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迷宮キングダムシナリオ２『魂を失くした男』
◆はじめに――
本シナリオは『迷宮キングダム』を適用して遊ぶことを前提としたシナリオです。プレイ時間は５時間。プレイ人数は３〜６人。対応レベルは２レベルです。◆プロローグ――
やっと一国一城の主となったのもつかの間、民が陳情で連れてきたのは国境付近をふらついていた男だった。格好から見てもサムライに違いなかった。しかし、その男の腰元にはサムライの証である刀が無い。とりあえず元気になるまで国に置く事にするが、困ったことにこの男、怪我を承知で夜な夜な迷宮へ戻ろうとする。理由を聞けばサムライの魂である刀を迷宮で失くしてしまったらしい。民からも夜な夜な出歩くサムライが怖いとの陳情も来ていた。男はもし魂を見つけてくれればこの国に忠誠を誓うとも言っている。ここはランドメイカーの出番だろう。
●武人"物干し竿"大次郎
物干し竿という大太刀を持ったサムライ。少々プライドが高いのが玉に傷。剣豪"２本流"武梨をライバルとしている。◆王国フェイズ――
●出発
大次郎の刀は王国の北でなくしたらしい。王国の北に隣接したマップが舞台となります。出発した場合は道中イベント表を１回振らねばなりません。◆迷宮フェイズ――
●Ａ１ 神社
なぜかお堂の扉が全開な神社。おみくじがあり、１ＭＧ払えば引く事が可能だが『ポエム命』と書かれたクジしかでてこない。おみくじ箱を壊す事も可能。壊してもなぜか払ったＭＧは出てこない。●Ａ２ ポエム城
魔神様のおめがねに適った者だけが直接ポエムの指導を受けている。城下町で頭角を現したポエムのエリート達である。
イベント：
魔神様が現れ「今日のお題はこれです」――と大次郎のなくした刀"物干し竿"を取り出す。モンスターを全て倒すと刀"物干し竿"を手に入れる。他のモンスターが全滅しまだ魔神様が生きている場合、魔神様は命乞いをする。
●Ａ３ 秘蔵館
魔神様秘蔵のポエム置き場。棚にはぎっしりとポエムが書かれた紙束が詰まっている。●Ｂ１ 旅籠
夜の街、江戸の歓楽街。●Ｂ２ 城門
４つもの門がある前で、モンスターが見張りをしている。基本的に融通が利かず戦闘するしかない。●Ｂ３ 倉庫
ポエムに必須な紙とインクが大量に備蓄されている。盗む事は可能だがアイテム欄を１つ使ううえに、ポエムを書き残す事以外にはまったく使えず。このシナリオ終了時には消滅する。●Ｃ１ 関所
誰も居ない関所。イベント：
扉が閉まっており「汝の好きな者と嫌いな者を正直に話せ」――と声が聞こえてくる。宮廷内のメンバーを１人ずつ選び、口に出して宣言する事とその正直者は扉を通る事が可能になる。全員がそれぞれ宣言すれば扉は全員を通す。宣言した好きな者への≪好意≫が１点、嫌いな者への≪悪意≫が１点上昇する。
●Ｃ２ 砂利道
北の壁に立派なお城の絵が描かれている。足元は踏みしめると心地よい砂利の音がする。イベント：
宮廷が入ってくると、魔神様が突然現れ――「ここは我が領地『ポエム幕府』である。ポエムを習いに来たのか？」と聞いてくる。「はい」と答えても「いいえ」と答えても――「お主の実力が見てみたくなった……【詩的世界（モ）】」――と、誰か１人に【詩的世界（モ）】を使う。その後、適当に挑発したら魔神様は消える。
●Ｃ３ 城下町
長屋の前にはゴロゴロしている人間やカクカクしている骸骨なのがいる。長屋の中ではポエムの勉強会が開かれている。
★南の迷宮『シナリオ目的：刀"物干し竿"を手に入れる』
Ａ１（Ｔ×３（通路のトラップ含む） Ｅ×０）モンスター：――
トラップ：エレベーター（遭遇）、悪意の暴走（災害） Ａ１→Ｂ２通路：【トラップ：鍵Ｌｖ１（移動）】
Ａ２（Ｔ×０ Ｅ×１４）
モンスター：小鬼×１０、二面人×２、暴帝×１、魔神様×１
トラップ：――
Ａ３（Ｔ×１ Ｅ×０）
モンスター：――
トラップ：悪意の暴走（災害）
Ｂ１（Ｔ×４（通路のトラップ含む） Ｅ×０）
モンスター：――
トラップ：遭難（災害）×２、ホテル（施設） Ｂ２→Ｂ１通路：【トラップ：動く床（移動）】……Ｂ２→Ｂ１へは動けるが、Ｂ１→Ｂ２へは移動不可能。
Ｂ２（Ｔ×５（通路のトラップ含む） Ｅ×４）
モンスター：キラーマスク×４
トラップ：チクリ魔（遭遇）×２ Ｂ２→Ｂ３通路：【トラップ：落とし穴Ｌｖ１（古典）】
Ｂ３（Ｔ×２（通路のトラップ含む） Ｅ×６）
モンスター：血を吸う野菜×６
トラップ：悪意の暴走（災害）
Ｃ１（Ｔ×１（通路のトラップ含む） Ｅ×０）
モンスター：――
トラップ：―― Ｃ１→Ｃ２通路：【トラップ：迷い道（移動）】
Ｃ２（Ｔ×２（通路のトラップ含む） Ｅ×０）
モンスター：――
トラップ：吊り天井（古典）
Ｃ３（Ｔ×０ Ｅ×８）
モンスター：人間の屑×４、歩き髑髏×４
◆エピローグ――
刀"物干し竿"を手にして戻ってくると、武人大次郎は大いに感激し国王に忠誠を誓います。