ〜ん。それは困ったわね。サリオン:とりあえず、まずはポロの呪いを除去する方法を探した方がいいでしょうね。 GM:と、夕飯食べながら話していると宿のマスターが――「あんたら、もしかして冒険者かい?」 サリオン:ええ、そうですが。 GM:「そうか! 実はここは最果ての国と言われるように、冒険者もなかなか来なくってな、依頼が結構たまっていてね……できればやってもらいたい」 サリオン:どうしましょうか? バルク:除去のアイテムは旅をしながら探すとして、儀式で解く事も念頭に置くなら結構寄付金が必要になるぞ? ポロ:キューピー割引は無いの?(笑) GM:あんまり期待できませんね。 サリオン:どのような依頼か、話だけは先にお聞きしましょう。 GM:「そうだなぁ……『金持ちの護衛』だろ、それと『奪われた家宝を取り返してくれ』ってのもあるな」 ティート:めんどくさそうね……私は反対だわ。 アリス:じゃあアリスもはんたーい♪ ポロ:地道なのばっかだねぇ。 GM:「あとは……お勧めしないが『ドラゴンを倒してくれ』って言うのもあるにはある」 サリオン:それはいいですね! ティート:面白そうじゃない(笑) ポロ:ドラゴンやろうよ(笑) バルク:お主ら……ドラゴンの強さを解ってて言っているのか? 宿屋の主人もお勧めして無いじゃろうが! ポロ:どうせグレーターデーモンをちょっと強くしただけでしょ? 軽い軽い(笑)8) サリオン:ドラゴンとは会った事がありませんし……是非ともデータが欲しいですね。 バルク:………………。どうなっても知らんぞわしは。 ティート:じゃあドラゴン退治を引き受けるわ(笑) アリス:任せて下さい♪ GM:「わかった。依頼人は王国騎士団長ムバク。依頼料は前金で2万ガメル、成功報酬で追加2万ガメルだ。明日の朝、依頼人にここへ来るよう連絡しておく。頼むぞ」 サリオン:わかりました。 ティート:しっかし……私達がまともに依頼受けたのってエレミア以来じゃないかしら?(笑) ◆竜討伐 夜のうちにポロはムディールの盗賊ギルドに挨拶をすませ(サリオンに先に行って置けと注意を受けた)。そして朝、やってきたのは騎士団長ムバク。口ひげを生やした50代のおじさんであった。
GM:「キミ達が竜退治を申し出てくれた冒険者達か」――と言うと彼はキミ達をジロリと見て――「ふむ、実力は申し分ないようだな」バルク:値踏みされたの。 ティート:気に喰わないわね。 サリオン:とりあえず話を聞きましょう。依頼内容の詳しい話を教えて下さい。 GM:「うむ、実はここより東に3日ほど行った名も無き孤島に、飛竜が住んでいてな……昔は別に問題なかったのだが、最近こっちの街まで来るようになって被害が出ているんだ。そこで竜退治をすることになった」 サリオン:なるほど。 GM:「相手が竜では我が騎士団より経験豊富な冒険者の方が良いと思ってな。そこまで行く船はこちらで用意してある。キミ達は戦ってくれさえすれば問題無い」 バルク:戦いなら任せておけ。 サリオン:竜の種類はわかっていますか? GM:「レッサードラゴンと呼ばれる飛竜だな」9) サリオン:それなら問題もさして無いでしょう。弓系の飛び道具だけ準備して出発しましょう。 ………………………………………………………………………………………………
GM:その船はどこかで見覚えがあります。準備後、すぐに出発する一行。騎士団長ムバク団長に案内された船は、軍艦と呼ばれるような大きな船だった。 ポロ:もしかして車輪つけて陸を走ったりしそう? GM:しそうですね。こっちは完全に海用ですが。 ポロ:あう。 サリオン:なにかどこかの国の影響力を受けていますね。嫌な予感がします。 ティート:考えてても仕方ないわよ、さっさと出発しましょう。 アリス:出発ですー♪ GM:ではその船で出航します。全員生命力で難易度14の抵抗をして下さい。船酔いします。 バルク:大丈夫じゃ。 ポロ:余裕だよ〜〜♪ アリス:あ、アリス駄目でした! サリオン:僕は問題ないです。 ティート:16!! 私も酔わない!(笑) ポロ:女の子2人が酔うと思ったのに(笑) ティート:じゃあアリスの背中を擦っていよう。もうすぐ島に着くからそれまでの辛抱だから。 アリス:お姉様〜〜気持ち悪いです〜〜…… バルク:仕方無いのう、冒険者たる者この程度で酔っていてはいけないじゃろう(コロコロ)……キュアデイジーで酔いを治すぞ。 GM:じゃあアリスはすっきりします。もう気持ち悪くありません。 バルク:どうじゃ? アリス:あ、治りましたー♪ お姉様甲板行きましょう! 海見たいです♪ ティート:はいはい(笑) バルク:って、わしにはお礼の一言もなしか(笑) GM:サリオンとポロはどうしてます? サリオン:せっかくですから飛行マントで空を飛ぶ練習をしています。 ポロ:じゃあそのサリオンに適当なモノを船から投げてる。ていっ! ていっ!(笑) サリオン:サッ! と避けて動きます――なるほど、この旋回は慣性がこれだけ……飛行のデータが集って来ました(笑) GM:ではそんな事をしているパーティーリーダーのサリオン、1D6振って下さい。 サリオン:遭遇表?(コロコロ)……6。 アリス:海〜〜♪ 甲板到着! ポロ:あ、アリス元気になったんだ(笑) アリス:キューピーさんが治してくれたの♪ ティート:今日も良い天気ね――と私も甲板に来よう。 バルク:あ、わしも行くぞ。 GM:ではここで船員から声があがります――「ドラゴンが来たぞーーー!!」――最初は小さな点だったのですが、グングン迫ってきてすぐにドラゴンだとわかります。ではセージかバードで判定して下さい。 バルク:(コロコロ)……8じゃ。 サリオン:……僕も8ですね。 ポロ:バードで13! 噂はかねがねって感じかな(笑) ティート:私は17よ! さすがに知ってるわね。 アリス:(コロコロ)……6(笑) お姉様! おっきなトカゲが空を飛んでます!!(笑) ティート:GM説明お願い。 GM:あれは風の精霊力を操る飛竜です。ワイバーンより強いですが本物の竜ほどではありません。火を吐いたりはしませんが、空からの急降下で攻撃してきます。 ポロ:さぁ来い! ティート:パクッとかやられそうね(笑) ポロ:そしたらお腹から出てくるから(笑)10) バルク:しかし船を攻撃されたら終わりじゃな。沈没する。 サリオン:上空にいる間に落としましょう。 ポロ:サリオンはさっき練習していた空中戦だね! サリオン:データ的に言ってそんな死ぬ確立の高い戦い方はやりません、地上から弓を撃ちます。 ポロ:え〜〜空中戦するサリオンはカッコイイのに〜〜。 サリオン:そんな言葉に僕は乗せられません。 ティート:でも空中戦のデータなんて誰も持ってないと思うわよ? サリオン:是非とも空中戦をやりましょう(一同爆笑) ポロ:サリオンかっこいい!! GM:では戦闘に入りましょう(笑) ◆謎の救世主現る!!! ポロ:最初はぼくだよね。普通で悪いけどノスタルジィを歌うね。みんな4ラウンドは耐えてね。11)サリオン:4ラウンドあれば空中戦のデータは十分取れます。 GM:次は前回アイテムを手に入れて敏捷力の上がっているサリオンです。 サリオン:マントで飛んで空中から竜に弓を撃つ(コロコロ)……クリティカル! 6ゾロ! GM:いきなり!? では当たります。 サリオン:ダメージは(コロコロ)……あ、まわった(コロコロ)……18点ダメージ! GM:ドラゴンの皮膚を貫き血が飛び散ります。 サリオン:どうやら、やってやれない事はないようですね。 アリス:メガネさんがカッコイイです! ティート:じゃあ私もやるかしら。タングを使えば竜語も話せるのよね? GM:話せます。 ティート:じゃあ使って交渉を試みよう。なんで急に街を襲ってくるようになったのか気になってたのよ(コロコロ)……ファンブル(一同爆笑) サリオン:前もやりましたね。 ティート:アレは未知の文字を読もうとしたの! 今回はしゃべろうとして間違えたの!!(笑)12) ポロ:10点おめでとー(笑) ティート:嬉しくない!(笑) GM:次はドラゴンです、攻撃してきたサリオンに行きます(コロコロ)……19で命中! サリオン:(コロコロ)……回避失敗です。 GM:サリオンの脇を通り過ぎながら(コロコロ)……16点ダメージ体当たりです。 サリオン:(コロコロ)……3点しか通りませんね。空中でギリギリ避けてカスッた感じですか。 GM:ちっ! アリス:アリスはハディングを船室から取ってきます。きっと置きっぱなしです(笑) GM:ではアリスは甲板から退場です。 バルク:わしはそうじゃの……近くに弓とか落ちてないか?(笑) GM:それはありませんが……銛なら置いてあってもいいでしょう。 バルク:じゃあそれを拾ってドラゴンに投げるか。 GM:あ……。 バルク:なんじゃ? GM:そうやってバルクは銛を持って攻撃した所―― バルク:は!? まさかこんな所で呪いの発動条件が満たされたのか!? ティート:ああ、ついにバルクも(笑) ポロ:どんなのかな?(笑) GM:ではバルクはですね……銛を構えて戦おうとした瞬間に思います――『わしはマイリーなのに、神聖な戦いにこんな姿で出ていいのじゃろうか? これは神に対して失礼では……マイリー神に対する冒涜では……』と思います。 バルク:な、な、な……。 GM:ぶっちゃけキューピーな顔が恥ずかしい(一同大爆笑)13) バルク:なんじゃその呪いはーーー!!!!(爆笑) GM:兜も無いし。 バルク:しまったーー! また兜買い忘れてたー!!!(←PLの素叫び) サリオン:恥ずかしくって戦えないって……。 バルク:そんな!? キューピーになったのはわしのせいじゃないのに! いや、今はそれより戦えなくなるほうが問題か!? ティート:ターン終了? GM:バルク次第ですけどね。 バルク:わしは戦いたい! でも恥ずかしい! どうすればいいんじゃ!!!(笑) GM:何もしないなら次のターンに行きます。 バルク:ま、待て!……一つだけ解決策を思いついた。 ティート:じゃあそれでいいじゃない。 ポロ:盾になってよ、ティート姉と歌ってるぼくだけじゃまずいって(笑) バルク:し、しかしそのアイディアだと……わしが、わしがさらに落ちる事に……。 サリオン:何を思いついたか知りませんが、相手はドラゴンなんです迷っている暇はありません! アリス:それにキューピーより落ちる事なんて無いです(一同笑) バルク:た、確かにそうかもしれん……わしもいったん船室へ戻るぞ! すまんが退場じゃ! ポロ:なんだよ! 結局戦わないんじゃないか!(笑) GM:では次のターンです。 ポロ:ぼくは歌ってる〜〜♪ サリオン:船に目標を変えられるわけには行きません……(コロコロ)……ドラゴンに弓で命中15! GM:(コロコロ)……さすがにサリオンを目標にしてるだけに回避しました。 サリオン:狙われ出しましたね。 GM:ではドラゴンは再びサリオンに向かって行きます。鋭い爪を立てて(コロコロ)……19です! サリオン:(コロコロ)……20で回避! ティート:サリオンかっこいいじゃない(笑) ポロ:いいなぁ空中戦♪ ティート:次は私だけどヘタに攻撃して船に注意が戻るのは厳しいし……今は何もしないでいよう。階段に腰掛けてボーッとしてる。 GM:騎士団長が――「おい、あんた! あんたは戦わないのか!?」 ティート:え? ああ依頼人か……う〜〜ん、めんどい(笑) GM:「ええ!?」 ティート:大丈夫よ、今はサリオンに任せておけば(笑) サリオン:それはそれで厳しいですけどね(笑) GM:次はアリスですが、女部屋の船室からハディングを装備して出てきていいです。ただし攻撃は次のターンからにして下さい。 アリス:わかりました。ハディング片手に装備しながら急いで甲板に出ます! GM:ちなみに甲板を戻る途中でバルクに会うのかな? バルク:わしはアリスに目もくれずに男部屋の船室にダーーっと駆け込むぞ! ティート:なにがやりたいんだか……。 アリス:じゃあキューピーさんは放っておいて甲板に出ます! ポロ:歌の準備してる! ティート:私は階段に腰かけてぼーっと……その視線の先では"キンッ! ズバァ! キンッ! キン!"とサリオンとドラゴンの空中戦が繰り広げられてる(笑) アリス:じゃあアリスも横に座ります♪ ティート:サリオンも結構かっこいいわよね(笑) アリス:凄い戦いです♪ サリオン:いえ、戦って下さいよ2人とも(笑) GM:3ラウンド目です。ポロは歌準備でサリオンですね。 サリオン:弓で撃ちます(コロコロ)……20! GM:それは命中します。 サリオン:(コロコロ)……ダメージは13点ですね。 GM:それは首を振り回して弾きました。お返しの攻撃です(コロコロ)……18! サリオン:(コロコロ)……まずい当たった。直撃です。 GM:ダメージが(コロコロ)……19点です。 サリオン:スピードをぎりぎり落として海に落ちましょう。落下ダメージが入らない程度で(笑) ティート:む、逃げたわね。 サリオン:一時回復するんです。次良いダメージを食らうと気絶して墜落死する可能性もあるので。 アリス:次はアリスです! まったくあのメガネも役に立たないです! ポロ:敬称がなくなってるし(笑) アリス:ハディングで撃ちます(コロコロ)……14! GM:(コロコロ)……回避です。次はバルクですが……何してるんですか? バルク:うむ、ガタゴト走る音が聞こえてくると共に、甲板へと扉がバーーン!と開かれる! ポロ:それで? バルク:キューピーマークのついた黄色いスモッグを着て、顔には精神抵抗アップのあの仮面! 武器はツルハシじゃなくてバトルアックス!!14) ティート:だ、誰……?(笑) バルク:わしの事は好きに呼ぶが良い!!! ティート:………………。 ポロ:キューピー仮面だ!!(一同大爆笑) イラスト バルク:そ、そう! わしこそはキューピー仮面!(一同超爆笑) ティート:(←声でないぐらい笑ってる) サリオン:(←そっぽ向いて笑っている) ポロ&アリス:大爆笑中(笑) バルク:もう仮面の下で涙が滝のようじゃ……。 ティート:キュ、キューピー仮面(爆笑中) バルク:GM! これならキューピーの顔も出ないし、バルクだともバレない! つまり恥ずかしく無いから戦う事は可能じゃな? GM:いいです、認めますよもう(笑) 本当は精神抵抗の値を用意してたんですけどこっちの方が面白いですし(そして爆笑) バルク:冒険者の一行よ! このわしキューピー仮面が儀によって助太刀致す!!(笑) ポロ:みんな! キューピー仮面を応援するんだよ!! GM:「お、おう!!」(笑)――と船員達が勢いに流されて応援し出す! アリス:目を輝かせてキューピー仮面を見てます♪(笑) ティート:めんどくささが吹っ飛んだわ(笑)――がんばれーキューピー仮面〜〜!! 私も応援する(笑) バルク:シャキンとバトルアックスを構えるぞ!!……ああ、やっぱり落ちて行く……そんな気はしていたんじゃが……。 ティート:まさかキューピーより下があるなんてね(笑) サリオン:バルクは底無しですね(一同爆笑) バルク:嫌じゃ〜〜なんでこんな事に!? GM:さ、さ、さぁ(笑) 笑ってないで戦闘を続けます、次のターンでポロです(笑) ポロ:GMだって笑ってるじゃん!(笑) GM:しょーが無いじゃないですか! 面白いんだから!(爆笑) ポロ:じゃあ呪歌行くよ〜(コロコロ)……18!! GM:(コロコロ)……失敗!? ドラゴンは帰っちゃいます(一同大爆笑) ポロ:さぁみんなも抵抗ね? サリオン:海にいるのですが僕もですか? GM:サリオンはしないでいいです、距離も遠いですし(コロコロ)……船員も船長も駄目でした。 アリス:(コロコロ)……お姉様、こんな木も花も草も無い所は嫌です! ティート:(コロコロ)……そうね。私達はよくやったわ、さぁ森へ帰りましょう(笑) GM:船員達も――「そうだなぁ〜港へ帰るか……」(笑) ティート:あ、でも、せっかくドラゴンをキューピー仮面が倒してくれるのに!(笑) バルク:キューピー仮面は「誰かがわしを呼んでいる」とドアを開けて帰っていく。ファンぶった。 ティート:何しに来たのよ!!(一同大爆笑) GM:一方サリオンですが、船が―― サリオン:うわぁ……船が僕を置いて戻っていく……(笑) ポロ:じゃあ程なくして歌を止めよう。 GM:じゃあ全員元に戻っていいです。 ティート:はっ!? アリス:お姉様! キューピー仮面がいません!!(笑) ティート:あ、あれ!? ポロ:なになに? キューピー仮面いなくなっちゃったの!?(笑) ティート:風のように現れ、風のように去っていったわ(笑) ポロ:お酢と卵の匂いだけを残して(一同爆笑) バルク:わしはそ知らぬ顔で甲板へ戻ってこよう、いつもの顔で。 ポロ:ああ、バルク! どこ行ってたんだよ! 今凄い事あったのに!! バルク:何かあったのかのう?(一同爆笑) ティート:そうよ! キューピー仮面が現れたのよ! アリス:キューピー仮面に驚いてドラゴンさんも一目散に逃げました♪(笑) バルク:ほう、それは良かったのう。お主らはツイておるな、わしもキューピー仮面とやらを拝んでみたかったものじゃ……本当に……うう゛……――最後の方泣きながら(一同爆笑) サリオン:僕も船に帰還します。ずぶ濡れで甲板に降り立ちましょう――あ、あのさぁ……僕ってパーティーに不必要ですかね……頑張って戦っていたのに誰も……キューピー仮面って何??(一同大爆笑) イラスト ◆ドラゴンの孤島 その後、船は順調に航海しついにドラゴンが棲む孤島へと到着する。船を停泊して上陸するもドラゴンが現れる気配は無かった。
GM:では孤島に到着して上陸しました。サリオン:ドラゴンはいないんですか? GM:島の中心に洞窟があってそこを棲み家にしているようです。が、今は洞窟にいるのかいないのか……とりあえず見ませんね。船も上陸しましたし。 ティート:今は夜? GM:(コロコロ)……夜ですね。 サリオン:じゃあとりあえず洞窟を偵察しに行きましょう。その前にインスピレーションで飛竜を調べます。 GM:では教えましょう。飛竜は主に生肉を好み、人肉を覚えた飛竜は特に人肉を好み出します。エサは日に何度か巣を空けて捕りに行き、帰ってきて巣が荒らされていると怒り狂います。 アリス:アリスはハーフエルフだから大丈夫?(笑) ポロ:危ないのはサリオンだけだね(笑) サリオン:そんな馬鹿な(笑) GM:基本的に雑食です。食べないのはデーモンぐらいですね。 ポロ:あ、ぼくは大丈夫っぽい(笑) ティート:相変わらず深刻みないわねポロ(笑) ねえ飛竜って夜行性なの? GM:夜行性でも昼行性でも無く、好きな時に食べて好きな時に寝ます。 バルク:そういえば、最近街を襲い出したとの話じゃが……きっと人肉を覚えたのじゃろうな。 サリオン:でもそうすると……いったい何が原因で人肉の味を覚えたのか。 GM:と、そんな事を話していると、バッサバッサと洞窟からさっき戦ったドラゴンが飛び立って行きます。船は見えない位置に上陸したので気が付かれはしませんでした。 ポロ:今がチャンス? ティート:じゃあ洞窟に行ってみましょうか? サリオン:そうですね、依頼人の人に言って僕たちだけ出発しましょう。 GM:では洞窟の入り口までは簡単に行けます。 バルク:あとはポロの出番じゃな。 ポロ:え!? でもドラゴンいたらどうするのさ! ティート:ドラゴンはエサを捕りに出払ってるから大丈夫よ。 サリオン:ええ。好きに家捜しして来てもいいですよ。 ポロ:本当? じゃあ行ってきまーす! 奥に入っていくね。 GM:ではかなり進んだ所で奥からギャーギャーと声が聞こえます。 ポロ:いるじゃん!!(一同爆笑) ティート:その場に私はいないし(笑) アリス:入り口で待機です(笑) サリオン:あ、ポロはリザードマン語が解るんですし話したらどうです?(笑) ポロ:じゃあ忍び足でさらに奥に行く(コロコロ)…… GM:(コロコロ)……む、これでは気が付きませんね。ポロがさらに進むとかなり大きな空洞があり、そこに2匹の子供ドラゴンがいます。辺りには人骨がゴロゴロしてます――『お腹好いたー』『ご飯ー』 ポロ:ドラゴンおっきい? GM:けっこうありますね。体長5mぐらいですね。 ポロ:十分ぼくを食べれる大きさだ……入り口に戻る……サリオン〜!15) GM:ポロが戻ってきました。 サリオン:どうでした? ポロ:子供が2匹いた。人骨もバラバラでかなりデンジャラス(笑) サリオン:まずいですね。 ポロ:ピヨピヨ言ってて可愛いかったよ♪ アリス:いいなぁ可愛いならアリスも欲しい♪ ポロ:飼っていいでしょ〜ティート姉(笑) アリス:でしょ〜お姉様〜(笑) ティート:………………。 サリオン:駄目ですよ。すでに人肉の味を覚えているんです。これ以上被害を広げるわけにはいきません。 バルク:うむ、すでに犠牲になってしまった人は冥福を祈るとして、飛竜は退治せねばなるまい。 ポロ&アリス:『ブーブー』 サリオン:ティートからも言って下さい。 ティート:いや、ちょっと欲しいかなぁって(一同笑) バルク:ティート!! アリス:お姉様大好きです♪ ポロ:さっすがティート! 話がわっかるぅ!(笑) サリオン:………………。だったらティート、タングもあるんですしポロと一緒に行って交渉して来て下さい。 ポロ:よし行こうティート姉! 手を引っ張って奥へ入って行きます。 サリオン:ポロは交渉時にしゃべっちゃ駄目ですからね。釘を刺しておきます。 ポロ:は〜〜い♪ バルク:わしは残るぞ。 アリス:お姉様―― サリオン:アリスは止めます。言葉もわからず行くのは自殺行為です。それにデータ的に言って魔法を使えるティートと、デーモン化しているポロだけならなんとか逃げる術もあります。 ティート:とてつもなく危険な気がするけど……まぁいいか(笑) ◆子供ドラゴンとの邂逅 洞窟の奥へと入っていくポロとティート、やがてギャーギャー言う鳴き声が聞こえてきて――
ティート:(コロコロ)……タング成功、リザードマン語がこれで解るようになったわ。ポロ:じゃあドラゴン達の前へ行こう♪ GM:『ワーイ、ご飯だー♪』 ティート:ストップ! GM:『アレ、なんでご飯がボクたちと同じ言葉話せるの?』 ティート:私もドラゴンだからよ。 サリオン:言い切ったよこの人(笑) GM:『なんだ同じドラゴンだから話せるのか! 驚いちゃったよ♪』 ティート:私を食べちゃ駄目よ? GM:『じゃあ何すれば食べていい?』(笑) ティート:食べちゃ駄目です(笑) それよりもっと美味しいモノも世界にはあるから……それを教えてあげるから我慢しなさい。 GM:『あ、前の人と同じ事言ってる』 ティート:前の人? GM:『うん、ぼくらに美味しいもの食べさせてくれるの。でもぼく等小さいから大人ドラゴンがソレを捕ってきてくれるの。ぼく達ってあんまり群れないんだけど、ここにいればその美味しいのを大人ドラゴンが捕って来てくれるし、それを食べてぼく達もっと大きくもっと強くなるの♪』 ティート:………………ポロ、どう思う? ポロ:たぶん誰か悪い人間に騙されてると思う。この子たち。 ティート:同意見ね……――ねぇ、あなた達、何かを守れとか言われているの? GM:『ううん、別にそんなの言われて無いよ。でももっとおっきくなったらぼく達も狩場に自分で行けって言われた』 ポロ:GM、依頼人のムバクさんの顔を似顔絵してみる(コロコロ)……18成功。 GM:上手く賭けました。 ポロ:ねえ、その人間ってこんな顔してなかった? GM:『うん。それそれ、その人だよ』 ポロ:やっぱり。 ティート:やられたわね。 GM:『その人間がどうしたの?』 ティート:ああ。この人は悪い奴よ、この辺りのエサ場を荒らしているの。あなた達の食べる分も食べてるの。 GM:『それは許せない!』 ティート:でしょ? 私もドラゴンの1人として許せないの。 GM:『うん、許せない』 ポロ:ねぇキミ達、なんて名前なの? GM:『ぼくがレフトでこっちがライトって言うの』 ティート:あ、安直な……私ならもっと別の名前にするのに! ポロ:じゃあなんてつけるの? ティート:………………ゼロとハーフかしら(バルクのPLを見ながら) バルク:なんでわしの顔を見ながら。 サリオン:ああ! ゼロとハーフですね! ってティートだって安直さは変わらないですよ!(笑) GM:ああ…カロリーゼロとカロリー1/2カットね(一同爆笑)16) ポロ:安直じゃん(笑) バルク:どんぐりの背比べじゃな。 アリス:そんな事ないです! ゼロはカッコイイです!……ハーフは微妙かもしれないけど(笑) ティート:あ、アリスまでそんな……。 ポロ:とりあえず戻らない? ティート:じゃあキミ達! 私はまた来るからちょっと待ってて――って入り口に戻ります。 ポロ:ただいまー! バルク:で、中はどうだったんじゃ? ティート:カクカクシカジカで説明……ってわけで、私達はあの騎士団長に騙されていたのよ。 サリオン:それだと……ちょっと今から上陸場所に戻ってみていいですか? GM:すでに誰もいません。船もありません。 サリオン:やはり。 ポロ:船はもう見えない? GM:遠くの方に小さくなってます。どんどん離れて行きます。 アリス:お姉様! あいつら逃げてます! ティート:私達をドラゴンのいる孤島に置き去り……つまり私達をエサにしようとしたってわけね。やってくれるじゃない。 サリオン:沈めましょうか。 ティート:もちろんよ! あんな可愛いドラゴンの子たちに人間の味を覚えさせて利用するなんて許せないわ! バルク:わしらがエサにされたって事実に怒りは無いのか?(笑) ポロ:ま、エサにされたって事は別に大した問題じゃないしね(笑) サリオン:バルク、エクスプロージョンブリッドはまだ持っていますね。ありったけ僕に渡して下さい。17) バルク:うむ。預けよう。 サリオン:ブリッドを矢の先端に取り付けて準備完了です。飛行マントを翻して――行きましょうかティート。 アリス:お姉様!――ムディールで買った黒を基調とした高価なマントを渡します♪ ティート:ありがと、サリオンの飛行マントは元々黒いしこれで隠密度も十分ね(コロコロ)……フライト成功!――みんな、ちょっと行って来るわね。 サリオン:ティートに並んで船に向かって飛んで行きましょう。 ◆空襲 闇色のマントをたなびかせて、漆黒の海上を2人の冒険者が疾空する。目指すは闇に包まれた海の上にポツンと瞬く光、少しずつ遠ざかっていく戦艦だった……。
GM:ではサリオンとティートは空を飛んで軍艦に迫ります。まぁ海の上で急襲受けるとは考えづらいですし、考えても闇夜を飛ぶ2人を確認するのはまず無理なのでダイスも振りません。ティート:どうしよっかサリオン? 高度を多少上げながら聞くわよ。 サリオン:そうですね。上空から僕のエクスプロージョンアローと、ティートのファイアーボールで急襲するのが効果的でしょう。18) ティート:了解、あいつ等に思い知らせてやる! GM:ではそろそろサリオンは射程圏内です。 サリオン:ティートは先に行って上空から落として下さい。僕はここから(コロコロ)……14で命中。 GM:船は避けないので命中します。甲板に矢が刺さると同時大爆発! ティート:私も船の上空に到達したらファイアーボールを落とすわ(コロコロ)……成功。 GM:ではマストを燃やして夜の海に篝火が立ち上ります。 ポロ:お〜〜やってるやってる。 アリス:さすがお姉様です♪ バルク:あの2人はわしやポロと会う前から組んでた2人じゃからなぁ……遠慮を知らんぞ?(笑)19) アリス:そうなんですか? ポロ:バルクがストッパー?(笑) バルク:うむ、データ優先で後先考えないサリオンと、普段から自分の好きにしか動かんティートをわしがいかに苦労してまとめていたか(笑) サリオン:なんか居ない間に誰かさんが偉そうに語っていますね。 ティート:半分は合ってるから文句は言わないけどね(笑) GM:船はゴウゴウと燃えながらも人が大量に甲板に出てきます。大パニックです。 サリオン:船をこうやって燃やすデータは初めてですしね(コロコロ)……16命中。海上との境界線な船底部分に着弾します。 GM:まだ船の人たちは襲撃者については気が付いていませんね。船は燃えてるのもあってギリギリで保っている状態です。 ティート:じゃあトドメ。(コロコロ)……甲板への出口付近の中心部へ落とす。 GM:それは駄目押しです。船底に穴も開いてますし轟音を上げて沈んで行きます。 ティート:漆黒のマントを翻して沈んでいく薄笑いを浮かべて見下ろしていようかな(笑) ポロ:駄目だよティート姉! ここは高笑いを上げながら何か言わなきゃ!(笑) ティート:それもそうね……でも何て言おうかしら? アリス:『ハーハッハッハッハッ! これでキューピー仮面も終わりよう!』(一同爆笑) GM:物語ぜんぜん違うし(笑) サリオン:GM、あの依頼人の騎士団長は探せますか? 悪役なら1人小型艇で助かっていたりするものです。 GM:勘がいいですね(笑) 冒険者レベル+知力で難易度16です。 サリオン:(コロコロ)……出た。見つけました。 GM:では船は完全に沈んだ後、木片に捕まって1人だけ生き残っていた騎士団長を見つけました。 サリオン:じゃあ行く。 GM:「き、貴様等なぜ!? エサになったんじゃ!」 サリオン:エサ? 何の事を言っているのでしょうね? それよりムバクさん、大変な事になっていますね。 GM:「あ、ああそうなんだ! いったい何が起こったのかわからんが……ええい、とにかく助けろ!」 サリオン:何か言いましたか? GM:「えっと……じゃあ助けて! いや、助けて下さい! お願いします!!」 サリオン:だったら空を飛べる爬虫類にでも助けてもらったらどうです? 名前はなんでしたっけね? フロントとバックでしたっけ?(笑) GM:「いや、奴等はすぐには来れんのだ! 間に合わん! だから助けて下さい!」 サリオン:話す事はそれだけですか? もっといろいろ言うべきデータがあるはずです。 GM:「わ、わかった! なんでも話す! 話すから助けてくれ!」 サリオン:話すのが先です。 GM:「わかった話す! わしはムバクでは無いのだ! わしはムバクに化けた偽者なんだ!」 サリオン:それで? GM:「簡単に言うとドラゴンを使ってムディールの街を怒らせようとしたんだ! ロドーリルの密偵なんだ!」 20) サリオン:陸上戦艦の国ですね。たしか女王が支配しているって言う。聞いていなかったのですか? ミラルゴに攻め入っていたあなた達の陸上戦艦を潰したのは僕達ですよ。 GM:「な!? 作戦失敗という話は聞いていたのだが……お前達だったなんて!」 サリオン:それで、どうやってドラゴンを操っていたのです? GM:「我等が斥候がドラゴンの巣から宝石を盗み出して、それをムディールに流したんだ。それでドラゴン達にはムディールから来た盗人が宝石を取って行ったと話した」 サリオン:なるほど。 GM:「あとはドラゴンがムディールを襲って街が混乱してくれれば、わし等の国が侵略しやすいだろ?」 サリオン:さて、聞く話はこんな所でしょう――ティート! ムバクを見つけましたよ! 高笑いしてないでこっちに来て下さい! ティート:私は高笑いしてたの!?(一同爆笑) サリオン:さっきそう言ってたじゃないですか(笑) ティート:じゃあなんとなくノリで笑ってた事にしよう。サリオンのところへ飛んで行って――あら、ムバクさんお久しぶり。そして御機嫌よう♪(コロコロ)……ライトニング! サリオン:容赦無いですねティート。 ティート:罪も無い人間が犠牲になったのも、なにより善悪の判断も付かない子供を利用した手口も気に喰わないわ。それとも何? 情報を聞き出す前にやったのを怒ってる? サリオン:いえ、そんな事はありませんよ。じゃあみなの所へ戻りましょうか。 ◆ドラゴンの為に! ドラゴンを騙してムディールを混乱させ、そのスキに侵略しようとしたロドーリルの陰謀は暴かれた。ドラゴンの孤島に戻ってきて話をするサリオン。浜辺で今後を打ち合わせる一行。
ティート:さて、どうしましょうか?GM:ちなみに船を沈めている間にドラゴン兄ちゃんは帰ってきました。 バルク:お主等がやってる間に、もう一匹ドラゴンが帰ってきたぞ。 サリオン:ドラゴン3匹相手はきついですね。 ポロ:どうして戦うのさ! 飼おうよ(笑) アリス:そうです! 可哀想です! バルク:まだ言っておるのか2人とも。奴等は人を食っておるのじゃぞ? ティート:まぁそれでもまずは話し合いをしたいわね。無為に騙されてたドラゴンを殺したくは無いわ。 サリオン:確かに……それに戦って確実に勝てるわけでは無いですしね。データ的に言ってティートが死ぬ確率が一番高いですし。 ティート:………………。 GM:ではどうするのですか? ティート:ドラゴンに話し合いをしに行くわ。洞窟に入る。 ポロ:入るよ。 サリオン:じゃあさっきと同じように僕らは待っていましょう。 アリス:うう〜〜。頭が痛い(笑) バルク:そういえばそうじゃったな(笑) ティート:アリス、私を信じて待っててね。 アリス:はい♪ あ、頭が痛くなくなりました(笑) GM:では2人が入っていくと、さっきと同じ奥の広場に3匹のドラゴンが居ます――『なんだお前等は……そうか、こいつ等が言ってた奴等がお前か』 ティート:ええ、ちょっと悪い事してた人間を倒していてね。 GM:『なるほど、それでオレたちに名前をつけていた人間が死んだのか』 ティート:わかるの? じゃあ話は早いわね。もう人間を襲わないで欲しい。悪い人間の言うとおりにこのまま行動するのも癪でしょう? GM:『ふむ……だが、人間に宝石を奪われたのも事実』 ティート:それは私達が取り返してくるわ。それでどう? GM:『いいだろう、では宝石がちゃんと戻ってきたなら人間を食べない事を考えよう』 一同:『おお〜〜』 GM:『ただしそんなに待つ訳にもいかない。2週間経っても駄目なら実力でオレが取りに行く』 ティート:それでいいわ。 ポロ:ねぇその宝石ってどんな形してるの? GM:『大きな宝石で楕円形だ。そして魔法がかかっている……そうだな、もし本当に取り返してくれるのなら半分なら分けてやるぞ』 ポロ:半分くれるって! 太っ腹だねドラゴン(笑) ティート:まぁ貰うかどうかは保留にしておいて……魔法のかかった大きな宝石かぁ。 ポロ:闇市場とかだと思うし、その程度の情報でも十分判ると思うよ。 ティート:あ、そういえばどうやってムディールに帰ろう?(笑) GM:『なんだお前、船が無いと帰れないのか?』 ティート:飛べない仲間も多くてね(笑) ………………………………………………………………………………………………
バルク:な、なにがどうなったんじゃ!?ティートとポロが洞窟から出てきたのは、少し経ってからだった。しかし、帰ってきたのは2人だけでは無い。後ろには巨大な飛竜が一緒に来ていた。 ティート:簡単に話しましょう。人間に奪われた宝石を取り返せば、もう人間を襲わないってドラゴンが約束してくれたのよ。 ポロ:で、とりあえずムディールまでタクシーしてくれるって(笑) サリオン:なるほど(笑) アリス:わ〜いドラゴンだ〜〜♪ GM:『じゃあ行くぞ』――全員を乗せてバッサバッサと飛び立ちます! まぁ夜というのもあり、適当な海岸線に降ろす分には騒がれません。 ポロ:ぼく達竜に乗ってる♪ アリス:気っ持ち良い〜♪ GM:あ、そうやって海岸線にたどり着く前に、ムディール遠海に3隻の軍艦がありました。 サリオン:居るだけですか? 砲撃していたりしません? GM:それは無いですね。錨を下ろして停泊しているだけです。 サリオン:今は無視しましょう。竜に乗っていると見つかったときにやっかいです。 ティート:じゃあ海岸線に降ろして? GM:ではドラゴンは海岸線に降り立ちます――『じゃあちゃんとやってくれよ』 ポロ:まっかせて! ティート:ねぇちょっと待って、あなた達と連絡を取る手段って無いの? GM:『ああ、あるぞ……じゃあコレを貸そう。貴重品だから失くすなよ』――竜笛を渡します。 ティート:ありがとう。 一同:『竜笛!?』21) ティート:な、なによそろって? ポロ:いや、凄いアイテムくれるなぁって(笑) GM:貸しただけです。 バルク:それでも十分過ぎるわい。 サリオン:竜笛とは驚きですね。きっと僕のデータにも載っていません(笑) アリス:すっごくレアものです! ティート:なんだかよく解らないけど、とりあえず大事にしておくわね。 GM:『では頼んだ』――バッサバッサと帰って行きます。 ◆宝石を捜して ムディールへと戻ってきた一行、時刻は朝、まずはポロのつてで盗賊ギルドが基本だろうと行かせるが――
GM:ではムディールにつきました。サリオン:ではポロ。 ポロ:りょーかーい。 GM:と、その前にポロは2D6して下さい。 ポロ:(コロコロ)……5。 GM:ではデーモン化が進みます。角と羽と牙が少しずつ伸びて、全能力値が+3です。 サリオン:ついにデータにも影響が現れだしましたね。 ティート:ポロだけは呪いを解かないとまずいわね。 ポロ:(コロコロ)……17で変装! 尻尾だけはそのままにしておくけど(笑) バルク:意味の無い変装じゃのう。 ポロ:じゃあギルド行ってきまーす! サリオン:僕は酒場や冒険者の店に情報収集に行きましょうか。 バルク:神殿周りはわしがやっておこう。 ティート:私は学院の支部があるならそこに行くわ。 アリス:アリスは〜…… ティート:宝石のお店とかを回ってくれない? アリス:わかりました♪ GM:では各自情報収集ですね……―― ………………………………………………………………………………………………
バルク:何をしておるポロとアリスは……。それぞれが散ってから半日、夕方近くの冒険者の店で全員が再び合流し情報収集の結果を集計する。 ――各自が集めた情報―― ◆ドラゴンの巣から盗まれた宝石は"浄化の涙"と言う。 ◆"浄化の涙"は全てのものを自然の状態へ戻すことが可能な古代王国時代のアイテム。 ◆浄化の涙は闇市でさばかれており、とあるチンピラが流した。 ◆現在、闇市で流された浄化の涙を買い取った人物はムディールの有力貴族アスタール候である。 ◆アスタール候は浄化の涙を買い取った事も秘密にしている。(ばれているが) ◆アスタール候から浄化の涙をもう一度買い戻そうと画策するも、ガンとして売ろうとしない。 ◆アスタール家の見取り図は調達、うち、宝を入れそうな保管庫は3部屋。 ◆最近、バイカル(北の国)のガレー船(戦艦級)をよく見る。 ◆ドラゴンにムディールは襲われておらず、実際に襲われていたのはバイカルだったと判明。 ◆アリスとポロがキューピー仮面の噂を町で流す。 アリス:陰謀策謀はちょっと難しいですぅ。 サリオン:確かに国同士の陰謀もからんでいるので複雑に感じますが、僕達がやるべきことは決まっています。 ポロ:宝石を取り戻してドラゴンに返す! ティート:貴族の屋敷がどこにあるかもわかっているし、問題ないわね。 サリオン:ではティート、アレですよね?(笑) ティート:そりゃあアレしかないでしょう?(笑) ポロ:え? なになに? アレって何するの? サリオン:カードです。 ティート:そうよカードよ! アリス:盗み予告のカードです♪22) バルク:………………。 ティート:じゃあピースに予告カードを持たせてパタパタ貴族の家に持っていく。それでアスタールの目の前にカードをポイって置いて帰る。 ポロ:ねぇ、わざわざそんな派手な事する必要無くない? ぼくが盗みに入ればいいんでしょ? サリオン:1人で行きたいのですか? ポロ:いや、それは…… サリオン:だからこそカードを送って、冒険者として僕達を雇ってもらうのです。 ポロ:あ、そっか! ティート:ちなみにカードには―― 『明日の深夜12時、浄化の涙を頂戴致します……by騒動遊撃隊<ノイジーサーカス>』(笑) バルク:わしはあまり賛成できない作戦じゃのう。もっと正攻法で行けとマイリー様はおっしゃる気がする。 サリオン:無理に協力しろとは言いませんよ。 バルク:うむ、わかった。 GM:(コロコロ)…… ポロ:GM、今何を振ったの? GM:いえ、別になんでもないです。では夜まで何をしますか? サリオン:待ちますよ。依頼が来るのを。 ……そして時間は過ぎ深夜になる。しかし、まだ依頼人は来ていない……。
GM:夜になりました。依頼人はまだ来ません。ティート:ねぇサリオン、来ないわよ? サリオン:おかしいですね。データ的に言ってすぐに来るはずなのですが……。 ポロ:暇〜〜! アリス:あの……ふと思ったのですが…… ティート:何アリス? アリス:冒険者のお店ってここ以外にもあるんじゃ…… ティート:………………。 サリオン:………………。 ポロ:そういえばそうだね。もしかして別の店に依頼出ちゃったんじゃない? ティート:急いで他の冒険者の店を回ります。 サリオン:右に同じ! そして数件後の聞き込みの結果、別の冒険者の店にアスタール候の家宝を警護する依頼が来たらしい。すでに冒険者を雇ってアスタール候は帰って行った後だったが……
サリオン:データミスです。僕のノートには書いてなかった……明らかにメモミスだ(笑)ティート:う〜ん。さっきGMが裏で振ってたのはこれね? GM:その通りです。 ポロ:どうすんの? やっぱぼくが盗みに入る? バルク:わしは正面から理由を言って交渉するのがいいと思うぞ? アリス:アリスはドラゴンさんの宝石取り戻せるなら、どんな方法でもいいです♪ ティート:交渉しよっかサリオン? サリオン:そうですね。一度「追加で冒険者を雇わないか」と交渉に行きましょう。アリスとバルクはここに残っていて下さい。全員で行っても無意味です。 アリス:え〜ポチが行くのにアリスはお留守番なの? サリオン:いえ、ポロには僕達が交渉している間に屋敷内を探索してもらいます。あわよくば、そこで依頼達成してもいいですしね。 ◆思いもかけない大事件 サリオンとティートがアスタール家へと正面から入っていくと同時、ポロは裏の塀を越え、屋敷内へと潜入していた。家人にも使用人にも見つからずに宝石を隠すだろう目星をつけて置いた3部屋を回るが、どれも魔法の鍵が掛かっており開ける事はできなかった。
ポロ:じゃあいったん屋敷から出るね。GM:わかりました。では一方サリオンとティートですが……数名の冒険者に囲まれています。 ティート:ええ!? なんでそうなるのよ! GM:「なんだ妖しい奴等め!」「いったい何のようだ!」――2〜3レベルの冒険者パーティーと言った所ですね。 サリオン:ああ、僕達は冒険者の店でアスタール候の依頼があったって聞きまして、何かお手伝いできる事は無いかとやってきたんです。 GM:「その依頼ならすでに売り切れだ! 帰れ帰れ!」 ティート:……なんだかめんどくさいわねぇ。 GM:じゃあ呪い発動で。 ティート:しまった! つい口癖で(笑)……うう゛……なんだろ気持ち悪い、ちょっと任せるわねサリオン(笑) サリオン:ああもう! いいですかあなた達! データ的に言って―― と、なんだかんだとしょっぱなの冒険者達と交渉が長引き――
ポロ:かなり時間経ってるし出てもいいよね?GM:構いません。サリオンの独壇場と化していますし(笑) ポロ:やっほーサリオン♪ サリオン:ああ、あなた達が人の話を理解しないから余計なのが出てきちゃったじゃないですか!! ポロ:それってぼくのこと?(笑) GM:「誰だこいつは?」 サリオン:仲間です(笑) GM:「今、余計なのって言わなかったか?」 サリオン:ただの本心です(笑) ポロ:なんか言われてるけど、グデ〜ってなってるティート姉に耳打ちしよう――扉は魔法が掛かってて無理だったよ、たぶんティート姉じゃないと開けられない。 ティート:それは良いわね。ちょっとやる気になって来たわ! ねぇサリオン? この人たちはまだまだ駆け出し……こんな所で問答していても無駄よ。直接使用人に話してアスタール候に取り次いでもらいましょう。 GM:「な、なんだと!」「俺達が駆け出しだって!?」 サリオン:ではファイターLV7の凄みと気迫オーラを出して――やれやれ、抜かなければ僕らの実力さえ解らないとはね。 アリス:メガネさんがカッコイイです(笑) バルク:わしは酒場で酒でも飲んでおるか(笑) GM:「い、いや、いい。わかった。すまない。ちょっと待っててくれ、すぐに使用人に伝えてくる」 ポロ:最初からそうすればよかったじゃん。 サリオン:実力行使はスマートではありませんから。 ………………………………………………………………………………………………
GM:依頼人の代理人が出てきます――「ではあなた方は、屋敷の外を守って下さい。宜しくお願いします」その後、屋敷の応接間で依頼人を待つ3人……しかし、出てきたのは依頼人の代理である執事であった。 ティート:外? 中じゃなくていいの? GM:「すでに屋敷内は冒険者レベル5〜6のパーティーが警護しているので……外は冒険者レベル2〜3のパーティーが警護しているだけなので心元無かったんです」 サリオン:データ的には間違って無いかもしれませんね。 ポロ:ねぇ応接間には執事だけなの? GM:そうですね。話を通してくれた冒険者達も外の警護も戻りましたし、今は他の使用人も忙しいですから。 ポロ:フレイルで執事のおっちゃんを殴って気絶させる! 一般人だし簡単だよね? サリオン:え!? 僕らに相談も無しにですか? ポロ:誰も居ないんだし大丈夫じゃない? ティート:まぁこのシーンが長いとバルクとアリスが暇そうだしね、ちゃっちゃと終らせちゃいましょう。 サリオン:……それもそうですね。執事を気絶させてティートが化ければ、簡単に保管室まで3人で行けますしね。 ポロ:じゃあ振るよ〜〜(コロコロ)……ごめん、ピンゾロ! GM:ほ、本当にピンゾロしてるし……――「何をするんですか! 出会えものども! 敵襲だ〜〜!!」(一同爆笑) サリオン:まずいですよ……ティート魔法で! ティート:パラライズ!(コロコロ)……14! GM:(コロコロ)……クリティカル抵抗!(笑) ティート:なんですって〜!? 恨むわよGM!!! ※ちなみにGMは常にオープンダイスなのでPLに恨まれる覚えは無い(笑)
GM:「こいつ等が賊だ! 出会え出会え〜!!」――部屋の中へ一般人の使用人がゾロゾロ入って来ます。サリオン:く…こうなったら仕方ありません。僕らが賊だと言う事にしてでもこの場は乗り切りましょう!――「ふっ……良くぞ見破った愚かな一般人達よ、だが、浄化の涙は必ずや我等が頂く!」――と僕は窓から飛行マントを使って逃げ出します。ポロはギリギリまで囮になって下さい、そのスキにティートは宝石を。 ポロ:「コノぽろ様ガ相手ダーー(←めちゃくちゃ棒読み)」(一同爆笑) ティート:もうちょっと感情込めなさいよ(笑) ポロ:じゃあ変装解いて角とか尻尾がちょっぴり出た状態で……ゴホン――「この魔人ポロ様が直々に相手をしてやろう! はっ!」と適当な壁に向かってエネルギー波を(笑) GM:まだそこまでデーモン化は進行してません(笑) ポロ:………………。 GM:使用人もいっせいに壁を見ます――『………………』 サリオン:エクスプロージョンブリッドを窓から隣部屋へ投げ込み爆破!(コロコロ)……成功! GM:では時間差でポロの演出通り壁はぶっ飛びます!(笑) 使用人はパニック! ポロ:「見タカーー!」(一同爆笑) ティート:そのどさくさに紛れてディスガイズ(コロコロ)……メイドに変身! そのまま屋敷の保管庫へ行く。地図はポロに見せてもらっているし問題無いでしょ? GM:いいでしょう。ポロとサリオンは? ポロ:ティート姉が居なくなるまで部屋の中で大立ち回り! 向かってくる一般人はライトフレイルで気絶させるよ。23) サリオン:そのまま屋敷の上空へ逃げましょう。やって来たのが夕方でかなり時間もたったでしょうし夜になっているはずです。黒いマントに包まれていればまずバレないでしょう。 GM:わかりました。ではいったんティートの方を片付けましょう。 ティート:じゃあ3つあるうちの一番近い保管室に来た。 GM:使用人が見張りやってます。 ティート:冒険者じゃないんだ……まぁいいわ――皆さん大変です! 予告状を出した賊が侵入しました! しかも相手はデーモンです! 旦那様が急いで逃げるよう言っておられます! 皆さん早く! GM:「デーモン!? わ、わかった! おい、あんたはどうするんだ!」 ティート:私は伝言を頼まれたので他の保管庫を見張っている使用人にも伝えに行きます! さぁあなた達は逃げて下さい! GM:デーモンを言われちゃ逃げますね(コロコロ)……逃げました。 ティート:(コロコロ)……ディスペルマジック18成功。開いた? GM:開きます。 ティート:じゃあ入る。マジックセンスで探してみるけどある? GM:かなり魔法の品々が収まっていますが、浄化の涙はありませんね。 ポロ:いいなぁ〜ぼくもそこ行きたかったなぁ(笑) ティート:目的の物が無いなら用は無いわ、2つめの保管庫に行きます。(コロコロ)……またディスガイズ。 GM:では2つ目の保管庫に来ました。 ティート:さっきと同じように使用人を追い払ってから(コロコロ)……ディスペルマジック19! 扉開けるわよ。 GM:では扉を開けると、そこには5人の冒険者がいます。 ティート:え? GM:リーダーのファイターっぽい人が――「なんだ?」 ティート:………………旦那様からの命令を伝えに来ました! 今屋敷に賊が侵入して暴れているんです! しかもデーモンなんです! 急いで向かって下さい!! GM:「………………お前、どうやってこの扉開けた? 内側からロックをかけて置いたんだが?」 ティート:………………。 GM:冒険者達は武器を構えだします――「お前……賊だろ?」 人間とは常に、追い詰められるとたいていロクな事をしないもの。
ティート:そんな事は断じて無いです!! スリープクラウド(コロコロ)……!!!バルク:なにやっとんじゃお主はーーー!!!(一同爆笑) サリオン:それじゃあ敵だってバレるじゃないですか!! ポロ:しかも6レベルの冒険者にティート姉のダイス目じゃ叶わないって!! ティート:……達成値14(一同爆笑) ポロ:ダイス目4じゃん! だから言ったのに!(笑) ティート:しょーがないじゃない! だって扉開けたら待ち構えてるのよ!? 卑怯よ! そんなのルール違反だもん! 私1人しか居ないのにどーすればいいのよ!?24) アリス:お姉様がパニックになってます(笑) GM:(コロコロコロ)………リーダーとファイターとプリーストは抵抗成功です。シャーマン戦士とソーサラーが寝ました。 ティート:逃げる。そりゃあもう一目散に! GM:では逃げる前にリーダーとファイターの2人に攻撃を受けます。プリーストは攻撃しない。 ティート:クリティカルしない限り回避は無理(コロコロ)……失敗、2回目なんてファンブルだし(笑) GM:ダメージは14点と13点です。 ティート:(コロコロ)……あ、1点残ってる(笑) アリス:ここで上手く逃げないとお姉様きっと死んじゃいます! GM:いえ、死にはしません。賊は捕獲が優先です。装備品はフレイル等の殴り武器です。だからプリーストもフォースは唱えなかったのですから。 ポロ:死なないってさティート姉、良かったね(笑) サリオン:やはり無策で動くべきではなかったですね。 バルク:わしは1人で酒を飲む〜〜寂しいのう〜〜(笑) ティート:みんなして他人事だと思って……よし! 敵のソーサラーは眠っているのよね? なら部屋の外に出てハードロックをかける! それなら2ターンぐらい時間稼ぎできるはず! GM:いいでしょう。部屋の外までは3mも無いですし可能です。 ティート:せめて達成値を高く!(コロコロ)……6ゾロ!!(一同爆笑) ポロ:さっきのスリープで出しなよその目!!(笑) サリオン:相変わらずの極端なダイス運ですね。 ポロ:保管庫に窓ってあったの? GM:無いです。壁も特注品です。高レベル冒険者達は出られなくなりました(笑) ティート:フー! フー! って息をついて青筋立てながらその場を去って、適当な場所から屋敷の外に逃げます――なんなのよまったく!!(爆笑) ◆騒動遊撃隊の大騒動 一方、3人がアスタール家で騒いでいる頃、アリスとバルクは大人しく冒険者の店で待っていた。
バルク:酒を飲んで待っておるぞ――ったく、いつもいつも何かあるとわしは留守番じゃ、エレミアの頃からそうじゃ……。アリス:つまんな〜〜い。 バルク:これアリス、聞いているのか? アリス:そうだ! お姉様のとこに行こう♪――まるで良い事思いついたかのように立ち上がります。 ポロ:唐突だなぁ(笑) バルク:む、アリス! お主も留守番していろと言われたじゃろう? アリス:でも留守番してると頭が痛くなるんだもん! じゃあ行ってきまーす♪ タッタッタ〜〜 GM:バルクはどうしますか? バルク:わしは酒を飲みながら待っておるぞ、 GM:そうすると、少し経って冒険者の店に入ってくるお客も騒がしくなって来ます。 バルク:飲みながら聞き耳を立てておこう。 GM:「おい、聞いたか? アスタール候のところに賊が入ったらしいぞ」「ああ、なんでもデーモンって話だ」「複数人って俺は聞いたぜ?」 バルク:どうしたもんじゃろう……いや、ここはまだ成り行きを見極めよう。もう少し冒険者の店で飲んでいる。 ………………………………………………………………………………………………
サリオン:どんどん騒ぎが大きくなって行きますね。一方、アスタール家上空から観察するサリオンは見る。屋敷から逃げ出す使用人達、騒ぎを聞きつけて集ってくる野次馬達。 GM:さらに見ますと騎士団らしき甲冑戦士達がやってきますね。 サリオン:そういえば国の首都でしたねここ、まずい事になってきました。 GM:あ、騎士団だけじゃありません。野次馬に混じってシーフっぽい人も何人か徒党を組んでやって来てます。まぁ今は遠巻きに見ているだけですが……。 サリオン:なるほど、ギルドにお金を払っていた貴族でしたね。ポロが追われるだけならまだしも……さて、どうしますか……。 ………………………………………………………………………………………………
GM:ポロはどうしますか?そして屋敷の中にいるポロだったが…… ポロ:何人か気絶させておくよ。適当に廊下を移動しながら騒いでいる。冒険者っぽいの来たら逃げて一般人を気絶させて足止め。 GM:(コロコロ)……10人程気絶しました。 ポロ:さて、どうしよう? サリオン:手は貸せませんよ。ポロのファンブルから計画は全て狂い出したのですから。 ポロ:外はどうなってる? GM:窓からチラリとのぞくと、騎士団っぽい人達が整列しだしているね。 ポロ:隠れよっかな。(コロコロ)……18! 基本はやっぱカーテンの裏でしょ(笑) ………………………………………………………………………………………………
ティート:元に戻って路地裏とかに逃げ込もうかな。一息つきたいし。屋敷の外、野次馬に混じってディスガイズを解くティート、適当に路地裏へと入っていったところで―― アリス:そこに登場します!――「お姉様〜〜♪」抱き!! ティート:ア、アリス!? 留守番してなさいって言ったじゃない……って無理だったか(笑) アリス:騒ぎが起こってて、来てみたらお姉様を見つけたんです♪ サリオン:僕もそこに降りてきましょう――ティート、首尾はどうでしたか?(一同爆笑) バルク:思いっきり悪役の台詞じゃ(笑) ティート:なんか今日は悪役チックなのが多いわねぇ。ただドラゴンが人を食べないように約束させようと動いているだけなのに。25) サリオン:いつの世も正義は理解されないものですから。 アリス:どっかの危ない思想持ってる人達みたいです(一同爆笑) ティート:まぁ屋敷であった事を説明しましょう……―― ………………………………………………………………………………………………
サリオン:なるほど。宝石も取り戻したいですがポロがまだ屋敷の中って言うのも問題ですね。騎士団も集って来ましたし……。ティート:それは私が何とかするわ。たぶん宝石も盗ってこれると思う。 サリオン:信じていいのですか? ティート:大丈夫、ちょっと騒ぎが大きくなり過ぎる気もするけど…… サリオン:これ以上は大きくなりませんよ。自信があるならそれに賭けましょう。なら僕もティートが宝石を確保できる方向で動きますよ。 ティート:ええ、信じて。 アリス:アリスはどうすればいいですか? サリオン:バルクと連絡を取った後、2人でこの街を出て下さい。合流場所は……ドラゴンの孤島で。 アリス:お姉様達はどうするんですか? ティート:実は今のうちに兄ドラゴンを呼んでおこうと思うんだけど、いいかな? サリオン:GM、竜笛を使うとすぐにやってきます? それとも来るまで時間掛かりますか? GM:時間かかります。あの孤島からやって来ますから(笑) サリオン:では呼んでおきましょう。ティートとポロはドラゴンと合流して逃げて下さい。ドラゴンが来ればそれだけで騒ぎになりますし、逃げやすいはずです。僕は飛行マントがありますから勝手に見届けてから逃げます。 ティート:了解……と、言うわけだからアリスは心配しないで。あとで会いましょう。 アリス:でもでも〜―― ティート:ピースを預けておくわアリス、合流するまで大事にしてね。 ポロ:(ピース)『クルッポー』(笑) アリス:じゃあピース抱えて冒険者のお店に戻ります。手を振りながら帰ります♪ ティート:アリスに手を振って見送ってから……さて、やりましょうか。 サリオン:また飛行マントで浮き上がります――僕はいざという時の為に上空に待機して置きます。頼みますねティート。(コロコロ)……最後にトランスファーをティートにしておきます。 ティート:ありがと、じゃあ竜笛を吹いてから(コロコロ)……フライト使用。さらに呪歌のチャーム(コロコロ)……13で成功! サリオン:その手がありましたね。 バルク:偉い大騒ぎになるがの(笑) ポロ:もう十分過ぎるぐらい大騒ぎだって(笑) ティート:ねぇGM、野次馬100人ぐらいいる? GM:(コロコロ)……いますね。(コロコロ)……1人ぐらいは抵抗しますが、まず無理ですね(笑) ティート:『アスタール家の保管庫へ突入〜!』――と私も野次馬に紛れて入り込むわよ。 GM:めちゃくちゃ大事になってるじゃないですか!(笑) ティート:だからこれ以上の騒ぎになるって言ったじゃない(笑) ………………………………………………………………………………………………
ポロ:さて、どうしよっかなぁ。カーテンの後ろに隠れていたポロだったが、屋敷の中を騎士団が動き回りちょっと脱出の機会を失っていた。 GM:と、屋敷の入り口からドヤドヤと凄い事になってきます。 ポロ:なに? どんな感じ? GM:正月のデパート初売りで開店のドアが開いた瞬間みたいな雪崩れ込みようです(笑) ポロ:うん、解りやすい。 ティート:ポロも13で抵抗してね? GM:そういえば一緒に雪崩れ込むのにティートは歌ってられるのですか? ティート:だからフライト唱えておいたの、屋敷に入ってからは天井と人間の間を飛びながら歌ってるから。26) ポロ:(コロコロ)……余裕で成功! GM:(コロコロ)……騎士団は成功。ですが群衆に流されるのに抵抗するだけで精一杯です。騎士団は一生懸命屋敷の外に出て、屋敷を包囲する作戦に変更です。 ポロ:じゃあぼくは群集に混ざろう。ティート姉見つけて良い? GM:まぁ飛んでいるし、ポロは正気ですから問題ないでしょう。います。 ポロ:やっほーティート姉♪ ティート:目で付いてきてって言います(笑) ポロ:アイコンタクトで付いて行きます。人ごみをすり抜けるのは得意だよ♪ GM:では保管庫の前まで来ました。群集がロックされた扉の前でストップしてます。 ティート:じゃあ歌を止めてロックを解除。呪歌を止めてもここまで押しくら饅頭なら保管庫に雪崩れ込む事になるわよね? GM:……そうですね。一般人が大量に保管庫に押し込まれます。一瞬だけ疲れきった5レベルソーサラーと、諦め顔の他の冒険者達が見えましたが、すぐに群集に飲まれます。 ポロ:ぼくも部屋入って良い? GM:難易度18の冒険者と敏捷の判定で。 ポロ:(コロコロ)……19で成功。宝石は見つけれる? GM:シーフと知力で難易度は16、マイナス修正4で判定して下さい。 ポロ:(コロコロ)……それは無理。ううう〜〜苦しい(笑) ティート:もう一回チャーム!(コロコロ)……11で成功――『みんな、屋敷の外へ逃げろ〜♪』 ポロ:(コロコロ)……抵抗は成功。人が少し居なくなって来たら宝石をもう一回捜すけど? GM:じゃあマイナス無しの難易度16でいいです。 ポロ:(コロコロ)……17! 成功! 浄化の涙ゲット〜♪ ティート:ポロ、私達も逃げるわよ! ポロ:OKティート姉! 人ごみの足元を駆け抜けるよ〜♪ ティート:私は人の頭の上を飛んで行くから早いわよ? GM:では先に付くのはティートでしょう。窓から見えますが騎士団が取り囲んでいます。 ティート:まずいわね。呪歌はもう止める。引き返しながらポロに向かって――2階へ行くわよ? 取り囲まれているわ! ポロ:2階に行く〜! ◆東一番の悪 その頃、上空から屋敷の付近を監視していたサリオンは見た。騎士団ともギルド員シーフとも違う一団が近づいてくる事実に……
GM:一方、サリオンですが上空から見下ろしていると、明らかにレベルの桁が違うパーティーがやってくるのが見えます。サリオン:20人くらいですか? GM:いえ、6・7人のちょっと多目のパーティーと言った所ですね、全員服装は良い物を着ています。ただ貴族という感じはしません。動きからして歴戦な感じを受けます。 サリオン:??? いったいなんですかね。 GM:では一瞬だけ冒険者の店にいるバルクをやりましょう。 バルク:なんじゃ? 事態が動いたのか? GM:近くで飲んでいたお客が騒ぎ出します――「アスタール家に侵入した奴等も終わりだな、なんせ神殿長やギルド長が召集されたって話だ!」 バルク:ブブーーッ!!! と酒を噴出そう(笑)――あやつ等、いったい何をどうやったらそこまで騒ぎが大きくなるんじゃ!?(笑) サリオン:って、国のドリームチームじゃないですか!! バルク:もしかしてゆっくり酒を飲んでる暇ではなかったのか? いや……事態が急変過ぎるぞ!(笑) サリオン:………………屋敷から離れます。 ポロ:逃げたー!!!(笑) ティート:サ、サリオン……あんた(笑) サリオン:ここで僕まで見つかる訳にはいきません、あとでドラゴンの孤島で会いましょう(笑) 今はデータ的に行って戦略的撤退です! ………………………………………………………………………………………………
ティート:ポロを抱えてフライトで屋根から飛び立つわよ。そのまま上昇する。そして……ポロと2階で合流したティートは、屋敷の屋根からポロを抱えてフライトを―― GM:では屋敷の周りをティートとポロは睥睨できますね? ポロ:あっはっはっ! 見ろ、人がゴミのようだ!(一同爆笑) ティート:駄目よポロ、それはメガネかけてるサリオンの台詞なんだから(爆笑)27) サリオン:いや、別に言いませんって(笑) GM:では上昇しようとするとキラリと屋敷を囲んでいる群衆の一部が光ると魔法が飛んできます! ティート:もう見つかったの!?――ほら! ポロが変な事言うから!! ポロ:キラっと光ったの? じゃあその光で―― サリオン:目が〜目がぁ〜(一同爆笑) ポロ:先に言われた〜(笑) GM:ちなみにヴァルキリージャベリン2発です。 ティート:2発!? アリス:それはお姉様死んじゃいます! バルク:致死量を越えるな。 ポロ:ティート姉とぼくで1発ずつ? GM:1〜3ならティート、4〜6ならポロを狙った事にします。 ティート:当たったら死ぬわね……よし、ポロあんた盾になりなさい(一同爆笑) ポロ:ちょっとそれは酷いよ!(笑) ティート:でも私が一発でも食らって死んだら、あなたも一緒に落下よ? そしたらポロだって死んじゃうんじゃない? GM:それぐらいの高度ではあります。元々ソードでは落下ダメージ容赦無いですから。 ポロ:う゛……わかった。ジタバタしてティート姉に当たらないように庇う! GM:じゃあ1を振ったらティート、それ以外はポロにしましょう(コロコロ)……6と(コロコロ)……2(笑) ティート:盾にして良かった(笑) ポロ:覚悟は出来てる! こーーい! GM:(コロコロ)……18と13で精神抵抗して下さい。 ポロ:(コロコロ)……18は失敗、13は抵抗成功。 GM:ダメージは(コロコロ)……14点と(コロコロ)……13点です。 ポロ:よかった死んでないよ♪ GM:追い討ちでソーサラーがライトニング(コロコロ)……12です。貫通なのでティートもです。 ティート:ポ、ポロシールドが効かない!? (コロコロ)……でも抵抗は成功。 ポロ:(コロコロ)……抵抗は6ゾロで成功だけど。 GM:ダメージは……11点です。 ポロ:やっぱ落ちた。ガックシ(笑) ティート:私は生きてるわね。 GM:じゃあポロは死亡判定ですね。 ポロ:(コロコロ)……それは成功! サリオン:ふと思ったのですが……ポロはデーモン化で生命力も+3されていませんでしたか? ポロ:あ、そうか! じゃあ1点残って死んでない! どうせならこのタイミングで翼生えたいなぁ(笑) GM:ならデーモン化の進行を2D6で振って下さい。低いと進行します。 ポロ:(コロコロ)……3(笑) GM:角がネジくれ大きくなり、黒い尻尾はうねうねと動き、八重歯だったものは確実に牙に変わって背中からは翼が生えます! 肌の色もどこと無く黒い(笑) ポロ:自力でバッサバッサ(笑) GM:飛べます(笑) ティート:夜の月夜に、デーモンポロと黒いマントを羽織ったままの私! 完全に誤解されるわね(笑) バルク:(一般人)『デーモンだ! 本当にデーモンだ!!』 アリス:(騎士団)『そんな……デーモンテイマー? 馬鹿な! どんなレベルの魔術師だ!!』 サリオン:(ギルド長)『ジャベリン2本にライトニングまで命中したと言うのに……ギリッ』 ポロ:ティート姉、こんな街滅ぼしちゃおうよ?(一同爆笑) ティート:ペシッ! と叩いて――いつまでやってるのよ! さっさと上昇してドラゴンと合流するわよ? ポロ:はーい♪ バッサバッサと上昇します。 ティート:一瞬だけ魔法放って来たギルド長パーティーを睨みつけて牽制してから――ふっ――と余裕ぶって上昇します。 イラスト ◆事件は続くよ大きくなるよ ティートとポロが去ったあと、アスタール家周辺はまだまだ混乱が続いていた。しかし、騎士団がやっと統率を取り戻した辺りで、再び事件は始まる――
サリオン:さり気にギルド長が確認できる所に戻ってきましょう。やっぱ事件後どうなるか気になります。データを取らねば(笑)ポロ:犯罪者は現場に戻るの心理だ(笑) サリオン:やったのは2人でしょう? 僕は違います。 GM:ではサリオンが戻ってくると、漆黒の上空から急風が吹きつけ――『シギャーーー!!!』 サリオン:シギャー? もしかしてドラゴンですか!? ティート:そういえば、路地裏で吹いていたわね。律儀なドラゴン(笑) GM:ドラゴンは約束をしているので人間を襲いません。屋敷の上で旋回しながら『シギャーシギャー』と叫んでいます。 サリオン:さっぱりですね。リザードマン語が解る2人はここに居ないですし。 GM:ただ、ギルド長の中にはわかる人もいたのでしょう。何事かドラゴンと意思疎通を図っているようですね。 サリオン:そのギルド長に近づきます――どうしました? ああ、僕は高レベルの冒険者です。デーモンが出た聞いて急いできました。 GM:「ああ……確かに、かなりの実力者のようだな。実はこのドラゴンは意味不明の事を言っていてな」 サリオン:意味不明のこと? GM:「浄化の涙がどうこうとか……仲間が盗りに来たはずとか……」 サリオン:ああ、それなら昼間、アスタール候が浄化の涙を守って欲しいと依頼を出していましたよ? なんでも「今夜盗りに参上する」と予告状があったみたいです。 GM:「そうなのか!? という事はこのドラゴンも奴等の仲間なのか!!」 ティート:と、言った所で上空から竜笛の音が! 座標修正に雲の上で吹いて見ました(笑) GM:では竜はものすごいスピードで上昇して行きました。ギルド長は――「くそっ逃げられたか!……しかし……去ってくれて助かったのかもしれん」 サリオン:そうですね。デーモンとドラゴンをまとめて相手にするのは無理がありますしね。それより被害はどうですか? GM:「ああ、そうだな今はそちらを優先しよう」 ………………………………………………………………………………………………
バルク:むぅ、何かこれはとてもまずいことになっていると思われる! なんか交渉しに行ったっきり3人は帰ってこんし、街ではそのアスタール家でギルド長が出張るまでの騒動……ポロ達が起していないといいんじゃが(笑)一方、冒険者の店……バルクはさすがに焦っていた。 アリス:そこに戻ってきます! キューピーさん大変です!! バルク:えーい! こんな時じゃがわしの名はバルクじゃ(笑) それよりなんじゃ! 街が大変な事になっているのにあの3人はどこに行った!! アリス:お姉様とメガネさんから言われた事を説明します。 ………………………………………………………………………………………………
バルク:わしが暇している間にそんな言が……(笑)GM:近くで飲んでる人の噂話では――「なんでもアスタール家に出た賊、賢者の学院に席を置く魔術師だったらしいぞ? 昼間にここの学院を尋ねて何かを調べていたらしい」28) ティート:グサッ!(笑) そういえば名前と所属の学院を言った覚えがある。 GM:他にも――「これはギルド長が漏らしていたんだが……オランで相当暴れたシーフが仲間にいたって話だ」 ポロ:ぼくの事だー!(笑)29) バルク:これは急がないとわしやアリスまで追ってが回るな。サリオンは大丈夫なのか? アリス:自力でなんとかするって言ってました! バルク:ではわし等だけか……冒険者の親父に交渉するぞ! 港から内密に船を出して欲しい、出来ればわし等だけで動くような船でいい。金はありったけの物を積むぞ! GM:そんなにお金持ってるんですか? バルク:わしはパーティーの荷物持ちじゃぞ? 魔法のアイテム系で必要ないものはわしが持っておる、この際それを代価にしても文句は言わせん! GM:わかりました、それだけ積むならなんとかしましょう。 ◆友情の芽生え 上空で兄ドラゴンと合流したティートとポロは、そのまま騎乗しドラゴンの孤島へと戻ってきていた。
GM:洞窟へ戻ってきました。ティート:ドラゴンから降りて――約束の物をちゃんと持ってきたわよ? GM:『おお、それだそれ』 ティート:それで悪いんだけど、半分だけくれるって言ったじゃない? この子に使わせてくれないかな? さすがにいかんともしがたいレベルに変異しちゃって(笑) ポロ:パタパタ飛んでるね――ワーイ♪ ティート:………………。 GM:『ま、約束したしな。いいだろう』――では浄化の涙が何回分残っているか決めましょう。1D6振って下さい。 ティート:わかった……ねぇ、1が出たらどうするの? GM:使い切るのは駄目って言うでしょうね。 ティート:1以外ならいいのね(コロコロ)……2!(笑) バルク:ダイス運の良いポロが振れば良かったんじゃないか? ティート:それは振る前に言ってちょうだい(笑) GM:『ふむ、2回分は残っているな。いいだろう、一回だけ使わせてやる』 ティート:じゃあポロに使おう――ポロ〜〜寄っといで〜〜! ポロ:な〜に〜――パタパタ(笑) GM:ところでこれはPLに聞きますが、本当にポロに使っていいんですね? 呪いはティートもアリスもバルクも受けているんですよ? ティート:いいわよね別に? アリス:アリスは何も困ってません。 サリオン:バルクは? バルク:ポロのためならわしの事は気にするな。 ティート:仲間想いね(笑) バルク:そういうティートはどうなんじゃ? ティート:もちろんポロを治すわよ? このままじゃ生きていくのが大変だしね(笑)――という事でポロが近づいてきたら浄化の涙を1回使います。 GM:ではポロは地面に落ちます。普通のグラスランナーになりました。 ポロ:ベチッ! うう……あ、元に戻っちゃったか……ま、いっか(笑) ティート:ところで街の方はどうだった? ちょっとタイムラグあって下の方に行っちゃったみたいだけど。 GM:『ああ、なんか出せって言うのに、悪魔と魔術師が持っていったとからちがあかなくってな……だが、約束は守った、人間は食わなかったぞ』 ポロ:いい人だねこのドラゴン! ティート:ええ、ありがと! ポロ:ぼく達も約束守ったしね! 友達になろうよ♪ GM:『そうだな。また会うことがあったら友人として相手をしよう』――兄ドラゴンはバッサバッサと翼をはためかせます。 ティート:行くの? GM:『うむ、ここは人間にバレたしな。うるさい所はあまり好かないのだ。小さい兄弟達はまだこの孤島にいるが、元々ドラゴンであるオレ達は群れるものでは無いからな、オレはもう行くよ』 ティート:もう人間を襲わないでよ? GM:『うむ、約束は守る』 ポロ:またね〜♪ ティート:元気でね。 GM:『お前達もな、小さき友よ』――ドラゴンは夜空の彼方へと去って行きました。 ◆ムディール脱出 バルクとアリスは急ぎ旅支度をしていた。ティートやポロ、サリオンの荷物もバルクはまとめて準備をする。
アリス:事件の事はどうなってますか?GM:ムディールは今回の事を『永久犯罪』と認定しました。すぐにでも各ギルドを伝ってアレクラスト大陸の東一帯ぐらいには手配書が回ると思われます。今はティートもポロも賞金が5万ガメルですが、すぐに上昇すると思われます。 アリス:うう〜〜なんか大変なことになってます! バルク:わしは準備完了じゃ! 親父! 手配の方はどうなっている? GM:「ああ、大丈夫だ。急いで動いたかいがあるぞ、どうも盗賊ギルドが動き出したらしい。街の門もネズミ一匹逃さない状態で騎士団が動いている」 バルク:それで? 脱出はいつ? GM:「今夜12時に波止場まで来てくれ、第3倉庫と第4倉庫の影で運び屋が待っている。俺の名前を言ってくれれば運び屋も信用してくれる」 バルク:何から何まですまんな。 GM:「なぁに、この世の沙汰は金次第さ。それまでは2階で隠れていると良い。騎士団が来ても上手くやっておくさ」 バルク:わかった。アリス、夜まで大人しくしておくんじゃぞ? そうしないとティートに再び会う事はできなくなるからな。 アリス:わかりました。アリスは一言もしゃべりません! ………………………………………………………………………………………………
ティート:ドラゴンの洞窟に入って小さい2匹――って言っても5mはあるけど……の子ドラゴン達と話でもしてようかしら?その頃のティートとポロ―― ポロ:暇だしね(笑) やっほー♪ GM:『あ、また来た! ねぇご飯なの?』 ティート:残念だけどご飯じゃないわ。あなた達のお兄さんがどっか別の場所に行っちゃったのを伝えに来たの。 GM:『あ、新しい狩場に行ったんだね。いいなぁ……あ、前は美味しくない匂いしてたけど、美味しそうな匂いがこっちからもするようになったね♪』 ポロ:え? ぼく?(笑) バルク:デーモンはドラゴンも食べないのじゃろう(笑) ティート:え〜っと……この世界には人間より美味しいモノが沢山あるのよ? あなた達はまだそれを知らない! GM:『グラスランナーだね♪』(一同爆笑) ポロ:ぼく?(笑) ティート:グラスランナーじゃない! 飛竜は一度人間の味を覚えたらそれ以外は食べなくなるって聞いたけど、あなた達はまだ子供なんだから、まだまだ味覚は治るはずよ! 別の味を覚えるの! GM:『別の? もっと美味しいモノあるの?』 ティート:ある! ライトとレフトもまだまだ世界を知らなすぎる! GM:『あ、ボクたちもうその名前じゃないよ』 ティート:え? GM:『契約した人が死んじゃったから名前無いの』 ティート:そうなの? ポロ:確かそんな設定だったと思う(笑) ティート:じゃあ何て呼べばいいのよ? サリオン:カロリー(一同爆笑) バルク:や〜め〜ろ〜(笑) ティート:じゃあライトだった方をゼロ、レフトだった方をハーフって呼びながら世界の美味しいモノについて語るわよ!(笑) ポロ:ねぇティート姉、ぼく寝て良い?(笑) ティート:ああ、いいわよ寝てなさい。私はこの子達に教えてあげないといけないから、ずっと話しているわよ(笑) ………………………………………………………………………………………………
バルク:この数時間の間に何か状況に変化はあったか?ムディール脱出を進める2人、時刻はもうすぐ12時。バルクとアリスは冒険者の店を出て波止場へと向かっていた。 GM:ティートの罪状が増えました。 アリス:お姉様の? GM:魔獣使役です。賞金も10万ガメルです。30) バルク:ドラゴンじゃな。 GM:それともう一つ、ティートとポロだけじゃなく、騒動遊撃隊のパーティー名で賞金がかけられました。メンバーにサリオンが加わっています。 アリス:ああ、メガネさんまで!? サリオン:アスタール候の事情聴取が終ったのでしょう。その名で予告状出しましたし、その場には僕も居ましたしね。 バルク:ますますを持って、わしとアリスに手が伸びるのは時間の問題になってきたな。急ぐぞアリス! アリス:キューピーさんが遅いです! アリスは敏捷18です(笑) バルク:………………。 サリオン:ああそうだGM、僕はムディールの港で怪しい船が出港しないか海の上空から見ています。2人との合流場所はドラゴンの孤島ですし、街を出るのなら船しか無いですしね。 GM:了解です。 サリオン:それに……運び屋が裏切る可能性もありますから。僕は保険です。 GM:じゃあサリオンは解りますね。出航する船はまだ居ませんが、ムディールに入ってくる妖しい船はあります。 サリオン:どんな船です? GM:バイカルのガレー船っぽいですね。3隻ほどあります。 サリオン:ムディールに戻ってくる時、沖合いに停泊していた戦艦ですか……どさくさに紛れて第3国の侵略ですかね……ま、ムディールが混乱する分には逃げやすくなりますし放っておきましょう。 GM:わかりました。ではバルクとアリスです。2人はやっと波止場の約束場所に来ました。細身の男がキミ達に――「冒険者の宿の主人は?」 バルク:答えるぞ。名前は教えてもらったなしな。 GM:では細身の男は頷いて手招きします。 アリス:付いて行きます。 GM:と、小船が一艘止めてあります。 バルク:乗り込むぞ。 アリス:ピースに――お姉様、もうすぐ会えます♪ GM:では小船に乗った2人ですが、静かにムディールの港を離れると沖の方に大きな船が3隻見えてきます。バイカルのガレー船ですね。小船はそれに横付けして、細身の男はキミ達も乗り換えるよう言ってきます。 バルク:バイカルか……今は何も言えん立場じゃからな。乗り込もう。 アリス:私も乗り込みます。 サリオン:上空からじっと見ています。見つからないように月光とは逆にいます。 GM:では乗り込んだバルクとアリスは、ちょっと偉そうな船長がやってきます――「キミ達かね、ムディールで騒ぎを起した手配犯の仲間というのは」 バルク:間違った事をした覚えは無い。ただの誤解じゃ。 GM:「そんな事はどっちでも良い。ただ、我等はキミ達を歓迎しよう。調べてみればかなり裏社会で有名な冒険者とか? 実は少々手を貸してもらいたい事があってな」 バルク:脱出を助けてくれた恩はある、じゃが……手を貸すかどうかはその内容次第じゃ。 GM:「ふむ……お堅いドワーフだな。いいだろう、最近我々バイカルの街に、断続的にドラゴンが襲来していてな。そのアジトをついに突き止めたのだよ。それで竜退治をこれから行うのだが、それを手伝って欲しい。人を相手にするわけじゃない。悪い話ではないだろう?」 アリス:駄目です! もうあのドラゴンさんは悪い事しないって言いました! バルク:うむ、ロドーリルの陰謀の話をしてやろう。 GM:「いや、その陰謀の話はすでにこちらも知っている。だけどな、ここまで来たらもうソレに乗るしか無いんだ。こっちも戦力は十分に整えてしまったし、面子もある」 アリス:でもドラゴンさんを殺すのは駄目です! お姉様のピースもきっと怒ってます(笑) ポロ:(ピース)『クルッポー(怒)』 GM:「お前の話が本当なら殺す必要は無い。生け捕りだって問題は無いんだ。バイカルをムディールが襲っていた証拠として立証できればいいだけだからな」 アリス:それならお姉様に頼めば話てくれるはずです! バルク:そうじゃな……まずは先制攻撃だけはしないよう徹底してくれ。話はそれからじゃ。 GM:「いいだろう」――では3隻あったバイカルのガレー船のうち1隻が、回頭してドラゴンの孤島へと向かって行きます。 サリオン:僕は付かず離れず付いていきます。 GM:ではサリオンのさらに後ろで、2隻のガレー船が港へ動き出し、しばらく経つとムディールからときの声が上がります……が、それは今回関係の無い話ですね。 ◆自由なる冒険者 ついに長い夜が開け朝日が昇ってきた。ドラゴンの孤島にある洞窟にも日の光は差し込み、新しい一日を告げる。
ティート:私はずっと世界の美味しいモノについてゼロとハーフに語るってるわよ! どうせならバード技能で(コロコロ)……ダイス目11の知力?GM:そうですね(笑) ティート:じゃあ17成功! どう! わかったでしょ? だから人間の味はもう忘れなさい! GM:失敗したら話に興味津々という事にしましょう(コロコロ)……(コロコロ)……ライトだった方が興味津々です。レフトだった方は途中で寝ちゃいました(笑) ティート:ライトって事はゼロの方ね? GM:『ねぇどうやったらそれ食べれるの? ボクも食べたい!』 ティート:やっと理解してくれたようね。嬉しいわ(笑) GM:『でも人間ってボクを見ただけで驚くから、人間の料理って食べれないよ?』 ティート:………………そう言えばそうね(笑) じゃあ私と一緒に来なさい。そしたら人間もあなたを襲わないわ。美味しいモノを食べさせてあげる。 GM:『本当? ワーイワーイ♪』 ティート:自分で説教しておきながら言うのもなんだけど……ポロとアリスに引き続き、また大きな子供が(笑) ポロ:ぼくは子供じゃないやい(笑) アリス:アリスも違います!(笑) ティート:………………。 GM:『じゃあ一緒に行く! ぼくの名前はゼロだね?』 ティート:? ええ、何をいまさら? GM:『契約成立だね♪』 ティート:契約? バルク:やってしまったか……。 ティート:なんで? 別に私戦って竜に認められたりとかしてないわよ? バルク:まぁ確かに正規の方法はソレなんじゃが……まぁ説明はリプレイになったときの"おまけ"に任せよう(笑)31) ティート:??? まぁいいわ。とりあえずハーフもポロも起きなさい! ポロ:むにゃむにゃ……おはよ〜 GM:『……おはよ〜〜』 ティート:ゆっくり寝てる場合じゃないわよ? バイカルの船がドラゴン退治にやってくるわ。ゼロはともかくハーフは今のうちにどこかへ逃げなさい。 GM:『そうなの?』 ティート:アリスに預けたピースからの情報でね。ついでに無事に脱出出来た事とかポロに伝えましょう。 ポロ:よかった、バルクもアリスも無事だったんだね(笑) GM:『わかった。じゃあボクは行くね』――と、ハーフはどっか行っちゃいます。 ティート:それじゃあ奴等がやってくるまでこの島でのんびりしましょうか? バイカルの船が近づいて来たらピースの感覚で解るしね? ポロ:じゃあゼロと遊んでいて良い?(笑) GM:『食べていい?』(一同爆笑) ポロ:ちーがーう(笑) ティート:まぁ好きにしてなさい。バイカルの船が近づいて来たらゼロは洞窟の中、私とポロは浜辺で待つって事で。 ………………………………………………………………………………………………
アリス:お姉〜さま〜♪ ぶんぶん手を振ります(笑)バイカルのガレー船に乗ってドラゴンの孤島へと向かうバルクとアリス、2日経った昼ごろ、船の上からもその島を視認できる距離までやってきていた。 ティート:浜辺から見てアリスが船首に立ってるかは微妙だけど、ピース感覚でわかるから手を振り返してあげよう。 ポロ:今、ぼく達は砂浜だよね? ティート:待ちの状態だしね。 GM:ではその距離で船が止まって錨を下ろします。 バルク:なぜ進まぬ? GM:「相手は噂の暗黒魔術師ティートとデーモン・ポロだからな、それにドラゴンもいるだろう。これ以上は小船で行く」 アリス:じゃあウィンドボイスでお姉様とお話します!(コロコロ)……距離拡大で成功です♪ バルク:交渉は船長が直々にやってみたらどうじゃ? GM:『いいだろう……あーあー……聞こえているかな? あなたが――』 ティート:『話は聞いているわ。あなたがバイカルの司令官ね』 ポロ:『交渉するんだよね?』 GM:「うむ、本当はキミ達を我が方へ引き込みたいのだが……裏切りそうでな……そこが心配なんだ」 ティート:『アリスとバルクを小船でこっちに送ってくれないかしら? 少なくともドラゴンはあなた達を攻撃しないわ。これは約束できる』 GM:「口約束だけでは効果が薄いな……だが、それが今できる譲歩の限界ならこちらからも条件を出そう」 ティート:『なに?』 GM:「このたびのムディール侵略、失敗に終った時はお前達の名前を使わせてもらう。もちろんこちらも口約束だがな」 ポロ:ティート姉、こういうのはぼく達に許可得なくても名前使う気だったに違い無いよ? ティート:じゃあOKって言うしかないわね――『いいわ、その条件を飲みましょう。好きに使って』 GM:では小船でバルクとアリスが孤島に渡ってきます。 アリス:お姉様〜〜会いたかったです〜〜♪ 抱き〜♪ バルク:ポロ……は元気そうじゃな(笑) ポロ:もっちろん! GM:「さて、ここからが本題だ。我等がお前達に要求する事は2つ。1つは我等の仲間にならないかという事、お前達ほどの悪名と実力があれば、政治的にも軍事的にも使いようがある」 ティート:『それで……2つ目は?』 GM:「ドラゴンをこちらに渡してもらおう。ムディールに攻め込む証拠が必要でね」 バルク:戦いはマイリー神の試練じゃが、戦争は無駄に血が流れすぎる。 ポロ:ぼくは自由が好きだから国仕えるのは嫌いだなぁ。 アリス:ドラゴンさんが捕まるのは可哀想です! ティート:『悪いけど、どっちの条件も飲めないわね』 GM:「そうか……まぁ、永久犯罪の指名手配犯が国の駒になるようなタマだとは思っていなかったさ。せいぜい仲間と一緒に同じ棺桶に入るんだな」 アリス:ウィンドボイスをカットします! ポロ:逃っげろー♪ ティート:浜辺の内陸は森だったりする? GM:森ですね。 ポロ:じゃあ森に入る! バルク:そうじゃな、ここじゃ砲撃の的になるようなもんじゃ! アリス:森での戦いなら任せて下さい♪ ◆サリオンと×××の参戦! バイカルのガレー船からバリスタが島に刺さる。やがて森へ逃げ込んだとわかると射撃を止め、孤島へと黒装束のメンバーを乗せた小船が向かってくる。
ティート:バリスタが止んだ? じゃあ森のギリギリから浜辺にトリガーをかけておく(コロコロ)……6レベル魔法アシッド・クラウドを14でトラップ!32)GM:じゃあ後は黒装束が上陸後の戦いですかね。 アリス:近づいて来たところで撃たないのですか? ポロ:こっちからも撃つと、向こうからも撃たれるから止めておいた方が良くない? アリス:……そうですね。森の隠蔽戦の方が分がありそうです。森に隠れてます。 ティート:じゃあバルク、その間に私とポロを回復してくれない? ジャベリンとか食らったままだから生命力がほとんど無いのよ(笑) バルク:じゃあまとめてキュア(コロコロ)……―― GM:では黒装束が―― サリオン:あ、その前に登場します。もともとガレー船は付けていたし、バリスタ撃っているのは見えますし船に近づいて司令官っぽい人を上空から弓で撃ちます。 ティート:サリオンがそんなところに(笑) ポロ:ずっと機会を待ってたんだね! アリス:さすがメガネさんです! バルク:むぅ、毎度のことながらマイリーに叱られるような戦い方を(笑) サリオン:データ的に言ってこれが一番効率良いのです(コロコロ)……命中は17。 GM:(コロコロ)……不意打ちですし命中しました。 サリオン:ダメージが(コロコロ)……あ、回った(コロコロ)……また(コロコロ)……卑怯な攻撃ですがダメージは25点です(笑) GM:背中にドスっと刺さりましたが死にません――「空から?……そうか、貴様が奴等のリーダーサリオンだな! 者ども奴を撃ち落とせ!」――と6名ほど兵士が弓を構えます、こちらの行動は終了。サリオンです。 サリオン:データ的にはヒット&アウェイで逃げた方がいいんでしょうが……もう一度指揮官を撃ちます。今はリーダーとして自分の命よりも仲間の生存率を高める選択をします! ティート:ああ、サリオンが人知れずリーダーっぽいことを(笑) ポロ:ぼく達がぜんっぜん知らない場所で(笑) サリオン:人知れずがカッコイイんです(コロコロ)……指揮官に18命中。 GM:(コロコロ)……当たりました。 サリオン:(コロコロ)……ダメージは13点――「降伏するなら命までは取らない!」 GM:指揮官防御が(コロコロ)……出目3!? 部下達が叫びます――「降伏勧告と同時に殺したーーー!!」(一同爆笑) サリオン:む(笑) GM:「鬼ー! 悪魔ー! やっぱこいつ等は信用できねー! やっちまえー!」――と6人の兵士が弓をいっせいに撃ってきます。 サリオン:まさか死ぬとは思いませんでしたね、これじゃあ確かに悪魔です(笑) GM:じゃあ6連続で命中振ります(コロコロコロ)…………16、16、14、16、13、17命中! サリオン:回避が(コロコロコロ)…………18、17、17、14、16、18だから一発にくらいましたね。(コロコロ)……防御で11点防ぎますが。 GM:(コロコロ)……ダメージは12点です。掠り傷ですね。サリオンの頬をカスって行きます。 サリオン:一筋だけ頬から血が(笑) ティート:ああ、なんてサリオンかっこいいの!?(笑) アリス:まさにリーダーです♪ ポロ:見れないけどね(笑) バルク:卑怯だけどな(笑) サリオン:指揮官が消えればバリスタ系は撃てないでしょう。船の海と船底の間(つまり死角)に入って隠れます。 GM:わかりました。では小船2艘から4人ずつ計8人の黒装束が降りてきます。手にはクロスボウ、腰には鈍器を持ってます。 バルク:そうじゃGM、わしはティートとポロを回復させたら、3人とは別の場所へ走っていくぞ。 ポロ:単独行動するの? バルク:うむ。森の中へ入って行った。 アリス:アリスはお姉様の傍にいます♪ ポロ:ぼくもとりあえずは固まってるかな。 ティート:黒装束が私達を追うように浜辺に入ってきたのよね? ならトリガー発動! 全員14で抵抗しなさい! GM:(コロコロコロ)…………8人中5人失敗、3人成功(笑) ティート:抵抗成功した人には(コロコロ)……13点、失敗した人に(コロコロ)……6ゾロの(コロコロ)……24点! GM:………………ひどい、半分以上落ちました。 ティート:よし♪ GM:では残った3人は1人ずつ散開して森へと入って行きます。ここから戦闘として処理していきましょう! バルク:待て! その前にわしにやらせろ!!! GM:え、でも―― バルク:「え」でも、「でも」でも無い! このタイミングが重要なんじゃ!! わしにやらせろ!! ティート:な、なんかやけにこだわるわね(笑) ポロ:怖いね(笑) GM:わかりましたよ、でも攻撃は駄目ですよ? バルク:うむ、攻撃なぞせん! わしは叫びと共に浜辺に降り立つのじゃ! そう、キューピー仮面の格好でな!!!(一同大爆笑) ポロ&アリス:『キューピー仮面〜〜!!!』(爆笑) ティート:そういえば、呪い解けてなかったっけ(爆笑) サリオン:ば、馬鹿だ……こんな緊迫したラスト戦闘なのに……(笑) GM:叫ぶって何か前口上あるんですか? バルク:そうじゃな……――「天が呼ぶ、地が呼ぶ、わしが呼ぶ!」 一同:『"わし"が呼ぶのかよ!!!』(一同超爆笑) バルク:「敵を倒せとわしが呼ぶ! キューピー仮面只今参上!!!」 一同笑いっぱなしでプレイ中断(笑)
サリオン:まただ……せっかく指揮官倒しても、全部バルクに持ってかれる(笑)ポロ:バルクじゃないよ! キューピー仮面だもん!(笑) ティート:ねぇ(笑) 思ったんだけどキューピー仮面って浜辺に降り立つとか言ってたけど、黒装束って森に散開しなかった?(一同爆笑) バルク:む……誰もおらん(笑) サリオン:ば、馬鹿過ぎる(爆笑) ポロ:でも浜辺だからこそ目立つんだよ! 森じゃあわかんないもん!(笑) アリス:そしてまたメガネさんはキューピー仮面さんの勇姿を見れないです!(笑) サリオン:いいよ見なくて!(笑) GM:と、とにかく(笑) 戦闘に入ります。黒装束は全員隠密しているので、接敵するなら冒険者レベル+知力で見つけて下さい。 ◆我等が戦い! 森へ散開した3人の黒装束、森で待ち構えるティート、ポロ、アリスの3人、浜辺で1人別世界を醸し出しているキューピー仮面、そして沖合いで敵船と孤軍奮闘するサリオン。ここに戦いが始まる!
GM:では最初はポロです。ポロ:(コロコロ)……15で敵を見つけるよ! GM:1人見つけます。 ポロ:接敵して猫爪両手で引っ掻く! GM:移動でマイナス、両手攻撃でマイナスが入るので宜しく! ポロ:別に良いもーん(コロコロ)……17と15で命中! ぼくはダイス目良いんだぞ♪ GM:高っかいなぁ(コロコロ)……両方当たりました。 ポロ:(コロコロ)……片方が9点。2回目が(コロコロ)……回って(コロコロ)……14点! GM:最初のは"キンッ"と服の下に付けた鎧で弾きました。2回目はかなり痛いです。 ポロ:もうちょっと練習がいるなぁ(笑) サリオン:では次は僕ですね。甲板上に上昇して急襲(コロコロ)……17で命中です!(コロコロ)……ダメージは14点。 GM:(コロコロ)……一般兵士が1人死亡。さらに指揮官も居なくサリオンも追ってくるので、パニックになりながら船は逃走しだします。 サリオン:逃げるのですね。 ティート:私はどうしようかな。森の敵を見つけるのも無理だし、不意打ちで攻撃も受けたくないのよね……よし、フライトを唱えて上空に逃げるわ(コロコロ)……ファンブル(笑) アリス:お姉様? ティート:え〜〜っと……今日だけで5回目のファンブルです……ティートは駄目だなぁ(笑) ポロ:あんただよあんた(笑) アリス:とりあえず索敵(コロコロ)……16です! GM:ポロが戦っている1人と、もう1人発見します。 アリス:ウィル・オー・ウィスプを2体呼び出して(コロコロ)……12で見つけた2人に! GM:(コロコロ)……抵抗です。 アリス:(コロコロ)……ダメージは11点です。 GM:ポロの前にいたのが死亡、そしてもう1人の居場所がウィスプの光でバレました。そっちはまだ死にません。 アリス:ポチ〜大丈夫? ポロ:うん、余裕余裕♪ GM:では2体のうち(コロコロ)……1人がポロに接敵して(コロコロ)……16で命中。 ポロ:(コロコロ)……21で回避! 余裕余裕♪ GM:では2体目が(コロコロ)……ティートに(コロコロ)……17で命中。ダメージは16点。 ティート:(コロコロ)……もちろん回避不能で……11点防いで5点来た! 死んでない!! アリス:お姉様!? ティート:大丈夫よ、この程度で寝てられないわね(笑) GM:居場所が全てバレましたね。どうぞバルク。 バルク:わしのいる所からティートを襲った奴までの距離はどの程度じゃ? ウィスプをアリスが放ったなら解るはずじゃ。 GM:(コロコロ)……40mですね。木々の合間からちょうど見えるって所です。 バルク:フォースの倍がけで(コロコロ)……14命中。 GM:(コロコロ)……抵抗不可能です。 バルク:(コロコロ)……11点ダメージじゃ! 木々を貫いてキューピー仮面からフォースが飛ぶ! GM:死亡しました。 ティート:ああ、アレね! 私とアリスの前に黒装束が立ちふさがって絶体絶命的な場面! と、急に黒装束が倒れる! 倒れた後ろには浜辺まで一直線に木々が倒れ、フォースを放った―― アリス:キューピー仮面!!!(一同爆笑) ティート:そうそう(笑) ポロ:よし、ぼくも終らせちゃおう! ぼくに襲ってきた敵に強打でクリティカル−1で2回(コロコロ)……20と17成功! GM:いえ、それはもう降伏します。 ポロ:じゃあダメージは振らないで上げよう。どうするティート姉? ティート:いいんじゃない逃がしちゃっても、別に困らないしね。 GM:では最後の黒装束は小船を漕いで一生懸命逃げていきました。 サリオン:あ、僕の番ですよね? 逃げていこうとしている戦艦に最後のエクスプロージョンブリッドを打ち込みます(コロコロ)……成功。ティート達が1人を逃がした辺りで沖合いの戦艦から火柱が立ち燃え上がります。 GM:生き残った1人は愕然としながらも孤島から離れて行きます。 アリス:ああ、なんか船が燃えてます!(笑) ティート:きっとサリオンがやってくれたのよ。 ポロ:なんで言い切れるの? ティート:まぁ長年の勘って奴ね(笑) バルク:じゃあそんな所で森から出てこよう――いや〜大変な戦いじゃったのう(笑) ポロ:あ、バルクどこ行ってたのさ! サボっちゃ駄目だよ! アリス:お姉様! いつの間にかキューピー仮面さんが居ません!! ティート:本当だ。もうバルク、あなたが居ない間にキューピー仮面が戦ってくれてたのよ? あなたももっとマイリーらしくしっかり戦わなきゃ(笑) バルク:なにを言う! さっきお主らの怪我を治してやったじゃろうが(笑) ティート:そういえばそうか。 バルク:うむ。 サリオン:では浜辺へ飛んでいきましょう――みんな大丈夫でしたか? ポロ:やっぱ船をやったのはサリオンだったんだ! それより凄いんだよ! また出たの! サリオン:また? アリス:キューピー仮面です! キューピー仮面がまた助けてくれたんです♪ サリオン:また……またこのパターンですか?(笑) ティート:でも今回もバルクは見れなかったからサリオンと一緒ね(笑) バルク:うむ、しかしキューピー仮面か……わしも一度会って見たいものじゃ(一同爆笑) ◆突然の―― その後、アレクラスト大陸の東方にて騒動遊撃隊という犯罪者パーティーがブラックリストのトップに乗ります。 リーダーサリオンに率いられたそのパーティーには、ドラゴンさえ使役する暗黒魔術師ティート、魔人ポロが含まれると言う。
GM:あの……実はここでPLの皆さんに相談があるのですが……。しかし今、そのパーティーを東方で見かける者は誰一人として居ない。なぜなら……―― ティート:ん? 何? GM:大変申し上げにくい事なのですが……このソードのキャンペーンですが、いったんここで終了しませんか? 一同:『えええ〜〜〜〜!?』 ティート:なーんてね(笑) サリオン:そうGMが思うのも仕方ありませんよ。僕は問題ないです。 ポロ:永久犯罪辺りからちょっと無理かなぁってぼくも思った。良いんじゃない? アリス:十分堪能しました♪ もっとアリス達のその後を知りたくはあるんですけどね(笑) バルク:そうじゃな、ここで終了……と言うより、一時休載って感じはどうじゃ? GM:それで許してもらえるなら(笑) ティート:じゃあこの冒険はここでいったん終了ね? で、期間をあけてGMがアイディア沸いて来たら続きをやりましょう♪ もちろん今度こそ10レベルまで(笑) GM:わかりました! HPを見てくれている皆さんからの反響があれば頑張ります! サリオン:じゃあ最後の成長でもしますか? GM:そうですね、エンディングは成長申告後にしましょうか? ティート:じゃあ私から! セッション中からずっと決めてた! セージを6LVにしてリザードマン語を覚えるわ! アリス:ああ、それいいなぁ(笑) ティート:これでソーサラーもセージも6LVよ! サリオン:僕はファイター8LVですね。英雄に肩を並ばせます! もっとも……確実に英雄じゃないですけど(笑) ポロ:ぼくはバードを5レベルにした! ぼく達の話を広めるのも面白そうだし♪ ティート:悪名広めてどうするのよ。 ポロ:飽きたらキューピー仮面の話を広める(笑) アリス:シャーマンを7LVに上げました! セージを取ってリザードマン語も捨てがたいけど、アリスは頭悪い方が良いです♪ バルク:わしはプリーストを7LVじゃな、今回の事でマイリー神について深く考えるようになったんじゃ(笑) ◆再会を誓って…… ドラゴンが空を飛ぶ。
GM:ではエンディングに入りましょう。どうしたいですか?優雅にして偉大……その背中には数人の冒険者が乗っていた。 向かうは西方……まだ見ぬ世界。 サリオン:と言っても東方には居られませんしね。 ティート:ゼロに乗って西方に向かいましょう。場面的には空を西に向かってドラゴンが飛んでいるの、もちろんその上には私達がいる。 サリオン:じゃあ僕は1人だけ並走するように飛行してましょう。飛ぶのにはかなり慣れました。 アリス:高い高〜い! 早い早〜い! ポロ:気っ持ち良いねぇ♪ 風を感じながらゴロゴロ(笑) ティート:ポロ、あんまり遊んでると転がり落ちるわよ。 バルク:わしは真ん中にどっしり座っているぞ。端だとポロに落とされかねん(笑) アリス:あ、アリスはお姉様にムディールで噂になってた手配書とかの話をします! ポロ:あ、それはぼくも聞きたい! バルク:じゃあわしからも詳しく話してやろう……――……と、言うぐらい悪名が広まっておったぞ。まったく、よくもまぁここまでの事をやったものじゃ。 ティート:へぇ〜凄いものねぇ(笑) ポロ:びっくりだね! ぼくってデーモンポロだってさ(笑) バルク:ま、だからこそ西方へ向かっているのじゃがな。 ティート:そっか……ま、仕方ないわね。 アリス:アリスはお姉様と一緒ならどこでもいいです♪ ポロ:西方のどこ行くのティート姉? ティート:そうねぇ……どうしよっかサリオン? サリオン:僕は考え込んでいます。 ティート:じゃあもう一度――サリオン? サリオン:え? なんです? ティート:だから〜これから西方のどこに向かおうかって話? サリオン:ああ、その事なんですが………………僕はここでいったんパーティーを外れようかと思うんです。 ティート:え? ポロ:何言ってるのさサリオン? バルク:………………。 アリス:メガネさんいなくなっちゃうんですか? サリオン:ええ、手配犯になったのは諦めるとしても、オランにいる両親にだけは誤解して欲しく無いんです。 バルク:確かに……あのご両親にはわしらも世話になったからのう。 サリオン:だからここで皆さんとはお別れです。 ティート:じゃあみんなでオランヘ―― サリオン:いえ、僕は飛行マントもありますし1人で行きますよ。それにゼロと一緒じゃ目立ち過ぎますし(笑) ティート:……そう。 サリオン:沢山のデータも取れましたから、ゆっくり考察もしたいですしね。僕の冒険とデータノートはここで一度閉じる事にしますよ。 バルク:達者でなサリオン。 サリオン:ええバルクも。……でもお酒は控えて下さい、戦闘行為に不利益しかもたらしませんから(笑) バルク:ふん(笑) サリオン:ポロも考えずに行動する癖は治した方がいいですよ? 今回の事だってポロが発端なのですから。 ポロ:えっと……怒ってる?(笑) サリオン:怒っていません。あなたのデータはすでにそうなってますから。ただ、僕というフォロー役がいなくなるのですから、多少は自重した方が良いと言っているんです。 ポロ:うんわかった。ちょぴっとだけ気をつける。 アリス:メガネさん……。 サリオン:……アリス、僕の名前はサリオンです。いい加減最後ぐらい名前でお別れして下さいよ(笑) アリス:うん、わかったメガネさん。元気でね。 サリオン:………………。 ティート:………………。 サリオン:ティート……オランで出会ってからここまで一緒に来ましたが、この冒険は僕にとても大切なものを沢山くれました。ありがとう……キミとあの時、オランで出会えて良かった。 ティート:………………。 ポロ:ティート姉? アリス:お姉様? ティート:私はサリオンの方を向かない。 サリオン:………………では僕は行きます。皆さんお元気で! ティート:と、ここで私は大声で呼び止める!――サ、サリオン!! サリオン:止まりますよ。来ると思ってましたから(笑) ティート:私達の噂が下火になるのって、データ的に言ってどのくらい時間が必要なのかな? サリオン:そうですね(コロコロ)……5年ぐらい経てば十分ですね。その頃には人の噂にも立たなくなりますよ。 ティート:そう…………じゃあ5年後! 5年後にまた会いましょう! もちろん皆で!(笑) ポロ:うん、それが良いよ! 5年なんてあっと言う間だもん♪ アリス:5年はすぐです♪ バルク:そうじゃな、ほんの瞬きしているだけの時間じゃ(笑) サリオン:皆さんは異種族だから…… ティート:違うわよサリオン、私達の居ない5年間なんてアッと言う間だって言ってるのよ♪ サリオン:! ティート:元気でね、また会いましょう! そう言って手を出す。再会を誓うように! アリス:もちろん手を重ねます♪ ポロ:うん! ぼくも! バルク:こういうのは悪くないの。手を出そう。 サリオン:では僕も手を皆と重ねて――では5年後! 再会を誓って……!! イラスト ――そう言って手を離し、僕は飛ぶ軌道を変えてグングンと竜から離れて行きます。そして最後に雲の彼方へ見えなくなります。 ――サリオンのその後
……オランへ帰り両親に会った後、再び旅に出る。今度の旅は呪いに付いて調べる旅である。もちろん、その目的は全員の呪いを解く為だった。 GM:ではゼロの西方への飛行はどんどん進みます。そろそろ西方と東方の境目です。 バルク:では意を決して言おう――わしはこの辺りで降ろしてくれんか? ポロ:え!? バルクも行っちゃうの? バルク:うむ、わしはマイリー神官じゃ、どんな理由であれ逃げるわけにはいかん。いらぬ疑いをかけられぬようにここまで来たが、やはりわしは東方に残る。 ティート:じゃあゼロに降りるように言います。 バルク:では大地に下りた所で東へ向こう。 アリス:キューピーさんはこれからどうするんですか? バルク:そうじゃのう。神官として人々を助けて回ろうと思う。 ティート:そう…バルクにはお似合いね。 バルク:それが神官の本分じゃしな。……それと……お主達には言っておらんかったが、実はファラリスの箱の呪い……わしもポロ同様かかっていたみたいでな、肉体に影響は出ない精神系の呪いじゃったが……それも解く術を探そうと思う。 ポロ:呪いが……そうだったんだ。ごめんねバルク、浄化の涙をぼくが使っちゃって。 バルク:ふん、素直に謝るなどお主らしくないぞ。いつものように明るくわしを見送らんか(笑) ポロ:うん! この冒険の間楽しかったよ♪ バルク:うむ。 ポロ:それとぼくも1つ!……あ、やっぱいいや(笑) バルク:なんじゃ気になるのう……まぁいい、じゃあ5年後、覚えていたら今言いかけた事を教えてくれ! ポロ:わかった。約束するよ♪ バルク:ではわしは去って行こう。 アリス:お姉様……キューピーさんも行っちゃいました。 ティート:そうね、でもバルクも自分で決めた事だしね、強引に誘うわけにはいかないわ。 アリス:うう……。 ティート:ところでポロ、さっき言いかけたのは何よ? ポロ:ああ、バルクの髭ってさ。あの時からずっと伸びてないじゃん? 頭の毛もさ。不思議に思わなかった? ティート:そういえばそうね。別にリアルな考え方しなかったから気にしなかったけど。 ポロ:あれって毎晩ぼくが剃ってたんだよね(一同大爆笑) バルク:おいーーーーー!!!(爆笑) GM:そ、そんな裏話が(爆笑) サリオン:ひ、ひでぇ(笑) アリス:衝撃の事実です(笑) ポロ:だからこれからきっと、バルクって元通りなっちゃうんだなぁって思うと寂しくって(笑) ティート:あ、あんたは…… ――バルクのその後
……いつの間にか髭も髪も生えたバルクは呪いも発動しなくなる。以後5年の間、東方にてキューピー仮面の噂を聞く事はなかった。またキューピー神官も消え去り、東方にて親切ドワーフ司祭の旅は続く。 GM:その後3人は行動を共にしますか? ポロ:1年ぐらいは一緒にいるよ。 アリス:1年なの? ポロ:うん、たぶんドレックノートとかに寄った時に――ティート姉、ちょっと行ってくるね(笑) ティート:どこ行くのポロ? アリス:アリスも一緒に行く〜♪ ポロ:ちょっと遊びに〜♪――って街に行くんだけど帰ってくるのはアリスだけなの。 アリス:お姉様、ポチが帰ってきません。 ティート:……とりあえず、数日は待ってみようか? アリス:はい! ティート:でも……。 アリス:お姉様? ティート:きっとポロは―― ――ポロのその後
……ドレックノートで幹部に……は絶対にならないらしい。面白い事を発見して、ふらふらしているうちにはぐれたのが真実。今も西方のどこかで自由気ままに楽しい事を見つけてイタズラをする毎日。 ――アリスのその後 ……ティートと共に世界中を旅する。時々ポロやバルクやサリオン……みんなの事を思い出して寂しくなるが、それでも大好きなお姉様と一緒なので、今日も明るく元気に天然に! 頑張ってます♪ ――ティートのその後 ……ドラゴンの子ゼロとアリスを連れて世界を見て回る。面倒見が良いせいか、時々人助けもするらしい。「どうしよっかサリオン?」というのが口癖になっている事に最近気が付いた。早く再会を願う。 小高い丘の上、吹き抜ける風は春の息吹を運び、遠くに見える海はキラキラと陽光を反射させる。
GM:では最後はティートとアリスですね。さすがに2人は別れないですかね?1匹のドラゴンがいる。 気持ちよさそうに眠っているそのドラゴンの横で、やはり同じように眠っているエルフの女性がいた。 小高い丘の上で眠る1人と1匹。丘の下にはどこかの街が広がっていた。 不意に声が聞こえた気がしてエルフが目を覚ます。 そうだ……あの子が買い物に行っていたんだっけ……―― ティート:そうね、別れる理由も無いし。 アリス:お姉様と一緒に世界を回ります! GM:じゃあ2人のシーンを演出して最後にしましょう! ティート:じゃあ場所は小高い丘の上! 下には街が広がっているの! サリオン:これからゼロを使って襲撃するシーンですか?(笑) ティート:違うわよ(笑) ちょっと春の陽気にまどろんでいた私、ゼロも気持ちよさそうに寝てるの――と、アリスが街から買い物終って戻ってくるの。 アリス:お姉〜さま〜♪ ティート:起きて――買い物はどうだった? アリス:もうバッチリです! 数日は持ちます♪ ティート:ありがとうアリス。 アリス:えへへ♪ ティート:ほらゼロも起きなさい? GM:『なに? ご飯?』 ティート:出発よ(笑) GM:『うん、わかった』――バッサバッサと羽ばたき出します。 アリス:……そういえばお姉様。 ティート:ん? アリス:ふと思ったんですが……みんなと再会する場所ってどこなんですか? ティート:そういえば決めてなかったわね? アリス:そ、それは大変です! みんなどこで待ち合わせすれば良いかきっと迷ってます!! ティート:ん〜〜……ま、いいんじゃない? 大丈夫よきっと(笑) アリス:??? ティート:どこにいたって私達が仲間である事に違いは無いんだし、会おうと思えばいつでも会えるもの……さぁ行きましょう!――ゼロに乗ってアリスに手を差し伸ばします。 小高い丘を1匹のドラゴンが飛び立つ。
アリス:お姉様!ドラゴンの上には2人の女性、輝く髪飾りをつけたエルフと、子供っぽさの残る明るい少女。 ティート:何? アリス:いつでも会えるなら、アリスはすぐにでも会いたいです♪ 少女の問いに、その女性は微笑みを返す。 言葉はいらない……信じているから。5年など"すぐ"である事を知っているから。 空を飛び吹き抜ける風は温かく、後ろに遠ざかる街並はいったい幾つ目だっただろう……。 再会を誓った冒険者達は、今、それぞれの道を歩んでいる。 ――本に埋もれ知識を得る為に奮闘し ――自らを戒め人の為に戦う ――今も昔も自由に生き ――思うがままにその人の傍らに身を置き続ける ――5年後の約束を胸に秘め…… 冒険者達の旅は……これからも続く。 ソードワールドリプレイ
『再会を誓って……』 了 【おまけ・専門用語解説】 1) 『人外だー!?』:6レベル魔術師。ソーサラーはこのあたりで「シナリオブレイカー」の称号を得る。2) 『猫の爪ふたつ〜♪』:マジックアイテム。クリティカル-2、魔法強度+2、ミスリルの武器が2本! 3) 『作ってきましたから』:反省。すんません、表は1個だけでした。 4) 『ロなんとかって国』:きな臭い国名。ロマールかロドーリル。どっちも陰謀大好き! 5) 『最果ての国と呼ばれる』:位置。極東に位置する。中国北部〜ウラジオストクあたり。 6) 『名の通り寒かった』:自殺行為。上記参考。ちなみに11月。 7) 『アイディンティティ』:ティート=めんどう。アリス=好きなこと。サリオン=データ。ポロ=ポロ。 バルク=・・・ → 13)へ。 8) 『軽い軽い』:慢心。グレーターデーモンは10LV。いつまでも甘いGMとおもうな! 9) 『レッサードラゴン』:10LVモンスター。竜族はこのレベルでやっと「ドラゴン」。ほかは「亜竜」。 10)『お腹から出てくるから』:逸話。グラスランナーの勇者の物語。その後、巨人になったそうな。 11)『ノスタルジィ』:呪歌。聞くと家に帰りたくなる、ある意味、広範囲一撃必殺魔法。 12)『未知の文字を読もうとしたの!』:確率。ここまでのトランスレイト&タング成功率は、極めて0%。 13)『キューピー顔が恥ずかしい』:アイデンティティ。バルク=キューピーはどうかと思ったので・・・。 14)『顔には精神抵抗アップのあの仮面!』:アイテム。正式名称『淑女の仮面』。もはや変態である。 15)『十分ぼくを食べれる大きさだ』:食料。人=肉。エルフ=野菜。グラスランナー=おやつ。 ドワーフはいらない。 16)『カロリーゼロとカロリー1/2カットね』:調味料。もうなにも言わなくてもわかるはず。 17)『エクスプロージョンブリッド』:アイテム。爆弾。 18)『エクスプロージョンアロー』:アイテム工夫使用法。ラ〇ボーみたいで格好良いと思ったので、採用。 19)『わしやポロと会う前から組んでた2人』:設定。第3話でもサリオンとティートは語っている。 20)『ムディールの街を怒らせようとしたんだ!』:こいつはうそは言っていません。リプレイ全部読んだ後、 シナリオ参照。 21)『竜笛!?』:アイテム。竜召還アイテム。超貴重アイテム。お金では買えない価値がある。 22)『盗み予告のカードです♪』:よけいなこと。これが今回の悲劇(新喜劇)の始まりだった・・・ 23)『一般人はライトフレイルで気絶させるよ。』:傷害事件。立派な犯罪。 24)『そんなのルール違反だもん!』:甘い。甘すぎる! 25)『今日は悪役チックなのが多いわねぇ。』:強盗傷害・器物破損・・・・。立派な悪役。 26)『天井と人間の間を飛びながら歌ってる』:ルール。できるか否か意見が分かれる所ですが、OKにした。 27)『メガネかけてるサリオンの台詞』:某浮遊王国王族末裔の、伝説の小悪党の、有名な台詞。 28)『賢者の学院に席を置く魔術師』:設定。第5話参照。 ティートは浄化の涙の情報を学院で調べていたので足がついた。 29)『オランで相当暴れたシーフ』:設定。第5話参照。思えばここからPCたちの転落は始まった・・・ 30)『魔獣使役』:犯罪。ほとんどの国ではかなりまずい設定。『新ロー〇ス島戦記』参照。 31)『"おまけ"に任せよう』:設定。あまりに膨大な量なので、「シナリオソース第10話」を参照ください。 32)『アジット・クラウド』:古代語魔法。Ph1くらいの雲で敵を包み込む、リアルに痛そうな魔法。 ◆PL達の感想 ●ティートPLより――ソードは殆どやった事ないけど凄い楽しかった! 本気で好きに行動してやりました! 物語とかGMのシナリオとか本当は気にしなきゃいけないんだろうけど……ごめんなさい、今回は無視して遊びました!(笑) セッション終了後も帰りの電車でティート口調が抜けないぐらいリンクしてましたよ♪ ――1番好きなシーン:第6話街を逃げ出す悪魔殺し(後編) そこにはこう書かれています――『捕らえた人に●万ガメル……アーヴァイン家執事』 「ポ〜ロ〜…あんた何やったらこうなるのよ?」 ●サリオンPLより―― このソードワールドは普通に面白かったです。そんな表現で良いのか迷いますが、素直な感想ですね。あ、全力で企む系のキャラができて楽しかったのもあります(笑)。面白い駒が沢山あったから自分のアイディアを押し付ける事ができてよかった。ラーダ最高! ――1番好きなシーン:第2話鮮血のキューピー降臨! 「ええ、そうしましょう。ではザウバーに見えないように白鳩ピースをバルクの方へ放します。 それからザウバーに向かって、さっきは全兵力と言いましたが、やはり少数部隊を僕にくれませんか? 村の後ろに回って奇襲します(一同爆笑)」 ●ポロPLより―― 基本的にポロは素です! すっごい楽だった(笑) なにも考えないで走って行っても誰かしらフォローしてくれるし、死ぬかもしれない場面も多かったけど、死亡だけは気にせず行動できたのが嬉しかったな♪ またポロでやりたいなぁ。 ――1番好きなシーン:第3話ダンジョン危機一髪死!? 「わーーい! 部屋全体が宝物だー! 僕が一番乗りーーー!! 部屋に入っちゃえ〜〜!!(一同爆笑) ●アリスPLより―― ちょっぴり……いやかなり頭悪いキャラだったけど最高! マスターの苦悩がよく解ったセッションでした(笑) でもだからって遠慮はしないけど……。途中参加だったから、この勢いに負けちゃいけないと兎に角全力疾走しました! 受け入れて貰えたかは解らないけど楽しかったです! ――1番好きなシーン:第9話草原の国三つ巴の戦い 「お姉様! キューピーさんがたくさんポチを連れてきています! こんなにいっぱい犬を飼ってもいいんですか?(笑)」 ●バルクPLより―― ドワーフとしての底を味わった……いや、まだまだ底がありそうで怖い(笑) なんて上げ底なキャラなんだと最後は思い知らされました(笑) でも2話で爆発してからは凄い勢いで坂道を転がったなぁ……いじられまくるキャラだったけど、それはそれで楽しいと思われます。 ――1番好きなシーン:第2話鮮血のキューピー降臨! 「ちょっと待て! わしの髭はただの暇つぶしか!? やりっぱなしにするでない! せめて有効活用してくれ、歯ブラシはどうした!!!(一同爆笑)」 ◆あとがき◆ どうも始めまして、今回百年の虚読SWキャンペーンでGMを勤めさせて頂きましたBLUEと申します。リプレイ執筆の方から「あとがきを書け」と言われまして……まぁ感想なんかを(笑)……なんていうか、最初の方はシナリオをガッチリ作っていたのですよ。でも、途中から無意味だと感じだして、もう要点しか書かなくなりました(シナリオ参照、平均2ページ)。その分PLには本当に助けられました。アドリブもPLの判断を採用する事のほうが多かったですし。このPLで本当に良かったです! あとがきだかなんだか解りませんね(笑) 実はこのキャンペーン。続きのアイディアもあるにはあるのですが……こんなハチャメチャな(ルールもノリにあわせて変更してたり、3話なんて間違って使用してるし)ソードワールドキャンペーン……はたして続けていいものだろうか? 今回突如最終回になったのはそんな内面の葛藤もあったからです。でも、皆が面白く読んでくれてるなら続きやりたいなぁ…… ――1番好きなシーン:1話〜10話まで全部。 1番楽しかったのは第1話と第2話。 1番辛かったのは今回です。よもや最終回になるとは思わなかった(笑) 追伸:最終報告 ティートのキャンペーン・ファンブル合計回数、答えは『43回』でした。平均4で多いときは5回振っています。PLに幸あれ。 GM:BLUE
◆解説◆ リプレイライターの相原です。このリプレイはHP百年の虚読が立ち上がった時に立案されたキャンペーンです。最初にHPが開設されたのが2004年3月6日、そしてこのキャンペーンの最初の収録日が3月7日なのが事情を物語っています。基本的にこのHPのリプレイは私がGMを勤める事が多いのですが、日本でも屈指の知名度を誇るソードワールド……やるならば自分の知っている中で一番面白いGMを……とBLUEに白羽の矢が立ちました。もちろん、結果はリプレイを読んで下さったならわかってくれるはず。シナリオとリプレイの差を読み取ると、GMは本当に気苦労が耐えなかったのではないかと思います(笑) このリプレイはテープお越しから編集作業まで、書いていて本当に楽しい……そして笑えるリプレイでした。5人の冒険は一時休載になりますが、PL達は今でもGMに続きをやりたいと言い続けています。そんな声がこれからも続き、また多ければきっとこの続きがあるに違いありません。 ご意見・ご感想お待ちしております。 リプレイ執筆:相原あきと 百年の虚読SWリプレイ
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